JP2911049B2 - 蓋体の開閉制御装置 - Google Patents

蓋体の開閉制御装置

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JP2911049B2 JP2130994A JP13099490A JP2911049B2 JP 2911049 B2 JP2911049 B2 JP 2911049B2 JP 2130994 A JP2130994 A JP 2130994A JP 13099490 A JP13099490 A JP 13099490A JP 2911049 B2 JP2911049 B2 JP 2911049B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、蓋体の開閉駆動装置に関し、特に記録媒体
演奏(再生)装置の本体前面に開口する記録媒体挿入口
を開閉すべく開閉自在に設けられかつ操作ボタンが配置
された蓋体の開閉駆動装置に関する。
背景技術 記録媒体演奏装置としての例えばカセットデッキ、特
に車載用カセットデッキにおいては、デッキ本体の前面
に開口するカセット挿入口を介してカセットテープの着
脱を行なうように構成されているのが一般的である。こ
のカセット挿入口には、当該挿入口を介して塵埃等がデ
ッキ内部に混入するのを防止するための蓋体が設けられ
る。この蓋体を例えば本体前面全体に亘る多きさのもの
とし、これに操作ボタン等を配置して操作パネルとして
兼用することにより、カセット挿入口に対向する部分に
も操作ボタン等を配置し得ることとなって、デッキ本体
前面の限られたスペースを有効に利用したり、さらには
モータを駆動源として蓋体を自動的に開閉駆動するよう
にしたカセットデッキが知られている。
このように、蓋体を操作パネルとして兼用しかつ自動
開閉する構成のものにおいては、蓋体の開又は閉動作時
に蓋体が障害物に当って全開又は全閉位置に到達できな
いような障害が生ずる可能性があり、その対策が望まれ
る。
発明の概要 [発明の目的] そこで、本発明は、蓋体が障害物に当って全開又は全
閉状態に到達できないような障害が生じた場合に対応可
能な蓋体の開閉駆動装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] 本発明による蓋体の開閉駆動における請求項1に記載
の発明は、記録媒体再生装置の本体前面に開口する記録
媒体挿入口を開閉すべく開閉自在に設けられた蓋体の開
閉駆動装置であって、正転若しくは逆転動作によって蓋
体を開若しくは閉方向に駆動するモータと、蓋体が全開
及び全閉位置に達したことを検知して全開及び全閉検知
信号を発生する検知手段と、モータの所定回転方向への
起動開始時点から所定時間内に全開又は全閉検知信号が
発生しないとき異常信号を発生する異常信号発生手段
と、指令に応答してモータを所定回転方向に起動してそ
の起動中において異常信号が発生したときモータを反転
動作させ、この反転動作を少なくとも1回実行させるべ
く制御する制御手段とを備え、制御手段は、全開又は全
閉検知信号が発生したときその発生時点から所定時間が
経過するまで前記モータの駆動を継続させるべく制御
し、所定時間が経過した時点からモータの駆動を停止さ
せるべく停止制御を行うことを特徴とする。
本発明による蓋体の開閉駆動における請求項3に記載
の発明は、記録媒体再生装置の本体前面に開口する記録
媒体挿入口を開閉すべく開閉自在に設けられた蓋体の開
閉駆動装置であって、正転若しくは逆転動作によって蓋
体を開若しくは閉方向に駆動するモータと、蓋体が全開
及び全閉位置に達したことを検知して全開及び全閉検知
信号を発生する検知手段と、モータの所定回転方向への
起動開始時点から所定時間内に全開又は全閉検知信号が
発生しないとき異常信号を発生する異常信号発生手段
と、指令に応答してモータを所定回転方向に起動してそ
の起動中において異常信号が発せられた場合には、モー
タをして反転動作又は停止動作のいずれか一方をなさし
める制御手段と、を備え、制御手段は、蓋体が開動作し
ている場合にのみ前記モータをして停止動作せしめるこ
とを特徴とする。
[発明の目的] 本発明による蓋体の開閉駆動装置においては、蓋体駆
動モータの所定回転方向への起動開始時点から所定時間
内に蓋体が全開又は全閉位置に達しないときには該モー
タを反転動作させ、この反転動作を少なくとも1回実行
し、全開又は全閉検位置に達したら所定時間モータを駆
動した後、停止させるべく停止制御を行い、また、開閉
駆動中に異常信号が発せられモータの停止を行う際に
は、蓋体が開動作している場合にのみ停止動作すること
を特徴とする。
実施例 以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明す
る。
第1図において、蓋体1は例えばカセットデッキの本
体前面に例えばその全面を覆うように開閉自在に設けら
れ、デッキ本体の前面に開口するカセット挿入口(図示
せず)を開閉すると共に、カセットテープのイジェクト
を指令するイジェクトボタンを含む操作ボタン群2が配
設されて操作パネルとしての作用もなす。この蓋体1の
開閉駆動源としてモニタ3が設けられており、ごのモー
タ3は正転若しくは逆転動作によって歯車の組合わせ等
からなる減速機構(図示せず)を介して蓋体1を開若し
くは閉方向に駆動する。蓋体1が全開位置に達すると全
開検知スイッチ4が作動して全開検知信号を発生し、蓋
体1が全閉位置に達すると全閉検知スイッチ5が作動し
て全閉検知信号を発生する。これら検知信号はコントロ
ーラ6に供給される。
コントローラ6はマイクロコンピュータによって構成
されており、操作ボタン群2のボタン操作によるイジェ
クト指令等の各種指令及び全開、全閉検知スイッチ4,5
の各検知信号に基づいてモータ駆動回路7を介しての蓋
体1の開閉駆動及び停止制御を行なうと共に、演奏位
置、即ち再生位置に装着されているカセットテープをイ
ジェクトするためのイジェクト機構8を適宜駆動制御す
る。また、コントローラ6は蓋体1の動作状態をステー
タス0〜9によって管理している。
ここに、ステータス0は蓋体1の全閉状態を、ステー
タス1はイジェクトボタン2aが押圧された状態を、ステ
ータス2は蓋体1の開方向への駆動中を、ステータス3
は全開検知スイッチ4の作動後の一定期間におけるモー
タ3の起動中を、ステータス4は蓋体1の全開状態を、
ステータス5は蓋体1の閉方向への駆動開始後の一定期
間の待機状態を、ステータス6は蓋体1の閉方向への駆
動中を、ステータス7は全閉検知スイッチ5の作動後の
一定期間におけるモータ3の起動中を、ステータス8は
所定時間のタイマーのタイムオーバーエラーの状態を、
ステータス9はタイムオーバーエラーを起した後の蓋体
1の全開状態をそれぞれ示している。
次に、コントローラ6のプロセッサによって実行され
る蓋体1の開閉駆動処理の手順を第2A図及び第2B図のフ
ローチャートにしたがって説明する。なお、本サブルー
チンは、メインルーチンの実行中に所定周期(例えば、
7.8msec)で呼び出されて実行されるものとする。
プロセッサは先ず、ステータスが「0」であるか否
か、即ちデッキの動作状態が蓋体1の全閉状態であるか
否かを判断し(ステップS1)、ステータス=0であれ
ば、全閉検知スイッチ5がオフになったか否かを判断し
(ステップS2)、全閉検知スイッチ5がオフであれば、
ステータスを「8」にし(ステップS3)、しかる後メイ
ンルーチンに戻る。全閉検知スイッチ5がオンのままで
あれば、プロセッサは、イジェクトボタンが押圧された
か否かを判断し(ステップS4)、イジェクトボタンが押
圧された場合にはステータスを「1」にし(ステップS
5)、しかる後メインルーチンに戻り、イジェクトボタ
ンが押圧されない場合にはそのままメインルーチンに戻
る。ステータス≠0であれば、続いてプロセッサは、ス
テータスが「1」であるか否かを判断し(ステップS
6)、ステータス=1であれば、ステータスを「2」に
セット(ステップS7)すると同時にモータ駆動回路7に
対して蓋体1の開方向への駆動指令を発し、続いて例え
ば4secタイマーをセットし(ステップS8)、しかる後メ
インルーチンに戻る。
ステップS6においてステータス≠キ1と判定した場合
には、プロセッサは次に、ステータスが「2」であるか
否か、即ち蓋体1の開方向への駆動中であるか否かを判
断する(ステッブS9)。
ステータス=2であれば、プロセッサは、全開検知ス
イッチ4が作動(オン)して全開検知信号を出力したか
否かを判断し(ステップS10)、全開検知スイッチ4が
オンであれば、ステータスを「3」にし(ステップS1
1)、続いて例えば125msecタイマーをセットし(ステッ
プS12)、しかる後メインルーチンに戻る。全開検知ス
イッチ5がオフのままであれば、プロセッサは、ステッ
プS8でセットした4secタイマーがタイムオーバーである
か否かを判断し(ステップS13)、タイムオーバーでな
ければそのままメインルーチンに戻り、タイムオーバー
であれば、障害が発生した回数をカウントするエラー・
カウンタのカウント値NがN=0であるか否かを判断し
(ステップS14)、N=0であれば、エラー・カウンタ
をインクリメントし(ステップS15)、ステータスを
「6」にセット(ステップS16)すると同時にモータ駆
動回路7に対して蓋体1の閉方向への駆動指令を発し、
さらに4secタイマーをセット(ステップS17)した後メ
インルーチンに戻り、N≠0であればステータスを
「8」にセット(ステップS18)した後メインルーチン
に戻る。
ステップS9においてステータス≠2と判定した場合に
は、プロセッサは次に、ステータスが「3」であるか否
か、即ち全開検知スイッチ4のオン後所定時間(本例で
は、125msec)の間モータ3を起動中であるか否かを判
断する(ステップS19)。ステータス=3であれば、プ
ロセッサは、ステップS12でセットした125msecタイマー
がタイムオーバーであるか否かを判断し(ステップS2
0)、タイムオーバーであれば、エラー・カウンタのカ
ウント値NがN=0であるか否かを判断する(ステップ
S21)。N=0であれば、プロセッサは、ステータスを
「4」にし(ステップS22)、続いてカセットテープを
イジェクトすべくイジェクト機構9に対してイジェクト
指令を発し(ステップS23)、しかる後メインルーチン
に戻る。N≠0であれば、プロセッサは、演奏位置にカ
セットテープが装着されているか否かを判断し(ステッ
プS24)、未装着であればステップS22に移行し、装着さ
れていればステータスを「9」にし(ステップS25)、
しかる後メインルーチンに戻る。ステップS20において
タイムオーバーでないと判定した場合にも、ステップS2
5を経てメインルーチンに戻る。
ステップS19においてステータス≠3と判定した場合
には、プロセッサは次に、ステータスが「4」であるか
否か、即ち蓋体1が全開状態にあるか否かを判断する
(ステップS26)。ステータス=4であれば、プロセッ
サは、エラー・カウンタをクリアし(ステップS27)、
続いて全開検知スイッチ4がオフになったか否かを判断
し(ステップS28)、全開検知スイッチ4がオフであれ
ばイジェクト中であるか否かを判断し(ステップS2
9)、オンのままであればカセットテープが挿入された
か否かを判断する(ステップS30)。カセットテープの
挿入検知は、カセット挿入部に設けられた図示せぬカセ
ット挿入検知スイッチによってなされる。全開検知スイ
ッチ4のオン状態でカセットテープが挿入されなかった
り、全開検知スイッチ4がオフになってもイジェクト中
であった場合にはそのままメインルーチンに戻る。ステ
ップS30においてカセットテープが挿入されたと判定し
た場合には、プロセッサは、500msecタイマーをセット
し(ステップS31)、続いてステータスを「5」にセッ
トし(ステップS32)、しかる後メインルーチンに戻
り、全開検知スイッチ4がオフになってもイジェクト中
でない場合には直接ステップS32に移行する。なお、本
実施例におけるカセットテープのローディング機構(図
示せず)は、カセット挿入口に挿入されたカセットテー
プを挿入時のユーザによる押圧力を動力源として演奏位
置にローディングするいわゆるメカニカル式ローディン
グ機構である。
ステップS26においてステータス≠4と判定した場合
には、プロセッサは次に、ステータスが「5」であるか
否かを判断し(ステップS30)、ステータス=5であれ
ば、続いてイジェクトボタンが押圧されたか否かを判断
する(ステップS34)。イジェクトボタンが押圧された
場合には、プロセッサは、ステータスを「1」にセット
し(ステップS35)、しかる後メインルーチンに戻る。
一方、イジェクトボタンが押圧されない場合には、プロ
セッサは、ステップS31でセットした500msecタイマーが
タイムオーバーしたか否かを判断し(ステップS36)、
タイムオーバーであれば、ステータスを「6」にセット
(ステップS37)すると同時にモータ駆動回路7に対し
て蓋体1の閉方向への駆動指令を発し、さらに4secタイ
マーをセット(ステップS38)した後メインルーチンに
戻り、タイムオーバーでなければそのままメインルーチ
ンに戻る。
ステップS33においてステータス≠5と判定した場合
には、プロセッサは次に、ステータスが「6」であるか
否か、即ち蓋体1の閉方向への駆動中であるか否かを判
断する(ステップS39)。ステータス=6であれば、プ
ロセッサは、イジェクトボタンが押圧されたか否かを判
断し(ステップS40a)、押圧された場合にはステータス
を「1」にセットし(ステップS40b)、しかる後メイン
ルーチンに戻る。イジェクトボタンが押圧されない場合
には、プロセッサは、全閉検知スイッチ5が作動(オ
ン)して全閉検知信号を出力したか否かを判断し(ステ
ップS40c)、全閉検知スイッチ5がオンであれば、ステ
ータスを「7」にセットし(ステップS41)、続いて125
msecタイマーをセットし(ステップS42)、しかる後メ
インルーチンに戻る。全閉検知スイッチ5がオフのまま
であれば、プロセッサは、ステップS38でセットした4se
cタイマーがタイムオーバーか否かを判断し(ステップS
43)、タイムオーバーであれば、ステータスを「2」に
セット(ステップS44)すると同時にモータ駆動回路7
に対して蓋体1の開方向への駆動指令を発し、続いて4s
ecのタイマーをセットし(ステップS45)、さらにエラ
ー・カウンタをインクリメントし(ステップS46)、し
かる後メインルーチンに戻り、タイムオーバーでなけれ
ばそのままメインルーチンに戻る。
ステップS39においてステータス≠6と判定した場合
には、プロセッサは次に、ステータスが「7」であるか
否かを判断し(ステップS47)、ステータス=7であれ
ば、続いてイジェクトボタンが押圧されたか否かを判断
する(ステップS48)。イジェクトボタンが押圧された
場合には、プロセッサは、ステータスを「1」にセット
し(ステップS49)、しかる後メインルーチンに戻る。
一方、イジェクトボタンが押圧されない場合には、プロ
セッサは、ステップS42でセットした125msecタイマーが
タイムオーバーか否かを判断し(ステップS50)、タイ
ムオーバーであれば、ステータスを「0」にセット(ス
テップS51)した後メインルーチンに戻り、タイムオー
バーでなければそのままメインルーチンに戻る。
ステップS47においてステータス≠7と判定した場合
には、プロセッサは次に、ステータスが「8」であるか
否かを判断し(ステップS52)、ステータス=8であれ
ば、エラー・カウンタをクリアし(ステップS53)、続
いて全開検知スイッチ4がオンしたか否を判断する(ス
テップS54)。全開検知スイッチ4がオンであれば、プ
ロセッサは、ステータスを「2」にセット(ステップS5
5)すると同時にモータ駆動回路7に対して蓋体1の開
方向への駆動指令を発し、さらに4secタイマーをセット
し(ステップS56)、しかる後メインルーチンに戻る。
全開検知スイッチ4がオフのままであれば、プロセッサ
は、全閉検知スイッチ5がオンしたか否を判断し(ステ
ップS57)、全閉検知スイッチ5がオンであれば、ステ
ータスを「6」にセット(ステップS58)すると同時に
モータ駆動回路7に対して蓋体1の閉方向への駆動指令
を発し、さらに4secタイマーをセットし(ステップS5
9)、しかる後メインルーチンに戻る。一方、全閉険知
スイッチ5がオフのままであれば、プロセッサは、イジ
ェクトボタンが押圧されたか否を判断し(ステップS6
0)、イジェクトボタンが押圧された場合には、ステー
タスを「2」にセット(ステップS61)すると同時にモ
ータ駆動回路7に対して蓋体1の開方向への駆動指令を
発し、4secタイマーをセット(ステップS62)した後メ
インルーチンに戻り、イジェクトボタンが押圧されない
場合にはそのままメインルーチンに戻る。
ステップS52においてステータス≠8と判定した場合
には、プロセッサは次に、ステータスが「9」であるか
否かを判断し(ステップS63)、ステータス=9であれ
ば、エラー・カウンタをクリアし(ステップS64)、し
かる後全開検知スイッチ4がオフになったか否を判断す
る(ステップS65)。続いてプロセッサは、全開検知ス
イッチ4がオフであれば、ステータスを「5」にセット
(ステップS66)した後ステップS57に移行し、全開検知
スイッチ4がオンのままであればそのままステップS57
に移行する。
上述した一連の処理手順によれば、蓋体1が全閉位置
にある状態(ステータス0)において、イジェクトボタ
ンが押圧され(ステータス1)、蓋体1が開方向へ駆動
された際に(ステータス2)、蓋体1が全開位置に達す
る前に所定時間(本例では、4sec)のタイマーがタイム
オーバーとなった場合(ステップS10,S13)、モータ3
を反転動作させ(ステータス6)、この閉方向への駆動
中においても蓋体1が全閉位置に達する前にタイムオー
バーとなった場合には(ステップS40c,S40)、モータ3
をさらに反転動作させ(ステータス2)、モータ2を例
えば2回反転動作させる制御が行なわれる。そして、2
回反転動作させた後の開方向への駆動中において再度タ
イムオーバーとなった場合には(ステップS10,S13)、
タイムオーバーエラー状態となり(ステータス8)、そ
の時点でモータ3の駆動が停止されることになる。
また、蓋体1の全開状態(ステータス4)から蓋体1
を閉方向に駆動する際には、ステータス5を経てステー
タス6から制御が開始されることになるから、モータ3
の反転動作は1回となり、反転後の開方向への駆動中に
おいて再度タイムオーバーとなった場合にモータ3の駆
動が停止されることになる。
なお、本実施例では、モータ3の反転駆動の繰返し回
数を全閉状態からの駆動時には2回、全開状態からの駆
動時には1回としたが、その回数は任意である。ただ
し、全閉状態からの駆動時には偶数回、全開状態からの
駆動時には奇数回とすることにより、障害が発生した場
合には常に蓋体1の開方向への駆動状態でモータ3を停
止させることができることになる。
このように、蓋体1の開(又は閉)動作中に例えば障
害物に当って全開(又は全閉)位置に到達できないよう
な障害が発生した場合に、モータ3の反転駆動を繰り返
すことにより、障害状態から脱し得る可能性が高くなる
ため、蓋体1を中途半端な状態で停止させておくことが
非常に少なくなる。
また、イジェクトボタンが押圧された場合には、通常
は、蓋体1を開方向に駆動し全開検知スイッチ4がオン
(ステップS10)したら、ステータス3を経てカセット
テープのイジェクト(ステップS23)が行なわれるので
あるが、蓋体1の開方向への駆動の際に障害が発生し、
モータ3を反転動作させた後全開検知スイッチ4がオン
(ステップS10)した場合には、エラー・カウンタのカ
ウント値NがN≠0であることから、ステータス9に移
行してモータ3の駆動を停止し、このときカセットテー
プはイジェクトされないことになる。
ここで、モータ3の反転動作後に蓋体1が全開した際
にカセットテープをイジェクトした場合、イジェクトさ
れたカセットテープが障害の発生の原因となった障害物
に当って再度ローディングされ、蓋体1の閉動作中に再
度障害が発生し、モータ3の反転動作を繰り返した後カ
セットテープがイジェクトされるという無限ループに陥
いる可能性がある。したがって、モータ3の反転動作後
に蓋体1が全開した場合には、カセットテープのイジェ
クトは行なわないこととすることにより、上述した無限
ループに陥いるのを未然に防止できることになる。
さらには、蓋体1の全閉状態(ステータス0)におけ
るイジェクトボタンの押圧指令により蓋体1が開方向に
駆動(ステータス2)された際に、全開検知スイッチ4
がオン(ステップS10)した場合には、先ず所定時間
(本例では、125msec)のタイマーがセットされ(ステ
ップS12)、このタイマーがタイムオーバー(ステップS
20)した後にステータス4に移行してモータ3の駆動が
停止され、又蓋体1の全閉状態(ステータス4)におけ
るカセットテープの挿入又は手動による蓋体1の押上げ
によりステータス5を経て蓋体1が閉方向に駆動(ステ
ータス6)された際に、全閉検知スイッチ5がオン(ス
テップS40c)した場合には、125msecのタイマーがセッ
トされ(ステップS42)、このタイマーがタイムオーバ
ー(ステップS50)した後にステータス0に移行してモ
ータ3の駆動が停止されることとなる。
このように、蓋体1が全開(又は全閉)位置に達した
ことを検知した場合に、一定時間だけモータ3を駆動し
た後にその駆動を停止させることにより、蓋体1を確実
に全開(又は全閉)位置に固定できることになる。
発明の効果 以上説明したように、本発明による蓋体の開閉駆動装
置においては、蓋体駆動モータの所定回転方向への起動
開始時点から所定時間内に蓋体が全開又は全閉位置に達
しないときには該モータを反転動作させ、この反転動作
を少なくとも1回実行し、全開又は全閉位置に達したら
所定時間モータを駆動した後、停止させるべく停止制御
を行う構成となっているため、蓋体1を確実に全開(又
は全閉)位置に固定することができるようになる。ま
た、開閉駆動中に異常信号が発せられ、モータの停止を
行う際には、蓋体が開動作している場合にのみ停止動作
する構成となっているため、例えば操作者が記録媒体を
不適切な状態で装着し、異常信号が発せられ蓋体が開閉
動作中に停止するような場合においても、蓋体は開方向
で停止するため、記録媒体を装置から比較的取り出しや
すくすることができ操作を容易にすることができるよう
になる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2A図及
び第2B図はプロセッサによって実行される蓋体の開閉駆
動の処理手順を示すフローチャートである。 主要部分の符号の説明 1……蓋体、3……モータ 4……全開検知スイッチ 5……全閉検知スイッチ 6……コントローラ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体再生装置の本体前面に開口する記
    録媒体挿入口を開閉すべく開閉自在に設けられた蓋体の
    開閉駆動装置であって、 正転若しくは逆転動作によって前記蓋体を開若しくは閉
    方向に駆動するモータと、 前記蓋体が全開及び全閉位置に達したことを検知して全
    開及び全閉検知信号を発生する検知手段と、 前記モータの所定回転方向への起動開始時点から所定時
    間内に前記全開又は全閉検知信号が発生しないとき異常
    信号を発生する異常信号発生手段と、 指令に応答して前記モータを所定回転方向に起動してそ
    の起動中において前記異常信号が発生したとき前記モー
    タを反転動作させ、この反転動作を少なくとも1回実行
    させるべく制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記全開又は全閉検知信号が発生した
    ときその発生時点から所定時間が経過するまで前記モー
    タの駆動を継続させるべく制御し、 前記所定時間が経過した時点から前記モータの駆動を停
    止させるべく停止制御を行うことを特徴とする蓋体の開
    閉駆動装置。
  2. 【請求項2】記録媒体のイジェクト指令を前記指令とし
    て発する指令手段と、 前記イジェクト指令に伴う前記蓋体の開動作時に発せら
    れる前記全開検知信号に応答して前記記録媒体を再生位
    置から前記記録媒体挿入口へ排出せしめるイジェクト手
    段と、 前記反転動作後における前記蓋体の開動作時に前記全閉
    検知信号が発せられたときには前記イジェクト手段によ
    るイジェクト動作を禁止する禁止手段とを備えたことを
    特徴とする請求項1記載の蓋体の開閉駆動装置。
  3. 【請求項3】記録媒体再生装置の本体前面に開口する記
    録媒体挿入口を開閉すべく開閉自在に設けられた蓋体の
    開閉駆動装置であって、 正転若しくは逆転動作によって前記蓋体を開若しくは閉
    方向に駆動するモータと、 前記蓋体が全開及び全閉位置に達したことを検知して全
    開及び全閉検知信号を発生する検知手段と、 前記モータの所定回転方向への起動開始時点から所定時
    間内に前記全開又は全閉検知信号が発生しないとき異常
    信号を発生する異常信号発生手段と、 指令に応答して前記モータを所定回転方向に起動してそ
    の起動中において前記異常信号が発せられた場合には、
    前記モータをして反転動作又は停止動作のいずれか一方
    をなさしめる制御手段と、を備え、 前記制御手段は、前記蓋体が開動作している場合にのみ
    前記モータをして停止動作せしめることを特徴とする蓋
    体の開閉駆動装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、前記蓋体が全閉位置から
    開動作している間に前記異常信号が発せられた場合には
    前記モータを偶数回だけ反転動作させた後停止させ、前
    記蓋体が全閉位置から閉動作している間に前記異常信号
    が発せられた場合には前記モータを奇数回だけ反転動作
    させた後停止させることを特徴とする請求項3記載の蓋
    体の開閉駆動装置。
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