JP2916941B2 - 光重合性組成物 - Google Patents

光重合性組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、脂肪族環状エポキシ樹脂と光カチオン重合
開始剤を含む光重合性組成物に関する。
《従来技術》 および 《発明が解決しようとする課題》 光硬化性エポキシ樹脂はラジカル重合型の感光性樹脂
のように、酸素により硬化に影響を受けず、硬化物の物
性や接着性が他の樹脂より優れているという特徴を有し
ている。
しかし、多くの場合、可とう性、粘り強さおよび衝撃
強度が十分でなく、実用に耐えないものとなっている。
《発明の目的》 本発明は、これらの事情に鑑みてなされたもので、可
とう性に優れた脂肪族環状エポキシ樹脂を含む光重合性
組成物を提供することを目的とする。
《発明の構成》 すなわち、本発明は 「下記一般式(I) 〔ただし、(I)式において、 Xは以下の構造 Y1は以下の構造 Y2は以下の構造 Y3は以下の構造 Rは炭素数1〜30のアルキルであり、m価の有機化合物
残基、RaおよびRbおよびR11〜Rm9は水素、一般的には1
〜9個の炭素原子を含有するアルキル基で同時に各々の
基に換えることができる.cは4〜8の整数、nmは0以上
の整数、mは1以上の整数を表わす〕 で表わされる脂肪族環状エポキシ樹脂と光カチオン重合
開始剤を必須成分とすることを特徴とする光重合性組成
物」 である。
本発明によれば、一般式(I)で示される脂肪族環状
エポキシ樹脂と光カチオン重合開始剤とを含む光重合性
組成物が提供される。
以下に本発明について、詳述する。
一般式(I)においてRは1〜30であり、m価の有機
化合物残基である。
有機化合物は脂環式あるいは直鎖でもよく二重結合を
有していてもよい。また芳香族化合物でもよい。
RaおよびRbは水素原子、または一般には1〜9個の炭
素原子を含有するアルキル基であるがこれは原料のラク
トンに依存する。
たとえばε−カプロラクトンを原料とした場合Raおよ
びRbはすべて水素である。
また、β−メチル−δ−バレロラクトンを用いたとき
はRaおよびRbはメチル基および水素、3エチル−カプロ
ラクトンを用いた場合はRaおよびRbはエチル基および水
素になる。
またcも原料ラクトンにより決まる。
たとえば、ε−カプロラクトンの場合c=5、バレロ
ラクトンの場合c=4、シクロオクタノンラクトンの場
合c=7である。
n、mは付加したラクトンの平均モル数である。たと
えばラクトンが全く付加していないときはn、m=0、
5モル付加のときはn1+n2+・・・+nm=5である。
mは多官能脂環式エステルの数であり、用いる原料カ
ルボン酸および酸無水物の官能基数に対応する。
一般式(I)で示される脂肪族環状エポキシ樹脂とし
ては、例えば、mが1の場合、3、4−エポキシシクロ
ヘキシルメチル−3、4−エポキシシクロヘキサンカル
ボキシレートのカプロラクトン変性物(III)や3、4
−エポキシシクロヘキシルメチル−3、4−エポキシシ
クロヘキサンカルボキシレートのトリメチルカプロラク
トン変性物(IV)、(IV)′や、3、4−エポキシ−6
−メチルシクロヘキシルメチル−3、4−エポキシ−6
−メチルシクロヘキサンカルボキシレートのバレロラク
トン変性物(V)、(V)′などがあげられる。
また、(I)式において、mが2の場合、次式 また、(I)式において、mが4の場合、次式 [ただし、(VIII)式において、 X1は以下の構造 −O−(CH2)5−CO−をn1,n2,n3,n4はn1+n2+n3+n4>
1となる整数を表わす] また、(I)式において、mが6の場合、次式 [ただし、(IX)式において、 X1は以下の構造 −O−(CH2)5−CO−を R2は以下の構造 [ただし、(III)〜(IX)式において、 Yeは以下 MYeは以下 nは1以上の整数表わす]などがあげられる。
さらに、一般式(I)の脂肪族環状エポキシ樹脂の合
成方法を以下に示す。
まず、以下の一連の反応により製造する。
〔ただし、[B]式において、 Xは以下の構造 Y1は以下の構造 Y2は以下の構造 Y3は以下の構造 または 〈反応−5〉 以下の酸化反応により本発明の硬化性樹脂組成物中の
主要な物質である(I)式で表わされる脂肪族環状エポ
キシ樹脂を製造する。
〈反応−5〉 [B]→(I) 〈反応−2〉および〈反応−3〉の脱水エステル化反
応は、カルボン酸、アルコールを一括して仕込み反応さ
せることができる。
反応温度は150−250℃で行うことができる。昇温当初
は水の留出が多く必要以上加熱しても所定以上温度は上
昇しない。
反応は進行し脱水した水の量が多くなって行くと反応
系の温度も上昇して行く。
反応が進行するに従い系内物質の酸価が低下して行く
のでこれを目安にすることができる。
仕込むカルボン酸とアルコールのモル比はカルボン酸
1モルに対しアルコールは1.0モル以上である。
アルコールが過剰の方が系内の酸価低下ははやいから
である。
しかし、必要量以上に仕込むと反応終了後、除去に多
くの時間を要し望ましくない。
あるいは、〈反応−2〉および〈反応−3〉で酸無水
物を用いる場合は、これらの反応は酸無水物とアルコー
ルの付加反応とカルボン酸とアルコールとの脱水エステ
ル化反応である。
反応は比較的低温でも進行する。
しかし、工業的に反応を行うには100〜250℃である。
酸無水物とアルコールの反応は比較的低温で進行す
る。
しかし、カルボン酸とアルコールの反応は脱水反応で
連続的に反応系より水を除去するのが有利であり、その
ため常圧下では100℃以上が望ましい。また250℃以上で
はラクトンオリゴマー類の分解および製品の着色が著し
く好ましくない。
次に、〈反応−1〉および〈反応−4〉はラクトン変
性反応である。
これらの反応は、所定のラクトンをエステルやアルコ
ールに加えチタン触媒または、スズ触媒を0.1〜10000pp
m添加し150〜250℃で反応させることができる。
触媒が0.1ppmより少ないと反応は遅く、10000ppm以上
添加しても大きな効果はあらわれない。また、150℃以
下の場合速度が小さく、250℃以上の場合ラクトンの分
解と着色が著しい。
さらに、このようにして得られた、一般式[B]の化
合物をエポキシ化すれば、一般式[I]の脂肪族環状エ
ポキシ樹脂が得られる〈反応−5〉。
このエポキシ化は過酸やハイドロパーオキサイドを用
いておこなう。
たとえば、過酸としては過ギ酸、過酸酸、過プロピオ
ン酸、過安息香酸、トリフルオロ過酢酸等がある。
ハイドロパーオキサイド類としては過酸化水素、ター
シャリブチルハイドロパーオキサイド、クメンパーオキ
サイド、メタクロロ過安息香酸等がある。エポキシ化の
際には必要に応じて触媒を用いることができる。
例えば、過酸の場合、炭酸ソーダ等のアルカリや硫酸
などの酸を触媒として用い得る。
また、ハイドロパーオキサイド類の場合、タングステ
ン酸と苛性ソーダの混合物を過酸化水素と、あるいは有
機酸を過酸化水素と、あるいはモリブデンヘキサカルボ
ニルをターシャリブチルハイドロパーオキサイドと併用
して触媒効果を得ることができる。
[反応条件] エポキシ化反応は、装置や原料物性に応じて溶媒使用
の有無や反応温度を調節して行なう。
用いるエポキシ化剤の反応性によって使用できる反応
温度域は定まる。
好ましいエポキシ化剤である過酢酸についていえば0
〜70℃の範囲が好ましい。
0℃未満では反応が遅く、70℃を超える温度では過酢
酸の分解がおきる。
また、ハイドロパーオキサイドの1例であるターシャ
ルブチルハイドロパーオキサイド/モリブデン二酸化物
ジアセチルアセトナート系では同じ理由で20℃〜150℃
が好ましい。
溶媒は原料粘度の低下、エポキシ化剤の希釈による安
定化などの目的で使用することができる。
過酢酸の場合であれば芳香族化合物、エーテル化合物
およびエステル化合物等を用い得る。
特に酢酸エチルあるいはキシレンは好ましい溶媒であ
る。
たとえば過酸の場合、炭酸ソーダなどのアルカリや硫
酸などの酸も触媒として用い得る。
不飽和結合に対するエポキシ化剤の仕込みモル比は不
飽和結合をどれくらい残存させたいかなどの目的に応じ
て変化させることができる。
エポキシ基が多い化合物が目的の場合、エポキシ化剤
は不飽和基に対して等モルかそれ以上加えるのが好まし
い。
ただし、経済性、および次に述べる副反応の問題から
10倍モルを超えることは通常不利であり、過酢酸の場合
1〜5倍モルが好ましい。
エポキシ化反応の条件によって二重結合のエポキシ化
と同時に原料中の置換基がエポキシ化剤と副反応を起こ
した結果、変性された置換基が生じ、目的化合物中に含
まれてくる。
しかし得られた製品中に微量の副生物が混入し、色相
あるいは酸価に悪影響を生じることがある。これを防止
するために以下の添加剤少なくとも1種類添加できる。
リン酸、リン酸−カリウム、リン酸−ナトリウム、リ
ン酸水素アンモニウムナトリウム、ピロリン酸、ピロリ
ン酸カリ、ピロリン酸ナトリウム、2−エチルヘキシル
ピロリン酸ナトリウム、2−エチルヘキシルピロリン酸
カリウム、2−エチルヘキシルトリポリリン酸ナトリウ
ム、2−エチルヘキシルトリポリリン酸カリウム、2−
エチルヘキシルテトラポリリン酸ナトリウム、2−エチ
ルヘキシルテトラポリリン酸カリウム。
添加量は反応粗液中10ppm〜10000ppm、好ましくは50p
pm〜1000ppmである。
これらの添加効果としては一般に反応器あるいは原料
等から混入した金属等をキレート化し不活性化する作用
であると考えられる。
[精製] 生成物は種々の方法で分離を行うことができる。
得られた反応粗液はそのまま溶媒等を留去し、これを
製品とすることもできる。
脱低沸条件は50℃〜200℃、好ましくは80〜160℃であ
る。
また、各溶剤類の沸点に応じ減圧度を調整して反応さ
せることができる。
本反応においても微量不純物を生成するのでこれを除
去するために水洗を行うことは好ましい。
水洗を行うにあたり、反応粗液にベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族化合物あるいはヘキサン、ヘプ
タン、オクタンの様な炭化水素、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル等のエステル類を用いることができる。
水洗量は反応粗液体積の0.1〜10倍、好ましくは1〜
5倍である。
また、微量の酸を除くためにアルカリ水溶液で洗浄に
さらに水で洗浄することも有効な方法である。用いるア
ルカリ水溶液としては例えばNaOH、KOH、K2CO3、Na2C
O3、NaHCO3、KHCO3、NH3などのようなアルカリ性物質の
水溶液を使用することができる。
使用する際の濃度はひろい範囲で自由に選択すること
ができる。
アルカリ水洗および水洗は10〜90℃、好ましくは10〜
50℃の温度範囲で行うのがよい。
水洗した液を2層に分離させた後有機層を取り出し、
脱低沸させ製品を取り出すことができる。
脱低沸は50〜200℃、好ましくは80〜160℃であり、各
溶剤類の沸点に応じ減圧度を調節して行うことができ
る。
反応は連続あるいはバッチのいかなる方法でも行うこ
とができる。
バッチ方式の場合は原料および添加剤を反応器に投入
した後エポキシ化剤を滴下して行く方法がよい。
これを水洗する場合、水洗後2層に水離し有機層を蒸
発器で蒸発させ製品化する。
連続で行う場合、原料とエポキシ化剤、添加剤を反応
器に連続で仕込み連続で抜き取ることができる。反応器
は完全混合槽、ピストンフロー型等いかなるタイプでも
よい。
さらに、本発明の光重合性組成物のもう一つの必須成
分である重合開始剤として用いられる光カチオン重合開
始剤としては、下記一般式(X)、(XI)で示されるよ
うなジアゾニウム塩や、 下記一般式(XII)、(XIII)、(XIV)で示されるよ
うなスルホニウム塩 (R37)3−SMXn- …(XII) また、下記(XIV)1で表わされるスルホン化合物 下記一般式(XV)で示されるようなヨードニウム塩 R44−I+−R45・MXn- …(XV) 下記一般式(XVI)、(XVII)で示されるような金属
錯体化合物 下記一般式(XVIII)、(XIX)で示されるようなスル
ホニウムアセトン類 R31〜R56は、水素原子、アルキル基、フェニル基、アリ
ール基、およびヒドロキシアルキル基を示し、同一であ
っても異なっていても良い。
MXnはSbF6、AsF6、PF6、BF4から選ばれる少なくとも
1種である。
さらに光照射によってシラノール基を生ずるけい素化
合物、アルミニウム化合物の錯体などが光カチオン重合
開始剤としてあげられる。
このようなケイ素化合物としては、ペルオキシシラン
基、o−ニトロベンジルオキシ基、α−ケトシリル基の
いずれかを有するケイ素化合物であることが好ましい。
これらケイ素化合物のうち、ペルオキシシラン基を有
するものは次式: (Rx1)n−Si(O−O−Rx24-n [式中、Rx1、Rx2は同一であっても異なっていてもよ
く、それぞれ水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜5の
アルキル基もしくはアリール基を表わし;nは0〜3の整
数を表わす]で示される。
上記式中、炭素数1〜5のアルキル基としては、例え
ば、メチル基、エチル基、イロプロピル基、n−プロピ
ル基、n−ブチル基、t−ブチル基、sec−ブチル基、
n−ペンチル基、メトキシ基、エトキシ基、クロルメチ
ル基があげられ;アリール基としては、例えば、フェニ
ル基、ナフチル基、アントラニル基、ベンジル基があげ
られ;炭素数1〜5のアルキル基およびアリール基は、
ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、メトキシ基等の置
換基を有していてもよい。
このようなケイ素化合物の具体例としては、次式 [ただし、上記各式において、Bはベンゼン核を表す] で表される化合物やO−ニトロベンジルオキシ基を有す
るもの、 [上記式中R61〜R63は同一であっても異なっていてもよ
く、それぞれ水素原子、ハロゲン原子、ビニル基、アリ
ル基、炭素数1〜10の非置換もしくは置換アルキル基、
炭素数1〜10のアルコキシ基、非置換もしくは置換アリ
ール基、アリールオキシ基:シロキシ基を表わし、R64
は水素原子:炭素数1〜10の非置換若しくは置換アルキ
ル基:フェニル基:置換フェニル基を表わし、R65
R66、R67、R68は同一であっても異なっていてもよく、
それぞれ、水素原子:ニトロ基;シアノ基;ヒドロキシ
基;メルカプト基;ハロゲン原子;アセチル基;アリル
基;炭素数1〜5のアルキル基;炭素数1〜5のアルコ
キシ基;非置換若しくは置換アリール基;アリールオキ
シ基を表わし、p、q、rは0≦p、q、r≦3、1≦
p+q+r≦3の条件を満たす整数を表わす)で示され
る化合物である。
炭素数1〜10の非置換若しくは置換アルキル基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、t−
ブチル基、ペンチル基、クロロメチル基、クロロエチル
基、フルオロメチル基、シアノメチル基などがあげら
れ、炭素数1〜10のアルコキシ基としてはメトキシ基、
エトキシ基、n−プロピキシ基、n−ブトキシ基などが
あげられる。
非置換若しくは置換アリール基としては、フェニル
基、p−メトキシフェニル基、p−クロロフェニル基、
p−トリフルオロメチルフェニルビニルメチルフェニル
(o−ニトロベンジルオキシ)シラン、t−ブチルメチ
ルフェニル(o−ニトロベンジルオキシ)シラン、トリ
エチル(o−ニトロベンジルオキシ)シラン、トリ(2
−クロロエチル)−o−ニトロベンジルオキシシラン、
トリ(p−トリフルオロメチルフェニル)−o−ニトロ
ベンジルオキシシラン、トリメチル[α−(o−ニトロ
フェニル)−o−ニトロベンジルオキシ]シラン、ジメ
チルフェニル[α−(o−ニトロフェニル)−o−ニト
ロベンジルオキシ]シラン、メチルフェニルジ[α−
(o−ニトロフェニル)−o−ニトロベンジルオキシ]
シラン、トリフェニル(α−エチル−o−ニトロベンジ
ルオキシ)シラン、トリメチル(3−メチル−2−ニト
ロベンジルオキシ)シラン、ジメチルフェニル(3,4,5
−トリメトキシ−2−ニトロベンジルオキシ)シラン、
トリフェニル(4,5,6−トリメトキシ−2−ニトロベン
ジルオキシ)シラン、ジフェニルメチル(5−メチル−
4−メトキシ−2−ニトロベンジルオキシ)シラン、ト
リフェニル(4,5−ジメチル−2−ニトロベンジルオキ
シ)シラン、ビニルメチルフェニル(4,5−ジクロロ−
2−ニトロベンジルオキシ)シラン、トリフェニル(2,
6−ジニトロベンジルオキシ)シラン、ジフェニルメチ
ル(2,4−ニトロベンジルオキシ)シラン、トリフェニ
ル(3−メトキシ−2−ニトロベンジルオキシ)シラ
ン、ビニルメチルフェニル(3,4−ジメトキシ−2−ニ
トロベンジルオキシ)シラン、ジメチルジ(o−ニトロ
ベンジルオキシ)シラン、メチルフェニルジ(o−ニト
ロベンジルオキシ)シラン、ビニルフェニルジ(o−ニ
トロベンジルオキシ)シラン、t−ブチルフェニルジ
(o−ニトロベンジルオキシ)シラン、ジエチルジ(o
−ニトロベンジルオキシ)シラン、2−クロロエチルフ
ェニルジ(o−ニトロベンジルオキシ)シラン、ジフェ
ニルジ(o−ニトロベンジルオキシ)シラン、ジフェニ
ルジ(3−メトキシ−2−ニトロベンジルオキシ)シラ
ン、ジフェニルジ(3,4−ジメトキシ−2−ニトロベン
ジルオキシ)シラン、ジフェニルジ(2,6−ジニトロベ
ンジルオキシ)シラン、ジフェニルジ(2,4−ジニトロ
ベンジルオキシ)シラン、メチルトリ(o−ニトロベン
ジルオキシ)シラン、フェニルトリ(o−ニトロベンジ
ルオキシ)シラン、p−ビス(o−ニトロベンジルオキ
シジメチルシリル)ベンゼン、1,1,3,3−テトラフェニ
ル−1、3−ジ(o−ニトロベンジルオキシ)シロキサ
ン、1,1,3,3,5,5−ヘキサフェニル−1,5−ジ(o−ニト
ロベンジルオキシ)シロキサンおよびSiCl含有シリコー
ン樹脂とo−ニトロベンジルアルコールとの反応により
生成するケイ素化合物、さらに、α−ケトシリル基を有
するもの、次式: [式中、l、m、nは0、1、2、3の数を表わし、l
+m+nは3を超えることはなく:R71、R72、R73、R74
は同一であっても異なっていてもよく、それぞれ炭素数
1〜10のアルキル基、アリール基、アリル基、ビニル基
などの炭素化水素基、アリールオキシ基、炭素数1〜10
のアルコキシ基を表わし、これらはハロゲン原子、NO
2、CN、−OCH3などの置換基を分子内に有していてもよ
い)で示される化合物である。
α−ケトシリル基を有する化合物の具体例は、 [上記各式中、Bはベンゼン核を表す] これらのケイ素化合物の添加配合量は、エポキシ樹脂
に対し、0.2〜2.0重量%、好ましくは1〜10重量%の範
囲である。
配合量が0.1重量%に満たない場合には、充分な硬化
特性が得られず、また、20重量%を超えて用いることも
可能であるが、コスト高や触媒成分の分解生成物が問題
の場合があるので好ましくない。
また、このようなアルミニウム化合物の具体例として
は、トリスメトキシアルミニウム、トリススエトキシア
ルミニウム、トリスイソプロポキシアルミニウム、トリ
スフェノキシアルミニウム、トリスパラメチルフェノキ
シアルミニウム、イソプロポキシジエトキシアルミニウ
ム、トリスプトキシアルミニウム、トリスアセトキシア
ルミニウム、トリスステアラートアルミニウム、トリス
ブチラートアルミニウム、トリスプロピオナートアルミ
ニウム、トリスイソプロピオナートアルミニウム、トリ
スアセチルアセトナートアルミニウム、トリストリフル
オロアセチルアセトナートアルミニウム、トリスヘキサ
フルオロアセチルアセトナートアルミニウム、トリスエ
チルアセトアセタートアルミニウム、トリスサリチルア
ルデヒダートアルミニウム、トリスジエチルマロラート
アルミニウム、トリスプロピルアセトアセタートアルミ
ニウム、トリスブチルアセトアセタートアルミニウム、
トリスジピバロイルメタナートアルミニウム、ジアセチ
ルアセトナートジピバロイルメタナトアルミニウム などが挙げられる。
これらのアルミニウム化合物は、1種もしくは2種以
上の混合系で用いてもよく、その添加配合量は、エポキ
シ樹脂に対し重量比で、0.001〜10%、好ましくは1〜
5%の範囲である。
配合量が、0.001重量%に満たない場合には、ライニ
ング皮膜の充分な硬化特性が得られず、また、10重量%
を超えると、コスト高になるばかりではなく、耐湿性が
低下する傾向が見られるので好ましくない。
本発明の組成物は、一般式(I)で表わされる脂肪族
環状エポキシ樹脂と光カチオン重合開始剤を必須成分と
するが、さらに、全体の防錆性を高めるために各種の防
錆顔料を添加することがより好ましい。
このときの防錆顔料としては、ホウ酸塩;リン酸塩;
クロム酸塩;モリブデン酸塩があげられる。
添加量は通常エポキシ樹脂の重量に対し10〜50%であ
る。
また、この外に各種の着色染料、顔料またはシリカ、
アルミナなどの添加物を配合しても何らの不都合は生じ
ない。
本発明の組成物は、基材に塗布した後、常温光硬化、
加熱光硬化、光硬化後のアフターキュアなどの方法によ
って硬化して実用に供することができる。このとき、照
射する光の波長は、ライニング組成物の組成によって異
なるが、通常180〜700nmである。
とりわけ、紫外線の照射は効果的である。
ひかり照射時間は、エポキシ樹脂の組成、触媒の種
類、光源などによって異なるが、通常10秒〜30分好まし
くは20秒〜1分である。
加熱光硬化する場合の加熱温度は、エポキシ樹脂の組
成および触媒の種類によって異なるが、通常20〜200
℃、好ましくは60〜100℃である。光源としては、低圧
水銀ランプ、高圧水銀ランプ、カーボンアークランプ、
キセノンランプ、アルゴングロー放電管、メタルハライ
ドランプ等を使用できる。
光硬化後アフターキュアーは、エポキシ樹脂の組成お
よび触媒の種類によって異なるが、通常50〜200℃、好
ましくは100〜180℃にて、通常1〜10時間、好ましくは
2〜5時間行なう。
《発明の効果》 本発明の光硬化性樹脂組成物は、可とう性に優れ、し
かも、エポキシ樹脂の接着性の良さを有したものであ
る。
この特徴を利用し、光硬化性エポキシ樹脂の適用範囲
を可とう性の必要な分野にまでひろげることができる。
また、他の光硬化性エポキシ樹脂組成物と混合して用
いることによって、目的に応じた可とう性を付与するこ
とができ、塗料、接着剤、コーティング剤などの分野で
の用途に利用できる。
〈実施例1〜6、比較例1、2〉 エポキシ樹脂として、下記式(XX)で示されるエポキ
シ樹脂(以下EP−1と表わす)、下記式(XXI)で示さ
れるエポキシ樹脂(以下EP−2と表わす)、下記式(XX
II)で示されるエポキシ樹脂(以下EP−3と表わす)、
下記式(XXIII)で示されるエポキシ樹脂(以下EP−4
と表わす)、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−
3′,4′−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート
(ダイセル化学社製セロキサイド2021)、および、エピ
コート828(シェル化学社製ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂)を用い、 [ただし、(XXII)式において、n1+n2=5を(XXII
I)式において、n1+n2+n3+n4+n5+n6=20を(X
X)、(XXI)、(XXII)および(XXIII)式において、 Re1は以下 Re2は以下 Re3は以下 X1は以下の構造 −O−(CH2)5−CO−を表す] 光カチオン重合開始剤として、ケイ素化合物とアルミ
ニウム化合物の錯体(有機アルミニウム化合物としてト
リスアセチルアセトナトアルミニウム(TAAA)トリスエ
チルアセトアセタトアルミニウム(TEAACA)有機ケイ素
化合物としてはトリフェニル(o−ニトロベンジルオキ
シ)シラン(TPONBS)t−ブチルジフェニル(5−メチ
ル−2−ニトロベンジルオキシ)シラン(TBDPH))、
および、Degacure K126(Degussa社製)を使用し表−1に示した割合で
配合し、80W/cmメタルハライドランプ照射距離6.5cmで1
00秒照射し、厚さ2mmの硬化板を作成し物性測定し、比
較を行なった。
結果を表−1に示す。
[DegacureK126は以下の構造を示す、Bはベンゼン核を
表す] 〈評価方法〉 硬化物性の測定は、20℃、65%RH条件下で測定した。
引張強度、引張伸度の測定は、JISK6911に準じて行っ
た。
また、Tgは高性能示差走査熱量計(理学電気(株)社
製DSC8230B)を用いて測定した。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I) 〔ただし、(I)式において、 Xは以下の構造 Y1は以下の構造 Y2は以下の構造 Y3は以下の構造 Rは炭素数1〜30のアルキルであり、m価の有機化合物
    残基、RaおよびRbおよびR11〜Rm9は水素、一般的には1
    〜9個の炭素原子を含有するアルキル基で同時に各々の
    基に換えることができる.cは4〜8の整数、nmは0以上
    の整数、mは1以上の整数を表わす〕 で表わされる脂肪族環状エポキシ樹脂と光カチオン重合
    開始剤を必須成分とすることを特徴とする光重合性組成
    物。
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