JP2975557B2 - 窓枠用シール部材 - Google Patents

窓枠用シール部材

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JP2975557B2
JP2975557B2 JP7317602A JP31760295A JP2975557B2 JP 2975557 B2 JP2975557 B2 JP 2975557B2 JP 7317602 A JP7317602 A JP 7317602A JP 31760295 A JP31760295 A JP 31760295A JP 2975557 B2 JP2975557 B2 JP 2975557B2
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JP
Japan
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window
wedge
groove
frame
opening
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JP7317602A
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昌宏 中山
英司 赤羽根
正一 畑
徳明 遠藤
英雄 小坂
安洋 神原
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PURESU KOGYO KK
Caterpillar Japan Ltd
Original Assignee
PURESU KOGYO KK
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Publication date
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  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、窓部の開口縁部と
窓ガラスとを着脱自在に連結し、シールするための窓枠
用シール部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば建設機械等の運転室におい
て、窓孔はキャブ壁板に単に孔を開けたものであり、そ
の開口縁部は直線状に延びていて、これに窓ガラスを嵌
込むため窓枠用シール部材(窓ゴムともいう)を用い
て、その開口縁部と窓ガラスとを連結し、かつシールす
ることが行われている。
【0003】図4は、このような場合に用いられる断面
H状の窓枠用シール部材11を示している。この窓用シ
ール部材11は断面略H形の長尺(または環状)の弾性
材からなり、図示のように1つの対向面に開口部が幅狭
の窓嵌込み用溝12およびフレーム嵌込み用溝13がそ
れぞれ上記断面の中心部に向けて掘り下げられ、さらに
上記1つの対向面に対し側方に当たる一方の面にも、く
さびゴム14を嵌合させるためのくさび溝15が窓嵌込
み用溝12とフレーム嵌込み用溝13との間に割り込む
ような形で側方から掘り下げられている。
【0004】このくさび溝15は断面略キノコ状をな
し、これに相似形状のくさびゴム14が嵌合するように
なっている。上記窓枠用シール部材11は、図2に示す
ように窓嵌込み用溝12およびフレーム嵌込み用溝13
にそれぞれ窓ガラス16の周縁部および開口縁部フレー
ム17の周縁部を密封して雨水が漏れないように嵌合す
るようになっている。
【0005】このような窓枠用シール部材11により開
口縁部フレーム17に装着された窓ガラス16を取外す
場合、まず、くさびゴム14をくさび溝15から取り出
し、ついで外側(矢線a方向)に向けて窓ガラス16を
押すことにより窓ガラス16を取外すことができるよう
になっている。
【0006】ところで、以上の構成からなる従来の窓枠
用シール部材11は、フレーム嵌込み用溝13の深さD
1とくさび溝15の開口部の幅W1との比(W1/D
1)は特に定められていないが45%〜75%となって
おり(JIS D4601:自動車用窓ゴム参照)、開
口縁部フレーム17から窓ガラス16を取外すにはかな
りの力を必要とし、作業性の点で問題があった。これを
解決するため、窓枠用シール部材11としてゴム硬度が
小さく、柔らかな弾性材を使用することが考えられる
が、その場合は窓ガラス16に対する保持力が小さくな
り、また雨水浸水防止性(シール性)が悪くなり好まし
くない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたものであって、この発明の主たる課題は、
窓ガラスに対する保持力および雨水浸水防止性(シール
性)を従来と同程度に維持しつつ、開口縁部フレームに
対し窓ガラスを比較的小さい力で容易に着脱することが
可能な窓枠用シール部材を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、フレーム嵌込み用溝の深さD1とくさび溝の
開口部の幅W1との比を適切に選択するという手段を講
じた。ここで基本的構造は従来のものと特に変更させる
ことなく、また特別な材料を選択したり新たな構成を付
加することなく、単にフレーム嵌込み用溝の深さD1と
くさび溝の開口部の幅W1との比を適切に選択すること
により窓ガラスに対する保持力および雨水浸水防止性
(シール性)を従来と同程度に維持しつつ、開口縁部フ
レームに対し窓ガラスを比較的小さい力で容易に着脱す
ることが可能となることを見い出し、本発明に至ったも
のである。
【0009】すなわち、請求項1の発明は、窓嵌込み用
溝およびフレーム嵌込み用溝を互いに対向して穿設して
なる断面略H形の弾性長尺体からなり、さらに、これら
溝に対する一側面にくさび溝を穿設してなるシール部材
本体と、前記くさび溝に嵌合するくさびゴムとを具備し
てなり、前記フレーム嵌込み用溝の深さD1と、くさび
溝の開口部の幅W1との比(W1/D1)を80%以上
とすると共に開口部の幅W1は全高Hよりも短く(W1
<H)設定すると共に、開口縁部フレームに装着された
窓ガラスを取り外す時に、くさび溝からくさびゴムを取
り外して、窓嵌込み用溝に嵌め込まれた窓ガラスを外側
に押圧した際に、フレーム嵌込み用溝とくさび溝との間
に挟まれた部分が開口縁部フレームに押されて撓み、く
さび溝の開口部の対向するエッジ部分相互が当接するま
で上記部分が撓むように設定されている、という技術的
手段を講じている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の窓枠用シール部
材の実施例を図面を参照して説明する。図1に示す窓枠
用シール部材1は断面略H形の長尺(または環状)の弾
性材(天然もしくは合成ゴム等)からなり、図示のよう
に1つの対向面に窓ガラス面またはフレーム面と密着す
るように開口部が幅狭のガラス窓嵌込み用溝2およびフ
レーム嵌込み用溝3がそれぞれ上記断面の中心部に向け
て掘り下げられ、さらに上記1つの対向面に対し側方に
当たる一方の面にも、くさびゴム4を嵌合させるための
くさび溝5がガラス窓嵌込み用溝2およびフレーム嵌込
み用溝3の深さ方向に対して直交する方向(あるいは、
これらの溝間に割り込むような方向)に掘り下げられて
いる。
【0011】このくさび溝5は断面略キノコ状をなし、
これに相似形状のくさびゴム4が嵌合するようになって
いる。即ち、図示例のくさび溝5は、図中、高さ方向に
おいて、上下に配置された窓枠用シール部材1のガラス
窓嵌込み用溝2とフレーム嵌込み用溝3の間において水
平に延びる中央の線とほぼ同一の位置にくさび溝の中心
線が配されるよう配置されており、且つくさび溝5の尖
った先端はガラス窓嵌込み用溝2およびフレーム嵌込み
用溝3の上下に延びる中心線を超えない位置まで延びて
いる。
【0012】ここで、フレーム嵌込み用溝3の深さD1
とくさび溝5の開口部の幅W1との比(W1/D1)は
80%以上となっており、且つ、開口部の幅W1は、窓
枠用シール部材1の全高Hよりも短く(W1<H)設定
されていると共に、開口縁部フレームに装着された窓ガ
ラスを取り外す時に、くさび溝からくさびゴムを取り外
して、窓嵌込み用溝に嵌め込まれた窓ガラスを外側に押
圧した際に、フレーム嵌込み用溝とくさび溝との間に挟
まれた部分が開口縁部フレームに押されて撓み、くさび
溝の開口部の対向するエッジ部分相互が当接するまで上
記部分が撓むように設定されている。すなわち、フレー
ム嵌込み用溝3の深さD1を一定としたとき、くさび溝
5の開口部の幅W1が従来のものより実質的に大きくな
っている。窓枠用シール部材1は、図2に示すようにガ
ラス窓嵌込み用溝2およびフレーム嵌込み用溝3にそれ
ぞれ窓ガラス6の周縁部および開口縁部フレーム7の周
縁部が液密して嵌合するようになっている。
【0013】このような窓枠用シール部材1を介して開
口縁部フレーム7に装着された窓ガラス6を取外す場
合、まず、くさびゴム4をくさび溝5から取り出し、つ
いで外側(矢線a方向)に窓ガラス6を押すことにより
窓ガラス6を取外すことができる。この場合、フレーム
嵌込み用溝3の深さD1に対し、くさび溝5の開口部の
幅W1を比較的大きくしたから、窓ガラス6を比較的小
さい力で容易に着脱することができる。
【0014】このように、くさび溝5の開口部の幅W1
を比較的大きくすることによる窓ガラス取外し作業の容
易化の理由について図面を用いて説明すると、図3に示
すように、くさびゴム4を除去した状態で窓ガラス6を
外側(矢線a方向)に押すと、窓枠用シール部材1が図
示のようにフレーム嵌込み用溝3と、くさび溝5との間
に挟まれた部分8が開口縁部フレーム7に押されて撓
む。すなわち、くさび溝5の開口部の対向エッジ部分5
a、5b相互が当接するまで部分8が撓むことができ、
その間における押圧力は小さくて済む。
【0015】すなわち、本発明では、くさび溝5の開口
部の幅W1が比較的大きいため、部分8の変形量を従来
のものより大きく取ることができ、その結果、比較的小
さい押圧力のままで窓ガラス6を外すことができるよう
になる。なお、窓ガラス6を開口縁部フレーム7に装着
する場合も同じであり、くさびゴム4を除去した状態で
窓枠用シール部材1を窓ガラス6の周縁に嵌込み、つい
で窓枠用シール部材1を部分8を撓ませながらフレーム
嵌込み用溝3を開口縁部フレーム7に容易に嵌合させる
ことができる。
【0016】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明に係わる窓枠
用シール部材によれば、フレーム嵌込み用溝の深さD1
に対し、くさび溝の開口部の幅W1を比較的大きくした
から、基本的構造は従来のものと特に変更させることな
く、また特別な材料を選択したり新たな構成を付加する
ことなく、窓ガラスに対する保持力および雨水浸水防止
性(シール性)を従来と同程度に維持しつつ、開口縁部
フレームに対し窓ガラスを比較的小さい力で容易に着脱
させることが可能となる。また、本発明に係わる窓枠用
シール部材によれば、窓枠用シール部材の高さを従来の
ものより高く(長く)する必要もないから、ガラス窓開
口面積は従来と同様に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の窓枠用シール部材の実施例の断面図。
【図2】本実施例の窓枠用シール部材の使用状態を示す
断面図。
【図3】本実施例の窓枠用シール部材の使用状態を示す
断面図。
【図4】従来の窓枠用シール部材の断面図。
【符号の説明】
1…窓枠用シール部材 2…ガラス窓嵌込み用溝 3…フレーム嵌込み用溝 4…くさびゴム 5…くさび溝 5a、5b…対向するエッジ部分 6…窓ガラス 7…開口縁部フレーム 8…部分
フロントページの続き (72)発明者 畑 正一 東京都世田谷区用賀四丁目10番1号 新 キャタピラー三菱株式会社内 (72)発明者 遠藤 徳明 川崎市川崎区塩浜1丁目1番1号 プレ ス工業株式会社内 (72)発明者 小坂 英雄 川崎市川崎区塩浜1丁目1番1号 プレ ス工業株式会社内 (72)発明者 神原 安洋 川崎市川崎区塩浜1丁目1番1号 プレ ス工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−278532(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 10/02 B60J 1/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓嵌込み用溝およびフレーム嵌込み用溝
    を互いに対向して穿設してなる断面略H形の弾性長尺体
    からなり、 前記各溝に対する一側面にくさび溝を穿設してなるシー
    ル部材本体と、前記くさび溝に嵌合するくさびゴムとを
    具備しており、 前記フレーム嵌込み用溝の深さD1と、くさび溝の開口
    部の幅W1との比(W1/D1)を80%以上とすると
    共に、開口部の幅W1は全高Hよりも短く設定すると共
    に、 開口縁部フレームに装着された窓ガラスを取り外す時
    に、くさび溝からくさびゴムを取り外して、窓嵌込み用
    溝に嵌め込まれた窓ガラスを外側に押圧した際に、フレ
    ーム嵌込み用溝とくさび溝との間に挟まれた部分が開口
    縁部フレームに押されて撓み、くさび溝の開口部の対向
    するエッジ部分相互が当接するまで上記部分が撓むよう
    に設定されていることを特徴とする窓用シール部材。
  2. 【請求項2】 窓用シール部材が、建設機械の運転室の
    窓に設けられてなることを特徴とする請求項1に記載の
    窓用シール部材。
JP7317602A 1995-11-10 1995-11-10 窓枠用シール部材 Expired - Lifetime JP2975557B2 (ja)

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JPH09136549A JPH09136549A (ja) 1997-05-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2912760B2 (ja) * 1992-03-31 1999-06-28 鬼怒川ゴム工業株式会社 ウェザーストリップ構造

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