JP2927134B2 - シーサス分岐装置 - Google Patents
シーサス分岐装置Info
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Description
なす軌道の分岐装置に係り、特に渡り分岐部の構成がX
字形をなすシーサス形に好適なシーサス分岐装置の回転
桁構造に関するものである。
202号公報に記載のように、複線軌道の各分岐機先端
部の突合せ部の構造が、単に片開き分岐装置の組合せに
よる分岐機同士の突合せでは長さ不足が生じることか
ら、分岐状態における各分岐機先端部の間に回転自在な
桁を設けた構造となっている。また、別の分岐装置の例
としては、例えば、特公昭35−7405号公報に記載
のように、長大な回転桁を旋回させて分岐を行なう構造
となっていた。
ては、分岐状態に分岐機間に配置される回転桁の長さ
が、片開き動作による分岐転換時の分岐機間の不足分長
さに相当する長さとなっている。したがって、前記回転
桁に信号線等を配置する場合のことについて配慮された
長さとなっておらず、車両の制御系から見た場合に信号
の欠落等が生じる恐れがあった。また、後者の従来例に
おいては、分岐機間に配置される回転桁の長さが非常に
長く構成されており、該回転桁の旋回駆動構成が複雑
で、かつ、保守面での配慮が十分でなかった。
造がX字形をなすシーサス分岐装置において、回転桁を
用いる分岐状態で信号の欠落をなくし、分岐装置全体を
短く形成するとともに、回転桁の安定した支持が行える
シーサス分岐装置を提供することにある。
に、本発明は、複線軌道の分岐部分に、片開き分岐機を
4基配置しており、前記各片開分岐機はその幅方向の断
面がU字形であり、かつ、移動端を対向させて配置され
ており、分岐状態にあるー対の分岐機の間に回転桁を配
置しており、前記回転桁はその幅方向の断面がU字形で
あり、前記回転桁の下面中心位置に配線穴を有した回転
軸が設置されており、前記回転軸は回転桁を基礎に対し
て回転可能に支持しており、前記回転桁の下面には転動
輪が設置されており、前記転動輪は回転桁を基礎に対し
て回転可能に支持しており、前記回転桁は非接触で信号
を伝達する信号線を備えており、前記信号線は前記回転
軸の配線穴を介して基礎から配線されかつ信号伝達の機
能を発揮できる長さを有しており、直線状態にあるー対
の分岐機の間に固定桁を配置しており、前記固定桁は前
記回転桁の長さから分岐部分における分岐軌道と直線軌
道の長さの差分を差し引いた長さに形成されていること
を特徴とする。
シーサス分岐装置において、回転桁を用いる分岐状態で
信号の欠落がなくなる。また、分岐装置全体を短く形成
することができるとともに、回転桁の安定した支持が行
える。
る。分岐状態の形状がX字形をなすシーサス分岐構成
は、図1に示すように、片開き分岐機3,4,5,6を
上り線1,1´、下り線2,2´に各々2基を対向して
配置してなるものである。実質的に隙間なく配置されて
いる長さL1の分岐機3,4及び5,6を各々転換幅
(W)に転換してX字形とすることで、両分岐の交叉位
置において桁先端間にL2なる間隔が発生する。そこ
で、本発明は、図2、図3に示すように、この間隙の部
分に、長さL4の回転桁7を設置して車両の円滑な渡り
を可能とするものである。前記回転桁7の長さL4は、
推進コイルの幅寸法及び信号線がその機能を発揮できる
だけの幅寸法を確保し、かつ、前記間隙L2を円滑につ
なぐ寸法が必要である。分岐機3〜6を転換して形成さ
れる前記間隙L2よりも、推進コイル幅寸法及び信号線
がその機能を発揮できる幅寸法、すなわち回転桁7の長
さL4の方が一般的には長くなる。そのため予め、各分
岐機3,4,5,6を直線状に連結した状態の各桁先端
部間には、長さL3(<L1)の固定桁22を配置し、
各分岐機3〜6をX字形に転換したときに形成される間
隙L2’がL4よりも大きくなるようにしておく。
支持する旋回ピンであり、回転桁7の車両進行方向端面
の両側下部に、前記ローラが突出するように設置されて
いる。15は前記各片開き分岐機3,4,5,6の先端
部分に、その長手方向を該各桁の幅方向に配置し先端が
桁側面から突出するように取付けられた旋回ガイドであ
り、回転桁7側先端が後退するように屈曲した形状とな
っている。該旋回ガイド15は各分岐機3,4,5,6
の分岐動作によって前記旋回ピン8に接触し、該旋回ピ
ン8を介して回転桁7に力を加え回転させるものであ
る。
は、ピン接続された各々の桁が、地上側の基礎に設けた
減速機付き回転アームによって水平動されることにより
行なわれる。
U字形断面を形成する側壁10および走路11からなる
U字形断面をなす軌道であって、側壁10には推進コイ
ル12、漏洩同軸ケーブル(LCX線)13、交差誘導
線21が設置されている。回転桁7の平面形状は四角形
に形成されており、該桁の下面には各四隅に転動輪9か
らなる支持手段が設置されている。また回転桁7の下面
中心には配線穴14Aを形成した回転軸14が設けら
れ、回転桁下方の基礎25に形成されたピツト17内に
軸受16を介して支持されている。旋回ピン8に接触す
る旋回ガイド15は、回転桁7側が後退するように各桁
の幅方向に対して角度αだけ傾けて設置されている。1
8は前記旋回ピン8と旋回ガイド15との連動によって
回転桁7の回転動作がなんらかの原因によって行なえな
い場合に該回転桁7を旋回させるための電動シリンダー
であって、基礎25に設置されており、その先端はアー
ム19を介して前記回転桁7に連結されている。前記ア
ーム19と回転桁7との間にはバネ20が設置されてお
り、各分岐機3,4,5,6の分岐動作に連動して回転
する場合の動作を許容する構成となっている。
と、片開き分岐機4、5は、図1に実線で示すような、
上り、下り直線の状態から、図2に示すような渡り可能
状態の進路構成にするために、回転アームの転換駆動制
御によって分岐動作が行なわれる。その時の回転桁7の
旋回動作は、片開き分岐機4,5の転換移動によって、
各桁の旋回ガイド15が旋回ピン8に接触することによ
り開始される。該片開き分岐機4、5の転換動作の終了
位置において、α角度を与えた旋回ガイド15によっ
て、旋回ピン8のバネに一定量の押しつけ力を発生させ
て、対向する各片開き分岐機4、5によって回転桁7を
固定させ車輌通過時の外力に対しても安定的に固着しう
るよう固定するものである。また、旋回ピン8等のトラ
ブル発生時には、電動シリンダー18によって駆動源で
ある前記片開き分岐機4、5をバックアップするように
している。
線等の機能を十分に発揮できる長さL4に構成されてい
るため、分岐状態において信号欠落などの状態となるこ
とがない。また、前記回転桁7は、その四隅を転動輪9
によって支持され、各種配線を敷設する配線穴14Aを
有した回転軸14および軸受16によって回転可能な構
成となっている。そのため、旋回が円滑に行なえるとと
もに、各片開き分岐機3,4,5,6によって該回転桁
7を旋回させ支持固定するので、駆動系が簡単で位置決
めも確実に行なえると共に、車両通過時の変位を小さく
できる。したがって、安全確実な車両の運航を行なうこ
とができ、信頼性を確保することができる。
14の配線穴14Aを介して敷設されることから、配線
敷設に関する構造の簡略化が図れる。さらに、前記回転
桁7の旋回動作を片開き分岐機にて行なえなくなった場
合には、前記電動シリンダー18によって駆動する構成
となっており、駆動系を独立した二重系にしていること
から、車両運航を全面的に停止させるというような重大
事故を防止することができる。また、前記二重駆動系に
よれば、一系統のみの部品交換による保守が可能とな
り、部品交換による運航休止をなくすことができる。
をなすシーサス分岐装置において、回転桁を用いる分岐
状態で信号の欠落がなくなる。また、分岐装置全体を短
く形成することができるとともに、回転桁の安定した支
持が行える。
な構成を示したスケルトン図である。
岐装置の分岐状態を示したスケルトン図である。
における、分岐機と回転桁の一部を拡大して示した平面
図である。
示す平面図である。
…旋回ピン、9……転動輪、12……推進コイル、14
……回転軸、15……旋回ガイド、18……電動シリン
ダー
Claims (1)
- 【請求項1】 複線軌道の分岐部分に、片開き分岐機を4
基配置しており、前記各片開分岐機はその幅方向の断面
がU字形であり、かつ、移動端を対向させて配置されて
おり、 分岐状態にあるー対の分岐機の間に回転桁を配置してお
り、前記回転桁はその幅方向の断面がU字形であり、前
記回転桁の下面中心位置に配線穴を有した回転軸が設置
されており、前記回転軸は回転桁を基礎に対して回転可
能に支持しており、前記回転桁の下面には転動輪が設置
されており、前記転動輪は回転桁を基礎に対して回転可
能に支持しており、 前記回転桁は非接触で信号を伝達する信号線を備えてお
り、前記信号線は前記回転軸の配線穴を介して基礎から
配線されかつ信号伝達の機能を発揮できる長さを有して
おり、直線状態にあるー対の分岐機の間に固定桁を配置
しており、前記固定桁は前記回転桁の長さから分岐部分
における分岐軌道と直線軌道の長さの差分を差し引いた
長さに形成されていることを特徴とするシーサス分岐装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5331593A JP2927134B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | シーサス分岐装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5331593A JP2927134B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | シーサス分岐装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06264403A JPH06264403A (ja) | 1994-09-20 |
JP2927134B2 true JP2927134B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=12939295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5331593A Expired - Lifetime JP2927134B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | シーサス分岐装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2927134B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-15 JP JP5331593A patent/JP2927134B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06264403A (ja) | 1994-09-20 |
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