JP2928078B2 - 円筒内面走査装置に於ける穿孔装置 - Google Patents
円筒内面走査装置に於ける穿孔装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、円筒内面ドラムを備
えた円筒内面走査装置に於ける、感材の穿孔装置に関す
る。
えた円筒内面走査装置に於ける、感材の穿孔装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】円筒内面走査装置は、円筒内面ドラム、
当該ドラムの内面に真空吸引により装着された感材(フ
ィルムや版材や印画紙等)、当該ドラムの中心軸に沿っ
て副走査方向へ移動する走査ヘッド、当該走査ヘッド内
に配設され上記中心軸の周りに回転する主走査用の偏向
器、及び同じく走査ヘッド内に配設された結像用のレン
ズ等を有する装置であって、画像信号によって変調され
た光ビームを上記レンズを介して偏向器によって偏向し
て感材の主走査方向へ走査するとともに、走査ヘッドの
移動によって副走査を達成するものである。本装置のよ
り詳細な構成は、例えば、特開平5−27190号公報
や特開平5−5846号公報等の文献に開示されてい
る。最近では、この円筒内面走査装置は、いわゆるCT
P(ComputerTo Plate )と呼ばれる直接製版システム
にも適用されている。ここで、CTPとは、文字・図形
・絵柄等が統合されたデジタル画像データ信号に基づい
て、網点フィルムを作ることなく、版材に網点画像を直
接形成して印刷版を作成する装置である。従って、CT
Pによる製版では、感材としては版材が用いられてい
る。そして、この版材としては、いわゆるPS版(pres
ensitized plate )が実用化されている。ここでPS版
とは、アルミニウム板やプラスチックシートや紙等の版
材上に予め感光液が塗布されたものであり、波長488
nm等の可視光に対する感光性を有している。また、こ
れ以外にも例えばLD(レーザダイオード)露光用の赤
外感光性のものも存在する。
当該ドラムの内面に真空吸引により装着された感材(フ
ィルムや版材や印画紙等)、当該ドラムの中心軸に沿っ
て副走査方向へ移動する走査ヘッド、当該走査ヘッド内
に配設され上記中心軸の周りに回転する主走査用の偏向
器、及び同じく走査ヘッド内に配設された結像用のレン
ズ等を有する装置であって、画像信号によって変調され
た光ビームを上記レンズを介して偏向器によって偏向し
て感材の主走査方向へ走査するとともに、走査ヘッドの
移動によって副走査を達成するものである。本装置のよ
り詳細な構成は、例えば、特開平5−27190号公報
や特開平5−5846号公報等の文献に開示されてい
る。最近では、この円筒内面走査装置は、いわゆるCT
P(ComputerTo Plate )と呼ばれる直接製版システム
にも適用されている。ここで、CTPとは、文字・図形
・絵柄等が統合されたデジタル画像データ信号に基づい
て、網点フィルムを作ることなく、版材に網点画像を直
接形成して印刷版を作成する装置である。従って、CT
Pによる製版では、感材としては版材が用いられてい
る。そして、この版材としては、いわゆるPS版(pres
ensitized plate )が実用化されている。ここでPS版
とは、アルミニウム板やプラスチックシートや紙等の版
材上に予め感光液が塗布されたものであり、波長488
nm等の可視光に対する感光性を有している。また、こ
れ以外にも例えばLD(レーザダイオード)露光用の赤
外感光性のものも存在する。
【0003】この様な感材を円筒内面ドラムの内面に装
着するに当たっては、従来より、オペレータによるマニ
ュアル作業によって感材を内面に搬入し、その後、真空
吸引によって装着する方法が用いられている。そして、
装着が完了すると、感材を露光している。
着するに当たっては、従来より、オペレータによるマニ
ュアル作業によって感材を内面に搬入し、その後、真空
吸引によって装着する方法が用いられている。そして、
装着が完了すると、感材を露光している。
【0004】露光後は、更に感材の穿孔作業が必要とな
る。これは、その後の印刷工程で使用する印刷機におい
ては、印刷版(露光後の感材を言う)の位置決めとして
ピンシステムが採用されているためであり、このための
ピン穴を印刷に先立って感材に形成しておく必要がある
からである。そこで、従来より、パンチユニットを用い
て、この穿孔作業を実現している。即ち、円筒内面ドラ
ムの一端側の内面に溝を加工し、この溝に個々独立した
複数のパンチユニットをあるピッチで嵌合して固定して
いる。このため、前述した感材の装着に際しては、次の
点に留意しながら感材を搬入する必要がある。即ち、感
材の中心線が常にパンチユニット間の中心位置に位置す
る様に、感材を搬入する。勿論、感材の一端が、パンチ
ユニット内のパンチとダイスとの間の空間内にて載置さ
れる様に、搬入する必要もある。
る。これは、その後の印刷工程で使用する印刷機におい
ては、印刷版(露光後の感材を言う)の位置決めとして
ピンシステムが採用されているためであり、このための
ピン穴を印刷に先立って感材に形成しておく必要がある
からである。そこで、従来より、パンチユニットを用い
て、この穿孔作業を実現している。即ち、円筒内面ドラ
ムの一端側の内面に溝を加工し、この溝に個々独立した
複数のパンチユニットをあるピッチで嵌合して固定して
いる。このため、前述した感材の装着に際しては、次の
点に留意しながら感材を搬入する必要がある。即ち、感
材の中心線が常にパンチユニット間の中心位置に位置す
る様に、感材を搬入する。勿論、感材の一端が、パンチ
ユニット内のパンチとダイスとの間の空間内にて載置さ
れる様に、搬入する必要もある。
【0005】例えば、円筒内面ドラムの内面11を仮想
的に展開した平面図である図10の場合について考える
ならば、図10ではピッチ2d(中心間距離)で、2つ
のパンチユニット63、64が内面11の一端近傍に固
設されており(便宜上、嵌合用の溝を図示していな
い。)、ある寸法の感材65の中心線69が丁度両パン
チユニット63、64から距離dだけ隔てた位置にくる
様に、当該感材65を内面11に搬入し、吸着する。
的に展開した平面図である図10の場合について考える
ならば、図10ではピッチ2d(中心間距離)で、2つ
のパンチユニット63、64が内面11の一端近傍に固
設されており(便宜上、嵌合用の溝を図示していな
い。)、ある寸法の感材65の中心線69が丁度両パン
チユニット63、64から距離dだけ隔てた位置にくる
様に、当該感材65を内面11に搬入し、吸着する。
【0006】この様に従来の技術では、常に感材の中心
線に対して所定の距離だけ隔てた位置に、ピン用の孔を
形成することができる。そこで、本願出願人は、この様
な従来技術による穿孔方法を特に中心振り分けによる穿
孔と呼んでいる。
線に対して所定の距離だけ隔てた位置に、ピン用の孔を
形成することができる。そこで、本願出願人は、この様
な従来技術による穿孔方法を特に中心振り分けによる穿
孔と呼んでいる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、感材
が常に定型である場合には有益な技術であると言える。
しかし、現実には、様々な寸法の感材が用いられてい
る。
が常に定型である場合には有益な技術であると言える。
しかし、現実には、様々な寸法の感材が用いられてい
る。
【0008】例えば、感材として前述のPS版を用いる
ものとすれば、その実用されている寸法としては、最小
550mm×650mmのもの(菊半判)から最大82
0mm×1030mmのもの(菊全判)まで、多種に渡
っている。また、感材としてフィルムを用いる場合で
も、同じく、その寸法としてA1判やA2判等のいわゆ
るA系列と呼ばれるものがある。従って、従来技術の様
に中心振り分けで穿孔作業を行おうとするならば、各感
材の寸法に応じてその都度、感材の搬入位置を調整する
必要がある。
ものとすれば、その実用されている寸法としては、最小
550mm×650mmのもの(菊半判)から最大82
0mm×1030mmのもの(菊全判)まで、多種に渡
っている。また、感材としてフィルムを用いる場合で
も、同じく、その寸法としてA1判やA2判等のいわゆ
るA系列と呼ばれるものがある。従って、従来技術の様
に中心振り分けで穿孔作業を行おうとするならば、各感
材の寸法に応じてその都度、感材の搬入位置を調整する
必要がある。
【0009】ここで感材の搬入に際しては、その位置決
めのために当たりを内面に設けるのが通常である。この
場合には、結局、感材の寸法の数だけ、当該当たりを内
面内に設けなければならないことになる。前述した図1
0は、この点をも例示している。本図に示す通り、ある
寸法の感材65については、当たり66を設けて中心振
り分けによる穿孔を実現し得るが、それよりも寸法が大
きい感材67については、当たり66を取り外して別途
新たに当たり68を設ける必要が生じる。そして、感材
65、67としてPS版やフィルムを用いるときには、
前述した通り、その寸法として様々なものが実用されて
いることを考えると、このような従来方法は非現実的で
あると言わざるを得ない。
めのために当たりを内面に設けるのが通常である。この
場合には、結局、感材の寸法の数だけ、当該当たりを内
面内に設けなければならないことになる。前述した図1
0は、この点をも例示している。本図に示す通り、ある
寸法の感材65については、当たり66を設けて中心振
り分けによる穿孔を実現し得るが、それよりも寸法が大
きい感材67については、当たり66を取り外して別途
新たに当たり68を設ける必要が生じる。そして、感材
65、67としてPS版やフィルムを用いるときには、
前述した通り、その寸法として様々なものが実用されて
いることを考えると、このような従来方法は非現実的で
あると言わざるを得ない。
【0010】また、図11の様に、当たり69を内面1
1内の一箇所に固設して感材を搬入しようとする場合で
は(この場合は、感材の搬入の自動化に適してい
る。)、感材の寸法が変わると、もはや中心振り分けで
穿孔作業を行えなくなるという深刻な問題が生じる。こ
れは、図11に示す様に、感材の中心線の位置自体が変
わってしまうためである。即ち、具体的に言えば、ある
寸法の感材70についてその中心線71を両パンチユニ
ット63、64の中心間位置に設定していても、それよ
りも寸法の小さい感材72の場合には、両パンチユニッ
トが固定されているので、その中心線73が両パンチユ
ニット63、64の中心間位置からはずれた位置に存在
する。
1内の一箇所に固設して感材を搬入しようとする場合で
は(この場合は、感材の搬入の自動化に適してい
る。)、感材の寸法が変わると、もはや中心振り分けで
穿孔作業を行えなくなるという深刻な問題が生じる。こ
れは、図11に示す様に、感材の中心線の位置自体が変
わってしまうためである。即ち、具体的に言えば、ある
寸法の感材70についてその中心線71を両パンチユニ
ット63、64の中心間位置に設定していても、それよ
りも寸法の小さい感材72の場合には、両パンチユニッ
トが固定されているので、その中心線73が両パンチユ
ニット63、64の中心間位置からはずれた位置に存在
する。
【0011】この様に、従来技術を用いて中心振り分け
による穿孔作業を行うとする限り、感材の寸法の変化に
対応できなくなるという問題点が生じる。これを、精密
な位置決めができる感材搬入機構を用いて解決しようと
することも考えられないことはないが、この様な大がか
りな機構を開発し適用することは、円筒内面ドラム内の
機構上の制限という点から見て非現実的であるばかり
か、コスト的観点から言っても好ましいものとは言えな
い。従って、より現実的な穿孔技術が強く望まれている
所である。
による穿孔作業を行うとする限り、感材の寸法の変化に
対応できなくなるという問題点が生じる。これを、精密
な位置決めができる感材搬入機構を用いて解決しようと
することも考えられないことはないが、この様な大がか
りな機構を開発し適用することは、円筒内面ドラム内の
機構上の制限という点から見て非現実的であるばかり
か、コスト的観点から言っても好ましいものとは言えな
い。従って、より現実的な穿孔技術が強く望まれている
所である。
【0012】この発明は、係る要望に応えるべくなされ
たものであり、感材の様々な寸法に応じた所定の位置に
容易かつ正確に穿孔作業を実現し得る円筒内面走査装置
の提供を、その目的としている。
たものであり、感材の様々な寸法に応じた所定の位置に
容易かつ正確に穿孔作業を実現し得る円筒内面走査装置
の提供を、その目的としている。
【0013】
(1) 請求項1に係る発明は、画像信号により変調された
光ビームによって、円筒内面ドラムの内面に装着された
感材を走査して露光することによりこの感材に画像を記
録する円筒内面走査装置に於いて前記感材に孔を開ける
穿孔装置に関し、感材に孔を開けるパンチユニットと、
パンチユニットを前記円筒内面ドラムの円周方向に所定
の範囲内で感材の寸法に応じて移動させる移動手段とを
備えている。
光ビームによって、円筒内面ドラムの内面に装着された
感材を走査して露光することによりこの感材に画像を記
録する円筒内面走査装置に於いて前記感材に孔を開ける
穿孔装置に関し、感材に孔を開けるパンチユニットと、
パンチユニットを前記円筒内面ドラムの円周方向に所定
の範囲内で感材の寸法に応じて移動させる移動手段とを
備えている。
【0014】(2) 請求項2に係る発明は、請求項1の発
明に関して、円筒内面ドラムの中心軸方向の端面に配設
された移動手段を備えている。
明に関して、円筒内面ドラムの中心軸方向の端面に配設
された移動手段を備えている。
【0015】(3) 請求項3に係る発明は、請求項1又は
2の発明に関して、端面にその円周方向に渡って固設さ
れたガイド部材に沿って移動する移動手段を備えてい
る。
2の発明に関して、端面にその円周方向に渡って固設さ
れたガイド部材に沿って移動する移動手段を備えてい
る。
【0016】(4) 請求項4に係る発明では、請求項1乃
至3の各発明に関して、感材の寸法に応じて定まる孔の
配置関係に基づき、現在使用中の感材の所定位置に於い
てパンチユニットの穿孔作業を行うのに必要な移動手段
の移動量を与える制御信号を発生する制御手段を更に備
えており、移動手段はその制御信号に応じて移動する。
至3の各発明に関して、感材の寸法に応じて定まる孔の
配置関係に基づき、現在使用中の感材の所定位置に於い
てパンチユニットの穿孔作業を行うのに必要な移動手段
の移動量を与える制御信号を発生する制御手段を更に備
えており、移動手段はその制御信号に応じて移動する。
【0017】なお、この発明において円筒内面ドラムと
は、その内面が円筒形状のドラムを意味し、外面につい
ては必ずしも円筒形状である必要はない。
は、その内面が円筒形状のドラムを意味し、外面につい
ては必ずしも円筒形状である必要はない。
【0018】
【作用】請求項1に係る発明では、移動手段は、パンチ
ユニットを所定の範囲内で感材の寸法に応じて円筒内面
ドラムの円周方向に移動させる。その結果、パンチユニ
ットは、移動後の位置において感材に対して穿孔する。
ユニットを所定の範囲内で感材の寸法に応じて円筒内面
ドラムの円周方向に移動させる。その結果、パンチユニ
ットは、移動後の位置において感材に対して穿孔する。
【0019】請求項2に係る発明では、移動手段は、パ
ンチユニットを円筒内面ドラムの端面に沿ってその円周
方向へ移動させる。
ンチユニットを円筒内面ドラムの端面に沿ってその円周
方向へ移動させる。
【0020】請求項3に係る発明では、移動手段自体が
ガイド部材に沿って端面の円周方向へ移動することによ
り、パンチユニットを同じく円周方向へ移動させる。
ガイド部材に沿って端面の円周方向へ移動することによ
り、パンチユニットを同じく円周方向へ移動させる。
【0021】請求項4に係る発明では、移動手段は、制
御手段が発する制御信号に応じてパンチユニットを円筒
内面ドラムの円周方向へ移動させる。その際、制御手段
は、感材の各寸法毎に、当該寸法の感材に対して必要な
パンチユニットの移動量を定めて、制御信号として出力
している。従って、パンチユニットは、当該寸法の感材
における穿孔位置へ移動して、この位置において穿孔作
業を行う。
御手段が発する制御信号に応じてパンチユニットを円筒
内面ドラムの円周方向へ移動させる。その際、制御手段
は、感材の各寸法毎に、当該寸法の感材に対して必要な
パンチユニットの移動量を定めて、制御信号として出力
している。従って、パンチユニットは、当該寸法の感材
における穿孔位置へ移動して、この位置において穿孔作
業を行う。
【0022】
【実施例】円筒内面走査装置は、円筒内面ドラム、当該
ドラムの内面に真空吸引により装着された感材(フィル
ムや版材や印画紙等)、当該ドラムの中心軸に沿って副
走査方向へ移動する走査ヘッド、当該走査ヘッド内に配
設され上記中心軸の周りに回転する主走査用の偏向器、
及び同じく走査ヘッド内に配設された結像用のレンズ等
を有する装置であって、画像信号によって変調された光
ビームを上記レンズを介して偏向器によって偏向して感
材の主走査方向(円筒内面ドラムの円周方向)へ走査す
るとともに、走査ヘッドの移動によって副走査を達成す
るものである。
ドラムの内面に真空吸引により装着された感材(フィル
ムや版材や印画紙等)、当該ドラムの中心軸に沿って副
走査方向へ移動する走査ヘッド、当該走査ヘッド内に配
設され上記中心軸の周りに回転する主走査用の偏向器、
及び同じく走査ヘッド内に配設された結像用のレンズ等
を有する装置であって、画像信号によって変調された光
ビームを上記レンズを介して偏向器によって偏向して感
材の主走査方向(円筒内面ドラムの円周方向)へ走査す
るとともに、走査ヘッドの移動によって副走査を達成す
るものである。
【0023】図1は、この発明の一実施例である円筒内
面走査装置について、円筒内面ドラム1の一方の端面2
とその周辺部分の構成を示した斜視図であり、特にパン
チユニット4A〜4D(以後、パンチユニット4A〜4
Dを総称するときには、パンチユニット4として表わ
す)とその移動装置5の一構成例を示している。これら
のパンチユニット4と移動装置5とは、穿孔装置を形成
する。ここにパンチユニット4とは、上下方向に移動可
能なパンチによって感材を打ち抜き、感材に製版装置や
印刷機のピン用の孔を開ける装置であり、又、移動装置
5とは、当該パンチユニット4を円筒内面ドラム1の内
面3の円周方向26に移動させる装置である。本実施例
では、移動装置5は、移動部6、固定部7、駆動源とし
てのパルスモータ9を中心とした駆動力発生部8に大別
される。又、移動装置5の移動量Δx(図1には図示せ
ず)を制御する制御装置10が、パルスモータ9に接続
されている。以下、各装置4、5、10の構成について
詳述する。尚、円筒内面走査装置に於ける他の構成部分
の概要については(従来の技術)の欄で述べた内容及び
上記説明の通りであるため、それらのより詳細な説明に
ついては、ここでは割愛する。
面走査装置について、円筒内面ドラム1の一方の端面2
とその周辺部分の構成を示した斜視図であり、特にパン
チユニット4A〜4D(以後、パンチユニット4A〜4
Dを総称するときには、パンチユニット4として表わ
す)とその移動装置5の一構成例を示している。これら
のパンチユニット4と移動装置5とは、穿孔装置を形成
する。ここにパンチユニット4とは、上下方向に移動可
能なパンチによって感材を打ち抜き、感材に製版装置や
印刷機のピン用の孔を開ける装置であり、又、移動装置
5とは、当該パンチユニット4を円筒内面ドラム1の内
面3の円周方向26に移動させる装置である。本実施例
では、移動装置5は、移動部6、固定部7、駆動源とし
てのパルスモータ9を中心とした駆動力発生部8に大別
される。又、移動装置5の移動量Δx(図1には図示せ
ず)を制御する制御装置10が、パルスモータ9に接続
されている。以下、各装置4、5、10の構成について
詳述する。尚、円筒内面走査装置に於ける他の構成部分
の概要については(従来の技術)の欄で述べた内容及び
上記説明の通りであるため、それらのより詳細な説明に
ついては、ここでは割愛する。
【0024】図2は、パンチユニット4の詳細な構成を
示した縦断面の説明図であり、図1中に示したA−A’
線に関する断面説明図に該当する。本パンチユニット4
は、モータ12、カム機構14、パンチ15、ダイス1
7をその主要素としている。モータ12は、モータブラ
ケット13を介してパンチユニット4のブラケット11
に取り付けられており、又、ブラケット11には、ボル
ト締めによってパンチ用ブロック16が取付けられてい
る。更にモータ12の回転軸は、2つのベアリング83
を備えた軸受け機構78によって軸支されたシャフト8
2の中心部に嵌合されている。従って、モータ12の回
転軸の中心軸とシャフト82の中心軸とは一致してい
る。これに対して、シャフト82の中心軸から偏心した
位置には、カム機構14の偏心カム14Aの軸が嵌合さ
れている。従って、偏心カム14Aの軸はモータ12の
回転軸に対して偏心した位置関係にある。更に、偏心カ
ム14Aに対して、図2では図示していない楕円状の長
穴を介して従動節14Bが結合しており、これによって
カム機構14が形成されている。そして、パンチ15が
パンチ用ブロック16に設けられた貫通孔18を貫通
し、パンチ15の上端が上記従動節14Bに結合されて
いる。又、パンチ用ブロック16の下面側にダイス17
がボルト締結されており、ダイス穴19が、パンチ15
の先端部20が当該ダイス穴19内に嵌り込む様に、ダ
イス17の先端部に形成されている。そして、パンチ用
ブロック16とダイス17との間にできた隙間21に、
感材62が挿入されてダイス17上に載置されることに
なる。尚、図2は図1のA−A’線についての断面図で
あるが、理解を容易にするため、感材62の一端が当該
ダイス17上に載置された状態を敢えて描いている。
示した縦断面の説明図であり、図1中に示したA−A’
線に関する断面説明図に該当する。本パンチユニット4
は、モータ12、カム機構14、パンチ15、ダイス1
7をその主要素としている。モータ12は、モータブラ
ケット13を介してパンチユニット4のブラケット11
に取り付けられており、又、ブラケット11には、ボル
ト締めによってパンチ用ブロック16が取付けられてい
る。更にモータ12の回転軸は、2つのベアリング83
を備えた軸受け機構78によって軸支されたシャフト8
2の中心部に嵌合されている。従って、モータ12の回
転軸の中心軸とシャフト82の中心軸とは一致してい
る。これに対して、シャフト82の中心軸から偏心した
位置には、カム機構14の偏心カム14Aの軸が嵌合さ
れている。従って、偏心カム14Aの軸はモータ12の
回転軸に対して偏心した位置関係にある。更に、偏心カ
ム14Aに対して、図2では図示していない楕円状の長
穴を介して従動節14Bが結合しており、これによって
カム機構14が形成されている。そして、パンチ15が
パンチ用ブロック16に設けられた貫通孔18を貫通
し、パンチ15の上端が上記従動節14Bに結合されて
いる。又、パンチ用ブロック16の下面側にダイス17
がボルト締結されており、ダイス穴19が、パンチ15
の先端部20が当該ダイス穴19内に嵌り込む様に、ダ
イス17の先端部に形成されている。そして、パンチ用
ブロック16とダイス17との間にできた隙間21に、
感材62が挿入されてダイス17上に載置されることに
なる。尚、図2は図1のA−A’線についての断面図で
あるが、理解を容易にするため、感材62の一端が当該
ダイス17上に載置された状態を敢えて描いている。
【0025】パンチユニット4はこの様な構成を有して
いるので、次の通りに作動する。即ち、モータ12が図
示しないモータドライバによって駆動されると、モータ
12の回転力がシャフト82を介して偏心カム14Aに
伝わり、当該偏心カム14Aがシャフト82の中心軸か
ら偏心した位置において当該中心軸周りに回転する。こ
の偏心回転に応じて、従動節14Bが上下方向(図2中
の二重矢印で示す方向)に動き出す。こうして、モータ
12の回転力が偏心カム14Aによって上下方向への駆
動力に変換される。この駆動力を受けてパンチ15が上
方向から下方向へ向けて、つまり、感材62に対してそ
の非装着面(露光面)側から装着面側へ向けて移動し、
ダイス17上に載置された感材62の端部を打ち抜くこ
ととなる。これにより、感材62への穿孔が行われ、パ
ンチカスがダイス穴19を介して下方へ落下する。パン
チ15の先端部20としては、丸穴形状のものの他に、
長穴形状のものも用いられる。
いるので、次の通りに作動する。即ち、モータ12が図
示しないモータドライバによって駆動されると、モータ
12の回転力がシャフト82を介して偏心カム14Aに
伝わり、当該偏心カム14Aがシャフト82の中心軸か
ら偏心した位置において当該中心軸周りに回転する。こ
の偏心回転に応じて、従動節14Bが上下方向(図2中
の二重矢印で示す方向)に動き出す。こうして、モータ
12の回転力が偏心カム14Aによって上下方向への駆
動力に変換される。この駆動力を受けてパンチ15が上
方向から下方向へ向けて、つまり、感材62に対してそ
の非装着面(露光面)側から装着面側へ向けて移動し、
ダイス17上に載置された感材62の端部を打ち抜くこ
ととなる。これにより、感材62への穿孔が行われ、パ
ンチカスがダイス穴19を介して下方へ落下する。パン
チ15の先端部20としては、丸穴形状のものの他に、
長穴形状のものも用いられる。
【0026】又、反射型の光センサ80が、両ブラケッ
ト11、13上に支持板81を介して固設されている。
この光センサ80は、パンチ15の上下動を確認するた
めのものである。即ち、その中心が偏心カム14Aの中
心軸上に位置する様に、変形円板79がブラケット11
に面してシャフト82の一端に固設されている。従っ
て、変形円板79は偏心カム14Aの回転と同期して回
転する。そして、この変形円板79の回転を利用して、
光センサ80がパンチ15の上下動を検出する。この検
出信号は、パンチ15の穿孔が終了したか否かを示す信
号である。そこで、光センサ80の検出信号を図1のコ
ントローラ49へ出力し、コントローラ49は、光セン
サ80の検出信号を利用して、円筒内面ドラム1の内面
3への感材62の搬入出の制御を行っている。
ト11、13上に支持板81を介して固設されている。
この光センサ80は、パンチ15の上下動を確認するた
めのものである。即ち、その中心が偏心カム14Aの中
心軸上に位置する様に、変形円板79がブラケット11
に面してシャフト82の一端に固設されている。従っ
て、変形円板79は偏心カム14Aの回転と同期して回
転する。そして、この変形円板79の回転を利用して、
光センサ80がパンチ15の上下動を検出する。この検
出信号は、パンチ15の穿孔が終了したか否かを示す信
号である。そこで、光センサ80の検出信号を図1のコ
ントローラ49へ出力し、コントローラ49は、光セン
サ80の検出信号を利用して、円筒内面ドラム1の内面
3への感材62の搬入出の制御を行っている。
【0027】尚、図2には、パンチユニット4の移動装
置5(図1)への取付け部分も図示されているが、この
点については移動装置5の説明中において説明する。
置5(図1)への取付け部分も図示されているが、この
点については移動装置5の説明中において説明する。
【0028】パンチユニット4の構成・動作は上述した
通りであるが、本実施例では、感材62の端部(図1の
円筒内面ドラム1の端面2より突出してダイス17上に
載置される部分)に、感材62の寸法に応じて中心振り
分けで2個の孔を開ける例を取り扱うものとしている。
そこで、4個のパンチユニット4A〜4Dを用意して、
これらのユニット4A〜4Dを移動装置5に取付けてい
る。
通りであるが、本実施例では、感材62の端部(図1の
円筒内面ドラム1の端面2より突出してダイス17上に
載置される部分)に、感材62の寸法に応じて中心振り
分けで2個の孔を開ける例を取り扱うものとしている。
そこで、4個のパンチユニット4A〜4Dを用意して、
これらのユニット4A〜4Dを移動装置5に取付けてい
る。
【0029】移動装置5の構成は、図1に示す通りであ
る。円筒内面ドラム1の端面2は円弧状となっている
が、この円弧にほぼ相似した円弧状となっている固定部
7が、ブラケット22を介して端面2に固定されてい
る。即ち、L字型のブラケット22がボルト締結又は溶
接により端面2に固定されており、更に固定部7の外面
23が、当該外面23に設けられた凹部24において、
ブラケット22の側板25にボルト締結又は溶接により
固定されている。尚、この様なブラケット22は図1中
では1箇所に設けられているだけであるが、これは図示
の都合上によるものであって、実際には、端面2の数箇
所に同様のブラケットが設けられており、これらの数箇
所において固定部7は端面2に固定されている。
る。円筒内面ドラム1の端面2は円弧状となっている
が、この円弧にほぼ相似した円弧状となっている固定部
7が、ブラケット22を介して端面2に固定されてい
る。即ち、L字型のブラケット22がボルト締結又は溶
接により端面2に固定されており、更に固定部7の外面
23が、当該外面23に設けられた凹部24において、
ブラケット22の側板25にボルト締結又は溶接により
固定されている。尚、この様なブラケット22は図1中
では1箇所に設けられているだけであるが、これは図示
の都合上によるものであって、実際には、端面2の数箇
所に同様のブラケットが設けられており、これらの数箇
所において固定部7は端面2に固定されている。
【0030】当該固定部7の形状は、端面2の円周方向
Rの寸法に対応して設定されているので、固定部7は、
端面2に沿って固設されていることになる。固定部7の
内面26側の4箇所には、本図では図示していないが、
ローラーとしての円柱または円筒状のコロ27(図2お
よび図4参照)が設けられている。この点については、
後述する。
Rの寸法に対応して設定されているので、固定部7は、
端面2に沿って固設されていることになる。固定部7の
内面26側の4箇所には、本図では図示していないが、
ローラーとしての円柱または円筒状のコロ27(図2お
よび図4参照)が設けられている。この点については、
後述する。
【0031】一方、移動部6は、固定部7の形状に相似
した形状に加工されている。即ち、移動部6は、その円
弧の曲率半径が固定部7の内面26の円弧のそれよりも
小さく、固定部7の内面26側に嵌り込む寸法を有して
いる。そして、移動部6の内面30の中央部には、その
円弧に沿って溝31が形成されている。この溝31に、
4個のパンチユニット4A〜4Dを嵌合するわけである
が、この点の詳細についても、後述する。
した形状に加工されている。即ち、移動部6は、その円
弧の曲率半径が固定部7の内面26の円弧のそれよりも
小さく、固定部7の内面26側に嵌り込む寸法を有して
いる。そして、移動部6の内面30の中央部には、その
円弧に沿って溝31が形成されている。この溝31に、
4個のパンチユニット4A〜4Dを嵌合するわけである
が、この点の詳細についても、後述する。
【0032】又、移動部6の外面36の円周方向の4箇
所には、その両側においてL字型の当て板29が取付け
られている。但し、図1では図示の便宜上、2個の当て
板29のみを描いている。ここで、当て板29のより詳
しい配置関係及びその構成については、図3の断面図
(図1中のB−B’線に関する断面図)に描いている。
図3に示す通り、移動部6の外面36の両側に各当て板
29の一方の側面が固設されており、各当て板29の他
方の側面にはシュー58が固設されている。しかも、こ
のシュー58は、固定部7の側面28と当接している。
この様に、両当て板29は、シュー58を介して固定部
7をその両側面28から挟み込む態様で、移動部6の外
面36に取付けられているのである。従って、当て板2
9は、移動部6を固定部7の内面26に沿って左右にガ
タつくこと無く滑らかに移動させることができる。尚、
隙間37は、前述のコロ27(図4)によってできる空
間であり、本実施例はこの隙間37を有効に利用してい
る。
所には、その両側においてL字型の当て板29が取付け
られている。但し、図1では図示の便宜上、2個の当て
板29のみを描いている。ここで、当て板29のより詳
しい配置関係及びその構成については、図3の断面図
(図1中のB−B’線に関する断面図)に描いている。
図3に示す通り、移動部6の外面36の両側に各当て板
29の一方の側面が固設されており、各当て板29の他
方の側面にはシュー58が固設されている。しかも、こ
のシュー58は、固定部7の側面28と当接している。
この様に、両当て板29は、シュー58を介して固定部
7をその両側面28から挟み込む態様で、移動部6の外
面36に取付けられているのである。従って、当て板2
9は、移動部6を固定部7の内面26に沿って左右にガ
タつくこと無く滑らかに移動させることができる。尚、
隙間37は、前述のコロ27(図4)によってできる空
間であり、本実施例はこの隙間37を有効に利用してい
る。
【0033】移動部6は、前述したコロ27と当て板2
9とを介して円周方向Rにいわゆるころがり案内される
様に、固定部7の内面26側に配置ないし嵌め込まれて
いる。そして、移動部6の側面32の中央部には、その
円弧に沿ってウォーム歯車33(図1)がボルト締結等
によって固定されており、このウォーム歯車33とウォ
ーム34との噛合によって、移動部6は上記内面26側
に配置ないし嵌め込まれた状態で停止されている。
9とを介して円周方向Rにいわゆるころがり案内される
様に、固定部7の内面26側に配置ないし嵌め込まれて
いる。そして、移動部6の側面32の中央部には、その
円弧に沿ってウォーム歯車33(図1)がボルト締結等
によって固定されており、このウォーム歯車33とウォ
ーム34との噛合によって、移動部6は上記内面26側
に配置ないし嵌め込まれた状態で停止されている。
【0034】ここで図4は、前述のコロ27を示す図で
あり、丁度、図1中の破線で囲まれた部分35に於ける
縦断面図に該当している。図4に示す通り、コロ27
が、固定部7の内面26の一部分に形成された溝内に回
転自在に嵌め込まれている。そして、このコロ27に移
動部6の外面36が接する態様で、移動部6が内面26
側に位置している。従って、移動部6は、コロ27によ
ってころがり接触している。そして、両部6、7間にで
きる隙間37内を利用して、前述の当て板29が外面3
6に取付けられている。
あり、丁度、図1中の破線で囲まれた部分35に於ける
縦断面図に該当している。図4に示す通り、コロ27
が、固定部7の内面26の一部分に形成された溝内に回
転自在に嵌め込まれている。そして、このコロ27に移
動部6の外面36が接する態様で、移動部6が内面26
側に位置している。従って、移動部6は、コロ27によ
ってころがり接触している。そして、両部6、7間にで
きる隙間37内を利用して、前述の当て板29が外面3
6に取付けられている。
【0035】4個のパンチユニット4A〜4Dは、前述
した通り、溝31(図1)への嵌合によって移動部6に
固設されている。本実施例では、各パンチユニット4A
〜4Dの固設位置(嵌合位置)は、内面3内の感材搬入
基準位置52を基準として、次の様に設定されている。
ここで、感材搬入基準位置52とは、図11で示した当
たり69の設置位置に相当する位置である。先ず、パン
チユニット4Aは、上記感材搬入基準位置52から円周
方向Rへx1 mm隔てた位置に対応する移動部6上の位
置に於いて、嵌合される。次のパンチユニット4Bは、
同じく感材挿入基準位置52から円周方向Rへx2 mm
隔てた位置に対応する位置に嵌合される。以下、同様
に、パンチユニット4C、4Dは、それぞれx3 、x4
mm隔てた位置に対応する位置に於いて嵌合される。こ
れらのパンチユニット4A〜4Dの移動部6への固設方
法を詳述するならば、次の通りである。
した通り、溝31(図1)への嵌合によって移動部6に
固設されている。本実施例では、各パンチユニット4A
〜4Dの固設位置(嵌合位置)は、内面3内の感材搬入
基準位置52を基準として、次の様に設定されている。
ここで、感材搬入基準位置52とは、図11で示した当
たり69の設置位置に相当する位置である。先ず、パン
チユニット4Aは、上記感材搬入基準位置52から円周
方向Rへx1 mm隔てた位置に対応する移動部6上の位
置に於いて、嵌合される。次のパンチユニット4Bは、
同じく感材挿入基準位置52から円周方向Rへx2 mm
隔てた位置に対応する位置に嵌合される。以下、同様
に、パンチユニット4C、4Dは、それぞれx3 、x4
mm隔てた位置に対応する位置に於いて嵌合される。こ
れらのパンチユニット4A〜4Dの移動部6への固設方
法を詳述するならば、次の通りである。
【0036】ここに図5は、パンチユニット4のブラケ
ット11の先端部56と移動部6との結合状態を示した
縦断面図である。同様の構成が、図2にも図示されてい
る。ブラケット11の先端部56には、凹形状の割り部
54が加工されており、この割り部54を利用して、当
該先端部56を溝31内に固定している。つまり、先端
部56を溝31内に挿入した上で、ネジ穴55を介して
ボルト53をねじ込むことにより、割り部54を図5中
の矢印方向57へ拡げ、これによって先端部56を溝3
1内に固定している。
ット11の先端部56と移動部6との結合状態を示した
縦断面図である。同様の構成が、図2にも図示されてい
る。ブラケット11の先端部56には、凹形状の割り部
54が加工されており、この割り部54を利用して、当
該先端部56を溝31内に固定している。つまり、先端
部56を溝31内に挿入した上で、ネジ穴55を介して
ボルト53をねじ込むことにより、割り部54を図5中
の矢印方向57へ拡げ、これによって先端部56を溝3
1内に固定している。
【0037】一方、図1に示す駆動力発生部8は、パル
スモータ9とウォーム34とを中心に構成される。即
ち、基板38上にパルスモータ9と2つの支持ブロック
39、40が固設されており、パルスモータ9の回転軸
が、支持ブロック39によって軸支されたシャフト41
に挿嵌されている。また、その一端が支持ブロック40
によって軸支されているウォーム34の他端が、同じく
シャフト41に挿嵌されている。このウォーム34とウ
ォーム歯車33とが噛合している点は、既述した通りで
ある。
スモータ9とウォーム34とを中心に構成される。即
ち、基板38上にパルスモータ9と2つの支持ブロック
39、40が固設されており、パルスモータ9の回転軸
が、支持ブロック39によって軸支されたシャフト41
に挿嵌されている。また、その一端が支持ブロック40
によって軸支されているウォーム34の他端が、同じく
シャフト41に挿嵌されている。このウォーム34とウ
ォーム歯車33とが噛合している点は、既述した通りで
ある。
【0038】パルスモータ9の駆動を制御するのが、制
御装置10である。制御装置10は、コントローラ49
を中核として、ドライブ回路48、入力装置50及び原
点位置検出部42より構成される。先ず、コントローラ
49は、図示していないが、CPU部、メモリ部及びカ
ウンタ部を有している。また、入力装置50はキーボー
ドやマウスやパネルタッチキー等より成る装置であり、
オペレータの操作によって、感材の幅寸法を指定する入
力信号V4 をコントローラ49のCPU部へ出力する。
コントローラ49のメモリ部は、第1及び第2ルックア
ップテーブルの形式で以て、以下に述べる第1及び第2
情報を記憶している。その一つは、感材62の幅寸法値
Dに対して、この幅寸法値Dの感材62に2個の孔を穿
孔する際に、パンチユニット4Aと共に他の3つのパン
チユニット4B〜4Dの中から選択するべき一つのパン
チユニット4を特定すると共に、その特定された一つの
パンチユニット4とパンチユニット4Aとの間隔dをも
与える第1情報である。この第1情報は、第1ルックア
ップテーブルとして、メモリ部に格納されている。これ
に対して、第2情報は、CPU部が決定した移動量Δx
に対応するパルスカウント数を与える情報であり、第2
ルックアップテーブルの形式でメモリ部に格納されてい
る。
御装置10である。制御装置10は、コントローラ49
を中核として、ドライブ回路48、入力装置50及び原
点位置検出部42より構成される。先ず、コントローラ
49は、図示していないが、CPU部、メモリ部及びカ
ウンタ部を有している。また、入力装置50はキーボー
ドやマウスやパネルタッチキー等より成る装置であり、
オペレータの操作によって、感材の幅寸法を指定する入
力信号V4 をコントローラ49のCPU部へ出力する。
コントローラ49のメモリ部は、第1及び第2ルックア
ップテーブルの形式で以て、以下に述べる第1及び第2
情報を記憶している。その一つは、感材62の幅寸法値
Dに対して、この幅寸法値Dの感材62に2個の孔を穿
孔する際に、パンチユニット4Aと共に他の3つのパン
チユニット4B〜4Dの中から選択するべき一つのパン
チユニット4を特定すると共に、その特定された一つの
パンチユニット4とパンチユニット4Aとの間隔dをも
与える第1情報である。この第1情報は、第1ルックア
ップテーブルとして、メモリ部に格納されている。これ
に対して、第2情報は、CPU部が決定した移動量Δx
に対応するパルスカウント数を与える情報であり、第2
ルックアップテーブルの形式でメモリ部に格納されてい
る。
【0039】一方、原点位置検出部42は、原点センサ
43とL字型の羽部44とL字型のブラケット45とよ
り構成される。即ち、ブラケット45の一側面が固定部
7の側面28にボルト締め又は溶接等により固定されて
いる。その固定位置は、図1の通り、感材搬入基準位置
52側の固定部7の端部近傍である。そして、当該ブラ
ケット45の他の側面(端面2に平行な面)に原点セン
サ43が固設されている。この原点センサ43の先端部
はコの字型形状をしており、図6の平面図に示す通り、
当該コの字型部46を形成する両突出部分の一方43A
内にはLEDやハロゲンランプ等の発光素子59が配設
されており、他方の突出部分43B内には当該発光素子
59に対面してフォトダイオード等の光検出器60が配
設されている。また、図1に示す通り、羽部44の一方
の側面が移動部6の側面32に固設されている。その固
設位置は、同じく、感材搬入基準位置52側の移動部6
の端部近傍である。そして、羽部44の他の側面(端面
2に平行な面)に加工された先端部47が前述のコの字
型部46内を横切ることができる様に、予め羽部44の
寸法が設計されている。尚、図1では、先端部47が丁
度コの字型部46内にあって、原点センサ43の発光素
子59が発する光61(図6)を先端部47が遮ってい
る状態が描かれているが、この状態を本願出願人は原点
位置と呼んでいる。それは、当該位置を基準として、コ
ントローラ49がパルスモータ9の制御を行うからであ
る。原点センサ43の光検出器60は、その出力信号、
即ち原点位置検出信号V3 を、コントローラ49内のC
PU部へ出力する。
43とL字型の羽部44とL字型のブラケット45とよ
り構成される。即ち、ブラケット45の一側面が固定部
7の側面28にボルト締め又は溶接等により固定されて
いる。その固定位置は、図1の通り、感材搬入基準位置
52側の固定部7の端部近傍である。そして、当該ブラ
ケット45の他の側面(端面2に平行な面)に原点セン
サ43が固設されている。この原点センサ43の先端部
はコの字型形状をしており、図6の平面図に示す通り、
当該コの字型部46を形成する両突出部分の一方43A
内にはLEDやハロゲンランプ等の発光素子59が配設
されており、他方の突出部分43B内には当該発光素子
59に対面してフォトダイオード等の光検出器60が配
設されている。また、図1に示す通り、羽部44の一方
の側面が移動部6の側面32に固設されている。その固
設位置は、同じく、感材搬入基準位置52側の移動部6
の端部近傍である。そして、羽部44の他の側面(端面
2に平行な面)に加工された先端部47が前述のコの字
型部46内を横切ることができる様に、予め羽部44の
寸法が設計されている。尚、図1では、先端部47が丁
度コの字型部46内にあって、原点センサ43の発光素
子59が発する光61(図6)を先端部47が遮ってい
る状態が描かれているが、この状態を本願出願人は原点
位置と呼んでいる。それは、当該位置を基準として、コ
ントローラ49がパルスモータ9の制御を行うからであ
る。原点センサ43の光検出器60は、その出力信号、
即ち原点位置検出信号V3 を、コントローラ49内のC
PU部へ出力する。
【0040】そこで、コントローラ49が制御信号V1
をドライブ回路48へ出力すると、当該ドライブ回路4
8は、その制御信号V1 をパルスモータ9の駆動に適し
たレベルの駆動信号V2 に変換し、この駆動信号V2 を
受けてパルスモータ9が回転する。この回転力は、ウォ
ーム34とウォーム歯車33との噛合によって、移動部
6を内面3の円周方向Rへ駆動する力へと変換される。
その結果、移動部6は、固定部7の内面26に沿って円
周方向Rへと移動する。そのときの移動量をΔxとする
と、この移動に伴い、4つのパンチユニット4A〜4D
も又、共に移動量Δxだけ円周方向Rへと移動する。
又、当て板29のシュー58(図3)が固定部7の両側
面28を挟み込む態様で摺動するので、移動部6は、左
右にガタつくこと無く滑らかに円周方向Rへの移動を行
う。この場合、移動部6の移動方向(円筒内面ドラム1
の中心軸51について右回りかそれとも左回りかという
点)と移動量Δxとは、コントローラ49が出力する制
御信号V1 によって制御ないし決定される。その制御範
囲は、次の通りである。即ち、各パンチユニット4A〜
4Dが移動し得る範囲は、図1に示す通り、中心軸51
上の、端面2の円弧の中心点Oを中心とした振り角θで
与えられる範囲内である。本実施例では、θ=40゜に
設定されている。この振り角θは、使用される感材62
のとり得る寸法範囲に対応して設定される。
をドライブ回路48へ出力すると、当該ドライブ回路4
8は、その制御信号V1 をパルスモータ9の駆動に適し
たレベルの駆動信号V2 に変換し、この駆動信号V2 を
受けてパルスモータ9が回転する。この回転力は、ウォ
ーム34とウォーム歯車33との噛合によって、移動部
6を内面3の円周方向Rへ駆動する力へと変換される。
その結果、移動部6は、固定部7の内面26に沿って円
周方向Rへと移動する。そのときの移動量をΔxとする
と、この移動に伴い、4つのパンチユニット4A〜4D
も又、共に移動量Δxだけ円周方向Rへと移動する。
又、当て板29のシュー58(図3)が固定部7の両側
面28を挟み込む態様で摺動するので、移動部6は、左
右にガタつくこと無く滑らかに円周方向Rへの移動を行
う。この場合、移動部6の移動方向(円筒内面ドラム1
の中心軸51について右回りかそれとも左回りかという
点)と移動量Δxとは、コントローラ49が出力する制
御信号V1 によって制御ないし決定される。その制御範
囲は、次の通りである。即ち、各パンチユニット4A〜
4Dが移動し得る範囲は、図1に示す通り、中心軸51
上の、端面2の円弧の中心点Oを中心とした振り角θで
与えられる範囲内である。本実施例では、θ=40゜に
設定されている。この振り角θは、使用される感材62
のとり得る寸法範囲に対応して設定される。
【0041】この様に移動装置5は、円筒内面ドラム1
の円周方向Rに振り角θで与えられる範囲内で、パンチ
ユニット4を移動させることができる装置である。この
場合、固定部7は、移動部6が円周方向Rへいわゆるこ
ろがり案内されるための軌道ないし通路を形成している
ので、ガイド部材としての機能を有するものと言える。
以下、各部6、8、10のより詳細な動作について説明
する。
の円周方向Rに振り角θで与えられる範囲内で、パンチ
ユニット4を移動させることができる装置である。この
場合、固定部7は、移動部6が円周方向Rへいわゆるこ
ろがり案内されるための軌道ないし通路を形成している
ので、ガイド部材としての機能を有するものと言える。
以下、各部6、8、10のより詳細な動作について説明
する。
【0042】先ず、ある寸法を有する感材62を、その
一側面が感材搬入基準位置52に一致するように内面3
内に搬入し、装着する。尚、図1には図示していない
が、感材搬入基準位置52に沿って、感材62の一側端
をあてるための当たり部材が設けられている。従って、
感材62の一端側がこの当たり部材に当接するように感
材62を搬入する。その際、感材62の端部がパンチユ
ニット4のダイス17上に載置される様に(図2参
照)、当該端部を端面2から外側へ突出する態様で、感
材62は装着される。感材62の装着後は、既述した通
り、画像信号により変調された光ビームを走査して感材
62を露光する。そして、露光終了後に、穿孔作業へと
移る。
一側面が感材搬入基準位置52に一致するように内面3
内に搬入し、装着する。尚、図1には図示していない
が、感材搬入基準位置52に沿って、感材62の一側端
をあてるための当たり部材が設けられている。従って、
感材62の一端側がこの当たり部材に当接するように感
材62を搬入する。その際、感材62の端部がパンチユ
ニット4のダイス17上に載置される様に(図2参
照)、当該端部を端面2から外側へ突出する態様で、感
材62は装着される。感材62の装着後は、既述した通
り、画像信号により変調された光ビームを走査して感材
62を露光する。そして、露光終了後に、穿孔作業へと
移る。
【0043】次にオペレータは、搬入した感材62の幅
寸法値Dを指定する入力信号V4 を、入力装置50を介
してコントローラ49へ入力する。この入力信号V4 を
受けて、コントローラ49(そのCPU部)は、入力信
号V4 に対応する移動量Δxを決定した上で、当該移動
量Δxをカウント数で以て与える第2情報信号をそのメ
モリ部内の第2ルックアップテーブルから読出し、当該
CPU部が有するレジスタ等の一時的な記憶部を介し
て、この情報信号を当該CPU部が同じく有する比較回
路部にリファレンス信号として印加しておく。ここで、
上記移動量Δxの決定方法を示せば、次の通りである。
寸法値Dを指定する入力信号V4 を、入力装置50を介
してコントローラ49へ入力する。この入力信号V4 を
受けて、コントローラ49(そのCPU部)は、入力信
号V4 に対応する移動量Δxを決定した上で、当該移動
量Δxをカウント数で以て与える第2情報信号をそのメ
モリ部内の第2ルックアップテーブルから読出し、当該
CPU部が有するレジスタ等の一時的な記憶部を介し
て、この情報信号を当該CPU部が同じく有する比較回
路部にリファレンス信号として印加しておく。ここで、
上記移動量Δxの決定方法を示せば、次の通りである。
【0044】先ず、CPU部は、入力信号V4 が与える
感材62の幅寸法値Dから、穿孔時に駆動すべき2つの
パンチユニット4を特定する。その一つは、前述した通
り常にパンチユニット4Aであるが、他の一つは、上述
した第1ルックアップテーブル内の第1情報を参照して
特定する。この他の一つのパンチユニット4が特定され
れば、その特定されたパンチユニット4とパンチユニッ
ト4Aとの間隔dについてもまた、第1ルックアップテ
ーブル内の第1情報を参照することにより、CPU部は
それを知ることができる。そこで、CPU部は、Δx=
(D−d)/2−x1 の式に基づいて移動量Δxを計算
し、これにより必要な移動量Δxを決定する。尚、上記
x1 は、移動部6が原点位置にあるときのパンチユニッ
ト4Aの位置と感材搬入基準位置52との間隔を示して
いる。移動量Δxが決定されたので、次にCPU部は、
当該移動量Δxに対応するカウント数を、第2ルックア
ップテーブル内の第2情報を参照することで決定するこ
とができる。
感材62の幅寸法値Dから、穿孔時に駆動すべき2つの
パンチユニット4を特定する。その一つは、前述した通
り常にパンチユニット4Aであるが、他の一つは、上述
した第1ルックアップテーブル内の第1情報を参照して
特定する。この他の一つのパンチユニット4が特定され
れば、その特定されたパンチユニット4とパンチユニッ
ト4Aとの間隔dについてもまた、第1ルックアップテ
ーブル内の第1情報を参照することにより、CPU部は
それを知ることができる。そこで、CPU部は、Δx=
(D−d)/2−x1 の式に基づいて移動量Δxを計算
し、これにより必要な移動量Δxを決定する。尚、上記
x1 は、移動部6が原点位置にあるときのパンチユニッ
ト4Aの位置と感材搬入基準位置52との間隔を示して
いる。移動量Δxが決定されたので、次にCPU部は、
当該移動量Δxに対応するカウント数を、第2ルックア
ップテーブル内の第2情報を参照することで決定するこ
とができる。
【0045】更にオペレータは、パンチユニット4A〜
4Dの位置調整作業を開始するための指令信号V5 を入
力する。この指令信号V5 を受けて、コントローラ49
は、パルス信号としての制御信号V1 を、ドライブ回路
48を介してパルスモータ9へ出力する。但し、開始時
点では、原点位置検出部42の羽部44が原点センサ4
3よりも上方へ位置するように、移動部6は停止されて
いる。その後、パルスモータ9の駆動に従って移動部6
が反時計回り(端面2の外側から端面2側を眺めた場合
の反時計回りを指す)に円周方向Rへの移動を開始する
と、羽部44が原点センサ43のコの字型部47を通過
することになる。このとき、前述の通り、原点センサ4
3の発光素子59より発する光61が遮られ、原点位置
検出信号V3 に変化が生じる。この変化をコントローラ
49は検出して、移動部6が原点位置に達したことを検
出する。と同時に、コントローラ49は、前述のカウン
タ部を始動させて制御信号V1 のパルス数のカウントを
開始する。このカウンタ部の出力は、前述したコントロ
ーラ49内の比較回路部の入力端に入力される。従っ
て、比較回路部は、カウンタ部のカウント数とリファレ
ンス信号のカウント数とを比較して、両カウント数の一
致を検出する。
4Dの位置調整作業を開始するための指令信号V5 を入
力する。この指令信号V5 を受けて、コントローラ49
は、パルス信号としての制御信号V1 を、ドライブ回路
48を介してパルスモータ9へ出力する。但し、開始時
点では、原点位置検出部42の羽部44が原点センサ4
3よりも上方へ位置するように、移動部6は停止されて
いる。その後、パルスモータ9の駆動に従って移動部6
が反時計回り(端面2の外側から端面2側を眺めた場合
の反時計回りを指す)に円周方向Rへの移動を開始する
と、羽部44が原点センサ43のコの字型部47を通過
することになる。このとき、前述の通り、原点センサ4
3の発光素子59より発する光61が遮られ、原点位置
検出信号V3 に変化が生じる。この変化をコントローラ
49は検出して、移動部6が原点位置に達したことを検
出する。と同時に、コントローラ49は、前述のカウン
タ部を始動させて制御信号V1 のパルス数のカウントを
開始する。このカウンタ部の出力は、前述したコントロ
ーラ49内の比較回路部の入力端に入力される。従っ
て、比較回路部は、カウンタ部のカウント数とリファレ
ンス信号のカウント数とを比較して、両カウント数の一
致を検出する。
【0046】パルスモータ9は、制御信号V1 ないしド
ライブ信号V2 に応じて、その軸を回転させる。この結
果、移動部6、したがって4つのパンチユニット4A〜
4Dが、制御信号V1 のレベルに応じて、時計回りで、
ないしは反時計回りで円周方向Rに移動する。ここで、
各パンチユニット4A〜4Dが移動し得る範囲、つまり
移動範囲をΔX0 (ΔX0 ≧Δx)として表わして、こ
の移動範囲ΔX0 を平面図形式で模式的に表したのが、
図7である。図7中、感材搬入基準位置52を示す基準
点Oxからそれぞれx1 mm、x2 mm、x3 mm、x
4 mmだけ離れた位置は、それぞれ、移動部6が前述の
原点位置に達したときに各パンチユニット4A〜4Dが
位置する中心位置に相当している。尚、図7には、参考
として、各パンチユニット4A〜4Dの上記中心位置で
穿孔した結果できる各孔90〜93を描いている。
ライブ信号V2 に応じて、その軸を回転させる。この結
果、移動部6、したがって4つのパンチユニット4A〜
4Dが、制御信号V1 のレベルに応じて、時計回りで、
ないしは反時計回りで円周方向Rに移動する。ここで、
各パンチユニット4A〜4Dが移動し得る範囲、つまり
移動範囲をΔX0 (ΔX0 ≧Δx)として表わして、こ
の移動範囲ΔX0 を平面図形式で模式的に表したのが、
図7である。図7中、感材搬入基準位置52を示す基準
点Oxからそれぞれx1 mm、x2 mm、x3 mm、x
4 mmだけ離れた位置は、それぞれ、移動部6が前述の
原点位置に達したときに各パンチユニット4A〜4Dが
位置する中心位置に相当している。尚、図7には、参考
として、各パンチユニット4A〜4Dの上記中心位置で
穿孔した結果できる各孔90〜93を描いている。
【0047】その後、コントローラ49中の比較回路部
が両カウント数の一致を検出すると、コントローラ49
は制御信号V1 の出力を停止する。これにより、移動部
6の上記移動が停止する。このとき、各パンチユニット
4A〜4Dの内でCPU部によって特定されたもの(一
つは、パンチユニット4Aである)は、現在内面3に装
着中の感材62に対して穿孔作業を行うべき円周方向2
6上の位置に配置されている。その後、当該感材62の
幅寸法値Dに応じて特定された上記2個のパンチユニッ
ト4(但し、その内一つは、常にパンチユニット4Aで
ある)を駆動することにより、感材62の端部の所定位
置に中心振り分けされた2個の孔を正確に開けることが
可能となる。
が両カウント数の一致を検出すると、コントローラ49
は制御信号V1 の出力を停止する。これにより、移動部
6の上記移動が停止する。このとき、各パンチユニット
4A〜4Dの内でCPU部によって特定されたもの(一
つは、パンチユニット4Aである)は、現在内面3に装
着中の感材62に対して穿孔作業を行うべき円周方向2
6上の位置に配置されている。その後、当該感材62の
幅寸法値Dに応じて特定された上記2個のパンチユニッ
ト4(但し、その内一つは、常にパンチユニット4Aで
ある)を駆動することにより、感材62の端部の所定位
置に中心振り分けされた2個の孔を正確に開けることが
可能となる。
【0048】この点を例示するのが、図8の平面図であ
り、本図では、感材62の一方の側端62b(もう一方
の側端62aは、感材搬入基準位置52に沿って配置さ
れている。)が上記原点位置に於ける両パンチユニット
4B、4Cの位置の間に配置される様な幅寸法値D1 を
有する感材62に対して、中心振り分けで2個の孔を開
けるケースを例示している。この場合には、パンチユニ
ット4A、4BがCPU部により特定されるので、両パ
ンチユニット4A、4Bを駆動させて、2個の孔を形成
することになる。つまり、感材62の各側端62a、6
2bから共に距離x1 ′だけ感材62の中心線62cの
方へ寄った位置で2個の孔を穿孔すれば、丁度、中心振
り分けされた2個の孔を形成することができる。そこで
前述した様に、上記移動範囲ΔX0 内で、コントローラ
49は、パンチユニット4を移動させてその位置調整を
行い、パンチユニット4A、4Bの各パンチ15の先端
部20が、それぞれ側端62a、62bから距離x1 ′
だけ中心線62c方向へ寄った位置上に位置させている
のである。この場合、両パンチユニット4A、4Bの間
隔d1 はd1 =x2 −x1 であり、距離x1 ′は、
x1 ′=(D1 −d1 )/2で与えられ、従って、この
ときの移動量Δx1 は、Δx1 =x1 ′−x1 で与えら
れる。そして、移動量Δx1 の符号(正か負か)によっ
て、両パンチユニット4A,4Bを右方向へ移動させる
か、それとも左方向へ移動させるかが定まる。その後、
オペレータは、パンチユニット4A、4Bを駆動させ
て、2個の孔90A、91Aを感材62に形成する。こ
れは、オペレータが、改めて入力装置50によって、パ
ンチユニット4A、4Bの各モータ12を駆動するため
の指令信号をコントローラ49へ指令することにより行
われる。そして、コントローラ49は、その指令に応じ
て各モータ12を制御する。
り、本図では、感材62の一方の側端62b(もう一方
の側端62aは、感材搬入基準位置52に沿って配置さ
れている。)が上記原点位置に於ける両パンチユニット
4B、4Cの位置の間に配置される様な幅寸法値D1 を
有する感材62に対して、中心振り分けで2個の孔を開
けるケースを例示している。この場合には、パンチユニ
ット4A、4BがCPU部により特定されるので、両パ
ンチユニット4A、4Bを駆動させて、2個の孔を形成
することになる。つまり、感材62の各側端62a、6
2bから共に距離x1 ′だけ感材62の中心線62cの
方へ寄った位置で2個の孔を穿孔すれば、丁度、中心振
り分けされた2個の孔を形成することができる。そこで
前述した様に、上記移動範囲ΔX0 内で、コントローラ
49は、パンチユニット4を移動させてその位置調整を
行い、パンチユニット4A、4Bの各パンチ15の先端
部20が、それぞれ側端62a、62bから距離x1 ′
だけ中心線62c方向へ寄った位置上に位置させている
のである。この場合、両パンチユニット4A、4Bの間
隔d1 はd1 =x2 −x1 であり、距離x1 ′は、
x1 ′=(D1 −d1 )/2で与えられ、従って、この
ときの移動量Δx1 は、Δx1 =x1 ′−x1 で与えら
れる。そして、移動量Δx1 の符号(正か負か)によっ
て、両パンチユニット4A,4Bを右方向へ移動させる
か、それとも左方向へ移動させるかが定まる。その後、
オペレータは、パンチユニット4A、4Bを駆動させ
て、2個の孔90A、91Aを感材62に形成する。こ
れは、オペレータが、改めて入力装置50によって、パ
ンチユニット4A、4Bの各モータ12を駆動するため
の指令信号をコントローラ49へ指令することにより行
われる。そして、コントローラ49は、その指令に応じ
て各モータ12を制御する。
【0049】それに対して、図8で一点鎖線で示す様
に、感材62の側端62b′が原点位置に於けるパンチ
ユニット4Dの位置よりも更に外側に位置する様な、大
きな幅寸法値D4 の感材62′の場合には、両端のパン
チユニット4A、4Dを駆動させて2個の孔90A、9
3Aを形成することになる。この場合には、両パンチユ
ニット4A、4Dの間隔d4 はd4 =x4 −x1 であ
り、距離x1 ″は、x1 ″=(D4 −d4 )/2で与え
られ、従って、このときの移動量Δx4 は、Δx4=x
1 ″−x1 で与えられる。そして、移動量Δx4 の符号
は、移動部6を右回り及び左回りの内のいずれに移動さ
せるのかという情報を与える。
に、感材62の側端62b′が原点位置に於けるパンチ
ユニット4Dの位置よりも更に外側に位置する様な、大
きな幅寸法値D4 の感材62′の場合には、両端のパン
チユニット4A、4Dを駆動させて2個の孔90A、9
3Aを形成することになる。この場合には、両パンチユ
ニット4A、4Dの間隔d4 はd4 =x4 −x1 であ
り、距離x1 ″は、x1 ″=(D4 −d4 )/2で与え
られ、従って、このときの移動量Δx4 は、Δx4=x
1 ″−x1 で与えられる。そして、移動量Δx4 の符号
は、移動部6を右回り及び左回りの内のいずれに移動さ
せるのかという情報を与える。
【0050】その後、コントローラ49は、前述した様
に光センサ80の検出信号を受けて穿孔作業の終了を確
認する。次に、穿孔終了後の現在の感材62を内面3か
ら搬出し、新たな感材を内面3に挿入し、装着する。こ
のとき、羽部44が再び原点センサ43より上方位置へ
配置される様に、パルスモータ9を駆動して移動部6を
移動しておく。そして、オペレータは、新たな感材に対
応して、その幅寸法値D′を与える指令信号V4 を、再
び入力装置50よりコントローラ49へ入力する。以後
の動作は、前述した動作と同一である。その結果、各パ
ンチユニット4A〜4Dは新たな感材の幅寸法値に応じ
た移動量Δxだけ移動され、この新たな感材に対して特
定された2つのパンチユニット4は、最適な位置で穿孔
作業を行うことができる。
に光センサ80の検出信号を受けて穿孔作業の終了を確
認する。次に、穿孔終了後の現在の感材62を内面3か
ら搬出し、新たな感材を内面3に挿入し、装着する。こ
のとき、羽部44が再び原点センサ43より上方位置へ
配置される様に、パルスモータ9を駆動して移動部6を
移動しておく。そして、オペレータは、新たな感材に対
応して、その幅寸法値D′を与える指令信号V4 を、再
び入力装置50よりコントローラ49へ入力する。以後
の動作は、前述した動作と同一である。その結果、各パ
ンチユニット4A〜4Dは新たな感材の幅寸法値に応じ
た移動量Δxだけ移動され、この新たな感材に対して特
定された2つのパンチユニット4は、最適な位置で穿孔
作業を行うことができる。
【0051】以上の様な構成を有するため、本実施例で
は次の様な利点がある。先ず、感材62の幅寸法に応じ
てパンチユニット4を円周方向Rに振り角θで与えられ
る範囲内で移動させることができる。これにより、感材
62の寸法如何に拘らず、感材62上の所望の位置にお
いて孔を形成することができる。特に本実施例では、感
材62の各幅寸法に応じたパルス数を予めコントローラ
49内に第2ルックアップテーブル形式で設定してお
き、実際に穿孔を行うに当たり、使用中の感材の幅寸法
値Dを与える入力信号V4 を、オペレータはコントロー
ラ49に入力すれば良く、その後はコントローラ49が
移動装置5の移動量Δxの制御を自動的に行ってくれる
ので、パンチユニット4の円周方向Rへの移動を、つま
りその位置調整を、高精度で自動的に行わせることがで
きる。しかも、本実施例では、原点センサ43の出力信
号を基準にしてパルス数カウントで以て制御しているの
で、正確な制御を実現している。この点は、上記精度の
向上に大きく寄与していると言える。
は次の様な利点がある。先ず、感材62の幅寸法に応じ
てパンチユニット4を円周方向Rに振り角θで与えられ
る範囲内で移動させることができる。これにより、感材
62の寸法如何に拘らず、感材62上の所望の位置にお
いて孔を形成することができる。特に本実施例では、感
材62の各幅寸法に応じたパルス数を予めコントローラ
49内に第2ルックアップテーブル形式で設定してお
き、実際に穿孔を行うに当たり、使用中の感材の幅寸法
値Dを与える入力信号V4 を、オペレータはコントロー
ラ49に入力すれば良く、その後はコントローラ49が
移動装置5の移動量Δxの制御を自動的に行ってくれる
ので、パンチユニット4の円周方向Rへの移動を、つま
りその位置調整を、高精度で自動的に行わせることがで
きる。しかも、本実施例では、原点センサ43の出力信
号を基準にしてパルス数カウントで以て制御しているの
で、正確な制御を実現している。この点は、上記精度の
向上に大きく寄与していると言える。
【0052】又、本実施例では、移動装置5を一つのユ
ニットとして端面2に設ければ良く、しかもその組立て
作業ないし取付け作業は円筒内面ドラム1の外側におい
て行われるのであるから、当該作業は容易である。加え
て、移動装置5は固定部7と移動部6とを主たる構成要
素として構成されるものであり、それは簡単な構成を有
していると言える。従って、その組立て作業は一層容易
化されるし、特に大がかりなユニットではないので、コ
スト的にみても移動装置5は好適な構成を有していると
言える。
ニットとして端面2に設ければ良く、しかもその組立て
作業ないし取付け作業は円筒内面ドラム1の外側におい
て行われるのであるから、当該作業は容易である。加え
て、移動装置5は固定部7と移動部6とを主たる構成要
素として構成されるものであり、それは簡単な構成を有
していると言える。従って、その組立て作業は一層容易
化されるし、特に大がかりなユニットではないので、コ
スト的にみても移動装置5は好適な構成を有していると
言える。
【0053】又、本実施例では、移動部6に形成した溝
31に複数のパンチユニット4を嵌合して取付けている
ので、複数のパンチユニット4を同時に且つ同一精度で
以て円周方向Rへ移動させることができる。これによ
り、複数のパンチユニット4の位置調整を一括して同時
に実現することが可能となる。この点で、本実施例は、
当該パンチユニット4の位置調整作業の効率向上に多く
寄与し得るものである。加えて、本実施例では、コロ2
7と当て板29を用いて移動部6のいわゆる「ころがり
案内」を実現しているので、移動部6及びパンチユニッ
ト4をガタつくこと無く滑らかに固定部7の内面に沿っ
て移動させることができるという利点もある。
31に複数のパンチユニット4を嵌合して取付けている
ので、複数のパンチユニット4を同時に且つ同一精度で
以て円周方向Rへ移動させることができる。これによ
り、複数のパンチユニット4の位置調整を一括して同時
に実現することが可能となる。この点で、本実施例は、
当該パンチユニット4の位置調整作業の効率向上に多く
寄与し得るものである。加えて、本実施例では、コロ2
7と当て板29を用いて移動部6のいわゆる「ころがり
案内」を実現しているので、移動部6及びパンチユニッ
ト4をガタつくこと無く滑らかに固定部7の内面に沿っ
て移動させることができるという利点もある。
【0054】以上述べた本実施例では、移動装置5を端
面2に設けていたのであるが、当該移動装置5に相当す
るものを円筒内面ドラム1の内面空間内側に設けるよう
にしても良い。但し、この場合には、図9に示す様に、
円筒内面ドラム1の端面2の一部分を除去して凹部74
を加工し、この凹部74の一面75(端部)に移動装置
5に相当するものを配設する必要がある。この場合に
は、感材62を円筒内面ドラム1の端面2から外側へ突
出させる必要はない。
面2に設けていたのであるが、当該移動装置5に相当す
るものを円筒内面ドラム1の内面空間内側に設けるよう
にしても良い。但し、この場合には、図9に示す様に、
円筒内面ドラム1の端面2の一部分を除去して凹部74
を加工し、この凹部74の一面75(端部)に移動装置
5に相当するものを配設する必要がある。この場合に
は、感材62を円筒内面ドラム1の端面2から外側へ突
出させる必要はない。
【0055】又、移動装置5の構成としては図1に示し
たものに限られるわけではなく、例えば、端面2にその
円周方向Rに渡ってガイドレールを設け、このガイドレ
ールにパンチユニット4の割り部54(図5)を挿嵌し
て、当該パンチユニット4をそのガイドレールに沿って
円周方向Rへ移動させるようにしても良い。
たものに限られるわけではなく、例えば、端面2にその
円周方向Rに渡ってガイドレールを設け、このガイドレ
ールにパンチユニット4の割り部54(図5)を挿嵌し
て、当該パンチユニット4をそのガイドレールに沿って
円周方向Rへ移動させるようにしても良い。
【0056】又、パンチユニット4の円周方向Rへの移
動を図1の様にパルスモータ9を用いて機械的に行わせ
るのではなく、マニュアル操作で以てパンチユニット4
を円周方向Rへ移動させ、所望の位置で固定する様にす
ることもできる。
動を図1の様にパルスモータ9を用いて機械的に行わせ
るのではなく、マニュアル操作で以てパンチユニット4
を円周方向Rへ移動させ、所望の位置で固定する様にす
ることもできる。
【0057】又、図1では、4つのパンチユニット4A
〜4Dを同時に制御していたが、各パンチユニット4を
個別に制御させる様にしても良い。この場合、移動装置
5に相当するものを各パンチユニット4毎に個別に端面
2に設け、各パンチユニット4のパルスモータを個別に
駆動させる。このとき、複数のパンチユニット4の内で
移動させたいものだけを選択的に移動させて、その位置
調整を行うことになる。
〜4Dを同時に制御していたが、各パンチユニット4を
個別に制御させる様にしても良い。この場合、移動装置
5に相当するものを各パンチユニット4毎に個別に端面
2に設け、各パンチユニット4のパルスモータを個別に
駆動させる。このとき、複数のパンチユニット4の内で
移動させたいものだけを選択的に移動させて、その位置
調整を行うことになる。
【0058】尚、本実施例ではコントローラ49はパル
ス数カウントでパルスモータ9を制御していたが、これ
に代えて、原点位置からの経過時間を以って制御する様
にしても良い。この場合には、コントローラ49は、カ
ウンタに代えて、その経過時間を計測するためのタイマ
を有する必要があり、モータとしては、DCモータ等の
連続的かつ実質的に等速で回転するものを駆動源として
用いることができる。
ス数カウントでパルスモータ9を制御していたが、これ
に代えて、原点位置からの経過時間を以って制御する様
にしても良い。この場合には、コントローラ49は、カ
ウンタに代えて、その経過時間を計測するためのタイマ
を有する必要があり、モータとしては、DCモータ等の
連続的かつ実質的に等速で回転するものを駆動源として
用いることができる。
【0059】
(1) 請求項1に係る発明は、感材の寸法に応じて、パン
チユニットを円筒内面ドラムの円周方向に移動させるこ
とができる。これにより、パンチユニットは、感材の寸
法の如何に拘らず、常に正確に感材上の穿孔位置におい
て孔を開けることができる。
チユニットを円筒内面ドラムの円周方向に移動させるこ
とができる。これにより、パンチユニットは、感材の寸
法の如何に拘らず、常に正確に感材上の穿孔位置におい
て孔を開けることができる。
【0060】(2) 請求項2及び3に係る発明は、上記効
果(1) に加えて更に、パンチユニットと移動手段とを一
つの別ユニットとして外付けすることができ、しかも端
面に設ければ良いので、その組み立て作業及びパンチユ
ニットの位置調整作業を容易化することができる効果を
も奏する。
果(1) に加えて更に、パンチユニットと移動手段とを一
つの別ユニットとして外付けすることができ、しかも端
面に設ければ良いので、その組み立て作業及びパンチユ
ニットの位置調整作業を容易化することができる効果を
も奏する。
【0061】(3) 請求項4に係る発明は、電気的に移動
手段を制御できるので、感材の寸法に応じて正確に且つ
自動的にパンチユニットを当該寸法の感材に対して定ま
る穿孔位置へ移動させることが出来る効果を奏する。
手段を制御できるので、感材の寸法に応じて正確に且つ
自動的にパンチユニットを当該寸法の感材に対して定ま
る穿孔位置へ移動させることが出来る効果を奏する。
【図1】円筒内面ドラムの端面に設けられた移動装置の
構成を示す斜視図である。
構成を示す斜視図である。
【図2】パンチユニットの構成を示す断面図である。
【図3】当て板の配置関係を示す断面図である。
【図4】コロの配置関係を示す断面図である。
【図5】パンチユニットの移動部への取付けを示す断面
図である。
図である。
【図6】原点センサのコの字型部の構成を示す平面図で
ある。
ある。
【図7】各パンチユニットの移動範囲を示す平面図であ
る。
る。
【図8】感材の寸法に応じたパンチユニットを用いて穿
孔する場合を説明するための平面図である。
孔する場合を説明するための平面図である。
【図9】変形例を示す平面図である。
【図10】従来技術の問題点を示す説明図である。
【図11】従来技術の問題点を示す説明図である。
1 円筒内面ドラム 2 端面 3 内面 4、4A、4B、4C、4D パンチユニット 5 移動装置 6 移動部 7 固定部 8 駆動力発生部 9 パルスモータ 10 制御装置 27 コロ 29 当て板 31 溝 42 原点位置検出部 49 コントローラ 62 感材 ΔX0 移動範囲 V1 制御信号 V4 入力信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野本 浩司 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天 神北町1番地の1 大日本スクリーン製 造株式会社内 (56)参考文献 特表 平6−505211(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03F 7/20 - 7/24 G03F 9/00 - 9/02
Claims (4)
- 【請求項1】 画像信号により変調された光ビームによ
って、円筒内面ドラムの内面に装着された感材を走査し
て露光することにより前記感材に画像を記録する円筒内
面走査装置に於いて、前記感材に孔を開ける穿孔装置で
あって、 前記感材に孔を開けるパンチユニットと、 前記パンチユニットを前記円筒内面ドラムの円周方向に
所定の範囲内で感材の寸法に応じて移動させる移動手段
とを、備えたことを特徴とする円筒内面走査装置に於け
る穿孔装置。 - 【請求項2】 前記移動手段は、前記円筒内面ドラムの
中心軸方向の端面に配設されていることを特徴とする、
請求項1記載の円筒内面走査装置に於ける穿孔装置。 - 【請求項3】 前記移動手段自体が、前記端面にその円
周方向に渡って固設されたガイド部材に沿って移動する
ことを特徴とする、請求項1又は請求項2記載の円筒内
面走査装置に於ける穿孔装置。 - 【請求項4】 前記感材の寸法に応じて定まる穿孔位置
に於いて穿孔作業を行うのに必要な前記パンチユニット
の移動量を決定し、制御信号として発生する制御手段を
更に備え、 前記移動手段は前記制御信号に応じて前記パンチユニッ
トを移動させることを特徴とする、請求項1乃至請求項
3の何れかに記載の円筒内面走査装置に於ける穿孔装
置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6037732A JP2928078B2 (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 円筒内面走査装置に於ける穿孔装置 |
US08/387,063 US5709139A (en) | 1994-02-10 | 1995-02-10 | Punching apparatus for moving a punching unit in a circumferential direction of a cylindrical inner surface scanner |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6037732A JP2928078B2 (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 円筒内面走査装置に於ける穿孔装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07225484A JPH07225484A (ja) | 1995-08-22 |
JP2928078B2 true JP2928078B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=12505670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6037732A Expired - Fee Related JP2928078B2 (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 円筒内面走査装置に於ける穿孔装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5709139A (ja) |
JP (1) | JP2928078B2 (ja) |
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DE19647962C1 (de) * | 1996-11-20 | 1998-04-16 | Daimler Benz Ag | Verfahren und Einrichtung zum Herstellen von Löchern am Umfang eines Hohlprofiles |
US5953807A (en) * | 1997-12-30 | 1999-09-21 | Agfa Corporation | Method for installing and aligning punches in an imaging system |
US5996206A (en) * | 1998-02-24 | 1999-12-07 | Agfa Corporation | Method and apparatus for installing and aligning punches in an imaging system |
JP3746612B2 (ja) * | 1998-05-27 | 2006-02-15 | 光洋精工株式会社 | 一方向クラッチの保持器の製造方法 |
US6470777B2 (en) * | 1999-01-29 | 2002-10-29 | Agfa Corporation | Low profile side punch for internal drum imagesetter |
US6173634B1 (en) * | 1999-03-19 | 2001-01-16 | Agfa Corporation | Method and apparatus for collecting and removing punch chaff from an imaging system |
US6299045B1 (en) * | 1999-09-16 | 2001-10-09 | Agfa Corporation | Guide method and apparatus for use in an internal drum imaging system |
US6368263B1 (en) * | 1999-09-28 | 2002-04-09 | Agfa Corporation | Punch configuration system and method |
DE10104417A1 (de) * | 2001-02-01 | 2002-08-08 | Heidelberger Druckmasch Ag | Stanzeinrichtung für die Stanzung von Druckplatten und mit einer Stanzeinrichtung ausgerüsteter Druckplatenbelichter |
US6834855B2 (en) * | 2001-10-09 | 2004-12-28 | Edward J. Mancuso | Dice scanner |
JP3910870B2 (ja) | 2002-03-26 | 2007-04-25 | 大日本スクリーン製造株式会社 | 画像記録装置 |
CN104708667B (zh) * | 2015-03-17 | 2016-08-17 | 金柏诚 | 一种纽扣多向钻孔自动机 |
WO2020208493A1 (en) * | 2019-04-12 | 2020-10-15 | Sanpro Industries Limited | A tube perforating machine |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US3689932A (en) * | 1970-05-25 | 1972-09-05 | Gerber Scientific Instr Co | Scanning device for exposing a photosensitive surface |
JPS5586265A (en) * | 1978-12-23 | 1980-06-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | Recorder |
US4437371A (en) * | 1980-11-26 | 1984-03-20 | Dayco Corporation | Method for cutting polymeric belt body |
DE3203241A1 (de) * | 1982-02-01 | 1983-08-11 | Klöckner-Humboldt-Deutz AG, 5000 Köln | Anordnung zur befestigung eines laufringes auf dem mantel eines drehrohres |
JPS61133768A (ja) * | 1984-12-03 | 1986-06-21 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | ドラム型画像走査記録装置 |
JPH0427250Y2 (ja) * | 1985-05-10 | 1992-06-30 | ||
JP3091920B2 (ja) * | 1990-09-14 | 2000-09-25 | コニカ株式会社 | 光ビーム走査装置 |
JP2599046B2 (ja) * | 1991-07-18 | 1997-04-09 | 大日本スクリーン製造株式会社 | 円筒内面走査型画像記録装置 |
-
1994
- 1994-02-10 JP JP6037732A patent/JP2928078B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-02-10 US US08/387,063 patent/US5709139A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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