JP2885117B2 - ワイヤハーネス用クランプ - Google Patents

ワイヤハーネス用クランプ

Info

Publication number
JP2885117B2
JP2885117B2 JP7024629A JP2462995A JP2885117B2 JP 2885117 B2 JP2885117 B2 JP 2885117B2 JP 7024629 A JP7024629 A JP 7024629A JP 2462995 A JP2462995 A JP 2462995A JP 2885117 B2 JP2885117 B2 JP 2885117B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
clamp
posture
arm
arm portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7024629A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08205358A (ja
Inventor
雅巳 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP7024629A priority Critical patent/JP2885117B2/ja
Publication of JPH08205358A publication Critical patent/JPH08205358A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2885117B2 publication Critical patent/JP2885117B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体・機器に配設する
ワイヤハーネスに取り付けて、そのワイヤハーネスの配
設姿勢を保持するのに使用するワイヤハーネス用クラン
プに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワイヤハーネス用クランプは、ワイヤハ
ーネスの外周に取り付け固定する取付部に、車体・機器
の嵌着孔等の係止部に係止する係止頭を立設した基本形
状を有し、その係止頭を車体・機器側に係止して、ワイ
ヤハーネスの車体等への配設姿勢を整えて保持するよう
になっている。
【0003】そして、車体・機器側に突起物等の障害物
が存在する部位では、その障害物を回避した迂回ルート
で配設するので、その係止頭と配設姿勢のワイヤハーネ
ス間に、若干の距離が生ずる場合があり、この様な配設
条件に使用するものとして、取付部から伸長したアーム
部の先端に係止頭を設け、ワイヤハーネスへ取り付けた
とき、ワイヤハーネスの中心と係止頭の中心間に、所要
のオフセット量を個別に固定設定したオフセット型ワイ
ヤハーネス用クランプが用いられ、それぞれの配設条件
に適するものを選択して使用する方法が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、狭隘な配設ル
ートに三次元姿勢を呈して配設される自動車用ワイヤハ
ーネスでは、極めて多様なオフセット量が求められるの
で、前記の従来のオフセット量固定構造のオフセット型
ワイヤハーネス用クランプは、極めて多種類のものを準
備する必要があり、ワイヤハーネス用クランプの種類点
数が極めて多様化して、部品管理が煩雑になると共に、
多種少量生産の成形となってコスト高となる難点があ
る。
【0005】本発明は、以上の従来技術の難点を解消す
るオフセット型ワイヤハーネス用クランプを提供するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明のワイヤハーネス用クランプは「ワイヤハーネ
スへ取り付ける取付部から伸長したアーム部の先端部位
に、車体・機器への係止頭を立設したワイヤハーネス用
クランプにおいて、前記アーム部の伸直姿勢と折曲重合
姿勢の択一を可能になす折曲部を、前記アーム部の上下
方向の中間に有し、さらに、前記折曲重合姿勢のロック
部を設けた構造」になっている。
【0007】即ち、本発明のワイヤハーネス用クランプ
は、アーム部の伸直状態による大オフセット形状と、ア
ーム部の折曲重合セットによる小オフセット形状のもの
が、単一のものによって択一できる構造を特徴としてお
り、その折曲部はアーム部の三重重合を可能にする複数
にしたり、伸直姿勢の折曲部の強度向上を図る補強ピー
スを、その折曲部に着脱自在に付設する態様が採択され
る。
【0008】
【作用】以上の構成の本発明のワイヤハーネス用クラン
プは、アーム部の伸直姿勢と折曲重合姿勢の択一によっ
て、複数のオフセット量のものにワンタッチ的に設定で
きる。
【0009】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。ま
ず、本発明の第一実施例を示す図1を参照して、ワイヤ
ハーネス10にテープ巻き12を施して取り付け固定す
る横長板体の取付部2の中央に、板状のアーム部3を立
設すると共に、そのアーム部3の上端部位に、車体の嵌
着孔(図示しない)に嵌着係止する係止頭4を立設した
オフセット型のワイヤハーネス用クランプ1において、
アーム部3の上下方向の中間部分に、アーム部3の幅方
向に横断する折曲部5が設けられている。
【0010】詳しくは、折曲部5は、V字溝によってア
ーム部3を幅方向に薄肉にした形状からなり、アーム部
3を伸直状態にして保持できる強度を有すると共に、そ
の薄肉側に曲げることによって、上半アーム部6が下半
アーム部7に重合できる構造を有し、ワイヤハーネス用
クランプ1の配設条件によって、その伸直姿勢または折
曲重合姿勢のいずれかを択一して使用するようになって
いる。
【0011】そして、上半アーム部6の左右側縁に係止
突起9を隆設すると共に、その上半アーム部6を重合す
る下半アーム部7の側縁には、係止孔8を有する嵌合リ
ブ11が設けられ、この係止突起9と係止孔8によっ
て、折曲重合した上半アーム部6の重合姿勢がロックで
きる。
【0012】以上の図1実施例のものは(図1の(C)
参照)、アーム部3の伸直状態の長アームからなる大オ
フセット量H1のものと、アーム部3を折曲部5から折
り曲げることによって、上半アーム部6が下半アーム部
7に「パチン」と重合してロックされ、アーム部3が短
縮した小オフセット量H2のものに、ワンタッチ的に変
更設定が可能となり、それぞれ取付部2をワイヤハーネ
ス10にテープ巻き固定して、オフセット量が異なる2
種類のものとして共用できる。
【0013】続いて、図2・図3・図4を参照して本発
明の他の実施例のワイヤハーネス用クランプ1を説明す
る。即ち、図2は図1実施例と同一の折曲部5を有する
ものにおいて、所要の間隔を有して平行する2個の折曲
部5A5Bが設けられ、アーム部3を伸直姿勢にした大
オフセット量H1の形状と、上方の折曲部5Aから折り
曲げて二重重合セットにした中オフセット量H2の形状
と、さらに、その二重重合姿勢の折曲部5Bを折り曲げ
て三重重合姿勢にした小オフセット量H3のものが、三
者択一できるようになっている。この図2実施例のもの
は、単一のワイヤハーネス用クランプ1によって3種類
のオフセット量のものに共用できる。なお、この図2実
施例のものも、その二重重合と三重重合のセット姿勢を
ロックするロック部を有している。
【0014】一方、図3のものは、折曲部5を伸直状態
で使用する場合に、折曲部5の部位の機械的強度を補足
して、アーム部3の伸直姿勢の安定を図る意図で、アー
ム部3に横設して着脱自在に嵌め着けセットする補強ピ
ース13を付設した構造を有し、この実施例の補強ピー
ス13は、両端の係止鉤14を弾性開きして折曲部5に
弾着すると共に、内側に立設したV字隆条15を折曲部
5のV字溝に嵌着してセットされる。この補強ピース1
3を用いるものは、伸直姿勢のアーム部3の機械的安定
性が向上するので、車体振動による外力を強く受ける使
用個所に適する。なお、アーム部3を折り曲げ重合する
ときは、その補強ピース13を除去して重合セットされ
る。
【0015】続いて、図4のものは、重合姿勢のアーム
部3の上半アーム部6を受け入れるアーム部凹所16が
取付部2の中間に設けられている。この図4のものによ
ると、重合姿勢のアーム部3の上面と取付部2が同一平
面となる利点がある。
【0016】なお、本発明のワイヤハーネス用クランプ
1は、前記の実施例に限定されず、係止頭4は図示例示
の膨出頭形状のものに代えて、係止柱の上端から開脚状
に垂設した一対の弾性係止片からなる他の公知形状にし
たり、取付部2を、ワイヤハーネス10に巻き着ける巻
着バンドからなる他の公知形状に変更することがある。
【0017】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明のワイヤハ
ーネス用クランプは、単一のものが複数のオフセット量
のものに共用できるので、ワイヤハーネス用クランプの
種類点数が半数以下に少数化されて部品管理性が向上す
ると共に、その種類少数化によって少種多量生産の成形
が可能となり、コスト低減の促進を図る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例のワイヤハーネス用クランプ
を示し、(A)はアーム部の伸長姿勢の斜視図、(B)
はアーム部の折曲姿勢の斜視図、(C)はその使用状態
の斜視図
【図2】本発明の他の実施例のワイヤハーネス用クラン
プを示し、(A)はアーム部伸長姿勢の斜視図、(B)
はアーム部の二重重合姿勢の斜視図、(C)はそのアー
ム部の三重重合姿勢の斜視図
【図3】本発明の他の実施例のワイヤハーネス用クラン
プのアーム部と補強ピースの斜視図
【図4】本発明の他の実施例のワイヤハーネス用クラン
プのアーム部と取付部の部分斜視図
【符号の説明】
1 ワイヤハーネス用クランプ 2 取付部 3 アーム部 4 係止頭 5 折曲部 6 上半アーム部 7 下半アーム部 8 係止孔 9 係止突起 10 ワイヤハーネス 11 嵌合リブ 12 テープ巻き 13 補強ピース 14 係止鉤 15 V字隆条 16 アーム部凹所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−146033(JP,A) 実開 昭61−92125(JP,U) 実開 昭63−87158(JP,U) 実開 平5−73386(JP,U) 実開 平6−70432(JP,U) 実開 昭61−171415(JP,U) 実開 昭63−113428(JP,U) 実開 平1−69321(JP,U) 実開 平1−123416(JP,U) 実開 平4−18783(JP,U) 実開 平6−80327(JP,U) 実公 平3−21153(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 3/00 - 3/04 H02G 3/22 - 3/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスに取り付ける取付部から
    伸長したアーム部の先端部位に、車体・機器への係止頭
    を立設したワイヤハーネス用クランプにおいて、前記ア
    ーム部の伸直姿勢と折曲重合姿勢の択一を可能になす折
    曲部を、前記アーム部の上下方向の中間に有し、さら
    に、前記折曲重合姿勢のロック部を設けた構造を特徴と
    するワイヤハーネス用クランプ。
  2. 【請求項2】 折曲部を複数形成し、アーム部の伸直姿
    勢と二重重合姿勢、または、三重重合姿勢の三者択一を
    可能にした請求項1のワイヤハーネス用クランプ。
JP7024629A 1995-01-18 1995-01-18 ワイヤハーネス用クランプ Expired - Lifetime JP2885117B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7024629A JP2885117B2 (ja) 1995-01-18 1995-01-18 ワイヤハーネス用クランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7024629A JP2885117B2 (ja) 1995-01-18 1995-01-18 ワイヤハーネス用クランプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08205358A JPH08205358A (ja) 1996-08-09
JP2885117B2 true JP2885117B2 (ja) 1999-04-19

Family

ID=12143439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7024629A Expired - Lifetime JP2885117B2 (ja) 1995-01-18 1995-01-18 ワイヤハーネス用クランプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2885117B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7115864B2 (ja) * 2018-02-14 2022-08-09 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネス用クランプおよび固定用部品

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08205358A (ja) 1996-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2537153Y2 (ja) ワイヤハーネス用プロテクタ
JP2885117B2 (ja) ワイヤハーネス用クランプ
JPH0416574Y2 (ja)
JP3936502B2 (ja) ワイヤーハーネス用プロテクタ装置
JPH0629524Y2 (ja) 結束バンド
JPH0512482Y2 (ja)
JP2562606Y2 (ja) クリップ連結構造
JP2563924Y2 (ja) 電線等の結束具
JPH10336859A (ja) ワイヤーハーネス取付構造
JP3348685B2 (ja) 電気接続箱の取付構造
JPH0623142Y2 (ja) 配線具
JP3294472B2 (ja) ルーフモールのエンドキャップ及びルーフモールの取付構造
JPH08178132A (ja) ワイヤハーネスの折曲用ガイド板
JP2001258138A (ja) クランプの車体固定構造
JP2519309Y2 (ja) 樹脂製クリップ
JP3218939B2 (ja) ハーネス支持構造
JPH0723607Y2 (ja) 回り止め係止脚
JPH0311499Y2 (ja)
JP2591990Y2 (ja) ワイヤハーネス用クランプ
JPH0624145Y2 (ja) 樹脂クランプ
JP3141821B2 (ja) プロテクタ
JP3001150B2 (ja) ハーネスプロテクタの垂直分岐構造
JP3260255B2 (ja) コネクタ用電線カバー
JPH0428255Y2 (ja)
JPH0669556U (ja) ワイヤハーネス用クランプ