JPH08242342A - 円筒内面走査装置におけるパンチカス回収装置 - Google Patents

円筒内面走査装置におけるパンチカス回収装置

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JPH08242342A
JPH08242342A JP4460995A JP4460995A JPH08242342A JP H08242342 A JPH08242342 A JP H08242342A JP 4460995 A JP4460995 A JP 4460995A JP 4460995 A JP4460995 A JP 4460995A JP H08242342 A JPH08242342 A JP H08242342A
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JP
Japan
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punch
punching
puncher
moving
punch residue
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Application number
JP4460995A
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English (en)
Inventor
Toru Kawada
亨 川田
Yoshito Koyama
良人 小山
Tomoki Iguchi
知己 井口
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 穿孔作業で生じたパンチカスを確実に回収で
き、しかも安価なパンチカス回収装置を提供することで
ある。 【構成】 感材の穿孔時に生じたパンチカスは、パンチ
ャー6内のダイス孔を通って回収溝53Aに排出され
る。このパンチカスは、円弧面を有する回収溝53A上
を滑って、回収孔53Bから収納箱53Cへと排出され
る。このとき、周方向移動部5が円筒内面ドラムの円周
方向へと回動し、回収溝53A上のパンチカスに遠心力
を与える。そのため、摩擦力等によって、パンチカスが
回収溝53A上で停止することが防止される。また、パ
ンチカスがダイス孔に残留することを防止するために、
感材への穿孔を行う前に、パンチャー6の空打ちが行わ
れる。このとき、もしダイス孔にパンチカスが残留して
いれば、当該パンチカスは回収溝53Aに排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パンチカス回収装置
に関し、より特定的には、円筒内面走査装置において、
感材に位置決めのためのパンチ孔を形成する際に生じる
パンチカスを回収する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】円筒内面走査装置は、その内周面に真空
吸引等によって感材(フィルムや版材等)を固定するた
めの円筒内面ドラムと、当該円筒ドラムの中心軸に沿っ
た方向(副走査方向)に移動可能な走査ヘッドと、当該
走査ヘッド内に備えられ上記中心軸を回転中心とする円
周方向(主走査方向)に移動可能な主走査用の偏向器
と、同じく走査ヘッド内に設けられた結像用のレンズと
を備えており、感材の表面に製版のための画像を描画し
て露光する装置である。この円筒内面装置において、画
像信号によって変調された光ビームは、上述のレンズを
介して、偏向器に入射される。光ビームがこの偏光器に
よって偏向されることにより、感材の主走査方向への走
査が可能となっている。また、走査ヘッドに移動によっ
て、副走査方向への走査が可能となっている。本円筒内
面走査装置のより詳細な構成・機能等は、例えば、特開
平5−27190号公報や特開平5−5846号公報等
の文献に開示されている。
【0003】最近では、円筒内面走査装置は、いわゆる
CTP(Computer ToPlate)と呼ばれ
る直接製版システムにも適用されている。ここで、CT
Pとは、文字・図形・絵柄等が統合されたデジタル画像
データ信号に基づいて、網点フィルムを作ることなく、
版材に網点画像を直接形成して印刷版を作成する装置で
ある。従って、CTPによる製版では、感材としては版
材が用いられている。そして、この版材としては、いわ
ゆるPS版(PresensitizedPlate)
が実用化されている。ここでPS版とは、アルミニウム
板やプラスチックシートや紙等の版材上に予め感光液が
塗布されたものであり、波長488nm等の可視光に対
する感光性を有している。また、これ以外にも例えばL
D(レーザダイオード)露光用の赤外感光性のものも存
在する。
【0004】感材は、円筒内面走査装置によって露光さ
れた後、さらに穿孔作業が必要となる。なぜならば、そ
の後の印刷工程で使用する印刷機において、印刷版(露
光後の感材)の位置決めのために、ピンシステムが採用
されているからである。すなわち、このためのピン孔を
印刷に先立って感材に形成しておく必要がある。そこ
で、従来は、複数のパンチャーを用いて、この穿孔作業
を実現している。各パンチャーは、円筒内面ドラムの一
端側の内面に形成された溝に、所定のピッチで嵌合固定
されている。各パンチャーは、上下方向に移動可能なパ
ンチによって感材を打ち抜き、感材に印刷機に応じたピ
ン用の孔を形成する。
【0005】ところで、上記穿孔作業に付随してパンチ
カスが生じる。そのため、当該パンチカスを何らかの方
法で回収する必要性が生じてくる。従来は、このパンチ
カスを回収する方法として、パンチャーの固設用溝を利
用した下記のような方法が採用されている。
【0006】上述したように、各パンチャーは、円筒内
面ドラムの一端側の内面に形成された固設用溝に嵌合固
定される。このとき、各パンチャーと固設用溝の底面と
の間には、隙間が生じる。従来は、この隙間を利用して
パンチカスを回収している。すなわち、この固設用溝の
一部に貫通孔を設け、この貫通孔にホースを連結させ
る。このホースの他方端は、外部に設けられた真空ポン
プに接続される。さらに、固設用溝は、パンチャー固設
部分以外にシール等を貼付されることによって、真空漏
れを起こさないように加工される。これによって、一つ
の真空系が形成される。
【0007】穿孔作業時において、パンチャーを駆動さ
せると、内部のパンチがダイス上に載置された感材に向
けて移動する。このとき、パンチは感材を貫き、ダイス
に形成されたダイス孔まで移動する。これに伴い、パン
チカスは、ダイス孔を通って固設用溝に落下する。固設
用溝に落下したパンチカスは、真空ポンプの駆動によっ
て、上記貫通孔を通って固設用溝外に排出される。この
排出されたパンチカスは、所定の回収箱によって収集さ
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術で
は、パンチカスを真空ポンプによって吸引することによ
って回収している。そのため、上述した真空系は、ある
程度の真空状態を維持する必要性がある。しかしなが
ら、固設用溝には複数のパンチャーが嵌合固定され、そ
のダイス孔をパンチカス回収するための経路として利用
している。このため、必然的にダイス孔から真空漏れを
生じ、高い真空状態を維持することは困難である。ま
た、パンチャーの構造によっては、パンチのストローク
(上下移動範囲)が不十分であり、ダイス孔を完全に貫
通しないものもある。このようなパンチャーでは、生じ
たパンチカスが、固設用溝に落下せずにダイス孔に残留
してしまうことがある。このような場合、低い真空度で
は、パンチカスの回収が非常に困難となる。さらに、パ
ンチカス回収に真空系を採用しているため、真空回路等
が必要となり、設備コストが高くなる。
【0009】それゆえに、本発明の目的は、確実にパン
チカスの回収が行え、しかも安価なパンチカス回収装置
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
画像信号により変調された光ビームによって、円筒内面
ドラムの内面に装着された感材を走査して露光すること
により、当該感材に画像を記録する円筒内面走査装置に
おいて、当該感材を穿孔する際に生じるパンチカスを回
収するための装置であって、パンチカスを収納するパン
チカス収納手段と、所定位置に載置された感材を打ち抜
くことによって、当該感材に穿孔を行う穿孔手段と、円
筒内面に応じた円弧形状を有し、穿孔手段近傍に設置さ
れ、穿孔によって生じたパンチカスを捕獲可能で、かつ
パンチカス収納手段に排出可能なパンチカス回収手段
と、穿孔手段およびパンチカス回収手段が取り付けら
れ、円筒内面ドラムの円周方向に所定の可動範囲を有
し、パンチ孔を形成すべき位置に穿孔手段を到達させる
移動手段と、穿孔手段を感材のサイズに応じた所定位置
にて駆動させるために、移動手段の移動量を制御する制
御手段とを備えている。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、制御手段は、その動作モードの1つとして、穿
孔手段に感材が載置されていない状態において当該穿孔
手段を駆動させる空打ち動作モードを含んでいる。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項2の発明に
おいて、移動手段には、穿孔手段が複数個取り付けられ
ており、制御手段は、感材のサイズに応じて、穿孔に使
用される2個の穿孔手段を選択し、当該選択された各穿
孔手段の空打ちタイミングを、移動手段の回動位置に応
じて、それぞれ独立的に制御することを特徴とする。
【0013】請求項4に係る発明は、請求項2の発明に
おいて、制御手段は、各選択された2個の穿孔手段が、
その回動範囲における最下点に位置したときに、空打ち
動作モードを実行することを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1に係る発明では、穿孔手段が感材にパ
ンチ孔を形成するとき、これに付随してパンチカスが生
じる。このパンチカスは、穿孔手段から、円弧形状を有
するパンチカス回収手段上に落下し、その上を滑って、
パンチカス収納手段へと排出される。もし、パンチカス
が摩擦力などによってパンチカス回収手段の途中で停止
しても、移動手段の回動に伴って、パンチカスには遠心
力が働くため、再び滑動を開始する。これによって、確
実かつ低コストにてパンチカスの回収が行える。
【0015】請求項2に係る発明では、感材が載置され
ていない状態にて穿孔手段を空打ちさせることにより、
穿孔手段内に残留している可能性のあるパンチカスがパ
ンチカス回収手段へと排出される。これによって、より
確実にパンチカスの回収が行える。
【0016】パンチカス回収手段上でのパンチカスの滑
動距離が短くなれば、パンチカス回収手段上でパンチカ
スの停止する事態が少なくなり、より確実にパンチカス
の回収が行える。そこで、請求項3に係る発明では、選
択された2個の穿孔手段の空打ちタイミングを、それぞ
れの回動位置に応じて独立的に制御することにより、こ
れを実現している。
【0017】請求項4に係る発明では、選択された2個
の穿孔手段の移動過程において、それぞれの回動位置
が、移動範囲の最下点に到達したときに空打ちを行うよ
うにしている。これによって、パンチカス回収手段上で
のパンチカスの滑動距離が最短となり、より一層確実に
パンチカスの回収が行える。
【0018】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係る円筒内面走
査装置の主要部の構成を示した斜視図である。図1にお
いて、円筒内面ドラム1は、露光すべき感材8を、その
内周面に真空吸引等によって固定するためのものであ
る。この円筒内面ドラム1の一方端面1Aの近傍には、
穿孔装置2が配置されている。この穿孔装置2は、円筒
内面ドラム1に固定された感材8の所定位置(サイズに
応じた位置)に、パンチ孔を形成するための装置であ
る。また、円筒内面ドラム1の下部には、穿孔装置2を
円筒内面ドラム1の中心軸方向(以下、単に軸方向と称
す)に沿って移動可能に支持するための穿孔装置取付部
3が設けられている。この穿孔装置取付部3は、穿孔装
置2の第1連結部41と連結可能な形状(本実施例にお
いては凸型形状)を有しており、円筒内面ドラム1の下
部2カ所に固設されている。また、穿孔装置取付部3の
上面には、穿孔装置2を円滑に移動させるための取付部
ローラ(図示せず)が設けられている。以下、上記した
各装置の構成および動作について詳細に説明する。な
お、円筒内面走査装置における他の構成部分の概要につ
いては、前述したとおり、特開平5−27190号公報
や特開平5−5846号公報等に詳細に説明されている
ため、ここでは省略する。
【0019】1.穿孔装置2の構成 穿孔装置2は、軸方向に沿った移動を可能にするための
軸方向移動部4と、円筒内面ドラム1の円周方向(以
下、単に円周方向と称する)に沿った移動を可能にする
ための円周方向移動部5と、感材8にパンチ孔を形成す
るための複数のパンチャー6(図示では、一例として2
個のパンチャー6Aおよび6Bが示されている)と、当
該各部4〜6の動作を制御するための穿孔装置制御部7
とを備えている。以下、穿孔装置2の各部の構成および
動作について詳細に説明する。
【0020】(1)軸方向移動部4の構成 軸方向移動部4は、前述した穿孔装置取付部3と連結し
軸方向にスライドする第1連結部41と、軸方向への駆
動力を発生する第1駆動力発生部42と、第1原点位置
を設定するための第1原点位置検出部43(図2および
図3参照)と、円周方向移動部5を円周方向に移動可能
に支持するための第2連結部44とを備えている。
【0021】a.第1連結部41の構成 第1連結部41は、前述した穿孔装置取付部3と連結可
能な形状(本実施例においては凹形状)を有し、軸方向
移動部4の左右両端の所定の位置に配設されている。第
1連結部41において、穿孔装置取付部3との連結面4
1Aの所定位置には、第1連結部ローラ(図示せず)が
設けられている。この第1連結部41の連結面41Aが
前述した取付部ローラ上に接するように、第1連結部4
1を穿孔装置取付部3に嵌合させることにより、軸方向
移動部4、従って穿孔装置2を軸方向に円滑に移動させ
ることが可能になる。すなわち、穿孔装置取付部3は、
穿孔装置2のガイドレールの機能を果たす。
【0022】b.第1駆動力発生部42の構成 図2は、図1における、線A−A’に沿う断面図であ
る。以下、この図2を参照して、第1駆動力発生部42
について詳細に説明する。図2において、第1駆動力発
生部42は、パルスモータから成る第1駆動力発生モー
タ42Aと、クラッチ機構42Bと、第1モータ取付シ
ャーシ42Cと、ネジ棒42Dと、ネジ管42Eと、ネ
ジ管固定具42Fとを含む。第1モータ取付シャーシ4
2Cは、矩形形状を有し、軸方向移動部4の前面4Aの
所定位置(本実施例においては右下端)に固設されてい
る。この第1モータ取付シャーシ42Cには、第1駆動
力発生モータ42Aが固設されるが、その固設面には、
第1駆動力発生モータ42Aの回転軸を遊貫させるため
の貫通孔(図示せず)が形成されている。第1駆動力発
生モータ42Aの回転軸は、クラッチ機構42Bを介し
て、ネジ棒42Dの一端と連結されている。このネジ棒
42Dの外周面には、ネジ山が形成されている。ネジ棒
42Dは、ネジ管42Eの内部に挿入されている。ネジ
管42Eは、ネジ管固定具42Fによって、円筒内面ド
ラム1の一方端面1Aに固定されている(図5参照)。
ネジ管42Eの内周面には、ネジ棒42Dのネジ山と螺
合するネジ溝が形成されている。
【0023】上記のような構成において、第1駆動力発
生モータ42Aの回転軸の回転運動が、クラッチ機構4
2Bを介して、ネジ棒42Dに伝達されると、当該回転
運動は、ネジ棒42Dとネジ管42Eとの螺合関係によ
って直線運動に変換される。そのため、第1駆動力発生
モータ42Aの回転軸が一方方向へ回転すると、円筒内
面ドラム1と軸方向移動部4との間で引き付ける方向の
力が作用し、他方方向へ回転すると、円筒内面ドラム1
と軸方向移動部4との間で離反する方向の力が作用す
る。ここで、円筒内面ドラム1は穿孔装置取付部3の上
に固定されており、一方軸方向移動部4は穿孔装置取付
部3によって軸方向にスライド可能に支持されているた
め、第1駆動力発生モータ42Aが駆動すると、軸方向
移動部4は軸方向に移動する。なお、クラッチ機構42
Bは、第1駆動力発生モータ42Aが所定量以上回転し
たとき、第1駆動力発生モータ42Aの回転軸を空回り
させて、円筒内面ドラム1と軸方向移動部4との間に不
所望な負荷が加わるのを防止するためのものである。
【0024】c.第1原点位置検出部43の構成 また、軸方向移動部4を所定量移動させるためには、そ
の軸方向に関する原点位置が設定されなければならな
い。この第1原点位置を設定するために、軸方向移動部
4は、図2に示すように、第1原点位置検出部43を備
えている。図3は、この第1原点位置検出部43のより
詳細な構成を示す図である。以下、図2および図3を参
照して、第1原点位置検出部43の構成を詳細に説明す
る。
【0025】図2および図3において、第1原点位置検
出部43は、「コ」字型形状を有する原点センサ43A
と、原点位置に設けられた遮光板43Bとを含む。原点
センサ43Aには、その両突出部分の一方側面にLED
等の発光素子43Cが設けられ、他方側面に当該発光素
子43Cと対向するようにフォトダイオード等の受光素
子43Dが設けられている。このような構成を有する第
1原点位置検出部43は、原点センサ43Aが第1モー
タ取付シャーシ42Cの一方側面に、そして、遮光板4
3Bが取付板31の所定位置に固設される。ここで、取
付板31は、穿孔装置取付部3の左右の端部同士を橋架
するように固定されている。従って、取付板31は、円
筒内面ドラム1に対して常に静止した状態にある。取付
板31において、遮光板43Bは、軸方向移動部4が円
筒内面ドラム1から最も遠ざかったときに、軸方向移動
部4の移動に伴って移動してくる原点センサ43Aが、
当該遮光板43Bを挟み込むことが可能な位置に固定さ
れている。そして、遮光板43Bによって発光素子43
Cと受光素子43Dとの間を通過する光を遮る位置が、
原点位置とされる。受光素子43Dは、当該原点位置に
原点センサ43Aが到達したとき、第1原点位置検出信
号V4Bを送出する。後述する穿孔装置制御部7は、この
第1原点位置検出信号V4Bを基準として軸方向移動部4
の制御を行う。
【0026】d.第2連結部44の構成 図4は、図1において、矢印D方向から穿孔装置2を見
たときの部分断面図であり、各構成部品の詳細な配置関
係を示している。この図4に示されるように、第2連結
部44は、円周方向移動部5を支持可能な形状(本実施
例においては、円弧形状)を有し、当該円周方向移動部
5を円滑に移動させるための4個のコロ44Aと、8個
のローラ44Bとを含む。各コロ44Aは、軸方向移動
部4の第2連結部44の円弧面上の所定位置に形成され
た溝内に回転可能に支持されている。ローラ44Bは、
各コロ44Aの近傍であって、かつ軸方向の手前と奥に
それぞれ4個ずつ設けられる。なお、図4では、視点の
関係上、手前の列に配置された4個のローラ44Bのみ
が見えている。そして、これらコロ44Aの上に第3連
結部51が接する状態で、周方向移動部5が載置され
る。これらコロ44Aおよびローラ44Bによって、円
周方向移動部5が第2連結部44の円弧面上に沿って円
滑に移動可能となる。さらに、各ローラ44Bは、円周
方向移動部5が、第2連結部44の円弧面上を移動する
とき、左右にぶれるのを防止している。
【0027】(2)円周方向移動部5の構成 次に、図1および図4を参照して、円周方向移動部5の
構成について説明する。円周方向移動部5は、軸方向移
動部4上に載置可能な形状(本実施例においては、円弧
形状)を有する第3連結部51と、複数のパンチャー6
を固設するためのパンチャー取付部52と、穿孔作業に
おいて生じるパンチカスを回収するためのパンチカス回
収部53と、円周方向への駆動力を発生する第2駆動力
発生部54と、円周方向原点位置を設定するための第2
原点位置検出部55とを備えている。
【0028】a.パンチャー取付部52について パンチャー取付部52は、円周方向移動部5の内周円弧
面中央に沿って形成された溝であり、各パンチャー6を
固設可能な形状(本実施例においては、凹形状)を有し
ている。なお、各パンチャー6とパンチャー取付部52
との連結関係は、後述する。
【0029】b.パンチカス回収部53の構成 図5は、図1における線B−B’に沿う断面図であり、
特にパンチカス回収部53の詳細な構成を示している。
図6は、図1における線C−C’に沿う断面図であり、
特にパンチカス回収部53の詳細な構成を示している。
以下、これら図5および図6を参照して、パンチカス回
収部53の構成について詳細に説明する。図5および図
6において、パンチカス回収部53は、円周方向移動部
5と一体的に形成されており、パンチャー取付部52と
平行に円周方向に沿って延びる回収溝53Aと、当該回
収溝53Aの一部に形成された回収孔53Bと、パンチ
カスを回収するための回収箱53Cと、パンチカスの回
収経路として軸方向移動部4の一部に形成された第2連
結部貫通孔53Dとを含む。
【0030】各パンチャー6が感材8に穿孔を行うとパ
ンチカスが生じる。このパンチカスは、後述する各パン
チャー6のダイス孔を通って回収溝53Aに落下する。
この回収溝53Aは、各パンチャー6のサイズを考慮し
た幅と、パンチカスが外部に飛び出ないような深さとを
有している。しかも、回収溝53Aは、各パンチャー6
のダイスの下端面に可能な限り接するような構成を有す
る。このような構成を有する回収溝53Aの所定位置に
は、回収孔53Bが形成されている。この回収孔53B
の形成位置は、回収溝53Aの可動範囲(すなわち、円
周方向移動部5の可動範囲)と、回収箱53Cの設置位
置とに応じて設定される。本実施例においては、回収孔
53Bは、回収溝53Aの円弧面のほぼ中央部に形成さ
れている。そして、回収箱53Cは、軸方向移動部4の
第2連結部43の円弧面の最下端真下に設置されてい
る。回収箱53Cの開口部は、回収孔53Bの可動範囲
に応じた大きさを有する。また、この開口部の大きさ
と、回収箱53Cの設置位置とに応じて、軸方向移動部
4の第2連結部43には、第2連結部貫通孔53Dが形
成されている。従って、回収溝53Aに落下したパンチ
カスは、当該回収溝53A上を伝い、回収孔53B、第
2連結部貫通孔53Dを通って、回収箱53Cに回収さ
れる。
【0031】c.第2駆動力発生部54の構成 図1または図4に示すように、第2駆動力発生部54
は、パルスモータから成る第2駆動力発生モータ54A
と、ウォーム54Bと、第2駆動力発生モータ54Aを
支持するための第2モータ取付シャーシ54Cと、ファ
ンベルト54Dと、ホイール54Eと軸54Fとを含
む。第2モータ取付シャーシ54Cは、矩形形状を有
し、軸方向移動部4の前面4Aの所定位置に取り付けら
れている。この第2モータ取付シャーシ54Cには、軸
54Fを軸支するための貫通孔(図示せず)と、第2駆
動力発生モータ54Aの回転軸を遊貫させるための貫通
孔(図示せず)とが形成されている。さらに、軸54F
の一方端と、第2駆動力発生モータ54Aの回転軸は、
ファンベルト54Dによって連結され、第2駆動力発生
モータの回転力が軸54Fに伝達可能になっている。な
お、ウォーム54Bは軸54Fに軸支されている。ま
た、ホイール54Eは、円周方向移動部5の前端面であ
って、ウォーム54Bと歯合可能な位置に固設されてい
る。これによって、第2駆動力発生部54にて生成され
る駆動力が、円周方向移動部5に伝達される。
【0032】d.第2原点位置検出部55の構成 円周方向移動部5を円周方向に所定量移動させるために
は、原点位置を設定しなければならない。この第2原点
位置を設定するために、第1原点位置検出部43と同様
の構成の第2原点位置検出部55を用いている(図4参
照)。すなわち、第2原点位置検出部55は、原点セン
サ55Aと、遮光板55Bとを含む。原点センサ55A
は、軸方向移動部4の前端4Aの右側に固設され、遮光
板55Bは、円周方向移動部5の所定位置に固設され
る。原点センサ55Aには、発光素子と受光素子とが設
けられている。原点センサ55Aは、図4において、円
周方向移動部5が反時計回りに最大限回動されたとき
に、遮光板55Bを挟み込むことが可能な位置に固定さ
れている。そして、遮光板55Bによって発光素子と受
光素子との間を通過する光を遮る位置が、原点位置とさ
れる。受光素子は、当該原点位置に遮光板55Bが到達
したとき、第2原点位置検出信号V5Bを送出する。後述
する穿孔装置制御部7は、第2原点位置検出信号V5B
基準として、円周方向移動部5の制御を行う。
【0033】円周方向移動部5は、軸方向移動部4に対
して取り外し可能な構造を有している。従って、パンチ
孔形状に応じた複数の円周方向移動部を用意しておき、
ピン形状の異なる印刷機に対応して円周方向移動部5を
交換することで、ピン形状の変更に迅速に対応でき、作
業効率が高くなる。
【0034】(3)パンチャー6の構成 図7は、図1における線E−E’に沿う断面図であり、
特にパンチャー6の詳細な構成を示している。以下、こ
の図7を参照して、パンチャー6の構成について説明す
る。図7において、パンチャー6は、上下方向に移動可
能なパンチ63Aによって円筒内面ドラム1の所定位置
に装着された感材8を打ち抜くことによりパンチ孔を形
成するための装置であって、パンチャー駆動モータ61
と、カム機構62と、パンチ部63と、軸受け部64
と、穿孔終了検出部65とを備えている。
【0035】パンチャー駆動モータ61は、モータブラ
ケット61Aと、パンチ部ブラケット63Gとを介して
パンチ用ブロック63Bに固設されている。さらに、パ
ンチャー駆動モータ61の回転軸は、所定位置に2個の
回転ベアリング64Bを含む軸受け機構64によって軸
支されたシャフト64Aの一方端中心部に嵌入されてい
る。しかも、固定的に嵌入されているため、シャフト6
4Aは、パンチャー駆動モータ61の回転軸に同期して
回転する。
【0036】一方、シャフト64Aの他方端には、その
中心軸から偏心した位置にカム機構62の偏心カム62
Aの一方端(軸部分)が固定的に嵌入されている。従っ
て、偏心カム62Aの軸はモータ61の回転軸を中心と
した偏心回転をする。この偏心カム62Aの他方端は、
円柱形状を有している。従動節62Bには、偏心カム6
2Aを挿入可能であって、かつ図7の紙面に対して垂直
方向に延びる小判型の長孔(図示せず)が形成されてい
る。この小判型の長孔を介して従動節62bは、偏心カ
ム62Aと連結している。これら偏心カム62Aと従属
節62Bとによって、カム機構62が構成され、パンチ
ャー駆動モータ61の回転軸の回転運動が上下運動に変
化される。パンチ63Aは、パンチ用ブロック63Bに
形成された貫通孔63Cに上下運動のみ可能なように挿
入され、その上端は、従動節62Bに結合されている。
従って、パンチャー駆動モータ61の回転力によって、
パンチ63Aが上下運動する。
【0037】また、パンチ用ブロック63Bの下面側に
は、ダイス63Dが固設されている。このダイス63D
の上面には、パンチ63Aの先端が嵌り込むように、ダ
イス孔63Eが形成されている。円筒内面ドラム1に装
着された感材8は、その一方端が、パンチ用ブロック6
3Bとダイス63Dとの間にできた隙間63Fに挿入さ
れて、ダイス63D上に載置される。
【0038】パンチャー6は、上述したような構成によ
って、以下のように作動する。まず、パンチャー駆動モ
ータ61が、後述する制御信号VPA(図8参照)の入力
によって駆動する。それに応じて、パンチャー駆動モー
タ61の回転軸に固設されたシャフト64Aが回転し、
シャフト64Aに偏心した位置関係を有する偏心カム6
2Aは、パンチャー駆動モータ61の回転軸を中心とし
た偏心回転運動を行う。従って、従動節62Bが上下方
向(図7中の矢印Pで示した方向)の運動を行う。これ
によって、従動節62Bに連結されたパンチ63Aも、
従動節62Bの運動に同期した上下方向運動を行う。つ
まり、パンチ63Aは、ダイス63Dに載置された感材
8の非装着面(露光面)側から装着面側へ向けて移動
し、当該感材8の一方端を打ち抜くこととなる。これに
より、感材8への穿孔が行われ、パンチカスがダイス孔
63Eを通過して下方に設置された回収溝53Aに落下
する。なお、このパンチ63Aの先端形状は、丸形状
や、小判型形状や、「U」字型形状のものがある。
【0039】また、反射型の光センサである、穿孔終了
検出部65が、ブラケット61Aおよび63Gの上部に
支持板65Aを介して固設されている。この穿孔終了検
出部65は、パンチ63Aの上下方向運動を検知するこ
とによって、穿孔作業の終了を確認するためのものであ
る。その中心が偏心カム62Aの回転中心軸上に位置す
るように、変形円板65Bが、シャフト64Aの一方端
に固設されている。従って、変形円板65Bは、偏心カ
ム62Aの回転に同期して回転する。そして、穿孔終了
検出部65は、この変形円板65Bの回転を利用して、
パンチ63Aの上下運動を検出する。この検出信号をパ
ンチ63Aの穿孔が終了したか否かを示す制御信号VFA
(図8参照)として、後述する穿孔装置制御部7に送出
する。
【0040】次に、円周方向移動部5に対するパンチャ
ー6の固定形態を、図7を参照して詳細に説明する。図
7において、円周方向移動部5との固定部分であるブラ
ケット63Gの先端部分は、中心軸方向に2分割されて
おり、逆凹形状を有している。さらに、パンチャー駆動
モータ61側の第1先端部63Hにのみ、貫通ネジ孔6
3Jが形成されている。このように形成されたブラケッ
ト63Gの先端部分をパンチャー取付部52に挿入し、
ネジ孔にボルトをねじ込むことにより、ブラケット63
Gの先端部分は、中心軸方向(図7中の矢印Q方向)へ
拡がる。これによって、パンチャー6は、円周方向移動
部5の所定位置に固設される。2つのパンチャー6Aお
よび6Bの固設位置(嵌合位置)は、円周方向移動部5
の左方端から、それぞれx1 ,x2 (図4参照)隔てた
パンチャー取付部52上の位置にて嵌合される。これら
1 ,x2 は、感材のサイズに関連した数値であり、し
かもx1 −x2 は、感材に形成されるパンチ孔のピッチ
に相当する。
【0041】(4)穿孔装置制御部7の構成 図8は、穿孔装置制御部7の構成を示すブロック図であ
る。以下、この図8を参照して、穿孔装置制御部7の構
成について説明する。図8において、穿孔装置制御部7
は、軸方向移動部4と、円周方向移動部5と、パンチャ
ー6とを制御するためのものであり、入力装置71と、
コントローラ72と、ドライブ回路73とを備えてい
る。また、穿孔装置制御部7は、データバス74を介し
て、穿孔装置2が備える各部と制御信号もしくは検出信
号の授受を行う。
【0042】入力装置71は、円筒内面走査装置と、こ
の円筒内面走査装置を操作するオペレータとの間のイン
ターフェイスであって、ディスプレイ(図示せず)と、
パネルタッチキー(図示せず)とを含む。オペレータ
は、この入力装置71を操作することによって、コント
ローラ72に対して指示を行う。コントローラ72は、
CPU72Aと、メモリ72Bとを含んでいる。CPU
72Aは、メモリ72Bに格納されている情報や、既述
した各検出部43,55,65から送信されてくる検出
信号等に基づいて、パンチ孔を形成するために必要な各
種制御信号を生成し、送出する。また、穿孔装置2を制
御するために必要な情報をメモリ72Bに記憶させる。
【0043】メモリ72Bは、ルックアップテーブルの
形式で、以下に述べる第1情報と、第2情報とを記憶し
ている。円周方向移動部5に3個以上のパンチャーが固
設されている。円周方向移動部5には、パンチャー6A
を右端にして、他のパンチャー6B,6C…をパンチ孔
のピッチに対応した距離(感材のサイズに応じて異な
る)だけパンチャー6Aからそれぞれ離隔して配置され
ている(なお、図1および図4には、図示の都合上2個
のパンチャーしか示されていない)。従って、感材8に
2個のパンチ孔を穿孔によって形成するとき、CPU7
2Aは、感材のサイズに応じて、穿孔に用いる2個のパ
ンチャーを選択しなければならない。パンチャー6A以
外のパンチャー6B,6C…がそれぞれパンチャー6A
からパンチ孔のピッチに対応する距離だけ離されて設置
されていることから、オペレータが感材のサイズを入力
することによって穿孔に用いられる2個のパンチャーは
自動的に選択される。また、本実施例においては、感材
は、当該感材の一方端辺(軸方向に伸びる辺)を基準と
して、円筒内面ドラム1の所定位置に位置するように装
着される。そのため、パンチ孔の形成位置は感材のサイ
ズによって異なることになる。従って、円周方向移動部
5および軸方向移動部4のそれぞれの移動量も感材のサ
イズに応じて異なることになり、CPU72Aは、感材
のサイズに応じて、円周方向移動部5および軸方向移動
部4の移動量を算出する必要がある。このときに基礎と
なる情報を第1情報とする。すなわち、円周方向移動部
5が第2原点位置に、軸方向移動部4が第1原点位置に
位置するときのパンチャー6Aと、各サイズの感材に形
成する孔の中で最も右側に位置する孔との、円周方向お
よび軸方向の距離を表す情報のことである。
【0044】また、本穿孔装置は、パンチャー6の位置
を微調整することによって、取付誤差の補正を行う。そ
のため、第1情報によって選択された2個のパンチャー
でパンチ孔を形成した後、形成されたパンチ孔のピッチ
に取付誤差を含むか否かを測定する。取付誤差を含むと
き、オペレータは、当該取付誤差量をメモリ72Bに記
憶させる(このとき、もし取付誤差がない場合、0を入
力する)。この取付誤差は、第1のパンチャーによって
形成された第1のパンチ孔を基準として、第2のパンチ
ャーによって形成されるパンチ孔の「ずれ」であり、ピ
ッチ誤差とふところ寸法誤差とを含む。そのため、取付
誤差量として、円周方向に対する「ずれ」であるオフセ
ット量P2と、軸方向に対する「ずれ」であるオフセッ
ト量P3とが、メモリ72Bに記憶される。これを第2
情報とする。以降、CPU72Aは、穿孔を行うとき、
この第2情報に基づいてパンチャー6の位置の微調整を
行う。ドライブ回路73は、上述したCPU72Aから
与えられる各制御信号を増幅して、各モータ42A,5
4A,61を駆動可能なレベルの制御信号に変換する。
【0045】図9は、本円筒内面走査装置において、パ
ンチ孔の誤差を測定し設定する際の動作を示すフローチ
ャートである。以下、この図9を参照して、誤差測定・
設定動作を説明する。なお、このような誤差測定・設定
動作は、通常、本円筒内面走査装置の出荷前にメーカに
おいて行われる。まず、オペレータは、露光すべき感材
8を複数枚まとめて所定場所に収納させる。通常、この
所定場所は、図示されていないが、カセット等のような
収納器具である。露光すべき感材8を収納後、オペレー
タは、入力装置71のディスプレイに感材サイズ入力画
面(図示せず)を表示させ、感材8のサイズ等の情報を
入力する。応じて、入力装置71は、この感材のサイズ
に応じた入力信号VinをCPU72Aに対して出力する
(ステップS1)。入力信号 Vin を受け取ったCPU
72Aは、穿孔作業に使用する第1および第2のパンチ
ャーを選択する(今、仮にパンチャー6Aおよび6Bが
選択されたとする)。
【0046】次に、CPU72Aは、選択された各パン
チャーのダイス孔63Eのパンチカスを完全に排出する
目的で、イニシャライズと呼ばれる作業を実行する(ス
テップS2〜S8)。すなわち、前回の穿孔作業におい
て生じたパンチカスが、ダイス孔63E、もしくは回収
溝53Aに残留している可能性があるので、これら残留
パンチカスを回収箱53Cに回収する必要がある。ま
ず、CPU72Aは、軸方向移動部4を第1原点位置に
到達させるために、制御信号V4Aを送出する(ステップ
S2)。これによって、軸方向移動部4は、移動を開始
する。そして、原点位置検出部43は、軸方向移動部4
が第1原点位置に到達したとき、第1原点位置検出信号
4BをCPU72Aに対して送出する。CPU72A
は、ドライブ回路73を介して原点位置検出信号V4B
受け取ることによって、軸方向移動部4が第1原点位置
に到達したことを認識する(ステップS3)。
【0047】次に、CPU72Aは、円周方向移動部5
を第2原点位置に移動させるために、制御信号V5Aを送
出する(ステップS4)。これによって、円周方向移動
部5は、移動を開始する。このとき、CPU72Aは、
第2駆動力発生モータ54Aに与えるパルス数をカウン
トすることにより、選択された各パンチャー6Aおよび
6B(周方向移動部5によって移動されている)の現在
位置を演算し、パンチャー6Aまたは6Bが最下点位置
に到達したか否かを監視している(ステップS5)。
【0048】もし、上記ステップS5において、いずれ
か一方のパンチャー(例えば、パンチャー6A)が、そ
の周方向の可動範囲内で最下点に到達した場合、CPU
72Aは、ダイス孔63Eに残留している可能性のある
パンチカスを完全に排出させるために、パンチャー6A
の空打ちを行う(ステップS6)。すなわち、CPU7
2Aは、パンチャー6Aのパンチャー駆動モータ61に
対して、パンチャー駆動用の制御信号VPAを送出する。
応じて、パンチャー6Aは駆動するが、このとき感材8
は、まだ円筒内面ドラム1に装着されていない。そのた
め、新たなパンチカスは生じず、パンチャー6Aは、空
打ちを行うことになる。もし、このときダイス孔63E
にパンチカスが残留していれば、ダイス孔63Eからパ
ンチカスが排出され、回収溝53Aに落下する。このパ
ンチカスは、円弧形状を有する回収溝53A、回収孔5
3Bを通って、回収箱53Cに落下する。なお、パンチ
ャー6Aの空打ちは、パンチャー6Aが最下点に位置し
ている状態で行われるため、排出されたパンチカスは、
回収孔53B近傍の回収溝53Aに落下し、回収孔53
B内に確実に落ちることになる。従って、任意の位置で
空打ちを行うよりも、最下点位置で空打ちを行う方が、
より確実にパンチカスを回収することができる。この空
打ちの終了後、パンチャー6Aの穿孔終了検出部65
は、終了検出信号VFAを送出する。応じて、CPU72
Aは、空打ちの終了を認識する。
【0049】また、上記ステップS5において、いずれ
か他方のパンチャー(例えば、パンチャー6B)が最下
点に到達した場合、CPU72Aは、上記ステップS6
をスキップした後、当該他方のパンチャー6Bについて
同様に空打ちを行う(ステップS7)。これによって、
パンチャー6B内に残留しているパンチカスが排出され
る。
【0050】そして、第2原点位置検出部55は、円周
方向移動部5が第2原点位置に到達したとき、原点位置
検出信号V5BをCPU72Aに対して送出する。CPU
72Aは、ドライブ回路73を介して原点位置検出信号
5Bを受け取ることによって、円周方向移動部5が第2
原点位置に到達したことを認識する(ステップS8)。
【0051】なお、上記ステップS4における動作、す
なわち円周方向移動部5を第2原点位置に移動させると
き、回収溝53Aも円周方向移動部5の回動に同期して
回動する。従って、回収溝53A上には、遠心力が働
く。これによって、回収溝53A上に残留しているパン
チカスは、当該回収溝53Aを伝って、回収孔53B内
に落下する。
【0052】その後、搬送器具(図示せず)によって1
枚の感材8が、円筒内面走査装置に搬入されていく。こ
の搬送器具は、本円筒内面走査装置外に設置されてい
る。感材8は、この搬入器具によって、円筒内面ドラム
1内の所定位置に装着される(ステップS9)。
【0053】穿孔作業に先だって、CPU72Aは、前
述した第1情報と、感材8のサイズとから、円周方向移
動部5の移動量xと、軸方向移動部4の移動量yとを決
定する。この移動量xおよびyは、円周方向移動部5が
第2原点位置に位置し、かつ軸方向移動部4が第1原点
位置に位置するときを基準に決定される。まず、CPU
72Aは、円周方向移動部5を第2原点位置から移動量
xだけ移動させるために、制御信号V5Aを送出する。こ
の制御信号V5Aは、ドライブ回路73を介して、第2駆
動力発生モータ54Aに入力される。応じて、円周方向
移動部5は円周方向時計回りに移動を開始し、第2原点
位置から移動量xだけ移動する(ステップS10)。
【0054】次に、CPU72Aは、軸方向移動部4を
第1原点位置から移動量yだけ移動させるために、制御
信号V4Aを送出する。この制御信号V4Aは、ドライブ回
路73を介して、第1駆動力発生モータ42Aに入力さ
れる。応じて、軸方向移動部4は、穿孔装置取付部3に
沿って移動を開始し、第1原点位置から移動量yだけ移
動する(ステップS11)。これらステップS9および
S10の作業を位置決めと称する。
【0055】円周方向および軸方向の位置決めが終了す
ると、パンチャー6Aおよび6Bは、円筒内面ドラム1
に装着中の感材8に対して、穿孔作業を行うべき位置に
到達している。すなわち、感材8は、パンチャー6Aお
よび6Bの各ダイス63D上に載置された状態となって
いる(図7参照)。その後、CPU72Aは、パンチャ
ー6Aのパンチャー駆動モータ61を駆動させるため
に、制御信号VPAを送出する。応じて、パンチャー6A
は前述した態様で駆動し、第1のパンチ孔を感材8に形
成する(ステップS12)。第1のパンチ孔の穿孔終了
後、パンチャー6Aの穿孔終了検出部65は、終了検出
信号VFAを送出する。CPU72Aは、ドライブ回路7
3を介して終了検出信号VFAを受け取ると、第1のパン
チ孔が形成されたことを認識する。パンチャー6Bは、
前述したように、現在装着されている感材8に形成され
るパンチ孔のピッチだけパンチャー6Aから離れた円周
方向移動部5上の位置に設置されている。次に、CPU
72Aは、パンチャー6Bを駆動させるために、制御信
号VPBを送出する。これによって、上述した手順と同様
に、感材8に第2のパンチ孔が形成される(ステップS
13)。
【0056】なお、上記ステップS12およびS13の
穿孔作業において生じたパンチカスは、前述したよう
に、ダイス孔63Eから排出され、回収溝53Aに落下
する。そしてパンチカスは、円弧形状を有する回収溝5
3A、回収孔53Bを通って、回収箱53Cに落下す
る。
【0057】2個のパンチ孔を形成後、CPU72A
は、感材の搬出作業に移行する。まず、CPU72A
は、軸方向移動部4を第1原点位置に復帰させるため
に、制御信号−V5Aを送出する。この制御信号−V
5Aは、ドライブ回路73を介して、第1駆動力発生モー
タ42Aに入力される。応じて、第1駆動力発生モータ
42Aは、前回の回転方向とは逆方向に回転する。これ
に伴って、軸方向移動部6は、移動量−yだけ移動す
る。すなわち、軸方向移動部6は、第1原点位置に復帰
する(ステップS14)。この原点復帰に応じて、第1
原点位置検出部44は、第1原点位置検出信号V5Bを送
出する(ステップS15)。なお、上記ステップS13
では、感材を傷付けずに搬出作業を行うために、軸方向
移動部4を第1原点位置に移動させているが、同様の目
的を達成するためには、軸方向移動部4を感材8から離
れる位置まで移動させるだけでもよい。
【0058】CPU72Aは、ドライブ回路73を介し
て、第1原点位置検出信号V5Bを受け取ると、感材8を
円筒内面ドラム1外に搬出させる(ステップS16)。
その後、オペレータは、パンチ孔が所定の位置に形成さ
れているか否かを確認するために、測定装置(図示せ
ず)を用いてパンチ孔の位置を測定する(ステップS1
7)。本実施例においては、この位置測定に測定装置を
用いているが、他の方法で測定してもよい。
【0059】取付誤差があるか否かを確認したオペレー
タは、入力装置71のディスプレイにオフセット入力画
面(図示せず)を表示させ、円周方向誤差をオフセット
値P2、軸方向誤差をオフセット値P3として、取付誤
差を入力する(ステップS18)。なお、取付誤差が0
のときは、P2=0,P3=0が入力される。入力され
たオフセット値P2およびP3は、メモリ72Bに記憶
される。ところで、本実施例において、取付誤差は、第
1のパンチ孔に対する第2のパンチ孔の形成位置として
いる。そのため、オフセット値P2およびP3は、パン
チャー6Aに対するパンチャー6Bの取付誤差となって
現れる。
【0060】図10は、ユーザ側において感材の露光時
に行われる実際の穿孔作業を示すフローチャートであ
る。以下、この図10を参照して、パンチ孔の穿孔作業
について説明する。まず、露光すべき感材のサイズが入
力装置71を介して、CPU72Aに入力される(ステ
ップS101)。感材サイズを受け取ったCPU72A
は、穿孔作業に使用する第1および第2のパンチャーを
選択する(今、仮にパンチャー6Aおよび6Bが選択さ
れたとする)。
【0061】次に、CPU72Aは、前述のステップS
2〜S8と同様の動作、すなわちイニシャライズ作業を
実行する(ステップS102〜S108)。これによっ
て、前回の穿孔作業において生じたパンチカスが、ダイ
ス孔63Eもしくは回収溝53A上に残留していたとし
ても、円弧形状を有する回収溝53A、回収孔53Bを
通って、回収箱53Cに落下する。
【0062】イニシャライズ作業の終了後、前述のステ
ップS9と同様に、感材8の搬入・装着作業が行われ、
その後、感材8に対する露光作業が行われる(ステップ
S109)。
【0063】次に、CPU72Aは、穿孔作業を行うべ
く、前述のステップS10と同様に、円周方向移動部5
を第2原点位置から移動量xだけ移動させるために、制
御信号V5Aを送出する。応じて、円周方向移動部5は、
円周方向時計回りに移動を開始し、移動量xだけ移動す
る(ステップS110)。
【0064】次に、CPU72Aは、前述のステップS
11と同様に、軸方向移動部4を第1原点位置から移動
量yだけ移動させるために、制御信号V4Aを送出する。
応じて、軸方向移動部4は、穿孔装置取付部3に沿って
移動を開始し、移動量yだけ移動する(ステップS11
1)。
【0065】パンチャー6Aの位置決め終了後、前述の
ステップS12と同様に、パンチャー6Aが駆動され、
感材8に第1のパンチ孔が形成される(ステップS11
2)。第1のパンチ孔の形成終了を、CPU72Aは、
前述したように、穿孔終了検出部65からの終了検出信
号VFAによって認識する。応じて、CPU72Aは、取
付誤差の補正をするために、円周方向移動部5をオフセ
ット量P2だけ移動させる制御信号VP2を送出する。こ
の制御信号VP2は、ドライブ回路73を介して、第2駆
動力発生モータ54Aに入力される。応じて、円周方向
移動部5は、円周方向反時計回りに移動を開始し、移動
量P2だけ移動する(ステップS113)。次に、CP
U72Aは、軸方向移動部4をオフセット量P3だけ移
動させる制御信号VP3を送出する。応じて、軸方向移動
部6は、移動量P3だけ移動する(ステップS11
4)。
【0066】上記のようにして、パンチャー6Bは、円
筒内面ドラム1に装着中の感材8に対して穿孔作業を行
うべき位置に到達する。その後、パンチャー6Bは、前
述したステップS13と同様の手順にて、感材8に対し
て第2のパンチ孔を形成する(ステップS115)。
【0067】次に、CPU72Aは、パンチャー6Bの
穿孔終了検出部65からの検出信号VFBを受信すること
によって、第2のパンチ孔の穿孔作業が終了したことを
認識する。次に、CPU72Aは、前述のステップS1
4と同様に、軸方向移動部4を第1原点位置に復帰させ
るための制御信号−V5A+P3 を送出する。応じて、軸方
向移動部6は、移動量(−y−P3)だけ移動する。す
なわち、軸方向移動部6は、第1原点位置に復帰する
(ステップS116)。この原点復帰に応じて、第1原
点位置検出部44は、第1原点位置検出信号V5Bを送出
する(ステップS117)。応じて、CPU72Aは、
露光済みの感材、すなわち刷版の搬出作業を行い(ステ
ップS118)、その動作を終了する。
【0068】なお、上述した実施例においては、オフセ
ット量P2,P3は、第1のパンチ孔を基準としてい
る。これに代えて、オフセット量P2,P3を第1のパ
ンチ孔ではなく、感材自身に適当な基準(例えば、円周
方向の中央部に仮想的に引かれた軸方向に平行な線、お
よび円周方向に平行な感材の一端)を設け、これを絶対
的な基準にして、本来形成されるべきパンチ孔の位置と
実際に形成されたパンチ孔の位置との誤差を測定するよ
うにしてもよい。ステップS17のピッチ測定では、第
1のパンチ孔の円周方向および軸方向オフセット量P4
およびP5、そして第2のパンチ孔の円周方向および軸
方向オフセット量P6およびP7が測定される。そし
て、メモリ72Bの第2情報として、オフセット量P4
〜P7が設定される。この場合、前述のステップS11
0とS111においては、円周方向移動部5の移動量が
x+P4に、軸方向移動部4の移動量がy+P5に設定
される。また、前述のステップS113とS114にお
いては、円周方向移動部5の移動量が−P4+P6に、
軸方向移動部4の移動量が−P5+P7に設定される。
【0069】また、上述した実施例においては、感材の
ピッチの違いは感材のサイズのみに依存するケースを想
定し、感材のサイズのみに対応させて複数組のパンチャ
ーを設置したが、感材のサイズの違いは感材のピッチを
異ならせる1つの要因にすぎない。例えば、同じサイズ
の感材を使用するときでも、露光済みの感材を複数の印
刷機に装着する場合には、要求されるピッチが印刷機毎
に微妙に異なるということも考えられる。このような場
合には、印刷機の種類も考慮してオフセット量Pを設定
しておく必要がある。
【0070】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、摩擦力等によ
って、パンチカスがパンチカス回収手段の途中で停止し
ても、移動手段の回動によってパンチカスに遠心力を作
用させ、確実にパンチカス収納手段に排出されるように
しているので、高価で不確実な真空系を利用することな
く、安価かつ確実にパンチカスを回収することができ
る。
【0071】請求項2の発明によれば、感材が載置され
ていない状態にて穿孔手段を空打ちさせるようにしてい
るので、穿孔手段内に残留している可能性のあるパンチ
カスを確実に回収することができる。
【0072】請求項3の発明によれば、選択された2個
の穿孔手段の空打ちタイミングを、それぞれの回動位置
に応じて独立的に制御するようにしているので、パンチ
カス回収手段上でのパンチカスの滑動距離を短くでき、
より確実にパンチカスの回収が行える。
【0073】請求項4の発明によれば、選択された2個
の穿孔手段の回動位置が、移動範囲の最下点に到達した
ときに空打ちを行うようにしているので、パンチカス回
収手段上でのパンチカスの滑動距離を最短にできる。そ
の結果、より一層確実にパンチカスの回収が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る円筒内面走査装置の主
要部の構成を示した斜視図である。
【図2】図1における線A−A’に沿う断面図であり、
特に第1駆動力発生部42および第1原点位置検出部4
3の詳細な構成を示している。
【図3】第1原点位置検出部43のより詳細な構成を示
す図である。
【図4】図1において、矢印D方向から穿孔装置2を見
たときの部分断面図であり、各構成部品の詳細な配置関
係を示している。
【図5】図1における線B−B’に沿う断面図であり、
特にパンチカス回収部53の詳細な構成を示している。
【図6】図1における線C−C’に沿う断面図であり、
特にパンチカス回収部53の詳細な構成を示している。
【図7】図1における線E−E’に沿う断面図であり、
特にパンチャー6の詳細な構成を示している。
【図8】穿孔装置制御部7の構成を示すブロック図であ
る。
【図9】本実施例の円筒内面走査装置において、パンチ
孔の誤差を測定し設定する際の動作を示すフローチャー
トである。
【図10】ユーザ側において感材の露光時に行われる実
際の穿孔作業を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…円筒内面ドラム 2…穿孔装置 3…穿孔装置取付部 4…軸方向移動部 41…第1連結部 42…第1駆動力発生部 43…第1原点位置検出部 44…第2連結部 5…円周方向移動部 51…第3連結部 52…パンチャー取付部 53…パンチカス回収部 54…第2駆動力発生部 55…第2原点位置検出部 6…パンチャー 61…パンチャー駆動モータ 62…カム機構 63…パンチ部 64…軸受け部 65…穿孔終了検出部 7…穿孔装置制御部 71…入力装置 72…コントローラ 73…ドライブ回路 74…データバス 8…感材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井口 知己 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号により変調された光ビームによ
    って、円筒内面ドラムの内面に装着された感材を走査し
    て露光することにより、当該感材に画像を記録する円筒
    内面走査装置において、当該感材を穿孔する際に生じる
    パンチカスを回収するための装置であって、 前記パンチカスを収納するパンチカス収納手段と、 所定位置に載置された前記感材を打ち抜くことによっ
    て、当該感材に穿孔を行う穿孔手段と、 前記円筒内面に応じた円弧形状を有し、前記穿孔手段近
    傍に設置され、穿孔によって生じたパンチカスを捕獲可
    能で、かつ前記パンチカス収納手段に排出可能なパンチ
    カス回収手段と、 前記穿孔手段および前記パンチカス回収手段が取り付け
    られ、円筒内面ドラムの円周方向に所定の可動範囲を有
    し、前記パンチ孔を形成すべき位置に前記穿孔手段を到
    達させる移動手段と、 前記穿孔手段を前記感材のサイズに応じた所定位置にて
    駆動させるために、前記移動手段の移動量を制御する制
    御手段とを備える、パンチカス回収装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、その動作モードの1つ
    として、前記穿孔手段に感材が載置されていない状態に
    おいて当該穿孔手段を駆動させる空打ち動作モードを含
    む、請求項1に記載のパンチカス回収装置。
  3. 【請求項3】 前記移動手段には、前記穿孔手段が複数
    個取り付けられており、 前記制御手段は、前記感材のサイズに応じて、穿孔に使
    用される2個の穿孔手段を選択し、当該選択された各穿
    孔手段の空打ちタイミングを、前記移動手段の回動位置
    に応じて、それぞれ独立的に制御することを特徴とす
    る、請求項2に記載のパンチカス回収装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、各前記選択された2個
    の穿孔手段が、その回動範囲における最下点に位置した
    ときに、前記空打ち動作モードを実行することを特徴と
    する、請求項3に記載のパンチカス回収装置。
JP4460995A 1995-03-03 1995-03-03 円筒内面走査装置におけるパンチカス回収装置 Pending JPH08242342A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1023976A2 (en) * 1999-01-29 2000-08-02 Agfa Corporation Low profile side punch for internal drum imagesetter
EP1038642A2 (en) * 1999-03-19 2000-09-27 Agfa Corporation Method and apparatus for collecting and removing punch chaff from an imaging system

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