JPH087357Y2 - 高温粉粒体の冷却装置 - Google Patents

高温粉粒体の冷却装置

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JPH087357Y2
JPH087357Y2 JP10247890U JP10247890U JPH087357Y2 JP H087357 Y2 JPH087357 Y2 JP H087357Y2 JP 10247890 U JP10247890 U JP 10247890U JP 10247890 U JP10247890 U JP 10247890U JP H087357 Y2 JPH087357 Y2 JP H087357Y2
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air duct
annular air
duct
cooling
side wall
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JP10247890U
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章 為井
勝啓 大塩
忠昭 洲本
喜久 戸沢
勝 西本
靖彦 安井
隆 中原
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Hitachi Zosen Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、高温粉粒体の冷却装置に関するものであ
る。
従来の技術 高温粉粒体の冷却装置、例えば焼結鉱の冷却装置は、
焼結鉱を円形状経路に沿って移動させている間に、その
下方から上方に冷却用空気を流すことにより、焼結鉱を
冷却するようにしたものである。
従来、この種の冷却装置としては、実公平1−25277
号公報に開示されたものがある。
すなわち、この冷却装置は、円形状経路を移動自在に
された搬送体(連結梁により連結された左右の円形側壁
と、これら両側壁間の底面に配設されるとともに上面に
焼結鉱が載置されるトラフとから構成されたもの)のト
ラフ内に設けられた通気ボックス内に冷却用空気を供給
するようにしたものであり、しかも通気ボックスに冷却
用空気を供給するために、円形状経路に沿って固定側冷
却ダクトを設けるとともに搬送体側にトラフ側冷却ダク
トを設け、かつ固定側冷却ダクトとトラフ側冷却ダクト
とのシールを水封により行うようにされている。
そして、さらに焼結鉱の給排出部においてはトラフ側
が大気に連通して冷却用空気が逃げてしまうため、この
部分における固定側冷却ダクト内に形成される空気通路
を遮断するためにデッドプレートが設けられており、ま
たこのデッドプレートとトラフ側冷却ダクトに設けられ
た仕切り板との隙間を遮断するために、やはりラバーシ
ールが設けられていた。
考案が解決しようとする課題 しかし、上記の構成によると、デッドプレートとトラ
フ側冷却ダクトに設けられる仕切り板との間に生じる隙
間を、ラバーシールにより遮断しているので、ラバーシ
ールが激しく摩耗し、ラバーシールを頻繁に交換しなけ
ればならず、したがってメンテナンスが非常に面倒にな
るという問題があった。
そこで、本考案は上記課題を解消し得る高温粉粒体の
冷却装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、本考案の高温粉粒体の冷却
装置は、同心状に配置されるとともに連結梁により互い
に連結された内側円形側壁および外側円形側壁と、これ
ら両円形側壁間の底部に配設されるとともに案内車輪を
介して円形状の移動経路に沿って移動自在にされた複数
個のトラフと、これら各トラフ上に載置された高温粉粒
体を、その載置面下方から供給された冷却用空気により
冷却する高温粉粒体の冷却装置において、上記各トラフ
内に風箱を形成し、上記移動経路に沿って一側面が開口
された固定側環状エアーダクトを設け、この固定側環状
エアーダクトの開口部に嵌合する開口部が形成された可
動側環状エアーダクトを上記円形側壁側に取り付けると
ともに、これら環状エアーダクトの両開口部同士のシー
ルを行うシール装置を設け、上記内側または外側円形側
壁部に、各トラフに対応してそれぞれの風箱に連通する
開口部を形成するとともに、この開口部と上記可動側環
状エアーダクトとをそれぞれ連結ダクトを介して連通さ
せ、上記各連結ダクトに、その通路を開閉自在なダンパ
ー装置を設けたものである。
作用 上記の構成によると、冷却用空気を固定側エアーダク
トおよび可動側環状エアーダクトから各トラフに供給す
るための各連結ダクトに、その通路を遮断し得るダンパ
ー装置が設けられているため、例えば給排出部におい
て、上記ダンパー装置を作動させるだけで、冷却用空気
の大気側への流出を防止することができる。
実施例 以下、本考案の一実施例を第1図〜第4図に基づき説
明する。
第1図および第4図において、1は円形状の移動経路
Aに沿って移動自在に配設された搬送体で、高温粉粒体
である焼結鉱を給鉱部(供給部)から排鉱部(排出部)
に移動させる間で冷却用空気により冷却を行うためのも
のである。
この搬送体1は、連結梁2により互いに連結された内
側円形側壁3および外側円形側壁4と、これら両円形側
壁3,4間の底部に配設されるとともに案内車輪5を介し
て円形状に敷設された案内レール6上を移動自在にされ
た複数個のトラフ7とから構成されている。
次に、上記焼結鉱の冷却装置について説明する。
すなわち、上記各トラフ7は、両側に案内車輪5を有
するトラフ本体11と、このトラフ本体11上面に設けられ
た風箱12とから構成され、またこの風箱12の上面は多数
の通気穴13aが形成された通気板13とされ、さらにこの
風箱12の一側面例えば内側面に開口部14が設けられてい
る。
上記搬送体1の内側には、第3図に示すように、その
移動経路に沿って上面が開口された固定側環状エアーダ
クト21が設けられるとともに、この固定側環状エアーダ
クト21の内側および外側側壁部22,23には、上面が開口
された環状水封室24がそれぞれ設けられている。
すなわち、固定側環状エアーダクト21の各側壁部22,2
3は、それぞれ内側および外側プレート22a,22b,23a,23b
により構成されて2重壁構造とされている。
そして、この固定側環状エアーダクト21の上部全体を
覆う可動側環状エアーダクト31が、後述する連結ダクト
37を介して上記内側円形側壁3側に取り付けられてい
る。
この可動側環状エアーダクト31と上記固定側環状エア
ーダクト21とは、水封装置(シール装置)によりシール
が行うようにされている。
すなわち、可動側環状エアーダクト31の両側側壁部3
2,33から、両側の環状水封室24内にしかもその下端が水
面下に位置するようにシール板体34が取付フランジ35を
介して垂下して設けられている。
なお、上記各シール板体34の上部外側には、環状水封
室24の外側を覆うカバープレート36がそれぞれ斜めに突
設されている。
また、上記可動側環状エアーダクト31と、各トラフ7
に対応して内側円形側壁3に形成された開口部(第1図
参照)8とが連結ダクト37を介して連通されている。す
なわち、連結ダクト37を介して各トラフ7の風箱12内と
固定側環状エアーダクト21内に形成された空気通路25と
が連通されていることになる。
ところで、この搬送体1の移動経路の途中には焼結鉱
を供給および排出するための給排出部Bが設けられてお
り、この間ではトラフ7の風箱12が大気に連通した状態
となる。
このため、この部分で冷却用空気が逃げないように考
慮されている。
すなわち、第2図に示すように、上記各連結ダクト37
内には、その通路を開閉自在なダンパー装置41がそれぞ
れ設けられており、またこのダンパー装置41は、その通
路内に揺動自在に配置されたダンパー本体42と、このダ
ンパー本体42を揺動させる電動機(図示せず)と、この
電動機を給排出部B間で駆動してその通路を遮断する制
御器(図示せず)とから構成されている。
なお、固定側環状エアーダクト21内の空気通路25と、
環状水封室24との連通部隙間aからの空気の漏洩を抑え
るために、シールプレートが設けられている。
すなわち、第3図に示すように、可動側環状エアーダ
クト31の下面開口幅は固定側環状エアーダクト21の空気
通路25の幅よりも狭くされるとともに、可動側環状エア
ーダクト31の両側壁部32,33の下端は固定側環状エアー
ダクト21の両側壁部22,23の上端面よりも少し上方に位
置され、また固定側環状エアーダクト21の各環状水封室
24をそれぞれ形成する内外プレート22b,23aの上端部に
は、可動側環状エアーダクト31の各側壁部32,33との連
通部隙間aをできるだけ狭くするための第1シールプレ
ート51がほぼ全移動経路に亘って設けられ、さらに上記
可動側環状エアーダクト31の両側壁部32,33の下端部外
側には、上記第1シールプレート51上に突出して第1シ
ールプレート51との間でラビリンスシールを行うための
第2シールプレート52が移動経路全長に亘って設けられ
ている。
また、上記固定側環状エアーダクト21の所定箇所に
は、冷却用空気供給ダクト61が接続され、さらに上記ト
ラフ7の上方には、冷却して高温になった高温空気を回
収するための固定フード62が移動経路全体に亘って設け
られている。
次に、冷却作用について説明する。
移動経路の内、冷却部Cにおいては、冷却用空気供給
ダクト61から固定側環状エアーダクト21の空気通路25内
に供給された冷却用空気は、連結ダクト37を介して各ト
ラフ7内の風箱12内に入り、そして通気板13を介してト
ラフ7上に導かれ、焼結鉱を冷却して上方の固定フード
62から排出される。
また、給排出部Bにおいては、固定側環状エアーダク
ト21の空気通路25内に入った冷却用空気は、連結ダクト
37内のダンパー本体42により遮断されてトラフ7側に流
れないため、給排出部Bから大気側に流出するのが防止
されている。
また、冷却部Cにおける空気通路25と環状水封室24側
との連通部隙間aは、第1シールプレート51と可動側環
状エアーダクト31の各側壁部32,33および第2シールプ
レート52とによるラビリンス効果により、冷却用空気の
環状水封室24内への流出が効果的に抑えられ、しかも流
出した冷却用空気は水封により確実に外部への漏洩が防
止される。
次に、他の実施例について説明する。
本他の実施例においては、搬送体1の移動経路Aの途
中に、焼結鉱を冷却して高温になった空気から熱回収を
行うための排熱回収装置が接続された場合を示す。
この場合、給排出部Bの後に排熱回収部Dが設けられ
ることになるが、この排熱回収部Dでは高温空気が排熱
回収装置側から固定側環状エアーダクト21内に戻ってく
るため、この高温空気と冷却用空気とが混合しないよう
に考慮されている。
すなわち、第2図および第3図の仮想線で示すよう
に、固定側環状エアーダクト21内の空気通路25およびそ
の上方の可動側環状エアーダクト31には、各トラフ7に
対応して所定間隔置きに仕切り板71,72が設けられる、
例えば、各連結ダクト37間位置で設けられる。
したがって、この排熱回収部Dにおいては、高温空気
と冷却用空気とが混じることはない。
上記各実施例においては、ダンパー本体を揺動させる
のに電動機を使用したが、他の駆動装置例えばシリンダ
ー装置またはカム機構を使用して、所定の箇所でダンパ
ー本体を揺動させるようにしてもよい。
考案の効果 以上のように本考案の構成によれば、冷却用空気を固
定側エアーダクトおよび可動側環状エアーダクトから各
トラフに供給するための各連結ダクトに、その通路を遮
断し得るダンパー装置を設けたので、例えば給排出部に
おいて、上記ダンパー装置を作動させるだけで、冷却用
空気の大気側への流出を防止することができ、したがっ
て従来のようにラバープレートを摺接させるシール構造
と異なり、保守点検作業が極めて容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示すもので、第1
図は冷却装置の断面図、第2図は冷却装置の要部切欠平
面図、第3図は冷却装置の要部断面図、第4図は冷却装
置の概略平面図である。 1……搬送体、2……連結梁、3……内側円形側壁、4
……外側円形側壁、5……案内車輪、6……案内レー
ル、7……トラフ、8……開口部、12……風箱、14……
開口部、21……固定側環状エアーダクト、22,23……側
壁部、24……環状水封室、25……空気通路、31……可動
側環状エアーダクト、32,33……側壁部、34……シール
板体、37……連結ダクト、41……ダンパー装置、42……
ダンパー本体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 戸沢 喜久 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)考案者 西本 勝 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)考案者 安井 靖彦 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)考案者 中原 隆 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】同心状に配置されるとともに連結梁により
    互いに連結された内側円形側壁および外側円形側壁と、
    これら両円形側壁間の底部に配設されるとともに案内車
    輪を介して円形状の移動経路に沿って移動自在にされた
    複数個のトラフと、これら各トラフ上に載置された高温
    粉粒体を、その載置面下方から供給された冷却用空気に
    より冷却する高温粉粒体の冷却装置において、上記各ト
    ラフ内に風箱を形成し、上記移動経路に沿って一側面が
    開口された固定側環状エアーダクトを設け、この固定側
    環状エアーダクトの開口部に嵌合する開口部が形成され
    た可動側環状エアーダクトを上記円形側壁側に取り付け
    るとともに、これら環状エアーダクトの両開口部同士の
    シールを行うシール装置を設け、上記内側または外側円
    形側壁部に、各トラフに対応してそれぞれの風箱に連通
    する開口部を形成するとともに、この開口部と上記可動
    側環状エアーダクトとをそれぞれ連結ダクトを介して連
    通させ、上記各連結ダクトに、その通路を開閉自在なダ
    ンパー装置を設けたことを特徴とする高温粉粒体の冷却
    装置。
JP10247890U 1990-09-28 1990-09-28 高温粉粒体の冷却装置 Expired - Lifetime JPH087357Y2 (ja)

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JP10247890U JPH087357Y2 (ja) 1990-09-28 1990-09-28 高温粉粒体の冷却装置

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JPH0461296U JPH0461296U (ja) 1992-05-26
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102057241A (zh) * 2008-06-09 2011-05-11 钢铁普蓝特克股份有限公司 空气供给装置及具备该空气供给装置的高温粉粒体冷却设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102057241A (zh) * 2008-06-09 2011-05-11 钢铁普蓝特克股份有限公司 空气供给装置及具备该空气供给装置的高温粉粒体冷却设备

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JPH0461296U (ja) 1992-05-26

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