JP2914430B2 - 半導体レーザ素子の製造方法 - Google Patents

半導体レーザ素子の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,光学損傷による共
振器端面の劣化を抑制し,高出力安定動作を実現する半
導体レーザ素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】AlGaAs系及びAlGaInP系の
半導体材料によって構成された半導体レーザ素子におい
て,光出力の増加に伴って共振器端面の劣化,即ち,光
学損傷が生じることが知られている。この光学損傷は高
出力動作に伴った端面温度上昇に起因している。つま
り,共振器端面では表面準位を介してレーザ光が光吸収
され,局所的に発熱する。この光吸収は共振器端面の酸
化及び結晶欠陥の発生によって増加する。温度上昇によ
って共振器端面での禁制帯幅が縮小して,更に光吸収が
増加して端面温度が上昇する。ついには共振器端面が溶
融して劣化が生じる。
【0003】従来,共振器端面での光吸収を抑制するた
めに,レーザ光に対して透明な材料を共振器端面に形成
する種々の窓構造が試みられている。例えば,1989年の
アイ・イー・イー・イー・ジャーナル・クォンタム・エ
レクトロニクス(IEEE J. Quantum Electron. )第25
巻,1495〜1499頁の報告(以下,従来技術1と呼ぶ)に
よれば,図8(a)〜(f)に示すような製造工程が開
示されている。図8(a)に示すように,p−GaAs
基板上にメサストライプ52を形成する(メサ形成工
程)。次に,図8(b)に示すように,その上にLPE
成長法によって,ブロッキング層53を形成する。次
に,図8(c)に示すように,リッジ54を形成する。
次に,図8(d)に示すように,p−Ga0.59Al0.41
Asからなるクラッド層55を形成し,その上に,第2
のLPE成長によって,p−Ga0.69Al0.31Asから
なるガイド層56を形成し,さらにその上に,p−Ga
0.92Al0.08Asからなる活性層57,n−Ga0.50A
l0.50Asからなるコンファインメント層58,さら
に,その上にn−Ga0.80Al0.20Asからなるバッフ
ァー層59を形成する。次に,図8(e)に示すよう
に,窓領域のエッチングを行う。最後に,図8(f)に
示すように,n−Ga0.5 Al0.50Asのクラッド層6
0及びn−GaAsからなるコンタクト層61を形成し
た完成される。
【0004】図8に示す半導体レーザ素子は,共振器端
面での光吸収を抑制するための窓構造を形成するため
に,活性層における共振器端面のパターニング,選択エ
ッチング及び埋め込み再成長のプロセスが施されてい
る。
【0005】また,特開平5−13878号公報(以
下,従来技術2と呼ぶ)には,図9に示す半導体レーザ
素子が開示されている。この半導体レーザ素子はp−G
aAsからなる基板51上にn−GaAs電流阻止層5
3が形成され,その上にp−Aly Ga1-y Asからな
るクラッド層55が形成され,さらにその上にp−Al
x Ga1-x As(但し,x≦y)からなる活性層57が
形成され,さらに,その上にp−Aly Ga1-y Asク
ラッド層60,n−GaAsからなるコンタクト層61
が形成されている。また,電流阻止層53から基板51
にかけてV溝66がホトリソグラフィ法および化学エッ
チング法が形成され,共振端面64a,64bに夫々窓
層63a,63bを介して誘電体膜65a,65bが形
成されている。このように,劈開によって得られた半導
体レーザの共振器端面64a,64bにMOCVD法に
よって活性層57よりも禁制帯幅の大きな窓層63a,
63bが成長され,その後,p及びn側のコンタクト電
極62a,62bがそれぞれ形成され,また,共振器端
面64a,64bの反射率を制御するために共振器端面
64a,64bに誘電体膜が堆積されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記に述べたように,
従来技術1において,半導体レーザの共振器端面での光
吸収を抑制するための窓構造は,活性層における共振器
端面のパターニング,選択エッチング及び埋め込み再成
長のプロセスが必要である。Al系の材料を用いた半導
体レーザでは,再成長界面に強固な酸化膜が形成され,
界面準位の多い窓構造となる。これらの界面準位は光吸
収を増加させるために,COD劣化を充分抑制すること
はできない。また,窓構造を加えることによってレーザ
素子構造が大変複雑になり,各工程の歩留まりによって
生産性を低下させる欠点がある。
【0007】一方,従来技術2の共振器端面に窓層を成
長する場合においても,Al系の材料を用いた半導体レ
ーザでは,大気中での劈開によって共振器端面には自然
酸化膜が形成される。つまり,この強固な酸化膜を完全
に除去して界面準位のない層を成長することは極めて困
難である。また,窓層形成後に,個々の微小なレーザ素
子にp及びn側の両コンタクト電極を形成しなければな
らない。この電極形成の際には,レーザ構造の成長表面
から僅か数μmの位置にある活性領域への電極材料の回
り込みを抑制する必要があるため,レーザ構造成長側の
電極形成には極めて注意を必要とする。
【0008】そこで,本発明の技術的課題は,レーザ光
が共振器端面より出射される半導体レーザ素子におい
て,p及びn側コンタクト電極が形成された後に,共振
器端面に酸化膜を形成させないで光吸収のない半導体層
または誘電体膜を形成し,界面準位の極めて少ない共振
器端面を得ることによって,高出力で安定動作するレー
ザ素子を歩留まり良く製造する方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば,レーザ
光が共振器端面より出射される半導体レーザ素子を製造
する方法において,前記半導体レーザ素子のp及びn側
コンタクト電極が形成された後に,超高真空中での劈開
によって共振器端面を形成し,前記共振器端面が酸化す
る前に超高真空中で共振器端面をIII −V族化合物半導
体材料のアモルファス層からなる被覆層で被覆し,前記
共振器端面に形成した前記被覆層の少なくとも一部を反
応性ガスによってエッチング除去した後,大気中に露出
することなく,新たに前記共振器端面に,III −V族化
合物半導体単結晶層からなる窓層を形成することを特徴
とする半導体レーザ素子の製造方法が得られる。
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0012】初めに,本発明の第1の実施の形態として
InGaAs歪量子井戸構造を有する発振波長0.98
μm帯の横モード制御型半導体レーザウェハの製造方法
について述べる。
【0013】図1は,本発明の第1の実施の形態による
半導体レーザウェハの層構造を示す断面図である。図1
に示すように,半導体レーザウェハ17は,常圧MOV
PE装置を用いて成長する。SiドープしたGaAsの
(001)基板1上にSiをドープしたGaAs(以
下,GaAs:Siという形式で他の層も示す)のバッ
ファー層2(不純物濃度=1×1018cm-3)を0.5
μm,Al0.4 Ga0.6As:Si(不純物濃度=1×
1017cm-3)のクラッド層3を2μm,成長温度70
0℃,V/III 比100で成長する。次に,成長温度を
660℃,V/III 比80でAl0.2 Ga0.8 Asの光
ガイド層4を40nm,GaAsのバリア層5を20n
m,In0.24Ga0.76Asの活性層6を4.5nm,G
aAsのバリア層7を5nm,In0.24Ga0.76Asの
活性層8を4.5nm,GaAsのバリア層9を20n
m成長する。続いて,Al0.2 Ga0.8 Asの光ガイド
層10を40nm,Al0.4 Ga0.6 As:Mgのクラ
ッド層11(不純物濃度=1×1018cm-3)を1.5
μm,GaAs:Mgのキャップ層12(不純物濃度=
1×1019cm-3)を1μm順次気相成長させる。
【0014】次に,図2及び図3を用いて図1の半導体
レーザウェハ17を横モード制御型レーザに加工する工
程を示す。図2は下記数1式に示すような結晶軸方向
(以下,[−110]方向と呼ぶ)のメサストライプが
形成された後の半導体レーザウェハの数2式に示す面
(以下,(−110)面と呼ぶ)断面図である。
【0015】
【数1】
【0016】
【数2】 まず,図1に示す半導体レーザウェハの最上層のGaA
sのキャップ層12に,SiO2 13を成膜し,フォト
リソグラフィ技術によって図2に示す[−110]方向
に幅4μmのSiO2 のストライプ13を形成する。こ
のSiO2 のストライプ13をマスクとする選択エッチ
ング技術によってAl0.4 Ga0.6 As:Mgのクラッ
ド層11が0.3μm残る深さまでエッチングして図2
の断面図に示すメサストライプが形成される。
【0017】続いて,SiO2 のストライプ13をマス
クとした選択成長技術によって,図3に示すようにメサ
ストライプの側部を膜厚0.8μmのAl0.6 Ga0.4
As:Siの電流ブロック層14(不純物濃度=1×1
18cm-3),及び膜厚0.8μmのGaAa:Siの
電流ブロック層15(不純物濃度1×1018cm-3)で
順次埋め込み成長を行う。更に,SiO2 マスクを除去
した後,膜厚1μmのGaAs:Mgのキャップ層16
(不純物濃度1×1019cm-3)を成長して,横モード
制御型半導体レーザウェハ17を得る。
【0018】次に,超高真空中での共振器端面の形成及
び酸化防止層の堆積方法について説明する。上記の半導
体レーザウェハ17を図4(a)の斜視図及び図4
(b)の断面図に示す治具18,19に固定する。続い
て,分子線エピタキシー(Molecular Beam Epitaxy,以
下,MBEと呼ぶ)成長が可能な10-10 Torr台の
超高真空チャンバー内で治具20により半導体レーザウ
ェハ17に応力を加えることによって劈開を行い,共振
器長700μmの半導体レーザバー17´を得る。
【0019】図5の平面図に示すように,劈開後,共振
器端面31,32が酸化する前に,酸化防止層であるG
aAsのアモルファス層21を共振器端面31,32に
MBE法によって室温で膜厚10nm堆積する。同様に
半導体レーザバー17´を反転することによってもう片
方の共振器端面31,32にも膜厚10nmのGaAs
のアモルファス層22を堆積させる。両共振器端面3
1,32をGaAsのアモルファス層21,22で被覆
することによって,大気中に半導体レーザバー17´を
取り出した場合でも,共振器端面31,32に堆積した
GaAsのアモルファス層21,22の表面は酸化する
が,劈開によって得られた端面の酸化は抑制される。な
お,このGaAsのアモルファス層21,22の堆積時
に,半導体レーザバー17´を350℃に加熱しMBE
法によってGa及びAs分子線を共振器端面31,32
に交互に供給することによって,平坦性の良いGaAa
単結晶を成長することができる。この場合,共振器端面
31,32に界面準位の無い,かつレーザ光に対して光
吸収の無い窓構造が形成される。この光吸収の無い窓構
造においては光出力150mW以上での長期安定動作が
得られる。
【0020】上述のGaAsの単結晶層21,22で共
振器端面31,32が被覆された半導体レーザバー17
´は,図6に示すように,共振器端面31,32の酸化
による界面準位が無いために,通常の誘電体膜によるパ
ッシベーションのみを引き続き行うだけで,COD劣化
の抑制効果が充分得られる。光出力150mWでの長期
信頼性の実現おいては,酸化防止層のGaAsの単結晶
21,22の堆積後,共振器端面の反射率がそれぞれ
3%及び95%になるようにAl2 3 ,SiN4 ,又
はSiO2 の単層膜からなる誘電体膜23及びAl2
3 /アモルファスSiの多層膜からなる誘電体膜24に
よるコーティングを施す。個々のレーザ素子をヒートシ
ンクに融着することによって本発明の第1の実施の形態
による半導体レーザ素子は完成する。酸化防止層として
堆積させる層は,単層に加えて種々の材料を組み合わせ
た多層構造を用いることもできる。
【0021】次の本発明の第2の実施の形態による半導
体レーザ素子の製造方法について説明する。
【0022】前述した第1の実施の形態による半導体レ
ーザ素子に,更に,光出力150mW以上の高出力動作
での信頼性実現においては,共振器端面における表面準
位による光吸収を抑制することが重要である。そこで,
この表面準位による光吸収を抑制するために,共振器端
面に活性層よりも禁制帯幅の大きな半導体結晶を形成す
る窓構造が必要である。以下にその窓構造形成方法につ
いて述べる。
【0023】上記のように,超高真空中で劈開して共振
器端面31,32を形成し,酸化防止層を堆積した半導
体レーザバー17´を,クロライドVPE装置内におい
て基板温度400℃でHClガスによって酸化防止層の
GaAsのアモルファス層21,22をエッチング除去
する。GaAsのアモルファス層21,22の表面は大
気中で酸化しているが,共振器端面31,32は酸化し
ていないことから,GaAsのアモルファス層21,2
2を除去した後の共振器端面31,32は酸化物の存在
しない清浄な表面を得ることができる。この清浄な共振
器端面31,32に,基板温度380℃で膜厚50nm
のGaAsの単結晶25,26をIII 族及びV族原料を
交互供給して成長する。MOVPE装置では原料の熱分
解温度が高いために,500℃以下の低温で成長するこ
とが困難である。しかし,クロライドVPE装置では,
400℃以下での成長が可能であり,かつ,III 族及び
V族原料を交互供給することによって高品質な半導体結
晶を平坦性良く成長することができる。
【0024】ここで,半導体レーザの共振器端面31,
32に成長する窓層は活性層の材料によって種々選定す
ることができる。これを下記表1にまとめる。また,窓
層に用いる材料は一種類の材料だけでなく複数の材料を
組み合わせた多層構造(GaP/GaAs,GaP/I
nP,GaP/InP/GaAs)を用いることもでき
る。
【0025】
【表1】 図7に示すように,窓層成長後,半導体レーザの共振器
端面の反射率がそれぞれ3%及び95%のAl2 3
SiN4 ,又はSiO2 の単層膜からなる誘電体膜27
及びAl2 3 /アモルファスSiの多層膜からなる誘
電体膜28の絶縁膜コーティングを夫々施す。最後に,
個々のレーザ素子をヒートシンクに融着することによっ
て本発明の第2の実施の形態による半導体レーザ素子は
完成する。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように,本発明では,大気
中での劈開又は活性領域への選択エッチング等のプロセ
スによって形成される共振器端面の酸化を超高真空中で
の劈開によって抑制し,COD劣化を促進する酸化物に
よる界面準位を著しく減少させるものである。更に,レ
ーザ素子活性領域へのプロセスを全く行わずに,p及び
n側コンタクト電極をレーザウェハ状態で形成した後
に,酸化物の存在しない共振器端面を形成する極めて単
純な製造工程である。よって,生産性を低下させずに,
歩留まり良く光吸収の少ない良質な共振器端面が得られ
る。
【0027】また,本発明では,超高真空中での劈開後
にMBE法による光吸収の無い化合物半導体単結晶層の
成長,及びクロライドVPE装置内で酸化防止層である
アモルファス層を気相エッチングして,活性層よりも禁
制帯幅の大きな半導体単結晶を成長することによって,
酸化物の存在しない清浄な共振器端面上に光吸収のない
窓層を形成することができる。酸化物による界面準位の
低減に加えて,光吸収のない窓層の形成によって,高光
出力時の端面温度上昇を抑制してCOD劣化を効果的に
抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による半導体レーザ
ウェハの層構造を示した断面図である。
【図2】図1の半導体レーザウェハをSiO2 ストライ
プによって選択エッチングしたときの断面図である。
【図3】図1の選択エッチングした半導体レーザウェハ
を再成長したときの断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態による半導体レーザ
ウェハの劈開方法を説明するための図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態による半導体レーザ
バーにおける酸化防止層の形成工程を説明するための図
である。
【図6】本発明の第1の実施の形態による半導体レーザ
バーにおける酸化防止層上への誘電体膜コーティングを
説明するための図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態による半導体レーザ
バーにおいて窓構造の形成及び誘電体膜コーティングを
説明するための図である。
【図8】従来技術1による半導体レーザ素子の製造方法
を説明するための図である。
【図9】従来技術2による半導体レーザ素子の製造方法
を説明するための図である。
【符号の説明】
1 基板 2 バッファー層 3,11 クラッド層 4 光ガイド層 5,7,9 バリア層 6,8 活性層 10 光ガイド層 12 キャップ層 13 ストライプ 17 半導体レーザウエハ 17´ 半導体レーザバー 18,19,20 治具 21,22 アモルファス層 23,24,27,28 共振器端面 25,26 単結晶 51 基板 52 メサストライプ 53 ブロッキング(電流阻止)層 54 リッジ 55,60 クラッド層 56 ガイド層 57 活性層 58 コンファインメント層 59 バッファー層 61 コンタクト層 62a,62b コンタクト電極 63a,63b 窓層 64a,64b 共振端面 65a,65b 誘電体膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01S 3/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光が共振器端面より出射される半
    導体レーザ素子を製造する方法において,前記半導体レ
    ーザ素子のp及びn側コンタクト電極が形成された後
    に,超高真空中での劈開によって共振器端面を形成し,
    前記共振器端面が酸化する前に超高真空中で共振器端面
    をIII −V族化合物半導体材料のアモルファス層からな
    る被覆層で被覆し、前記共振端面に形成した前記被覆層
    の少なくとも一部を反応性ガスによってエッチング除去
    した後、大気中に露出することなく、新たに前記共振器
    端面に、III−V族化合物半導体単結晶層からなる窓層
    を形成することを特徴とする半導体レーザ素子の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体レーザ素子の製造
    方法において,前記被覆層が単一の材料からなる単層構
    造又は多種の材料を組み合わせた多層構造を備えている
    ことを特徴とする半導体レーザ素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の半導体レーザ素子
    の製造方法において、前記窓層が単一の材料からなる単
    層構造又は多種の材料を組み合わせた多層構造を備えて
    いることを特徴とする半導体レーザ素子の製造方法。
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