JP2926262B2 - 新規な脂環式化合物からなる組成物およびその製造方法 - Google Patents
新規な脂環式化合物からなる組成物およびその製造方法Info
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Description
組成物およびそれらの製造方法に関するものである。
塗料、粉体塗料、コーティング剤、ハイソリッド焼付塗
料として用い、優れた特徴を提供する。また低温硬化性
組成物としてポリシロキサン系マクロモノマーおよび有
機アルミニウムまたは有機ジルコニウムキレート化合物
よりなる硬化反応に添加することにより硬化より外観の
向上および塗膜強度の向上をはかることができる。
半導体封止剤等に用いることができる。
在下硬化させることができる。
野に有用な特徴を提供することができる。
は 〔ただし、Y1は以下の構造 Y2は以下の構造 を表わす〕 がよく知られており塗料の添加剤および酸無水物との反
応による硬化による絶縁剤や封止剤等に用いられてい
る。
化密度が上らないために塗料強度が弱く、表面の仕上り
に問題がある。
た。
塗料あるいは硬化物を与えるエポキシ化合物およびその
原料を提供するものである。
クトン変性された脂環式のエステル化合物およびそのエ
ポキシ化物が極めて有効な化合物であることを見出し
た。
に到達した。
は芳香族カルボン酸からカルボキシル基を除いた残基
を、RaおよびRbは水素、メチル基、エチル基で同時に各
々の基に換えることができる.cは4〜8の整数、n1,n2,
n3……nlはそれぞれ0以上の整数、n1+n2+n3+……+
nlは1以上の整数、lは3以上の整数を表わす〕 からなる化合物を含有する組成物」、 「下記構造 で表わされる化合物からなる組成物 〔RaおよびRbは水素、メチル基、エチル基で同時に各々
の基に換えることができる.cは4〜8の整数、nは1以
上の整数を表わす〕 と多官能カルボン酸あるいはそれらの酸無水物とを100
〜250℃でエステル化することを特徴とする組成物の製
造方法」、 「下記構造 〔ただし、Y1は以下の構造 を表わす〕 を有する化合物を触媒存在下ラクトン化合物と150〜250
℃でエステル化することを特徴とする組成物 〔ただし、(I)式において、 Y1は以下の構造 を表わす. Rは炭素数1〜30の3価以上の脂肪族、脂環族、また
は芳香族カルボン酸からカルボキシル基を除いた残基
を、RaおよびRbは水素、メチル基、エチル基で同時に各
々の基に換えることができる.cは4〜8の整数、n1,n2,
n3……nlはそれぞれ0以上の整数、n1+n2+n3+……+
nlは1以上の整数、lは3以上の整数を表わす〕 の製造方法」、 「下記化合物 〔ただし、Y1は以下の構造 を表わす〕 を触媒存在下ラクトン化合物と150〜250℃でエステル化
することを特徴とする 〔ただし、X2は以下の構造 −O−(CH2)5−CO− Y1は以下の構造 を表わす.n1,n2,n3,n4はそれぞれ0以上の整数、n1+n2
+n3+n4は1以上の整数〕 で表わされる化合物からなる組成物の製造方法」、 「下記構造 〔ただし、(VI)式において、 X1は以下の構造 Y2は以下の構造 を表わす. Rは炭素数3〜30の3価以上の脂肪族、脂環族、または
芳香族カルボン酸からカルボキシル基を除いた残基を、
RaおよびRbは水素、メチル基、エチル基で同時に各々の
基に換えることができる.cは4〜8の整数、n1,n2,n3…
…nlはそれぞれ0以上の整数、n1+n2+n3+……+nlは
1以上の整数を、lは3以上の整数を表わす〕 で表わされる化合物からなる組成物」、 「下記構造 〔ただし、(I)式において、 X1は以下の構造 Y1は以下の構造 を表わす. Rは炭素数3〜30の3価以上の脂肪族、脂環族、また
は芳香族カルボン酸からカルボキシル基を除いた残基
を、RaおよびRbは水素、メチル基、エチル基で同時に各
々の基に換えることができる.cは4〜8の整数、n1,n2,
n3……nlはそれぞれ0以上の整数、n1+n2+n3+……+
nlは1以上の整数、lは3以上の整数を表わす〕 からなる化合物を含有する組成物をエポキシ化剤を用い
て0〜70℃でエポキシ化することを特徴とする 〔ただし、(VI)式において、 X1は以下の構造 Y2は以下の構造 を表わす. Rは炭素数3〜30の3価以上の脂肪族、脂環族、また
は芳香族カルボン酸からカルボキシル基を除いた残基
を、RaおよびRbは水素、メチル基、エチル基で同時に各
々の基に換えることができる.cは4〜8の整数、nlは0
以上の整数、lは3以上の整数を表わす〕 で表わされる化合物からなる組成物の製造方法」、 「下記 〔ただし、(II)式において、 X2は以下の構造 −O−(CH2)5−CO− Y1は以下の構造 を表わす. a、b、cおよびdはそれぞれ0以上の整数、a+b
+c+dは1〜20の整数を表わす〕 で表わされる化合物からなる組成物をエポキシ化剤を用
いて0〜70℃でエポキシ化することを特徴とする 〔ただし、(VII)式において、 X2は以下の構造 −O−(CH2)5−CO− Y2は以下の構造 を表わす. a、b、cおよびdはそれぞれ0以上の整数、a+b
+c+dは1〜20の整数を表わす〕 で表わされる化合物からなる組成物の製造方法」、 (I)において、Rは1〜30の3価以上の脂肪族、脂
環族、または芳香族カルボン酸からカルボキシル基を除
いた残基である。
は出発原料のラクトン化合物に依存して変動する。
よびRbはすべて水素となる。
RaおよびRbはメチル基または水素、3エチル−カプロラ
クトンを用いた場合はRaおよびRbはエチル基および水素
になる。
ラクトンの場合c=4、シクロオラタノンラクトンの場
合c=7である。
0であり、5モル付加のときはn1+n2+n3+……+nl=
5である。lは多官能脂環式エステルの数であり用いる
原料カルボン酸およびそれらの無水物の官能基数に対応
する。
とえば以下のような化合物がある 〔ただし、上記各化合物において、 R1は以下の構造 Zは以下の構造 を、 Z1は以下の構造 Aは以下の構造 −[O−(CH2)5−CO]nOCH2Y1を、 Y1は以下の構造 A2は以下の構造 を表わす〕 nは1〜20の整数を表わす〕 これらの化合物は対応するカルボン酸およびまたは酸
無水物と3−シクロヘキセンメタノールまたはそのラク
トン変性体とのエステル化反応により得られる。
とシクロヘキセンメタノール/ラクトン付加体と反応さ
せるか、またはブタンテトラカルボン酸とシクロヘキセ
ンメタノールとのエステルを合成しておいて、これにラ
クトンを付加させることにより得られる[下記(式−
1)、(式−2)および(式−3)]。
4は1以上の整数を表わす〕または 〔ただし、(式−2)において、 Y1は以下の構造 を表わす〕 あるいは、(式−2)で得られる化合物にラクトン化
合物を反応させて以下(式−3)の反応により(II)式
で表される化合物を得ることもできる。
+d=4nの関係を満たす〕 あるいはカルボン酸、シクロヘキセンメタノールラク
トンを一括してたとえば下記(式−4)のように一括し
て仕込み反応を行うことができる。
+d=4nの関係を満たす〕 なお、前記(式−1)で示される多価カルボン酸とラ
クトン変性シクロヘキセンメタノールとのエステル化反
応において、等モルの出発原料の外にラクトン変性され
ていないシクロヘキセンメタノールを共存させておくと
反応時間を短縮させることができる。共存させるシクロ
ヘキセンメタノールの一部も多価カルボン酸とエステル
化反応することによりラクトン変性されていないエステ
ルを生成して目的組成物中に含まれるが、そのまま除去
することなくエポキシ化反応等それ以後の反応に使用す
ることができる。
溜去すれば良い。
ありカルボン酸、アルコールを一括して仕込み反応させ
ることができる。
は水の留出が多く、必要以上加熱しても所定以上温度は
上らない。
系の温度も上昇して行く。
これを目安にすることができる。
1モルに対しアルコールは1.0モル以上である。アルコ
ールが過剰の方が系内の酸価低下ははやいからである。
時間を要し望ましくない。
タン触媒0.1〜10000ppm添加し150−250℃で反応させる
ことができる。
添加しても大きな効果はあらわれない。
ラクトンの分解と着色が著しい。
で得たものと同等である。
はカルボン酸とアルコールとの脱水エステル化反応であ
る。
酸無水物とアルコールの反応は比較的低温で進行する。
続的に反応系より水を除去するこが有利であり、そのた
め常圧下では100℃以上が望ましい。また250℃以上では
ラクトンオリゴマー類の分解および製品の着色が著しく
好ましくない。
工程での除去が必要なので好ましくない。
を数ppm添加すればよい。
メチルカプロラクトン、β−メチルδバレロラクトンで
ある。
バイヤービリガー反応で工業的に生産されている。
り得ることができ、これを過酸によるバイヤービリガー
反応で工業的に生産できる。
酸、過安息香酸、m−クロロ過安息香酸等の有機カルボ
ン酸、過酸化水素と酢酸、無水酢酸ないし硫酸によって
作られる過酢酸などが挙げられる。
4−メチルテトラヒドロピランを原料として製造するこ
とができる。
加体は3−シクロヘキセンメタノール1モルに対し所定
のラクトンを100−220℃、好ましくは120−180℃で、ス
ズ、またはチタン、またはタングステン系触媒0.1ppm〜
1000ppmの範囲で添加し製造することができる。(VI)
式で表されるエポキシ化合物は(I)のエステル化合物
をエポキシ化することにより得ることができる。
ルキルまたはアルケニル基である脂環式あるいは直鎖で
もよく二重結合を有していることもある。
料のラクトンに依存する。
びRbはすべて水素である。
はRaおよびRbはメチル基および水素、3−エチルカプロ
ラクトンを用いた場合はRaおよびRbはエチル基および水
素になる。
ラクトンの場合c=4、シクロオクタノンラクトンの場
合c=7である。
ある。たとえばラクトンがまったく付加していないとき
はnl=0、5モル付加のときはΣnl=5である。
酸の官能基数に対応する。
は種々のハイドロパーオキサイド類を用いることができ
る。
ン酸、過安息香酸、トリフルオロ過酢酸等がある。
価に入手でき、安定度も高いので好ましいエポキシ化剤
である。
−ブチルハイドロパーオキサイド、クメンパーオキサイ
ド、m−クロロ過安息香酸等がある。エポキシ化の際に
は必要に応じて触媒を用いることができる。
などの酸を触媒として用い得る。
ン酸と苛性ソーダの混合物を過酸化水素と、あるいは有
機酸を過酸化水素と、あるいはモリブデンヘキサカルボ
ニルをtert−ブチルハイドロパーオキサイドと併用して
触媒効果を得ることができる。
の有無や反応温度を調節して行なう。
温度域は定まる。
〜70℃の範囲が好ましい。
酸の分解がおきる。
チルハイドロパーオキサイド/モリブデン二酸化物ジア
セチルアセトナート系では同じ理由で20℃〜150℃が好
ましい。
定化などの目的で使用することができる。
およびエステル化合物等を用い得る。
る。
酸などの酸も触媒として用い得る。
飽和結合をどれくらい残存させたいかなどの目的に応じ
て変化させることができる。
は不飽和基に対して等モルかそれ以上加えるのが好まし
い。
10倍モルを超えることは通常不利であり、過酢酸の場合
1〜5倍モルが好ましい。
と同時に原料中の置換基がエポキシ化剤と副反応を起こ
した結果、変性された置換基が生じ、目的化合物中に含
まれてくる。
あるいは酸価に悪影響を生じることがある。これを防止
するために以下の添加剤少なくとも1種類添加できる。
ン酸水素アンモニウムナトリウム、ピロリン酸、ピロリ
ン酸カリ、ピロリン酸ナトリウム、2−エチルヘキシル
ピロリン酸ナトリウム、2−エチルヘキシルピロリン酸
カリウム、2−エチルヘキシルトリポリリン酸ナトリウ
ム、2−エチルヘキシルトリポリリン酸カリウム、2−
エチルヘキシルテトラポリリン酸ナトリウム、2−エチ
ルヘキシルテトラポリリン酸カリウム。
pm〜1000ppmである。
等から混入した金属等をキレート化し不活性化する作用
であると考えられる。
製品とすることもできる。
る。
せることができる。
去するために水洗を行うことは好ましい。
ン、キシレン等の芳香族化合物あるいはヘキサン、ヘプ
タン、オクタンの様な炭化水素、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル等のエステル類を用いることができる。
倍である。
さらに水で洗浄することも有効な方法である。用いるア
ルカリ水溶液として例えばNaOH、KOH、K2CO3、Na2CO3、
NaHCO3、KHCO3、NH3などのようなアルカリ性物質の水溶
液を使用することができる。
ができる。
50℃の温度範囲で行うのがよい。
脱低沸させ製品を取り出すことができる。
溶剤類の沸点に応じ減圧度を調節して行うことができ
る。
とができる。
した後エポキシ化剤を滴下して行く方法がよい。
発器で蒸発させ製品化する。
器に連続で仕込み連続で抜き取ることができる。
イプでもよい。
る。
まる。
のを主として成分としていると考えられる。
水素、メチル基、エチル基で同時に各々の基に換えるこ
とができる.cは4〜8の整数、n1,n2,n3,……,nlはそれ
ぞれ0以上の整数、lは3以上の整数をn1+n2+n3+…
…+nlは1〜20の整数を表わす〕 ここで(I)は未反応の原料であり、エポキシ化剤の
仕込み量によりほぼ0にすることができるが微量残存す
ることもある。
たカルボン酸と反応したり、また生成物の水洗精製時に
水と反応したりすることにより微量生成する。
用した場合に得られる組成物としては以下 (II)の化合物の4個の2重結合の内の1個、2個ま
たは3個がエポキシ化された化合物 ……(VII)′ (VII)の化合物のエポキシ基が(VI)′のように開
環した化合物 ……(VII)″ (VII)′の化合物のエポキシ基が(VI)′のように
開環した化合物 ……(VII) 〔ただし、上記において、 X2は以下の構造 −O−(CH2)5−CO− Y′は以下の構造 Y2は以下の構造 を表わす. n1,n2,n3およびn4はそれぞれ0以上の整数を表わし、 n1+n2+n3+n4は1〜20の整数を表わす〕 の各化合物が(VII)を主成分として混合したものが考
えられる。
しうる。
クトンを用いた場合 ε−カプロラクトンの の代わりに の構造を有したものとなる。
ルカプロラクトンと3,5,5トリメチルカプロラクトンが
あり、 の構造を有したものとなる。
クトン、トリメチルカプロラクトンを混合して用いる場
合各々の構造の共重合体となる。
クトンの場合と同ようになる。
エポキシ樹脂に比べ1分子中のエポキシ基の濃度が高
く、かつ、硬いものから軟らかいものまで用途に合せて
任意に選べるため、種々な要求物性に対応することがで
きる。
るため、カルボン酸を有する種々の硬化剤、あるいは樹
脂との組合わせにより種々なコーティングや成型物に利
用できる。
あるいはアクリル樹脂の硬化剤として用いることによ
り、極めて耐候性、耐酸性に富んだコーティングを与え
ることができる。
極めて重合しやすい性質があるため、光カチオン重合性
コーティングにも用いることができる。また、カチオン
性のシラノール性OH基を有する樹脂または硬化剤と組合
わせることにより、コーティングを得ることも出来る。
効である。
は、産業界で極めて有用なものである。
器に3−シクロヘキセンメタノール991.0gr、ε−カプ
ロラクトン1006.0grを仕込んだ。これに塩化スズ2.0gr
(1%ε−カプロラクトン溶液)を加えた。
を分析したところ0.15%であった。
クトン1341.3grを仕込んだ以外は合成例−1と同じ条件
で行った。
ンを分析したところ0.10%であった。
ブタンテトラカルボン酸(以下、B.T.Cと称する)468.3
gr、3−シクロヘキセン1−メタノール(以下C.H.Mと
称する)1473.9grを仕込んだ。
反応系はほぼ均一になり、水が留出しだした。これによ
り約3時間かけて220℃まで昇温し、約20時間反応を行
った。
g)にて反応系に残存する過剰のC.H.Mを留去した。
スクロマトグラフィーにおいて0.1%以下であった。
反応がほぼ完結していることがわかった。
2図)分析を行った。
光機を用いCDCl3中、室温で測定することにより得られ
た。
重線δ5.67,酸素に隣接するメチレン水素は二重線δ3.9
9(J=5.5HZ)に帰属できる。
塗り測定することにより得られた。1733cm-1にカルボニ
ル基の吸収、3110cm-1、1647cm-1、991cm-1、652cm-1に
二重結合に起因する吸収がみられた。
る。
C.H.M3106gr、合成例−2で得た原料B1072.0grを仕込ん
だ。
ろ、反応系は均一になり水が留出してきた。
反応を行った。
3時間残存したC.H.Mを留去した。4560grの生成物が得
られた。
ころ0.1%以下であった。
は完結していることがわかった。
合する水素は一重線δ5.67(Ha)、酸素に隣接するメチ
レン水素は多重線δ3.8〜4.2(Hb)に帰属できる。
基の吸収、3017cm-1、1660cm-1、988cm-1、651cm-1に二
重結合に起因する吸収がみられた。
C)ではε−カプロラクトンが付加していないもの(n
=0)、1モル付加したもの(n=1)、2モル付加し
たもの(n=2)……の分布をもつ混合物(第5図)で
あった。
る。
468.3gr、3−シクロヘキセンメタノール224.3gr、原料
A1357.2grを仕込んだ。
反応系はほぼ均一になり、水が留出してきた。これより
約3時間で220℃まで昇温した。
3時間残存していた過剰のCHMを留出させた。
グラフィーで分析したところ30.1%以下であった。
合する水素は一重線δ5.67(Ha)、酸素に隣接するメチ
レン水素は多重線δ3.8〜4.2(Hb)に帰属できる。
基の吸収、3018cm-1、1659cm-1、988cm-1、669cm-1に二
重結合に起因する吸収がみられた。
(n=0)、1モル付加したもの(n=1)、2モル付
加したもの(n=2、3、……の分布をもつ混合物(第
8図)であった。
る。
得た生成物610.0grおよびε−カプロラクトン114.0gr、
テトラブチルチタネート0.36gr(1%、ヘプタン溶液)
を仕込んだ。220℃に約1時間で昇温し35時間反応させ
た後、冷却し、GPC分析(第9図)をしたところ実施例
−2と同じパターンの分布をもつ生成物が得られた。
ケット付き1.5反応器に実施例−2の生成物1760.5gr
および酢酸エチル1000grを仕込んだ。
エチルヘキシルトリポリリン酸ナトリウム3.0grを加え
溶解させた。
酸溶液を仕込んだ。
した。
え30分撹拌30分静置(40℃)して下層を抜き取った。
た上層液を薄膜式蒸発器に120℃20〜50mmHgで300cc/hで
仕込んだ。
メチン水素は、多重線δ3.1〜3.3(Ha)、酸素に隣接す
るメチレン水素は多重線δ3.8〜4.2(Hb)に帰属でき
る。
の吸収、1250cm-1、894cm-1、785cm-1にエポキシ環に起
因する吸収がみられた。
していないもの(n=0)、1モル付加体(n=1)、
2モル付加体(n=2、3、4……の分布をもつ混合物
であった。
る。
ケット付き10反応器に実施例−3の生成物1001gr及び
酢酸エチル1000grを仕込んだ。
チルヘキシルトリポリリン酸ナトリウム1.2grを加え溶
解させた。
酸溶液を滴下した。
した。
エチル1500grを加えさらに精製水3200gを加え30分撹拌3
0分静置(40℃)して下層を抜き取った。
た上層液を薄膜式蒸発器に120℃20〜50mmHgで300cc/hで
仕込んだ。生成物は1050g得られた。
のメチン水素は、多重線δ3.1〜3.3(Ha)、酸素に隣接
するメチレン水素は多重線δ3.8〜4.2(Hb)に帰属でき
る。
の吸収、1231cm-1、784cm-1にエポキシ環に起因する吸
収がみられた。
もの(n=0)、1モル付加体(n=1)、2モル付加
体(n=2、3、……)の分布をもつ混合物(第15図)
であった。
る。
かった以外は実施例−5と同じ条件で行った。得られた
生成物の性状は以下の通りであった。
れは反応系による副反応の増加によるものと考えられ
る。
ラクトン800.0gr、β−メチル−δバレロラクトン206gr
を仕込んだ他は、合成例−1と同じ条件で行った。
ところ、ε−カプロラクトン0.3%、β−メチル−δバ
レロラクトン5.0%であった。
ン0.1%、β−メチル−δバレロラクトン0.9%を含有し
た組成物を得た。
0.0gr、トリメチルカプロラクトン281.9grを仕込んだ他
は合成例−1に同じ条件で行った。
ところ、ε−カプロラクトン0.4%、トリメチルカプロ
ラクトン4%であった。
0.1%、トリメチルカプロラクトン0.3%を含有した組成
物を得た。
70.0grを実施例−1と同様な装置に仕込んだ。
ろ反応系はほぼ均一になり水が留出してきた。
た。
約3時間残存していたC.H.Mを留去した。
H.Mは0.1%以下であった。
がわかった。
60.0grを実施例−1と同様な装置に仕込んだ。
ろ反応系はほぼ均一になり水が留出してきた。
た。
約3時間残存したC.H.Mを留去した。
H.Mは0.1%以下であった。
がわかった。
ット付き3反応器に実施例−7の生成物724.0gr及び
酢酸エチル201.0grを仕込んだ。
ル溶液)に2−エチルヘキシルトリポリリン酸ナトリウ
ム0.3grを加え溶解させた。その後40℃に反応温度を保
持しながら約3時間で過酢酸溶液を滴下した。
した。
エチル300grを加えさらに精製水1100grを加え30分撹拌3
0分静置(40℃)して下層を抜き取った。
で30分40℃で静置し、下層を抜き取った。
00cc/hで仕込んだ。生成物は725.0gr得られた。
ット付き3反応器に実施例−8の生成物724.0gr及び
酢酸エチル201.0grを仕込んだ。
ル溶液)に2−エチルヘキシルトリポリリン酸ナトリウ
ム0.3grを加え溶解させた。その後40℃に反応温度を保
持しながら約3時間で過酢酸溶液を滴下した。
した。30分後、分液した下層を徐々に抜き取った。
え30分撹拌30分静置(40℃)して下層を抜き取った。
で30分40℃で静置し、下層を抜き取った。
00cc/hで仕込んだ。生成物は720grであった。
無水フタル酸1400gr、3−シクロヘキセンメタノール22
67gr、合成例−2の方法で得た化合物1566grを仕込ん
だ。
系は均一になり水が留出しだした。
50時間反応させた後140℃まで温度を下げた。
留去した。
クロヘキセンメタノール1100gr及びε−カプロラクトン
684.8grを仕込んだ。
ところ、反応系は略々均一になり、水が溜出し始めた。
を行った。
にて反応系に残存する過剰のシクロヘキセンメタノール
を溜去した。
メタノールの残存量はガスクロにより分析した結果、0.
1%以下であった。
で得られたものと同様のものであることが確認された。
例−16と同様に行い、1593.3grの生成物が得られた。
メタノールの残存量はガスクロにより分析した結果、0.
1%以下であった。
で得られたものと同様のものであることが確認された。
酸1521gr、シクロヘキセンメタノール2293.0gr及びε−
カプロラクトン1140grを仕込んだ。
ところ、反応系は略々均一になり、水が溜出し始めた。
を行った。
にて反応系に残存する過剰のシクロヘキセンメタノール
を溜去した。
で得られたものと同様のものであることが確認された。
酸1040gr、シクロヘキセンメタノール1550gr及びε−カ
プロラクトン1520grを仕込んだ。
ところ、反応系は略々均一になり、水が溜出し始めた。
を行った。
にて反応系に残存する過剰のシクロヘキセンメタノール
を溜去した。
で得られたものと同様のものであることが確認された。
ャート、第2図は同IRスペクトルのチャートである。 第3図は実施例−2において得られた化合物のNMRのチ
ャート、第4図は同IRスペクトルのチャート、第5図は
同ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(以下GPC
と記す)のチャートである。 第6図は実施例−3において得られた化合物のNMRのチ
ャート、第7図は同IRスペクトルのチャート、第8図は
同GPCのチャートである。 第9図は実施例−4において得られた化合物のGPCのチ
ャートである。 第10図は実施例−5において得られた化合物のNMRのチ
ャート、第11図は同IRスペクトルのチャート、第12図は
同GPCのチャートである。 第13図は実施例−6において得られた化合物のNMRのチ
ャート、第14図は同IRスペクトルのチャート、第15図は
同GPCのチャートである。
Claims (10)
- 【請求項1】下記構造 〔ただし、(I)式において、 X1は以下の構造 Y1は以下の構造 を表わす。 Rは炭素数3〜30の3価以上の脂肪族、脂環族、または
芳香族カルボン酸からカルボキシル基を除いた残基、Ra
およびRbは水素、メチル、エチル基で同時に各々の基に
換えることができる。cは4〜8の整数、n1,n2,n3……
nlはそれぞれ0以上の整数、n1+n2+n3+……+nlは1
以上の整数、lは3以上の整数を表わす〕 で表わされる化合物からなる組成物。 - 【請求項2】組成物が 〔ただし、(II)式において、 X2は以下の構造 −O−(CH2)5−CO− Y1は以下の構造 を表わす。 a、b、cおよびdはそれぞれ0以上の整数を、a+b
+c+dは1〜20の整数を表わす〕 で表わされる化合物からなる請求項(1)に記載の組成
物。 - 【請求項3】下記構造 〔RaおよびRbは水素、メチル、エチル基で同時に各々の
基に換えることができる。cは4〜8の整数、nは1以
上の整数を表わす〕 で表わされる化合物からなる組成物と多官能カルボン酸
あるいはそれらの酸無水物とを100〜250℃でエステル化
することを特徴とする組成物の製造方法。 - 【請求項4】 で表わされる化合物が である請求項(3)に記載の組成物の製造方法。
- 【請求項5】下記構造 〔ただし、Y1は以下の構造 を表わす。〕 を有する化合物を触媒存在下ラクトン化合物と150〜250
℃でエステル化することを特徴とする組成物 〔ただし、(I)式において、 X1は以下の構造 Y1は以下の構造 を表わす。 Rは炭素数3〜30の3価以上の脂肪族、脂環族、または
芳香族カルボン酸からカルボキシル基を除いた残基、Ra
およびRbは水素、メチル、エチル基で同時に各々の基に
換えることができる。cは4〜8の整数、n1,n2,n3……
nlはそれぞれ0以上の整数、n1+n2+n3+……+nlは1
以上の整数、lは3以上の整数を表わす〕 の製造方法。 - 【請求項6】下記化合物 〔ただし、Y1は以下の構造 を表わす。〕 を触媒存在下ラクトン化合物と150〜250℃でエステル化
することを特徴とする 〔ただし、X1は以下の構造 −O−(CH2)5−CO− Y1は以下の構造 を表わす。n1〜n4は0以上の整数〕 で表される化合物からなる組成物の製造方法。 - 【請求項7】下記構造 〔ただし、(VI)式において、 X1は以下の構造 Y2は以下の構造 を表わす。 Rは炭素数3〜30の3価以上の脂肪族、脂環族、または
芳香族カルボン酸からカルボキシル基を除いた残基、Ra
およびRbは水素、メチル、エチル基で同時に各々の基に
換えることができる。cは4〜8の整数、n1,n2,n3……
nlはそれぞれ0以上の整数、n1+n2+n3+……+nlは1
以上の整数、lは3以上の整数を表わす〕 で表わされる化合物からなる組成物。 - 【請求項8】下記構造式 〔ただし、(VI)式において、 X1は以下の構造 Y2は以下の構造 を表わす。 Rは炭素数3〜30の3価以上の脂肪族、脂環族、または
芳香族カルボン酸からカルボキシル基を除いた残基、Ra
およびRbは水素、メチル、エチル基で同時に各々の基に
換えることができる。cは4〜8の整数、n1,n2,n3……
nlはそれぞれ0以上の整数、n1+n2+n3+……+nlは1
以上の整数、lは3以上の整数を表わす〕 を有する化合物が 〔ただし、(VII)式において、 X2は以下の構造 −O−(CH2)5−CO− Y2は以下の構造 を表わす。 a、b、cおよびdはそれぞれ0以上の整数を、a+b
+c+dは1〜20の整数を表わす〕 で表わされる化合物からなる請求項(7)に記載の組成
物。 - 【請求項9】下記構造 〔ただし、(I)式において、 X1は以下の構造 Y1は以下の構造 を表わす。 Rは炭素数3〜30の3価以上の脂肪族、脂環族、または
芳香族カルボン酸からカルボキシル基を除いた残基、Ra
およびRbは水素、メチル、エチル基で同時に各々の基に
換えることができる。cは4〜8の整数、n1,n2,n3……
nlはそれぞれ0以上の整数、n1+n2+n3+……+nlは1
以上の整数、lは3以上の整数を表わす〕 からなる化合物を含有する組成物をエポキシ化剤を用い
て0〜70℃でエポキシ化することを特徴とする 〔ただし、(VI)式において、 X1は以下の構造 Y2は以下の構造 を表わす。 Rは炭素数3〜30の3価以上の脂肪族、脂環族、または
芳香族カルボン酸からカルボキシル基を除いた残基、Ra
およびRbは水素、メチル、エチル基で同時に各々の基に
換えることができる。cは4〜8の整数、n1,n2,n3……
nlはそれぞれ0以上の整数、n1+n2+n3+……+nlは1
以上の整数、lは3以上の整数を表わす〕 で表わされる化合物からなる組成物の製造方法。 - 【請求項10】下記構造 〔ただし、(II)式において、 X2は以下の構造 −O−(CH2)5−CO− Y1は以下の構造 を表わす。 a、b、cおよびdはそれぞれ0以上の整数を、a+b
+c+dは1〜20の整数を表わす〕 で表わされる化合物からなる組成物をエポキシ化剤を用
いて0〜70℃でエポキシ化することを特徴とする 〔ただし、(VII)式において、 X2は以下の構造 −O−(CH2)5−CO− Y2は以下の構造 を表わす。 a+b+c+dは0〜20の整数を表わす〕 で表わされる化合物からなる組成物の製造方法。
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