JP2911432B2 - プレカット加工設備及びプレカット加工機 - Google Patents
プレカット加工設備及びプレカット加工機Info
- Publication number
- JP2911432B2 JP2911432B2 JP27813097A JP27813097A JP2911432B2 JP 2911432 B2 JP2911432 B2 JP 2911432B2 JP 27813097 A JP27813097 A JP 27813097A JP 27813097 A JP27813097 A JP 27813097A JP 2911432 B2 JP2911432 B2 JP 2911432B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wood
- processing
- conveyor
- timber
- processing position
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレカット加工設
備及びプレカット加工機に係り、特に、木材の木口部分
のプレカット加工設備及びプレカット加工機に関する。
備及びプレカット加工機に係り、特に、木材の木口部分
のプレカット加工設備及びプレカット加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木材の木口部分のプレカットを行
うための加工機として、図7に示す様に、固定ベース1
01上を前後方向に移動可能に設けられる第1のスライ
ドベース103と、第1のスライドベース103上を左
右方向に移動可能に設けられる第2のスライドベース1
05と、第2のスライドベース105上に立設されたガ
イド107に沿って昇降する昇降体109と、昇降体1
09の前面に回転可能に設けられ、木材加工用の工具1
11〜114を放射状に複数種類装着されるターレット
モータベース115と、固定ベース101の左右に配置
される第1,第2のコンベア117,119と、これら
第1,第2のコンベア117,119の間を連絡する位
置とその前方の退避位置との間を移動可能に配置される
中間コンベア121と、この中間コンベア121の両端
に設けられる第1,第2のストッパ123,125と、
第1,第2の搬送コンベア117,119の近傍に設け
られる第1,第2のクランパ127,129とを備える
ものが知られている(例えば、特公平1−55965号
公報等)。
うための加工機として、図7に示す様に、固定ベース1
01上を前後方向に移動可能に設けられる第1のスライ
ドベース103と、第1のスライドベース103上を左
右方向に移動可能に設けられる第2のスライドベース1
05と、第2のスライドベース105上に立設されたガ
イド107に沿って昇降する昇降体109と、昇降体1
09の前面に回転可能に設けられ、木材加工用の工具1
11〜114を放射状に複数種類装着されるターレット
モータベース115と、固定ベース101の左右に配置
される第1,第2のコンベア117,119と、これら
第1,第2のコンベア117,119の間を連絡する位
置とその前方の退避位置との間を移動可能に配置される
中間コンベア121と、この中間コンベア121の両端
に設けられる第1,第2のストッパ123,125と、
第1,第2の搬送コンベア117,119の近傍に設け
られる第1,第2のクランパ127,129とを備える
ものが知られている(例えば、特公平1−55965号
公報等)。
【0003】このプレカット加工機によれば、1台の装
置で木材Wの両端部分の加工ができるという利点があ
る。
置で木材Wの両端部分の加工ができるという利点があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のプレカット
加工機により木材の両端を加工する際には、図8〜図1
0に示す様に、まず、中間コンベア121を連絡位置に
移動させた状態で1本目の木材W1を搬送してその先端
を第1の加工位置にセットし(図8(A))、次に中間
コンベア121を退避位置へ移動させると共に、上述の
昇降体109,ターレットモータベース115等により
構成される加工ヘッドHDを第1の加工位置へ移動させ
て1本目の木材W1の先端部分の加工を行う(図8
(B))。こうして木材W1の先端部分の加工が完了し
たら、加工ヘッドHDを加工位置から退避させると共に
中間コンベア121を連絡位置へ移動させて1本目の木
材W1を第2のコンベア119へと搬送し(図8
(C))、その後、第2のコンベア119上を逆方向へ
搬送すると共に中間コンベア121に設けられている第
2のストッパ125にて第2の加工位置へ木材W1を停
止させた上で第2のクランパ129でクランプすること
によって第2の加工位置へと木材W1をセットし(図8
(D))、再び、中間コンベア121を退避位置へ移動
させた状態で加工ヘッドHDによる後端側の加工を行っ
ている(図9(A))。
加工機により木材の両端を加工する際には、図8〜図1
0に示す様に、まず、中間コンベア121を連絡位置に
移動させた状態で1本目の木材W1を搬送してその先端
を第1の加工位置にセットし(図8(A))、次に中間
コンベア121を退避位置へ移動させると共に、上述の
昇降体109,ターレットモータベース115等により
構成される加工ヘッドHDを第1の加工位置へ移動させ
て1本目の木材W1の先端部分の加工を行う(図8
(B))。こうして木材W1の先端部分の加工が完了し
たら、加工ヘッドHDを加工位置から退避させると共に
中間コンベア121を連絡位置へ移動させて1本目の木
材W1を第2のコンベア119へと搬送し(図8
(C))、その後、第2のコンベア119上を逆方向へ
搬送すると共に中間コンベア121に設けられている第
2のストッパ125にて第2の加工位置へ木材W1を停
止させた上で第2のクランパ129でクランプすること
によって第2の加工位置へと木材W1をセットし(図8
(D))、再び、中間コンベア121を退避位置へ移動
させた状態で加工ヘッドHDによる後端側の加工を行っ
ている(図9(A))。
【0005】こうして1本目の木材W1の両端の加工が
完了したら、再び中間コンベア121を連絡位置へ移動
させて2本目の木材W2を第1の加工位置へセットし
(図9(B))、次に中間コンベア121を退避位置へ
移動させると共に加工ヘッドHDを第1の加工位置へ移
動させて2本目の木材W2の先端部分の加工を行う(図
9(C))。そして、2本目の木材W2の先端部分の加
工が完了したら、加工ヘッドHDを再び加工位置から退
避させると共に中間コンベア121を連絡位置へ移動さ
せて木材W2を第2のコンベア119へと搬送し(図9
(D))、その後、第2のコンベア119上を逆方向へ
搬送して第2の加工位置へ木材W2をセットし(図10
(A))、再び、中間コンベア121を退避位置へ移動
させた状態で加工ヘッドHDによる後端側の加工を行う
様にしている(図10(B))。
完了したら、再び中間コンベア121を連絡位置へ移動
させて2本目の木材W2を第1の加工位置へセットし
(図9(B))、次に中間コンベア121を退避位置へ
移動させると共に加工ヘッドHDを第1の加工位置へ移
動させて2本目の木材W2の先端部分の加工を行う(図
9(C))。そして、2本目の木材W2の先端部分の加
工が完了したら、加工ヘッドHDを再び加工位置から退
避させると共に中間コンベア121を連絡位置へ移動さ
せて木材W2を第2のコンベア119へと搬送し(図9
(D))、その後、第2のコンベア119上を逆方向へ
搬送して第2の加工位置へ木材W2をセットし(図10
(A))、再び、中間コンベア121を退避位置へ移動
させた状態で加工ヘッドHDによる後端側の加工を行う
様にしている(図10(B))。
【0006】この様に、従来のプレカット加工設備で
は、第1,第2の加工位置へ木材をセットする動作を行
う期間、及び第1のコンベア117から第2のコンベア
119へと木材を搬送する期間については、加工ヘッド
HDを加工位置から退避させた状態にしなければならな
い。
は、第1,第2の加工位置へ木材をセットする動作を行
う期間、及び第1のコンベア117から第2のコンベア
119へと木材を搬送する期間については、加工ヘッド
HDを加工位置から退避させた状態にしなければならな
い。
【0007】このため、従来のプレカット加工設備で
は、1本の木材の両端を加工するのに要する時間が長く
なり、加工効率が悪いという問題がある。
は、1本の木材の両端を加工するのに要する時間が長く
なり、加工効率が悪いという問題がある。
【0008】そこで、本発明は、木材の木口部分をプレ
カット加工する際の待ち時間を減少させることにより、
加工効率を向上させることを目的とする。
カット加工する際の待ち時間を減少させることにより、
加工効率を向上させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた本発明のプレカット加工設備は、請求項1
に記載した様に、プレカット加工機の加工ヘッドの移動
範囲内に設定される第1の加工位置へと搬入された木材
の先端部を前記加工ヘッドで加工した後、該加工ヘッド
を前記第1の加工位置から退避させると共に、前記木材
をさらに搬送して前記第1の加工位置から一旦搬出した
後に該木材を逆方向に搬送して当該木材の後端部を加工
するための第2の加工位置へと搬入し、該第2の加工位
置で前記木材の後端部を加工する様にしたプレカット加
工設備において、前記第1の加工位置と前記第2の加工
位置とを、前記第1の加工位置での木材加工中に前記第
2の加工位置への木材の搬入を可能とし、かつ、前記第
2の加工位置での木材加工中に前記第1の加工位置から
の木材の搬出と該第1の加工位置への木材の搬入とを可
能とする様に、前記加工ヘッドの移動範囲内でずらして
設定すると共に、前記第1の加工位置から先の木材搬送
路を、該第1の加工位置から一旦搬出した木材を前記第
2の加工位置の方向に移動させた後に、該第2の加工位
置に向かって前記逆方向への搬送を行う様に構成したこ
とを特徴とする。
めになされた本発明のプレカット加工設備は、請求項1
に記載した様に、プレカット加工機の加工ヘッドの移動
範囲内に設定される第1の加工位置へと搬入された木材
の先端部を前記加工ヘッドで加工した後、該加工ヘッド
を前記第1の加工位置から退避させると共に、前記木材
をさらに搬送して前記第1の加工位置から一旦搬出した
後に該木材を逆方向に搬送して当該木材の後端部を加工
するための第2の加工位置へと搬入し、該第2の加工位
置で前記木材の後端部を加工する様にしたプレカット加
工設備において、前記第1の加工位置と前記第2の加工
位置とを、前記第1の加工位置での木材加工中に前記第
2の加工位置への木材の搬入を可能とし、かつ、前記第
2の加工位置での木材加工中に前記第1の加工位置から
の木材の搬出と該第1の加工位置への木材の搬入とを可
能とする様に、前記加工ヘッドの移動範囲内でずらして
設定すると共に、前記第1の加工位置から先の木材搬送
路を、該第1の加工位置から一旦搬出した木材を前記第
2の加工位置の方向に移動させた後に、該第2の加工位
置に向かって前記逆方向への搬送を行う様に構成したこ
とを特徴とする。
【0010】この請求項1記載のプレカット加工設備に
よれば、上記構成により、第1の加工位置から木材を搬
出しつつ次の木材を第1の加工位置へ搬入しているとき
に、加工ヘッドを第2の加工位置に移動させて第2の加
工位置での木材後端部の加工を行うことが可能である。
逆に、第1の加工位置での木材先端部の加工中には第2
の加工位置への木材の搬入が可能である。
よれば、上記構成により、第1の加工位置から木材を搬
出しつつ次の木材を第1の加工位置へ搬入しているとき
に、加工ヘッドを第2の加工位置に移動させて第2の加
工位置での木材後端部の加工を行うことが可能である。
逆に、第1の加工位置での木材先端部の加工中には第2
の加工位置への木材の搬入が可能である。
【0011】このプレカット加工設備では、1本目の木
材の先端部を加工した後、これを搬出しつつ2本目の木
材を第1の加工位置へセットし、続けて第1の加工位置
での2本目の木材の先端部の加工を行う様にすれば、そ
の間に、1本目の木材を第2の加工位置へと搬入してお
くことができる。そして、第2の加工位置で1本目の木
材の後端部を加工している間に、2本目の木材を第1の
加工位置から搬出すると共に3本目の木材を第1の加工
位置へ搬入しておくことができる。この結果、最初の1
回は待ち時間が生じるものの、その後は、第1の加工位
置、第2の加工位置、第1の加工位置、第2の加工位
置、…と、待ち時間なしに木材の先端部及び後端部の加
工を実行することができる。
材の先端部を加工した後、これを搬出しつつ2本目の木
材を第1の加工位置へセットし、続けて第1の加工位置
での2本目の木材の先端部の加工を行う様にすれば、そ
の間に、1本目の木材を第2の加工位置へと搬入してお
くことができる。そして、第2の加工位置で1本目の木
材の後端部を加工している間に、2本目の木材を第1の
加工位置から搬出すると共に3本目の木材を第1の加工
位置へ搬入しておくことができる。この結果、最初の1
回は待ち時間が生じるものの、その後は、第1の加工位
置、第2の加工位置、第1の加工位置、第2の加工位
置、…と、待ち時間なしに木材の先端部及び後端部の加
工を実行することができる。
【0012】この請求項1記載のプレカット加工設備を
より具体的に示すと、請求項2に記載した様に、固定ベ
ース上を前後、左右及び上下に移動可能な加工ヘッドを
備えるプレカット加工機と、前記加工ヘッドの移動範囲
内を通過する1本の木材搬送ラインを形成するように空
所をあけて配置される木材搬入手段及び木材搬出手段
と、該木材搬入手段によって前記空所へ搬送されて来る
木材の先端部を前記空所部分に設定される第1の加工位
置に臨ませて固定する第1の木材固定手段と、前記木材
搬入手段と前記木材搬出手段とを連絡する連絡位置と前
記第1の加工位置での木材加工に支障のない退避位置と
の間を移動可能に設けられる中間搬送手段と、前記木材
搬出手段と同じ側に設けられ、前記中間搬送手段を前記
連絡位置に移動させているときに前記加工ヘッドを退避
させておく範囲内に設定される第2の加工位置に木材を
搬入する第2の木材搬入手段と、前記木材搬出手段から
前記第2の木材搬入手段へと木材を受け渡す木材受渡手
段と、前記第2の木材搬入手段によって搬送されて来る
木材の先端部を、前記第2の加工位置に臨ませて固定す
る第2の木材固定手段とを備え、前記第1の加工位置と
前記第2の加工位置とを、前記第1の加工位置での木材
加工中に前記第2の加工位置への木材の搬入を可能と
し、かつ、前記第2の加工位置での木材加工中に前記第
1の加工位置からの木材の搬出と該第1の加工位置への
木材の搬入とを可能とする様に、前記加工ヘッドの移動
範囲内でずらして設定してあることを特徴とするプレカ
ット加工設備をあげることができる。
より具体的に示すと、請求項2に記載した様に、固定ベ
ース上を前後、左右及び上下に移動可能な加工ヘッドを
備えるプレカット加工機と、前記加工ヘッドの移動範囲
内を通過する1本の木材搬送ラインを形成するように空
所をあけて配置される木材搬入手段及び木材搬出手段
と、該木材搬入手段によって前記空所へ搬送されて来る
木材の先端部を前記空所部分に設定される第1の加工位
置に臨ませて固定する第1の木材固定手段と、前記木材
搬入手段と前記木材搬出手段とを連絡する連絡位置と前
記第1の加工位置での木材加工に支障のない退避位置と
の間を移動可能に設けられる中間搬送手段と、前記木材
搬出手段と同じ側に設けられ、前記中間搬送手段を前記
連絡位置に移動させているときに前記加工ヘッドを退避
させておく範囲内に設定される第2の加工位置に木材を
搬入する第2の木材搬入手段と、前記木材搬出手段から
前記第2の木材搬入手段へと木材を受け渡す木材受渡手
段と、前記第2の木材搬入手段によって搬送されて来る
木材の先端部を、前記第2の加工位置に臨ませて固定す
る第2の木材固定手段とを備え、前記第1の加工位置と
前記第2の加工位置とを、前記第1の加工位置での木材
加工中に前記第2の加工位置への木材の搬入を可能と
し、かつ、前記第2の加工位置での木材加工中に前記第
1の加工位置からの木材の搬出と該第1の加工位置への
木材の搬入とを可能とする様に、前記加工ヘッドの移動
範囲内でずらして設定してあることを特徴とするプレカ
ット加工設備をあげることができる。
【0013】この請求項2記載のプレカット加工設備に
よれば、まず最初に、木材搬入手段によって第1の加工
位置に向かって木材を搬入すると共に第1の固定手段で
これを固定して第1の加工位置に先端部分が臨む様に木
材をセットする。次に、加工ヘッドを第1の加工位置へ
移動させて木材の加工を行う。なお、このときは中間搬
送手段は退避位置へ移動させておく。
よれば、まず最初に、木材搬入手段によって第1の加工
位置に向かって木材を搬入すると共に第1の固定手段で
これを固定して第1の加工位置に先端部分が臨む様に木
材をセットする。次に、加工ヘッドを第1の加工位置へ
移動させて木材の加工を行う。なお、このときは中間搬
送手段は退避位置へ移動させておく。
【0014】次に、加工ヘッドを第1の加工位置から退
避させると共に中間搬送手段を連絡位置へ移動させて加
工済みの木材を木材搬入手段(以下、「第1の木材搬入
手段」とよぶ。)から木材搬出手段へと搬送する。
避させると共に中間搬送手段を連絡位置へ移動させて加
工済みの木材を木材搬入手段(以下、「第1の木材搬入
手段」とよぶ。)から木材搬出手段へと搬送する。
【0015】続いて、木材受渡手段によって木材搬出手
段上の木材を第2の木材搬入手段上へ受け渡し、第2の
木材搬入手段によって第2の加工位置へ向けて木材を搬
入する。この間に、第1の木材搬入手段上に次に加工す
べき木材を投入して第1の加工位置へ向けて木材を搬入
し、第1の固定手段にてこれを固定して第1の加工位置
へと木材をセットしておく。
段上の木材を第2の木材搬入手段上へ受け渡し、第2の
木材搬入手段によって第2の加工位置へ向けて木材を搬
入する。この間に、第1の木材搬入手段上に次に加工す
べき木材を投入して第1の加工位置へ向けて木材を搬入
し、第1の固定手段にてこれを固定して第1の加工位置
へと木材をセットしておく。
【0016】この第1の加工位置への木材のセットが完
了したら、再び中間搬送手段を退避位置へ移動させると
共に加工ヘッドを第1の加工位置へ移動させ、2本目の
木材の加工を行う。この間に、第2の搬送手段によって
第2の加工位置へ搬入された木材を第2の固定手段によ
って第2の加工位置にセットしておく。
了したら、再び中間搬送手段を退避位置へ移動させると
共に加工ヘッドを第1の加工位置へ移動させ、2本目の
木材の加工を行う。この間に、第2の搬送手段によって
第2の加工位置へ搬入された木材を第2の固定手段によ
って第2の加工位置にセットしておく。
【0017】この結果、2本目の木材に対する第1の加
工位置での加工が完了したら直ちに、加工ヘッドを第2
の加工位置へ移動させて第2の加工位置での木材加工を
開始することができる。そして、この第2の加工位置で
の木材加工の最中に、中間搬送手段を連絡位置へ移動さ
せて第1の搬入手段から搬出手段へと木材を搬出してお
くと共に、次に加工すべき木材を第1の搬入手段で送り
込み、第1の固定手段によって第1の加工位置へセット
しておく。
工位置での加工が完了したら直ちに、加工ヘッドを第2
の加工位置へ移動させて第2の加工位置での木材加工を
開始することができる。そして、この第2の加工位置で
の木材加工の最中に、中間搬送手段を連絡位置へ移動さ
せて第1の搬入手段から搬出手段へと木材を搬出してお
くと共に、次に加工すべき木材を第1の搬入手段で送り
込み、第1の固定手段によって第1の加工位置へセット
しておく。
【0018】以上の様にすることで、第2の加工位置で
の加工終了後に直ちに第1の加工位置での加工に移行す
ることができ、以下、第2の加工位置、第1の加工位
置、第2の加工位置、第1の加工位置、…と、待ち時間
なしに木材の加工を行うことができる。
の加工終了後に直ちに第1の加工位置での加工に移行す
ることができ、以下、第2の加工位置、第1の加工位
置、第2の加工位置、第1の加工位置、…と、待ち時間
なしに木材の加工を行うことができる。
【0019】ここで、第2の加工位置は、第1の加工位
置からの木材の搬出と、次に加工すべき木材を第1の加
工位置へ搬入固定するのに支障がなければ、第1の加工
位置の上方であっても構わない。しかし、上方に第2の
加工位置を設定する場合、第2の搬入手段を高い位置へ
設けなければならず、装置全体の高さを大きくしてしま
う。また、木材搬出手段から第2の木材搬入手段への木
材の受け渡しが複雑になる。
置からの木材の搬出と、次に加工すべき木材を第1の加
工位置へ搬入固定するのに支障がなければ、第1の加工
位置の上方であっても構わない。しかし、上方に第2の
加工位置を設定する場合、第2の搬入手段を高い位置へ
設けなければならず、装置全体の高さを大きくしてしま
う。また、木材搬出手段から第2の木材搬入手段への木
材の受け渡しが複雑になる。
【0020】そこで、本発明の目的を達成しつつ木材の
受け渡しを簡単にするものとして、請求項3に記載の様
に、この請求項2記載のプレカット加工設備において、
前記第1,第2の加工位置を、互いに前後方向にずらし
て設定し、前記中間搬送手段を、前記固定ベース上での
前後方向の移動によって前記連絡位置と前記退避位置と
の間を移動する手段として構成し、前記木材受渡手段
を、前記木材搬出手段上の木材を横移動させて前記第2
の木材搬入手段へと受け渡す手段として構成することが
できる。
受け渡しを簡単にするものとして、請求項3に記載の様
に、この請求項2記載のプレカット加工設備において、
前記第1,第2の加工位置を、互いに前後方向にずらし
て設定し、前記中間搬送手段を、前記固定ベース上での
前後方向の移動によって前記連絡位置と前記退避位置と
の間を移動する手段として構成し、前記木材受渡手段
を、前記木材搬出手段上の木材を横移動させて前記第2
の木材搬入手段へと受け渡す手段として構成することが
できる。
【0021】この請求項3記載のプレカット加工設備に
よれば、木材搬出手段から第2の木材搬入手段への木材
の受け渡しが横移動になり、受け渡し方法が簡単にな
る。また、装置全体の高さも大きくならない。さらに、
中間搬送手段も前後方向の移動によるので、例えば加工
ヘッドが前後方向移動用にガイドレールを備えるなら
ば、このガイドレールを共用することができる。
よれば、木材搬出手段から第2の木材搬入手段への木材
の受け渡しが横移動になり、受け渡し方法が簡単にな
る。また、装置全体の高さも大きくならない。さらに、
中間搬送手段も前後方向の移動によるので、例えば加工
ヘッドが前後方向移動用にガイドレールを備えるなら
ば、このガイドレールを共用することができる。
【0022】ここで、例えば、中間搬送手段として幅広
のものを採用すれば、その駆動源を加工ヘッドの前後方
向移動用の駆動源と共用させることも理論的には可能で
あるが、この場合、第1の木材搬入手段から木材搬出手
段へと木材を搬送するときに中間搬送手段によって木材
が左右に振られて安定しなくなるおそれがある。
のものを採用すれば、その駆動源を加工ヘッドの前後方
向移動用の駆動源と共用させることも理論的には可能で
あるが、この場合、第1の木材搬入手段から木材搬出手
段へと木材を搬送するときに中間搬送手段によって木材
が左右に振られて安定しなくなるおそれがある。
【0023】そこで、かかる問題をも解決するものとし
て、請求項4に記載した様に、請求項3記載のプレカッ
ト加工設備において、前記中間搬送手段を移動させるた
めの駆動源と、前記加工ヘッドを移動させるための駆動
源とを別々に設ける様にするとよい。
て、請求項4に記載した様に、請求項3記載のプレカッ
ト加工設備において、前記中間搬送手段を移動させるた
めの駆動源と、前記加工ヘッドを移動させるための駆動
源とを別々に設ける様にするとよい。
【0024】この請求項4に記載したプレカット加工設
備によれば、中間搬送手段と加工ヘッドの駆動源を別々
にしているので、中間搬送手段を連絡位置へ移動させて
いるときに、中間搬送手段が加工ヘッドの動作の影響を
受けることがなく、スムーズに木材の搬送を行うことが
できる。また、中間搬送手段を幅広のものとする必要も
ない。
備によれば、中間搬送手段と加工ヘッドの駆動源を別々
にしているので、中間搬送手段を連絡位置へ移動させて
いるときに、中間搬送手段が加工ヘッドの動作の影響を
受けることがなく、スムーズに木材の搬送を行うことが
できる。また、中間搬送手段を幅広のものとする必要も
ない。
【0025】なお、工場全体の設備としては、請求項5
に記載した様に、これら請求項2〜請求項4のいずれか
記載のプレカット加工設備において、さらに、前記木材
搬入手段上へ木材を投入する木材投入手段と、前記第2
の木材搬入手段上から木材を運び出す木材運び出し手段
とを備える様にするとよい。これにより、両端を加工さ
れていない木材を次々と第1の木材搬入手段へ投入し、
両端の加工が済んだ木材は次々と第2の木材搬入手段上
から運び出すことができる。
に記載した様に、これら請求項2〜請求項4のいずれか
記載のプレカット加工設備において、さらに、前記木材
搬入手段上へ木材を投入する木材投入手段と、前記第2
の木材搬入手段上から木材を運び出す木材運び出し手段
とを備える様にするとよい。これにより、両端を加工さ
れていない木材を次々と第1の木材搬入手段へ投入し、
両端の加工が済んだ木材は次々と第2の木材搬入手段上
から運び出すことができる。
【0026】また、本発明の目的を達成する上で有用な
プレカット加工機として、請求項6に記載した様に、固
定ベース上を前後方向に移動可能に設けられる第1のス
ライドベースと、該第1のスライドベース上を左右方向
に移動可能に設けられる第2のスライドベースと、該第
2のスライドベース上に立設されたガイドに沿って昇降
する昇降体と、該昇降体の前面に回転可能に設けられ、
木材加工用の工具を放射状に複数種類装着されるターレ
ットモータベースと、前記固定ベースの左右一方側に取
り付けられ、該固定ベース上へ木材を搬入する搬入用コ
ンベアと、該搬入用コンベアの手前に出没する様に設け
られ、該搬入用コンベアによって搬入される木材の先端
を当接させて停止させる第1のストッパと、該第1のス
トッパによって停止された木材をクランプする第1のク
ランパと、前記搬入用コンベアの木材搬入方向延長線上
で前記工具による木材加工動作を可能とする間隔をあけ
て前記固定ベースに取り付けられ、前記固定ベース上か
ら木材を搬出する搬出用コンベアと、該搬出用コンベア
と前記搬入用コンベアとの間を連絡する連絡位置と、該
連絡位置の前方に設定され、前記搬入用コンベアと前記
搬出用コンベアとの間の空間で前記工具による木材加工
動作を可能ならしめる退避位置との間を、前記固定ベー
ス上で移動可能に設けられる中間コンベアと、前記固定
ベースに対して前記搬出用コンベアと同じ側において、
該搬出用コンベアよりも後方に間隔をおいて取り付けら
れ、前記固定ベース上へ木材を搬入すると共に、該固定
ベース上から木材を搬出する搬入・搬出用コンベアと、
該搬入・搬出用コンベアの手前へ出没する様に設けら
れ、該搬入・搬出用コンベアによって搬入される木材の
先端を当接させて停止させる第2のストッパと、該第2
のストッパによって停止された木材をクランプする第2
のクランパとを備え、前記搬出用コンベアと前記搬入・
搬出用コンベアとの間隔を、前記第2のクランパによっ
てクランプされた木材に対して前記工具による木材加工
動作を実施しているときに、前記中間コンベアを前記連
絡位置に移動可能とする様に設定したプレカット加工機
をあげることができる。
プレカット加工機として、請求項6に記載した様に、固
定ベース上を前後方向に移動可能に設けられる第1のス
ライドベースと、該第1のスライドベース上を左右方向
に移動可能に設けられる第2のスライドベースと、該第
2のスライドベース上に立設されたガイドに沿って昇降
する昇降体と、該昇降体の前面に回転可能に設けられ、
木材加工用の工具を放射状に複数種類装着されるターレ
ットモータベースと、前記固定ベースの左右一方側に取
り付けられ、該固定ベース上へ木材を搬入する搬入用コ
ンベアと、該搬入用コンベアの手前に出没する様に設け
られ、該搬入用コンベアによって搬入される木材の先端
を当接させて停止させる第1のストッパと、該第1のス
トッパによって停止された木材をクランプする第1のク
ランパと、前記搬入用コンベアの木材搬入方向延長線上
で前記工具による木材加工動作を可能とする間隔をあけ
て前記固定ベースに取り付けられ、前記固定ベース上か
ら木材を搬出する搬出用コンベアと、該搬出用コンベア
と前記搬入用コンベアとの間を連絡する連絡位置と、該
連絡位置の前方に設定され、前記搬入用コンベアと前記
搬出用コンベアとの間の空間で前記工具による木材加工
動作を可能ならしめる退避位置との間を、前記固定ベー
ス上で移動可能に設けられる中間コンベアと、前記固定
ベースに対して前記搬出用コンベアと同じ側において、
該搬出用コンベアよりも後方に間隔をおいて取り付けら
れ、前記固定ベース上へ木材を搬入すると共に、該固定
ベース上から木材を搬出する搬入・搬出用コンベアと、
該搬入・搬出用コンベアの手前へ出没する様に設けら
れ、該搬入・搬出用コンベアによって搬入される木材の
先端を当接させて停止させる第2のストッパと、該第2
のストッパによって停止された木材をクランプする第2
のクランパとを備え、前記搬出用コンベアと前記搬入・
搬出用コンベアとの間隔を、前記第2のクランパによっ
てクランプされた木材に対して前記工具による木材加工
動作を実施しているときに、前記中間コンベアを前記連
絡位置に移動可能とする様に設定したプレカット加工機
をあげることができる。
【0027】この請求項6記載のプレカット加工機によ
れば、搬入用コンベアにて木材を送り込む際に、この搬
入用コンベアの手前に第1のストッパを突出させてお
く。これにより、搬入用コンベア上を搬送されてきた木
材を第1の加工位置に停止させることができる。なお、
このとき、搬入用コンベアの搬送動作をそのまま継続さ
せておくことで、第1のストッパに木材を押し付けるこ
とができる。こうして第1のストッパに木材を押し付け
た状態にした上で、第1のクランパによるクランプ動作
を実行させ、木材を第1の加工位置にその先端が臨む状
態で固定する。この後、第1のストッパを搬入用コンベ
アの手前位置から没入させ、ターレットモータベースを
回転させ、第1の加工位置で用いるべき工具を選択する
と共に、第1のスライドベースの前進、第2のスライド
ベースの左右移動、昇降体の上下移動を行い、第1の加
工位置における木材の加工を実行する。なお、このと
き、中間コンベアは退避位置に移動させておく。
れば、搬入用コンベアにて木材を送り込む際に、この搬
入用コンベアの手前に第1のストッパを突出させてお
く。これにより、搬入用コンベア上を搬送されてきた木
材を第1の加工位置に停止させることができる。なお、
このとき、搬入用コンベアの搬送動作をそのまま継続さ
せておくことで、第1のストッパに木材を押し付けるこ
とができる。こうして第1のストッパに木材を押し付け
た状態にした上で、第1のクランパによるクランプ動作
を実行させ、木材を第1の加工位置にその先端が臨む状
態で固定する。この後、第1のストッパを搬入用コンベ
アの手前位置から没入させ、ターレットモータベースを
回転させ、第1の加工位置で用いるべき工具を選択する
と共に、第1のスライドベースの前進、第2のスライド
ベースの左右移動、昇降体の上下移動を行い、第1の加
工位置における木材の加工を実行する。なお、このと
き、中間コンベアは退避位置に移動させておく。
【0028】こうして第1の加工位置での木材加工が完
了したら、第1のクランパをアンクランプ状態にすると
共に、第1のスライドベースを後方へ移動させて第1の
加工位置から工具を退避させる。また、中間コンベアを
連絡位置へ移動させる。そして、搬入用コンベア、中間
コンベア及び搬出用コンベアを同方向に駆動して木材を
固定ベース上から一旦搬出する。
了したら、第1のクランパをアンクランプ状態にすると
共に、第1のスライドベースを後方へ移動させて第1の
加工位置から工具を退避させる。また、中間コンベアを
連絡位置へ移動させる。そして、搬入用コンベア、中間
コンベア及び搬出用コンベアを同方向に駆動して木材を
固定ベース上から一旦搬出する。
【0029】こうして加工済みの木材を固定ベース上か
ら搬出した後、何らかの木材受渡機構にて搬出用コンベ
ア上の木材を横移動させて搬入・搬出用コンベア上へと
受け渡せばよい。この木材受渡機構は、プレカット加工
機自体が備えている必要はなく、工場設備として設置す
る際に別途備えればよい。また、搬入用コンベア、搬出
用コンベア及び搬入・搬出用コンベアも、それぞれは数
ロール〜十数ロール程度の短いローラコンベアで構成し
ておき、それぞれの先に別途長いローラコンベアを設置
するなどして工場全体の設備を構成すればよい。
ら搬出した後、何らかの木材受渡機構にて搬出用コンベ
ア上の木材を横移動させて搬入・搬出用コンベア上へと
受け渡せばよい。この木材受渡機構は、プレカット加工
機自体が備えている必要はなく、工場設備として設置す
る際に別途備えればよい。また、搬入用コンベア、搬出
用コンベア及び搬入・搬出用コンベアも、それぞれは数
ロール〜十数ロール程度の短いローラコンベアで構成し
ておき、それぞれの先に別途長いローラコンベアを設置
するなどして工場全体の設備を構成すればよい。
【0030】こうして搬入・搬出用コンベア上に木材を
移動させた後は、搬入・搬出用コンベアにて木材の搬入
動作を実行して木材を固定ベース上へ移動させる。この
とき、第2のストッパを搬入・搬出用コンベアの手前に
突出させておき、木材を第2の加工位置にその先端を臨
ませる様に停止させた上で第2のクランパを作動させ
る。
移動させた後は、搬入・搬出用コンベアにて木材の搬入
動作を実行して木材を固定ベース上へ移動させる。この
とき、第2のストッパを搬入・搬出用コンベアの手前に
突出させておき、木材を第2の加工位置にその先端を臨
ませる様に停止させた上で第2のクランパを作動させ
る。
【0031】以上の動作の間に、搬入用コンベア上に2
本目の木材を投入して固定ベース上へ送り込み、第1の
ストッパ及び第1のクランパによってこの木材を第1の
加工位置にその先端を臨ませた状態で固定する動作を並
行して実行する。これにより、1本目の木材を第2の加
工位置へ固定するための動作を実行している間に2本目
の木材が第1の加工位置へセットされる。この2本目の
木材のセットが完了したら、直ちに中間コンベアを退避
位置へ移動すると共に第1のスライドベースを前進させ
て2本目の木材に対する第1の加工位置での加工を開始
する。
本目の木材を投入して固定ベース上へ送り込み、第1の
ストッパ及び第1のクランパによってこの木材を第1の
加工位置にその先端を臨ませた状態で固定する動作を並
行して実行する。これにより、1本目の木材を第2の加
工位置へ固定するための動作を実行している間に2本目
の木材が第1の加工位置へセットされる。この2本目の
木材のセットが完了したら、直ちに中間コンベアを退避
位置へ移動すると共に第1のスライドベースを前進させ
て2本目の木材に対する第1の加工位置での加工を開始
する。
【0032】そして、2本目の木材に対する第1の加工
位置での加工が完了したら直ちに第2の加工位置へと工
具を移動させ、1本目の木材に対する第2の加工位置で
の加工を開始する。この第2の加工位置での加工を行っ
ている間に、中間コンベアを再び連絡位置へと移動させ
て2本目の木材の搬出を行うと共に、続けて第1のスト
ッパを突出させると共に第1のクランパを動作させ、第
1の加工位置への3本目の木材のセッティングを実行す
る。
位置での加工が完了したら直ちに第2の加工位置へと工
具を移動させ、1本目の木材に対する第2の加工位置で
の加工を開始する。この第2の加工位置での加工を行っ
ている間に、中間コンベアを再び連絡位置へと移動させ
て2本目の木材の搬出を行うと共に、続けて第1のスト
ッパを突出させると共に第1のクランパを動作させ、第
1の加工位置への3本目の木材のセッティングを実行す
る。
【0033】従って、第2の加工位置での1本目の木材
に対する加工動作が終了したら、直ちに第1の加工位置
での木材加工に移行することができる。そして、第1の
加工位置での木材加工の実行中に、第2のクランパをア
ンクランプ状態とすると共に搬入・搬出用コンベアに搬
出動作を実行させて両端加工済みの木材を搬出する。そ
して、搬入・搬出用コンベア上から両端加工済みの木材
を運び出すと共に次の木材を搬出用コンベアから搬入・
搬出用コンベア上へ移し替え、以下、上述の動作を繰り
返すことにより、待ち時間なしに次々と木材の両端加工
を行うことができる。なお、搬入・搬出用コンベア上か
ら木材を運び出すための装置としては、例えばチェーン
スラッシャなどを別途設置すればよい。
に対する加工動作が終了したら、直ちに第1の加工位置
での木材加工に移行することができる。そして、第1の
加工位置での木材加工の実行中に、第2のクランパをア
ンクランプ状態とすると共に搬入・搬出用コンベアに搬
出動作を実行させて両端加工済みの木材を搬出する。そ
して、搬入・搬出用コンベア上から両端加工済みの木材
を運び出すと共に次の木材を搬出用コンベアから搬入・
搬出用コンベア上へ移し替え、以下、上述の動作を繰り
返すことにより、待ち時間なしに次々と木材の両端加工
を行うことができる。なお、搬入・搬出用コンベア上か
ら木材を運び出すための装置としては、例えばチェーン
スラッシャなどを別途設置すればよい。
【0034】この様に、この請求項6記載のプレカット
加工機によれば、それ自身における第1の加工位置及び
第2の加工位置を前後方向にずらし、第1の加工位置で
の加工中に第2の加工位置での木材の停止及びクランプ
を可能にすると共に第2の加工位置での加工中に第1の
加工位置へ中間コンベアを移動可能でかつ第1のクラン
パ等によるクランプ動作も可能に構成してあるので、こ
の加工機を中心に、コンベア間の木材受渡装置や木材投
入装置、木材運び出し装置といったものを配置してやる
だけで、本発明の目的とするプレカット加工設備を簡単
に構成することができる。
加工機によれば、それ自身における第1の加工位置及び
第2の加工位置を前後方向にずらし、第1の加工位置で
の加工中に第2の加工位置での木材の停止及びクランプ
を可能にすると共に第2の加工位置での加工中に第1の
加工位置へ中間コンベアを移動可能でかつ第1のクラン
パ等によるクランプ動作も可能に構成してあるので、こ
の加工機を中心に、コンベア間の木材受渡装置や木材投
入装置、木材運び出し装置といったものを配置してやる
だけで、本発明の目的とするプレカット加工設備を簡単
に構成することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態を、
図面に従って説明する。実施の形態のプレカット加工設
備1は、図1の模式的構成図に示す様に、プレカット加
工機PCMと、このプレカット加工機PCMの右側に配
置される第1のローラコンベア群RC1と、この第1の
ローラコンベア群RC1の延長線上反対側に配置される
第2のローラコンベア群RC2と、この第2のローラコ
ンベア群RC2と同じ側で後方に平行にずれた位置に配
置される第3のローラコンベア群RC3と、第2のロー
ラコンベア群RC2から第3のローラコンベア群RC3
へと木材を横移動によって受け渡す木材受渡装置S1
と、前工程の装置から第1のローラコンベア群RC1上
へ横移動によって木材を投入する木材投入装置S2と、
第3のローラコンベア群RC3上の木材を横移動によっ
て後工程の装置あるいは木材ストック場所へと運び出す
木材搬出装置S3とによって構成されている。
図面に従って説明する。実施の形態のプレカット加工設
備1は、図1の模式的構成図に示す様に、プレカット加
工機PCMと、このプレカット加工機PCMの右側に配
置される第1のローラコンベア群RC1と、この第1の
ローラコンベア群RC1の延長線上反対側に配置される
第2のローラコンベア群RC2と、この第2のローラコ
ンベア群RC2と同じ側で後方に平行にずれた位置に配
置される第3のローラコンベア群RC3と、第2のロー
ラコンベア群RC2から第3のローラコンベア群RC3
へと木材を横移動によって受け渡す木材受渡装置S1
と、前工程の装置から第1のローラコンベア群RC1上
へ横移動によって木材を投入する木材投入装置S2と、
第3のローラコンベア群RC3上の木材を横移動によっ
て後工程の装置あるいは木材ストック場所へと運び出す
木材搬出装置S3とによって構成されている。
【0036】第1のローラコンベア群RC1は、プレカ
ット加工機PCMの固定ベース2の前方右側に取り付け
られた短いローラコンベアRC11(以下、「第1の固
定コンベアRC11」と呼ぶ。)と、その右側に別体で
設置された長いローラコンベアRC12(以下、「第1
のコンベア本体RC12」と呼ぶ。)とによって構成さ
れている。
ット加工機PCMの固定ベース2の前方右側に取り付け
られた短いローラコンベアRC11(以下、「第1の固
定コンベアRC11」と呼ぶ。)と、その右側に別体で
設置された長いローラコンベアRC12(以下、「第1
のコンベア本体RC12」と呼ぶ。)とによって構成さ
れている。
【0037】第2,第3のローラコンベア群RC2,R
C3も同様に、プレカット加工機PCMの固定ベース2
に取り付けられた短いローラコンベアRC21,RC3
1(以下、「第2の固定コンベアRC21、第3の固定
コンベアRC31」と呼ぶ。)と、それぞれの左側に別
体で設置された長いローラコンベアRC22,RC32
(以下、第2のローラコンベア本体RC22、第3のコ
ンベア本体RC32」と呼ぶ。)とによって構成されて
いる。
C3も同様に、プレカット加工機PCMの固定ベース2
に取り付けられた短いローラコンベアRC21,RC3
1(以下、「第2の固定コンベアRC21、第3の固定
コンベアRC31」と呼ぶ。)と、それぞれの左側に別
体で設置された長いローラコンベアRC22,RC32
(以下、第2のローラコンベア本体RC22、第3のコ
ンベア本体RC32」と呼ぶ。)とによって構成されて
いる。
【0038】ここで、木材受渡装置S1は、一例とし
て、第2のコンベア本体RC22の前方に配置されるエ
アシリンダ式のプッシャS11と、第2のコンベア本体
RC22と第3のコンベア本体RC32との間に配置さ
れる横移動用の台S12とによって構成されている。ま
た、木材投入装置S2及び木材搬出装置S3は、例え
ば、チェーンスラッシャなどによって構成することがで
きる。
て、第2のコンベア本体RC22の前方に配置されるエ
アシリンダ式のプッシャS11と、第2のコンベア本体
RC22と第3のコンベア本体RC32との間に配置さ
れる横移動用の台S12とによって構成されている。ま
た、木材投入装置S2及び木材搬出装置S3は、例え
ば、チェーンスラッシャなどによって構成することがで
きる。
【0039】また、プレカット加工機PCMは、その固
定ベース2の上を前後、左右及び上下に移動可能な加工
ヘッドHDを備えると共に、第1の固定コンベアRC1
1及第2の固定コンベアRC21の間を連絡する中間コ
ンベアRC4を前後方向移動可能に備えている。なお、
後述の様に、この中間コンベアRC4は、加工ヘッドH
Dとは別の駆駆動源によって前後方向に移動される様に
構成されている。
定ベース2の上を前後、左右及び上下に移動可能な加工
ヘッドHDを備えると共に、第1の固定コンベアRC1
1及第2の固定コンベアRC21の間を連絡する中間コ
ンベアRC4を前後方向移動可能に備えている。なお、
後述の様に、この中間コンベアRC4は、加工ヘッドH
Dとは別の駆駆動源によって前後方向に移動される様に
構成されている。
【0040】さらに、このプレカット加工機PCMで
は、第1の固定コンベアRC11の直近左側に木材の左
端の木口部をプレカット加工する第1の加工位置P1を
設定すると共に、第3の固定コンベアRC31の直近右
側に木材の右端の木口部をプレカット加工する第2の加
工位置P2を設定してある。
は、第1の固定コンベアRC11の直近左側に木材の左
端の木口部をプレカット加工する第1の加工位置P1を
設定すると共に、第3の固定コンベアRC31の直近右
側に木材の右端の木口部をプレカット加工する第2の加
工位置P2を設定してある。
【0041】次に、このプレカット加工設備1の中心と
なるプレカット加工機PCMの詳細について図2〜図4
を用いて説明する。なお、図2〜図4は、それぞれ平面
図、正面図及び右側面図を示すが、例えば図3では第2
の固定コンベアRC21を省略するなど、他の図に現れ
ている一部の部品を意図的に省略することによってそれ
ぞれを見易い図に加工してある。
なるプレカット加工機PCMの詳細について図2〜図4
を用いて説明する。なお、図2〜図4は、それぞれ平面
図、正面図及び右側面図を示すが、例えば図3では第2
の固定コンベアRC21を省略するなど、他の図に現れ
ている一部の部品を意図的に省略することによってそれ
ぞれを見易い図に加工してある。
【0042】本実施の形態におけるプレカット加工機P
CMは、図2に示す様に、固定ベース2上を移動可能に
設けられた加工ヘッドHDと、固定ベース2の右側前方
に配置される第1の固定コンベアRC11と、この第1
の固定コンベアRC11の反対側に配置される第2の固
定コンベアRC21と、第1,第2の固定コンベアRC
1,RC2の間を連絡する中間コンベアRC4と、固定
ベース2に対して第2の固定コンベアRC21と同じ側
で若干後方にずらして配置される第3の固定コンベアR
C31とを備えている。なお、第1〜第3の固定コンベ
アRC11〜RC31は、いずれも3〜4個のローラを
備える短いものであり、図1に関して既に述べた様に固
定ベース2に直接取り付けられている。
CMは、図2に示す様に、固定ベース2上を移動可能に
設けられた加工ヘッドHDと、固定ベース2の右側前方
に配置される第1の固定コンベアRC11と、この第1
の固定コンベアRC11の反対側に配置される第2の固
定コンベアRC21と、第1,第2の固定コンベアRC
1,RC2の間を連絡する中間コンベアRC4と、固定
ベース2に対して第2の固定コンベアRC21と同じ側
で若干後方にずらして配置される第3の固定コンベアR
C31とを備えている。なお、第1〜第3の固定コンベ
アRC11〜RC31は、いずれも3〜4個のローラを
備える短いものであり、図1に関して既に述べた様に固
定ベース2に直接取り付けられている。
【0043】まず、加工ヘッドHDについて説明する。
加工ヘッドHDは、図1〜図3のそれぞれに示す様に、
固定ベース2上を前後方向に伸びる前後方向レール1
1,11上を移動可能に設けられる前後方向スライドベ
ース12と、この前後方向スライドベース12上を左右
方向に伸びる左右方向レール13,13上を移動可能に
設けられる左右方向スライドベース14とを備えてい
る。また、この左右方向スライドベース14上には門形
フレーム15が立設されている。そして、加工ヘッドH
Dは、この門形フレーム15の前面に設けられた上下方
向レール16,16(図4参照)にガイドされて昇降す
る昇降体17と、この昇降体17の前面に回転可能に設
けられるターレットモータベース18とを備えている。
このターレットモータベース18は、90度ずつ間欠的
に回転角度を変更可能なものであり、その前面に木口加
工用の複数種類のカッタ刃T1〜T4が90度間隔で放
射状に装着されると共に、さらに、図2,図4に示す様
に、錐T5をも備えたものである。なお、図2について
は上方に伸びるカッタ刃T1を、また図3については錐
T5を省略して示している。また、図3は、図2,図4
に対して、ターレットモータベース18を反時計方向へ
90度回転させた状態の図となっている。
加工ヘッドHDは、図1〜図3のそれぞれに示す様に、
固定ベース2上を前後方向に伸びる前後方向レール1
1,11上を移動可能に設けられる前後方向スライドベ
ース12と、この前後方向スライドベース12上を左右
方向に伸びる左右方向レール13,13上を移動可能に
設けられる左右方向スライドベース14とを備えてい
る。また、この左右方向スライドベース14上には門形
フレーム15が立設されている。そして、加工ヘッドH
Dは、この門形フレーム15の前面に設けられた上下方
向レール16,16(図4参照)にガイドされて昇降す
る昇降体17と、この昇降体17の前面に回転可能に設
けられるターレットモータベース18とを備えている。
このターレットモータベース18は、90度ずつ間欠的
に回転角度を変更可能なものであり、その前面に木口加
工用の複数種類のカッタ刃T1〜T4が90度間隔で放
射状に装着されると共に、さらに、図2,図4に示す様
に、錐T5をも備えたものである。なお、図2について
は上方に伸びるカッタ刃T1を、また図3については錐
T5を省略して示している。また、図3は、図2,図4
に対して、ターレットモータベース18を反時計方向へ
90度回転させた状態の図となっている。
【0044】次に、前後方向スライドベース12、左右
方向スライドベース14及び昇降体17の駆動機構につ
いて説明する。
方向スライドベース14及び昇降体17の駆動機構につ
いて説明する。
【0045】まず、前後方向スライドベース12の駆動
源として、図2,図4に示す様に、固定ベース2の後方
に第1のACサーボモータM1が取り付けられている。
この第1のACサーボモータM1は、図示しないコント
ローラからの制御信号に基づき、図3に示す様に固定ベ
ース2上を前後方向に伸びる第1のネジ軸21を正逆回
転させることにより、この第1のネジ軸21に螺合する
第1のナット部材(図示略。前後方向スライドベース1
2の底面に固定されている。)とによって構成されるネ
ジ送り機構を利用して、前後方向スライドベース12を
移動制御する様に構成されている。
源として、図2,図4に示す様に、固定ベース2の後方
に第1のACサーボモータM1が取り付けられている。
この第1のACサーボモータM1は、図示しないコント
ローラからの制御信号に基づき、図3に示す様に固定ベ
ース2上を前後方向に伸びる第1のネジ軸21を正逆回
転させることにより、この第1のネジ軸21に螺合する
第1のナット部材(図示略。前後方向スライドベース1
2の底面に固定されている。)とによって構成されるネ
ジ送り機構を利用して、前後方向スライドベース12を
移動制御する様に構成されている。
【0046】また、左右方向スライドベース14の駆動
源として、図2に示す様に、前後方向スライドベース1
2の右側に第2のACサーボモータM2が取り付けられ
ている。この第2のACサーボモータM2も、図示しな
いコントローラからの制御信号に基づき、図2,図4に
示す様に前後方向スライドベース12上を左右方向に伸
びる第2のネジ軸22を正逆回転させることにより、こ
の第2のネジ軸22に螺合する第2のナット部材(こち
らも図示略。左右方向スライドベース14の底面に固定
されている。)とによって構成されるネジ送り機構を利
用して、左右方向スライドベース14を左右方向に移動
制御する様に構成されている。
源として、図2に示す様に、前後方向スライドベース1
2の右側に第2のACサーボモータM2が取り付けられ
ている。この第2のACサーボモータM2も、図示しな
いコントローラからの制御信号に基づき、図2,図4に
示す様に前後方向スライドベース12上を左右方向に伸
びる第2のネジ軸22を正逆回転させることにより、こ
の第2のネジ軸22に螺合する第2のナット部材(こち
らも図示略。左右方向スライドベース14の底面に固定
されている。)とによって構成されるネジ送り機構を利
用して、左右方向スライドベース14を左右方向に移動
制御する様に構成されている。
【0047】さらに、昇降体17の駆動源としては、図
3,図4に示す様に、門形ガイド15の上部に第3のA
CサーボモータM3が取り付けられている。この第3の
ACサーボモータM3も、図示しないコントローラから
の制御信号に基づいて、ネジ軸23を正逆回転させるこ
とにより、この第3のネジ軸23に螺合する第3のナッ
ト部材(こちらも図示略。昇降体17に固定されてい
る。)とによって構成されるネジ送り機構を利用して、
昇降体17を上下方向に移動制御する様になっている。
なお、昇降体17は、門形ガイド15の上部左右に取り
付けられているバランサ用エアシリンダAC1,AC2
のロッドAC1a,AC2aによって支持されることに
より、上下方向の移動がスムーズに行われる様に構成さ
れている。
3,図4に示す様に、門形ガイド15の上部に第3のA
CサーボモータM3が取り付けられている。この第3の
ACサーボモータM3も、図示しないコントローラから
の制御信号に基づいて、ネジ軸23を正逆回転させるこ
とにより、この第3のネジ軸23に螺合する第3のナッ
ト部材(こちらも図示略。昇降体17に固定されてい
る。)とによって構成されるネジ送り機構を利用して、
昇降体17を上下方向に移動制御する様になっている。
なお、昇降体17は、門形ガイド15の上部左右に取り
付けられているバランサ用エアシリンダAC1,AC2
のロッドAC1a,AC2aによって支持されることに
より、上下方向の移動がスムーズに行われる様に構成さ
れている。
【0048】次に、中間コンベアRC4について説明す
る。中間コンベアRC4は、図3に示す様に、固定ベー
ス2上を前後方向に伸びる前後方向レール11にガイド
されて前後方向移動可能な構成とされている。この中間
コンベアRC4の前後方向への移動を行うための駆動源
には固定ベース2上に固定されている第3のエアシリン
ダ(図示略)を用いている。具体的には、第3のエアシ
リンダのロッド先端を中間コンベアRC4の台枠RC4
a下部に取り付けたプレート部材RC4bに固定してお
き、ロッド伸長時には図2に一点鎖線で示す退避位置へ
と中間コンベアRC4を移動させ、ロッド縮小時には図
2に実線で示す連絡位置へと中間コンベアRC4を移動
させる様に構成されている。なお、この連絡位置は、図
示の通り、第1の固定コンベアRC11と第2の固定コ
ンベアRC21との間を連絡して第1の固定コンベアR
C11から第2の固定コンベアRC21へと木材Wを搬
送することができる様にする位置である。また、退避位
置は、第1の加工位置P1において加工ヘッドHDによ
るプレカット加工を行う際にその妨げにならない位置に
なっている。また、この中間コンベアRC4の各送りロ
ーラは、チェーンCH1によって回転される駆動ローラ
として構成されている。このチェーンCH1を駆動する
ためのモータM4は、台枠RC4aにギヤボックスG1
を介して取り付けられている。
る。中間コンベアRC4は、図3に示す様に、固定ベー
ス2上を前後方向に伸びる前後方向レール11にガイド
されて前後方向移動可能な構成とされている。この中間
コンベアRC4の前後方向への移動を行うための駆動源
には固定ベース2上に固定されている第3のエアシリン
ダ(図示略)を用いている。具体的には、第3のエアシ
リンダのロッド先端を中間コンベアRC4の台枠RC4
a下部に取り付けたプレート部材RC4bに固定してお
き、ロッド伸長時には図2に一点鎖線で示す退避位置へ
と中間コンベアRC4を移動させ、ロッド縮小時には図
2に実線で示す連絡位置へと中間コンベアRC4を移動
させる様に構成されている。なお、この連絡位置は、図
示の通り、第1の固定コンベアRC11と第2の固定コ
ンベアRC21との間を連絡して第1の固定コンベアR
C11から第2の固定コンベアRC21へと木材Wを搬
送することができる様にする位置である。また、退避位
置は、第1の加工位置P1において加工ヘッドHDによ
るプレカット加工を行う際にその妨げにならない位置に
なっている。また、この中間コンベアRC4の各送りロ
ーラは、チェーンCH1によって回転される駆動ローラ
として構成されている。このチェーンCH1を駆動する
ためのモータM4は、台枠RC4aにギヤボックスG1
を介して取り付けられている。
【0049】次に、第1の固定コンベアRC11の直近
左側に設定される第1の加工位置P1に木材Wの左端を
臨ませて固定するための機構について説明する。
左側に設定される第1の加工位置P1に木材Wの左端を
臨ませて固定するための機構について説明する。
【0050】図3に示す様に、第1の固定コンベアRC
11は、その固定台RC11aに取り付けられているモ
ータM5によって駆動されるチェーンCH2により各ロ
ーラを正逆回転可能とされている。また、第1のローラ
コンベアRC11の側面には、図2において前後方向に
接近・離間する横押さえ用クランパ31が備えられてい
る。この横押さえ用クランパ31は、図示省略した油圧
駆動装置によって駆動される様になっている。また、図
3,図4に示す様に、固定台RC11aの側面には支柱
32が取り付けられており、この支柱32の上端部分
に、図3に示す様に、油圧シリンダOC1によって上下
動される上押さえ用クランパ33が備えられている。横
押さえ用クランパ31及び上押さえ用クランパ33の駆
動源に油圧を用いているのは、木材Wをしっかりとクラ
ンプするためである。もちろん、クランパ31,33の
駆動源としては、油圧の変わりに、大口径のエアシリン
ダを用いる様にしても構わない。なお、図3,図4に示
す様に、この上押さえ用クランパ33の右側には、エア
シリンダAC3によって上下動される遊転ローラ34も
備えられている。この遊転ローラ34は、第1の固定コ
ンベアRC11による木材搬送の際に、木材Wの上面を
軽く押さえて浮き上がりを防止しつつスムーズな搬送を
行うためのものである。
11は、その固定台RC11aに取り付けられているモ
ータM5によって駆動されるチェーンCH2により各ロ
ーラを正逆回転可能とされている。また、第1のローラ
コンベアRC11の側面には、図2において前後方向に
接近・離間する横押さえ用クランパ31が備えられてい
る。この横押さえ用クランパ31は、図示省略した油圧
駆動装置によって駆動される様になっている。また、図
3,図4に示す様に、固定台RC11aの側面には支柱
32が取り付けられており、この支柱32の上端部分
に、図3に示す様に、油圧シリンダOC1によって上下
動される上押さえ用クランパ33が備えられている。横
押さえ用クランパ31及び上押さえ用クランパ33の駆
動源に油圧を用いているのは、木材Wをしっかりとクラ
ンプするためである。もちろん、クランパ31,33の
駆動源としては、油圧の変わりに、大口径のエアシリン
ダを用いる様にしても構わない。なお、図3,図4に示
す様に、この上押さえ用クランパ33の右側には、エア
シリンダAC3によって上下動される遊転ローラ34も
備えられている。この遊転ローラ34は、第1の固定コ
ンベアRC11による木材搬送の際に、木材Wの上面を
軽く押さえて浮き上がりを防止しつつスムーズな搬送を
行うためのものである。
【0051】また、この第1の固定コンベアRC11の
左側には、第1の加工位置P1を取り囲む様にフード3
5が取り付けられている。このフード35には図示しな
い粉塵排出ダクトが接続され、第1の加工位置における
木口部のプレカット時に発生する粉塵を周囲にまき散ら
すことなく回収することができるようになっている。な
お、このフード35は、図2,図4では図示を省略して
いる。
左側には、第1の加工位置P1を取り囲む様にフード3
5が取り付けられている。このフード35には図示しな
い粉塵排出ダクトが接続され、第1の加工位置における
木口部のプレカット時に発生する粉塵を周囲にまき散ら
すことなく回収することができるようになっている。な
お、このフード35は、図2,図4では図示を省略して
いる。
【0052】さらに、第1の固定コンベアRC11の左
側には、図2,図4に示す様に、第1の加工位置P1に
木材Wの左端を臨ませて停止させるための第1のストッ
パ41が設けられている。この第1のストッパ41は、
図2に示す様に、固定ベース2から立設された支柱42
に回動可能に取り付けられており、前述のフード35の
外側に逃げ出す没入位置(図4の一点鎖線の位置)と、
このフード35内に侵入して第1の固定コンベアRC1
1上を送られてくる木材Wを停止させる突出位置(図4
の実線の位置)との間を回動可能に構成されている。な
お、この第1のストッパ41は、図2,図4に示す様
に、その回動中心の後方に伸びるレバー41aを押し上
げたり引き下げたりするエアシリンダAC4によって回
動される様になっている。このエアシリンダAC4は、
図2に示す様に、支柱42に固定されている。また、図
2において、支柱42を挟んで第1のストッパ41の反
対側には、木材Wが第1のストッパ41に衝突した際の
衝撃を吸収しつつ正確な位置に木材Wの先端を停止させ
るために、第1のストッパ41用としての衝撃吸収機能
を有する軸受43が取り付けられている。
側には、図2,図4に示す様に、第1の加工位置P1に
木材Wの左端を臨ませて停止させるための第1のストッ
パ41が設けられている。この第1のストッパ41は、
図2に示す様に、固定ベース2から立設された支柱42
に回動可能に取り付けられており、前述のフード35の
外側に逃げ出す没入位置(図4の一点鎖線の位置)と、
このフード35内に侵入して第1の固定コンベアRC1
1上を送られてくる木材Wを停止させる突出位置(図4
の実線の位置)との間を回動可能に構成されている。な
お、この第1のストッパ41は、図2,図4に示す様
に、その回動中心の後方に伸びるレバー41aを押し上
げたり引き下げたりするエアシリンダAC4によって回
動される様になっている。このエアシリンダAC4は、
図2に示す様に、支柱42に固定されている。また、図
2において、支柱42を挟んで第1のストッパ41の反
対側には、木材Wが第1のストッパ41に衝突した際の
衝撃を吸収しつつ正確な位置に木材Wの先端を停止させ
るために、第1のストッパ41用としての衝撃吸収機能
を有する軸受43が取り付けられている。
【0053】この様な機構により、第1の固定コンベア
RC11上を右から左へと木材Wを搬送してくるとき、
まず、第1のストッパ41を突出状態にしておく。そし
て、第1のストッパ41に木材を当接させた後も第1の
固定コンベアRC11による木材送り動作を続行し、こ
の間に横押さえ用クランパ31及び上押さえ用クランパ
33を駆動して木材Wの上下及び側面をクランプして固
定する。なお、横押さえ用クランパ31及び上押さえ用
クランパ33を、以下、総称して第1のクランパ31,
33と呼ぶ。
RC11上を右から左へと木材Wを搬送してくるとき、
まず、第1のストッパ41を突出状態にしておく。そし
て、第1のストッパ41に木材を当接させた後も第1の
固定コンベアRC11による木材送り動作を続行し、こ
の間に横押さえ用クランパ31及び上押さえ用クランパ
33を駆動して木材Wの上下及び側面をクランプして固
定する。なお、横押さえ用クランパ31及び上押さえ用
クランパ33を、以下、総称して第1のクランパ31,
33と呼ぶ。
【0054】次に、第3の固定コンベアRC31の直近
右側に設定される第2の加工位置P2に木材Wの右端を
臨ませて固定するための機構について説明する。この機
構は、前述した第1の加工位置P1に木材Wの左端を臨
ませて固定するための機構とほぼ同様である。
右側に設定される第2の加工位置P2に木材Wの右端を
臨ませて固定するための機構について説明する。この機
構は、前述した第1の加工位置P1に木材Wの左端を臨
ませて固定するための機構とほぼ同様である。
【0055】図3に示す様に、第3の固定コンベアRC
31も、その固定台RC31aに取り付けられているモ
ータM6によって駆動されるチェーンCH3により各ロ
ーラを正逆回転可能とされ、油圧駆動の横押さえ用のク
ランパ51、支柱52、上押さえ用のクランパ53、遊
転ローラ54及びフード55と、油圧シリンダOC2及
びエアシリンダAC5とを備えている。また、この第3
の固定コンベアRC31の左側には、図2,図4に示す
様に、第2の加工位置P2に木材Wの右端を臨ませて停
止させるための第2のストッパ61、支柱62及び衝撃
吸収用の軸受63が備えられると共に、第2のストッパ
61の後方レバー61bの押し上げ引き下げ用のエアシ
リンダAC6が備えられている。なお、図2,図4で
は、フード55の記載は省略してある。
31も、その固定台RC31aに取り付けられているモ
ータM6によって駆動されるチェーンCH3により各ロ
ーラを正逆回転可能とされ、油圧駆動の横押さえ用のク
ランパ51、支柱52、上押さえ用のクランパ53、遊
転ローラ54及びフード55と、油圧シリンダOC2及
びエアシリンダAC5とを備えている。また、この第3
の固定コンベアRC31の左側には、図2,図4に示す
様に、第2の加工位置P2に木材Wの右端を臨ませて停
止させるための第2のストッパ61、支柱62及び衝撃
吸収用の軸受63が備えられると共に、第2のストッパ
61の後方レバー61bの押し上げ引き下げ用のエアシ
リンダAC6が備えられている。なお、図2,図4で
は、フード55の記載は省略してある。
【0056】この様な機構により、第3の固定コンベア
RC31上を左から右へと木材Wを搬送してくるとき、
まず、第2のストッパ61を突出状態にしてこれに木材
Wを当接させ、横押さえ用クランパ51及び上押さえ用
クランパ53を駆動して木材Wの上下面及び側面をクラ
ンプして固定する。なお、横押さえ用クランパ51及び
上押さえ用クランパ53を、以下、総称して第2のクラ
ンパ51,53と呼ぶ。
RC31上を左から右へと木材Wを搬送してくるとき、
まず、第2のストッパ61を突出状態にしてこれに木材
Wを当接させ、横押さえ用クランパ51及び上押さえ用
クランパ53を駆動して木材Wの上下面及び側面をクラ
ンプして固定する。なお、横押さえ用クランパ51及び
上押さえ用クランパ53を、以下、総称して第2のクラ
ンパ51,53と呼ぶ。
【0057】次に、第2の固定コンベアRC21につい
ても説明しておく。第2の固定コンベアRC21は、図
面上は図2の平面図にのみ表れており、第2のコンベア
本体RC22との間にインクジェット方式による印字機
構71を介在させてある。この印字機構71は、第1の
加工位置P1で左端のプレカット加工を行った木材Wの
下面に、組立時の位置を示す符号や、どこの現場で用い
る材料であるか等の情報を印字するために設けられてい
る。この印字機構71による符号等の印字により、プレ
カット加工後の木材の回収、配材及び現地組立が容易に
なるようになされているのである。
ても説明しておく。第2の固定コンベアRC21は、図
面上は図2の平面図にのみ表れており、第2のコンベア
本体RC22との間にインクジェット方式による印字機
構71を介在させてある。この印字機構71は、第1の
加工位置P1で左端のプレカット加工を行った木材Wの
下面に、組立時の位置を示す符号や、どこの現場で用い
る材料であるか等の情報を印字するために設けられてい
る。この印字機構71による符号等の印字により、プレ
カット加工後の木材の回収、配材及び現地組立が容易に
なるようになされているのである。
【0058】また、木材受渡装置S1の移送台S12に
ついて、図2にその一部が現れているのでついでに説明
しておく。この移送台S12は、加工対象となる最小長
さの木材が落下しない間隔の複数の桟72によって構成
されている。この桟72の上面は、第2のコンベア本体
RC22及び第3のコンベア本体RC32に備えられて
いる送りローラの上面と同じ高さに設定される。そし
て、第2のコンベア本体RC22の後面側と第3のコン
ベア本体RC32の前面側には送りローラから桟72へ
と木材Wを滑らせて受け渡すのに邪魔になるような側面
ガイドのない部分を設けておき、当該部分まで木材Wを
送った上で、図1に示したプッシャS11を駆動して第
2のコンベア本体RC22から第3のコンベア本体RC
32へと木材を受け渡す様に構成されている。本実施の
形態では、第2のコンベア本体RC22と第3のコンベ
ア本体RC32の間隔がそれほど広くないので、エアシ
リンダの様な簡単な機構による木材の受け渡しが可能と
なっている。
ついて、図2にその一部が現れているのでついでに説明
しておく。この移送台S12は、加工対象となる最小長
さの木材が落下しない間隔の複数の桟72によって構成
されている。この桟72の上面は、第2のコンベア本体
RC22及び第3のコンベア本体RC32に備えられて
いる送りローラの上面と同じ高さに設定される。そし
て、第2のコンベア本体RC22の後面側と第3のコン
ベア本体RC32の前面側には送りローラから桟72へ
と木材Wを滑らせて受け渡すのに邪魔になるような側面
ガイドのない部分を設けておき、当該部分まで木材Wを
送った上で、図1に示したプッシャS11を駆動して第
2のコンベア本体RC22から第3のコンベア本体RC
32へと木材を受け渡す様に構成されている。本実施の
形態では、第2のコンベア本体RC22と第3のコンベ
ア本体RC32の間隔がそれほど広くないので、エアシ
リンダの様な簡単な機構による木材の受け渡しが可能と
なっている。
【0059】なお、本実施の形態では、図2,図4から
理解される様に、第1の加工位置P1でプレカット加工
を行っている最中に、第2の加工位置P2への木材Wの
搬入及び固定が可能であり、かつ、第2の加工位置P2
でプレカット加工を行っている最中に、中間コンベアR
C4を連絡位置へ移動すると共に第1の加工位置P1へ
の木材Wの搬入及び固定が可能となる様に、第1,第2
の加工位置P1,P2の位置関係を設定してある。
理解される様に、第1の加工位置P1でプレカット加工
を行っている最中に、第2の加工位置P2への木材Wの
搬入及び固定が可能であり、かつ、第2の加工位置P2
でプレカット加工を行っている最中に、中間コンベアR
C4を連絡位置へ移動すると共に第1の加工位置P1へ
の木材Wの搬入及び固定が可能となる様に、第1,第2
の加工位置P1,P2の位置関係を設定してある。
【0060】以上の構成により、本実施の形態によれ
ば、次の様にして木材両端部のプレカット加工を行うこ
とができる。
ば、次の様にして木材両端部のプレカット加工を行うこ
とができる。
【0061】実施の形態のプレカット設備1により木材
の両端を加工する際には、図5,図6に示す様に、ま
ず、中間コンベアRC4を退避位置に移動させた状態で
1本目の木材W1を搬送してその先端を第1の加工位置
P1にセットし(図5(A))、直ちに加工ヘッドHD
による1本目の木材W1の先端部分の加工を行う(図5
(B))。
の両端を加工する際には、図5,図6に示す様に、ま
ず、中間コンベアRC4を退避位置に移動させた状態で
1本目の木材W1を搬送してその先端を第1の加工位置
P1にセットし(図5(A))、直ちに加工ヘッドHD
による1本目の木材W1の先端部分の加工を行う(図5
(B))。
【0062】こうして木材W1の先端部分の加工が完了
したら、加工ヘッドHDを第1の加工位置P1から退避
させると共に中間コンベアRC4を連絡位置へ移動させ
て1本目の木材W1を第2のローラコンベア群RC2へ
と搬送すると共に2本目の木材W2を第1のローラコン
ベア群RC1に投入しかつ、第1のストッパ41及び第
1のクランパ31,33を作動させて第1の加工位置P
1へと2本目の木材W2をセットする(同図(C))。
したら、加工ヘッドHDを第1の加工位置P1から退避
させると共に中間コンベアRC4を連絡位置へ移動させ
て1本目の木材W1を第2のローラコンベア群RC2へ
と搬送すると共に2本目の木材W2を第1のローラコン
ベア群RC1に投入しかつ、第1のストッパ41及び第
1のクランパ31,33を作動させて第1の加工位置P
1へと2本目の木材W2をセットする(同図(C))。
【0063】本実施の形態においては、第1のストッパ
41を中間コンベアRC4とは独立のものとして設けて
いるので、中間コンベアRC4上を1本目の木材W1を
通過させている最中であっても、2本目の木材W2のセ
ッティングをすることが可能である。従って、1本目の
木材W1が中間コンベアRC4上へ移動されたら直ちに
第1のストッパ41を突出位置に移動させ、2本目の木
材W2の停止と第1のクランパ31,33によるクラン
プ動作とを行うことができる。
41を中間コンベアRC4とは独立のものとして設けて
いるので、中間コンベアRC4上を1本目の木材W1を
通過させている最中であっても、2本目の木材W2のセ
ッティングをすることが可能である。従って、1本目の
木材W1が中間コンベアRC4上へ移動されたら直ちに
第1のストッパ41を突出位置に移動させ、2本目の木
材W2の停止と第1のクランパ31,33によるクラン
プ動作とを行うことができる。
【0064】こうして2本目の木材W2を第1の加工位
置P1にセットでき、かつ、1本目の木材W1が中間コ
ンベアRC4上を通過し終えたら、再び中間コンベアR
C4を退避位置へ移動させると共に加工ヘッドHDを第
1の加工位置P1へと移動させて2本目の木材W2の先
端のプレカットを行う(図5(D))。なお、この間に
木材受渡装置S1を作動させ、図5(D)に示す様に、
1本目の木材W1を第3のローラコンベア群RC3上に
受け渡すと共に、第3のローラコンベア群RC3、第2
のストッパ61及び第2のクランパ51,53を作動さ
せて第2の加工位置P2へと1本目の木材W1をセット
しておく。この様なことができるのは、第2の加工位置
P2を第1の加工位置P1に対して後方へずらして設定
したこと、及び、第2のストッパ61を独立の構成とし
て第3の固定コンベアRC31の近傍位置に設置したこ
とによる。
置P1にセットでき、かつ、1本目の木材W1が中間コ
ンベアRC4上を通過し終えたら、再び中間コンベアR
C4を退避位置へ移動させると共に加工ヘッドHDを第
1の加工位置P1へと移動させて2本目の木材W2の先
端のプレカットを行う(図5(D))。なお、この間に
木材受渡装置S1を作動させ、図5(D)に示す様に、
1本目の木材W1を第3のローラコンベア群RC3上に
受け渡すと共に、第3のローラコンベア群RC3、第2
のストッパ61及び第2のクランパ51,53を作動さ
せて第2の加工位置P2へと1本目の木材W1をセット
しておく。この様なことができるのは、第2の加工位置
P2を第1の加工位置P1に対して後方へずらして設定
したこと、及び、第2のストッパ61を独立の構成とし
て第3の固定コンベアRC31の近傍位置に設置したこ
とによる。
【0065】この結果、2本目の木材W2の先端部の加
工が完了したら直ちに加工ヘッドHDを第2の加工位置
P2へと移動させ、1本目の木材W1の後端部の加工に
移行することができる(図6(A))。また、このとき
は中間コンベアRC4を連絡位置へ移動することができ
るので、2本目の木材W2の搬出を直ちに行う。そし
て、さらに、第1のストッパ41等を作動させること
で、3本目の木材W3を第1の加工位置P1へセットし
ておく。
工が完了したら直ちに加工ヘッドHDを第2の加工位置
P2へと移動させ、1本目の木材W1の後端部の加工に
移行することができる(図6(A))。また、このとき
は中間コンベアRC4を連絡位置へ移動することができ
るので、2本目の木材W2の搬出を直ちに行う。そし
て、さらに、第1のストッパ41等を作動させること
で、3本目の木材W3を第1の加工位置P1へセットし
ておく。
【0066】こうして、1本目の木材W1の後端部の加
工が完了したら、この1本目の木材W1を第3のローラ
コンベア群RC3の上から運び出した後、図6(A)に
おいて第2のローラコンベア群RC2上に搬出されてい
た2本目の木材W2を第3のローラコンベア群RC3側
に受け渡すと共に第2の加工位置P2へのセッティング
動作を行い、これと並行して、加工ヘッドHDによる3
本目の木材W3の先端部のプレカット加工を実行する
(図6(B))。
工が完了したら、この1本目の木材W1を第3のローラ
コンベア群RC3の上から運び出した後、図6(A)に
おいて第2のローラコンベア群RC2上に搬出されてい
た2本目の木材W2を第3のローラコンベア群RC3側
に受け渡すと共に第2の加工位置P2へのセッティング
動作を行い、これと並行して、加工ヘッドHDによる3
本目の木材W3の先端部のプレカット加工を実行する
(図6(B))。
【0067】以下、第2の加工位置P2での2本目の木
材W2の後端部のプレカット加工と、3本目の木材W2
の搬出及び4本目の木材W4の第1の加工位置P1への
セッティング動作(図6(C))、第1の加工位置P1
での4本目の木材W4の先端部のプレカット加工と、3
本目の木材W3の第2の加工位置P2へのセッティング
動作(図6(D))と、順次、加工とセッティングとを
並行して行うことで、待ち時間なしに木材の両端部を、
1台の加工ヘッドHDだけで効率よく加工していくこと
ができる。
材W2の後端部のプレカット加工と、3本目の木材W2
の搬出及び4本目の木材W4の第1の加工位置P1への
セッティング動作(図6(C))、第1の加工位置P1
での4本目の木材W4の先端部のプレカット加工と、3
本目の木材W3の第2の加工位置P2へのセッティング
動作(図6(D))と、順次、加工とセッティングとを
並行して行うことで、待ち時間なしに木材の両端部を、
1台の加工ヘッドHDだけで効率よく加工していくこと
ができる。
【0068】この様に、実施の形態によれば、木材の両
端木口部分をプレカット加工する上での待ち時間を大幅
に減少させることができ、計算上は、約1.5倍以上の
加工効率の向上が十分に期待できる。
端木口部分をプレカット加工する上での待ち時間を大幅
に減少させることができ、計算上は、約1.5倍以上の
加工効率の向上が十分に期待できる。
【0069】また、本実施の形態においては、木口加工
用のカッタ刃T1〜T4の他に、図2に示す様に、錐T
5をもターレットモータベース18に取り付けている。
この錐T5の駆動用モータM7は、ターレットモータベ
ース18の正面側に取り付けられるガイドバー73に沿
って移動可能に支持されている。また、錐T5の先端
は、ガイドバー73の先端に取り付けたガイドプレート
74により、ガイドバー73と平行になる様に支持され
ている。そして、図示省略したエアシリンダによりモー
タM7を前進させつつ錐T5を回転させ、所望の深さの
錐孔を木材Wの端面に形成することができる。この場
合、カッタ刃T1〜T4による加工の後にアンクランプ
を行うことなく錐孔の加工を行うことができるので、中
心線の正確な錐孔をあけることができるという作用効果
も発揮される。
用のカッタ刃T1〜T4の他に、図2に示す様に、錐T
5をもターレットモータベース18に取り付けている。
この錐T5の駆動用モータM7は、ターレットモータベ
ース18の正面側に取り付けられるガイドバー73に沿
って移動可能に支持されている。また、錐T5の先端
は、ガイドバー73の先端に取り付けたガイドプレート
74により、ガイドバー73と平行になる様に支持され
ている。そして、図示省略したエアシリンダによりモー
タM7を前進させつつ錐T5を回転させ、所望の深さの
錐孔を木材Wの端面に形成することができる。この場
合、カッタ刃T1〜T4による加工の後にアンクランプ
を行うことなく錐孔の加工を行うことができるので、中
心線の正確な錐孔をあけることができるという作用効果
も発揮される。
【0070】以上、本発明の一実施の形態について説明
したが、本発明はこの実施の形態に限られるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲内においてさらに種々の
形態を採用することができることはもちろんである。
したが、本発明はこの実施の形態に限られるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲内においてさらに種々の
形態を採用することができることはもちろんである。
【0071】例えば、第2のローラコンベア群RC2と
第3のローラコンベア群RC3との間に複数本の木材を
ストックすることができるのであれば、最初に3本以上
の木材の先端部の加工を行ってから、以下、後端部、先
端部、後端部、先端部、…と繰り返し加工を行う様にし
てももよい。また、全ての木材の両端部を加工するので
はなく、一部の木材については先端部あるいは後端部だ
けにプレカット加工を行うといった場合にも、本発明の
設備、プレカット加工機を用いることができるし、その
場合も、両端部の加工を行う木材が複数本投入される限
りは、加工効率のアップを達成できることはもちろんで
ある。
第3のローラコンベア群RC3との間に複数本の木材を
ストックすることができるのであれば、最初に3本以上
の木材の先端部の加工を行ってから、以下、後端部、先
端部、後端部、先端部、…と繰り返し加工を行う様にし
てももよい。また、全ての木材の両端部を加工するので
はなく、一部の木材については先端部あるいは後端部だ
けにプレカット加工を行うといった場合にも、本発明の
設備、プレカット加工機を用いることができるし、その
場合も、両端部の加工を行う木材が複数本投入される限
りは、加工効率のアップを達成できることはもちろんで
ある。
【0072】また、実施の形態では、中間コンベアRC
4を前後方向の移動によって連絡位置と退避位置とを移
動させる構成としたが、連絡位置から下方へ移動するこ
とによって退避する構成にしてもよい。
4を前後方向の移動によって連絡位置と退避位置とを移
動させる構成としたが、連絡位置から下方へ移動するこ
とによって退避する構成にしてもよい。
【0073】なお、本発明のプレカット加工設備及びプ
レカット加工機は、刃物の種類等を適宜選定することに
より、「かま継ぎ」、「あり継ぎ」、「あり掛け」等と
いった横架材に対する継手加工はもちろん、柱材に対す
る「ほぞ」の加工等を行うための設備としても使用でき
ることはもちろんである。
レカット加工機は、刃物の種類等を適宜選定することに
より、「かま継ぎ」、「あり継ぎ」、「あり掛け」等と
いった横架材に対する継手加工はもちろん、柱材に対す
る「ほぞ」の加工等を行うための設備としても使用でき
ることはもちろんである。
【0074】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、木
材の両端部をプレカット加工する場合の待ち時間を減少
させることができ、加工効率を大幅に向上させることが
できる。
材の両端部をプレカット加工する場合の待ち時間を減少
させることができ、加工効率を大幅に向上させることが
できる。
【0075】特に、請求項3記載のプレカット加工設備
によれば、第1の加工位置から搬出した木材を第2の加
工位置へ搬入するための受け渡しが簡単となり、しか
も、設備全体の高さを大きくすることもないという効果
を奏する。
によれば、第1の加工位置から搬出した木材を第2の加
工位置へ搬入するための受け渡しが簡単となり、しか
も、設備全体の高さを大きくすることもないという効果
を奏する。
【0076】また、請求項4記載のプレカット加工設備
によれば、中間搬送手段と加工ヘッドの駆動源を別々に
しているので、中間搬送手段を連絡位置へ移動させてい
るときに、中間搬送手段が加工ヘッドの動作の影響を受
けることがなく、スムーズに木材の搬送を行うことがで
きるという効果を奏する。
によれば、中間搬送手段と加工ヘッドの駆動源を別々に
しているので、中間搬送手段を連絡位置へ移動させてい
るときに、中間搬送手段が加工ヘッドの動作の影響を受
けることがなく、スムーズに木材の搬送を行うことがで
きるという効果を奏する。
【0077】さらに、請求項5記載のプレカット加工設
備によれば、工場全体としてより完成されたものとな
る。
備によれば、工場全体としてより完成されたものとな
る。
【0078】また、請求項6記載のプレカット加工機に
よれば、これを中心として待ち時間のないプレカット加
工設備を簡単に構成することができる。
よれば、これを中心として待ち時間のないプレカット加
工設備を簡単に構成することができる。
【図1】実施の形態のプレカット加工設備の全体を平面
的に示す模式図である。
的に示す模式図である。
【図2】実施の形態のプレカット加工機の主要な構成を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図3】実施の形態のプレカット加工機の主要な構成を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図4】実施の形態のプレカット加工機の主要な構成を
示す右側面図である。
示す右側面図である。
【図5】実施の形態におけるプレカット加工の手順を示
す模式図である。
す模式図である。
【図6】実施の形態におけるプレカット加工の手順を示
す模式図である。
す模式図である。
【図7】従来のプレカット加工設備の概略構成を示し、
(A)は平面図、(B)は正面図である。
(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図8】従来の設備におけるプレカット加工の手順を示
す模式図である。
す模式図である。
【図9】従来の設備におけるプレカット加工の手順を示
す模式図である。
す模式図である。
【図10】従来の設備におけるプレカット加工の手順を
示す模式図である。
示す模式図である。
1・・・プレカット加工設備、 2・・・固定ベース、
11・・・前後方向レール、12・・・前後方向スライ
ドベース、13・・・左右方向レール、14・・・左右
方向スライドベース、15・・・門形フレーム、16・
・・上下方向レール、17・・・昇降体、18・・・タ
ーレットモータベース、31・・・横押さえ用クラン
パ、33・・・上押さえ用クランパ、41・・・第1の
ストッパ、51・・・横押さえ用のクランパ、53・・
・上押さえ用のクランパ、61・・・第2のストッパ、
HD・・・加工ヘッド、P1・・・第1の加工位置、P
2・・・第2の加工位置、PCM・・・プレカット加工
機、RC1・・・第1のローラコンベア群、RC11・
・・第1の固定コンベア、RC12・・・第1のコンベ
ア本体、RC2・・・第2のローラコンベア群、RC2
1・・・第2の固定コンベア、RC22・・・第2のコ
ンベア本体、RC3・・・第3のローラコンベア群、R
C31・・・第3の固定コンベア、RC32・・・第3
のコンベア本体、RC4・・・中間コンベア、S1・・
・木材受渡装置、S11・・・エアシリンダ式のプッシ
ャ、S12・・・横移動用の台、S2・・・木材投入装
置、S3・・・木材搬出装置、T1〜T4・・・カッタ
刃、W,W1,W2,W3,W4・・・木材。
11・・・前後方向レール、12・・・前後方向スライ
ドベース、13・・・左右方向レール、14・・・左右
方向スライドベース、15・・・門形フレーム、16・
・・上下方向レール、17・・・昇降体、18・・・タ
ーレットモータベース、31・・・横押さえ用クラン
パ、33・・・上押さえ用クランパ、41・・・第1の
ストッパ、51・・・横押さえ用のクランパ、53・・
・上押さえ用のクランパ、61・・・第2のストッパ、
HD・・・加工ヘッド、P1・・・第1の加工位置、P
2・・・第2の加工位置、PCM・・・プレカット加工
機、RC1・・・第1のローラコンベア群、RC11・
・・第1の固定コンベア、RC12・・・第1のコンベ
ア本体、RC2・・・第2のローラコンベア群、RC2
1・・・第2の固定コンベア、RC22・・・第2のコ
ンベア本体、RC3・・・第3のローラコンベア群、R
C31・・・第3の固定コンベア、RC32・・・第3
のコンベア本体、RC4・・・中間コンベア、S1・・
・木材受渡装置、S11・・・エアシリンダ式のプッシ
ャ、S12・・・横移動用の台、S2・・・木材投入装
置、S3・・・木材搬出装置、T1〜T4・・・カッタ
刃、W,W1,W2,W3,W4・・・木材。
Claims (6)
- 【請求項1】 プレカット加工機の加工ヘッドの移動範
囲内に設定される第1の加工位置へと搬入された木材の
先端部を前記加工ヘッドで加工した後、該加工ヘッドを
前記第1の加工位置から退避させると共に、前記木材を
さらに搬送して前記第1の加工位置から一旦搬出した後
に該木材を逆方向に搬送して当該木材の後端部を加工す
るための第2の加工位置へと搬入し、該第2の加工位置
で前記木材の後端部を加工する様にしたプレカット加工
設備において、 前記第1の加工位置と前記第2の加工位置とを、前記第
1の加工位置での木材加工中に前記第2の加工位置への
木材の搬入を可能とし、かつ、前記第2の加工位置での
木材加工中に前記第1の加工位置からの木材の搬出と該
第1の加工位置への木材の搬入とを可能とする様に、前
記加工ヘッドの移動範囲内でずらして設定すると共に、 前記第1の加工位置から先の木材搬送路を、該第1の加
工位置から一旦搬出した木材を前記第2の加工位置の方
向に移動させた後に、該第2の加工位置に向かって前記
逆方向への搬送を行う様に構成したことを特徴とするプ
レカット加工設備。 - 【請求項2】 固定ベース上を前後、左右及び上下に移
動可能な加工ヘッドを備えるプレカット加工機と、 前記加工ヘッドの移動範囲内を通過する1本の木材搬送
ラインを形成するように、空所をあけて配置される木材
搬入手段及び木材搬出手段と、 該木材搬入手段によって前記空所へ搬送されて来る木材
の先端部を、前記空所部分に設定される第1の加工位置
に臨ませて固定する第1の木材固定手段と、 前記木材搬入手段と前記木材搬出手段とを連絡する連絡
位置と、前記第1の加工位置での木材加工に支障のない
退避位置との間を移動可能に設けられる中間搬送手段
と、 前記木材搬出手段と同じ側に設けられ、前記中間搬送手
段を前記連絡位置に移動させているときに前記加工ヘッ
ドを退避させておく範囲内に設定される第2の加工位置
に木材を搬入する第2の木材搬入手段と、 前記木材搬出手段から前記第2の木材搬入手段へと木材
を受け渡す木材受渡手段と、 前記第2の木材搬入手段によって搬送されて来る木材の
先端部を、前記第2の加工位置に臨ませて固定する第2
の木材固定手段とを備え、 前記第1の加工位置と前記第2の加工位置とを、前記第
1の加工位置での木材加工中に前記第2の加工位置への
木材の搬入を可能とし、かつ、前記第2の加工位置での
木材加工中に前記第1の加工位置からの木材の搬出と該
第1の加工位置への木材の搬入とを可能とする様に、前
記加工ヘッドの移動範囲内でずらして設定してあること
を特徴とする プレカット加工設備。 - 【請求項3】 請求項2記載のプレカット加工設備にお
いて、 前記第1,第2の加工位置を、互いに前後方向にずらし
て設定し、 前記中間搬送手段を、前記固定ベース上での前後方向の
移動によって前記連絡位置と前記退避位置との間を移動
する手段として構成し、 前記木材受渡手段を、前記木材搬出手段上の木材を横移
動させて前記第2の木材搬入手段へと受け渡す手段とし
て構成することを特徴とするプレカット加工設備。 - 【請求項4】 請求項3記載のプレカット加工設備にお
いて、 前記中間搬送手段を移動させるための駆動源と、前記加
工ヘッドを移動させるための駆動源とを別々に設けるこ
とを特徴とするプレカット加工設備。 - 【請求項5】 請求項2〜請求項4のいずれか記載のプ
レカット加工設備において、さらに、 前記木材搬入手段上へ木材を投入する木材投入手段と、 前記第2の木材搬入手段上から木材を運び出す木材運び
出し手段とを備えることを特徴とするプレカット加工設
備。 - 【請求項6】 固定ベース上を前後方向に移動可能に設
けられる第1のスライドベースと、 該第1のスライドベース上を左右方向に移動可能に設け
られる第2のスライドベースと、 該第2のスライドベース上に立設されたガイドに沿って
昇降する昇降体と、 該昇降体の前面に回転可能に設けられ、木材加工用の工
具を放射状に複数種類装着されるターレットモータベー
スと、 前記固定ベースの左右一方側に取り付けられ、該固定ベ
ース上へ木材を搬入する搬入用コンベアと、 該搬入用コンベアの手前に出没する様に設けられ、該搬
入用コンベアによって搬入される木材の先端を当接させ
て停止させる第1のストッパと、 該第1のストッパによって停止された木材をクランプす
る第1のクランパと、 前記搬入用コンベアの木材搬入方向延長線上で前記工具
による木材加工動作を可能とする間隔をあけて前記固定
ベースに取り付けられ、前記固定ベース上から木材を搬
出する搬出用コンベアと、 該搬出用コンベアと前記搬入用コンベアとの間を連絡す
る連絡位置と、該連絡位置の前方に設定され、前記搬入
用コンベアと前記搬出用コンベアとの間の空間で前記工
具による木材加工動作を可能ならしめる退避位置との間
を、前記固定ベース上で移動可能に設けられる中間コン
ベアと、 前記固定ベースに対して前記搬出用コンベアと同じ側に
おいて、該搬出用コンベアよりも後方に間隔をおいて取
り付けられ、前記固定ベース上へ木材を搬入すると共
に、該固定ベース上から木材を搬出する搬入・搬出用コ
ンベアと、 該搬入・搬出用コンベアの手前へ出没する様に設けら
れ、該搬入・搬出用コンベアによって搬入される木材の
先端を当接させて停止させる第2のストッパと、 該第2のストッパによって停止された木材をクランプす
る第2のクランパとを備え、 前記搬出用コンベアと前記搬入・搬出用コンベアとの間
隔を、前記第2のクランパによってクランプされた木材
に対して前記工具による木材加工動作を実施していると
きに、前記中間コンベアを前記連絡位置に移動可能とす
る様に設定したプレカット加工機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27813097A JP2911432B2 (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | プレカット加工設備及びプレカット加工機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27813097A JP2911432B2 (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | プレカット加工設備及びプレカット加工機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1190905A JPH1190905A (ja) | 1999-04-06 |
JP2911432B2 true JP2911432B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=17593026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27813097A Expired - Fee Related JP2911432B2 (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | プレカット加工設備及びプレカット加工機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2911432B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4841045B2 (ja) * | 2001-03-15 | 2011-12-21 | 株式会社アマダ | 切断機におけるワーク搬出方法およびその装置 |
JP2005178103A (ja) * | 2003-12-18 | 2005-07-07 | Heian Corp | プレカット加工装置 |
JP5478382B2 (ja) * | 2010-06-23 | 2014-04-23 | 株式会社平安コーポレーション | 加工板の番付け加工装置 |
-
1997
- 1997-09-24 JP JP27813097A patent/JP2911432B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1190905A (ja) | 1999-04-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4939262B2 (ja) | 加工システム | |
KR20140085070A (ko) | 피어싱 시스템 | |
JP2911432B2 (ja) | プレカット加工設備及びプレカット加工機 | |
KR101789065B1 (ko) | 각재제재장치 및 이를 구비하는 원목가공장치 | |
CN210173803U (zh) | 装饰线条锯切机 | |
JP3302644B2 (ja) | 木口加工機及びプレカット加工設備 | |
JP3198280B2 (ja) | 板材加工機 | |
JP2011093118A (ja) | 柱材プレカット加工機 | |
JPH0820006A (ja) | プレカット加工装置 | |
JP3342402B2 (ja) | プレカット加工システム | |
JP3167953B2 (ja) | プレカット木材の製造装置 | |
CN214867454U (zh) | 一种用于板材钻孔的加工系统 | |
JP3462121B2 (ja) | 木材プレカット設備 | |
JPH08118311A (ja) | プレカット加工装置 | |
JP3450224B2 (ja) | 木材プレカット設備 | |
JPH07148705A (ja) | 加工材のバイス装置 | |
JP3614955B2 (ja) | プレカット加工装置 | |
JP3168303B2 (ja) | 木材加工機 | |
JPH0820005A (ja) | プレカット加工装置 | |
JP3309249B2 (ja) | 角材の加工方法及び角材の加工装置 | |
CN112264640A (zh) | 一种用于板材钻孔的加工系统 | |
JPH0371803A (ja) | パレット用の縦型両面釘打装置 | |
JP2002067005A (ja) | スリット付き凹溝加工方法及びプレカット加工設備 | |
JPS62292339A (ja) | 工作機械のパレツト交換装置 | |
JP2003001521A (ja) | 帯鋸盤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110409 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110409 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140409 Year of fee payment: 15 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |