JP3025506B2 - 自動車のドアサッシュ構造 - Google Patents

自動車のドアサッシュ構造

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JP3025506B2 JP2039302A JP3930290A JP3025506B2 JP 3025506 B2 JP3025506 B2 JP 3025506B2 JP 2039302 A JP2039302 A JP 2039302A JP 3930290 A JP3930290 A JP 3930290A JP 3025506 B2 JP3025506 B2 JP 3025506B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車のドアサッシュ構造に関する。
従来の技術 自動車用ドアサッシュの中には、例えば実開昭59−17
7508号公報に示されているように、ドアガラスをサッシ
ュの外面側に寄った位置で保持できるようにして、車体
のフラッシュサーフェイス化を図ったものが知られてい
る。これを、第5〜8図によって具体的に説明すると、
20は一枚のパネル材をもってロール成形したドアサッシ
ュで、外周に防水用のウエザーストリップ10を保持する
第1ドアウエザーストリップ嵌着溝21、防音用のウエザ
ーストリップ11を保持する第2ドアウエザーストリップ
嵌着溝22とを車幅方向にオフセットして形成してあると
共に、内周に前記第2ドアウエザーストリップ嵌着溝22
と背合わせ状に、ガラスラン12を保持するガラスラン嵌
着溝23を形成して、ドアガラスGをサッシュ外面に寄せ
て保持できるようにしてある。前記ガラスラン嵌着溝23
の車室側のコーナー部は、第1ドアウエザーストリップ
嵌着溝21と第2ドアウエザーストリップ嵌着溝22とを連
続させる連結部24として前記ドアガラスG面に対して傾
斜して形成されるが、ウエザーストリップ10の保持部25
としても機能するように、第1ウエザーストリップ嵌着
溝21側に膨出して形成してある。図中13′はフロントピ
ラー、14は車体側ドアウエザーストリップ、15′はフロ
ントピラーモール、26′はフロントウインドプレートを
示す。
発明が解決しようとする課題 ドアサッシュ20は前述のように一枚のパネル材をもっ
て、第1ドアウエザーストリップ嵌着溝21,第2ドアウ
エザーストリップ嵌着溝22,およびガラスラン嵌着溝23
を、開断面構造として集合的に一体にロール成形したも
のであるため捩り剛性が十分とは云えない。しかも、連
結部24は傾斜成形されて、ウエザーストリップ10のシー
ル反力をこの連結部24で受けるようになってはいるが、
一枚パネルの状態であるため、該連結部24の曲げ剛性も
十分とは云えない。一方、ドアサッシュ20の捩り剛性を
高めるためには、第6図鎖線で示すように第1ウエザー
ストリップ嵌着溝21の内周側に閉断面部30を一体的にロ
ール成形することも提案されている(実開昭60−164423
号公報)が、この第1ドアウエザーストリップ嵌着溝21
と、ガラスラン嵌着溝23とが車幅方向に隣接して隔成さ
れていることから、単純に前述のように閉断面部30を第
1ドアウエザーストリップ嵌着溝21の内周側に形成した
のではドアサッシュ幅が拡大されて、車室の車幅方向の
居住空間を狭めてしまうことになる。一方、このような
サッシュ剛性とは別に、ドアサッシュ20は、その下端部
を第7,8図に示すようにドア本体16のドアインナパネル1
7の端部に有段成形した端壁18の内側に嵌装,重合して
スポット接合するのであるが、この嵌装,重合のために
第1,第2ドアウエザーストリップ嵌着溝21,22の各係止
フック27,28,29を切除することは勿論、連結部24の膨出
した保持部25をも大きく切欠しなければならないため、
ドアサッシュ20の付け根部の結合剛性が低くなってしま
う不具合がある。そこで、本発明はサッシュ幅の増大を
伴うことなくドアサッシュの捩り剛性および連結部の曲
げ剛性を高められると共に、該ドアサッシュの付け根部
の結合剛性をも高めることができる自動車のドアサッシ
ュ構造を提供するものである。
課題を解決するための手段 ドア側方から見て略コ字状をなすドアサッシュの外周
に車幅方向にオフセットして第1ドアウエザーストリッ
プ装着部と第2ドアウエザーストリップ装着部とを形成
すると共に、内周に前記第2ドアウエザーストリップ装
着部と背合わせ状にガラスラン装着部を一体にロール成
形した構造において、前記ガラスラン装着部の車室側に
隣接して閉断面部を隔成すると共に、前記ガラスラン装
着部の車室側のコーナー部に、第2ドアウエザーストリ
ップ装着部とガラスラン装着部の隔壁から前記閉断面部
のドアサッシュ外周側に連なりドアガラス面に対して傾
斜している重合壁の連結部を形成して、前記第1ドアウ
エザーストリップ装着部を、これら連結部と閉断面部の
外周とに跨がってドアガラス面に対し傾斜した状態で形
成してある。
前記ガラスラン装着部の車室側のコーナー部には第1,
第2ウエザーストリップ装着部と共用の係止フックを設
けてもよい。
作用 第1ドアウエザーストリップ装着部に装着したウエザ
ーストリップのシール反力は、閉断面部の外周部と多重
壁の連結部とで構成される底部で受けて、閉断面部で補
強されたドアサッシュ全体で負担され、かつ、該閉断面
部でドアサッシュの捩れ力に対抗する。
実施例 以下、本発明の実施例を図面と共に詳述する。
第1,2図において、1は一枚の金属製パネル材をもっ
て一体にロール成形したドアサッシュを示し、外周に車
幅方向にオフセットして第1ドアウエザーストリップ装
着部としての嵌着溝2と第2ドアウエザーストリップ装
着部としての嵌着溝3とを形成してあると共に、内周に
第2ドアウエザーストリップ嵌着溝3と背合わせ状にガ
ラスラン装着部としての嵌着溝4を形成してある。そし
て、このガラスラン嵌着溝4の車室側に隣接して閉断面
部5を隔成してある。また、ガラスラン嵌着溝4の車室
側のコーナー部には、ドアガラスG面に対して傾斜して
前記第2ドアウエザーストリップ嵌着溝3とガラスラン
嵌着溝4との隔壁と、閉断面部5とに連なる多重壁の連
結部6を形成してあって、前述の第1ドアウエザースト
リップ嵌着溝2を、これら連結部6と閉断面部5の外周
部とで形成する断面略くの字状の底部としての溝底とし
て前記第2ドアウエザーストリップ嵌着溝3に隣接して
形成してある。本実施例ではドアサッシュ1を一体にロ
ール成形するのに際して、素材パネルの一方の端末で第
1ドアウエザーストリップ嵌着溝2の車室側の係止フラ
ンジ7を形成すると共に、他方の端末で第2ドアウエザ
ーストリップ嵌着溝3の車外側の係止フランジ8を形成
し、そして、第1,第2ドアウエザーストリップ嵌着溝2,
3の境界部にウエザーストリップ10,11共用の係止フック
9をロール成形することにより、前記第1,第2ドアウエ
ザーストリップ嵌着溝2,3と、ガラスラン嵌着溝4、お
よび閉断面部5の一体ロール成形過程で連結部6が3重
壁構造となるようにしてある。ここで、前記第1ドアウ
エザーストリップ嵌着溝2の断面略くの字状の溝底は、
好ましくは連結部6で構成する斜状の溝底の長さl1と、
閉断面部5の外周部で構成するドアガラスG面と略直角
な溝底の長さl2との関係をl1≧l2とすることにより、ウ
エザーストリップ10のシール反力を略直角に受ける前記
斜状の溝底面積を極力大きくして、ウエザーストリップ
10の倒れをなくして確実な保持を行わせることができる
と共に、サッシュ幅の狭小化を図ることができる。第1
図中13はルーフサイドレール、14は車体側ドアウエザー
ストリップ、15はドリップチャンネルを示す。
以上の実施例構造によれば、閉断面部5を一体にロー
ル成形してあるため、ドアサッシュ1の捩れ剛性を著し
く高めることができ、しかも、この閉断面部5はガラス
ラン嵌着溝4に隣接して形成してあると共に、第1ドア
ウエザーストリップ嵌着溝2を、この閉断面部5の外周
部と斜状の連結部6とで断面略くの字状の溝底として第
2ドアウエザーストリップ嵌着溝3に隣接して形成して
あるので、サッシュ幅の増大を伴うことなくコンパクト
に構成することができる。また、連結部6は前述のよう
に3重壁構造としてあるので、該連結部6の曲げ剛性を
高めることができ、ドア閉時のシール反力により連結部
6に曲げ変形が生じることもない。更に、ウエザースト
リップ10をドアサッシュに設けた嵌着溝に嵌合させて取
り付けるときには、斜状の連結部6は第1ドアウエザー
ストリップ嵌着溝2の溝底の一部として構成してあっ
て、該連結部6に従来のようなウエザーストリップ10を
保持する為の膨出部を形成していないため、ドアサッシ
ュ1の下端部をドアインナパネル17に接合する際には、
係止フック7,8,9を切除するだけで、端壁18の内側に嵌
装,重合させることができる。この結果、ドアサッシュ
1下端部の取付に際しての加工工数を削減できると共
に、連結部6に大きな切欠部を形成する必要がないの
で、該ドアサッシュ1の付け根部分の接合強度を高める
こともできる利点がある。
第3図に示す実施例は、ドアサッシュ1の素材パネル
の前記他方の端末を真中に挾んで連結部6を3重壁構造
としたもので、この実施例によれば、該素材パネルの巾
方向の他方の端末もウエザーストリップ11よりも車室側
に位置するため、パネル端末からの発錆を防止できる利
点がある。
また、前記何れの実施例の場合も、閉断面部5を方形
に形成しているが、第4図示のように断面3角形形状に
して、サッシュ断面をよりコンパクト化するようにして
もよい。
上記実施例においては、ドアウエザーストリップ及び
ガラスランの取り付けは全て嵌着溝に嵌め合わせること
により行う例を説明したが、両面粘着テープで貼着した
り、クリップ等の取付具を用いて固着して取り付けるこ
ともできる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、閉断面部の一体ロール
成形によりドアサッシュの捩れ剛性を高められることは
勿論、該閉断面部はガラスラン装着部の車室側に隣接し
て隔成してあり、かつ、第1ドアウエザーストリップ装
着部をこの閉断面部の外周部と斜状の連結部とで断面略
くの字状の底部として第2ドアウエザーストリップ装着
部に隣接して形成してあるので、前記閉断面部の構成に
際してサッシュ幅の増大が伴うことがなく、従って、車
室の車幅方向の居住空間を狭めることはない。また、前
記連結部は多重壁構造にしてあるので曲げ剛性が高く、
ウエザーストリップのシール反力で該連結部に曲げ変形
が生じることがなく、品質感,信頼性をより一層高める
ことができる。更に、ウエザーストリップをドアサッシ
ュに設けた嵌着溝に嵌合させて取り付けるときには連結
部にはウエザーストリップ係着の為の膨出部を形成する
必要がないので、ドアサッシュ下端部をドアインナパネ
ルの端壁内側に嵌装,重合する際には、第1,第2ドアウ
エザーストリップ嵌着溝の係止フランジを切除するだけ
で、該ドアサッシュ下端部を前記端壁内側に整合させる
ことができ、従って、サッシュ取り付け時の加工工数を
削減できると共に、端壁への重合面積を拡大できて、接
合強度を高めることもできるという実用上多大な効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す第5図A−A線に沿う
断面図、第2図は同第5図のB−B線に沿う断面図、第
3図,第4図は本発明の各異なる例を示す断面図、第5
図はドアサッシュを備えた自動車用ドアの略示的側面
図、第6図は従来の構造を示す第5図D−D線に沿う断
面図、第7図は同第5図のC範囲部の斜視図、第8図は
同第5図のB−B線に沿う断面図である。 1……ドアサッシュ、2……第1ドアウエザーストリッ
プ装着部、3……第2ドアウエザーストリップ装着部、
4……ガラスラン装着部、5……閉断面部、6……連結
部、G……ドアガラス。
フロントページの続き (72)発明者 福沢 正樹 神奈川県横浜市戸塚区上矢部町字藤井 320番地 橋本フォーミング工業株式会 社内 (56)参考文献 特開 平2−200519(JP,A) 実開 昭62−185125(JP,U) 実開 昭63−94032(JP,U) 実開 昭62−100228(JP,U) 実開 平2−102819(JP,U) 実開 平2−100814(JP,U) 実開 昭62−95928(JP,U) 実開 昭62−125608(JP,U) 実開 平2−102818(JP,U) 実開 平2−38215(JP,U) 実公 平3−32408(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 5/00 - 5/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドア側方から見て略コ字状をなすドアサッ
    シュの外周に車幅方向にオフセットして第1ドアウエザ
    ーストリップ装着部と第2ドアウエザーストリップ装着
    部とを形成すると共に、内周に前記第2ドアウエザース
    トリップ装着部と背合わせ状にガラスラン装着部を一体
    にロール成形した構造において、 前記ガラスラン装着部の車室側に隣接して閉断面部を隔
    成すると共に、 前記ガラスラン装着部の車室側のコーナー部に、第2ド
    アウエザーストリップ装着部とガラスラン装着部の隔壁
    から前記閉断面部のドアサッシュ外周側に連なりドアガ
    ラス面に対して傾斜している重合壁の連結部を形成し
    て、 前記第1ドアウエザーストリップ装着部を、これら連結
    部と閉断面部の外周とに跨がってドアガラス面に対し傾
    斜した状態で形成したことを特徴とする 自動車のドアサッシュ構造。
  2. 【請求項2】前記ガラスラン装着部の車室側のコーナー
    部に第1,第2ウエザーストリップ装着部と共用の係止フ
    ックを設けたことを特徴とする請求項1記載の自動車用
    のドアサッシュ構造。
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