JP2916635B2 - キャスター付収納ケース - Google Patents

キャスター付収納ケース

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JP2916635B2 JP7177350A JP17735095A JP2916635B2 JP 2916635 B2 JP2916635 B2 JP 2916635B2 JP 7177350 A JP7177350 A JP 7177350A JP 17735095 A JP17735095 A JP 17735095A JP 2916635 B2 JP2916635 B2 JP 2916635B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類等を効率良く
収納するための収納ケースに関連するものであり、特に
キャスターによって移動自在なものとされる収納ケース
に関連するものである。
【0002】
【従来の技術】衣類等を収納するためのケースは、古来
より種々なものが提案されてきているが、近年では合成
樹脂によって一体成形したものが数多く出回ってきてい
る。そして、このような収納ケースは、例えば実開平6
−47138号公報中の従来技術の項で述べられている
ように、ケース本体と蓋体とからなり、ケース本体下部
の四隅にキャスターを取付けるとともに、蓋体の上面に
キャスターが丁度嵌まり込む窪み部を形成した、キャス
ター付収納ケースとしても提案されてきている。
【0003】このような従来のキャスター付収納ケース
は、そのキャスターによって例えば床面上を転動させる
ことができて便利であるし、また蓋体とこれに形成した
キャスター収納用の窪み部を有しているから、各キャス
ター付収納ケースを、例えば押入れの中等に互いに移動
し合わないように積み上げておくことができて非常に有
用なものとなっているものである。
【0004】しかしながら、以上のように有用なキャス
ター付収納ケースではあっても、まだまだ改良の余地が
あるものである。その改良すべき第一点は、蓋体に形成
したキャスター収納用の窪み部が、その上にある収納ケ
ースを取り出したい場合にかえって障害となっていると
いう点である。つまり、窪み部によってキャスターを完
全に収納するため、上下の収納ケースの相対移動を十分
防止することはできるのであるが、上側の収納ケースだ
けを取り出そうとすると、そのキャスターが下側収納ケ
ースの窪み部に嵌まり込んでしまっているため、場合に
よって重くなっている上側収納ケースを持ち上げなけれ
ば取り出せなくなってしまっているのである。
【0005】以上の使用上の不便さは、実開平5−75
135号公報に示された「収納容器」においても同様で
ある。すなわち、この「収納容器」では、図9及び上記
公報の段落0014に示されているように、「案内溝1
5のうち、各車輪4A〜4Cの位置と一致する部分に
は、半円状の受容凹部16A〜16Cが形成されてい
る」ものであり、上側で重くなっている収納容器をズラ
そうとすると、その全体を持ち上げて車輪が受容凹部よ
り出されるようにしなければならないのである。
【0006】改良すべき第二点は、この種の収納ケース
は使用されない場合は、空気のみが入った場所をとる単
なる邪魔物でしかなく、これを解消しようと思えば、ケ
ース本体内にケース本体を収納するという積み重ねが行
えなければならないという点である。ケース本体の積み
重ねを行う場合には、空のケース本体内に、衣類等の収
納物を入れて重なった別のケース本体を収納することに
なるが、下の空のケース本体側に設けてあるキャスター
によって移動することも行われるのであるから、各部の
構成が積み重ねに十分耐え得るとともに、空のケース本
体側のキャスターによる移動に際しても、各部が十分耐
え得る剛性を有していなければならないのである。
【0007】そこで、本発明者等は、従来のキャスター
付収納ケースの以上のような少なくとも二点を改良する
にはどうしたらよいかについて種々検討を重ねてきた結
果、本発明を完成したのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な経緯に基づいてなされたもので、その解決しようとす
る課題は、従来のキャスター付収納ケースにおける使用
上の不便さを解消することと剛性を確保することであ
る。
【0009】すなわち、本発明の目的とするところは、
収納物を入れて積み上げた場合であっても、それ程力を
入れなくても全体の取り出しを簡単に行うことができ、
しかも収納物を入れた別のケース本体を収納したとして
も、その重力に十分耐えることができ、かつそのままキ
ャスターを利用して転動させても十分耐え得ることので
きるキャスター付収納ケースを簡単な構成によって提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明の採った手段は、実施例において使用する
符号を付して説明すると、「衣類等を収納する平面略四
角形状のケース本体10と、このケース本体10の開口
を覆蓋する蓋体20と、ケース本体10の底面12に取
付けられてこれを移動自在にする複数のキャスター30
とを備えたキャスター付収納ケース100であって、ケ
ース本体10の底面12の少なくとも四隅部分に、内側
に膨出するキャスター収納部13を形成して、この中に
収納した各キャスター30を、ケース本体10の各側壁
11の延長面から内側であり、かつ底面12から略半分
程度突出した状態で底面12側に取付けるとともに、蓋
体20上面に、前後列を構成するキャスター30がそれ
ぞれ同時に収納される少なくとも左右2列のキャスター
案内溝21を形成し、これらの各キャスター案内溝21
の前後両端に、他のキャスター付収納ケース100側の
各キャスター30の下側外面部分が当接するとともに、
キャスター案内溝21の底面から連続して立ち上がる円
弧状傾斜面22を形成したことを特徴とするキャスター
付収納ケース100」である。
【0011】すなわち、本発明に係るキャスター付収納
ケース100は、衣類等が収納されるケース本体10
と、このケース本体10に嵌合される蓋体20と、ケー
ス本体10の底面12に取付けた複数のキャスター30
を有したものであるが、その各キャスター30は、底面
12の少なくとも四隅にて内側に膨出して別のキャスタ
ー付収納ケース100側のキャスター30の載置場所と
もなるキャスター収納部13の下面に取付けたものであ
る。
【0012】また、このキャスター付収納ケース100
は、これを構成している蓋体20上面に、前後列を構成
するキャスター30がそれぞれ同時に収納される少なく
とも左右2列のキャスター案内溝21を形成し、これら
の各キャスター案内溝21の前後両端に、他のキャスタ
ー付収納ケース100側の各キャスター30の下側外面
部分が当接するとともに、キャスター案内溝21の底面
から連続して立ち上がる円弧状傾斜面22を形成したも
のである。
【0013】本発明において、キャスター付収納ケース
100の前後方向とは、これが有する各キャスター30
の転動方向を言うものとし、実施形態のキャスター付収
納ケース100ではその長側壁方向が前後方向となって
いる。
【0014】
【発明の実施の形態】以上のような本発明は、図面に示
したキャスター付収納ケース100のような実施の形態
のものとなるのであり、以下ではこのキャスター付収納
ケース100に従って本発明を説明する。
【0015】図1には、本発明に係る二つのキャスター
付収納ケース100を上下に積み上げた状態の縦断面図
が示してあるが、このキャスター付収納ケース100
は、収納物が入っているか否かが外から視認できる程度
の半透明性を有した略四角形状のケース本体10と、こ
のケース本体10の上部フランジ14に嵌合されてスト
ッパ24によってその嵌合状態が保持される蓋体20
と、例えば図4に示すように、底面12の少なくとも四
隅に取付けた4個のキャスター30とを有しているもの
で、これらの全ては合成樹脂を材料としてそれぞれ一体
的に形成したものである。なお、図1の左右方向が当該
キャスター付収納ケース100の前後方向になるもので
ある。
【0016】ケース本体10は、図1、図2及び図4に
示したように、各キャスター30の転動方向に長い長方
形状のものであり、その側壁11は、図1及び図2に示
したように、底面12に向けて小になるように傾斜した
ものとしてある。このように底面12を傾斜させたの
は、空になったケース本体10内に、例えば図6に示す
ように、別のケース本体10を確実に積み重ねられるよ
うにするためである。
【0017】また、このケース本体10の底面12の四
隅には、図1、図2及び図7に示すように、内側に膨出
し、各キャスター30を転動可能に収納するキャスター
収納部13が形成してある。これら各キャスター収納部
13は、ケース本体10の長側壁方向に長いものであ
り、後述するキャスター30を、側壁11の上下方向の
延長面から内側でかつ底面12の下側から略半分程度突
出した状態で収納し得るようにしたものである。また、
このキャスター収納部13の側壁には、図7に示したよ
うに、キャスター30の支持軸31を嵌合することによ
りキャスター30の取付けを行うための支持軸取付溝1
3aが形成してあり、このキャスター収納部13の上面
は、他のキャスター付収納ケース100側のキャスター
30を安定した状態で支承する水平面13bとしてあ
る。この水平面13bの内端側は、図7に示したよう
に、キャスター30の外形に沿う円弧状のものとなって
おり、その終端は底面12に連続したものとしてある。
【0018】以上のことから、各キャスター収納部13
は非常に剛性の高いものとなっている。何故なら、これ
ら各キャスター収納部13は、底面12の四隅にキャス
ター30を前述した位置で収納する場所に形成したか
ら、側壁11と底面12との言わば境界部分に位置して
いて、キャスター30を介して受けた力をこれら側壁1
1及び底面12側に無理なく分散し得るからである。
【0019】また、このキャスター収納部13の水平面
13bは、図6及び図7に示したように、空になったケ
ース本体10内に別のケース本体10を収納した際に、
この収納されるケース本体10側のキャスター30を、
図7に示したように受承して、ケース本体10の形状に
よる案内とも相まって、当該ケース本体10内に収納さ
れる他のケース本体10の支持をしっかりと行うのであ
る。この点からも、各キャスター収納部13そのものの
剛性は高いものとなっているのである。
【0020】一方、このケース本体10の上方には、そ
の側壁11から外方に延出する上部フランジ14が、図
1及び図2に示したように一体的に形成してあるが、こ
の上部フランジ14には蓋体20側の嵌合フランジ23
が外嵌合されるものである。そして、この蓋体20の短
側壁側には、図3及び図5に示すように、ストッパ24
が設けてあり、このストッパ24を内側に移動すること
により、その係合部24aが、図4に示したように、ケ
ース本体10側の上部フランジ14の下面に係合するた
め、蓋体20はケース本体10に嵌合固定されることに
なるのである。
【0021】この蓋体20の上面には、特に図3に示し
たように、互いに平行な二本のキャスター案内溝21が
形成してあり、これら各キャスター案内溝21は、図1
に示したように、前後一対のキャスター30のスパンと
略同じ長さを有していて、かつ図2に示したように、キ
ャスター30と同じ幅を有したものとしてある。すなわ
ち、前後方向に位置する各キャスター30は、実施形態
のように前後一対の場合に限らず、例えば前後一対のも
のの間にもう一つ設けることもなされるのであるが、各
キャスター案内溝21は、そのように前後方向に並んだ
全てのキャスター30を収納するのであり、かつ各キャ
スター30の前後方向の案内を安定した状態で行うため
に、各キャスター30と同じ幅を有したものとしてあ
る。従って、これら各キャスター案内溝21は、図1及
び図2に示したように、他のキャスター付収納ケース1
00側の各キャスター30を確実に収納するのであり、
次に述べる各円弧状傾斜面22の作用とも相まって、当
該キャスター付収納ケース100に対して積み上げた他
のキャスター付収納ケース100の移動を確実に阻止す
るのである。
【0022】各キャスター案内溝21は、図8に示すよ
うな具体的構造のものとして実施される。図8の(イ)
に示したキャスター案内溝21は、これをキャスター3
0の幅より広いものとする垂直面と、キャスター30よ
りも幅の狭い水平底面と、この水平底面及び各垂直面を
連続させる傾斜面21aとを有したもので、キャスター
30の案内を常に安定した状態で行えるようにしたもの
である。一方、キャスター30は、その側端面に面取り
部30aが形成されるのが一般的である。このため、こ
の図8の(イ)に示したキャスター案内溝21では、キ
ャスター30の側端面に形成した面取り部30aが、当
該キャスター30を有するケース本体10自体の重量に
よって傾斜面21aに当接し、かつこのキャスター30
は当該案内溝21の中心に自然に案内されることにな
る。従って、各キャスター30は、該当する案内溝21
の中心に寄るように常に案内され、その両側に空間Rを
形成した状態で案内されることになるのである。このた
め、当該キャスター付収納ケース100に対して積み上
げた他のキャスター付収納ケース100の移動が異音を
発生することなく行われるのであり、キャスター30自
体の耐久性も高くすることができるのである。
【0023】このキャスター案内溝21は、図8の
(ロ)あるいは(ハ)のように形成することによって
も、上述した図8の(イ)に示したキャスター案内溝2
1の場合と同様な効果を発揮することができる。図8の
(ロ)に示したキャスター案内溝21では、キャスター
30の幅より広いものとする垂直面と、キャスター30
よりも幅の狭い水平底面と、この水平底面及び各垂直面
を連続させる円弧状面21bとを有したものであり、図
8の(ハ)に示したキャスター案内溝21では、水平底
面をなくして各垂直面から連続する傾斜面21cを、キ
ャスター案内溝21の中心で交差させたものである。
【0024】以上のような各キャスター案内溝21の前
後両端、すなわち図1の図示左右両端には、図5に示し
たように、他のキャスター付収納ケース100側の各キ
ャスター30の下側外面部分が当接するとともに、当該
キャスター案内溝21の底面から連続して立ち上がる
弧状傾斜面22がそれぞれ形成してある。これらの円弧
状傾斜面22には、キャスター付収納ケース100を図
1のように積み上げたとき、上側のキャスター付収納ケ
ース100を構成して前後両端にそれぞれ位置している
各キャスター30の下側外面部分が言わば面接触するの
であり、各キャスター30は、他のキャスター付収納ケ
ース100側のキャスター案内溝21の底面から落ち込
むことなく、その移動が阻止されるのである。
【0025】そして、これら各円弧状傾斜面22は、キ
ャスター30の外面形状と略同じ円弧状に文字通り形成
してあるから、例えば図1の上側に示したキャスター付
収納ケース100を図示左方(引き出そうとする人にと
って手前側)へ引き出して取り出そうとする場合に、図
示左側のキャスター30はその下にある円弧状傾斜面2
2上を簡単に乗り上がるのである。また、この場合、各
キャスター案内溝21は前後両端のキャスター30のス
パン分の長さを有しているから、図1の図示右側にある
キャスター30は、このキャスター案内溝21内を引出
しに伴って無理なく転動するのであり、上側のキャスタ
ー付収納ケース100の取り出しの終期においては、こ
の右側のキャスター30は左側の円弧状傾斜面22上を
簡単に乗り上がることにもなるのである。なお、このキ
ャスター30は、その側端面に、図8に示したような面
取り部30aが形成されるのが一般的である。
【0026】従って、このキャスター付収納ケース10
0は、積み上げ状態から取り出す場合に、仮りにそのケ
ース本体10内に収納物があって重いものとなっていて
も、その取り出しを、例えば当該キャスター付収納ケー
ス100全体を持ち上げるような作業を必要としないで
簡単に行えるのである。
【0027】さて、今度は、一つのケース本体10内が
空になってこのケース本体10内に別のケース本体10
を、例えば図6及び図7に示したように積み重ねる必要
が生じた場合には、空になった方のキャスター付収納ケ
ース100の蓋体20を外して、ケース本体10内に他
のキャスター付収納ケース100を収納し、外した蓋体
20は、例えば収納されたキャスター付収納ケース10
0の蓋体20に重ねておくのである。このキャスター付
収納ケース100の収納時においては、そのケース本体
10が空のケース本体10側における側壁11内面にて
案内されるから、その各キャスター30は、図6及び図
7に示したように、空のケース本体10側のキャスター
収納部13における水平面13b上に確実に載置される
ことになる。
【0028】この場合、各キャスター収納部13は前述
した通り剛性の高いものとなっているから、収納される
キャスター付収納ケース100のケース本体10内に収
納物があって重くなっていたとしても、その重量を水平
面13bで受けながら略直接的にキャスター30を伝え
ることになり、例えばキャスター付収納ケース100を
収納しているケース本体10の底面12に変形等を生じ
させることはない。
【0029】以上のことは、例えば、空のケース本体1
0内に収納したキャスター付収納ケース100上に、さ
らに別の物が入ったキャスター付収納ケース100を積
み上げる場合にも重要である。つまり、最上段のキャス
ター付収納ケース100とその下のキャスター付収納ケ
ース100との両方に収納物が入っていても、その重量
は最下段のケース本体10のキャスター収納部13に伝
えられることになり、各ケース本体10の底面12に変
形を生じさせることはないのである。
【0030】また、以上、いずれの場合においても、最
下段に位置しているケース本体10側の各キャスター3
0は、キャスター収納部13によってしっかりと支持さ
れているから、その転動作用には何等支障がなく、例え
ば図6に示した状態のもの全体を押したり引いたりすれ
ば、その移動は各キャスター30を利用して確実に行え
るのである。
【0031】
【発明の効果】以上の通り、本発明においては、上記実
施の態様で詳述した如く、ケース本体10の底面12の
少なくとも四隅部分に、内側に膨出するキャスター収納
部13を形成して、この中に収納した各キャスター30
を、ケース本体10の各側壁11の延長面から内側であ
り、かつ底面12から略半分程度突出した状態で底面1
2側に取付けるとともに、蓋体20上面に、前後列を構
成するキャスター30がそれぞれ同時に収納される少な
くとも左右2列のキャスター案内溝21を形成し、これ
らの各キャスター案内溝21の前後両端に、他のキャス
ター付収納ケース100側の各キャスター30の下側外
面部分が当接するとともに、キャスター案内溝21の底
面から連続して立ち上がる円弧状傾斜面22を形成した
ことにその構成上の特徴があり、これにより、収納物を
入れて積み上げた場合であっても、それ程力を入れなく
ても全体の取り出しを簡単に行うことができ、しかも収
納物を入れた別のケース本体を収納したとしても、その
重力に十分耐えることができ、かつそのままキャスター
を利用して転動させても十分耐え得ることのできるキャ
スター付収納ケースを簡単な構成によって提供すること
ができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキャスター付収納ケースを二つ積
み上げた状態を長側壁からみた縦断面図である。
【図2】同キャスター付収納ケースを別のキャスター付
収納ケースを構成している蓋体上に積み上げた状態を示
す短側壁からみた縦断面図である。
【図3】同キャスター付収納ケースを構成する蓋体の平
面図である。
【図4】同キャスター付収納ケースを構成するケース本
体の平面図である。
【図5】同キャスター付収納ケースの一つに対して、別
のキャスター付収納ケースを積み上げた状態と、蓋体上
に別の蓋体を重ねた状態と、ケース本体に対するストッ
パの動きとを同時的に示したキャスターを中心とする部
分拡大断面図である。
【図6】同キャスター付収納ケースを構成しているケー
ス本体内に他のキャスター付収納ケースを積み重ねた状
態の断面図である。
【図7】同キャスター付収納ケースのケース本体を積み
重ねたときの各キャスター収納部を中心にしてみた部分
拡大断面図である。
【図8】本願発明のキャスター案内溝の他の各実施形態
例を示す部分拡大断面図である。
【図9】従来の収納容器を積み上げた状態を示す部分拡
大断面図である。
【符号の説明】
100 キャスター付収納ケース 10 ケース本体 11 側壁 12 底面 13 キャスター収納部 13a 支持軸取付溝 13b 水平面 14 上部フランジ 20 蓋体 21 キャスター案内溝 21a 傾斜面 21b 円弧状面 21c 傾斜面 22 円弧状傾斜面 23 嵌合フランジ 24 ストッパ 24a 係合部 30 キャスター 31 支持軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 85/18 A47B 61/00 502 A47B 87/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衣類等を収納する平面略四角形状のケース
    本体と、このケース本体の開口を覆蓋する蓋体と、前記
    ケース本体の底面に取付けられてこれを移動自在にする
    複数のキャスターとを備えたキャスター付収納ケースで
    あって、 前記ケース本体の底面の少なくとも四隅部分に、内側に
    膨出するキャスター収納部を形成して、この中に収納し
    た前記各キャスターを、前記ケース本体の各側壁の延長
    面から内側であり、かつ前記底面から略半分程度突出し
    た状態で前記底面側に取付けるとともに、 前記蓋体上面に、前後列を構成する前記キャスターがそ
    れぞれ同時に収納される少なくとも左右2列のキャスタ
    ー案内溝を形成し、これらの各キャスター案内溝の前後
    両端に、他のキャスター付収納ケース側の前記各キャス
    ターの下側外面部分が当接するとともに、前記キャスタ
    ー案内溝の底面から連続して立ち上がる円弧状傾斜面を
    形成したことを特徴とするキャスター付収納ケース。
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