JP6185285B2 - 係止機構及びその係止機構を備えた車輪付き収納ケース - Google Patents

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Description

本発明は、係止機構及びその係止機構を備えた車輪付き収納ケースに係り、更に詳しくは、移動用の車輪を備えた収納ケースを係止するための係止機構と、その様な係止機構を備えた車輪付き収納ケースに関する。
プローブカードは、半導体ウエハに形成されたデバイスの電気的特性を検査するのに用いられる検査装置であり、デバイスの電極にそれぞれ接触させる微細な多数のプローブが設けられている。通常、プローブカードは、運搬又は保管のために、プローブカード専用のケースに収納される。
プローブカードなどの精密機器を収納する収納ケースには、ケース本体に車輪が取り付けられ、運搬時の作業負担を軽減させるとともに、ストッカーと呼ばれる専用の棚に保管する際に、車輪を転がしてケース本体の後部を棚の奥に移動させることが行われる。さらに、その改良として、非移動部材を車輪の近傍に設け、ケース本体が棚に載置された状態では、非移動部材が接地して車輪を浮き上がらせる一方、棚から取り出す際には、ケース本体の前部を持ち上げてケース本体を傾斜させることにより、車輪が接地して非移動部材を浮き上がらせる車輪付き収納ケースが知られている(例えば、特許文献1)。
この様な車輪付き収納ケースでは、棚に保管し、或いは、棚から取り出す際に、ケース本体を傾斜させる必要があり、棚に載置された状態ではケース本体の上部に十分な空間が形成されていなければならなかった。また、車輪や非移動部材がケース本体から突出する構造のため、車輪付き収納ケースを積み重ねて保管する場合に、不安定になるという問題があった。このため、従来の車輪付き収納ケースでは、2以上の車輪付き収納ケースを積み重ねることができず、また、上下の間隔が十分に広い棚を使用しなければならないという問題があった。
実用新案登録第3171687号
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、移動用の車輪を備えた収納ケースを載置した際の安定性を向上させ、収納ケースを載置した際に収納ケースの高さが高くなるのを抑制しつつ、収納ケースを載置する作業、及び、載置された収納ケースを移動させる作業を円滑に行うことができる係止機構を提供することを目的とする。
また、本発明は、2以上の車輪付き収納ケースを積み重ねた際の安定性を向上させつつ、他の収納ケースを車輪付き収納ケース上に載置する作業、及び、他の収納ケースを車輪付き収納ケース上から移動させる作業を円滑に行うことができる係止機構を提供することを目的とする。
また、本発明は、上述した様な係止機構を備えた車輪付き収納ケースを提供することを目的とする。
本発明による係止機構は、移動用の車輪を備えた収納ケースを係止するための係止機構であって、上記収納ケースが載置される載置面と、上記載置面に設けられ、上記車輪を収容する凹形状からなる車輪穴と、上記載置面に設けられ、上記収納ケースに形成された突出部と係合する凹形状からなる係合穴とを備え、上記車輪穴が、その底面と上記載置面とを繋ぐ滑らかな傾斜面を有することを特徴とするものである。
この様な構成の係止機構は、棚板や車輪付き収納ケースに設けることができる。本発明による上記係止機構を棚板に設けた場合、収納ケースが載置面上に載置された状態において、収納ケースの突出部が係合穴内に収容され、収納ケースが係止されるので、移動用の車輪を備えた収納ケースを載置した際の安定性を向上させることができる。また、収納ケースの車輪が車輪穴内に収容されるので、移動用の車輪を備えた収納ケースを載置した際に収納ケースの高さが高くなるのを抑制することができる。
さらに、車輪穴には、車輪穴の底面と載置面とを繋ぐ滑らかな傾斜面が設けられているので、車輪穴内に収容された車輪を傾斜面に沿って移動させれば、傾斜面がない場合に比べて、載置面上に載置された収納ケースを小さな力で移動させることができる。また、車輪を車輪穴及び載置面間で滑らかに移動させることができる。つまり、収納ケースを載置する作業、及び、載置された収納ケースを移動させる作業を円滑に行うことができる。
本発明による上記係止機構を車輪付き収納ケースに設けた場合には、他の収納ケースを車輪付き収納ケース上に積み重ねた状態において、他の収納ケースの突出部が係合穴内に収容され、他の収納ケースが係止される。このため、2以上の車輪付き収納ケースを積み重ねた際の安定性を向上させることができる。また、積み重ねられた他の収納ケースは小さな力で移動させることができるとともに、車輪を車輪穴及び載置面間で滑らかに移動させることができるので、他の収納ケースを車輪付き収納ケース上に載置する作業、及び、他の収納ケースを車輪付き収納ケース上から移動させる作業を円滑に行うことができる。
また、本発明による係止機構は、上記構成に加え、上記車輪穴及び上記係合穴が、上記載置面上に載置された上記収納ケースの前部を持ち上げることにより、上記突出部が上記係合穴から外れるとともに、上記車輪が上記車輪穴の上記底面に接触する深さをそれぞれ有するように構成される。
この様な構成によれば、収納ケースの前部を持ち上げた状態で当該収納ケースを前方へ移動させることにより、車輪が転がりながら車輪穴の底面から傾斜面へ移動するので、載置面上に載置された収納ケースを引き出し易くすることができる。
また、本発明による車輪付き収納ケースは、移動用の車輪及び係止用の突出部が設けられた車輪付き収納ケースであって、他の収納ケースが載置される載置面と、上記載置面に設けられ、上記他の収納ケースの車輪を収容する凹形状からなる車輪穴と、上記載置面に設けられ、上記他の収納ケースの突出部と係合する凹形状からなる係合穴とを備え、上記車輪穴が、その底面と上記載置面とを繋ぐ滑らかな傾斜面を有することを特徴とするものである。
本発明の係止機構によれば、移動用の車輪を備えた収納ケースを載置した際の安定性を向上させ、収納ケースを載置した際に収納ケースの高さが高くなるのを抑制しつつ、収納ケースを載置する作業、及び、載置された収納ケースを移動させる作業を円滑に行うことができる。また、2以上の車輪付き収納ケースを積み重ねた際の安定性を向上させつつ、他の収納ケースを車輪付き収納ケース上に載置する作業、及び、他の収納ケースを車輪付き収納ケース上から移動させる作業を円滑に行うことができる。
また、本発明によれば、上述した様な係止機構を備えた車輪付き収納ケースを提供することができる。
本発明の実施の形態による車輪付き収納ケースの一構成例を示した外観図である。 図1のプローブカード収納ケース100を示した斜視図であり、プローブカード収納ケース100を斜め上方から見た場合が示されている。 図1のプローブカード収納ケース100の動作の一例を示した説明図であり、水平面HS上でプローブカード収納ケース100を移動させる場合が示されている。 図1のプローブカード収納ケース100の動作の一例を示した説明図であり、2以上の収納ケース100を棚板200上に積み重ねた場合が示されている。 図4のプローブカード収納ケース100の動作の一例を示した説明図であり、最上段の収納ケース100を移動させる場合が示されている。 係合穴7の底面7Aと載置面SSとを繋ぐ傾斜面7Bの他の構成例を示した断面図であり、車輪穴7を鉛直面で切断した場合の切断面が示されている。 係止機構10を備えた介在板300を用いて2以上のプローブカード収納ケース100を棚板200上に積み重ねる場合の一例を示した説明図である。
図1は、本発明の実施の形態による車輪付き収納ケースの一構成例を示した外観図であり、車輪付き収納ケースの一例として、プローブカード(図示せず)を収納するためのプローブカード収納ケース100が示されている。図中には、水平面HS上に載置されたプローブカード収納ケース100を水平方向から見た場合が示されている。また、図2は、図1のプローブカード収納ケース100を示した斜視図であり、プローブカード収納ケース100を斜め上方から見た場合が示されている。
<プローブカード収納ケース100>
プローブカード収納ケース100は、プローブカードを運搬又は保管するためのプローブカード用キャリーケースであり、ケース本体1、ロック部2、取っ手3、移動用の車輪4、係止用の突出部5,6及び係止機構10により構成される。ケース本体1は、薄型の箱体からなり、その内部にプローブカードを収容するための空間が形成されている。ケース本体1内には、プローブカードを固定するための固定手段(図示せず)が設けられている。
ロック部2及び取っ手3は、ケース本体1の前端面に配置されている。取っ手3は、運搬時などに使用するハンドルである。ケース本体1及び取っ手3は、上筐体11及び下筐体12からなる。この上筐体11及び下筐体12は、ケース本体1の後端部に形成されたヒンジ機構(図示せず)により開閉可能に連結されている。ロック部2は、プローブカードを収容した状態で上筐体11及び下筐体12が展開しないように施錠する施錠手段である。
車輪4、突出部5及び6は、ケース本体1の下面1Bに設けられている。車輪4は、プローブカード収納ケース100を移動させる際の摩擦抵抗を低減させるキャスターであり、その一部が下面1Bから突出している。車輪4及び突出部5は、ケース本体1の後端部付近に配置され、突出部6は、ケース本体1の前端部付近に配置されている。
<休止機構10>
係止機構10は、他の収納ケースを係止するための係止手段であり、ケース本体1の上面1Aと、この上面1Aに設けられた車輪穴7、係合穴8及び9とにより構成される。上面1Aは、他の収納ケースが載置される載置面である。車輪穴7は、他の収納ケースの車輪を収容するための車輪収容部であり、車輪4の形状及びサイズに対応した凹形状からなる。具体的には、任意の鉛直面により車輪穴7を切断した場合の切断面が凹形状からなる。
係合穴8は、他の収納ケースの突出部と係合する突出部係合手段であり、突出部5の形状及びサイズに対応した凹形状からなる。係合穴9は、他の収納ケースの突出部と係合する突出部係合手段であり、突出部6の形状及びサイズに対応した凹形状からなる。車輪穴7、係合穴8及び9は、それぞれ車輪4、突出部5及び6に対応する位置に形成されている。
この例では、ケース本体1の前端部を持ち上げた状態で水平面HS上を移動させる際の安定性を良くするために、車輪4がケース本体1の左右方向の両端部にそれぞれ設けられている。従って、車輪穴7もケース本体1の左右方向の両端部にそれぞれ形成されている。
また、ケース本体1を水平面HS上に載置した際の安定性を良くするために、突出部5はケース本体1の左右方向の両端部にそれぞれ設けられ、突出部6についても、突出部5と同様に、ケース本体1の左右方向の両端部にそれぞれ設けられている。従って、係合穴8,9もケース本体1の左右方向の両端部にそれぞれ形成されている。
ケース本体1の上面1A上で他の収納ケースを前後方向に移動させた際に、当該他の収納ケースの車輪が係合孔8,9に落下するのを防ぐために、車輪穴7は、係合穴8及び9とは左右方向の位置を異ならせて形成されている。
また、突出部5は、下面1Bからの突出長が車輪4よりも長く、車輪4よりも前方に配置されている。このため、ケース本体1を水平面HS上に載置した状態では、突出部5及び6の先端面が水平面HSに接触する一方、車輪4は、水平面HSから浮き上がり、ケース本体1の安定性を確保することができる。
<車輪穴7の傾斜面7B>
車輪穴7は、その底面7Aとケース本体1の上面1Aとを繋ぐ滑らかな傾斜面7Bを有する。この傾斜面7Bは、ケース本体1の前後方向に延びる平面からなり、傾斜角度は概ね一定である。この様な傾斜面7Bを車輪穴7に設けることにより、車輪穴7内に収容された車輪を傾斜面7Bに沿って移動させれば、傾斜面7Bがない場合に比べて、上面1Aに載置された他の収納ケースを小さな力で移動させることができる。
車輪穴7及び係合穴8は、上面1Aに載置された他の収納ケースの前部を持ち上げることにより、当該他の収納ケースの突出部が係合穴8から外れるとともに、他の収納ケースの車輪が車輪穴7の底面7Aに接触する深さをそれぞれ有する。この様な構成を採用することにより、他の収納ケースの前部を持ち上げた状態で当該収納ケースを前方へ移動させることにより、他の収納ケースの車輪が転がりながら車輪穴7の底面7Aから傾斜面7Bへ移動するので、上面1Aに載置された他の収納ケースを引き出し易くすることができる。
図3は、図1のプローブカード収納ケース100の動作の一例を示した説明図であり、水平面HS上でプローブカード収納ケース100を移動させる場合が示されている。プローブカード収納ケース100が水平面HS上に載置されている場合、ケース本体1の前端部を持ち上げてケース本体1を傾斜させれば、突出部5及び6が水平面HSから浮き上がり、車輪4が水平面HSに接触する。この状態では、車輪4がケース本体1を支持しながら転がるので、プローブカード収納ケース100を容易に移動させることができる。
図4は、図1のプローブカード収納ケース100の動作の一例を示した説明図であり、2以上のプローブカード収納ケース100を棚板200上に積み重ねた場合が示されている。図中には、2つのプローブカード収納ケース100を棚板200上に積み重ねた場合が示されているが、3以上のプローブカード収納ケース100を棚板200上に積み重ねて保管することもできる。
棚板200は、水平に設置された平板からなり、2以上のプローブカード収納ケース100を保管するための保管棚を構成する。棚板200には、プローブカード収納ケース100を係止するための係止機構10が設けられている。この係止機構10は、プローブカード収納ケース100に設けられた係止機構10と同様の構成からなる。すなわち、この係止機構10は、棚板200の上面201と、この上面201に設けられた車輪穴7、係合穴8及び9とにより構成される。
最下段のプローブカード収納ケース100は、棚板200上に載置されている。このプローブカード収納ケース100が上面201に載置された状態では、当該収納ケース100の突出部5及び6が棚板200の係合穴8及び9内にそれぞれ収容され、収納ケース100が棚板200に対し係止されている。このため、プローブカード収納ケース100を載置した際の安定性を向上させることができる。また、プローブカード収納ケース100の車輪4が棚板200の車輪穴7内に収容されるので、プローブカード収納ケース100の上面201からの高さが高くなるのを抑制することができる。
最下段以外のプローブカード収納ケース100は、下段の収納ケース上に載置されている。上段のプローブカード収納ケース100を下段の収納ケース上に積み重ねた状態では、当該上段のプローブカード収納ケース100の突出部5及び6が下段の収納ケースの係合穴8及び9内にそれぞれ収容され、上段のプローブカード収納ケース100が下段の収納ケースに対し係止されている。このため、2以上のプローブカード収納ケース100を積み重ねた際の安定性を向上させることができる。また、上段のプローブカード収納ケース100の車輪4が下段の収納ケースの車輪穴7内に収容されるので、車輪穴7、係合穴8及び9を備えていない従来のプローブカード収納ケースの場合と比べ、プローブカード収納ケース100を積み重ねて保管する際に、プローブカード収納ケース100の高さが高くなるのを抑制することができる。
図5は、図4のプローブカード収納ケース100の動作の一例を示した説明図であり、最上段のプローブカード収納ケース100を移動させる場合が示されている。最上段のプローブカード収納ケース100について、ケース本体1の前端部を持ち上げてケース本体1を傾斜させれば、当該プローブカード収納ケース100の突出部5及び6が下段の収納ケースの係合穴8及び9からそれぞれ外れるとともに、プローブカード収納ケース100の車輪4が下段の収納ケースの車輪穴7の底面7Aに接触する。この状態では、車輪4がケース本体1を支持しながら転がるので、プローブカード収納ケース100を滑らかに移動させることができる。
下段の収納ケースの車輪穴7には、底面7Aとケース本体の上面1Aとを繋ぐ滑らかな傾斜面7Bが設けられており、最上段のプローブカード収納ケース100を傾斜させた状態で、当該プローブカード収納ケース100の取っ手3を手前に引くことにより、車輪4が傾斜面7Bに沿って移動する。このため、傾斜面7Bがない場合に比べ、最上段のプローブカード収納ケース100を小さな力で移動させることができる。特に、上段の収納ケースを引き出す際に、下段の収納ケースが上段の収納ケースと共に引き出されるのを防止することができる。また、底面7Aと上面1Aとの間に段差や凹凸がある場合に比べ、車輪4を車輪穴7及び上面1A間で滑らかに移動させることができる。
本実施の形態によるプローブカード収納ケース100では、他の収納ケースをプローブカード収納ケース100上に積み重ねた状態において、他の収納ケースの突出部5及び6が係合穴8及び9内にそれぞれ収容され、他の収納ケースが係止される。このため、2以上のプローブカード収納ケース100を積み重ねた際の安定性を向上させることができる。また、積み重ねられた他の収納ケースは小さな力で移動させることができるとともに、車輪4を車輪穴7とケース本体1の上面1Aとの間で滑らかに移動させることができるので、他の収納ケースをプローブカード収納ケース100上に載置する作業、及び、他の収納ケースをプローブカード収納ケース100上から移動させる作業を円滑に行うことができる。
なお、本実施の形態では、傾斜面7Bが一定の傾斜角を有する平面からなる場合の例について説明したが、本発明は、傾斜面7Bの構成をこれに限定するものではなく、車輪穴7の底面7Aと車輪付き収納ケースが載置される載置面とを繋ぐ滑らかな面であれば傾斜面7Bは曲面であっても良い。
図6は、係合穴7の底面7Aと載置面SSとを繋ぐ傾斜面7Bの他の構成例を示した断面図であり、車輪穴7を鉛直面で切断した場合の切断面が示されている。図中の(a)には、切断面の形状が下に凸の曲線からなる傾斜面7Bが示され、(b)には、上に凸の曲線からなる傾斜面7Bが示され、(c)には、S字状の曲線からなる傾斜面7Bが示されている。
切断面の形状が下に凸の曲線からなる傾斜面7Bでは、載置面SSに対する傾斜角が、車輪穴7の周縁部に近づくほど増加している。一方、切断面の形状が上に凸の曲線からなる傾斜面7Bでは、載置面SSに対する傾斜角が、車輪穴7の周縁部に近づくほど減少している。また、切断面の形状がS字状の曲線からなる傾斜面7Bでは、斜面の途中で下に凸の曲線から上に凸の曲線に変化している。
この様な傾斜面7Bであっても、傾斜面7Bがない場合に比べ、載置面SS上に載置された車輪付き収納ケースを小さな力で移動させることができる。また、底面7Aと載置面SSとを繋ぐ面に段差又は凹凸がある場合に比べ、車輪4を車輪穴7及び載置面SS間で滑らかに移動させることができる。
また、本実施の形態では、係止機構10がプローブカード収納ケース100及び棚板200にそれぞれ設けられる場合の例について説明したが、本発明は、介在板を介して他の収納ケース上にプローブカード収納ケース100を積み重ねる場合にも適用することができる。
図7は、係止機構10を備えた介在板300を用いて2以上のプローブカード収納ケース100を棚板200上に積み重ねる場合の一例を示した説明図である。このプローブカード収納ケース100は、図1のプローブカード収納ケース100と比較すれば、車輪穴7、突出部8及び9がケース本体1に設けられていない点で相違するが、その他の構成は同一である。
介在板300は、2つのプローブカード収納ケース100の間に配置される平板であり、棚板200と同様の構成からなる。すなわち、介在板300には、プローブカード収納ケース100を係止するための係止機構10が設けられている。この係止機構10は、介在板300の上面301と、この上面301に設けられた車輪穴7、係合穴8及び9とにより構成される。プローブカード収納ケース100と介在板300とは、交互に積み重ねられている。
介在板300は、下段の収納ケース上に載置されるとともに、上面301に上段の収納ケースが載置される。介在板300が下段の収納ケース上に載置された状態では、当該介在板300の下面と下段の収納ケースの上面とが密着する。また、上段の収納ケースが介在板300上に載置された状態では、当該収納ケースの突出部5及び6が介在板300の係合穴8及び9内にそれぞれ収容され、収納ケースが介在板300に対し係止される。このため、介在板300を用いて2以上のプローブカード収納ケース100を棚板200上に積み重ねて保管する際の安定性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、プローブカードを収納するプローブカード収納ケース100の例について説明したが、本発明は、精密機器を収納する車輪付き収納ケース全般に適用することができる。
100 プローブカード収納ケース
1 ケース本体
11 上筐体
12 下筐体
1A ケース本体の上面
1B ケース本体の下面
2 ロック部
3 取っ手
4 車輪
5,6 突出部
7 車輪穴
7A 車輪穴の底面
7B 車輪穴の傾斜面
8,9 係合穴
10 係止機構
200 棚板
201 棚板の上面
300 介在板
301 介在板の上面

Claims (4)

  1. 移動用の車輪を備えた収納ケースを係止するための係止機構であって、
    上記収納ケースが載置される載置面と、
    上記載置面に設けられ、上記車輪を収容する凹形状からなる車輪穴と、
    上記載置面に設けられ、上記収納ケースに形成された突出部と係合する凹形状からなる係合穴とを備え、
    上記収納ケースは、内部にプローブカードを収納し、
    上記車輪は、上記収納ケースの一端に配置され、
    上記車輪穴は、その底面と上記載置面とを繋ぐ滑らかな傾斜面を有し、
    上記傾斜面は、上記載置面に載置された上記収納ケースの上記車輪よりも収納ケースの内側に設けられることを特徴とする係止機構。
  2. 上記車輪は、上記収納ケースを前後方向に移動させるための車輪であり、上記収納ケースの後端に配置され、
    上記車輪穴は、上記係合穴とは左右方向の位置を異ならせて形成されることを特徴とする請求項1に記載の係止機構。
  3. 上記車輪穴及び上記係合穴は、上記載置面上に載置された上記収納ケースの前部を持ち上げることにより、上記突出部が上記係合穴から外れるとともに、上記車輪が上記車輪穴の上記底面に接触する深さをそれぞれ有することを特徴とする請求項1又は2に記載の係止機構。
  4. 移動用の車輪及び係止用の突出部が設けられ、内部にプローブカードを収納する車輪付き収納ケースであって、
    他の収納ケースが載置される載置面と、
    上記載置面に設けられ、上記他の収納ケースの車輪を収容する凹形状からなる車輪穴と、
    上記載置面に設けられ、上記他の収納ケースの突出部と係合する凹形状からなる係合穴とを備え、
    上記車輪は、上記収納ケースの一端に配置され、
    上記車輪穴は、その底面と上記載置面とを繋ぐ滑らかな傾斜面を有し、
    上記傾斜面は、上記載置面に載置された上記他の収納ケースの上記車輪よりも収納ケースの内側に設けられることを特徴とする係止機構を備えた車輪付き収納ケース。
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