JP2011093118A - 柱材プレカット加工機 - Google Patents

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Abstract

【課題】一つの主軸により、1回のクランプで柱材の中間部の4面の加工を可能にする。
【解決手段】ほぞ取りユニット5bは、昇降体507の右側面に沿って前後方向に水平に移動する前後動体510と、前後動体510の後端部に取り付けられた旋回体515と、旋回体515に取り付けられたほぞ取りモータ519とを備え、上ほぞ取りカッタ523と回り縁カッタ524が同軸に取り付けられ、プレカット加工データに基づいて、加工内容が中間部への加工で上面の切削が含まれているときは、サーボモータ505,512及びほぞ取り主軸モータ519を駆動して、下面→後面→前面の順番で加工動作を実行し後、一旦、前後動体510を前進端へと移動させ、原点復帰動作を行い、空圧シリンダ517をロッドを後退端へと没入させてほぞ取り主軸モータ519を下方へ旋回させる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、木造住宅用の柱材のプレカット加工機で、柱材を横転することなく1回のクランプで、柱材の中間部の4面にカッターによる欠きや溝を切削加工する技術に関する。
従来、図13に示す様に、搬送路に沿って、ほぞ取りカッタ、チェーンのみ、丸穴ドリル、ルータビット、溝付きカッタを備えると共に、供給部側に木材を横転させるためのユニット(昇降用シリンダ、回転用シリンダ)を備えた柱材加工機が知られている(特許文献1)。
また、図14(A)に示す様に、ほぞ取りカッタと回り縁カッタを同軸に備えると共に、これらのカッタによる加工位置の直前に横転爪を備えた柱材加工機も知られている(特許文献2)。回り縁カッタは、柱材の中間部への回り縁,窓台,窓まぐさ,持たせなどの「欠き」や「溝」の加工を行うもので、ほぞ取りカッタよりも大径のカッタである。
さらに、図14(B)に示す様に、この種の柱材加工機を用いて、相互連結状態の複数の束を一本の角材から加工し、後工程で個々の束材に切断するといった加工方法の提案もなされている(特許文献3)。
特開平9−29704号公報(図1,図6,図12,図13) 特公平1−55963号公報(図3) 特許第4008536号公報(図12)
特許文献1,2の装置によれば、木口部では柱材の4面に対してほぞ取りカッタを臨ませる事が出来るから、ほぞ加工において柱材をアンクランプして横転させるといった動作をする必要はない。
しかし、特許文献1の装置で柱材の中間部の4面への回り縁加工を行うには、クランプ→上面への加工→戻し→90度横転→送り→クランプ→加工→・・・と、何度もクランプ・アンクランプ、戻し・送り、横転を繰り返さなければならない。特許文献2の装置においても、3面までは1回のクランプで実施できるものの最後の1面への加工を施すために、アンクランプ→横転→クランプを実行しなければならない。この結果、従来の柱材加工機では、柱材の中間部への4面加工に時間がかかるという問題がある。
特に、特許文献3の提案する様な相互連結状態の複数の束を一本の角材から加工するには、特許文献2の装置においても、クランプ→3面加工→アンクランプ→横転→クランプ→残り1面加工→アンクランプ→送り→クランプ→3面加工→アンクランプ→横転→残り1面加工→・・・という動作を繰り返すことになり、多大な加工時間を要するという問題がある。この結果、相互連結状態に複数の束を一本の角材から加工することによる効率アップの効果が十分に発揮されないという問題がある。
そこで、本発明は、1回のクランプで木材の中間部への4面加工を可能にし、回り縁,窓台,窓まぐさ,持たせなどの欠きや溝の加工したり、相互連結状態の複数の束を一本の角材から加工したりする際の木材加工の時間を短縮するのに適する柱材プレカット加工装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の柱材プレカット加工機は、加工材の長手方向と平行に配置された主軸を備える主軸モータによって回転されるカッタを、前記加工材の上下面及び前後面に対して接触させて切削加工を行うカッタユニットを備えると共に、以下の構成を備えていることを特徴とする。
(A) 前記カッタユニットは、前記主軸モータを、前記主軸と平行な旋回支持軸を中心に旋回可能な状態で支持すると共に昇降及び前後動させる昇降・前後動機構と、前記主軸モータを前記旋回支持軸を中心に旋回させ、主軸モータが加工材搬送路から離れる方向に回動した第1の状態と、加工材搬送路側に近づく方向に回動した第2の状態との間で切り換える主軸モータ姿勢切換機構を備えていること。
(B) 前記加工材の中間部に対する切削加工を行う際には、加工材の前後面の内、前記加工材搬送路を挟んで前記カッタユニットと反対側の面に対する切削加工は前記主軸モータを前記第1の状態として実行し、加工材の上下面の内、前記第2の状態から第1の状態に前記主軸モータを回動させたときの回動方向にある方の面に対する切削加工は前記主軸モータを前記第2の状態として実行し、それ以外の面に対しては前記第1又は第2の状態のいずれかで切削加工を実行する様に、前記主軸モータ姿勢切換機構を駆動する制御装置を備えていること。
旋回機能を利用して主軸部分を上向きあるいは下向きに回動させた状態が第1の状態に相当し、カッタユニットの前後方向長さが長くなる様に主軸を加工材搬送路方向に伸ばす様に回動させたした状態が第2の状態に相当する。そして、本発明の柱材プレカット加工機においては、主軸モータが加工材搬送路側に回動していない第1の状態で加工材中間部の前後面の内、加工材搬送路を挟んでカッタユニットと反対側の面に対する切削加工を実行するので、カッタユニットと加工材の干渉を避けることができる。なお、前後面のもう一方の面については、第1の状態であっても第2の状態であっても加工材との干渉を避けた状態で切削加工することができる。一方、加工材の上下面に対しては、第1の状態が主軸モータを上向きに回動した状態であるなら、上面の加工を第2の状態で実行するので干渉を避けることができる。逆に、第1の状態が主軸モータを下向きに回動した状態であるなら、下面の加工を第2の状態で実行するので干渉を避けることができる。なお、それぞれの場合において、上下面の反対側の面は第1,第2の状態のいずれで実行しても干渉を避けることができる。この様に、本発明によれば、一つの主軸モータで加工材の中間部に切削加工をしようとするときに横転させないなら第1の状態では干渉が発生してしまう可能性のある面は第2の状態での切削加工とし、逆に第2の状態では干渉が発生してしまう可能性のある面は第1の状態での切削加工とすることによって確実に干渉を避けることが可能となっている。即ち、主軸モータの姿勢の切り換え動作を行うことにより、主軸モータ付近の部品が加工材に干渉するのを避けて、一つの主軸モータで加工材中間部の4面全てに対する切削加工を実行することが可能になる。この結果、カッタユニットに複数の主軸を備えたり、ロボットアームの様な高価な装置を備える必要がなくなる。あるいは、回り縁加工のための横転装置を備えなくてもよい。例えば、特許文献1の装置では横転装置へ加工材を戻して横転した後に加工機に送り込んで切削加工を行うといった加工材を戻す動作も必要であるが、本発明の加工機ではかかる無駄な搬送動作は不要となる。
より具体的には、上記目的を達成するためになされた本発明の柱材プレカット加工機は、加工材の長手方向と平行に配置された主軸を備える主軸モータによって回転されるカッタを、前記加工材の上下面及び前後面に対して接触させて切削加工を行うカッタユニットを備えると共に、以下の構成を備えていることを特徴とする。
(A1) 前記カッタユニットは、ベースから立設されたコラムと、該コラムに対して昇降可能に取り付けられた昇降体と、該昇降体に対して前後動可能に取り付けられた前後動体と、該前後動体の加工材搬送路側の先端部に取り付けられた主軸載置体と、該主軸載置体に取り付けられた主軸モータとを備えていること。
(A2) 前記主軸載置体は、前記前後動体に対して前記主軸と平行な旋回支持軸を中心に旋回可能な状態で取り付けられていること。
(A3) 前記主軸載置体を、前記旋回主軸を中心に旋回させ、該主軸載置体がほぼ水平な載置面となって上側に前記主軸モータを起立させた第1の状態と、ほぼ垂直な載置面となって前記主軸モータを前記加工材搬送路側に倒した第2の状態との間で切り換える主軸モータ姿勢切換機構を備えていること。
(B1) 前記加工材の中間部に対する切削加工を行う際には、加工材の前後面の内、前記加工材搬送路を挟んで前記カッタユニットと反対側の面に対する切削加工は前記主軸モータを前記第1の状態として実行し、加工材の上下面の内、上面に対する切削加工は前記主軸モータを前記第2の状態として実行し、それ以外の面に対しては前記第1又は第2の状態のいずれかで切削加工を実行する様に、前記主軸モータ姿勢切換機構を駆動する制御装置を備えていること。
より具体的な構成を備えた本発明の柱材プレカット加工機における主軸モータ姿勢切換機構は、例えば、前後動体の搬送路側先端部に旋回支持軸を有する旋回支持体を一体に取り付け、この旋回支持軸を中心に旋回可能なアームの一端に主軸載置体を取り付け、当該アームの他端を空圧シリンダのロッドに連結しておき、空圧シリンダのロッドを前進端へ移動させたときに主軸載置体が水平方向に向き、空圧シリンダのロッドを後退端へ移動させたときに主軸載置体が垂直方向に向く様に構成するなどすればよい。この柱材プレカット加工機は、第1の状態を主軸モータが上向きの状態としているので、主軸モータは下から前後動体でしっかりと支えられた状態で切削加工をすることができ、干渉を避けると共に、強度面でも有利な姿勢での加工を行う。なお、上向きが強度的にも一番すぐれていることから、(B1)の構成は、「(B2) 前記加工材の中間部に対する切削加工を行う際には、加工材の前後面及び下面に対する切削加工は前記主軸モータを前記第1の状態として実行し、加工材の上面に対する切削加工は前記主軸モータを前記第2の状態として実行する様に、前記主軸モータ姿勢切換機構を駆動する制御装置を備えていること。」とすると強度面での有利さがより高まる。
これら本発明の柱材プレカット加工機は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(C) 前記制御装置は、前記主軸モータを前記第1の状態から第2の状態へと旋回させる際には、該主軸モータを前記搬送路から所定距離以上離れた位置へと移動させた状態で当該旋回動作を実行する装置として構成されていること。
この(C)の構成をも備えることにより、本発明の柱材プレカット加工機は、主軸モータの姿勢切換の際に加工材とカッタユニットの主軸モータ周辺部品とが衝突するといった新たな問題も解決することができる。
これら本発明の柱材プレカット加工機は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(D) 前記制御装置は、前記カッタユニットで加工するべきプレカット加工データに基づいて、当該プレカット加工データが前記加工材の中間部に対する加工を指示するものであるか否かを判断する長手方向加工位置判断処理と、該判断処理の結果が前記加工材の中間部に対する加工を指示するものであるときに当該プレカット加工データが前記加工材の上面を加工するデータを含んでいるか否かを判断する加工面判断処理とを実行し、該加工面判断処理において前記加工材の上面を加工するデータが含まれていないときは、前記主軸モータ姿勢切換機構による前記第2の状態への旋回動作を実行しない制御を行う装置として構成されていること。
この(D)の構成をも備えることにより、制御装置は、カッタユニットで加工するべきプレカット加工データに基づいて、姿勢切換が必要か否かを的確に判断し、必要最小限の姿勢切換動作だけを実行するから、動作の無駄をさらに少なくすることができる。
本発明によれば、柱材の中間部への回り縁,窓台,窓まぐさ,持たせなどの欠きや溝の加工において、1回のクランプで柱材の中間部の4面の加工が出来る。この事により、柱材の中間部への回り縁,窓台,窓まぐさ,持たせなどの欠きや溝の加工の能率がアップする。また、加工の能率をアップするために複数の主軸を設けるなどの複雑な構造を採用する必要が無いので、加工機械のコストダウンが図れる。
実施例1の柱材プレカット加工装置の全体を表す平面図である。 実施例1の柱材プレカット加工装置で柱材の端部のほぞ加工を実行する状態の平面図である。 実施例1の柱材プレカット加工装置で柱材の中間部への回り縁,窓台,窓まぐさ,持たせなどの欠きや溝の加工を実行する状態の平面図である。 実施例1の柱材プレカット加工装置におけるほぞ取りユニットの正面図である。 実施例1の柱材プレカット加工装置におけるほぞ取りユニットの右側面図である。 実施例1の柱材プレカット加工装置におけるほぞ取りユニットの平面図である。 実施例1の柱材プレカット加工装置において、ほぞ取りユニットのほぞ取り主軸部で柱材の中間部前後面と下面を加工する時の右側面図である。 実施例1の柱材プレカット加工装置において、ほぞ取りユニットのほぞ取り主軸部で柱材の中間部上面を加工する時の右側面図である。 実施例において実行されるほぞ取りユニットを用いた加工制御の処理内容を示すフローチャートである。 実施例において実行されるほぞ取りユニットを用いた加工制御の処理内容を示すフローチャートである。 実施例において実行される上ほぞ取り加工の際のほぞ取り主軸モータの動作を示す模式図である。 実施例において実行される回り縁加工の際のほぞ取り主軸モータの動作を示す模式図である。 従来技術の説明図である。 従来技術の説明図である。
以下に、1回のクランプで木材の中間部への4面加工を可能にし、回り縁,窓台,窓まぐさ,持たせなどの欠きや溝の加工したり、相互連結状態の複数の束を一本の角材から加工したりする際の木材加工の時間を短縮するのに適する柱材プレカット加工装置について添付図面に基づいて実施例で説明する。
実施例1の柱材プレカット装置10は、図1に示す様に、ホイールコンベア1から送り込んだ加工材W1を加工機本体5へと投入する投入ローラコンベア2と、投入ローラコンベア2の後方に平行に配置されて両端切断によって発生した残材W3を排出する残材排出ローラコンベア3と、残材排出ローラコンベア3によって運び出された残材W3を正面側に排出する残材載置ホイールコンべア4と、加工機本体5による加工の際の位置決めと移送とを行う移送位置決め装置6と、加工の完了した柱材W2を加工機5から取り出す取り出しローラコンべア7と、取り出された加工済み柱材W2を正面側へ搬出するホイールコンベア8とを備えている。
加工機本体5は、丸鋸ユニット5aと、ほぞ取りユニット5bと、面加工ユニット5cと、横転装置5dと、クランプ装置付きローラコンベア5eとを備えている。丸鋸ユニット5aは、丸鋸を装着する丸鋸軸を備え、加工材W1の両端切断を実行する。ほぞ取りユニット5bは、図2に示す様に、昇降,前後動,旋回するほぞ取り主軸モータ519を備えている。面加工ユニット5cは、カッタ軸,ルータ軸,ボーリング軸等を備えている。横転装置5dは、例えば、特公平1−55963号公報の装置の横転爪と同様の装置であって、90度ずつ加工材w1を回転させる。クランプ装置付きローラコンベア5eは、加工機本体内のローラコンベア,横バイス,上クランプ等で構成されている。移送位置決め装置6は、柱材の把持装置と移動装置を備えている。
次に、ほぞ取りユニット5bの詳細な構成を図4〜図6を参照しつつ説明する。ほぞ取りユニット5bは、図4,図5に示す様に、ベッド501と、ベッド501の上面に垂直に立設されたコラム502と、コラム502の右側面に沿って昇降する昇降体507と、昇降体507の右側面に沿って前後方向に水平に移動する前後動体510と、前後動体510の後端部に取り付けられた旋回体515と、旋回体515に取り付けられたほぞ取りモータ519とを備えている。
コラム502の右側面には、2列のガイドレール503,503が垂直方向に伸びる様に取り付けられている。また、昇降体507の左側面(図5の背面側)の4隅近くには、ガイドレール503,503と各2個ずつ嵌合する4個のリニアベアリング506,506,…が取り付けられている。そして、昇降体507は、ガイドレール503,503にガイドされ、ボールネジ504によって昇降動作される。このボールネジ504は、コラム502に回転可能に取り付けられたオネジ504aと、昇降体507に取り付けられたメネジ504bとで構成され、コラム502の上端に設置されたサーボモータ505によって位置制御しながら昇降体507の昇降動作を実行する構成となっている。
昇降体507の右側面(図5の正面側)には、4個のリニアベアリング508,508,…が嵌合孔を水平方向として取り付けられている。そして、前後動体510の左側面(図5の背面側)に水平方向に伸びる様に取り付けられた2列のガイドレール509,509が、これらリニアベアリング508,508,…と各2個ずつ嵌合している。そして、前後動体510は、ガイドレール509,509にガイドされ、ボールネジ511によって前後動作される。このボールネジ511は、前後動体510の下側に回転可能に取り付けられたオネジ511aと、昇降体507に取り付けられたメネジ511bとで構成され、前後動体510の前端に設置されたサーボモータ512によって位置制御しながら前後動体510の前後動作を実行する構成となっている。
旋回体515は、前後動体510の後端に一体的に取り付けられたブラケット状の旋回支持体513に設けられた旋回支持軸514を中心に旋回可能に支持されている。旋回体515は、図5に示す様に、旋回支持軸514よりも上に伸びる部分がほぞ取り主軸モータ519を載置するベース部515aを構成し、下に伸びる部分が旋回駆動力を受けるアーム部515bを構成している。また、前後動体510の右側面(図5の正面側)には、支持金具516が取り付けられ、この支持金具516にヘッド部517aを支持される様にして空圧シリンダ517が前後動体510の右側面に取り付けられている。そして空圧シリンダ517のロッド先端部517bに取り付けられた空圧シリンダロツドエンド金具518が、旋回体515のアーム部515bに連結されている。
ほぞ取り主軸モータ519は、図4,図5に示す様に、旋回体515のベース部515aに載置されている。そして、ほぞ取り主軸モータ右端部520はカッタ取り付け部となっており、下ほぞ取りカッタ522が装着されている。また、ほぞ取り主軸モータ左端部521もカッタ取り付け部となっており、上ほぞ取りカッタ523と、回り縁カッタ524が同軸に取り付けられている。なお、回り縁カッタ524は、上ほぞ取りカッタ523よりも大径で、モータ側に位置する様に取り付けられる。
また、ほぞ取り主軸モータ519の近傍には、図4に示す様に、コンベアローラ525が設置されている。このコンベアローラ525は、ほぞ取り主軸モータ519の動作時(加工時)はほぞ取り主軸モータ519や旋回体515などに干渉しない位置に退避し、ほぞ取り主軸モータ519が待機した時(加工材Wの移送時)は、他のコンペア(2,5e,7)と同じ高さに位置する。この動作は図示しないが空圧シリンダによって行う。
次に、実施例の動作を説明する。まず、全体の工程を説明する(図1参照)。
[1] 加工前の木材W1はホイールコンベア1上に載置され、投入ローラコンベア2上に取り込まれる。
[2] 投入ローラコンベア2上から加工機本体5(クランプ装置付きローラコンベア5e)内に送り込まれる。
[3] 丸鋸ユニット5aはクランプされた加工材W1の左端を端切りする。
[4] 移送位置決め装置6はローラコンベア7の長手方向(図1の左右方向)と平行に左右動して、加工材W1を掴んでローラコンベア2,525,5e,7上を加工材W1をそのの長手方向(図1の左右方向)に移送する。
[5] 加工材W1は移送位置決め装置6によって左方向に送られて、加工位置に適した位置に移送位置決めされる。そして加工材W1を前後面から横バイスにより求芯状態にクランプし上から上クランプによりローラーコンベア2,5e,7上に押さえつけるクランプ及びアンクランプをする。更に加工材W1の加工位置及び加工ユニットの位置に応じてこの動作を繰り返す。
[6] ほぞ取りユニット5bはクランプされた加工材W1の左端部に下ほぞ加工をする。
[7] ほぞ取りユニット5bはクランプされた加工材Wの中間部の4面に回り縁,窓台,窓まぐさ,持たせなどの欠きや溝加工をする。
[8] 面加工ユニット5cはクランプされた加工材Wの中間部の4面に胴差し彫り,しゃくり,ボルト穴,貫き穴加工などの面加工を順次行う。
この加工は加工機への載置状態での加工材W1の下面に対してのみに出来るので、他の面への加工は一旦アンクランプして加工が必要な面に応じて加工材W1をローラコンベア2,5e,7上で横転装置5dによって90度単位で横転させ横転し再クランプして行う。
[9] 丸鋸ユニット5aはクランプされた加工材W1の全長切断をする。
[10] ほぞ取りユニット5bはクランプされた加工材W1の右端部に上ほぞ加工をする。
[11] 全長切断後の残材W3は残材排出ローラコンベア3に排出され、残材載置ホイールコンべア4に載置される。
[12] 全ての加工が終わった柱材W2は加工機本体5(クランプ装置付きローラコンべア5e)内から取り出しローラコンベア7上に移送位置決め装置6によって送り出される。
[13] 加工された柱材W2は更にホイールコンベア8上に取り出されて載置される。
次に、ほぞ取り主軸(519〜524)の加工状態を説明する(図2,3参照)。
[1] 下ほぞ取りカッタ522は柱材の左端部木口に臨んで図2の様に下ほぞを切削加工する。
[2] 上ほぞ取りカッタ523は柱材の右端部木口に臨んで図2の様に上ほぞを切削加工する。
[3] 回り縁カッタ524は柱材の中間部の4面に臨んで図3の様に回り縁,窓台,窓まぐさ,持たせなどの欠きや溝を切削加工する。
次に、ほぞ取りユニット(5b)の加工工程を説明する(図4〜6参照)。
[1] ほぞ取り主軸モータ519はサーボモータ505の駆動によってボールネジ504を介して昇降する。
[2] ほぞ取り主軸モータ519はサーボモータ512の駆動によってボールネジ511を介して前後動する。
[3] ほぞ取り主軸モータ519は空圧シリンダ517によって約90度旋回する。
次に、ほぞ取り主軸モータ等(519〜524)が柱材Wの中間部を加工する時の詳細を説明する(図7,8参照)。
[1] ほぞ取り主軸モータ519は回り縁カッタ524の「524イ」に示す位置で空圧シリンダ517が出の状態でほぞ取り主軸モータ519の旋回は起立状態で待機する。この時は柱材Wの移送ができる。
[2] ほぞ取り主軸モータ519を運転させて回り縁カッタ524は「524ロ〜524ハ,524ハ〜524ニ,ホ524ロ〜524ホ」で示す前後動及び昇降の動作で柱材Wの下面,前面,後面に切削加工をする。
[3] ほぞ取り主軸モータ519は回り縁カッタ524の「524へ」で示す位置で空圧シリンダ517の入り動作によってほぞ取り主軸モータ519が旋回し「524ト」で示す状態になる。
[4] ほぞ取り主軸モータ519を運転させて回り縁カッタ524は「524ト〜524チ」で示す様な前後動及び昇降の動作で柱材Wの上面に切削加工をする。
本実施例の柱材プレカット加工機10が備えている制御装置は、ほぞ取りユニット5bによる加工に特徴を有し、以下の制御処理を実行する。制御装置は、図9に示す様に、ほぞ取りユニット5bによる加工を実行するタイミングになると(S10:YES)、コンベアローラ525を下方へ倒れた位置へと退避させる(S20)。コンベアローラ525の退避が完了したら(S30:YES)、加工内容が下ほぞ加工か否かを判断する(S40)。下ほぞ加工であるときは(S40:YES)、サーボモータ505,512及びほぞ取り主軸モータ519を駆動して下ほぞ加工動作を実行する(S50)。この結果、図2(B)に示した様な下ほぞ取りカッタ522による下ほぞ加工が実行される。また、下ほぞ加工ではないときは(S40:NO)、上ほぞ加工か否かを判断する(S60)。上ほぞ加工であるときは(S60:YES)、サーボモータ505,512及びほぞ取り主軸モータ519を駆動して上ほぞ加工動作を実行する(S70)。この結果、図2(A)に示した様な上ほぞ取りカッタ523による上ほぞ加工が実行される。
上ほぞ加工の際のほぞ取りユニット5bにおける主軸モータ519の動きを図11に示す。なお、下ほぞ加工においても主軸モータ519の動きは同じである。図示の様に、空圧シリンダ517はロッド前進端のままで一連の動作が実行される。まず、加工データに基づいて決定する「下面切削高さ」と上ほぞ取りカッタ523の「切削刃上端位置」とが一致する前方斜め下方位置へと主軸モータ519を位置させる様に、昇降体507を移動させる(A)。次に、前後動体510を後方へ向かって移動させ、上ほぞ取りカッタ523で加工材W1の下面を切削しつつ、上ほぞ取りカッタ523の「切削刃前端位置」がほぞの「後面切削位置」となったところで前後動体510を停止させる(B)。続いて昇降体507を上昇方向へ移動させ、上ほぞ取りカッタ523で加工材W1の後面を切削しつつ、上ほぞ取りカッタ523の「切削刃下端位置」がほぞの「上面切削位置」となるまで上昇したところで昇降体507を停止させる(C)。次に、前後動体510を前方へ向かって移動させ、上ほぞ取りカッタ523で加工材W1の上面を切削しつつ、上ほぞ取りカッタ523の「切削刃後端位置」がほぞの「前面切削位置」となったところで前後動体510を停止させる(D)。そして、昇降体507を下降方向へ移動させ、上ほぞ取りカッタ523で加工材W1の後前面を切削する(E)。なお、前面切削で上ほぞ加工は完了するので、この時の昇降体507の下降停止位置については、上ほぞ取りカッタ523の次の動作と関係なく決定することができる。
この様に、ほぞ取りにおいては、加工材W1の端部であることから、ほぞ取りユニット5bを構成する機器と加工材W1との干渉はなく、空圧シリンダ517はロッドは前進端のままで加工を実行することができる。
一方、加工内容が中間部への加工であるときは(S80:YES)、当該加工に上面の切削が含まれているかを判断する(S90)。上面の切削が含まれていない加工であるときは(S90:NO)、サーボモータ505,512及びほぞ取り主軸モータ519を駆動して加工動作を実行する(S100)。これに対し、上面の切削が含まれた加工であるときは(S90:YES)、サーボモータ505,512及びほぞ取り主軸モータ519を駆動して、下面→後面→前面の順番で加工動作を実行し後(S200)、一旦、前後動体510を前進端へと移動させ、原点復帰動作を行う(S210)。次に、空圧シリンダ517をロッドを後退端へと没入させる(S220)。この結果、ほぞ取り主軸モータ519は、下方へ旋回し、図5(B)の状態になる。その後、上面の加工を実行する(S230)。なお、ほぞ取りユニット5bによる加工が完了したら、コンベアローラ525を元の位置へと復帰させる(S240)。
中間部の回り縁加工の際のほぞ取りユニット5bにおける主軸モータ519の動きを図12に示す。図示の様に、最初は、空圧シリンダ517はロッド前進端のままである。まず、加工データに基づいて決定する「下面切削高さ」と回り縁カッタ524の「切削刃上端位置」とが一致する前方斜め下方位置へと主軸モータ519を位置させる様に、昇降体507を移動させる(A)。次に、前後動体510を後方へ向かって移動させ、回り縁カッタ524で加工材W1の下面を切削しつつ、回り縁カッタ524の「切削刃前端位置」が「後面切削位置」となったところで前後動体510を停止させる(B)。続いて昇降体507を上昇方向へ移動させ、回り縁カッタ524で加工材W1の後面を切削しつつ、回り縁カッタ524による後面切削完了高さまで上昇したところで昇降体507を停止させる(C)。
ここまでは、ほぞ取りの場合とほぼ同様の動作を行っている。しかし、この後、昇降体507を十分に下降させた後に前後動体510を前進させ、回り縁カッタ524の「切削刃後端位置」が「前面切削位置」となったところで前後動体510を停止させる(D)。続いて昇降体507を上昇方向へ移動させ、回り縁カッタ524で加工材W1の前面を切削しつつ、回り縁カッタ524による前面切削完了高さまで上昇したところで昇降体507を停止させる(E)。
次に、前後動体510を前方へ向かって移動させつつ昇降体507を上昇させ、ほぞ取り主軸モータ519を原点位置へと復帰させて停止し、原点復帰を待って空圧シリンダ517をロッド後退端へと動作させる(F)。この結果、ほぞ取り主軸モータ519は旋回し、前後動体510の後方斜め上の位置から後方ほぼ真っ直ぐの位置へと移動する。その後、昇降体507を移動させて回り縁カッタ524の「切削刃下端位置」が「上面切削位置」となったところで昇降体507を停止させ、引き続き前後動体510を後方へ移動させて上面の切削を実行する(G)。
本実施例によれば、主軸モータの姿勢を切り換えることにより、主軸モータ付近の部品が加工材に干渉するのを避けて、一つの主軸モータで加工材中間部の4面全てに対する切削加工を実行することができる。この結果、一つの主軸モータで、1回のクランプで、木材の中間部への4面加工が可能になり、回り縁,窓台,窓まぐさ,持たせなどの欠きや溝の加工したり、相互連結状態の複数の束を一本の角材から加工したりする際の木材加工の時間を短縮することができる。また、かかる作用・効果により、カッタユニットに複数の主軸を備えたり、ロボットアームの様な高価な装置を備える必要もなく、木材を横転させるための無駄な搬送動作も不要となる。
また、主軸モータ姿勢切換機構に、前後動体の搬送路側先端部に旋回支持軸を有する旋回支持体を一体に取り付け、この旋回支持軸を中心に旋回可能なアームの一端に主軸載置体を取り付け、当該アームの他端を空圧シリンダのロッドに連結し、空圧シリンダのロッドを前進端へ移動させたときに主軸載置体が水平方向に向き、空圧シリンダのロッドを後退端へ移動させたときに主軸載置体が垂直方向に向く様に構成としたので、姿勢切換動作が的確に実行される。
さらに、主軸モータの姿勢切換動作を原点復帰状態で実行するので、姿勢切換の際に加工材とカッタユニットの主軸モータ周辺部品とが衝突するといった新たな問題も解決することができる。
加えて、カッタユニットで加工するべきプレカット加工データに基づいて、姿勢切換が必要か否かを的確に判断し、必要最小限の姿勢切換動作だけを実行するから、動作の無駄をさらに少なくすることができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例に限られることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々の態様にて実施することができる。
例えば、回り縁以外にも、窓台,窓まぐさ,持たせなどの欠きや溝の加工や、相互連結状態の複数の束を一本の角材から加工したりするといった場合も、上面加工時に主軸モータを旋回させて横転動作や戻し動作といったことをすることなく一つの主軸でこれらの加工を実行するのに利用することもできる。
また、実施例1において、後面と下面を空圧シリンダのロッド前進端の状態での切削加工とし、前面及び上面をロッド後退端での切削加工とすることもできる。さらに、後面のみを空圧シリンダのロッド前進端の状態での切削加工とし、前面及び上下面をロッド後退端での切削加工とすることもできる。
なお、実施例1の装置構成とは逆にコンベアの後方側にコラムを立設して前後逆に構成することや、第1の状態を主軸モータが下向きに回動した状態として構成し、前後面及び上面を空圧シリンダのロッド前進端の状態での切削加工とし、下面をロッド後退端での切削加工とするなどの変形も本発明の要旨を逸脱しない。
住宅用の柱材のプレカット加工に有益であり、工場設備のコスト低減と加工時間の短縮による加工能力の向上とを両立させることができる。
1・・・ホイールコンベア
2・・・投入ローラコンベア
3・・・残材排出ローラコンベア
4・・・残材載置ホイールコンべア
5・・・加工機本体
5a・・・丸鋸ユニット
5b・・・ほぞ取りユニット
5c・・・面加工ユニット
5d・・・横転装置
5e・・・クランプ装置付きローラコンベア
6・・・移送位置決め装置
7・・・取り出しローラコンべア
8・・・ホイールコンベア
10・・・柱材プレカット装置
501・・・ベッド
502・・・コラム
503・・・ガイドレール
504・・・ボールネジ
504a・・・オネジ
504b・・・メネジ
505・・・サーボモータ
506・・・リニアベアリング
507・・・昇降体
508・・・リニアベアリング
509・・・ガイドレール
510・・・前後動体
511・・・ボールネジ
511a・・・オネジ
511b・・・メネジ
512・・・サーボモータ
515・・・旋回体
513・・・旋回支持体
514・・・旋回支持軸
515・・・旋回体
515a・・・ベース部
515b・・・アーム部
516・・・支持金具
517・・・空圧シリンダ
517a・・・ヘッド部
517b・・・ロッド先端部
518・・・空圧シリンダロツドエンド金具
519・・・ほぞ取り主軸モータ
520・・・ほぞ取り主軸モータ右端部
522・・・下ほぞ取りカッタ
521・・・ほぞ取り主軸モータ左端部
523・・・上ほぞ取りカッタ
524・・・回り縁カッタ
525・・・コンベアローラ
W1・・・加工材
W2・・・加工済み柱材
W3・・・残材

Claims (4)

  1. 加工材の長手方向と平行に配置された主軸を備える主軸モータによって回転されるカッタを、前記加工材の上下面及び前後面に対して接触させて切削加工を行うカッタユニットを備えると共に、以下の構成を備えていることを特徴とする柱材プレカット加工機。
    (A) 前記カッタユニットは、前記主軸モータを、前記主軸と平行な旋回支持軸を中心に旋回可能な状態で支持すると共に昇降及び前後動させる昇降・前後動機構と、前記主軸モータを前記旋回支持軸を中心に旋回させ、主軸モータが加工材搬送路から離れる方向に回動した第1の状態と、加工材搬送路側に近づく方向に回動した第2の状態との間で切り換える主軸モータ姿勢切換機構を備えていること。
    (B) 前記加工材の中間部に対する切削加工を行う際には、加工材の前後面の内、前記加工材搬送路を挟んで前記カッタユニットと反対側の面に対する切削加工は前記主軸モータを前記第1の状態として実行し、加工材の上下面の内、前記第2の状態から第1の状態に前記主軸モータを回動させたときの回動方向にある方の面に対する切削加工は前記主軸モータを前記第2の状態として実行し、それ以外の面に対しては前記第1又は第2の状態のいずれかで切削加工を実行する様に、前記主軸モータ姿勢切換機構を駆動する制御装置を備えていること。
  2. 加工材の長手方向と平行に配置された主軸を備える主軸モータによって回転されるカッタを、前記加工材の上下面及び前後面に対して接触させて切削加工を行うカッタユニットを備えると共に、以下の構成を備えていることを特徴とする柱材プレカット加工機。
    (A1) 前記カッタユニットは、ベースから立設されたコラムと、該コラムに対して昇降可能に取り付けられた昇降体と、該昇降体に対して前後動可能に取り付けられた前後動体と、該前後動体の加工材搬送路側の先端部に取り付けられた主軸載置体と、該主軸載置体に取り付けられた主軸モータとを備えていること。
    (A2) 前記主軸載置体は、前記前後動体に対して前記主軸と平行な旋回支持軸を中心に旋回可能な状態で取り付けられていること。
    (A3) 前記主軸載置体を、前記旋回主軸を中心に旋回させ、該主軸載置体がほぼ水平な載置面となって上側に前記主軸モータを起立させた第1の状態と、ほぼ垂直な載置面となって前記主軸モータを前記加工材搬送路側に倒した第2の状態との間で切り換える主軸モータ姿勢切換機構を備えていること。
    (B1) 前記加工材の中間部に対する切削加工を行う際には、加工材の前後面の内、前記加工材搬送路を挟んで前記カッタユニットと反対側の面に対する切削加工は前記主軸モータを前記第1の状態として実行し、加工材の上下面の内、上面に対する切削加工は前記主軸モータを前記第2の状態として実行し、それ以外の面に対しては前記第1又は第2の状態のいずれかで切削加工を実行する様に、前記主軸モータ姿勢切換機構を駆動する制御装置を備えていること。
  3. さらに、以下の構成を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の柱材プレカット加工機。
    (C) 前記制御装置は、前記主軸モータを前記第1の状態から第2の状態へと旋回させる際には、該主軸モータを前記搬送路から所定距離以上離れた位置へと移動させた状態で当該旋回動作を実行する装置として構成されていること。
  4. さらに、以下の構成を備えていることを特徴とする請求項3記載の柱材プレカット加工機。
    (D) 前記制御装置は、前記カッタユニットで加工するべきプレカット加工データに基づいて、当該プレカット加工データが前記加工材の中間部に対する加工を指示するものであるか否かを判断する長手方向加工位置判断処理と、該判断処理の結果が前記加工材の中間部に対する加工を指示するものであるときに当該プレカット加工データが前記加工材の上面を加工するデータを含んでいるか否かを判断する加工面判断処理とを実行し、該加工面判断処理において前記加工材の上面を加工するデータが含まれていないときは、前記主軸モータ姿勢切換機構による前記第2の状態への旋回動作を実行しない制御を行う装置として構成されていること。
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