JPH06198573A - 電動工具のスイッチ機構 - Google Patents
電動工具のスイッチ機構Info
- Publication number
- JPH06198573A JPH06198573A JP4360868A JP36086892A JPH06198573A JP H06198573 A JPH06198573 A JP H06198573A JP 4360868 A JP4360868 A JP 4360868A JP 36086892 A JP36086892 A JP 36086892A JP H06198573 A JPH06198573 A JP H06198573A
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- operated
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 片手でメインスイッチレバ−と安全スイッチ
レバ−の操作が可能でスイッチの操作順序を間違えるこ
とのない電動工具のスイッチ機構を提供すること。 【構成】 モ−タと変速機構等の駆動機構と工具ヘッド
とを収納し更に携帯可能に形成したケ−スに、同時にO
Nとなった時前記モ−タが回転するよう二つのマイクロ
スイッチ11と12を配置し、更に、前記一方のマイク
ロスイッチを人差指でON、OFF操作するメインスイ
ッチレバ−6と、前記他方のマイクロスイッチを親指と
人差指の付け根の間付近でON、OFF操作する安全ス
イッチレバ−7と、前記工具ヘッド9に被加工物を設置
操作すると共に前記安全スイッチ7の上部位置に設置さ
れ親指で操作する撃鉄レバ−8と、を配置したことを特
徴とする電動工具のスイッチ機構。
レバ−の操作が可能でスイッチの操作順序を間違えるこ
とのない電動工具のスイッチ機構を提供すること。 【構成】 モ−タと変速機構等の駆動機構と工具ヘッド
とを収納し更に携帯可能に形成したケ−スに、同時にO
Nとなった時前記モ−タが回転するよう二つのマイクロ
スイッチ11と12を配置し、更に、前記一方のマイク
ロスイッチを人差指でON、OFF操作するメインスイ
ッチレバ−6と、前記他方のマイクロスイッチを親指と
人差指の付け根の間付近でON、OFF操作する安全ス
イッチレバ−7と、前記工具ヘッド9に被加工物を設置
操作すると共に前記安全スイッチ7の上部位置に設置さ
れ親指で操作する撃鉄レバ−8と、を配置したことを特
徴とする電動工具のスイッチ機構。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば電線の端部を
圧着端子に嵌め圧潰して接続するコ−ドレス電動小型圧
着機或いは工具ヘッドに電線を挟み油圧で切断する電動
油圧工具等のスイッチ機構に関する。
圧着端子に嵌め圧潰して接続するコ−ドレス電動小型圧
着機或いは工具ヘッドに電線を挟み油圧で切断する電動
油圧工具等のスイッチ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】モ−タや電池を内蔵した携帯型の電動工
具では工具ヘッド部を作動させる場合該ヘッド部に電線
や端子等の被加工物を挟持してからメインスイッチを押
す。そして駆動源(モ−タ)と工具ヘッド部との間には
遊星歯車変速機構やカム機構或いは油圧機構等の駆動機
構が組み込まれているが、大抵の電動工具には安全装置
が配置されメインスイッチを押しただけでは駆動機構は
作動せず、安全スイッチを操作してからメインスイッチ
を押すようになっている。
具では工具ヘッド部を作動させる場合該ヘッド部に電線
や端子等の被加工物を挟持してからメインスイッチを押
す。そして駆動源(モ−タ)と工具ヘッド部との間には
遊星歯車変速機構やカム機構或いは油圧機構等の駆動機
構が組み込まれているが、大抵の電動工具には安全装置
が配置されメインスイッチを押しただけでは駆動機構は
作動せず、安全スイッチを操作してからメインスイッチ
を押すようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記するように携帯型
電動工具でメインスイッチを入れる場合その前に安全ス
イッチを操作する。このようなスイッチ機構は電動工具
のメインスイッチのあるハンドルを例えば右手で持った
場合左手で安全スイッチを操作する両手方式か、或いは
メインスイッチと安全スイッチの両方を片手で操作する
片手方式かのいずれかである。
電動工具でメインスイッチを入れる場合その前に安全ス
イッチを操作する。このようなスイッチ機構は電動工具
のメインスイッチのあるハンドルを例えば右手で持った
場合左手で安全スイッチを操作する両手方式か、或いは
メインスイッチと安全スイッチの両方を片手で操作する
片手方式かのいずれかである。
【0004】しかし両手で操作する方式のものは極めて
不便で操作性が悪く、片手で操作する方式のものでも一
方のスイッチを入れている最中に他の指が他方のスイッ
チに触れてスム−ズな作業が出来なかったりすることが
ある。或いはいずれの方式であっても安全スイッチの操
作を怠り駆動機構が勝手に作動したり、メインスイッチ
を押しても駆動機構が作動しなかったりすることがあ
る。
不便で操作性が悪く、片手で操作する方式のものでも一
方のスイッチを入れている最中に他の指が他方のスイッ
チに触れてスム−ズな作業が出来なかったりすることが
ある。或いはいずれの方式であっても安全スイッチの操
作を怠り駆動機構が勝手に作動したり、メインスイッチ
を押しても駆動機構が作動しなかったりすることがあ
る。
【0005】この発明はかかる課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは片手でメインスイッ
チと安全スイッチの操作が可能でしかも不注意で駆動機
構が作動することはなく、駆動機構を作動させる場合に
はその前に必ず安全スイッチを操作してからメインスイ
ッチを押すというようにスイッチの操作順序を間違える
ことのない電動工具のスイッチ機構を提供することにあ
る。
のであり、その目的とするところは片手でメインスイッ
チと安全スイッチの操作が可能でしかも不注意で駆動機
構が作動することはなく、駆動機構を作動させる場合に
はその前に必ず安全スイッチを操作してからメインスイ
ッチを押すというようにスイッチの操作順序を間違える
ことのない電動工具のスイッチ機構を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は上記す
る課題を解決するために、電動工具のスイッチ機構が、
モ−タと変速機構或いはカム機構等の駆動機構と該駆動
機構により駆動される工具ヘッドとを収納し更に携帯可
能に形成したケ−スに、同時にONとなった時前記モ−
タが回転するよう二つのマイクロスイッチを配置し、更
に、前記一方のマイクロスイッチをON、OFF操作す
ると共にばねの付勢力で元の位置に復帰するよう回動自
在に枢着され人差指で操作するメインスイッチレバ−
と、前記他方のマイクロスイッチをON、OFF操作す
ると共にばねの付勢力で元に戻るよう回動自在に枢着さ
れ親指と人差指の付け根の間付近で操作する安全スイッ
チレバ−と、前記工具ヘッドに被加工物を設置操作する
と共にばねの付勢力で元に戻るよう回動自在に枢着され
且つ前記安全スイッチの上部位置に設置され親指で操作
する撃鉄レバ−と、を配置したことを特徴とする。
る課題を解決するために、電動工具のスイッチ機構が、
モ−タと変速機構或いはカム機構等の駆動機構と該駆動
機構により駆動される工具ヘッドとを収納し更に携帯可
能に形成したケ−スに、同時にONとなった時前記モ−
タが回転するよう二つのマイクロスイッチを配置し、更
に、前記一方のマイクロスイッチをON、OFF操作す
ると共にばねの付勢力で元の位置に復帰するよう回動自
在に枢着され人差指で操作するメインスイッチレバ−
と、前記他方のマイクロスイッチをON、OFF操作す
ると共にばねの付勢力で元に戻るよう回動自在に枢着さ
れ親指と人差指の付け根の間付近で操作する安全スイッ
チレバ−と、前記工具ヘッドに被加工物を設置操作する
と共にばねの付勢力で元に戻るよう回動自在に枢着され
且つ前記安全スイッチの上部位置に設置され親指で操作
する撃鉄レバ−と、を配置したことを特徴とする。
【0007】
【作用】電動工具のスイッチ機構を上記手段とした場合
の作用について添付図(図3及び図4)の符号を用いて
説明する。撃鉄レバ−8に親指H1をかけると安全スイ
ッチレバ−7には親指と人差指との間の付け根付近H6
や他の指等どこも触れることは無いので人差指H2がメ
インスイッチレバ−6にかかってもモ−タ2が回転し圧
着ヘッド9が駆動されることはない(図3参照)。次
に、撃鉄レバ−8から親指H1を離すと工具ヘッド部
(圧着ヘッド9)に被加工物を設置し挟持することが出
来る。そして親指と人差指の付け根付近H6をハンドル
部である後部ケ−ス1Bにかけると親指と人差指の付け
根付近H6は安全スイッチレバ−7を押した状態とな
り、マイクロスイッチ12はONの状態となる。更に、
人差指H2でメインスイッチレバ−6を押すとマイクロ
スイッチ11もONの状態となりモ−タ2が回転し遊星
歯車変速機構3やカム機構4等を介して圧着ヘッド9が
駆動され固定ダイス92と移動ダイス93とで導線を嵌
めた圧着端子を圧潰することが出来る(図4参照)。上
記一連の操作において、撃鉄レバ−8を操作する時には
人差指H2がメインスイッチレバ−6にかかっていても
絶対にモ−タ2や遊星歯車変速機構3等の駆動機構が作
動することはなく、親指H1やこの親指の付け根と人差
指の付け根付近H6でハンドル部1Bを普通の状態で握
った時初めて駆動機構を作動させ且つ圧着ヘッド9を作
動させることが出来る。
の作用について添付図(図3及び図4)の符号を用いて
説明する。撃鉄レバ−8に親指H1をかけると安全スイ
ッチレバ−7には親指と人差指との間の付け根付近H6
や他の指等どこも触れることは無いので人差指H2がメ
インスイッチレバ−6にかかってもモ−タ2が回転し圧
着ヘッド9が駆動されることはない(図3参照)。次
に、撃鉄レバ−8から親指H1を離すと工具ヘッド部
(圧着ヘッド9)に被加工物を設置し挟持することが出
来る。そして親指と人差指の付け根付近H6をハンドル
部である後部ケ−ス1Bにかけると親指と人差指の付け
根付近H6は安全スイッチレバ−7を押した状態とな
り、マイクロスイッチ12はONの状態となる。更に、
人差指H2でメインスイッチレバ−6を押すとマイクロ
スイッチ11もONの状態となりモ−タ2が回転し遊星
歯車変速機構3やカム機構4等を介して圧着ヘッド9が
駆動され固定ダイス92と移動ダイス93とで導線を嵌
めた圧着端子を圧潰することが出来る(図4参照)。上
記一連の操作において、撃鉄レバ−8を操作する時には
人差指H2がメインスイッチレバ−6にかかっていても
絶対にモ−タ2や遊星歯車変速機構3等の駆動機構が作
動することはなく、親指H1やこの親指の付け根と人差
指の付け根付近H6でハンドル部1Bを普通の状態で握
った時初めて駆動機構を作動させ且つ圧着ヘッド9を作
動させることが出来る。
【0008】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例について図面
を参照して説明する。図1はこの発明の電動工具の一種
であるコ−ドレス電動小型圧着機のスイッチ機構及びこ
のスイッチ機構で作動する遊星歯車変速機構や圧着ヘッ
ド等の縦断面図である。コ−ドレス電動小型圧着機は図
5に示すような電線W1の端部を圧着端子W2に嵌めて
圧潰し接続するための装置である。このコ−ドレス電動
小型圧着機のケ−ス1は前部ケ−ス1Aと後部ケ−ス1
Bとで形成され、前部ケ−ス1Aにはモ−タ2と遊星歯
車変速機構3とカム機構4とが収納され、後部ケ−ス1
Bには電池5が収納されハンドル部を兼用する。前記後
部ケ−ス1B、即ちハンドル部には前記モ−タ2を駆動
するためのメインスイッチレバ−6と安全スイッチレバ
−7と撃鉄レバ−8とが設けられている。また、ケ−ス
1内には二つのマイクロスイッチ11と12とが配置さ
れ、これらのマイクロスイッチ11と12とは同時に
『ON』となった時に初めてモ−タ2が回転するような
回路としてある。
を参照して説明する。図1はこの発明の電動工具の一種
であるコ−ドレス電動小型圧着機のスイッチ機構及びこ
のスイッチ機構で作動する遊星歯車変速機構や圧着ヘッ
ド等の縦断面図である。コ−ドレス電動小型圧着機は図
5に示すような電線W1の端部を圧着端子W2に嵌めて
圧潰し接続するための装置である。このコ−ドレス電動
小型圧着機のケ−ス1は前部ケ−ス1Aと後部ケ−ス1
Bとで形成され、前部ケ−ス1Aにはモ−タ2と遊星歯
車変速機構3とカム機構4とが収納され、後部ケ−ス1
Bには電池5が収納されハンドル部を兼用する。前記後
部ケ−ス1B、即ちハンドル部には前記モ−タ2を駆動
するためのメインスイッチレバ−6と安全スイッチレバ
−7と撃鉄レバ−8とが設けられている。また、ケ−ス
1内には二つのマイクロスイッチ11と12とが配置さ
れ、これらのマイクロスイッチ11と12とは同時に
『ON』となった時に初めてモ−タ2が回転するような
回路としてある。
【0009】前記メインスイッチレバ−6はケ−ス1に
設けたピン1aを支点として回動自在に枢着すると共に
指を離すと元の位置にもどるようばね(図示せず)によ
る付勢力が作用するようにしてある。該メインスイッチ
レバ−6は通常人指し指でケ−ス1内のマイクロスイッ
チ11をON、OFF操作する。前記安全スイッチ7は
ケ−ス1に設けたピン1bを支点として回動自在に枢着
され、手を離すと元の位置に戻るようばね10の付勢力
が作用する。該安全スイッチレバ−7は親指と人指し指
との間の付け根付近H6(図3参照)でマイクロスイッ
チ12をON、OFF操作する。前記撃鉄レバ−8はケ
−ス1、特に後部ケ−ス1Bの上部に設けたピン1cを
支点として回動自在に枢着され、後述するように常にば
ね14の付勢力が作用するように取付けられている。こ
の撃鉄レバ−8は通常親指で操作する。尚、ケ−ス1と
この撃鉄レバ−8には電線W1の端部をはぎ取るための
カッタ16及び17が取付けてある。
設けたピン1aを支点として回動自在に枢着すると共に
指を離すと元の位置にもどるようばね(図示せず)によ
る付勢力が作用するようにしてある。該メインスイッチ
レバ−6は通常人指し指でケ−ス1内のマイクロスイッ
チ11をON、OFF操作する。前記安全スイッチ7は
ケ−ス1に設けたピン1bを支点として回動自在に枢着
され、手を離すと元の位置に戻るようばね10の付勢力
が作用する。該安全スイッチレバ−7は親指と人指し指
との間の付け根付近H6(図3参照)でマイクロスイッ
チ12をON、OFF操作する。前記撃鉄レバ−8はケ
−ス1、特に後部ケ−ス1Bの上部に設けたピン1cを
支点として回動自在に枢着され、後述するように常にば
ね14の付勢力が作用するように取付けられている。こ
の撃鉄レバ−8は通常親指で操作する。尚、ケ−ス1と
この撃鉄レバ−8には電線W1の端部をはぎ取るための
カッタ16及び17が取付けてある。
【0010】次に、前記遊星歯車変速機構3は前記モ−
タ2の駆動軸21に嵌着された太陽歯車31から遊星歯
車32等を介して4段目の遊星保持板34に減速して回
転力を伝達する。該遊星保持板34はカム機構4の回転
軸41とスプライン嵌合させてある。
タ2の駆動軸21に嵌着された太陽歯車31から遊星歯
車32等を介して4段目の遊星保持板34に減速して回
転力を伝達する。該遊星保持板34はカム機構4の回転
軸41とスプライン嵌合させてある。
【0011】また、前記カム機構4は回転軸41に続く
回転軸42と偏心軸43とで構成され、回転軸42は軸
受44で支承され、偏心軸43には軸受(針状ころ軸
受)45を介してスリ−ブ46が嵌めてある。該カム機
構4は偏心軸43の回転運動(即ち、偏心運動)により
後述するように移動ロッド91を移動させ(或いは押
し)圧着ヘッド9で圧着端子を圧潰する。
回転軸42と偏心軸43とで構成され、回転軸42は軸
受44で支承され、偏心軸43には軸受(針状ころ軸
受)45を介してスリ−ブ46が嵌めてある。該カム機
構4は偏心軸43の回転運動(即ち、偏心運動)により
後述するように移動ロッド91を移動させ(或いは押
し)圧着ヘッド9で圧着端子を圧潰する。
【0012】前記圧着ヘッド9は移動ロッド91とハウ
ジング90に固定設置された固定ダイス92と移動ロッ
ド91に固定されて一体的に移動する移動ダイス93と
で構成される。前記ハウジング90にはフランジ90f
が形成され、ケ−ス1前部に当接させ且つ自由に回動で
きるように配置されている。また図2に示すように、前
記固定ダイス92には圧着されるべき端子や導線端部を
置くための凹部92aと92bとが形成され、また移動
ダイス93側にはこれらの凹部92aと92bに近接嵌
合させるための凸部93aと93bとが形成される。そ
して移動ロッド91及び移動ダイス93は前記カム機構
4により駆動(移動)させる。
ジング90に固定設置された固定ダイス92と移動ロッ
ド91に固定されて一体的に移動する移動ダイス93と
で構成される。前記ハウジング90にはフランジ90f
が形成され、ケ−ス1前部に当接させ且つ自由に回動で
きるように配置されている。また図2に示すように、前
記固定ダイス92には圧着されるべき端子や導線端部を
置くための凹部92aと92bとが形成され、また移動
ダイス93側にはこれらの凹部92aと92bに近接嵌
合させるための凸部93aと93bとが形成される。そ
して移動ロッド91及び移動ダイス93は前記カム機構
4により駆動(移動)させる。
【0013】次に、13は前記移動ロッド91を移動さ
せるための移動レバ−であって先端部13aは前記移動
ロッド91に形成した溝91aに嵌めて係止させてあ
る。該移動レバ−13には、一端をケ−ス1に設けたピ
ン1dに係止させ他端を該移動レバ−13に穿設した長
孔13bに係止させたばね14が取付けてあり、更に該
移動レバ−13の端部には長穴13cが穿設され、ここ
にピン15を嵌め込むと共に該ピン15を介して前記撃
鉄レバ−8を回動自在に取付けてある。
せるための移動レバ−であって先端部13aは前記移動
ロッド91に形成した溝91aに嵌めて係止させてあ
る。該移動レバ−13には、一端をケ−ス1に設けたピ
ン1dに係止させ他端を該移動レバ−13に穿設した長
孔13bに係止させたばね14が取付けてあり、更に該
移動レバ−13の端部には長穴13cが穿設され、ここ
にピン15を嵌め込むと共に該ピン15を介して前記撃
鉄レバ−8を回動自在に取付けてある。
【0014】この発明の電動工具のスイッチ機構の一種
であるコ−ドレス電動小型圧着機のスイッチ機構の構成
及び該スイッチ機構で作動する遊星歯車変速機構や圧着
ヘッド等の駆動機構は以上のようであるが、次にその作
用について添付図(図3と図4)を用いて説明する。圧
着端子W2に電線W1の端部を嵌め入れ(電線W1の絶
縁コ−ト端部は剥ぎ取っておく)これを圧着ヘッド9の
固定ダイス92と移動ダイス93との間に置くために、
先ずハンドル部である後部ケ−ス1Bを右手H(左手で
も良い)で持ちメインスイッチレバ−6に人指し指(こ
の指に限らないが最も便利である)H2を掛け、親指H
1を撃鉄レバ−8にかけ、残りの3本の指H3とH4と
H5とは後部ケ−ス1Bにかける。そして撃鉄レバ−8
をピン1cを支点として回転させると移動レバ−13が
移動し圧着ヘッド9の固定ダイス92の凹部92a及び
92bと移動ダイス93の凸部93a及び93bとの間
は大きく開きここに電線W1と圧着端子W2を置くこと
が出来る。この場合撃鉄レバ−8に親指H1をかけると
安全スイッチレバ−7には親指と人指し指との間の付け
根付近H6や他の指等のどこも触れることは無いので人
指し指H2がメインスイッチレバ−6にかかってもモ−
タ2が回転し圧着ヘッド9が駆動されることはない(図
3参照)。
であるコ−ドレス電動小型圧着機のスイッチ機構の構成
及び該スイッチ機構で作動する遊星歯車変速機構や圧着
ヘッド等の駆動機構は以上のようであるが、次にその作
用について添付図(図3と図4)を用いて説明する。圧
着端子W2に電線W1の端部を嵌め入れ(電線W1の絶
縁コ−ト端部は剥ぎ取っておく)これを圧着ヘッド9の
固定ダイス92と移動ダイス93との間に置くために、
先ずハンドル部である後部ケ−ス1Bを右手H(左手で
も良い)で持ちメインスイッチレバ−6に人指し指(こ
の指に限らないが最も便利である)H2を掛け、親指H
1を撃鉄レバ−8にかけ、残りの3本の指H3とH4と
H5とは後部ケ−ス1Bにかける。そして撃鉄レバ−8
をピン1cを支点として回転させると移動レバ−13が
移動し圧着ヘッド9の固定ダイス92の凹部92a及び
92bと移動ダイス93の凸部93a及び93bとの間
は大きく開きここに電線W1と圧着端子W2を置くこと
が出来る。この場合撃鉄レバ−8に親指H1をかけると
安全スイッチレバ−7には親指と人指し指との間の付け
根付近H6や他の指等のどこも触れることは無いので人
指し指H2がメインスイッチレバ−6にかかってもモ−
タ2が回転し圧着ヘッド9が駆動されることはない(図
3参照)。
【0015】次に、撃鉄レバ−8から親指H1を離すと
移動ロッド91及び移動ダイス93は固定ダイス92側
へ移動し、固定ダイス92との間に電線1と圧着端子W
2等を挟持することが出来る。そして親指と人指し指と
の間の付け根付近H6をハンドル部である後部ケ−ス1
Bにかけると親指と人指し指との間の付け根H6は安全
スイッチレバ−7を押した状態となり、マイクロスイッ
チ12はONの状態となる。そして人指し指H2でメイ
ンスイッチレバ−6を押すとマイクロスイッチ11もO
Nの状態となりモ−タ2が回転し遊星歯車変速機構3や
カム機構4等を介して圧着ヘッド9が駆動され固定ダイ
ス92と移動ダイス93とで電線端部を嵌めた圧着端子
W2を圧潰することが出来る(図4参照)。上記一連の
操作において、撃鉄レバ−8を操作する時には人指し指
H2がメインスイッチレバ−6にかかっていても絶対に
モ−タ2や遊星歯車閉塞機構3等の駆動機構が作動する
ことはなく、親指H1やこの親指と人指し指との間の付
け根付近H6でハンドル部1Bを普通の状態で握った時
初めて駆動機構を作動させ且つ圧着ヘッド9を作動させ
ることが出来る。
移動ロッド91及び移動ダイス93は固定ダイス92側
へ移動し、固定ダイス92との間に電線1と圧着端子W
2等を挟持することが出来る。そして親指と人指し指と
の間の付け根付近H6をハンドル部である後部ケ−ス1
Bにかけると親指と人指し指との間の付け根H6は安全
スイッチレバ−7を押した状態となり、マイクロスイッ
チ12はONの状態となる。そして人指し指H2でメイ
ンスイッチレバ−6を押すとマイクロスイッチ11もO
Nの状態となりモ−タ2が回転し遊星歯車変速機構3や
カム機構4等を介して圧着ヘッド9が駆動され固定ダイ
ス92と移動ダイス93とで電線端部を嵌めた圧着端子
W2を圧潰することが出来る(図4参照)。上記一連の
操作において、撃鉄レバ−8を操作する時には人指し指
H2がメインスイッチレバ−6にかかっていても絶対に
モ−タ2や遊星歯車閉塞機構3等の駆動機構が作動する
ことはなく、親指H1やこの親指と人指し指との間の付
け根付近H6でハンドル部1Bを普通の状態で握った時
初めて駆動機構を作動させ且つ圧着ヘッド9を作動させ
ることが出来る。
【0016】尚、この発明の実施例では電動工具のスイ
ッチ機構の一種であるコ−ドレス電動小型圧着機のスイ
ッチ機構で説明したが、他の電動工具であっても同様に
構成することが出来る。そしてメインスイッチを操作す
る前には必ず安全スイッチを操作して誤作動を防止する
ことが出来る。
ッチ機構の一種であるコ−ドレス電動小型圧着機のスイ
ッチ機構で説明したが、他の電動工具であっても同様に
構成することが出来る。そしてメインスイッチを操作す
る前には必ず安全スイッチを操作して誤作動を防止する
ことが出来る。
【0017】
【発明の効果】この発明の電動工具のスイッチ機構は以
上詳述したよな構成としたので、コ−ドレス電動小型圧
着機や電動油圧工具等の電動工具において片手でメイン
スイッチや安全スイッチを操作する場合、誤作動を生じ
させることなく確実に操作することが出来る。特に、工
具ヘッド部に被加工物を挟持する等前処理作業している
間にメインスイッチに指が触れても絶対に駆動機構が作
動することはなく、工具ヘッドの駆動機構を作動させる
場合には必ず安全スイッチを操作してからメインスイッ
チを押すというようにスイッチの操作順序を間違えるこ
とはない。また片手でも安全確実にスイッチ機構を操作
することが出来る一方他の手では電線端部を圧着端子に
嵌め入れる等他の作業を安心して行なうことが出来る。
上詳述したよな構成としたので、コ−ドレス電動小型圧
着機や電動油圧工具等の電動工具において片手でメイン
スイッチや安全スイッチを操作する場合、誤作動を生じ
させることなく確実に操作することが出来る。特に、工
具ヘッド部に被加工物を挟持する等前処理作業している
間にメインスイッチに指が触れても絶対に駆動機構が作
動することはなく、工具ヘッドの駆動機構を作動させる
場合には必ず安全スイッチを操作してからメインスイッ
チを押すというようにスイッチの操作順序を間違えるこ
とはない。また片手でも安全確実にスイッチ機構を操作
することが出来る一方他の手では電線端部を圧着端子に
嵌め入れる等他の作業を安心して行なうことが出来る。
【図1】この発明のコ−ドレス電動小型圧着機のスイッ
チ機構及びこのスイッチ機構で作動する遊星歯車変速機
構や圧着ヘッド等の縦断面図である。
チ機構及びこのスイッチ機構で作動する遊星歯車変速機
構や圧着ヘッド等の縦断面図である。
【図2】この発明のコ−ドレス電動小型圧着機の圧着ヘ
ッド部分の断面図である。
ッド部分の断面図である。
【図3】この発明のコ−ドレス電動小型圧着機の撃鉄レ
バ−を親指で操作する時のメインスイッチと安全スイッ
チと手の指の位置関係を示す図である。
バ−を親指で操作する時のメインスイッチと安全スイッ
チと手の指の位置関係を示す図である。
【図4】この発明のコ−ドレス電動小型圧着機の圧着ヘ
ッドを操作する時のメインスイッチと安全スイッチと手
の指の位置関係を示す図である。
ッドを操作する時のメインスイッチと安全スイッチと手
の指の位置関係を示す図である。
【図5】この発明のコ−ドレス電動小型圧着機で圧着さ
れる電線と圧着端子の斜視図である。
れる電線と圧着端子の斜視図である。
1 ケ−ス 2 モ−タ 3 遊星歯車変速機構 4 カム機構 6 メインスイッチレバ− 7 安全スイッ
チレバ− 8 撃鉄レバ− 9 圧着ヘッド 90 ハウジング 91 移動ロッド 92 固定ダイス 93 移動ロッド 11、12 マイクロスイッチ 13 移動レバ− H1 親指 H2 人差指 H6 親指と人指し指の間の付け根付近
チレバ− 8 撃鉄レバ− 9 圧着ヘッド 90 ハウジング 91 移動ロッド 92 固定ダイス 93 移動ロッド 11、12 マイクロスイッチ 13 移動レバ− H1 親指 H2 人差指 H6 親指と人指し指の間の付け根付近
Claims (1)
- 【請求項1】 モ−タと変速機構或いはカム機構等の駆
動機構と該駆動機構により駆動される工具ヘッドとを収
納し更に携帯可能に形成したケ−スに、 同時にONとなった時前記モ−タが回転するよう二つの
マイクロスイッチを配置し、更に、前記一方のマイクロ
スイッチをON、OFF操作すると共にばねの付勢力で
元の位置に復帰するよう回動自在に枢着され人差指で操
作するメインスイッチレバ−と、前記他方のマイクロス
イッチをON、OFF操作すると共にばねの付勢力で元
に戻るよう回動自在に枢着され親指と人差指の付け根の
間付近で操作する安全スイッチレバ−と、前記工具ヘッ
ドに被加工物を設置操作すると共にばねの付勢力で元に
戻るよう回動自在に枢着され且つ前記安全スイッチの上
部位置に設置され親指で操作する撃鉄レバ−と、を配置
したことを特徴とする電動工具のスイッチ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4360868A JP2916734B2 (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | 電動工具のスイッチ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4360868A JP2916734B2 (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | 電動工具のスイッチ機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06198573A true JPH06198573A (ja) | 1994-07-19 |
JP2916734B2 JP2916734B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=18471259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4360868A Expired - Fee Related JP2916734B2 (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | 電動工具のスイッチ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2916734B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015196223A (ja) * | 2014-04-01 | 2015-11-09 | 株式会社マキタ | 電動工具 |
JP2020011323A (ja) * | 2018-07-17 | 2020-01-23 | 株式会社やまびこ | 手持式作業機 |
-
1992
- 1992-12-29 JP JP4360868A patent/JP2916734B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015196223A (ja) * | 2014-04-01 | 2015-11-09 | 株式会社マキタ | 電動工具 |
US9978541B2 (en) | 2014-04-01 | 2018-05-22 | Makita Corporation | Electric tool |
JP2020011323A (ja) * | 2018-07-17 | 2020-01-23 | 株式会社やまびこ | 手持式作業機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2916734B2 (ja) | 1999-07-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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