JP2921817B2 - 運転者確認装置 - Google Patents
運転者確認装置Info
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Description
セキュリティを向上させるための運転者確認装置に関す
る。
どに対するセキュリティを確保する手段としては、ドア
やイグニションスイッチなどに設けられたキーがある。
来の方式では、運転者がうっかり自動車のエンジンをか
けたまま車両から離れたり、イグニションキーを挿した
また車両から離れた場合には、自動車を容易に盗まれる
可能性があった。
るものであり、従来方式に加えて、自動車の運転者が所
持するICカードを利用して盗難を防止するための運転
者確認装置を提供することを目的とする。
成するために、第1の構成は、車体に内蔵された運転者
認識装置の装置本体からの発信要求に応えて暗号信号を
電波で発信するICカードと、車両がエンジンをかけた
まま一定時間停車した場合にICカードに対し電波発信
要求を行ない、ICカードからの電波が受信されない
か、または正しい暗号信号の電波が受信されない場合
は、車両に設けた車両ストッパー部にロック信号を送出
して車両を運転不能状態にし、この運転不能状態のとき
に、発進動作に基づく信号によりICカードに対し電波
発信要求を行ない、ICカードから正しい暗号信号の電
波が受信された場合に、車両ストッパー部にロック解除
信号を送出して車両を運転可能状態にする制御手段を備
えたものである。
運転者認識装置の装置本体からの発信要求に応えて暗号
信号を電波で発信するICカードと、車両が停車してエ
ンジンを停止させたときに車両ストッパー部にロック信
号を送出して車両を運転不能状態にし、この運転不能状
態のときに、発進動作に基づく信号によりICカードに
対し電波発信要求を行ない、ICカードから正しい暗号
信号の電波が受信された場合に、車両ストッパー部にロ
ック解除信号を送出して車両を運転可能状態にする制御
手段を備えたものである。
ンジンをかけたまま車両を離れた場合は、運転者が所持
しているICカードからの電波が受信されないか、また
は正しい暗号信号の電波が受信されないので、車両のア
クセルレバー、トランスミッション、またはキャブレタ
ー等に設けた車両ストパー部にロック信号が送出されて
運転不能状態になり、車両の盗難を防止することができ
る。また本人が戻ってきた場合は、所定の発進動作を行
なうことによりICカードに対し電波発信要求が行なわ
れ、今度は正しい暗号信号が受信されるので、ロック解
除信号が送出されて運転可能状態になる。
がエンジンを停止してイグニションキーを挿したまま車
両を離れても、エンジンを停止したときに車両ストッパ
ー部にロック信号が送出されて運転不能状態になるの
で、車両の盗難を防止することができる。また本人が戻
ってきた場合は、所定の発進動作を行なうことによりI
Cカードに対し電波発信要求が行なわれ、今度は正しい
暗号信号が受信されるので、ロック解除信号が送出され
て運転可能状態になる。
を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施例にお
ける運転者認識装置の構成を示す概略ブロック図であ
り、図2は同実施例における動作を示す概略流れ図であ
る。
転者が運転中に携帯して、車体に内蔵された運転者認識
装置の装置本体2からの発信要求に応えて暗号信号を電
波で発信する。装置本体2において、3はアンテナであ
り、4は送受信部である。5は暗号信号を予め記憶して
おく記憶部であり、6は車両の停車時間をカウントする
カウンタである。7は車両の電子制御部から車両停止信
号およびエンジン停止信号を受けて装置各部を制御し、
特定の条件が満たされたときにICカード1に対し電波
発信要求を行ない、ICカード1からの電波をチェック
してロック信号またはロック解除信号を出力する演算制
御部である。8は演算制御部7からのロック信号または
ロック解除信号により車両のアクセルペダルをロックま
たはアンロックするアクセルストッパー部である。9は
ブレーキペダルまたはパーキングレバーの動きを検出し
てその信号を演算制御部7に出力するブレーキセンサで
ある。
ついてその動作を図2の流れ図を参照して説明する。演
算制御部7は、ステップ11で走行していた車両が停車
すると(ステップ12)、エンジンが停止されたかどう
かをチェックし(ステップ13)、停止した場合はロッ
ク信号を出力してアクセルストッパー部8をオンにし
(ステップ21)、車両を運転不能状態にする。車両が
停車してもエンジンがそのままかかっている場合は、カ
ウンタ6が停車時間をカウントし(ステップ14)、経
過時間をチェックする(ステップ15)。1分経過しな
い前にアクセルが踏まれた場合は(ステップ16)、再
び走行状態に入るのでステップ11に戻る。また1分経
過以内にエンジンが切られた場合は(ステップ17)、
アクセルストッパー部8をオンにして(ステップ2
1)、車両を運転不能状態にする。
経過すると(ステップ15)、カウンタ6からの信号に
より演算制御部7が送受信部4およびアンテナ3を介し
てICカード1に対して暗号信号の発信を要求する(ス
テップ18)。これに対しICカード1から応答がない
場合は(ステップ19)、アクセルストッパー部8をオ
ンにする(ステップ21)。またICカード1から応答
があっても、それが記憶部5に記憶されている暗号信号
と同じ正しい応答信号であれば(ステップ20)、IC
カード1の所持者が車内または近くにいるものと判断し
て、ステップ14に戻る。正しい応答信号でない場合
は、別の信号を発信するICカード所持者からのものと
判断して、アクセルストッパー部8をオンにする(ステ
ップ21)。以上の処理により、運転者が停車してエン
ジンを停止してから車両を離れても、または停車してエ
ンジンをかけたまま車両を離れても、車両が運転不能状
態になっているので、車両が盗難される恐れはない。
てきて、ブレーキペダルまたはパーキングレバー操作し
て発進動作に入ると(ステップ22)、ブレーキセンサ
9がこれを感知して演算制御部7に信号を送り、演算制
御部7は、送受信部4およびアンテナ3を介してICカ
ード1に対し暗号信号の発信を要求する(ステップ2
3)。これに対しICカード1から応答があり(ステッ
プ24)、かつそれが記憶部5に記憶されている暗号信
号と同じ正しい応答信号であれば(ステップ25)、I
Cカード1の所持者が操作したものと判断して、ロック
解除信号を出力してアクセルストッパー部8をオフにし
(ステップ26)、車両を運転可能状態にする。
について説明する。図3において、31はICカードで
あり、車体に内蔵された運転者認識装置の装置本体32
からの発信要求に応えて暗号信号を電波で発信する。3
3はアンテナであり、34は送受信部である。35は暗
号信号を予め記憶しておく記憶部であり、36は車両の
停車時間をカウントするカウンタである。37は車両の
電子制御部から車両停止信号およびエンジン停止信号を
受けて装置各部を制御し、ICカード31に対し電波発
信要求を行ない、ICカード31からの電波をチェック
してロック信号またはロック解除信号を出力する演算制
御部である。38は演算制御部37からの信号により車
両のシフトレバーまたはトランスミッション自体をロッ
クするミッションストッパー部である。39はアクセル
ペダルの動きを検出するアクセルセンサである。
は、ミッションストッパー部38とアクセルセンサ39
だけであり、他の構成は第1の実施例と同じである。し
たがって、図4に示す本実施例の流れ図においても、ス
テップ51のミッションストッパー部38をオンにする
処理と、ステップ52のアクセルペダルが踏まれたかど
うかを検出する処理と、ステップ56のミッションスト
ッパー部38をオフにする処理とが、上記第1の実施例
と異なるだけなので、重複した説明は省略する。
施例においては、キャブレターストッパー部68とシー
トベルトを装着したことを示すシートベルトセンサが上
記第1の実施例と異なるだけであり、したがって図6に
示す流れ図においても、ステップ81のキャブレタース
トッパー部68をオンにする処理と、ステップ82のシ
ートベルトを装着したかどうかを検出する処理と、ステ
ップ86のキャブレターストッパー部68をオフにする
処理とが第1の実施例と異なるだけなので、重複した説
明は省略する。
信号により車両を運転不能にする車両ストッパー部とし
て、アクセルストッパー部8とミッションストッパー部
38とキャブレターストッパー部68とを例示したが、
これらはロック信号により車両を一時的に運転不能にし
てロック解除信号により直ちに運転可能状態に戻せるも
のならば、どのような装置であってもよい。
に対し電波発信要求を行なう手段として、ブレーキセン
サ9とアクセルセンサ39とシートベルトセンサ69と
を例示したが、これらは運転を開始する際に必ず行なう
かまたは行なうことが奨励されている動作を検出できる
ものならば、どのようなセンサであってもよい。または
これに代えてICカードに発信要求ボタンを設け、これ
を押すことによりICカードに暗号電波を発信させるよ
うにしてもよい。
が運転時に携帯するICカードから発信される電波によ
って認められた正しい運転者であるかを確認することに
より、正しい運転者が万一アイドリング状態で自動車か
ら離れたり、イグニションキーを挿着したままで自動車
からはなれた場合でも、ICカードから発信される正し
い電波が受信されない限り自動車を運転できないように
することができ、車両の盗難を防止することができる。
所持するだけで、特別に難しい操作を必要とせずにセキ
ュリティを向上させることができる。特に、車両の発進
時に要求される動作を検出してICカードに発信要求を
行なう場合は、運転者に特別な操作を要求しないので、
運転者が意識せずにセキュリティを向上させることがで
きる。
の構成を示す概略ブロック図
の動作を示す概略流れ図
の構成を示す概略ブロック図
の動作を示す概略流れ図
の構成を示す概略ブロック図
の動作を示す概略流れ図
Claims (8)
- 【請求項1】 車体に内蔵された運転者認識装置の装置
本体からの発信要求に応えて暗号信号を電波で発信する
ICカードど、車両がエンジンをかけたまま一定時間停
車した場合に前記ICカードに対し電波発信要求を行な
い、前記ICカードからの電波が受信されないか、また
は正しい暗号信号の電波が受信されない場合は、車両に
予め設けた車両ストッパー部にロック信号を送出して車
両を運転不能状態にし、前記運転不能状態のときに、発
進動作に基づく信号により前記ICカードに対し電波発
信要求を行ない、前記ICカードから正しい暗号信号の
電波が受信された場合に、前記車両ストッパー部にロッ
ク解除信号を送出して車両を運転可能状態にする制御手
段を備えた運転者確認装置。 - 【請求項2】 車体に内蔵された運転者認識装置の装置
本体からの発信要求に応えて暗号信号を電波で発信する
ICカードと、車両が停車してエンジンを停止させたと
きに車両に予め設けた車両ストッパー部にロック信号を
送出して車両を運転不能状態にし、前記運転不能状態の
ときに、発進動作に基づく信号により前記ICカードに
対し電波発信要求を行ない、前記ICカードから正しい
暗号信号の電波が受信された場合に、前記車両ストッパ
ー部にロック解除信号を送出して車両を運転可能状態に
する制御手段を備えた運転者確認装置。 - 【請求項3】 車体に内蔵された運転者認識装置の装置
本体からの発信要求に応えて暗号信号を電波で発信する
ICカードと、車両がエンジンをかけたまま一定時間停
車した場合に前記ICカードに対し電波発信要求を行な
い、前記ICカードからの電波が受信されないか、また
は正しい暗号信号の電波が受信されない場合、または車
両が停車してエンジンを停止させた場合に、車両に予め
設けた車両ストッパー部にロック信号を送出して車両を
運転不能状態にし、前記運転不能状態のときに、発進動
作に基づく信号により前記ICカードに対し電波発信要
求を行ない、前記ICカードから正しい暗号信号の電波
が受信された場合に、前記車両ストッパー部にロック解
除信号を送出して車両を運転可能状態にする制御手段を
備えた運転者確認装置。 - 【請求項4】 車両ストッパー部が、アクセルレバーを
作動不能にする装置である請求項1または2または3記
載の運転者確認装置。 - 【請求項5】 車両ストッパー部が、トランスミッショ
ンを作動不能にする装置である請求項1または2または
3記載の運転者確認装置。 - 【請求項6】 車両ストッパー部が、キャブレターを作
動不能にする装置である請求項1または2または3記載
の運転者確認装置。 - 【請求項7】 発進動作に基づく信号により前記ICカ
ードに対し電波発信要求を行なう動作に代えて、ICカ
ードに発信要求ボタンを設け、このボタン操作によりI
Cカードに暗号信号の電波を発信させるようにしたこと
を特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載の運
転者確認装置。 - 【請求項8】 予め設定した操作に基づく信号が、車両
の発進時に要求される動作を検知するセンサからの信号
である請求項1から6までのいずれかに記載の運転者確
認装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18048193A JP2921817B2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 運転者確認装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18048193A JP2921817B2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 運転者確認装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0732972A JPH0732972A (ja) | 1995-02-03 |
JP2921817B2 true JP2921817B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=16083984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18048193A Expired - Fee Related JP2921817B2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 運転者確認装置 |
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JP4552756B2 (ja) * | 2005-05-26 | 2010-09-29 | マツダ株式会社 | 車両用スマートエントリーシステム |
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JP2019137093A (ja) * | 2018-02-06 | 2019-08-22 | 住友電装株式会社 | 車載装置、原動機制御方法及びコンピュータプログラム |
-
1993
- 1993-07-21 JP JP18048193A patent/JP2921817B2/ja not_active Expired - Fee Related
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