JP3462121B2 - 木材プレカット設備 - Google Patents

木材プレカット設備

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JP3462121B2
JP3462121B2 JP16061299A JP16061299A JP3462121B2 JP 3462121 B2 JP3462121 B2 JP 3462121B2 JP 16061299 A JP16061299 A JP 16061299A JP 16061299 A JP16061299 A JP 16061299A JP 3462121 B2 JP3462121 B2 JP 3462121B2
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博則 澤田
博央 岡本
教夫 森田
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宮川工機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木材プレカット設
備に係り、特に、加工を終了した素材に所定の情報を記
入する印字手段を有する木材プレカット設備に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特公平1−55963号公
報に示される様に、木造建築用柱加工機が知られてい
る。この種の加工機では、素材を軸方向に搬送する投入
コンベアと、クロスカットソー等の各種加工工具を有す
る加工機本体部と、加工の終了した素材を軸方向に搬送
しつつ取り出す取り出しコンベアとを一直線上に配置し
ている。
【0003】また、例えば特開平8−142009号公
報に示される様に、この種の柱材加工機において、加工
済みの柱材に対して所定の情報を記入する様にしたもの
も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の装置
では、素材を加工した後に、取り出しコンベア上で素材
に対して所定の情報を記入する構造となっているため、
この加工済みの素材に対して所定の情報を記入し終える
までは、次の素材に対する加工を開始することが出来な
いという問題がある。このため、素材の加工に待ち時間
が生じるという問題が発生している。
【0005】そこで、本発明は、加工済みの素材に対し
て所定の情報を記入する様にした木材プレカット設備に
おいて、待ち時間なしに連続して素材の加工を実行でき
る様にすることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本発明の木材プレカット設備は、素材を軸方
向に搬送する投入コンベアと、各種の加工工具を有する
加工機本体部と、加工の終了した素材を軸方向に搬送し
つつ取り出す取り出しコンベアとを一直線上に配置した
木材プレカット設備において、前記加工機本体部で所定
の加工を終了した加工済みの素材を、前記取り出しコン
ベア上から該加工済みの素材の軸方向に直交する方向へ
と送り出して、前記取り出しコンベアと平行に配置させ
る加工済み素材移動手段と、該加工済み素材移動手段に
よって送り出された前記加工済みの素材に対して、所定
の情報を記入する印字手段とを備え、次の素材を前記投
入コンベアから加工機本体部へと投入し、先に加工した
素材に対する印字処理と並行して次の素材に対する加工
を開始することができる様に構成されていることを特徴
とする。
【0007】この本発明の木材プレカット設備によれ
ば、加工機本体部での加工が終了した素材は、加工済み
素材移動手段によって取り出しコンベア上からこの取り
出しコンベアと平行となる位置へと配置される様に取り
出しコンベア上から送り出される。そして、こうして送
り出された加工済みの素材に対して印字手段を用いて所
定の情報を記入する様にしている。従って、加工機本体
部における所定の加工が完了した素材は、取り出しコン
ベア上から除去されることになり、次の素材を投入コン
ベアから加工機本体部へと投入し、先に加工した素材に
対する印字処理と並行して次の素材に対する加工を開始
することができる。
【0008】また、本発明の木材プレカット設備におい
て、前記加工済み素材移動手段を、前記加工機本体部で
所定の加工を終了した加工済みの素材を、前記取り出し
コンベア上から該加工済みの素材の軸方向に直交する方
向へと送り出す加工済み素材送り出し手段と、該加工済
み素材送り出し手段によって送り出された前記加工済み
の素材を受け止める受け台とによって構成することがで
きる。
【0009】この本発明の木材プレカット設備によれ
ば、加工済みの素材は、加工済みの素材送り出し手段に
よって取り出しコンベア上からこの取り出しコンベアと
平行に配置されている受け台上へと送り出される。そし
て、この受け台上に送り出した加工済みの素材に対して
印字手段を用いて所定の情報を記入する様にしている。
従って、加工機本体部における所定の加工が完了した素
材は、取り出しコンベア上から除去されることになり、
次の素材を投入コンベアから加工機本体部へと投入し、
先に加工した素材に対する印字処理と並行して次の素材
に対する加工を開始することができる。
【0010】ここで、本発明の木材プレカット設備にお
いて、前記取り出しコンベアと平行して配置されるガイ
ドレールと、該ガイドレールに沿って前記取り出しコン
ベア上を移動し、前記投入コンベアから前記加工機本体
部へと投入された素材をクランプして前記加工機本体部
における所定の加工位置へと移動させる素材移動手段と
を備えさせておくとよい。
【0011】この木材プレカット設備によれば、素材
は、取り出しコンベア上を移動する素材移動手段によっ
て投入コンベアから加工機本体部へと移動される。そし
て、上述の様に、先に加工が完了した素材は、取り出し
コンベアと平行に設けられている受け台上へ送り出され
てから印字手段による印字処理が実行されるので、この
印字処理を実行している最中に、素材移動手段を駆動し
て次の素材を加工機本体部の所定の加工位置へと移動さ
せて加工を開始することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しつつ説明する。実施の形態は、柱材プ
レカット加工設備に関するものである。図1,図2に示
す様に、この柱材プレカット加工設備1は、大きく分け
て、投入コンベア部10と、加工機本体部30と、取り
出しコンベア部50とから構成されている。
【0013】投入コンベア部10には、前方から後方に
向かって下り傾斜とされているホイールコンベア11
と、このホイールコンベア11の先に設けられ、素材W
を加工機本体部30へと送り込むための投入コンベア1
3とが備えられている。
【0014】投入コンベア13の正面側には、図2〜図
5に示す様に、ホイールコンベア11上を移動してきた
素材Wを停止させるためのストッパ15が設けられてい
る。そして、図1,図3〜図5に示す様に、このストッ
パ15によって停止させられた素材Wを1本ずつ投入コ
ンベア13へと載せ代えるための取込材移送体17が備
えられている。この取込材移送体17は、図3,図4に
示す様に、初期状態においては、ホイールコンベア11
の上面よりも下側に位置しており、素材Wを取り込む際
に、昇降シリンダ17aによって上昇してホイールコン
ベア11上の素材Wを1本だけ持ち上げ、その後、前後
動シリンダ17bによって後方へ移動してこの持ち上げ
た素材Wを投入コンベア13に備えられているローラ1
9の真上へと移動させる。そして、昇降シリンダ17a
を作動して取込材移送体17を下降することで、素材W
をホイールコンベア13から投入コンベア11へと載せ
代える動作を実行する様に構成されている。そして、こ
の載せ代え動作が終了すると、取込材移送体17は、前
後動シリンダ17bによって再び初期位置へと復帰させ
られる様になっている。なお、17cは、取込材移送体
17の突出量を調節するための流体シリンダである。こ
れは、本実施の形態の設備においては、90mm角〜1
50mm角の柱材を加工することができる様に構成され
ているため、素材Wの寸法に応じて取込材移送体17の
初期位置における突出量を変更することができる様にし
ておくためである。
【0015】また、投入コンベア13の後方には、図
1,図3〜図5に示す様に、残材取り出し装置20が設
置されている。この残材取り出し装置20は、投入コン
ベア13のローラ間に配置されている残材移送体21
と、投入コンベア13から後方に向かって下り傾斜に配
置されているホイールコンベア23と、このホイールコ
ンベア23の先に設けられて昇降可能な残材受け取り体
25と、この残材受け取り体25の下降位置から前方へ
向かって下り傾斜に配置されているホイールコンベア2
7とから構成されている。
【0016】加工機本体部30には、図2に示す様に、
投入コンベア13上に取り込まれた素材Wを搬送するた
めの4個のピンチローラ31が備えられている。このピ
ンチローラ31は、昇降シリンダによって下降し、素材
Wの上面に当接した状態で回転することにより、素材W
を軸方向に送る動作を実行する。
【0017】また、加工機本体部30には、図1,図2
に示す様に、素材Wの前後端を切断するためのクロスカ
ットソーユニット33と、素材Wの前後端にほぞを加工
するためのほぞ取りユニット35と、素材Wの下面に貫
穴加工、横差し加工、ボードじゃくり加工、ボーリング
加工等の各種の加工を実行するための面加工ユニット3
7とが備えられている。
【0018】さらに、加工機本体部30には、図1,図
2に示す様に、素材Wを求心させつつクランプするため
の5個のバイス39と、素材Wの上面をクランプするた
めの2個の上クランプ41と、同じく素材Wの上面を押
さえるための2個の上押さえローラ43とが備えられて
いる。また、図1に示す様に、バイス39の内の2個に
ついては、素材Wを求心状態で軸方向に移動させるため
の求心ローラ45が備えられている。さらに、加工機本
体部30には、素材Wの加工面を変更するために素材W
を90度回転させた状態に横転させるための横転装置4
7も備えられている。
【0019】加えて、クロスカットソーユニット33で
切断した残材の内、短いものをこのクロスカットソーユ
ニット33の前方位置へと落下させるための傾斜ローラ
49が備えられている。この傾斜ローラ49は下方へ回
動することによって観音開きの状態になり、クロスカッ
トソーユニット33で切断された短い残材をこれら傾斜
ローラ49の間から前方へと落下させることができる様
になっている。
【0020】取り出しコンベア部50には、図1,図2
に示す様に、投入コンベア13と一直線になる様に取り
出しコンベア51が配置されている。そして、この取り
出しコンベア51の後方に平行に設けられているガイド
レール53に沿って取り出しコンベア51の上方を移動
する加工材ストッパユニット55が備えられている。こ
の加工材ストッパユニット55は、クロスカットソーユ
ニット33で先端を切断された素材Wをクランプしてほ
ぞ取りユニット35や面加工ユニット37へと移動させ
る動作を実行する。
【0021】また、取り出しコンベア部50には、全て
の加工が完了した素材Wを取り出しコンベア51上から
押し出すための加工材押し出し装置57と、この加工材
押し出し装置57によって押し出された加工材Wを受け
取る受け台59とが備えられている。そして、この受け
台59の加工機本体部30側の位置に、加工材Wに対し
て所定の情報を記入するための印字装置61が配置され
ている。そして、この印字装置61によって情報の記入
が終了した加工材Wをストック位置へと取り出すための
ホイールコンベア63が取り出しコンベア部50の前方
に配置されている。このホイールコンベア63は後方か
ら前方へ向かって下り傾斜となっており、このホイール
コンベア63上に押し出された加工材Wは、自重によっ
てストック位置へと滑り降りてくる様になっている。
【0022】次に、残材取り出し装置20の詳細につい
て図3〜図5に基づいて説明する。残材取り出し装置2
0は、前述の様に、残材移送体21、ホイールコンベア
23、残材受け取り体25及びホイールコンベア27か
ら構成されている。残材移送体21は、図3,図4に示
す様に、常時は、投入コンベア13のローラ19の上面
よりも下方に下がった状態に位置している。そして、残
材を取り出す際に、昇降シリンダ21aによって上昇
し、投入コンベア13上の残材を持ち上げ、その後、前
後動シリンダ17bを作動させることによって後方へ移
動し、昇降シリンダ21aを作動して下降することによ
って、残材を投入コンベア13からホイールコンベア2
3へと受け渡す動作を実行する。この受け渡し動作が終
了すると、前後動シリンダ17bが作動して、残材移送
体21は初期位置へと復帰させられる。
【0023】こうしてホイールコンベア23上に受け渡
された残材は、自重によって後方へ滑り落ちていき、残
材受け取り体25によって受け止められる。すると、こ
の残材受け取り体25を昇降させるための昇降シリンダ
25aが作動し、残材受け取り体25を残材を保持した
状態で下降させる。そして、この残材受け取り体25が
下方のホイールコンベア27の上面よりも下へ下降する
ことによって、残材受け取り体25に保持されていた残
材がホイールコンベア27へと受け渡される。この結
果、残材は、ホイールコンベア27上を滑り落ちてい
き、素材W投入用のホイールコンベア11の下側へと残
材を排出する。従って、作業者は、装置の裏側へ回った
りすることなく、この残材を、装置の前方側から取り出
して処理することができる。なお、25bは、残材受け
取り体25の昇降をガイドするためのガイドレールであ
り、25cは、このガイドレール25bが取り付けられ
ているコラムであり、25dは、複数の残材受け取り体
25を連結する連結バーであり、25eは、連結バー2
5dに取り付けられてガイドレール25bに噛み合って
いるガイド部材である。
【0024】次に、面加工ユニット37について、図
6,図7に基づいて説明する。面加工ユニット37とし
ては、チェーンのみ37a、ルータ37b、座ぐりきり
37c及びしゃくりカッター37d,37eが、チェー
ンのみ軸昇降ベース37f、ルータ軸昇降ベース37
g、座ぐりきり軸昇降ベース37h及びしゃくりカッタ
ー軸昇降ベース37iに装着されている。そして、各昇
降ベース37f〜37iは、ガイドレール37jによっ
て前後方向移動可能にガイドされている前後動ベース3
7kに対して昇降可能に装着されている。この前後動ベ
ース37kは、サーボモータ37mによって、ガイドレ
ール37jにガイドされた状態で移動される様に構成さ
れている。そして、各昇降ベース37g〜37iのいず
れかを加工位置へ移動させると、この加工位置に備えら
れている昇降用サーボモータ37nによって昇降される
昇降部材37oが、各昇降ベース37g〜37iに設け
られている水平溝38f〜38iに係合し、当該1つの
昇降ベースのみを昇降動作させる様に構成されている。
【0025】次に、印字装置61について、図8,図9
に基づいて説明する。印字装置61は、コラム61a
と、コラム61aの上端に設けられている昇降用ギヤモ
ータ61bと、コラム61aに設けられている昇降ガイ
ドレール61cと、この昇降ガイドレール61cにガイ
ドされて昇降する昇降体61dと、この昇降体61dの
一端に設けられている左右動ギヤモータ61eと、昇降
体61dに設けられている左右動ガイドレール61f
と、この左右動ガイドレール61fによってガイドされ
て左右動する左右スライドベース61gと、この左右ス
ライドベース61gに装着されている印字ヘッド61h
と、この印字ヘッド61hにインクを供給するインクタ
ンク61iと、昇降体61dに対して、ガイドバー61
jを介して昇降可能に取り付けられ、印字ヘッド61h
による印字高さを決定するための印字高さ位置決めバー
61kと、この印字高さ位置決めバー61kの昇降量に
よって印字高さを決定するための印字高さ位置決めセン
サー61mとを備えている。
【0026】次に、この柱材プレカット設備1におい
て、柱材のプレカットを行う手順について説明する。ま
ず、最初に、加工機本体部30に備えられている制御装
置に対して、加工条件を入力する。そして、ホイールコ
ンベア11上に素材Wを載せて、加工を開始する。する
と、まず、取込材移送体17が作動して、ホイールコン
ベア11上から投入コンベア13上へと素材Wを1本載
せ代える動作が実行される。こうして、投入コンベア1
3上に素材Wが載せ代えられると、ピンチローラ31が
下降して素材Wの上面に当接し、素材Wをクロスカット
ソーユニット33による切断位置へと先端部が位置する
様に送り動作を実行する。ここで、素材Wの先端部が切
断位置へと到達したか否かは、光センサによって検出さ
れる様に構成されている。そして、光センサによって素
材Wの先端部分が切断位置へ到達したことが検出される
と、ピンチローラ31による送り動作が停止されると共
に、バイス39によって素材Wが求心状態にクランプさ
れる。
【0027】続いて、クロスカットソーユニット33が
駆動され、素材Wの先端部の切断処理が実行される。こ
の切断処理によって発生する残材は、短いものなので、
傾斜ローラ49を下方へ回動させることによって、加工
機本体部30の前方側へと排出される。
【0028】次に、加工材ストッパユニット55が加工
原点位置へと移動される。そして、バイス39によるク
ランプを解除してピンチローラ31による送り動作が実
行され、素材Wが加工材ストッパユニット55に設けら
れているストッパに当接する位置まで送り込まれる。こ
うして素材Wの先端が加工材ストッパユニット55のス
トッパに当接する位置まで送り込まれると、加工材スト
ッパユニット55に設けられている求心クランプによっ
て素材Wをクランプする。そして、ピンチローラ31を
上昇させると共に、加工材ストッパユニット55を移動
させ、素材Wの先端部分をほぞ取りユニット35による
加工位置へとセッティングする。そして、加工材ストッ
パユニット55による素材Wのクランプを一旦解除する
と共に、バイス39及び上クランプ41にて素材Wを求
心状態に固定する。続いて、ほぞ取りユニット35を加
工条件に従って駆動することにより、素材Wの先端部分
に対するほぞ取り加工を実行する。
【0029】こうして、素材Wの先端部分に対するほぞ
取り加工が完了したら、再び加工材ストッパユニット5
5をそのストッパが素材Wの先端に当接する位置まで移
動させ、素材Wをクランプする。また、バイス39及び
上クランプ41によるクランプを解除する。そして、加
工材ストッパユニット55を加工条件に従って移動さ
せ、素材Wの所定位置を面加工ユニット37による加工
位置へと移動させる。続いて、求心ローラ45及び上押
さえローラ43によって素材Wを求心状態でかつ軸方向
に移動可能に挟み付ける。そして、面加工ユニット37
の内の所定の加工工具が素材Wの真下に位置する様に、
サーボモータ37mによって加工工具を移動させる。そ
して、この加工工具を前後方向に移動させるサーボモー
タ37mと、昇降用サーボモータ37nとを同時に駆動
制御すると共に、加工材ストッパユニット55をも駆動
制御することにより、素材Wの下面に貫穴加工、横差し
加工、ボードじゃくり加工、ボーリング加工等の各種の
加工を実行する。
【0030】こうして、素材Wの1つの面に対する所定
の加工が終了したら、求心ローラ45及び上押さえロー
ラ43によるクランプを解除し、加工材ストッパユニッ
ト55を投入コンベア13に向かって移動させ、素材W
を横転装置47の位置へと移動させる。そして、加工材
ストッパユニット55によるクランプを解除すると共
に、横転装置47を駆動して素材Wを90度回転した状
態に横転させる。こうして、素材Wを横転させたら、再
び加工材ストッパユニット55によって素材Wをクラン
プすると共に、加工材ストッパユニット55を加工条件
に従って移動させ、素材Wの所定位置を面加工ユニット
37の加工位置へと移動させる。そして、先程と同様に
して、求心ローラ45及び上押さえローラ43にて素材
Wを軸方向移動可能に押さえた状態として、次の面に対
する貫穴加工等の必要な加工を実行する。
【0031】以上の処理を、素材Wの4面全てに対して
実行したら、再び加工材ストッパユニット55を投入コ
ンベア13に向かって移動させ、素材Wを横転装置47
の位置へと移動させる。そして、加工材ストッパユニッ
ト55によるクランプを解除すると共に、横転装置47
を駆動して素材Wを90度回転した状態に横転させる。
こうして、素材Wを横転させたら、再び加工材ストッパ
ユニット55によって素材Wをクランプすると共に、加
工材ストッパユニット55を加工条件に従って移動さ
せ、素材Wの所定位置をクロスカットソーユニット33
による切断位置へと移動させる。そして、バイス39及
び上押さえ41によって素材Wをクランプすると共に、
クロスカットソーユニット33を駆動して素材Wの後端
の切断を実行する。
【0032】こうして素材Wの後端の切断が完了した
ら、バイス39及び上押さえ41によるクランプを解除
し、加工材ストッパユニット55によって素材Wの後端
をほぞ取りユニット35による加工位置へと移動させ、
再びバイス39及び上押さえ41等によるクランプを行
うと共に、ほぞ取りユニット35を駆動制御して、素材
Wの後端に対するほぞ取り加工を実行する。これによ
り、この素材Wに対する所定の加工が完了する。
【0033】こうして素材Wに対する加工が完了した
ら、バイス39及び上押さえ41等によるクランプを解
除し、加工材ストッパユニット55を移動させて、加工
済みの素材Wを取り出しコンベア51上に移動させる。
そして、加工材ストッパユニット55によるクランプを
解除すると共に、加工材押し出し装置57を駆動して、
加工の完了した素材Wを、印字装置61の設置されてい
る受け台59上へと押し出す。
【0034】こうして受け台59上へと加工済みの素材
Wが押し出されると、加工情報に従って印字装置61が
駆動制御され、この加工済みの素材Wの端部付近に所定
の情報を記入する。このとき、取り出しコンベア51上
には加工済みの素材Wは存在しないので、加工材ストッ
パユニット55を駆動して、次の素材Wの加工を開始す
ることができる。
【0035】一方、素材Wの後端部分を切断して発生し
た残材については、その長さを光センサによって検出
し、第1の基準長さ未満の短いものである場合には、傾
斜ローラ49を下方へ回動させてクロスカットソーユニ
ット33の前方へと排出する。これに対し、第1の基準
長さ以上かつ第2の基準長さ未満の場合には、ピンチロ
ーラ31を駆動して残材を投入コンベア13上へと戻し
てやる。そして、残材移送体21を駆動して、残材を投
入コンベア13からホイールコンベア23上へと移送
し、残材受け取り体25にて受け止めさせると共に、こ
の残材受け取り体25を下降させて下方に前下がりの傾
斜で配置されているホイールコンベア27へと残材を載
せ代える。すると、この残材は、ホイールコンベア27
上を滑り落ちて、素材投入用のホイールコンベア11の
下方に排出される。また、残材の長さが、第2の基準長
さ以上と非常に長いものである場合は、ピンチローラ3
1を駆動すると共に、加工材ストッパユニット55を駆
動してこの残材を取り出しコンベア51上へと排出す
る。そして、加工が完了した素材Wと同様に、加工材押
し出し装置57を駆動して、残材を受け台59上へと押
し出す。なお、この残材に対しては、印字装置61によ
る印字は行われないし、ほぞ加工及び面加工も行われて
いない。従って、作業者は、加工済みの素材Wと残材と
を容易に区別して、取り出しコンベア部50側において
残材を取り除くことができる。
【0036】以上説明した様に、本実施の形態の柱材プ
レカット設備1によれば、柱材の両端を切断して発生す
る残材の処理に当たって、残材は、常に、装置の前方側
へ自動的に排出されるので、作業者が残材を投入コンベ
ア上から一々取り除くといった処理をしなくてもよく、
作業性を大幅に向上することができる。また、残材の長
さに応じて短いものはクロスカットソーユニット33の
前方へと排出され、所定範囲の長さのものは投入用のホ
イールコンベア11の下へと排出され、所定以上長いも
のは取り出しコンベア部50側において前方へ排出され
るので、どの様な長さの残材が発生しても、残材の排出
を自動化することができる。また、残材が投入コンベア
13から自動的に排出されるので、次に加工するべき素
材Wを速やかに投入コンベア13へと投入することがで
き、プレカット設備の稼働率向上に寄与する。
【0037】また、本実施の形態の柱材プレカット設備
1によれば、加工済みの素材Wに対する印字処理は、取
り出しコンベア51から受け台59へと加工済みの素材
Wを押し出した状態で実行されるので、この印字処理と
並行して、次の素材Wの投入・加工を開始することがで
きる。従って、設備の稼働率を大幅に向上することがで
きる。
【0038】さらに、本実施の形態の柱材プレカット設
備1によれば、面加工ユニット37において、各種の加
工工具を備えているにも拘わらず、加工工具を昇降させ
るためのサーボモータを1個だけで兼用することがで
き、部品点数を大幅に節減することができている。
【0039】以上、本発明の一実施の形態について説明
したが、本発明は上述した実施の形態に限られることな
く、その要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々
の態様にて実施することができる。
【0040】例えば、実施の形態においては柱材プレカ
ット設備について説明したが、横架材プレカット設備に
対して本発明を適用してもよいことはもちろんである。
また、実施の形態では、加工材押し出し装置57によっ
て受け台59上へと加工済みの素材Wを押し出す様に構
成したが、取り出しコンベア51と直交する様にチェー
ンコンベアを配置しておいて、このチェーンコンベアで
加工済みの素材Wを取り出しコンベア51の前方の印字
装置61による印字位置へと送り出す様に構成しても構
わない。
【0041】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、加
工済みの素材に対して所定の情報を記入する様にした木
材プレカット設備において、待ち時間なしに連続して素
材の加工を実行することができ、設備の稼働率を向上す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態としての柱材プレカット設備の全
体構成を示す平面図である。
【図2】 実施の形態としての柱材プレカット設備の全
体構成を示す正面図である。
【図3】 実施の形態としての柱材プレカット設備にお
ける残材処理装置の構成を示す右側面図である。
【図4】 実施の形態としての柱材プレカット設備にお
ける残材処理装置の構成を示す右側面図である。
【図5】 実施の形態としての柱材プレカット設備にお
ける残材処理装置の構成を示す平面図である。
【図6】 実施の形態としての柱材プレカット設備にお
ける面加工ユニットの構成を示す左側面図である。
【図7】 実施の形態としての柱材プレカット設備にお
ける面加工ユニットの構成を示す正面図である。
【図8】 実施の形態としての柱材プレカット設備にお
ける印字装置の構成を示す背面図である。
【図9】 実施の形態としての柱材プレカット設備にお
ける印字装置の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1・・・柱材プレカット加工設備、10・・・投入コン
ベア部、11・・・ホイールコンベア、13・・・投入
コンベア、15・・・ストッパ、17・・・取込材移送
体、17a・・・昇降シリンダ、17b・・・前後動シ
リンダ、17c・・・流体シリンダ、20・・・残材取
り出し装置、21・・・残材移送体、21a・・・昇降
シリンダ、23・・・ホイールコンベア、25・・・残
材受け取り体、25a・・・昇降シリンダ、25b・・
・ガイドレール、25c・・・コラム、25d・・・連
結バー、25e・・・ガイド部材、27・・・ホイール
コンベア、30・・・加工機本体部、31・・・ピンチ
ローラ、33・・・クロスカットソーユニット、35・
・・ほぞ取りユニット、37・・・面加工ユニット、3
7a・・・チェーンのみ、37b・・・ルータ、37c
・・・座ぐりきり、37d,37e・・・しゃくりカッ
ター、37f・・・昇降ベース、37g・・・ルータ軸
昇降ベース、37h・・・座ぐりきり軸昇降ベース、3
7i・・・しゃくりカッター軸昇降ベース、37j・・
・ガイドレール、37k・・・前後動ベース、37m・
・・サーボモータ、37n・・・昇降用サーボモータ、
37o・・・昇降部材、38f〜38i・・・水平溝、
39・・・バイス、41・・・上クランプ、43・・・
上押さえローラ、45・・・求心ローラ、47・・・横
転装置、49・・・傾斜ローラ、50・・・取り出しコ
ンベア部、51・・・取り出しコンベア、53・・・ガ
イドレール、55・・・加工材ストッパユニット、57
・・・加工材押し出し装置、59・・・受け台、61・
・・印字装置、61a・・・コラム、61b・・・昇降
用ギヤモータ、61c・・・昇降ガイドレール、61d
・・・昇降体、61e・・・左右動ギヤモータ、61f
・・・左右動ガイドレール、61g・・・左右スライド
ベース、61h・・・印字ヘッド、61i・・・インク
タンク、61j・・・ガイドバー、61k・・・印字高
さ位置決めバー、61m・・・印字高さ位置決めセンサ
ー、63・・・ホイールコンベア、W・・・素材(加工
済みの素材)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−23618(JP,A) 実開 平7−7819(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21C 51/00 B25H 7/04 B27M 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素材を軸方向に搬送する投入コンベア
    と、各種の加工工具を有する加工機本体部と、加工の終
    了した素材を軸方向に搬送しつつ取り出す取り出しコン
    ベアとを一直線上に配置した木材プレカット設備におい
    て、 前記加工機本体部で所定の加工を終了した加工済みの素
    材を、前記取り出しコンベア上から該加工済みの素材の
    軸方向に直交する方向へと送り出して、前記取り出しコ
    ンベアと平行に配置させる加工済み素材移動手段と、 該加工済み素材移動手段によって送り出された前記加工
    済みの素材に対して、所定の情報を記入する印字手段と
    を備え、次の素材を前記投入コンベアから加工機本体部へと投入
    し、先に加工した素材に対する印字処理と並行して次の
    素材に対する加工を開始することができる様に 構成され
    ていること を特徴とする木材プレカット設備。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の木材プレカット設備にお
    いて、 前記加工済み素材移動手段が、 前記加工機本体部で所定の加工を終了した加工済みの素
    材を、前記取り出しコンベア上から該加工済みの素材の
    軸方向に直交する方向へと送り出す加工済み素材送り出
    し手段と、 該加工済み素材送り出し手段によって送り出された前記
    加工済みの素材を受け止める受け台と によって構成されていることを特徴とする木材プレカッ
    ト設備。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の木材プレカット設
    備において、 前記取り出しコンベアと平行して配置されるガイドレー
    ルと、 該ガイドレールに沿って前記取り出しコンベア上を移動
    し、前記投入コンベアから前記加工機本体部へと投入さ
    れた素材を、クランプして前記加工機本体部における所
    定の加工位置へと移動させる素材移動手段と を備えていることを特徴とする木材プレカット設備。
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