JP2915769B2 - ロック装置解除用ハンドル装置 - Google Patents

ロック装置解除用ハンドル装置

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JP2915769B2 JP28754693A JP28754693A JP2915769B2 JP 2915769 B2 JP2915769 B2 JP 2915769B2 JP 28754693 A JP28754693 A JP 28754693A JP 28754693 A JP28754693 A JP 28754693A JP 2915769 B2 JP2915769 B2 JP 2915769B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロック装置解除用ハン
ドル装置に関し、特に自動車のトランクリッドなどの開
閉体のロック装置を車室内から解除操作するためのハン
ドル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フレキシブルケーブルを介してトランク
リッドのロック装置に連結された操作ハンドルを運転席
の近傍に設け、トランクリッドのロック装置を車室内か
ら遠隔操作的に解除操作する装置が既に実用化されてい
る。この装置は、キーを用いずにトランクリッドを開放
できるため、トランクに対して荷物を出し入れする際に
いちいちイグニッションキーを抜いてトランクキーシリ
ンダを解除操作する必要がないという利点がある反面、
車室に入ればキーがなくてもトランクリッドを自由に開
放し得るため、盗難防止の面には難点がある。
【0003】このような不都合に対処するために、ロッ
ク装置解除用の操作ハンドルの近傍にシリンダ錠を設
け、シリンダ錠を施錠することによって操作ハンドルと
ロック装置との連結が断たれるようにしてトランクリッ
ドのロック解除操作を行えなくなるようにした装置が知
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来装
置は、シリンダ錠のロータと操作ハンドルとが個別に固
定されており、シリンダ錠のロータと操作ハンドルとを
リンク等の連結部材を介して連結する構成をとっている
ため、部品点数が多くなりがちであり、装置が大型化す
るという不都合があった。
【0005】本発明は、このような従来技術の不都合を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
部品点数を低減し、小型化が可能なように構成された遠
隔操作用ハンドル装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、固定中心回りで回動可能なハンドルを有
し、該ハンドルを回動操作することによってロック装置
を解除するロック装置解除用ハンドル装置の構成を、ハ
ンドルを回動可能に支持し、かつロック装置に連結され
た回動軸と、ハンドルと回動軸間の連結状態と非連結状
態とを選択的に設定するべくハンドルに組み込まれたキ
ーロータとを有するものとすることによって達成され
る。
【0007】
【作用】このような構成によれば、ハンドルと回動軸と
を連結すると、ハンドルにて回動軸を回動操作し得るの
でロック装置の解除が可能となり、ハンドルと回動軸と
の連結を断つと、ロック装置の解除が不可能となる。そ
してハンドルに組み込まれたキーロータにて回動軸に対
するハンドルの連結・非連結を直接的に選択設定し得る
ので、ハンドルとキーロータ間の連結部材を省略し得
る。
【0008】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明に基づき構成されたトラン
クリッドオープナー装置を示している。本装置は、車体
側に固定されるベースプレート1と、ベースプレート1
に回動自在に枢着された回動軸2と、回動軸2の一端に
取付けられたハンドル3と、回動軸2の他端に取付けら
れたレバー4と、レバー4の回動端をトランクリッドの
ロック装置(図示せず)に連結するフレキシブルケーブ
ル5とからなっており、運転席側の適所に配設される。
なお、本発明装置と車体との関係については、既に公知
のトランクリッドオープナー装置と何等変わるところは
ないので、説明を省略する。
【0010】この構成により、ハンドル3を矢印A方向
へ回動させると、回動軸2を介してレバー4が矢印B方
向へ回動し、この回動力によってフレキシブルケーブル
5が矢印C方向へ牽引される。そしてこの牽引力がトラ
ンクリッドのロック装置に伝達され、ロック装置の遠隔
的解除操作が実行されることとなる。
【0011】図2〜図5に示すように、ハンドル3の内
部には、スプリングピン6によってハンドル3と一体化
されたアウタ部材7と、アウタ部材7に対して回動自在
に結合したインナ部材8と、アウタ部材7の外周側に形
成された弦溝9に摺動可能に係合したスライダ10と、
スライダ10の一端を受容し得る逃げ溝11(図3)が
外周面の一部に形成されたシリンダ錠のロータ12とが
組み込まれている。
【0012】インナ部材8とスライダ10とは、インナ
部材8の外周面に形成されたノッチ13に対してスライ
ダ10に形成された係合爪14が係合し得るようになっ
ており、これらノッチ13と係合爪14との係合状態を
保持すると、アウタ部材7とインナ部材8とが一体回動
可能となり、図3並びに図4に於ける下向きにスライダ
10が所定距離移動すると、ノッチ13に係合爪14が
係合し得なくなり、アウタ部材7とインナ部材8とが互
いに分離するようになっている。
【0013】アウタ部材8の軸方向の内面には、クリッ
プ15を介して軸方向移動不能、かつ回動可能にバック
プレート16が取付けられている。そしてこれらアウタ
部材7とバックプレート16との間には、常時一方向へ
回動付勢するためのリターンスプリング17(図5)が
組み込まれると共に、アウタ部材7の軸方向端面に設け
られた段部18a・18bにより、バックプレート16
のアウタ部材7に対する回動可能範囲が規定されてい
る。
【0014】上記構成のハンドル3は、車体側に予め組
み付けられたベースプレート1に枢支された回動軸2に
対して固着される。すなわち、ハンドル3に組み込まれ
たインナ部材8に形成された角孔19に回動軸2の一端
を嵌入すると、回動軸2に形成された係合溝20にクリ
ップ15が係合して抜け止めされる。これにより、回動
軸2とインナ部材8とは、角孔19の結合にて回転方向
について一体化され、クリップ15と係合溝20との係
合にて軸方向について一体化される。またバックプレー
ト16に曲げ形成された一対の脚部21が、車体側に設
けられた固定部材(図示せず)に係合し、バックプレー
ト16の回動が禁止される。
【0015】一方、シリンダ錠のロータ12は、公知の
タンブラー錠からなり、ハンドル3に形成されたシリン
ダ孔22に挿入され、かつその内端にEリング23を装
着することで抜け止めされている。このロータ21は、
シリンダ孔22の内面に90度の角度をあけて形成され
たタンブラー溝24に突入するタンブラー25を有して
おり、キー孔26にキー27を差し込むと、タンブラー
25が内側に引き込まれてロータ12が回動可能にな
り、キー27を引き抜くとタンブラー25がタンブラー
溝24に突入し、ロータ12が回動不能になるようにな
っている。
【0016】次に上記実施例の作動要領について説明す
る。シリンダ錠の施錠位置(図4に示すようにキー孔2
6が回動軸2の軸線に沿う向きの状態)に於ては、ロー
タ12の外周面に形成された逃げ溝11にスライダ10
の一端が対向する(図3・図4)。そのため、図3に於
ける時計回り方向にハンドル3を回動操作すると、回動
軸2に巻装されたリターンスプリング28の弾発力が回
動抵抗としてインナ部材8に作用しているため、スライ
ダ10の係合爪14がインナ部材8のノッチ13に押さ
れてスライダ10の一端が逃げ溝11に入り込む。する
と、ノッチ13と係合爪14とが互いに係合しなくな
り、ハンドル3に与えた回動操作力がインナ部材8に伝
達されなくなる。これにより、アウタ部材7がインナ部
材8の回りを空回りすることとなり、トランクリッドの
ロックは解除されない。
【0017】ハンドル3は、バックプレート16に一端
17aが係止されたリターンスプリング17によって復
帰方向に常時弾発付勢されているので、手を放せば元の
位置に復帰する。
【0018】他方、シリンダ錠の解錠位置(図4に示し
た位置からロータ12を90度回した状態)に於ては、
ロータ12の外周面(逃げ溝11のない部分)にスライ
ダ10の一端が当接すると共に、インナ部材8の外周面
に形成されたノッチ13に対してスライダ10に形成さ
れた係合爪14が係合している。この状態にあっては、
ロータ12の外周面に当接することでスライダ10の移
動が妨げられるため、アウタ部材7とインナ部材8とが
スライダ10を介して一体の関係となっている。従っ
て、アウタ部材7と結合されたハンドル3を上記と同様
に回動させると、インナ部材8が回動し、これに連れて
インナ部材8に一体結合された回動軸2が回動するの
で、レバー4が回動してトランクリッドのロックが解除
される。
【0019】レバー4は、回動軸2に巻装されたリター
ンスプリング28によって復帰方向へ常時弾発付勢され
ているので、手を放せばハンドル3も元の位置に復帰す
る。
【0020】なお、本発明は、上記実施例に示した遠隔
操作用に限らず、例えばグローブボックス等の開閉操作
ハンドルにも等しく適用し得る。
【0021】
【発明の効果】このように本発明によれば、回動軸とハ
ンドルとの間の連結・非連結の選択設定を行うキーロー
タをハンドルに直接組み込むものとしたので、ロック装
置解除用ハンドル装置の部品点数を低減し、小型化を推
進する上に大きな効果を奏することができる。特に上記
実施例に示したように、キーロータと回動軸との間に、
キーロータの解錠位置では、キーロータと実質的に一体
をなすアウタ部材、及び回動軸と実質的に一体をなすイ
ンナ部材の双方に係合してハンドルと回動軸とを連結状
態とし、キーロータの施錠位置では、アウタ部材または
インナ部材の少なくともいずれか一方と非係合となって
ハンドルと回動軸とを非連結状態とするスライダを設け
るものとすれば、連結・非連結の選択機構の全てをハン
ドル内に組み込むことができるので、より一層コンパク
トに構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の全体構成を示す斜視図。
【図2】本発明装置の内側面図。
【図3】本発明装置の一部除去して示す外側面図。
【図4】図2のIV−IV線に概ね沿う断面図。
【図5】図2のV−V線に概ね沿う断面図。
【符号の説明】
1 ベースプレート 2 回動軸 3 ハンドル 4 レバー 5 フレキシブルケーブル 6 スプリングピン 7 アウタ部材 8 インナ部材 9 弦溝 10 スライダ 11 逃げ溝 12 ロータ 13 ノッチ 14 係合爪 15 クリップ 16 バックプレート 17 リターンスプリング 17a 一端 18a・18b 段部 19 角孔 20 係合溝 21 脚部 22 シリンダ孔 23 Eリング 24 タンブラー溝 25 タンブラー 26 キー孔 27 キー 28 リターンスプリング

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定中心回りで回動可能なハンドルを有
    し、該ハンドルを回動操作することによってロック装置
    を解除するロック装置解除用ハンドル装置であって、 前記ハンドルを回動可能に支持し、かつ前記ロック装置
    に連結された回動軸と、 前記ハンドルと前記回動軸間の連結状態と非連結状態と
    を選択的に設定するべく前記ハンドルに組み込まれたキ
    ーロータとを有することを特徴とするロック装置解除用
    ハンドル装置。
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