JPH0214968Y2 - - Google Patents

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JPH0214968Y2
JPH0214968Y2 JP1983183261U JP18326183U JPH0214968Y2 JP H0214968 Y2 JPH0214968 Y2 JP H0214968Y2 JP 1983183261 U JP1983183261 U JP 1983183261U JP 18326183 U JP18326183 U JP 18326183U JP H0214968 Y2 JPH0214968 Y2 JP H0214968Y2
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sash
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JP1983183261U
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のドア構造、特にその窓枠部の
構造に関するものである。
(従来技術) 自動車用ドアの構造としては、アウタパネルと
インナパネルを接合してドアボデイを作り、この
ドアボデイに窓枠部としてロール成形されたサツ
シユを取り付けるものがよく知られている。
さらに、フルドアと呼ばれ、ドアボデイ部と窓
枠部とを一体成形したアウタパネルを用いたドア
構造が用いられることもある。このドア構造とし
ては、例えば、実開昭53−154518号に開示されて
いるように、ドアボデイ部と窓枠部を一体に成形
したアウタパネルとインナパネルとを接合して構
成されているものがある。このドア構造において
は、窓枠部はアウタパネルとインナパネルを接合
して断面形状をチヤンネル状にしただけであるた
め、窓枠部剛性が比較的小さく、高速走行時等に
おいて生じる外力等により振動、変形を生じる恐
れがある。
このため、従来、6図に示すように、ドアボデ
イ部と窓枠部とを一体成形したアウタパネル10
1の窓枠部内側に閉断面構造のサツシユ102を
固定するとともにこのサツシユ102上面にウエ
ザーストリツプ取付部102aを一体に形成し、
このウエザーストリツプ取付部102aとアウタ
パネル101の外縁内側にサツシユリテーナ10
3を配し、サツシユリテーナ103の外縁をアウ
タパネル101の外縁内側に接合し、サツシユリ
テーナ103の内縁をウエザーストリツプ取付部
102aに接合して、サツシユ102とアウタパ
ネル101の接合部への水等の侵入を防止すると
ともに、十分な剛性をもたせたドアの窓枠部構造
も提案されている。このような構造においては、
同図に示すように、アウタパネル101に固定し
たサツシユ102上にウエザーストリツプ104
が取り付けられるため、プレス成形されたアウタ
パネル101およびサツシユ102によりウエザ
ーストリツプ104の取り付け位置が決まつてし
まう。このため、ドアを閉めた状態でウエザース
トリツプ104とキヤビン105との折り合い
(ウエザーストリツプ104のキヤビン105へ
の押し付け量)の調整が難しいという問題があ
る。すなわち、ウエザーストリツプ104とキヤ
ビン105との折り合いは設計時に適正になるよ
う設定されるのであるが、三次元的曲面を有する
ドアが多いため、実際に製造し、組立てした状態
で実測し、適正な値になるよう修正することが多
い。つまり、量産立上がり初期は、ドアを組み付
けた状態でバラツキを見ながら現物合わせで型修
正を適宜行い、そのバラツキの方向性が明らかに
なつたならば、アウタパネルあるいはサツシユの
プレス型やローラ等を修正することによりウエザ
ーストリツプとキヤビンとの折り合い調整を図る
ようになつている。例えば、第7および8図は、
ボデイ外郭形状基準下においてキヤビン105が
正規位置(2点鎖線で示す位置)から実線位置ま
で変位している場合に、それぞれアウタパネル1
01,サツシユ102の形状変更(2点鎖線で示
す形状から実線で示す形状に変更)により上記折
り合い調整を行うようにしたものである。
しかしながら、このような従来のドア構造にお
いては、現物合わせ段階での型修正が必要であ
り、さらに、最終的にはいわゆる本型の修正が必
要となるため、上記折り合い調整が容易でなく、
かつ、コスト高となつている。
また、第6図に示すように、サツシユ102の
ウエザーストリツプ取付部102aにサツシユリ
テーナ103の内縁がスポツト溶接等されている
ので、ウエザーストリツプ104をこのスポツト
溶接等を行なつた面上に取り付けることになる。
スポツト溶接等を行なつた面は比較的凹凸が大き
く、このためウエザーストリツプ取付部102a
のシールが不完全になりこの部分に水が侵入して
錆を発生させる恐れがある。
(考案の目的) 本考案は、上述の事情に鑑み、ウエザーストリ
ツプとキヤビンとの折り合いの調整が比較的容易
で、ウエザーストリツプ取付部にはスポツト溶接
等の影響をなくしてウエザーストリツプ取付部の
シールを確実にした窓枠部を有する自動車のドア
構造を提供することを目的とするものである。
(考案の構成) 本考案の自動車のドアは、ドアボデイ部と窓枠
部とからなるドアの構造であつて、前記窓枠部
は、前記ドアボデイ部のアウタパネルと一体成形
されたアウタパネル部と、窓ガラスを案内する凹
部を有し該凹部の外側面が前記アウタパネル部の
内側内周縁部に固定されたサツシユと、このサツ
シユと前記アウタパネル部との間に配設されたリ
テーナとからなり、前記リテーナの内縁は前記サ
ツシユの前記凹部背面側の平坦面に接合されると
ともに、このリテーナの内縁には該リテーナが略
C字状に折り曲げ成形されてなるウエザーストリ
ツプ保持部が設けられ、前記リテーナの外周縁は
前記アウタパネル部の外周縁内側まで延びて、こ
のアウタパネル部の外周縁に接合されていること
を特徴とするものである。
(実施例) 以下、図面により本考案の実施例について説明
する。
第1図および第2図は本考案のドアの1例を示
す側面図および正面図であり、このドア10は窓
枠部10aとドアボデイ部10bとから構成され
ている。
第3図は、上記ドアの窓枠部を第2図の矢印A
−Aに沿つて断面して示す図であり、ここでは車
体に取り付けた状態を示している。
キヤビンのルーフ側部には、上パネル8bと下
パネル8aにより閉断面構造のルーフレール断面
8が形成され、上パネル8bには支持プレート8
cを介してルーフ7が取り付けられている。支持
プレート8c側端とルーフ7の側端が接合された
部分にはルーフウエザーストリツプ9が取り付け
られ、ルーフ7とでレインレールを形成してい
る。
ドア10の窓枠部10aは、窓枠部外面をなす
アウタパネル1の外縁1aは、アウタパネル1の
内側に位置するリテーナ3の外縁3aを挾むよう
に内側へ折り曲げられていて、リテーナ3の外縁
3aを挾んだ状態でスポツト溶接22されてい
る。アウタパネル1の内縁1bは、窓ガラス12
を案内する凹部4aと剛性を高めるための閉断面
構造4bとからなるサツシユ4と、内縁1bの内
側面にサツシユ4の凹部4aの外側面が接してス
ポツト溶接23されて、両者が接合されている。
このサツシユ4の凹部4a背面側の平坦面4c
には、ドアウエザーストリツプ11を取り付ける
ためのウエザーストリツプ保持部が形成されたリ
テーナ3の内縁3bがスポツト溶接21されてい
る。このウエザーストリツプ保持部は、リテーナ
3の内縁が略C字状に折り曲げ成形されてなり、
該ウエザーストリツプ保持部にはドアウエザース
トリツプ11が接着されていて、ドア10が閉め
られた時、ルーフウエザーストリツプ9がアウタ
パネル1の外縁1a部に当接するとともに、ドア
ウエザーストリツプ11が上パネル8bと当接し
て、車室内外のシールを行なう。さらに、上パネ
ル8bと下パネル8aの側端接合部にはウエルト
14が取り付けられ、このウエルト14にはドア
10が閉められた時、サツシユ14と当接するキ
ヤビンウエザーストリツプ13が取り付けられて
いて、外部からの水等の侵入や風切音の発生の防
止を確実にしている。
このような窓枠構造においては、ルーフウエザ
ーストリツプ9が当接するアウタパネル1の外縁
1aにはスポツト溶接22がなされていてスポツ
ト溶接22により生じる凹凸のためシールが不十
分になる恐れがあるが、ドアウエザーストリツプ
11の当接する上パネルは凹凸のない平面であ
り、且つウエザーストリツプ保持部にあるスポツ
ト溶接21はドアウエザーストリツプ11により
完全に覆われ、取り付け部の接着を確実にできる
ので、ルーフウエザーストリツプ9のシール性は
不十分でも、ドアウエザーストリツプ11がレイ
ンレールの役割を果たし確実にシールすることが
できる。また、当然ながらスポツト溶接21の部
分はドアウエザーストリツプにより完全に覆わ
れ、溶接部周辺が確実に接着されるのでこの部分
に水が侵入することがなく錆の発生もない。
さらに、サツシユ4の上端の平坦面4cに対す
るリテーナ3の内縁3bの位置を図中矢印Bで示
す方向に若干移動させることができるので、ドア
ウエザーストリツプ11とキヤビン(すなわち上
パネル8b)との折り合いが悪くても、容易に調
整することができ、図中11aで示すウエザース
トリツプの押し込み量を適正にすることができ
る。
なお、本図においてはドアウエザーストリツプ
11とキヤビンウエザーストリツプ13は自由状
態での形状を示し、上パネル8bもしくはサツシ
ユ4内に入り込んでいるようになつているが、実
際には上パネル8bもしくはサツシユ4の形状に
応じて変形する。
第4図は本考案の自動車のドアの1例を示す斜
視図で、ドアの前部のみを取り出して示す図であ
り、第5図はこのドアを矢印C−Cの方向に切断
した時の切口を示す断面図である。以下、両図を
併用して説明する。
ドアボデイと窓枠部の外面を一体に形成するア
ウタパネル1と、ドアボデイの内面を形成するイ
ンナパネル2とが合わされ、アウタパネル1の窓
枠部分内側には窓ガラスを支えるサツシユ4と、
このサツシユ4の外周に位置するリテーナ3が取
り付けられている。このリテーナ3には、ドアを
閉じた時車室内外をシールするドアウエザースト
リツプ11(図示せず)が取り付けられることに
なる。サツシユ4の前端部4dはアウタパネル1
とインナパネル2とで挾まれた空間内へ差し込ま
れた状態で、インナパネル2にスポツト溶接され
て取り付けられている。さらに、アウタパネル1
とインナパネル2で挾まれたボデイ空間にはドア
を開閉させるためのドアヒンジを取り付けるため
のヒンジ取付部材5が取り付けられている。
アウタパネル1の窓枠部分内側で、サツシユ4
の外周に位置するリテーナ3の前端部は、下方に
拡がる形状の補強フランジ3cとして図示のよう
に、ドアボデイを構成するインナパネル2と所定
長さラツプして下方に延長され、インナパネル2
の一部を車室内から覆つている。この補強フラン
ジ3cの外面はインナパネル2の内面とスポツト
溶接されて接合し、さらに補強フランジ3cの先
端3dはアウタパネル1に接合されている。な
お、製作順序としては、インナパネル2とサツシ
ユ4を接合した後、リテーナ3をインナパネル2
およびサツシユ4に接合することになる。さら
に、ドアボデイの剛性を保つため、ドアボデイ内
にアウタレインフオースメント6を設けている。
(考案の効果) 以上、説明したように本考案のドア構造によれ
ば、リテーナの内縁が、サツシユの凹部背面側の
平坦面に接合されているので、リテーナとサツシ
ユとの接合位置を必要に応じて上記平坦面に沿つ
てずらすことが可能となり、これによりウエザー
ストリツプとキヤビンとの折り合い調整の容易化
を図ることができる。
また、リテーナの内縁には、該リテーナを略C
字状に折り曲げ成形してなるウエザーストリツプ
保持部が設けられているので、上記折り合い調整
の際、ウエザーストリツプがリテーナのみによつ
て保持可能とされることとなり、これにより、接
合位置をずらしてもウエザーストリツプに対する
保持をつねに確実に維持することができる。
さらに、リテーナの外周縁が、アウタパネル部
の外周縁内側まで延びてその外周縁に接合されて
おり、ウエザーストリツプ取付部分に部材接合部
が存在しないため、シール性向上を図ることがで
きる。
しかも、サツシユの凹部とリテーナのウエザー
ストリツプ保持部とが表裏の位置関係で配されて
いるため、ドア幅を増大することなく上記効果を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、それぞれ本考案のドア
の1例を示す側面図および正面図、第3図は、第
2図における矢印A−Aに沿つて窓枠部を切断し
て示す断面図、第4図は、本考案のドアの1例を
示す斜視図、第5図は、第4図のドアを矢印C−
Cに沿つて切断した時の切口を示す図面、第6,
7および8図は、従来例を示す、第3図と同様の
図である。 1……アウタパネル、2……インナパネル、3
……リテーナ、4……サツシユ、7……ルーフ、
8……ルーフレール断面、10……ドア、11…
…ドアウエザーストリツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ドアボデイ部と窓枠部とからなるドアの構造で
    あつて、 前記窓枠部は、前記ドアボデイ部のアウタパネ
    ルと一体成形されたアウタパネル部と、窓ガラス
    を案内する凹部を有し該凹部の外側面が前記アウ
    タパネル部の内側内縁部に固定されたサツシユ
    と、このサツシユと前記アウタパネル部との間に
    配設されたリテーナとからなり、 前記リテーナの内縁は前記サツシユの前記凹部
    背面側の平坦面に接合されるとともに、このリテ
    ーナの内縁には該リテーナが略C字状に折り曲げ
    成形されてなるウエザーストリツプ保持部が設け
    られ、 前記リテーナの外周縁は前記アウタパネル部の
    外周縁内側まで延びて、このアウタパネル部の外
    周縁に接合されていることを特徴とする自動車の
    ドア構造。
JP1983183261U 1983-11-28 1983-11-28 自動車のドア構造 Granted JPS6090011U (ja)

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JP1983183261U JPS6090011U (ja) 1983-11-28 1983-11-28 自動車のドア構造

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JP1983183261U JPS6090011U (ja) 1983-11-28 1983-11-28 自動車のドア構造

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Publication Number Publication Date
JPS6090011U JPS6090011U (ja) 1985-06-20
JPH0214968Y2 true JPH0214968Y2 (ja) 1990-04-23

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5850271A (ja) * 1981-09-03 1983-03-24 日産自動車株式会社 フルプレスドアのサツシユ部構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5850271A (ja) * 1981-09-03 1983-03-24 日産自動車株式会社 フルプレスドアのサツシユ部構造

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JPS6090011U (ja) 1985-06-20

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