JP2916734B2 - 電動工具のスイッチ機構 - Google Patents
電動工具のスイッチ機構Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば電線の端部を
圧着端子に嵌め圧潰して接続するコ−ドレス電動小型圧
着機或いは工具ヘッドに電線を挟み油圧で切断する電動
油圧工具等のスイッチ機構に関する。
圧着端子に嵌め圧潰して接続するコ−ドレス電動小型圧
着機或いは工具ヘッドに電線を挟み油圧で切断する電動
油圧工具等のスイッチ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】モ−タや電池を内蔵した携帯型の電動工
具では、工具ヘッド部を作動させる場合、該工具ヘッド
部に電線や端子等の被加工物を挟持してからメインスイ
ッチを押す。そして駆動源(モ−タ)と工具ヘッド部と
の間には遊星歯車変速機構やカム機構或いは油圧機構等
の駆動機構が組み込まれているが、大抵の電動工具には
安全装置が配置され、メインスイッチを押しただけでは
駆動機構は作動せず、安全スイッチを操作してからメイ
ンスイッチを押すようになっている。
具では、工具ヘッド部を作動させる場合、該工具ヘッド
部に電線や端子等の被加工物を挟持してからメインスイ
ッチを押す。そして駆動源(モ−タ)と工具ヘッド部と
の間には遊星歯車変速機構やカム機構或いは油圧機構等
の駆動機構が組み込まれているが、大抵の電動工具には
安全装置が配置され、メインスイッチを押しただけでは
駆動機構は作動せず、安全スイッチを操作してからメイ
ンスイッチを押すようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記するように携帯型
電動工具でメインスイッチを入れる場合、その前に安全
スイッチを操作する。このようなスイッチ機構は、電動
工具のメインスイッチのあるハンドルを例えば右手で持
った場合、左手で安全スイッチを操作する両手方式か、
或いはメインスイッチと安全スイッチの両方を片手で操
作する片手方式かのいずれかである。
電動工具でメインスイッチを入れる場合、その前に安全
スイッチを操作する。このようなスイッチ機構は、電動
工具のメインスイッチのあるハンドルを例えば右手で持
った場合、左手で安全スイッチを操作する両手方式か、
或いはメインスイッチと安全スイッチの両方を片手で操
作する片手方式かのいずれかである。
【0004】しかし両手で操作する方式のものは極めて
不便で操作性が悪く、片手で操作する方式のものでも一
方のスイッチを入れている最中に他の指が他方のスイッ
チに触れてスム−ズな作業が出来なかったりすることが
ある。或いはいずれの方式であっても安全スイッチの操
作を怠り駆動機構が勝手に作動したり、メインスイッチ
を押しても駆動機構が作動しなかったりすることがあ
る。
不便で操作性が悪く、片手で操作する方式のものでも一
方のスイッチを入れている最中に他の指が他方のスイッ
チに触れてスム−ズな作業が出来なかったりすることが
ある。或いはいずれの方式であっても安全スイッチの操
作を怠り駆動機構が勝手に作動したり、メインスイッチ
を押しても駆動機構が作動しなかったりすることがあ
る。
【0005】この発明は、上記する課題に対処するため
になされたものであり、片手でメインスイッチと安全ス
イッチの操作が可能であり、しかも不注意で駆動機構が
作動することはなく、駆動機構を作動させる場合にはそ
の前に必ず安全スイッチを操作してからメインスイッチ
を押すというようにスイッチの操作順序を間違えること
のない電動工具のスイッチ機構を提供することを目的と
している。
になされたものであり、片手でメインスイッチと安全ス
イッチの操作が可能であり、しかも不注意で駆動機構が
作動することはなく、駆動機構を作動させる場合にはそ
の前に必ず安全スイッチを操作してからメインスイッチ
を押すというようにスイッチの操作順序を間違えること
のない電動工具のスイッチ機構を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は上記す
る課題を解決するために、請求項1に記載した発明の電
動工具のスイッチ機構は、モ−タ(2)と変速機構
(3)或いはカム機構(4)等の駆動機構と前記駆動機
構により駆動される工具ヘッド(9)とを収納したケ−
ス(1)内に、同時にONとなった時前記モ−タが回転
するよう二つのマイクロスイッチ(11,12)を配置
し、更に、前記一方のマイクロスイッチ(11)をON
・OFF操作すると共にばねの付勢力で元の位置に復帰
するよう回動自在に枢着されたメインスイッチレバ−
(6)と、前記他方のマイクロスイッチ(12)をON
・OFF操作すると共にばねの付勢力で元に戻るよう回
動自在に枢着され且つ把持部に設ける安全スイッチレバ
−(7)と、を配置し、更に前記安全スイッチレバ−
(7)の上部位置に撃鉄レバ−(8)を配置したことを
特徴としている。
る課題を解決するために、請求項1に記載した発明の電
動工具のスイッチ機構は、モ−タ(2)と変速機構
(3)或いはカム機構(4)等の駆動機構と前記駆動機
構により駆動される工具ヘッド(9)とを収納したケ−
ス(1)内に、同時にONとなった時前記モ−タが回転
するよう二つのマイクロスイッチ(11,12)を配置
し、更に、前記一方のマイクロスイッチ(11)をON
・OFF操作すると共にばねの付勢力で元の位置に復帰
するよう回動自在に枢着されたメインスイッチレバ−
(6)と、前記他方のマイクロスイッチ(12)をON
・OFF操作すると共にばねの付勢力で元に戻るよう回
動自在に枢着され且つ把持部に設ける安全スイッチレバ
−(7)と、を配置し、更に前記安全スイッチレバ−
(7)の上部位置に撃鉄レバ−(8)を配置したことを
特徴としている。
【0007】
【作用】電動工具のスイッチ機構を上記手段とした場合
の作用について添付図(図3及び図4)の符号を用いて
説明する。撃鉄レバ−8に、親指H1をかけると親指と
人差指との間の付け根付近H6等掌のどこも安全スイッ
チレバ−7に触れることはない。故に人差指H2がメイ
ンスイッチレバ−6にかかってもモ−タ2が回転し圧着
ヘッド9が駆動されることはない(図3参照)。この場
合、撃鉄レバ−8に親指H1をかけた状態で、工具ヘッ
ド部(圧着ヘッド9)に被加工物を設置し挟持すること
が出来る。次に、撃鉄レバ−8から親指H1を離し、親
指と人差指の付け根付近H6をハンドル部である後部ケ
−ス1Bにかけると親指と人差指の付け根付近H6は安
全スイッチレバ−7を押した状態となり、マイクロスイ
ッチ12はONの状態となる。更に、人差指H2でメイ
ンスイッチレバ−6を押すとマイクロスイッチ11もO
Nの状態となりモ−タ2が回転し遊星歯車変速機構3や
カム機構4等を介して圧着ヘッド9が駆動され固定ダイ
ス92と移動ダイス93とで導線を嵌めた圧着端子を圧
潰することが出来る(図4参照)。上記一連の操作にお
いて、撃鉄レバ−8を操作する時には人差指H2がメイ
ンスイッチレバ−6にかかっていても絶対にモ−タ2や
遊星歯車変速機構3等の駆動機構が作動することはな
く、親指H1やこの親指の付け根と人差指の付け根付近
H6でハンドル部1Bを普通の状態で握った時初めて駆
動機構を作動させ且つ圧着ヘッド9を作動させることが
出来る。
の作用について添付図(図3及び図4)の符号を用いて
説明する。撃鉄レバ−8に、親指H1をかけると親指と
人差指との間の付け根付近H6等掌のどこも安全スイッ
チレバ−7に触れることはない。故に人差指H2がメイ
ンスイッチレバ−6にかかってもモ−タ2が回転し圧着
ヘッド9が駆動されることはない(図3参照)。この場
合、撃鉄レバ−8に親指H1をかけた状態で、工具ヘッ
ド部(圧着ヘッド9)に被加工物を設置し挟持すること
が出来る。次に、撃鉄レバ−8から親指H1を離し、親
指と人差指の付け根付近H6をハンドル部である後部ケ
−ス1Bにかけると親指と人差指の付け根付近H6は安
全スイッチレバ−7を押した状態となり、マイクロスイ
ッチ12はONの状態となる。更に、人差指H2でメイ
ンスイッチレバ−6を押すとマイクロスイッチ11もO
Nの状態となりモ−タ2が回転し遊星歯車変速機構3や
カム機構4等を介して圧着ヘッド9が駆動され固定ダイ
ス92と移動ダイス93とで導線を嵌めた圧着端子を圧
潰することが出来る(図4参照)。上記一連の操作にお
いて、撃鉄レバ−8を操作する時には人差指H2がメイ
ンスイッチレバ−6にかかっていても絶対にモ−タ2や
遊星歯車変速機構3等の駆動機構が作動することはな
く、親指H1やこの親指の付け根と人差指の付け根付近
H6でハンドル部1Bを普通の状態で握った時初めて駆
動機構を作動させ且つ圧着ヘッド9を作動させることが
出来る。
【0008】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例について図面
を参照して説明する。図1は、この発明の電動工具の一
種であるコ−ドレス電動小型圧着機のスイッチ機構及び
このスイッチ機構で作動する遊星歯車変速機構や圧着ヘ
ッド等の縦断面図である。コ−ドレス電動小型圧着機
は、図5に示すような電線W1の端部を圧着端子W2に
嵌めて圧潰し接続するための装置である。このコ−ドレ
ス電動小型圧着機のケ−ス1は、前部ケ−ス1Aと後部
ケ−ス1Bとで形成され、前部ケ−ス1Aにはモ−タ2
と遊星歯車変速機構3とカム機構4とが収納され、後部
ケ−ス1Bには電池5が収納されハンドル部を兼用す
る。前記後部ケ−ス1B、即ちハンドル部には前記モ−
タ2を駆動するためのメインスイッチレバ−6と安全ス
イッチレバ−7とが設けられ、更に、該安全スイッチレ
バ−7の上部には撃鉄レバ−8とが設けられている。ま
た、ケ−ス1内には、二つのマイクロスイッチ11と1
2とが配置され、これらのマイクロスイッチ11と12
とは同時に『ON』となった時に初めてモ−タ2が回転
するような回路が組み込まれている。
を参照して説明する。図1は、この発明の電動工具の一
種であるコ−ドレス電動小型圧着機のスイッチ機構及び
このスイッチ機構で作動する遊星歯車変速機構や圧着ヘ
ッド等の縦断面図である。コ−ドレス電動小型圧着機
は、図5に示すような電線W1の端部を圧着端子W2に
嵌めて圧潰し接続するための装置である。このコ−ドレ
ス電動小型圧着機のケ−ス1は、前部ケ−ス1Aと後部
ケ−ス1Bとで形成され、前部ケ−ス1Aにはモ−タ2
と遊星歯車変速機構3とカム機構4とが収納され、後部
ケ−ス1Bには電池5が収納されハンドル部を兼用す
る。前記後部ケ−ス1B、即ちハンドル部には前記モ−
タ2を駆動するためのメインスイッチレバ−6と安全ス
イッチレバ−7とが設けられ、更に、該安全スイッチレ
バ−7の上部には撃鉄レバ−8とが設けられている。ま
た、ケ−ス1内には、二つのマイクロスイッチ11と1
2とが配置され、これらのマイクロスイッチ11と12
とは同時に『ON』となった時に初めてモ−タ2が回転
するような回路が組み込まれている。
【0009】前記メインスイッチレバ−6は、ケ−ス1
に設けたピン1aを支点として回動自在に枢着すると共
に指を離すと元の位置にもどるようばね(図示せず)に
よる付勢力が作用するようにしてある。該メインスイッ
チレバ−6は、通常人指し指でケ−ス1内のマイクロス
イッチ11をON、OFF操作する。前記安全スイッチ
7は、ケ−ス1に設けたピン1bを支点として回動自在
に枢着され、手を離すと元の位置に戻るようばね10の
付勢力が作用する。該安全スイッチレバ−7は、親指と
人指し指との間の付け根付近H6(図3参照)でマイク
ロスイッチ12をON、OFF操作する。前記撃鉄レバ
−8は、ケ−ス1、特に後部ケ−ス1Bの上部に設けた
ピン1cを支点として回動自在に枢着され、後述するよ
うに常にばね14の付勢力が作用するように取付けられ
ている。この撃鉄レバ−8は通常親指で操作する。尚、
ケ−ス1とこの撃鉄レバ−8には電線W1の端部をはぎ
取るためのカッタ16及び17が取付けてある。
に設けたピン1aを支点として回動自在に枢着すると共
に指を離すと元の位置にもどるようばね(図示せず)に
よる付勢力が作用するようにしてある。該メインスイッ
チレバ−6は、通常人指し指でケ−ス1内のマイクロス
イッチ11をON、OFF操作する。前記安全スイッチ
7は、ケ−ス1に設けたピン1bを支点として回動自在
に枢着され、手を離すと元の位置に戻るようばね10の
付勢力が作用する。該安全スイッチレバ−7は、親指と
人指し指との間の付け根付近H6(図3参照)でマイク
ロスイッチ12をON、OFF操作する。前記撃鉄レバ
−8は、ケ−ス1、特に後部ケ−ス1Bの上部に設けた
ピン1cを支点として回動自在に枢着され、後述するよ
うに常にばね14の付勢力が作用するように取付けられ
ている。この撃鉄レバ−8は通常親指で操作する。尚、
ケ−ス1とこの撃鉄レバ−8には電線W1の端部をはぎ
取るためのカッタ16及び17が取付けてある。
【0010】次に、前記遊星歯車変速機構3は、前記モ
−タ2の駆動軸21に嵌着された太陽歯車31から遊星
歯車32等を介して4段目の遊星保持板34に減速して
回転力を伝達する。該遊星保持板34はカム機構4の回
転軸41とスプライン嵌合させてある。
−タ2の駆動軸21に嵌着された太陽歯車31から遊星
歯車32等を介して4段目の遊星保持板34に減速して
回転力を伝達する。該遊星保持板34はカム機構4の回
転軸41とスプライン嵌合させてある。
【0011】また、前記カム機構4は回転軸41に続く
回転軸42と偏心軸43とで構成され、回転軸42は軸
受44で支承され、偏心軸43には軸受(針状ころ軸
受)45を介してスリ−ブ46が嵌めてある。該カム機
構4は、偏心軸43の回転運動(即ち、偏心運動)によ
り後述するように移動ロッド91を移動させ(或いは押
し)圧着ヘッド9で圧着端子を圧潰する。
回転軸42と偏心軸43とで構成され、回転軸42は軸
受44で支承され、偏心軸43には軸受(針状ころ軸
受)45を介してスリ−ブ46が嵌めてある。該カム機
構4は、偏心軸43の回転運動(即ち、偏心運動)によ
り後述するように移動ロッド91を移動させ(或いは押
し)圧着ヘッド9で圧着端子を圧潰する。
【0012】前記圧着ヘッド9は、移動ロッド91とハ
ウジング90に固定設置された固定ダイス92と移動ロ
ッド91に固定されて一体的に移動する移動ダイス93
とで構成される。前記ハウジング90にはフランジ90
fが形成され、ケ−ス1前部に当接させ且つ自由に回動
できるように配置されている。また、図2に示すよう
に、前記固定ダイス92には圧着されるべき端子や導線
端部を置くための凹部92aと92bとが形成され、ま
た移動ダイス93側にはこれらの凹部92aと92bに
近接嵌合させるための凸部93aと93bとが形成され
ている。そして移動ロッド91及び移動ダイス93は、
前記カム機構4により駆動(移動)させる。
ウジング90に固定設置された固定ダイス92と移動ロ
ッド91に固定されて一体的に移動する移動ダイス93
とで構成される。前記ハウジング90にはフランジ90
fが形成され、ケ−ス1前部に当接させ且つ自由に回動
できるように配置されている。また、図2に示すよう
に、前記固定ダイス92には圧着されるべき端子や導線
端部を置くための凹部92aと92bとが形成され、ま
た移動ダイス93側にはこれらの凹部92aと92bに
近接嵌合させるための凸部93aと93bとが形成され
ている。そして移動ロッド91及び移動ダイス93は、
前記カム機構4により駆動(移動)させる。
【0013】次に、13は前記移動ロッド91を移動さ
せるための移動レバ−であって、先端部13aは前記移
動ロッド91に形成した溝91aに嵌めて係止させてあ
る。該移動レバ−13には、一端をケ−ス1に設けたピ
ン1dに係止させ、他端を該移動レバ−13に穿設した
長孔13bに係止させたばね14が取付けてあり、更
に、該移動レバ−13の端部には長穴13cが穿設さ
れ、ここにピン15を嵌め込むと共に該ピン15を介し
て前記撃鉄レバ−8を回動自在に取り付けてある。
せるための移動レバ−であって、先端部13aは前記移
動ロッド91に形成した溝91aに嵌めて係止させてあ
る。該移動レバ−13には、一端をケ−ス1に設けたピ
ン1dに係止させ、他端を該移動レバ−13に穿設した
長孔13bに係止させたばね14が取付けてあり、更
に、該移動レバ−13の端部には長穴13cが穿設さ
れ、ここにピン15を嵌め込むと共に該ピン15を介し
て前記撃鉄レバ−8を回動自在に取り付けてある。
【0014】この発明の電動工具のスイッチ機構の一種
であるコ−ドレス電動小型圧着機のスイッチ機構の構成
及び該スイッチ機構で作動する遊星歯車変速機構や圧着
ヘッド等の駆動機構は以上のようであるが、次にその作
用について添付図(図3と図4)を用いて説明する。圧
着端子W2に電線W1(図5参照)の端部を嵌め入れ
(電線W1の絶縁コ−ト端部は剥ぎ取っておく)これを
圧着ヘッド9の固定ダイス92と移動ダイス93との間
に置くために、先ずハンドル部である後部ケ−ス1Bを
右手H(左手でも良い)で持ちメインスイッチレバ−6
に人指し指(この指に限らないが最も便利である)H2
を掛け、親指H1を撃鉄レバ−8にかけ、残りの3本の
指H3とH4とH5とは後部ケ−ス1Bにかける。そし
て撃鉄レバ−8をピン1cを支点として回転させると移
動レバ−13が移動し圧着ヘッド9の固定ダイス92の
凹部92a及び92bと移動ダイス93の凸部93a及
び93bとの間は大きく開きここに電線W1と圧着端子
W2を置くことが出来る。
であるコ−ドレス電動小型圧着機のスイッチ機構の構成
及び該スイッチ機構で作動する遊星歯車変速機構や圧着
ヘッド等の駆動機構は以上のようであるが、次にその作
用について添付図(図3と図4)を用いて説明する。圧
着端子W2に電線W1(図5参照)の端部を嵌め入れ
(電線W1の絶縁コ−ト端部は剥ぎ取っておく)これを
圧着ヘッド9の固定ダイス92と移動ダイス93との間
に置くために、先ずハンドル部である後部ケ−ス1Bを
右手H(左手でも良い)で持ちメインスイッチレバ−6
に人指し指(この指に限らないが最も便利である)H2
を掛け、親指H1を撃鉄レバ−8にかけ、残りの3本の
指H3とH4とH5とは後部ケ−ス1Bにかける。そし
て撃鉄レバ−8をピン1cを支点として回転させると移
動レバ−13が移動し圧着ヘッド9の固定ダイス92の
凹部92a及び92bと移動ダイス93の凸部93a及
び93bとの間は大きく開きここに電線W1と圧着端子
W2を置くことが出来る。
【0015】前記撃鉄レバ−8に親指H1をかけると安
全スイッチレバ−7には親指と人指し指との間の付け根
付近のH6や掌のどこも触れることはない。故に人指し
指H2がメインスイッチレバ−6にかかってもモ−タ2
が回転し圧着ヘッド9が駆動されることはない(図3参
照)。この場合、撃鉄レバ−8から親指H1をかけた状
態で移動ダイス93と固定ダイス92との間に電線1と
圧着端子W2等を挟持することが出来る。そして親指と
人指し指との間の付け根付近H6をハンドル部である後
部ケ−ス1Bにかけると親指と人指し指との間の付け根
H6は安全スイッチレバ−7を押した状態となり、マイ
クロスイッチ12はONの状態となる。更に、人指し指
H2でメインスイッチレバ−6を押すとマイクロスイッ
チ11もONの状態となりモ−タ2が回転し遊星歯車変
速機構3やカム機構4等を介して圧着ヘッド9が駆動さ
れ固定ダイス92と移動ダイス93とで電線端部を嵌め
た圧着端子W2を圧潰することが出来る(図4参照)。
上記一連の操作において、撃鉄レバ−8を操作する時に
は人指し指H2がメインスイッチレバ−6にかかってい
ても絶対にモ−タ2や遊星歯車閉塞機構3等の駆動機構
が作動することはなく、親指H1やこの親指と人指し指
との間の付け根付近H6でハンドル部1Bを普通の状態
で握った時初めて駆動機構を作動させ且つ圧着ヘッド9
を作動させることが出来る。
全スイッチレバ−7には親指と人指し指との間の付け根
付近のH6や掌のどこも触れることはない。故に人指し
指H2がメインスイッチレバ−6にかかってもモ−タ2
が回転し圧着ヘッド9が駆動されることはない(図3参
照)。この場合、撃鉄レバ−8から親指H1をかけた状
態で移動ダイス93と固定ダイス92との間に電線1と
圧着端子W2等を挟持することが出来る。そして親指と
人指し指との間の付け根付近H6をハンドル部である後
部ケ−ス1Bにかけると親指と人指し指との間の付け根
H6は安全スイッチレバ−7を押した状態となり、マイ
クロスイッチ12はONの状態となる。更に、人指し指
H2でメインスイッチレバ−6を押すとマイクロスイッ
チ11もONの状態となりモ−タ2が回転し遊星歯車変
速機構3やカム機構4等を介して圧着ヘッド9が駆動さ
れ固定ダイス92と移動ダイス93とで電線端部を嵌め
た圧着端子W2を圧潰することが出来る(図4参照)。
上記一連の操作において、撃鉄レバ−8を操作する時に
は人指し指H2がメインスイッチレバ−6にかかってい
ても絶対にモ−タ2や遊星歯車閉塞機構3等の駆動機構
が作動することはなく、親指H1やこの親指と人指し指
との間の付け根付近H6でハンドル部1Bを普通の状態
で握った時初めて駆動機構を作動させ且つ圧着ヘッド9
を作動させることが出来る。
【0016】尚、この発明の実施例では電動工具のスイ
ッチ機構の一種であるコ−ドレス電動小型圧着機のスイ
ッチ機構で説明したが、他の電動工具であっても同様に
構成することが出来る。そしてメインスイッチを操作す
る前には必ず安全スイッチを操作して誤作動を防止する
ことが出来る。
ッチ機構の一種であるコ−ドレス電動小型圧着機のスイ
ッチ機構で説明したが、他の電動工具であっても同様に
構成することが出来る。そしてメインスイッチを操作す
る前には必ず安全スイッチを操作して誤作動を防止する
ことが出来る。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の電動工
具のスイッチ機構によれば、コ−ドレス電動小型圧着機
や電動油圧工具等の電動工具において片手でメインスイ
ッチや安全スイッチを操作する場合、誤作動を生じさせ
ることなく確実に操作することが出来る。特に、工具ヘ
ッド部に被加工物を挟持する等前処理作業している間に
メインスイッチに指が触れても絶対に駆動機構が作動す
ることはなく、工具ヘッドの駆動機構を作動させる場合
には必ず安全スイッチを操作してからメインスイッチを
押すというようにスイッチの操作順序を間違えることは
ない。また、片手でも安全確実にスイッチ機構を操作す
ることが出来る一方他の手では電線端部を圧着端子に嵌
め入れる等他の作業を安心して行なうことが出来る。
具のスイッチ機構によれば、コ−ドレス電動小型圧着機
や電動油圧工具等の電動工具において片手でメインスイ
ッチや安全スイッチを操作する場合、誤作動を生じさせ
ることなく確実に操作することが出来る。特に、工具ヘ
ッド部に被加工物を挟持する等前処理作業している間に
メインスイッチに指が触れても絶対に駆動機構が作動す
ることはなく、工具ヘッドの駆動機構を作動させる場合
には必ず安全スイッチを操作してからメインスイッチを
押すというようにスイッチの操作順序を間違えることは
ない。また、片手でも安全確実にスイッチ機構を操作す
ることが出来る一方他の手では電線端部を圧着端子に嵌
め入れる等他の作業を安心して行なうことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のコ−ドレス電動小型圧着機のスイッ
チ機構及びこのスイッチ機構で作動する遊星歯車変速機
構や圧着ヘッド等の縦断面図である。
チ機構及びこのスイッチ機構で作動する遊星歯車変速機
構や圧着ヘッド等の縦断面図である。
【図2】この発明のコ−ドレス電動小型圧着機の圧着ヘ
ッド部分の断面図である。
ッド部分の断面図である。
【図3】この発明のコ−ドレス電動小型圧着機の撃鉄レ
バ−を親指で操作する時のメインスイッチと安全スイッ
チと手の指の位置関係を示す図である。
バ−を親指で操作する時のメインスイッチと安全スイッ
チと手の指の位置関係を示す図である。
【図4】この発明のコ−ドレス電動小型圧着機の圧着ヘ
ッドを操作する時のメインスイッチと安全スイッチと手
の指の位置関係を示す図である。
ッドを操作する時のメインスイッチと安全スイッチと手
の指の位置関係を示す図である。
【図5】この発明のコ−ドレス電動小型圧着機で圧着さ
れる電線と圧着端子の斜視図である。
れる電線と圧着端子の斜視図である。
1 ケ−ス 2 モ−タ 3 遊星歯車変速機構 4 カム機構 6 メインスイッチレバ− 7 安全スイッチレバ− 8 撃鉄レバ− 9 圧着ヘッド 90 ハウジング 91 移動ロッド 92 固定ダイス 93 移動ロッド 11、12 マイクロスイッチ 13 移動レバ− H1 親指 H2 人差指 H6 親指と人指し指の間の付け根付近
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−303776(JP,A) 特開 昭61−56876(JP,A) 実開 昭64−9701(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B25F 5/00 B25B 25/00
Claims (1)
- 【請求項1】 モ−タと変速機構或いはカム機構等の駆
動機構と前記駆動機構により駆動される工具ヘッドとを
収納したケ−ス内に、同時にONとなった時前記モ−タ
が回転するよう二つのマイクロスイッチを配置し、更
に、前記一方のマイクロスイッチをON・OFF操作す
ると共にばねの付勢力で元の位置に復帰するよう回動自
在に枢着されたメインスイッチレバ−と、前記他方のマ
イクロスイッチをON・OFF操作すると共にばねの付
勢力で元に戻るよう回動自在に枢着され且つ把持部に設
ける安全スイッチレバ−と、を配置し、更に前記安全ス
イッチレバ−の上部位置に撃鉄レバ−を配置したことを
特徴とする電動工具のスイッチ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4360868A JP2916734B2 (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | 電動工具のスイッチ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4360868A JP2916734B2 (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | 電動工具のスイッチ機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06198573A JPH06198573A (ja) | 1994-07-19 |
JP2916734B2 true JP2916734B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=18471259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4360868A Expired - Fee Related JP2916734B2 (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | 電動工具のスイッチ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2916734B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6277042B2 (ja) * | 2014-04-01 | 2018-02-07 | 株式会社マキタ | 電動工具 |
JP7156842B2 (ja) * | 2018-07-17 | 2022-10-19 | 株式会社やまびこ | 手持式作業機 |
-
1992
- 1992-12-29 JP JP4360868A patent/JP2916734B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06198573A (ja) | 1994-07-19 |
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