JPH0357071B2 - - Google Patents

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JPH0357071B2
JPH0357071B2 JP7629482A JP7629482A JPH0357071B2 JP H0357071 B2 JPH0357071 B2 JP H0357071B2 JP 7629482 A JP7629482 A JP 7629482A JP 7629482 A JP7629482 A JP 7629482A JP H0357071 B2 JPH0357071 B2 JP H0357071B2
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fermentation
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は粒状複合肥料の製造法に関するもので
ある。詳しくは、硬度が大きい有機質肥料含有粒
状複合肥料を、歩留よく製造する方法に関するも
のである。 有機質肥料成分および無機質肥料成分からなる
肥料混合物を、発酵副産液を用いて造粒した肥料
は、発酵廃液乾燥複合肥料として知られている
が、有機質肥料成分は水に溶解せず、また水に溶
解する成分もほとんど含まないために、複合肥料
中の有機質肥料成分の含有量が10重量%をこえる
と、造粒は極めて困難で、造粒の歩留が悪く、造
粒できても、硬度が小さく、乾燥中や製品取扱い
中に大部分が破砕するなど、満足できる粒状複合
肥料を得ることは困難であつた。 本発明者は、硬度が大きい有機質肥料含有粒状
複合肥料を、歩留よく製造すべく鋭意研究を重ね
た結果、有機質肥料成分と無機質肥料成分からな
る肥料混合物を、発酵副産液を用いて造粒するに
際し、特定の化合物を存在させるときは、製品歩
留を大巾に改善させることができ、硬度が大きい
粒状複合肥料を得ることができることを知得して
本発明を完成した。 すなわち本発明は、実用的価値の大きい粒状複
合肥料を、工業的に有利に製造することを目的と
するものであり、この目的は、有機質肥料成分お
よび無機質肥料成分からなる肥料混合物を、発酵
副産液を用いて造粒する方法において、炭素数4
以下のアルデヒドと尿素とを反応させて得た水に
難溶性の縮合物を存在させることによつて達成さ
れる。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明で用いる有機質肥料としては、魚かす、
肉かす、肉骨、蒸製丁角、乾血、生骨、蒸製骨、
蒸製皮革、干蚕蛹のような動物質肥料、大豆油か
す、なたね油かす、落花生油かす、あまに油か
す、ごま油かす、ひまし油かす、米ぬか油かす、
やし油かす、しよう油かすのような植物性肥料な
どがあげられる。これら有機質肥料は16メツシユ
より大きい粒径のもの、好ましくは8メツシユ〜
12メツシユ程度の粒径のものを使用するのがよ
い。 有機質肥料の使用量は、前記肥料混合物中の含
有量として10〜50重量%、好ましくは20〜40重量
%程度である。この量があまりに少ないと、有機
質肥料配合の特色が小さくなり、緩効性成分が少
ない肥料となる。逆にあまりに多いと、造粒が困
難となり、粒状の肥料が得られなくなる。 無機質肥料としては、硫酸アンモニウム、尿
素、硝酸アンモニウム、リン酸アンモニウムのよ
うな窒素肥料、過リン酸石灰、重過リン酸石灰、
溶成リン肥、焼成リン肥、若土過リン酸のような
リン酸肥料、硫酸カリウム、塩化カリウムのよう
なカリ肥料などがあげられる。これら無機質肥料
は60メツシユ、好ましくは80メツシユより小さい
粒径のものを使用するのがよい。 本発明の肥料混合物は上記有機質肥料と無機質
肥料を混合したものであるが、水田に施用した場
合の浮上防止、貯蔵中の固結防止、あるいは吸湿
防止などのために、ケイソウ土、ベントナイト、
石膏、水酸化マグネシウム、消石灰のような無機
物の粉末を添加することもできる。このような無
機物の粉末の添加量は、上記肥料混合物中の含有
量として1〜3重量%程度とするのがよい。あま
りに多いと肥料成分が低下するようになるので好
ましくない。 発酵副産液としては、アルコール発酵、グルタ
ミン酸、リジン、オルニチン、アスパラギン酸そ
の他のアミノ酸発酵、クエン酸、グルコン酸その
他の有機発酵、抗生物質発酵などの発酵工程で生
ずる糖類、蛋白質および膠状物質などの固形分を
30〜50重量%程度含有する副産液があげられる。
発酵副産液の使用量は、該発酵副産液中の固形分
として、上記肥料混合物に対して0.3〜10重量%、
好ましくは0.5〜8重量%程度である。あまりに
少ないと造粒できなくなり、逆にあまり多いと造
粒物の乾燥のために多大の熱と時間を要するよう
になるので得策ではない。 炭素数4以下のアルデヒドと尿素とを反応させ
て得た水に難溶性の縮合物(以下、アルデヒド尿
素縮合物と略称する)としては、イソブチルアル
デヒド、ノルマルブチルアルデヒド、プロピオン
アルデヒド、クロトンアルデヒド、アセトアルデ
ヒド、ホルムアルデヒドなどの炭素数4以下のア
ルデヒド、またはそれらの混合物と、尿素とを反
応させて得たものであり、具体的にはイソブチリ
デンジウレア、ノルマルブチリデンジウレア、プ
ロピリデンジウレア、クロトニリデンジウレア、
エチリデンジウレア、水に対する溶解性がイソブ
チリデンジウレアなどと同等程度の、ホルムアル
デヒドとの尿素との反応物などがあげられる。代
表的なものとしては、緩効性肥料として市販され
ているイソブチリデンジウレアやクロトニリデン
ジウレアなどがあげられる。 アルデヒド尿素縮合物は、60メツシユ、好まし
くは80メツシユより小さい粒径のものを使用する
のがよい。また、その使用量は、前記粉末肥料混
合物に対して0.1〜3重量%、好ましくは0.5〜2
重量%程度である。あまりに少ないと製品歩留、
製品硬度の改善の効果が得られなくなる、逆にあ
まりに多く用いても、それによる特段の効果は認
められない。 本発明の粒状複合肥料を製造するには、通常、
前記した有機質肥料成分と無機質肥料成分からな
る肥料混合物を、アルデヒド尿素縮合物の存在
下、皿型またはドラム型などの造粒機を用い、発
酵副産液を噴霧しながら転動造粒し、得られた造
粒物を乾燥する。 上記造粒に際し、アルデヒド尿素縮合物を存在
させるには、上記した有機質肥料成分、無機質肥
料成分、またはこれらの混合物に、あらかじめア
ルデヒド尿素縮合物を混合しておいてもよいし、
また、転動造粒に際し添加混合してもよい。 本発明方法によつて有機質肥料含有粒状複合肥
料を製造するときは、歩留よく硬度が大きい製品
を得ることができるので、製造の面でも施用の面
でも極めて有利である。 以下、本発明を実施例によつて具体的に説明す
るが、本発明はその要旨をこえない限り以下の実
施例に限定されるものではない。 なお、実施例中「部」および「%」はそれぞれ
「重量部」および「重量%」を示す。 また、製品歩留は、使用原料重量に対して得ら
れた粒径1.7〜4mmの粒状複合肥料の重量を%で
示し、製品硬度は、木屋式硬度計を用い、粒径
2.3〜3mmの粒状複合肥料について圧縮破壊圧力
を測定し、20粒の平均を示した。 実施例1〜3および比較例1 8メツシユパス、12メツシユオンのなたね油か
す20部と、尿素9部、硫酸アンモニウム40部、リ
ン酸アンモニウム8部、塩化カリウム20.5部、お
よびベントナイト5部を混合した肥料混合物(有
機質肥料成分量20%)に、下記表1に示す量の
100メツシユパスのイソブチリデンジウレア(三
菱化成工業(株)製、商品名IBDU)を加え、皿型造
粒機中で、アルコール発酵副産液(福岡通商産業
局肥後大津アルコール工場製、固形分50%)3部
を噴霧しながら転動造粒を行い、次いでドラム型
乾燥機を用いて80℃で1時間乾燥を行つて粒状複
合肥料を得た。 製品歩留および製品の硬度は下記表1に示す通
りであつた。 なお、比較のためイソブチリデンジウレアを使
用しなかつた場合の結果を併記する。
【表】 実施例4〜6および比較例2 8メツシユパス、12メツシユオンの蒸製皮革粉
20部およびなたね油かす15部と、尿素10部、硫酸
アンモニウム14部、リン酸アンモニウム14部、塩
化アンモニウム19.5およびケイソウ土1部を混合
した肥料混合物(有機肥料成分量37.4%)に、下
記表2に示す量の実施例1で用いたのと同じイソ
ブチリデンジウレアを加え実施例1におけると同
様にして粒状複合肥料を製造した。 製品歩留および製品の硬度は下記表2に示す通
りであつた。 なお、比較のためイソブチリデンジウレアを使
用しなかつた場合の結果を併記する。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 有機質肥料成分および無機質肥料成分からな
    る肥料混合物を、発酵副産液を用いて造粒する方
    法において、炭素数4以下のアルデヒドと尿素と
    を反応させて得た水に難溶性の縮合物を存在させ
    ることを特徴とする粒状複合肥料の製造法。 2 炭素数4以下のアルデヒドと尿素とを反応さ
    せて得た水に難溶性の縮合物の使用量が、肥料混
    合物に対し0.1〜3重量%である特許請求の範囲
    第1項記載の粒状複合肥料の製造法。 3 有機質肥料成分が、肥料混合物中10〜50重量
    %である特許請求の範囲第1項または第2項記載
    の粒状複合肥料の製造法。 4 発酵副産液の使用量が、該発酵副産液中の固
    形分として、肥料混合物に対し0.3〜10重量%で
    ある特許請求の範囲第1項、第2項または第3項
    記載の粒状複合肥料の製造法。
JP7629482A 1982-05-07 1982-05-07 粒状複合肥料の製造法 Granted JPS58194789A (ja)

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JPS58194789A JPS58194789A (ja) 1983-11-12
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