JP2677280B2 - Lcdドライバーのデータ入力回路 - Google Patents

Lcdドライバーのデータ入力回路

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JP2677280B2
JP2677280B2 JP10447892A JP10447892A JP2677280B2 JP 2677280 B2 JP2677280 B2 JP 2677280B2 JP 10447892 A JP10447892 A JP 10447892A JP 10447892 A JP10447892 A JP 10447892A JP 2677280 B2 JP2677280 B2 JP 2677280B2
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信雄 清水
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関西日本電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はLCDドライバーに関
し、特にデータ入力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のLCDドライバーのデータ入力回
路は図3に示すように、内部クロック信号により駆動さ
れるフリップフロップ回路FF1FF N (以下FF又
はFF1 、FF2 ・・・FF N と略記する)と、FFか
らのデータを記憶転送するシフトレジスタSR1 SR2
・・・SR N と、外部クロック信号を内部クロック信号
にかえる内部クロックバッファ(正)CB−Pと、外部
データ信号を遅延させ内部データ信号とする入力ディレ
イ回路DR−Iとで構成されていた。内部クロックバッ
ファCB−Pは、外部クロック信号をFF 1 〜FF N
直接入力すると、外部クロック信号の波形ひずみにより
誤動作する虞れがあるので、 外部クロック信号の波形成
形をすることによりそれを防止するために設けられてお
り、内部クロック信号は外部クロック信号に比べて遅延
する。 ところで、外部クロック信号に同期した外部デー
タ信号がその同期を維持した状態でデータ入力回路に取
り込まれるには、外部データ信号を入力するとき上記の
外部クロック信号に対する内部クロック信号の遅延分を
補償する必要がある。 入力ディレイ回路DR−Iは上記
の遅延分を補償するために設けられたもので、外部デー
タ信号を同じ時間遅延させて内部データ信号としてい
る。
【0003】カスケード入力信号は「ハイ」の時、外部
データ取り込みのトリガー信号となり、トリガー信号は
FF1 →FF2 →・・・と順次転送されていき、出力デ
ィレイ回路DR−Oにより遅延されて外部に出力され
る。この出力された信号は次段へのカスケード出力で、
データ出力端子1、2・・・の数が不足する場合多段に
カスケード接続して使用されるが、次段のカスケード入
力端子に入力され次の回路のデータ取り込みトリガー信
号となる。外部データは入力ディレイ回路DR−Iによ
り遅延された後、FF1 〜FFN からの信号の立ち上が
りをトリガーとしてシフトレジスタSR1 〜SRN に取
り込まれる。
【0004】以下具体的動作を図4を用いて説明する。
【0005】外部クロック信号は内部クロックバッファ
CB−Pに入力されて内部クロック信号として外部クロ
ック信号に比べ遅延してFF 1 〜FF N に出力される
外部クロック信号の立ち上がり時点1は内部クロック信
号では立ち上がり時点5となり、この立ち上がり時点5
に同期してカスケード入力信号が「ハイ」であるため、
FF1 の出力が「ハイ」となり、シフトレジスタSR 1
に時点5の内部データ「ハイ」が取り込まれてデータ出
力端子1に「ハイ」が出力される。次に外部クロック信
号の立ち上がり時点2は内部クロック信号では立ち上が
り時点6となり、この立ち上がり時点6に同期してカス
ケード信号が「ロウ」であるため、FF 1 の出力が「ロ
ウ」となる。FF 1 の出力はカスケード入力信号として
FF2 に 転送されて内部クロック信号の立ち上がり時点
6でFF2 出力が「ハイ」となりシフトレジスタSR2
時点6の内部データ信号「ロウ」が取り込まれて、デ
ータ出力端子2に「ロウ」が出力される。以下、同様に
カスケード入力信号がFF3 →FF 4 →……→FF N
転送されていき、各外部クロック信号の立ち上がり時点
に対応する内部立ち上がり時点に同期してシフトレジス
タSR 3 〜SR N に内部データが取り込まれ、データ出
力端子3〜Nに「ハイ」又は「ロウ」が出力される
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
のデータ入力回路において、外部クロック信号に同期し
た外部データ信号が、その同期を維持した状態で取り込
まれるには、外部クロック信号が内部クロック信号にな
り、外部データ信号が内部データ信号になっても同じ同
期状態を維持している必要があり、内部クロックバッフ
ァのディレイ時間と入力ディレイ回路のディレイ時間を
同一にしなければならないため、設計が難しいという欠
点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のデータ入力回
路は、外部クロック端子から外部クロック信号が入力さ
れ論理反転されて内部クロック信号として出力する内部
クロックバッファと、前記内部クロック信号が各段に入
力されこの内部クロック信号の立ち上がり時点で初段へ
の「ハイ」のカスケード入力信号で前記内部クロック信
号に同期して各段からトリガー信号を出力する複数段の
FFと、前記外部クロック信号が入力されこの外部クロ
ック信号の立ち上がりに同期して外部データ信号を取り
込み、内部データ信号を出力する1段のFFと、各段が
前記複数段のFFに対応して設けられ前記トリガー信号
が入力されこのトリガー信号の立ち上がりに同期して前
記内部データ信号を取り込む複数段のシフトレジスタ
を具備することを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の構成によると、外部データ信号が外部ク
ロック信号の立ち上がり時に内部に取り込まれ、外部ク
ロック信号の立ち上がりから次の立ち上がりまでの幅の
内部データ信号としてシフトレジスタに供給され、内部
クロック信号の立ち上がりは外部クロック信号の立ち上
がりと次の立ち上がりとの真ん中より内部クロックバッ
ファのディレイ時間分だけ遅延して立ち上がるため、内
部データ信号が内部クロック信号と同期化し、内部クロ
ック信号に対する内部データ信号のセットアップ時間が
十分取れる。したがって、内部クロックバッファのディ
レイ時間のみに配慮すればよく、しかもディレイ時間を
ある特定の絶対値として設計せずにすみ、ディレイ時間
をできるだけ少なくなるように設計すればよく、設計が
容易になる。
【0009】
【実施例】以下、この発明について図面を参照して説明
する。
【0010】図1はこの発明の一実施例のブロック図で
ある。FF0FF N はフリップフロップ、CB−Nは
論理反転のバッファでなる内部クロックバッファであ
る。
【0011】内部クロックバッファCB−Nは、外部ク
ロック信号を直接FF 1 〜FF N に入力すると、外部ク
ロック信号の波形ひずみにより誤動作する虞れがあるの
で、外部クロック信号の波形成形をすることによりそれ
を防止するために設けられると共に、後述の動作を実現
するため論理反転して内部クロック信号を出力する。
【0012】外部クロック信号は内部クロックバッファ
CB−Nで論理反転され、内部クロック信号としてFF
1 〜FF N に供給される。カスケード入力信号は、内部
クロック信号に同期してFF1 →FF2 →FF3・・・
FFN と順次転送されていき、出力ディレイ回路DR−
Oにより遅延されて外部に出力されると共に、FF 1
FF N からシフトレジスタSR 1 〜SR N にF 0 からの
内部データ信号を取り込むトリガー信号として供給され
る。出力デ ィレイ回路DR−Oから出力された信号は、
次段へのカスケード出力で,次の回路のデータ取り込み
トリガー信号となる。外部データ信号は、外部クロック
信号の立ち上がり時にFF0 に取り込まれ、内部データ
信号としてシフトレジスタSR 1 〜SR N に供給され
る。シフトレジスタSR1 〜SRN はFF1 〜FFN
らトリガー信号が「ハイ」になった時点で、FF0 の出
力する内部データ信号を取り込む。
【0013】以下、具体的動作を図2を用いて説明す
る。
【0014】外部クロック信号は内部クロックバッファ
CB−Nで論理反転され内部クロック信号として出力さ
れる。即ち、図2で示す外部クロック信号の立ち上がり
時点A,B,Cに対して、内部クロック信号の立ち上が
り時点E,F,Gは半クロック+内部クロックバッファ
CB−Nのデレィ時間分遅れる。 カスケード入力信号が
外部クロック信号の立ち上がりAで「ハイ」、立ち上が
りBで「ロウ」になるようにFF 1 に入力されると、内
部クロック信号の立ち上がり時点Eで、カスケード入力
信号が「ハイ」であるためFF 1 の出力は「ハイ」とな
り、立ち上がり時点Fで、カスケード入力信号が「ロ
ウ」であるためFF 1 の出力は「ロウ」となる。 外部デ
ータ信号は外部クロック信号の立ち上がり時点A,B,
Cに同期してFF 0 より内部データを出力する。即ち、
外部クロック信号の立ち上がり時点Aで、外部データ信
号が「ハイ」であるため内部データ信号は「ハイ」とな
り、立ち上がり時点Bで、外部データ信号が「ロウ」で
あるため内部データ信号は「ロウ」となる。 従って、F
1 からの出力が「ハイ」となる時点で内部データ信号
は「ハイ」であるためシフトレジスタSR 1 に内部デー
タ信号[ハイ」が取り込まれて,データ出力端子1に
「ハイ」が出力される。
【0015】次に、カスケード信号がFF2 に転送され
て、内部クロック信号立ち上がり時点FでFF2 の出力
が「ハイ」となり、立ち上がり時点GでFF 2 の出力は
「ロ ウ」となる。FF 2 からの出力が「ハイ」となる時
点で内部データ信号は「ロウ」であるためシフトレジス
タSR 2 に内部データ信号「ロウ」が取り込まれて、
ータ出力端子2に「ロウ」が出力される。
【0016】以下同様に、カスケード入力信号がFF 3
→FF 4 →……→FF N と転送されていき、各外部クロ
ック信号の立ち上がり時点で取り込んだ内部データ信号
がシフトレジスタSR 3 〜SR N に取り込まれて、デー
タ出力端子3〜Nに「ハイ」又は「ロウ」が出力され
以上のように、外部クロック信号を内部クロックバ
ッファで論理反転させて内部クロック信号とし、この内
部クロック信号の立ち上がり時点で「ハイ」のカスケー
ド入力信号で内部クロック信号に同期してFF 1 〜FF
N からトリガー信号を出力すると共に、外部クロック信
号の立ち上がりに同期して外部データ信号をFF 0 から
内部データ信号として取出し、内部クロック信号の立ち
上がりに同期して内部データ信号をシフトレジスタに取
り込むことができる構成としたので、外部クロック信号
の立ち上がりに同期した内部データ信号の立ち上がりか
ら、外部クロック信号の立ち上がりと次の立ち上がりと
の真ん中より内部クロックバッファのディレイ時間分だ
け遅延して立ち上がる内部クロック信号の立ち上がりま
での時間、即ち内部クロック信号に対する内部データ信
号のセットアップ時間が十分取れる。したがって、内部
クロックバッファのディレイ時間をある特定の絶対値と
して設計せずにすみ、ディレイ時間をできるだけ少なく
なるように設計すればよく、設計が容易になる
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は外部デ
ータ信号を外部クロックの立ち上がり時に同期化して
部データ信号とし、外部クロック信号を論理反転させた
内部クロック信号の立ち上がりにこの内部データ信号を
同期化させたため、内部クロックバッファのディレイ時
間を絶対値として設計せずにすみ、設計が容易になる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のデータ回路のブロック図である。
【図2】 この発明のデータ入力回路のタイミングチャ
ート図である。
【図3】 従来のデータ入力回路のブロック図である。
【図4】 従来のデータ入力回路のタイミングチャート
図である。
【符号の説明】
FF0 〜FFN フリップ・フロップ CB−P 論理正転の内部クロックバッファCB−N 論理反転の内部クロックバッファ SR1 〜SRN シフトレジスタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部クロック端子から外部クロック信号が
    入力され論理反転されて内部クロック信号として出力す
    る内部クロックバッファと前記内部クロック信号が各段に入力されこの内部クロッ
    ク信号の立ち上がり時点で初段への「ハイ」のカスケー
    ド入力信号で前記内部クロック信号に同期して各段から
    トリガー信号を出力する複数段のフリップフロップと、 前記外部クロック信号が入力されこの外部クロック信号
    の立ち上がりに同期して外部データ信号を取り込み、内
    部データ信号を出力する1段のフリップフロップと、 各段が前記複数段のフリップフロップに対応して設けら
    れ前記トリガー信号が入力されこのトリガー信号の立ち
    上がりに同期して前記内部データ信号を取り込む複数段
    のシフトレジスタとを具備するLCDドライバーのデー
    タ入力回路。
JP10447892A 1992-04-23 1992-04-23 Lcdドライバーのデータ入力回路 Expired - Lifetime JP2677280B2 (ja)

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KR102707477B1 (ko) * 2021-04-19 2024-09-19 텐센트 테크놀로지(센젠) 컴퍼니 리미티드 클록 동기화를 위한 시스템, 신호 동기화를 제어하기 위한 방법, 및 저장 매체

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