JP2922077B2 - 高温粉粒体の冷却装置 - Google Patents
高温粉粒体の冷却装置Info
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Description
に関するものである。
冷却装置は、焼結鉱を円形状経路に沿って移動させてい
る間に、その下方から上方に冷却用空気を流すことによ
り、焼結鉱を冷却するようにしたものである。
4−139380号公報に開示されたものがある。すな
わち、この冷却装置は、円形状経路を移動自在にされた
搬送体(連結梁により連結された左右の円形側壁と、こ
れら両側壁間の底面に配設されるとともに上面に焼結鉱
が載置されるトラフとから構成されたもの)のトラフ内
に設けられた通気ボックス内に冷却用空気を供給するよ
うにしたものであり、しかも通気ボックスに冷却用空気
を供給するために、円形状経路に沿って固定側冷却ダク
トを設けるとともに搬送体側にトラフ側冷却ダクトを設
け、かつ固定側冷却ダクトとトラフ側冷却ダクトとのシ
ールを水封により行うようにされている。
搬送体を案内する案内レールに沿って地上に配置されて
いた。
よると、固定側冷却ダクトが案内レールに沿って設けら
れているため、搬送体下部の内周部分が固定側冷却ダク
トにより、ほぼ全面に亘って覆われてしまい、搬送体の
移動部分すなわち案内車輪、案内レールなどの保守点検
作業が困難になるという問題があった。
温粉粒体の冷却装置を提供することを目的とする。
め、本発明の高温粉粒体の冷却装置は、同心状に配置さ
れるとともに連結梁により互いに連結された内側円形側
壁および外側円形側壁と、これら両円形側壁間の底部に
配設されるとともに案内車輪を介して円形状の移動経路
に沿って移動自在にされた複数個のトラフと、これら各
トラフ上に載置された高温粉粒体を、その載置面下方か
ら供給された冷却用空気により冷却する高温粉粒体の冷
却装置において、上記各トラフ内に風箱を形成し、上記
移動経路に沿って上面が開口された可動側環状エアーダ
クトを上記円形側壁側に取り付けるとともに、この可動
側環状エアーダクトの内外側壁部に上面が開口された環
状水封室をそれぞれ設け、この可動側環状エアーダクト
の開口部を上方から覆う固定側環状エアーダクトを設
け、この固定側環状エアーダクトの両側壁部から垂下さ
れたシール板体を上記可動側環状エアーダクトの両側の
環状水封室内の水面下に位置させ、上記内側または外側
円形側壁部に、各トラフに対応してそれぞれの風箱に連
通する開口部を形成するとともに、この開口部と上記可
動側環状エアーダクトとをそれぞれ連結ダクトを介して
連通させ、上記トラフの移動経路における粉粒体の供給
部および排出部に対応する固定側環状エアーダクト内
に、その内部に形成される空気通路を所定区間に亘って
遮断するデッドプレートを設け、上記固定側環状エアー
ダクト内の空気通路と環状水封室との連通部隙間を狭く
する第1シールプレートを、固定側環状エアーダクトの
各側壁部下端に対応する可動側環状エアーダクトの各側
壁部上端に設け、上記固定側環状エアーダクトの両側壁
部下端部の外側に、上記第1シールプレートとの間でラ
ビリンスシールを行うための第2シールプレートを設け
たものである。
を搬送体の側壁部から離して設けるとともに、この可動
側環状エアーダクトの開口部を上側になし、かつ冷却用
空気を供給する固定側環状エアーダクトを可動側環状エ
アーダクトの上方から覆うように配置したので、固定側
環状エアーダクトが搬送体の移動機構部に対応する位置
にくる場合に比べて、移動機構部の保守点検を極めて容
易に行うことができる。
き説明する。図1および図2において、1は円形状の移
動経路Aに沿って移動自在に配設された搬送体で、高温
粉粒体である焼結鉱を給鉱部(供給部)から排鉱部(排
出部)に移動させる間で冷却用空気により冷却を行うた
めのものである。
結された内側円形側壁3および外側円形側壁4と、これ
ら両円形側壁3,4間の底部に配設されるとともに案内
車輪5を介して円形状に敷設された案内レール6上を移
動自在にされた複数個のトラフ7とから構成されてい
る。
する。すなわち、上記各トラフ7は、両側に案内車輪5
を有するトラフ本体11と、このトラフ本体11上面に
設けられた風箱12とから構成され、またこの風箱12
の上面は多数の通気穴が形成された通気板13とされ、
さらにこの風箱12の一側面例えば内側円形側壁3の下
部に開口部14が設けられている。
に示すように、その移動経路に沿って上面が開口された
可動側環状エアーダクト21が取り付けられるととも
に、この可動側環状エアーダクト21の内側および外側
側壁部22,23には、上面が開口された環状水封室2
4がそれぞれ設けられ、また可動側環状エアーダクト2
1の各側壁部22,23は、それぞれ内側および外側プ
レート22a,22b,23a,23bにより構成され
て2重壁構造とされており、これら各内外の一対のプレ
ート22b,23aにより、環状の可動側空気通路25
が形成され、さらに上記各トラフ7の開口部14と上記
可動側環状エアーダクト21とは連結ダクト26を介し
て接続されている。
の上部全体を覆うとともに、可動側空気通路25に連通
する環状の固定側空気通路30を有する固定側環状エア
ーダクト31が配設されている。
動側環状エアーダクト21とは、水封によりシールが行
われている。すなわち、固定側環状エアーダクト31の
両側側壁部32,33から、両側の環状水封室24内に
しかもその下端が水面下に位置するようにシール板体3
4が取付フランジ35を介して垂下して設けられてい
る。
は、環状水封室24の外側を覆うカバープレート36が
それぞれ斜めに突設されている。また、上述したよう
に、上記可動側環状エアーダクト21と、各トラフ7に
対応して内側円形側壁3に形成された開口部14とが連
結ダクト26を介して連通されており、この連結ダクト
26を介して各トラフ7の風箱12内と可動側環状エア
ーダクト21内に形成された空気通路25とが連通され
ていることになる。
には焼結鉱を供給および排出するための給排出部B(図
2参照)が設けられており、この間ではトラフ7の風箱
12が大気に連通した状態となる。
いように考慮されている。すなわち、固定側環状エアー
ダクト31の固定側空気通路30の下面開口幅は可動側
環状エアーダクト21の可動側空気通路25の幅よりも
狭くされるとともに、固定側環状エアーダクト31の両
側壁部32,33の下端は可動側環状エアーダクト21
の両側壁部22,23の上端面よりも少し上方に位置さ
れ、また可動側環状エアーダクト21の各環状水封室2
4をそれぞれ形成する内外プレート22b,23aの上
端部には、固定側環状エアーダクト31の各側壁部3
2,33との連通部隙間aをできるだけ狭くするための
第1シールプレート41がほぼ全移動経路に亘って設け
られ、さらに上記固定側環状エアーダクト31の両側壁
部32,33の下端部外側には、上記第1シールプレー
ト41上に突出して第1シールプレート41との間でラ
ビリンスシールを行うための第2シールプレート42が
移動経路全長に亘って設けられている。
ては、固定側環状エアーダクト31内の固定側空気通路
30を遮断するデッドプレート43が設けられている。
このデッドプレート43は、それぞれ所定距離だけ離れ
て配置されて固定側空気通路30の断面全体を遮断する
前後の側面遮断板44と、これら側面遮断板44の下端
部間に亘って配置された下面遮断板45とから構成され
ている。
所定箇所には、冷却用空気供給ダクト51が接続され、
さらに上記トラフ7の上方には、冷却して高温になった
高温空気を回収するための固定フード52が移動経路全
体に亘って設けられている。
路の内、冷却部Cにおいては、冷却用空気供給ダクト5
1から固定側環状エアーダクト31の固定側空気通路3
0内に供給された冷却用空気は、連結ダクト26を介し
て各トラフ7内の風箱12内に入り、そして通気板13
を介してトラフ7上に導かれ、焼結鉱を冷却して上方の
固定フード52から排出される。
エアーダクト31の固定側空気通路30内に入った冷却
用空気は、デッドプレート43により遮断されてトラフ
7側に流れないため、給排出部Bから大気側に流出する
のが防止されている。
0と環状水封室24側との連通部隙間aは、第1シール
プレート41と固定側環状エアーダクト31の各側壁部
32,33および第2シールプレート42とによるラビ
リンス効果により、冷却用空気の流出が効果的に抑えら
れ、しかも流出した冷却用空気は水封により確実に外部
への漏洩が防止される。
搬送体の移動機構部より上方に位置させたので、移動機
構部の保守点検作業が容易となり、また固定側環状エア
ーダクトの下方に配置された可動側環状エアーダクトに
環状水封室を設けるとともにこの可動側環状エアーダク
トを搬送体側に支持させたので、例えば搬送体側が何ら
かの原因で、急に下がった場合でも、環状水封室の底部
がシール板体から離れるだけであり、したがって問題な
くシール状態の維持を図ることができる。
結鉱を冷却して高温になった空気から熱回収を行うため
の排熱回収装置が接続されている場合には、図2に示す
ように、給排出部Bの後に排熱回収部Dが設けられるこ
とになるが、この排熱回収部Dでは、高温空気が排熱回
収装置側から固定側環状エアーダクト31内に戻ってく
る。
その中の水が高温になって沸騰すると、不都合が生じ
る。したがって、これを防止するため、この排熱回収部
Dでは、上記実施例で説明した第1シールプレート41
よりも上方に、すなわち固定側環状エアーダクト31の
各側壁部32,33下端との連通部隙間aをより狭くす
るように、別のシールプレートが設けられることにな
る。また、高温空気と通常部冷却空気との混合による排
熱回収効果の低下を避けるため、排熱回収部と通常冷却
部との間にデッドプレート43が設けられる。
動側環状エアーダクトを搬送体の側壁部から離して設け
るとともに、この可動側環状エアーダクトの開口部を上
側になし、かつ冷却用空気を供給する固定側環状エアー
ダクトを可動側環状エアーダクトの上方から覆うように
配置したので、従来のように、可動側環状エアーダクト
が搬送体の移動機構部に対応する位置にくる場合に比べ
て、移動機構部の保守点検を極めて容易に行うことがで
きる。
図である。
る。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】同心状に配置されるとともに連結梁により
互いに連結された内側円形側壁および外側円形側壁と、
これら両円形側壁間の底部に配設されるとともに案内車
輪を介して円形状の移動経路に沿って移動自在にされた
複数個のトラフと、これら各トラフ上に載置された高温
粉粒体を、その載置面下方から供給された冷却用空気に
より冷却する高温粉粒体の冷却装置において、上記各ト
ラフ内に風箱を形成し、上記移動経路に沿って上面が開
口された可動側環状エアーダクトを上記円形側壁側に取
り付けるとともに、この可動側環状エアーダクトの内外
側壁部に上面が開口された環状水封室をそれぞれ設け、
この可動側環状エアーダクトの開口部を上方から覆う固
定側環状エアーダクトを設け、この固定側環状エアーダ
クトの両側壁部から垂下されたシール板体を上記可動側
環状エアーダクトの両側の環状水封室内の水面下に位置
させ、上記内側または外側円形側壁部に、各トラフに対
応してそれぞれの風箱に連通する開口部を形成するとと
もに、この開口部と上記可動側環状エアーダクトとをそ
れぞれ連結ダクトを介して連通させ、上記トラフの移動
経路における粉粒体の供給部および排出部に対応する固
定側環状エアーダクト内に、その内部に形成される空気
通路を所定区間に亘って遮断するデッドプレートを設
け、上記固定側環状エアーダクト内の空気通路と環状水
封室との連通部隙間を狭くする第1シールプレートを、
固定側環状エアーダクトの各側壁部下端に対応する可動
側環状エアーダクトの各側壁部上端に設け、上記固定側
環状エアーダクトの両側壁部下端部の外側に、上記第1
シールプレートとの間でラビリンスシールを行うための
第2シールプレートを設けたことを特徴とする高温粉粒
体の冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4034493A JP2922077B2 (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 高温粉粒体の冷却装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP4034493A JP2922077B2 (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 高温粉粒体の冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06257955A JPH06257955A (ja) | 1994-09-16 |
JP2922077B2 true JP2922077B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=12578020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4034493A Expired - Lifetime JP2922077B2 (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 高温粉粒体の冷却装置 |
Country Status (1)
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- 1993-03-02 JP JP4034493A patent/JP2922077B2/ja not_active Expired - Lifetime
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