JP2927096B2 - 可変周波数発振回路 - Google Patents

可変周波数発振回路

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JP2927096B2
JP2927096B2 JP4261192A JP4261192A JP2927096B2 JP 2927096 B2 JP2927096 B2 JP 2927096B2 JP 4261192 A JP4261192 A JP 4261192A JP 4261192 A JP4261192 A JP 4261192A JP 2927096 B2 JP2927096 B2 JP 2927096B2
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可変周波数発振回路に関
し、特にディジタル信号処理におけるクロック信号から
任意の周波数の発振信号を出力する可変周波数発振回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の可変周波数発振回路は、
図3に示すように、任意の周波数を設定するためのデー
タを保持するレジスタ6と、基準クロックCKに同期し
てそのクロックCKの周期の時間分遅延する遅延素子5
と、この遅延素子5の出力とレジスタ6の出力とを加算
する加算器3とから構成されていた。
【0003】次に、従来の可変周波数発振回路の動作に
ついて説明する。
【0004】まず、ある任意時間において、レジスタ6
が保持するデータを″K″とし、遅延素子5の出力デー
タが″0″であったと仮定する。このとき、加算器3の
出力Sは″K″となり、次のクロックに同期してこのデ
ータ″K″は遅延素子5に取込まれ、出力Oとして出力
される。次に、遅延素子5の出力データが″K″となっ
ているため加算器3の出力Sは″2K″となり、また、
次のクロックに同期して遅延素子5に取込まれ、出力O
として出力される。この動作を繰返し、加算器3の演算
ビット長を越えるまで加算が続けられる。ただし、演算
ビット長を越えた場合でも加算は継続して行なわれる。
加算器3の演算ビット長をnビットとすると、加算器3
の出力Sが2n −1を越えると、加算器3はキャリーす
なわちオーバフロー信号Cを出力し、また、クロックに
同期して″K″ずつ加算を継続する。このキャリー信号
Cが出力されるときの加算器3の出力Sは(2n −1)
/Kの余りとなる。
【0005】図4は、図3に示す従来の可変周波数発振
回路の出力データを模式的に示した図である。図4にお
いて、xは演算の余りを示している。また、点線で示し
た信号OSは加算器3の演算ビット長を越えた場合の仮
想出力を示す。
【0006】このときの発振周波数foは次式のように
表される。ここで、fcはクロックCKの周波数であ
る。
【0007】 fo=fc・K/(2n −1)………………………………………………(1) また、発振周波数foの設定間隔Δfoは次式のように
表される。
【0008】 Δfo=fc/(2n −1)…………………………………………………(2) すなわち、発振周波数foの設定間隔を小さくするため
には、加算器3の演算ビット長nすなわちビット長を大
きくする必要があるというものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の可変周
波数発振回路は、発振周波数foの設定が1つのレジス
タの設定データのみにより行なわれるため、発振周波数
foの設定間隔を小さく、すなわち高精細度に周波数を
可変するためには加算器の演算ビット長を大きくする必
要があるので、限定された演算ビット長では高精細度に
周波数を設定できないという欠点があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の可変周波数発振
回路は、予め定めた第一の周波数間隔の周波数である粗
発振周波数の設定用のデータを保持する第一の記憶回路
と、前記第一の周波数間隔より小さい予め定めた第二の
周波数間隔の周波数である精発振周波数の設定用のデー
タを保持する第二の記憶回路と、クロックに同期して
述する加算回路の出力信号を前記クロックの1周期の時
間分遅延する遅延回路と、前記遅延回路の出力と入力信
号とを加算する加算回路と、前記加算回路のキャリー信
号により前記第一の記憶回路の出力と前記第二の記憶回
路の出力とのいずれか一方の信号を前記入力信号として
選択するスイッチ回路とを備えて構成されている。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0012】図1は本発明の可変周波数発振回路の一実
施例を示すブロック図である。
【0013】本実施例の可変周波数発振回路は、図1に
示すように、演算ビット長で設定される周波数間隔であ
る概略の粗周波数を設定するためのデータを保持するレ
ジスタ1と、高精細の周波数間隔である精周波数を設定
するためのデータを保持するレジスタ2と、スイッチ回
路4の出力と遅延素子5の出力とを加算する加算器3
と、加算器3のキャリー(オーバフロー)信号によりレ
ジスタ1の出力とレジスタ2の出力とを切替えるスイッ
チ回路4と、基準クロックCKに同期してそのクロック
CKの周期の時間分加算器3の出力を遅延する遅延素子
5とから構成されている。
【0014】レジスタ1,2は外部から保持データを変
更できる、たとえばnビットのシフトレジスタである。
また、加算器3はnビットの全加算器を用いて構成でき
る。また、また、スイッチ回路4は、nビットの論理ゲ
ートを用いる。遅延素子5は、たとえばDフリップフロ
ップを用いてもよい。
【0015】次に、本実施例の動作について説明する。
【0016】図2は、図1に示す本実施例の可変周波数
発振回路の出力データを模式的に示した図である。
【0017】まず、ある任意時間において、粗周波数設
定用のレジスタ1が保持するデータを″K″とし、精周
波数設定用のレジスタ2が保持するデータを″K+F″
とし、遅延素子5の出力データが″0″であったとそれ
ぞれ仮定する。このとき、加算器3の出力Sは″K″と
なる。加算器3のキャリー信号Cは出力されていないの
で、スイッチ回路4はレジスタ1の出力Kを選択する。
したがって、スイッチ回路4の出力Dとしてレジスタ1
の出力Kがそのまま出力される。以下前述の従来例と同
様に、次のクロックに同期してこのデータ″K″は遅延
素子5に取込まれ、出力Oとして出力され、加算器3の
加算が行なわれる動作を繰返し、加算器3の演算ビット
長を越えるまで加算が続けられる。ただし、演算ビット
長を越えた場合でも加算は継続して行なわれる。加算器
3の演算ビット長をnビットとすると、加算器3の出力
Sが2n −1を越えると、加算器3はキャリーすなわち
オーバフロー信号Cを出力し、また、クロックに同期し
て″K″ずつ加算を継続する。このキャリー信号Cが出
力されるときの加算器3の出力Sは(2n −1)/Kの
余りとなる。
【0018】しかし、キャリー信号Cが出力されている
ので、スイッチ回路4はデータ″K+F″を保持する精
周波数設定用のレジスタ2の出力Fを選択する。したが
って、スイッチ回路4の出力Dとしてレジスタ2の出
力″K+F″が出力される。
【0019】以上の構成では、発振は常にレジスタ2の
データ″F″の分だけオフセットしたように始まること
になる。
【0020】以上の構成による発振周波数foは次式で
表される。
【0021】 fo=fc・K/[(2n −1)−F]……………………………………(3) また、発振周波数の設定をレジスタ2のデータ″K+
F″を変更することにより行なうと、発振周波数foの
設定間隔Δfoは次式のように表される。
【0022】 Δfo=fc・K・[1/(2n −1)−F]2 ………………………(4)
【発明の効果】以上説明したように、本発明の可変周波
数発振回路は、粗発振周波数の設定用のデータを保持す
る第一の記憶回路と、精発振周波数の設定用のデータを
保持する第二の記憶回路と、加算回路のキャリー信号に
より第一の記憶回路の出力と第二の記憶回路の出力との
いずれか一方の信号を選択するスイッチ回路とを備える
ことにより、加算器の演算ビット長を増大することなく
高精細度に周波数設定ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可変周波数発振回路の一実施例を示す
ブロック図である。
【図2】本実施例の可変周波数発振回路における出力デ
ータを模式的に示した図である。
【図3】従来の可変周波数発振回路の一例を示すブロッ
ク図である。
【図4】従来の可変周波数発振回路における出力データ
を模式的に示した図である。
【符号の説明】
1,2,6 レジスタ 3 加算器 4 スイッチ回路 5 遅延素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03B 28/00 H03K 4/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め定めた第一の周波数間隔の周波数であ
    る粗発振周波数の設定用のデータを保持する第一の記憶
    回路と、 前記第一の周波数間隔より小さい予め定めた第二の周波
    数間隔の周波数である精発振周波数の設定用のデータを
    保持する第二の記憶回路と、 クロックに同期して後述する加算回路の出力信号を前記
    クロックの1周期の時間分遅延する遅延回路と、 前記遅延回路の出力と入力信号とを加算する加算回路
    と、 前記加算回路のキャリー信号により前記第一の記憶回路
    の出力と前記第二の記憶回路の出力とのいずれか一方の
    信号を前記入力信号として選択するスイッチ回路とを備
    えることを特徴とする可変周波数発振回路。
  2. 【請求項2】 前記加算器は演算ビット長がn(整数)
    である全加算器であり、前記第一および第二の記憶回路
    は外部から保持データを変更できるそれぞれnビットの
    シフトレジスタであることを特徴とする請求項1記載の
    可変周波数発振回路。
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