JP2917657B2 - 粒状有機質肥料組成物 - Google Patents

粒状有機質肥料組成物

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JP2917657B2
JP2917657B2 JP7844192A JP7844192A JP2917657B2 JP 2917657 B2 JP2917657 B2 JP 2917657B2 JP 7844192 A JP7844192 A JP 7844192A JP 7844192 A JP7844192 A JP 7844192A JP 2917657 B2 JP2917657 B2 JP 2917657B2
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    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05BPHOSPHATIC FERTILISERS
    • C05B15/00Organic phosphatic fertilisers

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Fertilizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粒状有機質肥料組成物
に関するものである。さらに詳しくは、本発明は、容易
に製造でき、かつ機械施肥に適するように充分な硬度と
流動性を有する粒状有機質肥料組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、農業の近代化に伴い無機肥料(化
成肥料)の使用量が増加し、その弊害として、地力の低
下が広がり全国的な問題となってきている。この対策と
して化成肥料に有機物(有機天然物由来の肥料成分)を
配合することが行なわれている。しかしながら、化成肥
料に対する有機物の配合量の割合が高くなると、一般的
に利用されているパン型造粒機などの造粒機を用いる転
動造粒法による造粒方式では造粒が困難になりやすく、
また造粒できたとしても、その造粒物の強度が充分でな
く粉化しやすいとの欠点が残る。特に、実質的に有機質
肥料のみからなる肥料組成物の造粒は容易ではなく、そ
の問題の解決の必要性は高い。
【0003】有機物含有量の多い肥料組成物の造粒方法
としては、圧縮ロールあるいはペレタイザーなどの圧縮
成形機を用いる圧縮成形方法が知られているが、この方
法での造粒は、上記の転動造粒法による造粒に比べて製
造コストが大幅に高くかかるとの問題がある。さらに、
圧縮成形機を利用すると、得られる粒子は通常円柱状と
なり、硬度は充分となるが、流動性が悪く、このため機
械施肥に適さないとの問題があり、さらに粒子の隅部
(エッジ部)で粉化が発生しやすいとの欠点もある。一
方、成形法の変更に代えて、ポリビニルアルコール、ポ
リエチレングリコーツなどの合成物もしくはα化澱粉や
デキストリンなどの天然物の加工物を、有機物を多量に
含む肥料組成物の造粒のためのバインダー(結着剤)と
して用いることも既に提案されている。しかし、これら
のバインダー成分は肥料成分に比べて高価であるため、
製造コストが大幅に上昇するとの問題があり、さらにこ
れらのバインダー自体は肥料成分として機能しないた
め、その添加分だけ、肥料成分の含有量が低下するとの
問題もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、製造効率の
良いパン型造粒機などを利用する転動造粒法により、容
易に製造でき、かつ機械施肥に適するように充分な硬度
と流動性を有する粒状有機質肥料組成物を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、有機質肥料成
分100重量部に対してオイルパームアッシュとフィチ
ン含有有機物との加水分解物が0.1〜500重量部の
量比にて配合さた組成物が粒状に形成されてなる粒状有
機質肥料組成物にある。オイルパームアッシュ(単にパ
ームアッシュとも呼ばれる)とは、パーム油を得るため
に栽培されているパームの果実のついた房からパームの
果実を取り出したあとの外殻を燃焼させて灰にしたもの
である。
【0006】本発明の粒状有機質肥料組成物において、
パームアッシュとフィチン含有有機物との加水分解物
は、有機質肥料成分100重量部に対して1〜200重
量部の量比にて配合されることが好ましく、さらに3〜
100重量部の量比で配合されることが好ましく、特に
5〜50重量部の重量部の量比で配合されることが好ま
しい。
【0007】オイルパームアッシュは、前述のように、
パーム油を得るために栽培されているパームの果実のつ
いた房からパームの果実を取り出したあとの外殻を燃焼
させて灰にしたものであり、カリ分がK2 O換算で約4
0重量%と高含有量で含まれているところから、現在で
は、それ自身をそのまま肥料として用いるが、それ以外
には特に有用な用途は知られていない。
【0008】本発明者は、このオイルパームアッシュと
フィチン含有有機物との加水分解物(以後、単に加水分
解物ということがある)が有機質肥料成分のバインダー
として有効に機能することを見い出し、本発明に到達し
たものである。
【0009】本発明の加水分解物は、オイルパームアッ
シュとフィチン含有有機物とを、通常は水に懸濁させ、
常温(25℃)〜180℃、好ましくは80〜130
℃、の温度にて加熱することにより得ることができる。
フィチンは植物体、特に種子に多く含まれており、植物
体の全りん分の約70〜80重量%がフィチン体として
存在する。フィチン含有有機物の例としては、次のよう
なものを挙げることができる。括弧内は標準的な試料の
フィチン含有量(単位:重量%)である。玄米(1.0
3〜1.17)、胚芽米(0.9〜1.0)、小麦
(0.6〜0.7)、大麦(1.3〜1.6)、とうも
ろこし(1.04〜1.3)、硬小麦(1.98〜2.
5)、軟小麦(0.9)、大根種子(0.8)、白から
し(0.3〜0.5)、落花生(1.8〜2.2)、大
豆(3.2)、ひまし(3.6)、亜麻種子(5.
9)、たばこ種子(5.9〜6.4)、ココア(3.2
3)、小麦ぬか(2〜5)、米ぬか(9.5〜14.
5)。フィチン含有有機物として特に好ましいものは、
フィチン含有量が2重量%以上の、大豆、ひまし、亜麻
種子、たばこ種子、ココア、小麦ぬか、米ぬかなどであ
る。
【0010】本発明のオイルパームアッシュとフィチン
含有有機物との加水分解物は粘度が高く、強い粘着力を
有しており、有機質肥料成分の結着剤(バインダー)と
して好適な性能を有する。
【0011】本発明の粒状有機質肥料組成物の製造に利
用できる有機質肥料成分に特に限定はなく、たとえば、
蒸製皮革粉(皮粉)、蒸製骨粉(骨粉)、肉骨粉、乾
血、ひまし油粕、なたね油粕、あるいは綿実油粕、また
その他の動物性有機物粉末、およびその他の植物性有機
質粉末を利用することができる。これらの有機質肥料成
分は単独でも、混合して使用してもよい。また、必要に
応じて、硫安、燐安、塩化カリ、硫酸カリ、過リン酸石
灰などの化成肥料も混合使用することができる。
【0012】本発明の粒状有機質肥料組成物は、オイル
パームアッシュとフィチン含有有機物との加水分解物を
含む水性溶液と有機質肥料成分との混合物を転動造粒法
などの一般的な造粒法により粒状化し、容易に粒状物と
して製造することができる。この製造法を更に詳しく説
明する。
【0013】有機質肥料成分と加水分解物とは、それぞ
れ粉末状のものを混合した後、水を添加して混練物とし
ても良いが、予め有機質肥料成分粉末と加水分解物とを
別々に混練物として混合してもよく、あるいは一方の成
分の混練物に他方の成分の粉末を添加したのち、これら
を混合してもよい。なお、加水分解物は通常、水性溶液
として得られるため、その中の加水分解物を取り出すこ
となく、その水性溶液のまま利用するのが有利である。
有機質肥料成分と加水分解物の混合割合は、有機質肥料
成分の種類、特性等によって変動するが、前述のよう
に、有機質肥料成分(固形分)100重量部に対して、
加水分解物(固形分)1〜200重量部の量比にて配合
されることが好ましく、さらに3〜100重量部の量比
にて配合されることが好ましく、特に5〜50重量部の
重量部の量比にて配合されることが好ましい。
【0014】造粒に用いる水の量についても、有機質肥
料成分の種類、特性等により変動するが、通常は、全固
形分(肥料成分と加水分解物との合計量)100重量部
に対して、10〜200重量部の量比にて用いられる。
なお、本発明の加水分解物を用いた場合には水の量が少
なくても充分な場合が多く、たとえば全固形分100重
量部に対して、水量を50重量部以下とすることができ
る。
【0015】造粒を行なう場合には、まず、粉末状の有
機質肥料成分(更に所望により、化成肥料成分)と加水
分解物(粉末)とを、二軸ニーダー、パグミル、ブラン
ジャーあるいはパドルミキサーなどの混練装置に入れ、
これに水を加えて混合、混練する。次いで、パン造粒
機、ドラム型造粒機などの造粒機を用いる一般的な転動
造粒法を利用して造粒が行なわれるが、他の方式の造粒
法を利用することもできる。混合・混練操作および造粒
操作は通常の造粒条件に準じた条件にて実施することが
できる。造粒物は、通常は、次いで50〜100℃の温
度にて、1〜30時間の乾燥が施され、製品とされる。
【0016】
【実施例】以下に実施例で得られた粒状有機質肥料組成
物の乾燥物の粒度分布と製品硬度は下記の方法により測
定した。 (a)粒度分布 タイラー標準ふるいの5メッシュふるい、8メッシュふ
るい、そして14メッシュふるいを用いて、ふるい分け
し、それぞれの重量割合を求めた。 (b)製品硬度 タイラー標準ふるいの5メッシュふるいと8メッシュふ
るいを用いて、ふるい分けし、5メッシュふるい通過分
で、かつ8メッシュふるいの残分(不通過分)から粒子
を任意に20粒取り出し、各々について木屋式硬度計を
用いて粒子硬度を測定し、その最高値、最低値、そして
平均値を求めた。
【0017】[実施例1] (1)加水分解 パームアッシュ15重量部に水600重量部を加え、撹
拌機を用いて回転数を150rpmとして撹拌しながら
液温を95℃まで昇温させ、次いでこれに脱脂米ぬか
(フィチン含有量:10重量%)85重量部を分割添加
しながら、95℃で5時間撹拌を続けた。撹拌完了後、
室温まで冷却して、700重量部の加水分解液(加水分
解物含有溶液)を得た。この加水分解液は室温(25
℃)で600cpの粘度を示し、高い粘着性を有してい
た。 (2)有機質肥料成分混合物の製造 蒸製皮革粉70重量部、蒸製骨粉36重量部、肉骨粉2
0重量部、ひまし油粕20重量部、なたね油粕20重量
部、およびパームアッシュ12重量部を混合して、17
8重量部の有機質肥料成分混合物を製造した。なお、こ
れらの肥料成分は14メッシュふるいを通過した粉砕品
を使用した。 (3)粒状有機質肥料組成物の製造 上記有機質肥料成分混合物178重量部に、上記の加水
分解液190重量部を添加混合し、回転式パン型造粒機
に入れ、回転数22rpmの条件にて30分間造粒操作
を行なった。得られた造粒物は次いで乾燥機に移し、7
0℃にて15時間加熱乾燥させた。乾燥物をタイラー標
準ふるいでふるい分けし、5メッシュふるい通過品で、
14メッシュ残分(不通過品)に相当する有機質肥料組
成物粉末(以下、5〜14メッシュの記す)を得た。
【0018】[実施例2] (1)加水分解 パームアッシュを30重量部に、そして脱脂米ぬかを7
0重量部とした以外は実施例1の加水分解操作と同様の
操作を行ない、700重量部の粘着性の加水分解液を得
た。 (2)有機質肥料成分混合物 実施例1と同一組成の有機質肥料成分混合物を使用し
た。 (3)粒状有機質肥料組成物の製造 上記有機質肥料成分混合物178重量部と上記の加水分
解液190重量部とから実施例1と同様にして乾燥物を
得た後、有機質肥料組成物粉末を調製した。
【0019】[実施例3] (1)加水分解 パームアッシュを50重量部に、そして脱脂米ぬかを5
0重量部とした以外は実施例1の加水分解操作と同様の
操作を行ない、700重量部の粘着性の加水分解液を得
た。 (2)有機質肥料成分混合物 実施例1と同一組成の有機質肥料成分混合物を使用し
た。 (3)粒状有機質肥料組成物の製造 上記有機質肥料成分混合物178重量部と上記の加水分
解液141重量部とから実施例1と同様にして乾燥物を
得た後、有機質肥料組成物粉末を調製した。
【0020】[実施例4] (1)加水分解 パームアッシュを70重量部に、そして脱脂米ぬかを3
0重量部とした以外は実施例1の加水分解操作と同様の
操作を行ない、700重量部の粘着性の加水分解液を得
た。 (2)有機質肥料成分混合物 実施例1と同一組成の有機質肥料成分混合物を使用し
た。 (3)粒状有機質肥料組成物の製造 上記有機質肥料成分混合物178重量部と上記の加水分
解液140重量部とから実施例1と同様にして乾燥物を
得た後、有機質肥料組成物粉末を調製した。
【0021】[実施例5] (1)加水分解 パームアッシュを85重量部に、そして脱脂米ぬかを1
5重量部とした以外は実施例1の加水分解操作と同様の
操作を行ない、700重量部の粘着性の加水分解液を得
た。 (2)有機質肥料成分混合物 実施例1と同一組成の有機質肥料成分混合物を使用し
た。 (3)粒状有機質肥料組成物の製造 上記有機質肥料成分混合物178重量部と上記の加水分
解液190重量部とから実施例1と同様にして乾燥物を
得た後、有機質肥料組成物粉末を調製した。
【0022】[実施例6] (1)加水分解 パームアッシュ50重量部と、なたね油粕(フィチン含
有量:3.5重量%)50重量部とを原料とした以外は
実施例1の加水分解操作と同様の操作を行なって、70
0重量部の粘着性の加水分解液を得た。 (2)有機質肥料成分混合物 実施例1と同一組成の有機質肥料成分混合物を使用し
た。 (3)粒状有機質肥料組成物の製造 上記有機質肥料成分混合物178重量部と上記の加水分
解液174重量部とから実施例1と同様にして乾燥物を
得た後、有機質肥料組成物粉末を調製した。
【0023】[実施例7] (1)加水分解 パームアッシュ50重量部と、ひまし油粕(フィチン含
有量:3.0重量%)50重量部とを原料とした以外は
実施例1の加水分解操作と同様の操作を行なって、70
0重量部の粘着性の加水分解液を得た。 (2)有機質肥料成分混合物 実施例1と同一組成の有機質肥料成分混合物を使用し
た。 (3)粒状有機質肥料組成物の製造 上記有機質肥料成分混合物178重量部と上記の加水分
解液158重量部とから実施例1と同様にして乾燥物を
得た後、有機質肥料組成物粉末を調製した。
【0024】[比較例1] (1)加水分解 脱脂米ぬか100重量部のみを原料とした以外は実施例
1の加水分解操作と同様の操作を行ない、700重量部
の加水分解液を得た。 (2)有機質肥料成分混合物 実施例1と同一組成の有機質肥料成分混合物を使用し
た。 (3)粒状有機質肥料組成物の製造 上記有機質肥料成分混合物178重量部と上記の加水分
解液190重量部とから実施例1と同様にして乾燥物を
得た後、比較試料の有機質肥料組成物粉末を調製した。
【0025】[比較例2] (1)加水分解 パームアッシュ100重量部のみを原料とした以外は実
施例1の加水分解操作と同様の操作を行ない、700重
量部の加水分解液を得た。 (2)有機質肥料成分混合物 実施例1と同一組成の有機質肥料成分混合物を使用し
た。 (3)粒状有機質肥料組成物の製造 上記有機質肥料成分混合物178重量部と上記の加水分
解液118重量部とから実施例1と同様にして乾燥物を
得た後、比較試料の有機質肥料組成物粉末を調製した。
【0026】[参考例1]実施例1で調製した有機質肥
料成分混合物178重量部とポリビニルアルコール(平
均重合度1750、ケン化度88.0%)の4%水溶液
130重量部とから実施例1と同様にして乾燥物を得た
後、参考試料の有機質肥料組成物粉末を調製した。
【0027】[参考例2]実施例1で調製した有機質肥
料成分混合物178重量部とポリビニルアルコール(平
均重合度1750、ケン化度88.0%)の5%水溶液
130重量部とから実施例1と同様にして乾燥物を得た
後、参考試料の有機質肥料組成物粉末を調製した。
【0028】上記の実施例、比較例および参考例におい
て得られた有機質肥料組成物粉末の粉体特性を第1表に
記載する。 第1表 乾燥物の粒度分布(wt.%) 製品硬度(kg/ 粒) +5メッシュ 5〜8メッシュ 8〜14メッシュ -14メッシュ 5〜8メッシュ 品の平均値 実施例1 19.9 38.6 27.6 13.9 1.9 実施例2 33.2 47.3 16.0 3.5 2.2 実施例3 33.2 26.2 24.8 15.8 2.2 実施例4 19.0 35.9 21.3 23.8 2.2 実施例5 38.1 34.0 22.3 5.6 2.0 実施例6 8.6 41.2 41.0 9.2 1.5 実施例7 1.3 7.1 62.5 29.1 1.0 比較例1 5.8 8.7 41.9 43.6 0.3 比較例2 5.5 21.1 34.8 38.5 0.5 参考例1 10.5 35.6 33.9 20.0 2.1 参考例2 18.8 40.4 24.8 16.0 2.1
【0029】
【発明の効果】本発明のオイルパームアッシュとフィチ
ン含有有機物との加水分解物と有機質肥料成分との組成
物から粒状化された有機質肥料組成物の粒子は、有機質
肥料成分の粉末のみから形成される粒状物に比べて、た
とえば、公知の合成樹脂系バインダーの代表例といえる
ポリビニルアルコールを用いた場合と同等の、顕著に高
い硬度を持つため、機械施肥に充分対応でき、実用にお
いて非常に有用である。また、オイルパームアッシュ自
体は、通常は、廃棄されるか、あるいはそのまま肥料と
して用いられるものであり、非常に安価であるため、粒
状有機質肥料組成物の製造のための成分として有利に利
用できる。さらに、オイルパームアッシュ自体が、カリ
分をK2 O換算で約40重量%と高い含有量で含んでい
るため、それ自体が肥料成分として機能するため、有機
質肥料組成物の肥効を低下させることなく、むしろ向上
させることができるとの利点も有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C05G 3/00 101 C05F 11/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機質肥料成分100重量部に対してオ
    イルパームアッシュとフィチン含有有機物との加水分解
    物が0.1〜500重量部の量比にて配合さた組成物が
    粒状に形成されてなる粒状有機質肥料組成物。
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