JP2912760B2 - ウェザーストリップ構造 - Google Patents

ウェザーストリップ構造

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JP2912760B2
JP2912760B2 JP4076844A JP7684492A JP2912760B2 JP 2912760 B2 JP2912760 B2 JP 2912760B2 JP 4076844 A JP4076844 A JP 4076844A JP 7684492 A JP7684492 A JP 7684492A JP 2912760 B2 JP2912760 B2 JP 2912760B2
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浩明 嶋田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば大型トラック等
の車両の車体開口縁とフロントガラスとの間に配設され
るウェザーストリップ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、大型トラック等の車両の
フロント側車体開口縁に有するフランジ部に平板状のフ
ロントウィンドガラスを装着するには、一般に横断面略
H状のゴム材からなるウェザーストリップが用いられて
いる(実公昭45−24081号公報等参照)。
【0003】図4及び図5に基づいて概略を説明すれ
ば、大型トラック車両のフロント側車体開口縁には、イ
ンナーパネル1とアウターパネル2の接合フランジ部3
が突設されていると共に、該フランジ部3に平板状のフ
ロントガラス4がリテーナ5を介して取り付けられてい
る。
【0004】このリテーナ5は、車体開口縁に沿って無
端状に形成されていると共に、横断面略H状のゴム材で
一体に形成されている。また、リテーナ5は、本体6の
外端部に前記フランジ部3の内周縁部3aが挾持される
第1挾持溝7が形成されている一方、内端部に前記フラ
ンジ部3と対向するフロントガラス4の外周縁部4aが
挾持状態に固着する第2挾持溝8が形成されている。更
に、本体6の車外側一側部には、横断面略矢じり形のゴ
ム製楔部材9を嵌合する嵌合溝10が形成されており、
この嵌合溝10は、対向したフランジリップ11,12
によって開口端が形成されている。この両フランジリッ
プ11,12は、横断面略く字形の対称形状に形成さ
れ、フランジ部3側の外側フランジリップ12がリテー
ナ5の縦方向の中心線付近に設けられた回動支点P1を
介して図中上下に回動するようになっている。
【0005】そして、フロントガラス4をフランジ部3
に取り付けるには、まず、フロントガラス4の外周縁部
4aに予め第2挾持溝8を係合させてリテーナ5をフロ
ントガラス4に取り付けておく。続いて、フロントガラ
ス4を車内側から車体開口縁に位置決めしつつ外側フラ
ンジリップ12を図中実線矢印に示すように内側フラン
ジリップ11方向に回動させながら第1挾持溝7内にフ
ランジ部3を係入させる。このとき、外側フランジ部1
2を、内側フランジリップ11方向に回動させる方法と
しては、予め第2挾持溝8内に設けられていた索条13
を車外方向に引張りながら行う。次に、両フランジリッ
プ11,12を車外方向に変形させて嵌合溝10の開口
端10aを開き、ここから楔部材9を挿入固定する。こ
れによって、両フランジリップ11,12によるウィン
ドガラス4及びフランジ部3に対する挾持力を強化する
ようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前記従来の
ウェザーストリップ構造にあっては、両フランジリップ
11,12が、前述のように対称形状に形成され、かつ
外側フランジリップ12の回動支点P1がリテーナ5の
中心線X寄りに設けられているため、ウィンドガラス4
をフランジ部3に取り付ける際に、索条13を車外方向
に引っ張って外側フランジリップ12を図中実線矢印方
向に回動させると、該外側フランジリップ12の先端部
12aが一点鎖線で示すように内側フランジリップ11
の先端部11aに突き当たって、それ以上の回動が規制
されてしまう。この結果、索条13を円滑に引き出すこ
とが困難となり、ウィンドガラス4の取付作業能率が低
下すると共に、該作業コストの高騰が余儀なくされる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来のウ
ェザーストリップ構造の実情に鑑みて案出されたもの
で、両端部に形成された挾持溝内に車体の対向するパネ
ルの対向縁部を挾持する本体と、該本体の一側部に設け
られて、前記挾持力を強化する楔部材を嵌合する嵌合溝
と、該嵌合溝の開口端を形成しかつ一方側が他方側方向
に回動可能な一対のフランジリップとを備えた可撓材か
らなるウェザーストリップ構造において、前記一方側フ
ランジリップの前記挾持溝と嵌合溝間に位置する部位の
肉厚を、前記本体の一側部側で最も薄肉に形成すること
によって、該一方側フランジリップの回動支点をこのフ
ランジリップの先端側寄りに設けて、前記一方側フラン
ジリップを他方側フランジリップ方向に回動させたとき
に、該一方側フランジリップの先端部が前記嵌合溝の最
深部付近まで入り込むように形成したことを特徴として
いる。
【0008】
【作用】前記構成の本発明によれば、一方の車体パネル
であるウィンドガラスを他方の車体パネルである車体開
口縁のフランジ部に取り付ける際に、ウェザーストリッ
プの一方側フランジリップを回動支点を中心に他方側フ
ランジリップ方向へ回動させると、前記回動支点が一方
側フランジリップの先端側寄りにあるため、回動半径が
小さくなり、一方側フランジリップの先端部は他方側フ
ランジリップに突き当たることなく、その手前で嵌合溝
内に入り込む。したがって、該一方側フランジリップの
円滑な回動作用が得られる。
【0009】特に、一方側フランジ部の先端部が嵌合
の最深部付近まで入り込むため、挾持溝を大きく開くこ
とが可能となり、パネルの取付作業性が一層容易にな
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図2に基づい
て詳述する。尚、本実施例も前記従来例と同様に大型ト
ラック車両のフロント側車体開口縁とフロントガラスと
の間に適用されている。
【0011】即ち、図中3は車体のインナーパネル1と
アウターパネル2によって車体開口縁を形成する車体パ
ネルたる接合フランジ部、4は該フランジ部3に対向す
る車体パネルである平板状のフロントウィンドガラス、
21は両者3,4間に介装されたゴム製のウェザースト
リップであって、このウェザーストリップ21は、本体
22の内外端部にフランジ部3の内周縁部3aを内周面
で挾持する第1挾持溝23とウィンドガラス4の外周縁
部4aを内周面で挾持する第2挾持溝24が形成されて
いる。また、本体22の車外側一側部には、楔部材25
を嵌合する横断面矢じり形状の嵌合溝26が形成されて
おり、この嵌合溝26は、内外側両フランジリップ2
7,28によって開口端26aが形成されている。
【0012】前記両フランジリップ27,28は、ウェ
ザーストリップ21の横方向の中心線Yを中心として非
対称形に形成されている。即ち、外側フランジリップ2
8は、先端部28aが内側フランジリップ27の先端部
27aよりも若干車内側に配置されて、両者27,28
が非対称形に形成されている。また、外側フランジリッ
プ28は、第1挾持溝23と嵌合溝26間に位置する部
位29が第1挾持溝23の内周面の一部23aが若干切
除されて従来よりも薄肉に形成され、これによって、回
動支点P2が従来の回動支点P1よりもウェザーストリ
ップ21の縦方向の中心線Xから車外寄りに設定されて
いる。これによって、外側フランジリップ28の回動半
径長さLが従来の長さより短くなっている。
【0013】また、前記外側フランジリップ28は、前
記回動支点P2を中心に回動すると、その先端部28a
が嵌合溝26の最深部付近まで入り込むように形成され
ている。
【0014】したがって、この実施例によれば、車体の
フランジ部3にウィンドガラス4を取り付けるには、ま
ず、ウィンドガラス4の外周縁部4aにウェザーストリ
ップ21の第2挾持溝24を係合挾持させて、予め該ウ
ェザーストリップ21をウィンドガラス4に巻装してお
く。また、この段階で第1挾持溝23の内部全周に、一
端部を外側に垂らした索条30を巻装する。
【0015】次に、ウィンドガラス4を、車内側から車
体開口縁に位置決めしながら、外側フランジリップ28
の外周面をフランジ部3の内側面に当接させる。そし
て、ウィンドガラス4を車外方向へ若干押圧しながら、
索条30の一端部を車外方向へ引き出すと、図2に示す
ように外側フランジリップ28が回動支点P2を中心に
図中反時計方向(実線矢印方向)に回動し、その先端部
28aは内側フランジリップ27の先端部27aに突き
当たることなく、その手前で嵌合溝26内に入り、さら
に嵌合溝26の最深部付近まで入り込む。このため、第
1挾持溝23は、その開口部が大きく開かれる。したが
って、第1挾持溝23内にフランジ部3が自動的に係入
すると共に、外側フランジリップ28が図中一点鎖線で
示すように自身の弾性力で元の下方位置に回動してフラ
ンジ部3を挾持する。その後、両フランジリップ27,
28の先端部27a,28aを開いて楔部材25を嵌合
溝26内に押し込めば、該楔部材26が両フランジリッ
プ27,28の弾性変形を規制して第1,第2挾持溝2
3,24内でのフランジ部3及びウィンドガラス4に対
する挾持力が強化される。これによってウィンドガラス
4をフランジ部3にウェザーストリップ21を介して確
実に取り付けることができる。
【0016】このように、本実施例では、索条30の引
き出しに伴い外側フランジリップ28が小さな回動半径
で回動し、内側フランジリップ27との突き当たりが回
避されるため、外側フランジリップ28の円滑な回動作
用が得られる。この結果、ウィンドガラス4のフランジ
部3に対する取付作業が容易になり、該作業能率の向上
が図れると共に、コストの低廉化が図れる。
【0017】尚、図3に示すように、ウェザーストリッ
プ21の嵌合溝26を縦方向の中心線Xよりも車内側に
設ければ、一側部の肉厚寸法Zを可及的に薄くできるた
め、所謂フラッシュサーフェイス化が可能になる。
【0018】本発明は、前記実施例の構成に限定される
のもではなく、例えば嵌合溝26の形状を変えて内外側
フランジリップ27,28を非対称形状とすることも可
能である。また、車体パネルをウィンドガラスとフラン
ジ部としているが、両方ともフランジ部あるいはウィン
ドガラス等にすることも可能である。
【0019】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係るウェザーストリップ構造によれば、とりわけ一方側
フランジリップの回動支点を、該一方側フランジリップ
の先端側寄りの外側付近に設けて、前記一方側フランジ
リップを他方側フランジリップ方向に回動させたとき
に、該一方側フランジリップの先端部が前記嵌合溝の最
深部付近まで入り込むように形成したため、回動半径長
さが短くなり、回動時における他方側フランジリップと
の突き当たりが確実に回避され、円滑な回動作用が得ら
れるばかりか、挾持溝を大きく開くことができる。
【0020】この結果、一方の車体パネルに対する他方
の車体パネルの取付作業能率が向上すると共に、コスト
の低廉化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウェザーストリップ構造の一実施
例を示す断面図。
【図2】本実施例の作用を示す要部断面図。
【図3】本実施例の他例を示す断面図。
【図4】本実施例が適用される車体のフロント側を示す
正面図。
【図5】従来のウェザーストリップ構造を示す図4のA
−A線断面図。
【符号の説明】
3…フランジ部(車体パネル)、4…フロントウィンド
ガラス(車体パネル)、21…ウェザーストリップ、2
2…本体、23,24…挾持溝、25…楔部材、26…
嵌合溝、27…内側フランジリップ、28…外側フラン
ジリップ(一方側フランジリップ)、28a…先端部、
29…薄肉部位、P2…回動支点。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部に形成された挾持溝内に車体の対
    向するパネルの対向縁部を挾持する本体と、該本体の一
    側部に設けられて、前記挾持力を強化する楔部材を嵌合
    する嵌合溝と、該嵌合溝の開口端を形成しかつ一方側が
    他方側方向に回動可能な一対のフランジリップとを備え
    た可撓材からなるウェザーストリップ構造において、 前記一方側フランジリップの前記挾持溝と嵌合溝間に位
    置する部位の肉厚を、前記本体の一側部側で最も薄肉に
    形成することによって、該一方側フランジリップの回動
    支点をこのフランジリップの先端側寄りに設けて、前記
    一方側フランジリップを他方側フランジリップ方向に回
    動させたときに、該一方側フランジリップの先端部が前
    記嵌合溝の最深部付近まで入り込むように形成したこと
    を特徴とするウェザーストリップ構造。
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