JP2916591B2 - 建築物の施工方法及びその装置 - Google Patents

建築物の施工方法及びその装置

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成喜 大塚
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、建築物の躯体を構築する際に用いて好適な
建築物の施工方法及びその装置に関する。
「従来の技術及びその課題」 従来、建築物の躯体を構築する際、柱を構築した後
ん、下方から順次梁を組み立てることとしていた。
したがって、建方を行うのは最上階に限られており、
このため、階数が増えると建方も階数分繰り返すことと
なり、高層になると工期がかかっていた。
また、先行施工した上階の柱に下階の柱を建込む際に
は、クレーンとウィンチとを組み合わせて柱を横引きに
して入れていたり、バランス治具を用いて吊込むことと
していた。
このため、前者の場合は作業に熟練を要するととも
に、柱の安全な吊方ではないので、危険作業となってお
り、後者の場合は、特別の治具を必要とし、かつバラン
ス治具の重心位置と柱の重心位置が平面上でずれるの
で、柱をバランス治具から外すと柱にアンバランスを生
じて作業が複雑となっていた。
さらに、柱や梁をタワークレーン等の揚重手段によっ
て下から順次積み上げるように組み立てるようにして作
業を行っていたため、次のような問題があった。すなわ
ち、同時に上下方向に複数の層間で建方を行うため、タ
ワークレーンでは下層において部材を組み立て位置に移
動することができないこと、ならびに、トロリーホイス
トを水平搬送に使う場合にも垂直揚重後に玉掛けをやり
直す必要があったことである。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであって、
複数層において同時に建方を行うことができるととも
に、作業者に危険を及ぼすことなく安全かつ容易に行う
ことのできる建築物の施工方法及びその装置を提供する
ことを目的としている。
「課題を解決するための手段」 本発明に係る建築物の施工方法は、複数本の柱を連結
して複合柱を組み立て、複数本の梁を連結して複合梁を
組み立て、前記複合柱を先行して構築し、当該複合柱に
沿って複数階分の間隔をあけた状態で前記複合梁をリフ
トアップし、この後、各複合梁の間に柱、梁を接合する
ことを特徴としている。
また、本発明に係る建築物の施工方法は、先行施工さ
れた上階の柱の上方に下階の柱を建込むにあたり、予め
複数本の柱が接合された梁からなる柱梁ユニットを設
け、この柱梁ユニットを前記下階部分に搬送し、当該柱
梁ユニットの柱と前記上階の柱とを一致させた状態で接
合することとしてもよい。
さらに、本発明に係る建築物の施工装置は、複数本の
柱が連結部材によって連結された複合柱と、複数本の梁
が連結部材によって連結された複合梁とを用いて建築物
を施工するにあたり、部材を保持する部材保持装置と、
この部材保持装置を水平搬送する水平搬送手段が前記複
合梁に設けられ、前記部材保持装置を垂直搬送する垂直
搬送手段が前記複合柱の上部位置に配置され、前記部材
保持装置は前記水平搬送手段と垂直搬送手段とを相互に
移送自在に構成されていることを特徴としている。
「作用」 本発明に係る建築物の施工方法及びその装置では、建
築物の複数層の層間で建方作業を同時に行うことができ
る。
「実施例」 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図ないし第5図中、符号1は建築物の躯体を構成
する柱、符号3は柱1と同様に建築物の躯体を構成する
梁を示している。
柱1は、複数本が互いに離間された状態で本設梁2a
(連結部材)及び仮設のブレース2bによって連結されて
複合柱5を構成している。
梁3は、複数本が互いに離間された状態で本設柱4a
(連結部材)及び仮設のブレース4bによって連結されて
複合梁7を構成している。この複合梁7は、各数層間鉄
骨を除いた状態で鉄骨の建方が行なわれる。
複合柱5の上部には、タワークレーン10(揚重機)が
設置されている。このタワークレーン10から垂下された
ワイヤー12の下端部には、鉤状のフック部材14が取り付
けられている。このフック部材14には、複合柱5等の建
築部材や、ホイスト16(部材保持装置)が係止されて使
用に供される。
ホイスト16は、柱、梁等の建築部材Uを支持するもの
であって、第4図に示すように、タワークレーン10から
複合梁7の下面に設けられた水平搬送手段18(後述す
る)へと乗り入れ自在に構成されている。このホイスト
16は、第5図に示すように、建築部材(例えば本設梁
9)を玉掛けする玉掛け部16aと、水平搬送手段18に係
合して自走する自走部16bと、前記フック部材14に係止
する係止部16cとを備えた構成となっている。
水平搬送手段18は、複合梁7の下面に設けられた案内
軌道であって、前記自走部16bを係合支持可能なように
下面に開口する開口溝(図示略)が形成されている。
そして、ホイスト16は、前記タワークレーン10から垂
下されたフック部材14に係止部16cを係止した状態で垂
直搬送され、所定高さにおいて自走部16bを前記水平搬
送手段18に載置するとともにフック部材14との係合を解
く。この後、自走部16bを作動させて水平搬送手段18に
沿って自走し、所定位置に本設柱8、本設梁9等の建築
部材を搬送することができる。
次に、本実施例による建築物の施工方法について、第
1図及び第2図を参照して説明する。
i)複合柱5の建方 地上において4本の柱1に本設梁2a及び仮設のブレー
ス2bを入れて複合柱5を組み立てた後、大型タワークレ
ーン10によって揚重を行う。
建築物の4隅に前記複合柱5を配置する。
ii)複合梁7の建方 地上において2階分の梁3を1組づつで連結して複合
梁7を組み立てる。このとき、梁3、3の上下間には、
本設柱4aを入れ、剪断力の大きさに応じて本設または仮
設のブレース4bを入れる。さらに、梁3に作用する荷重
による梁3の変形を防止するために、PS鋼線(図示略)
と油圧ジャッキ(図示略)を前記複合柱5にセットし
て、リフトアップした後に次の複合梁7を組み立てる。
複合梁7を4組組み終わった後、下方の複合梁7から
順次所定の高さ位置にて複合柱5と接合する。
iii)層間鉄骨建方 複合梁7の建方が終了したものから順次複合梁7下端
の水平搬送手段18に沿って移動するホイスト16を使用し
て層間の本設柱8、本設梁9の建方を行う。
層間鉄骨の重量は、複合梁7を通じて複合柱5に伝達
される。
荷重による複合梁7のたわみ変形を上むくりになるよ
うにプレストレスを与え、緊張力を調整することにより
鉄骨の接合時の有害な変形を防ぐ。
最終の本設柱8を入れることにより、複合梁7で受け
ていた荷重が本設柱8、1を通じて地盤に伝達できるよ
うになる。
iv)仮設材撤去 層間鉄骨の最終の本設柱8を組み立てた後、複合梁7
のプレストレスを解除して、仮設のブレース2b、4bを撤
去する。これらの撤去後に床のコンクリート打設を開始
することにより、複合梁7の仮設使用時の負担荷重を少
なくすることができる。
本実施例によれば、各複合梁7の層間における本設柱
8、本設梁9の接合作業を複層において同時に進行する
ことができるので工期の短縮を図ることができる。
また、各層間における本設柱8及び本設梁9をホイス
ト16で支持するとともにタワークレーン10と水平搬送手
段18とで所定位置に搬送することができるので、安全確
実に建築部材の搬送作業を行うことができる。
次に、本発明の他の実施例について説明する。
本実施例は、上階の柱の上方に下階の柱及び梁を建込
む際に用いて好適な方法である。
まず、第6図に示すように、1本の梁20の両端部に2
本の柱22、22を接合して柱梁ユニット24を組み立てる。
この柱梁ユニット24は左右対称とされているため重心が
中心位置にくる。
前記水平搬送手段18に配置されたホイスト16で、この
柱梁ユニット24を吊り下げ支持する。
一方、先行施工された本設柱8、8の間隔を、建込む
柱22、22の長さよりも長くなるように仮受けサポート部
材26で支持する。
柱梁ユニット24の中心位置においてホイスト16で吊る
ことによって、柱22、22を垂直に保持することができ
る。
ホイスト16を水平搬送手段18に沿って移動させ、所定
位置まで柱梁ユニット24を搬送する。
前記仮受けサポート部材26の長さを調整して、先行施
工された本設柱8、8の間隔を正規の位置にする。
このような柱梁ユニット24を用いて建築物の施工を行
う場合、第7図に示すように、他の建築部材Uと同様に
タワークレーン10で揚重し、所定階数においてホイスト
16を水平搬送手段18に移送することにより所定位置にお
いて柱梁ユニット24の接合作業を行う。
本実施例によれば、先行施工した上階の本設柱8の下
方に下階の柱を建込む際に、柱梁ユニット24をタワーク
レーン10、水平搬送手段18によって安全に搬送した後に
作業を行うので、作業に熟練を要することなく通常の建
込み作業と同様に容易に行うことができる。
さらに、柱梁ユニット24が左右対称に組み立てられて
いるので、ホイスト16で吊り上げる際に何等特別なバラ
ンス治具を必要としなくても容易にバランスをとること
ができ、作業の安全性を向上させることができる。
「発明の効果」 本発明に係る建築物の施工方法及びその装置によれ
ば、各複合梁の層間における柱、梁の接合作業を複層に
おいて同時に進行することができるので工期の短縮を図
ることができる。
また、各層間における柱及び梁を部材保持装置で支持
するとともに垂直搬送手段と水平搬送手段とで所定位置
に搬送することができるので、安全確実に建築部材の搬
送作業を行うことができる。
先行施工した上階の本設柱の下方に下階の柱を建込む
際に、柱梁ユニットを垂直搬送手段及び水平搬送手段に
よって安全に搬送した後に作業を行うので、作業に熟練
を要することなく通常の建込み作業と同様に容易に行う
ことができる。
さらに、柱梁ユニットを左右対称に組み立てることに
より部材保持装置で吊り上げる際に何等特別なバランス
治具を必要としなくても容易にバランスをとることがで
き、作業の安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は、本発明の一実施例を示す図であ
って、第1図及び第2図は構築途中の躯体の正面図、第
3図及び第4図は同部分拡大図、第5図は部材保持装置
の斜視図、第6図は本発明の他の実施例を示す部分拡大
正面図、第7図は同全体正面図である。 1……柱、3……梁、5……複合柱、7……複合梁、10
……タワークレーン(垂直搬送手段)、16……ホイスト
(部材保持装置)、18……水平搬送手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向谷 美徳 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22 号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 関 洋一 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水 建設株式会社内 (72)発明者 諸井 陽児 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水 建設株式会社内 (72)発明者 中西 正明 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水 建設株式会社内 (72)発明者 近藤 弘司 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水 建設株式会社内 (72)発明者 前田 純一郎 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水 建設株式会社内 (72)発明者 大塚 成喜 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水 建設株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 21/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本の柱を連結して複合柱を組み立て、
    複数本の梁を連結して複合梁を組み立て、前記複合柱を
    先行して構築し、当該複合柱に沿って複数階分の間隔を
    あけた状態で前記複合梁をリフトアップし、この後、各
    複合梁の間に柱、梁を接合することを特徴とする建築物
    の施工方法。
  2. 【請求項2】先行施工された上階の柱の下方に下階の柱
    を建込むにあたり、予め複数本の柱が接合された梁から
    なる柱梁ユニットを設け、この柱梁ユニットを前記下階
    部分に搬送し、当該柱梁ユニットの柱と前記上階の柱と
    を一致させた状態で接合することを特徴とする請求項1
    記載の建築物の施工方法。
  3. 【請求項3】複数本の柱が連結部材によって連結された
    複合柱と、複数本の梁が連結部材によって連結された複
    合梁とを用いて建築物を施工するにあたり、部材を保持
    する部材保持装置と、この部材保持装置を水平搬送する
    水平搬送手段が前記複合梁に設けられ、前記部材保持装
    置を垂直搬送する垂直搬送手段が前記複合柱の上部位置
    に配置され、前記部材保持装置は前記水平搬送手段と垂
    直搬送手段とを相互に移送自在に構成されていることを
    特徴とする建築物の施工装置。
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JP3700306B2 (ja) * 1997-01-27 2005-09-28 Jfeエンジニアリング株式会社 風力発電装置の建設方法
CN103061514B (zh) * 2012-11-09 2015-12-02 浙江八达建设集团有限公司 大跨度钢结构连廊施工方法

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