JP2927366B2 - スタッド用クリップ - Google Patents

スタッド用クリップ

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JP2927366B2 JP2278521A JP27852190A JP2927366B2 JP 2927366 B2 JP2927366 B2 JP 2927366B2 JP 2278521 A JP2278521 A JP 2278521A JP 27852190 A JP27852190 A JP 27852190A JP 2927366 B2 JP2927366 B2 JP 2927366B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ケーブルや中空なチューブ等のハーネス
を、パネルに沿って係止するためのスタッド用クリップ
に関する。
[従来の技術] 従来、この種のクリップとしては、パネルに立設され
たT形のスタッドを差し込むための一端部が開放したU
字形の差込溝を有する弾性支持脚と、バンドを介してハ
ーネスを保持する保持部とを備えたものが知られていた
(例えば実開昭63−92811号公報)。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記した従来のクリップでは、T形のスタッ
ドに対するクリップの取付位置を調整できないという問
題点があった。
すなわち、従来のクリップでは、T形のスタッドの取
付精度にバラ付きがあると、クリップの取付位置も狂っ
てしまう。このため、複数のクリップを使用して、パネ
ルに沿ってハーネスを直線的に張設しようとしても、複
数のクリップ間に取付位置のバラ付きがあると、クリッ
プにハーネスが取付け難く、作業性が悪いばかりでな
く、ハーネスが蛇行してしまい、体裁が悪かった。
そこで、本発明は、上記した従来の技術の有する問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、スタッドに対するクリップの取付位置を調整できる
ようにしたスタッド用クリップを提供しようとするもの
である。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記した目的を達成するためのものであ
り、以下にその内容を図面に示した実施例を用いて説明
する。
本発明は、クリップ(30)の支持脚(60)に、差込溝
(61)を挟んで上下に対向する少なくとも一方の対向面
に、他方の対向面に対して傾斜した斜面(63a)を形成
すると共に、この斜面には、該斜面に沿って爪部を多段
(65a〜65e)に形成したことを特徴とする。
これに加え、次の三つの点を特徴する。
第一に、T形のスタッド(20)は、例えば第1図に示
すように、パネル(10)の基準面(例えば屈曲部14)か
ら所定の距離(1)だけ離れた位置に立設されている。
第二に、支持脚(60)には、例えば第5図に示すよう
に、上片(62)と、下片(63)と、ヒンジ部(64)とを
備える。
上記下片(63)は、例えば第5図に示すように、上片
(62)と差込溝(61)を挟んで対向するものである。
前記ヒンジ部(64)は、例えば第5図に示すように、
上片(62)と下片(63)とを連結するものである。
第三に、上片(62)には、例えば第7図に示すよう
に、パネル(10)の基準面(例えば屈曲部14)に当接す
る当接部(66)を形成する。
[作 用] したがって、本発明によれば、クリップ(30)の差込
溝(61)の開放端部(61a)よりスタッド(20)を差し
込めばよい。
スタッドを差し込むと、クリップの差込溝内の斜面に
形成された多段の爪部(65a〜65e)の一つに係合し、こ
こでスタッドを差込溝の奥に向かって押し込むと、該爪
部の一つを乗り越えて、差込溝内にはまり込み、該爪部
により差込溝内から抜けなくなる。
そして、スタッドに対するクリップの取付位置を調整
するには、当接部(66)がパネル(10)の基準面(例え
ば屈曲部14)に当接する迄、スタッドを支持脚の弾性に
抗して、差込溝の奥に向かってさらに押し込ばよい。ス
タッドを押し込むと、スタッドが支持脚の斜面に沿って
移動することから、スタッドに対するクリップの取付位
置が変化し、スタッドは、当該停止位置に形成された多
段の爪部の一つにより、差込溝内に係止される。このと
き、例えば第7図に示すように、当接部(66)がパネル
(10)の基準面(例えば屈曲部14)に当接する。
[実施例] 以下に本発明を図面に示した一実施例に基づき説明す
る。
第1図は分解斜視図、第2〜6図はクリップを示すも
のであり、第2図は平面図、第3図は正面図、第4図は
背面図、第5図は側面図、第6図は第2図のVI−VI線に
沿う断面図、第7図はハーネスの取付状態を示す要部断
面図を各々示す。
第1図において、10はパネル、20はパネル10に立設さ
れたT形のスタッド、30はスタッド20に取付けるクリッ
プ、40はクリップ30にバンド50を介して固定される取付
部品としてのハーネスを各々示す。
上記パネル10は、第1,7図に示すように、クランク状
に屈曲し、上壁11と、その端部からほぼ垂直に立ち下が
る側壁12と、その下端部から上壁11とほぼ平行に延びた
底壁13とを備える。そして、上壁11と側壁12との間に
は、上記したクリップ30を取付ける際の基準面となる円
弧状に屈曲した屈曲部14を形成する。
前記スタッド20は、第1,7図に示すように、ピン状
で、円柱形の軸部21と、その端部から円形に張り出した
大径頭部22とを有する。そして、スタッド20は、その軸
部21の先端部がパネル10の内側壁12に溶着され、図示し
ないが、パネル10の長手方向に沿って適宜間隔で複数本
固定される。又、パネル10の上壁11の上面からスタッド
20の軸部21の中心までの距離1は、ほぼ一定に設定す
る。但し、前記した本発明が解決しようとする課題に挙
げているように、パネル10の寸法誤差や歪み、或はスタ
ッド20の取付精度のバラ付きにより、前記距離1が多少
長短することがある。
前記クリップ30は、第2〜6図に示すように、大別す
ると、スタッド20を差し込むための一端部が開放した差
込溝61を有する弾性支持脚60と、バンド50を介してハー
ネス40を保持する保持部70とを備え、適度な弾性と剛性
を有する、例えばPOM(ポリオキシメチレン)等の熱可
塑性樹脂で一体成形する。
上記支持脚60は、第5図に示すように、略コ字形を成
し、上片62と、この上片62の下面62aから下方に離れて
対向する下片63と、両片62,63の一端部を連結するヒン
ジ部64とから構成する。
前記差込溝61は、第5図に示すように、略横向きレ字
形を成し、上片62のほぼ水平な下面62aと、この下面62a
に対向すると共に、該下面62aに対して傾斜させた、下
片63の上面の斜面63aとから構成する。上記斜面63aは、
差込溝61の開放端部61aに向かって斜め下向きに下り傾
斜する。
又、上記斜面63aには、第5図に示すように、スタッ
ド20の軸部21の外周に引っ掛かる爪部65a〜65eを、該斜
面63aに沿って多段、例えば5段に形成する。そして、
差込溝61の開放端部61a側より数えて、第1段目の爪部6
5aと第2段目の爪部65bとの間の谷部の底から上片62の
下面62aまでの距離を、スタッド20の軸部21の直径にほ
ぼ等しく設定する。
前記上片62の上端部には、第7図に示すように、パネ
ル10の屈曲部14に向かってフック形に屈曲し、該屈曲部
14に当接する当接部66を形成する。
又、下片63の外側面には、第3〜5図に示すように、
パネル10の側壁12に向かって、断面半円形に突出すると
共に、下片63の長手方向に長円形状に延びたリブ67を形
成する。
さらに、支持脚60と保持部70との間には、第7図に示
すように、スタッド20の大径頭部22がはまり込む空部68
を形成する。
前記保持部70は、第2〜5図に示すように、平板状
で、ハーネス40を安定保持できるように、第1図に示す
ように平面、長方形状に形成する。そして、保持部70の
左右両端部には、第5図に示すように、下方に向かって
断面L字形に屈曲したバンド50の抜止部71.72を各々形
成する。
又、ハーネス40は、例えばパネル10の長手方向に沿っ
て配線する電線等である。
バンド50は、第1,7図に示すように、ハーネス40と保
持部70とにループ状に巻き付けて使用する。
つぎに、上記した構成を有するクリップ30を使用した
ハーネス40の取付手順を説明すると、まず、バンド50を
使用してハーネス40をクリップ30に固定した後、クリッ
プ30をスタッド20に取付けてもよいし、或はスタッド20
にクリップ30を先に取付け、その後、クリップ30にハー
ネス40を固定するようにしてもよい。
ここでは、前者の取付手順にもとづいて説明する。
まず、ハーネス40を、第1,7図に示すように、クリッ
プ30の保持部70の上面に載置した上、ハーネス40と保持
部70とにバンド50を巻き付けて、該保持部70の上面に固
定する。
その後、クリップ30を、スタッド20に取付ける。
尚、スタッド20は、パネル10の長手方向に沿って適宜
間隔で複数本、固定されているので、クリップ30も各ス
タッド20ごとに取付ける。
まず、クリップ30の差込溝61の開放端部61aに、スタ
ッド20の軸部21を位置させ、該開放端部61aより差込溝6
1内に差し込む。
スタッド20の軸部21を差し込むと、差込溝61の開放端
部61a側より数えて第1段目の爪部65aに先ず係合する。
ここで、クリップ30をスタッド20に向かって押すと、ク
リップ30の上片62の下面62aと、下片63の前記爪部65aと
が、スタッド20の軸部21の外周に押される。このため、
クリップ30の下片63が、上片62との間のヒンジ部64から
下方に向かってたわむことで、差込溝61が上下方向に拡
開し、スタッド20の軸部21が、クリップ30の上片62の下
面62aと下片63の前記爪部65aとの間隔内を通る。
そして、スタッド20の軸部21が、クリップ30の下片63
の第1段目の爪部65aを乗り越えると、ヒンジ部64の弾
性復元力により、下片63が上方にパチンと復元すること
で、スタッド20の軸部21が、第1段目の爪部65aと第2
段目の爪部65bとの間の谷部にはまり込み、差込溝61内
から抜けなくなる。
尚、スタッド20の大径頭部22は、第7図に示すよう
に、支持脚60と保持部70との間に形成された空部68内に
はまり込む。
そして、クリップ30は、第7図に示すように、その当
接部66がパネル10の屈曲部14に当接する位置まで、スタ
ッド20に向かって押す。
すなわち、クリップ30の当接部66が、パネル10の屈曲
部14から上方に離れているような場合には、クリップ30
をスタッド20に向かってさらに押せばよい。
クリップ30を押すと、スタッド20の軸部21が、差込溝
61内の第2段目の爪部65bに係合し、爪部65b…を乗り越
える度に、差込溝61を拡開させ、順次、次の爪部65c…
に係合し、スタッド20の軸部21が差込溝61の奥に向かっ
て進行する。こうして、スタッド20の軸部21が差込溝61
の奥に向かって進行すると、爪部65a〜65eが下片63の斜
面63aの勾配に沿って形成されていることから、スタッ
ド20の軸部21が差込溝61の奥に進むにしたがって、クリ
ップ30の位置が徐々に下降し、その当接部66がパネル10
の屈曲部14に次第に接近する。
そして、クリップ30の当接部66が、第7図に示すよう
に、パネル10の屈曲部14に当接すると、該当接部66がパ
ネル10の屈曲部14に向かってフック形に屈曲しているこ
とから、当接部66がパネル10の屈曲部14に引っ掛かるよ
うにして、クリップ30の下降を制限する。
このため、クリップ30をスタッド20に向かって押せな
くなり、当該位置において、スタッド20の軸部21が、差
込溝61内の爪部65a〜65eのいずれか1つにより係止さ
れ、クリップ30がスタッド20に固定される。
このとき、クリップ30の下片63のリブ67が、第7図に
示すように、パネル10の側壁12に当接する。尚、リブ67
を形成したのは、下片63とパネル10の側壁12との接触面
積を減少させ、下片63を上下方向にたわみ易くさせるた
めである。
こうして、クリップ30をスタッド20に取付けると、ハ
ーネス40は、第7図に示すように、スタッド20に固定さ
れたクリップ30を介して、パネル10に沿って固定され
る。
尚、図面に示した実施例のものでは、クリップ30の差
込溝61を、上片62のほぼ水平な下面62aと、下片63の斜
面63bとにより構成したが、逆に上片62の下面を傾斜さ
せ、下片73の上面を水平な面としてもよい。
又、ハーネス40は、電線のほかに、中空なチューブ等
でもよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、スタッドに対す
るクリップの取付位置を調整できるので、基準面に対す
るスタッドの取付精度にバラ付きがあるような場合で
も、クリップを基準面に対して正確な位置に取付けられ
るばかりでなく、クリップに対するハーネスの装着も容
易になり、しかも、ハーネスを体裁よく取付けることが
できるハーネス取付用クリップを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は分解斜
視図、第2〜6図はクリップを示すものであり、第2図
は平面図、第3図は正面図、第4図は背面図、第5図は
側面図、第6図は第2図のVI−VI線に沿う断面図、第7
図はハーネスの取付状態を示す要部断面図である。 10……パネル、11……上壁 12……側壁、13……底壁 14……屈曲部、20……スタッド 21……軸部、22……大径頭部 30……クリップ、40……ハーネス(取付部品) 50……バンド、60……弾性支持脚 61……差込溝、61a……開放端部 62……上片、62a……下面 63……下片、63a……斜面 64……ヒンジ部、65a〜65e……爪部 66……当接部、67……リブ 68……空部、70……保持部 71,72……抜止部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネルの基準面から所定の距離だけ離れた
    位置に立設されたT形のスタッドを差し込むための一端
    部が開放した差込溝を有する弾性支持脚と、 取付部品を保持する保持部とを備えたスタッド用クリッ
    プにおいて、 上記支持脚には、 上片と、 前記上片と前記差込溝を挟んで対向する下片と、 前記上片と下片とを連結するヒンジ部とを備え、 前記上片には、前記パネルの基準面に当接する当接部を
    形成し、 差込溝を挟んで上下に対向する少なくとも一方の対向面
    に、他方の対向面に対して傾斜した斜面を形成すると共
    に、 この斜面には、該斜面に沿って爪部を多段に形成したこ
    とを特徴とするスタッド用クリップ。
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