JP2919316B2 - 床暖房システムの制御装置 - Google Patents

床暖房システムの制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床面に温水管を配
した床暖房パネルを備えた床暖房システムの制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】床暖房システムでは、温水を通過させる
ための温水配管を備えた床暖房パネルを床面に配置し、
加熱源によって加熱される熱交換器と床暖房パネルとの
間に温水循環回路を形成し、床暖房パネルに一定温度の
温水を循環させることによって床面を暖房する。床暖房
は、ファンヒータ等の室内空気を直接加熱するものに比
べて、室内空気の温度を上げるという効果は少ないが、
床面の温度を所望の温度に上昇させることで、快適な暖
房を行うことができる。暖房能力の調整は、使用者によ
って操作されるコントローラの設定暖房能力に応じて、
温水循環回路中に配された遮断弁の開放比率を自動調節
して、床暖房パネルでの放熱量を制御することによって
行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のとおり、放熱量
の制御(流量の制御)は、使用者が設定するコントロー
ラの設定暖房能力にのみ応じて決定されるため、一時的
に室温が変動しても床面温度のばらつきはなく、安定性
に優れる。ところが、上記のものは、室温が低い場合に
次の問題点がある。すなわち、定常時において適切に設
定された暖房能力(放熱量)のままで、運転を開始する
と、室内温度が低い運転開始初期には、床面温度の上昇
が遅い。このため、運転開始初期には、定常時の設定暖
房能力とは別途の暖房能力を設定し、室内温度が上昇し
た定常時に、改めて暖房能力の再設定を行う必要があ
り、煩わしさが生じる。
【0004】本発明は、簡単な操作で、快適な暖房を確
保できる床暖房システムの制御装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、室内の床面に
配置した床暖房パネルに加熱源によって加熱された温水
をポンプによって循環させる温水循環回路を形成した床
暖房システムであって、前記温水循環回路中に温水の循
環を停止するための遮断弁を備え、暖房能力設定手段に
設定された暖房能力に応じて温水の循環流量を制御する
床暖房システムの制御装置において、前記床暖房パネル
が配置された室内の温度を検知するための室温センサを
備え、前記床暖房パネルによる床暖房運転の開始を指示
する運転指示手段により運転開始が指示されたとき、前
記加熱源および前記ポンプを作動させて、前記温水循環
回路内の温水の循環を開始するとともに、前記室温セン
サにより室温を検知し、該検知温度に応じて決定された
時間の間、前記循環流量を最大流量とし、該時間経過
後、前記暖房能力設定手段により設定された前記暖房能
力に応じて前記循環流量を制御することを技術的手段と
する。
【0006】
【発明の効果】本発明では、運転指示手段により運転が
指示されると、加熱源およびポンプが作動して、温水循
環回路内に温水の循環が開始する。このとき、室内に設
けられた室温センサにより室温が検知され、その検知温
度に基づいて、最大循環流量の継続時間が決定され、こ
の時間の間、最大流量の温水が連続して温水循環回路内
を循環する。この結果、床暖房パネルからは、連続して
放熱が行われるため、室内温度が速やかに上昇する。前
記時間が経過すると、設定暖房能力に応じて循環流量が
制御され、適切に床面温度が管理され、快適な暖房を行
うことができる。尚、前記時間の経過した後は、室温セ
ンサによる温度管理は行われないため、室内の状況(室
温センサの設置場所等)による検知温度のばらつきには
影響されず、安定した床暖房を行うことができる。使用
者は、運転開始時に、暖房レベルを設定するだけでよ
い。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明を、以下に示す実施例
に基づいて説明する。図1は、本発明に係わる温水暖房
式エアコンシステムの実施例を示す。図1において、1
は加熱源及び冷却源を有し屋外に設置される室外機、2
は室内上方の壁部に配置される室内機であり、温水配管
及び冷却用配管によって室外機1と接続されており、3
は放熱用温水配管を有し室内の床面に配置される床暖房
パネルであり、温水配管によって室外機1と接続されて
いる。この室外機1、室内機2、床暖房パネル3及び温
水配管、冷却配管により暖房用の温水回路10および冷
凍サイクル20がそれぞれ形成されている。
【0008】室外機1には、温水回路10の構成とし
て、加熱用熱交換器11、一定回転で駆動される循環ポ
ンプ12、床暖熱動弁13、ニードルをステッピングモ
ータで駆動して流量を制御する流量可変弁14、プレッ
シャータンク15が設けられ、加熱源としてのガスバー
ナ100が備えられている。冷凍サイクル20の構成と
しては、インバータ制御されるモータにより駆動されて
冷媒であるフロンガスを圧縮する圧縮機21、凝縮器2
2、ストレーナ23、キャピラリチューブ24が設けら
れ、凝縮器22には放熱ファン26が備えられている。
室内機2には、温水回路10の構成として暖房用熱交換
器16が設けられ、冷凍サイクル20の構成として冷房
用熱交換器25が設けられ、各熱交換器16,25に対
して、室内空気を循環させる対流ファン200が備えら
れていて、室内空気を冷房用熱交換器25→暖房用熱交
換器16の順で通過させて、再び室内へ送り出す。
【0009】室外機1、室内機2及び床暖房パネル3に
おいて、温水回路10は、循環ポンプ12の吐出側に加
熱用熱交換器11の流入側が接続され、加熱用熱交換器
11の流出側には、流量可変弁14を介して室内機2の
暖房用熱交換器16の流入側が接続されている。加熱用
熱交換器11の流入側と循環ポンプ12の吐出側との間
で温水配管は分岐して、分岐した温水配管は床暖熱動弁
13を介して床暖房パネル3の流入側と接続されてい
る。暖房用熱交換器16の流出側の温水配管と床暖房パ
ネル3の流出側の温水配管は合流し、プレッシャータン
ク15を介して循環ポンプ12の吸引側に接続されてい
る。
【0010】なお、温水配管は加熱用熱交換器11の流
出側で分岐して、室内機2と床暖房パネル3をバイパス
して小流量の温水を加熱用熱交換器11から循環ポンプ
12へ直接帰還させるバイパス管17となっており、バ
イパス管17の流出側は、循環ポンプ12の吸引側に接
続されて、プレッシャータンク15の流出側と合流して
いる。
【0011】以上の構成を有する温水回路10では、循
環ポンプ12の作動によって、主に、循環ポンプ12→
加熱用熱交換器11→流量可変弁14→暖房用熱交換器
16→プレッシャータンク15→循環ポンプ12の循環
回路で、バーナ100によって高温に加熱された加熱用
熱交換器11内の高温水を循環させる高温水循環回路を
形成するとともに、循環ポンプ12→床暖熱動弁13→
床暖房パネル3→プレッシャータンク15→循環ポンプ
12の循環回路で、循環ポンプ12に帰還した低温水を
循環させる低温水循環回路を形成する。なお、バーナ1
00によって加熱された加熱用熱交換器11内の高温水
は、循環ポンプ12→加熱用熱交換器11→バイパス管
17→循環ポンプ12の循環回路でも循環して、床暖房
パネル3へ循環する低温水循環回路の温水を加熱する。
【0012】他方、冷凍サイクル20では、フロン冷媒
は、冷媒圧縮機21→凝縮器22→ストレーナ23→キ
ャピラリチューブ24→冷房用熱交換器25→冷媒圧縮
機21を循環し、循環中に、冷媒は凝縮器22で気相→
液相の状態変化をして熱の放出を行い、冷房用熱交換器
25で液相(霧状)→気相の状態変化をして熱の吸収を
行って室内空気を冷却する。
【0013】制御装置400は、使用者によって操作さ
れるリモコン4に応じて各種の運転をマイコンによって
制御するもので、主部は室外機1に備えられているが、
室内機2には、リモコン4の赤外線操作信号を受信する
ための受信部と、室内機2に備えられた各種センサによ
る検知を行う検知部と、対流ファン200を駆動するた
めの駆動部と、これらの室内機2の各部と室外機1の主
部との間で制御信号を通信する通信部とが備えられてい
る。また、主部においては、ガスを燃料とするバーナ1
00の燃焼制御等の暖房運転を含む主動作用のマイコン
とは別に、冷房運転および除湿運転における冷凍サイク
ル20の圧縮機21の作動を制御するための冷房用マイ
コンが別途に設けられている。
【0014】なお、制御装置400は、各種の制御を行
うために、加熱用熱交換器11の流出側に高温水サーミ
スタ401、循環ポンプ12の吐出側と床暖熱動弁13
との間に低温水サーミスタ402、室内機2の暖房用熱
交換器16の流出側に室内温水サーミスタ403、冷却
用熱交換器25に室内凍結サーミスタ404、室内機2
内に室温サーミスタ405及び湿度センサ406を備え
ている。
【0015】以上の構成からなる温水暖房式エアコンシ
ステムは、制御装置400によって、室内機2のみによ
る単独暖房運転、床暖房パネル3のみによる床単独運
転、床暖房パネル3と室内機2によるデュエット暖房運
転、室内機2のみによるドライ運転、床暖房パネル3と
室内機2によるデュエットドライ運転、室内機2による
冷房運転がそれぞれ制御される。ここでは、室内機2の
みによる単独暖房運転、床暖房パネル3のみによる床単
独運転、床暖房パネル3と室内機2によるデュエット暖
房運転について以下に説明する。
【0016】〔単独暖房運転〕単独暖房運転は、室内機
2のみによって室内を暖房するものである。単独暖房運
転では、リモコン4の暖房運転のオン操作に応じて流量
可変弁14を全開にして循環ポンプ12の駆動を開始す
るとともにバーナ100の燃焼を開始し、リモコン4に
よって設定される目標室内温度Tsと室温サーミスタ4
05によって検知される室内温度Trとから目標湯温を
58℃〜85℃の間で決定し、高温水サーミスタ401
によって検知される湯温が目標湯温になるようにバーナ
100の燃焼量を制御する。また、室内機2の対流ファ
ン200は、バーナ100の燃焼量に比例して、8段階
に制御される。なお、このとき、低温水循環回路の床暖
熱動弁13は閉じられる。
【0017】〔床単独運転〕床単独運転は、床暖房パネ
ル3のみによって暖房運転を行うものである。以下、図
2を参考に床単独運転について説明する。床単独運転で
は、リモコン4の床暖房運転のオン操作に応じて床暖房
ホットダッシュ動作を行う。床暖房ホットダッシュ動作
では、始めに室内機2の対流ファン200を一定時間
(数十秒間)微風で駆動し(ステップ101)、これに
より、室内空気を対流させる。その後、室内機2に備え
られた室温サーミスタ405により室内温度Trを検知
する(ステップ102)。この検知により床温を推定し
て、その温度に基づいて床暖熱動弁13を連続して開放
する床暖房ホットダッシュ時間tp(20分〜3時間)
を算出する(ステップ103)。この床暖房ホットダッ
シュ時間tpは、検知された室内温度Trが高い場合に
は短く、低いほど長くなるように算出する。
【0018】床暖房ホットダッシュ動作では、循環ポン
プ12の駆動を開始するとともにバーナ100の燃焼を
開始する。床暖房ホットダッシュ時間tpの間、床暖熱
動弁13を開放し、高温水サーミスタ401によって検
知される温度が80℃になるように燃焼ファン101及
び比例弁104を制御する(ステップ104)。これに
より、バーナ100によって80℃に加熱された温水
が、運転開始直後から床暖房ホットダッシュ時間tpの
間連続して床暖房パネル3を通過して放熱するため、暖
房開始初期に十分な床暖房能力が確保でき、室内温度の
立ち上がりが向上する。
【0019】床暖房ホットダッシュ時間tpが経過した
後は(ステップ105においてYES)、リモコン4に
よって7段階のうちから設定される床暖房レベルに応じ
て、床暖熱動弁13の開放時間と遮断時間との割合が決
定されて、決定された割合で床暖熱動弁13が開閉制御
される(ステップ106)。このとき、バーナ100の
燃焼量は、低温水サーミスタ402によって検知される
温度が60℃になるように制御される。この床暖熱動弁
13の開放時間と遮断時間との割合は、20分間の周期
において開放される時間が、最大床暖房レベルでは20
分間、最小床暖房レベルでは3分間、その間の床暖房レ
ベルでは、3分間から20分間の間の時間がそれぞれ設
定されるものである。なお、床暖熱動弁13は、熱によ
り開閉制御するものであり、開閉に時間が掛かるが、温
水の循環を停止させる際、大きな作動力により確実に温
水循環回路を閉鎖することができる。なお、床暖房運転
の場合には、流量可変弁14は閉じられる。
【0020】〔デュエット暖房運転〕デュエット暖房運
転は、室内機2と床暖房パネル3とにより室内の暖房を
行うものである。デュエット暖房運転では、床暖房パネ
ル3については、上記の床単独運転の場合と同様に床暖
房ホットダッシュ動作の制御を行い、バーナ100の着
火後の燃焼量制御として、加熱用熱交換器11の流出側
に設けられた高温水サーミスタ401によって高温水温
度を検知して、その温度が80℃になるようにバーナ1
00の燃焼量をフィードバック制御する。
【0021】室内機2への温水制御としては、リモコン
4の設定温度Tsと、室内機2に備えられた室温サーミ
スタ405に検知される室内温度Trに基づいて室内に
放出する必要熱量Qを算出して、この必要熱量Qが室内
機2の暖房用熱交換器16で放熱されるような温水流量
Lが得られるように、流量可変弁14を制御する。な
お、例えば、暖房用熱交換器16への流量を減らすため
に、流量可変弁14の開度を小さくした場合、バイパス
管17へ流れる流量は増えるため、床暖房パネル3への
流量(暖房用熱交換器16を流れる流量にバイパス管1
7を流れる流量を加えたもの)は、変化しない。すなわ
ち、流量可変弁14の開度が変化しても、床暖房パネル
3への流量は変化しない。尚、このように床暖房パネル
3への流量は変化しないが、床暖房パネル3に供給され
る温水の温度が変化するため、床暖房ホットダッシュ動
作を行う際、ホットダッシュ時間を床単独運転時とは異
なる値に設定している。
【0022】暖房用熱交換器16での放熱量は、暖房用
熱交換器16へ流入する流入温水温度Tinと暖房用熱交
換器16から流出する流出温水温度Tout との温度差
と、暖房用熱交換器16を流れる温水流量Lとから Q=L×(Tin−Tout ) … 式1 求められるため、温水流量Lは、 L=Q/(Tin−Tout ) … 式2 で決まる。従って、上記の必要熱量Qが算出された場
合、流入温水温度Tinと流出温水温度Tout とを検知す
れば、上式2により温水流量Lが算出でき、この算出さ
れた温水流量Lになるように流量可変弁14を制御すれ
ばよい。
【0023】しかしながら、本実施例では、室内機2の
暖房用熱交換器16を循環する水量を検出する水量セン
サが備えられていないため、上式2によって算出される
水量に基づいて流量可変弁14を制御できない。このた
め、実際には、以下のとおり流量可変弁14を制御す
る。
【0024】暖房用熱交換器16への流入温水温度Tin
が一定の場合、例えば、室内温度Tr1 が同じであれ
ば、流出温水温度Tout 1 は、温水流量Lに応じて変化
する関数F1 として、 Tout 1 =F1(L) … 式3 で表される。同様に、異なる室内温度Trn について
は、 Tout n =Fn (L) … 式4 として表すことができる。
【0025】従って、暖房用熱交換器16への流入温水
温度Tinが一定の場合、ある室内温度Trにおける温水
流量Lは、流出温水温度Tout n の逆関数として表され
る。すなわち、室内温度Trと流出温水温度Tout とが
検知されれば、温水流量Lを求めることができる。
【0026】本実施例では、暖房用熱交換器16への流
入温水温度Tinが80℃の一定温度に制御されるため、
各室内温度Trについて、流出温水温度Tout と温水流
量Lとの関係をあらかじめデータとして記憶しておき、
室内温度Trを検出し、検出された室内温度Trのとき
の流出温水温度Tout が、上記の式2の温水流量Lに対
応する温度になるように流量可変弁14を制御する。
【0027】記憶するデータとして、検知される室内温
度Trに関する温水流量Lと流出温水温度Tout との関
係の一例を、図3に示す。図から明らかなとおり、室内
温度Trが特定されるとき、温水流量Lに対応した流出
温水温度Tout が決まるため、温水流量Lに対応した流
出温水温度Tout が検知されるように流量可変弁14を
調節すればよいことが分かる。なお、暖房用熱交換器1
6への流入温水温度Tinは、高温水サーミスタ401に
より検知され、流出温水温度Tout は室内機2の室内温
水サーミスタ403により検知される。
【0028】以上の制御動作により、流量センサを備え
ていなくても、暖房用熱交換器16の流量を制御でき、
室内機2の暖房用熱交換器16における放熱量を正確に
制御でき、床暖房パネル3による暖房を同時に行う場合
であっても、より精度の高い暖房運転を行うことができ
る。
【0029】なお、上記の各運転において、バーナ10
0の燃焼制御としては、各運転のオン操作に応じて、燃
焼ファン101でプレパージを行った後に、所定のシー
ケンスで電磁弁102、103および比例弁104を制
御してバーナ100へ燃料を供給して点火電極105で
火花放電を発生させて燃焼を開始する点火制御を行い、
フレームロッド106による着火検知後は、燃焼ファン
101および比例弁104を制御してバーナ100の燃
焼量を制御する。また、運転終了後には、バーナ100
の燃焼停止後、2分を経過してから循環ポンプ12の作
動を停止することにより余熱を利用して滑らかに暖房運
転を停止させることができる。上記の実施例では、遮断
弁として床暖熱動弁を示し、ON、OFFのデューティ
比を変えることにより開放比率を制御するようにした
が、比例弁を用いて、通電電流を変えることにより開放
比率を制御するようにしてもよい。尚、上記実施例で
は、室温センサとして室内暖房機に設定される室温サー
ミスタ405を利用したが、別途設けてもよく、この場
合、設置場所は室内のどこでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す温水エアコンシステムの
概略構成図である。
【図2】本発明の実施例における床単独運転における制
御動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の実施例におけるデュエット暖房運転の
制御特性を説明するための各室内温度における温水流量
と暖房用熱交換器の流出温水温度との関係を示す特性図
である。
【符号の説明】
2 室内機(室内暖房機) 3 床暖房パネル 4 リモコン(暖房能力設定手段、運転指示手段) 10 温水回路(温水循環回路) 12 循環ポンプ 13 床暖熱動弁(遮断弁) 100 バーナ(加熱源) 400 制御装置(床暖房システムの制御装置) 405 室温サーミスタ(室温センサ)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の床面に配置した床暖房パネルに加
    熱源によって加熱された温水をポンプによって循環させ
    る温水循環回路を形成した床暖房システムであって、前
    記温水循環回路中に温水の循環を停止するための遮断弁
    を備え、暖房能力設定手段に設定された暖房能力に応じ
    て温水の循環流量を制御する床暖房システムの制御装置
    において、 前記床暖房パネルが配置された室内の温度を検知するた
    めの室温センサを備え、 前記床暖房パネルによる床暖房運転の開始を指示する運
    転指示手段により運転開始が指示されたとき、前記加熱
    源および前記ポンプを作動させて、前記温水循環回路内
    の温水の循環を開始するとともに、前記室温センサによ
    り室温を検知し、該検知温度に応じて決定された時間の
    間、前記循環流量を最大流量とし、該時間経過後、前記
    暖房能力設定手段により設定された前記暖房能力に応じ
    て前記循環流量を制御することを特徴とする床暖房シス
    テムの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記室温センサは、前記室内の壁面に設
    置され前記温水循環回路の温水を循環させて室内空気を
    加熱する室内暖房機に備えられた室温サーミスタである
    ことを特徴とする請求項1記載の床暖房システムの制御
    装置。
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