JP3217346B2 - 蓋体の開閉駆動装置 - Google Patents

蓋体の開閉駆動装置

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JP3217346B2
JP3217346B2 JP13099590A JP13099590A JP3217346B2 JP 3217346 B2 JP3217346 B2 JP 3217346B2 JP 13099590 A JP13099590 A JP 13099590A JP 13099590 A JP13099590 A JP 13099590A JP 3217346 B2 JP3217346 B2 JP 3217346B2
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【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、蓋体の開閉駆動装置に関し、特に記録媒体
演奏(再生)装置の本体前面に開口する記録媒体挿入口
を開閉すべく開閉自在に設けられかつ操作ボタンが配置
された蓋体の開閉駆動装置に関する。
背景技術 記録媒体演奏装置としての例えばカセットデッキ、特
に車載用カセットデッキにおいては、デッキ本体の前面
に開口するカセット挿入口を介してカセットテープの着
脱を行なうように構成されているのが一般的である。こ
のカセット挿入口には、当該挿入口を介して塵埃等がデ
ッキ内部に混入するのを防止するための蓋体が設けられ
る。この蓋体を例えば本体前面全体に亘る大きさのもの
とし、これに操作ボタン等を配置して操作パネルとして
兼用することにより、カセット挿入口に対向する部分に
も操作ボタン等を配置し得ることとなって、デッキ本体
前面の限られたスペースを有効に利用したり、さらには
モータを駆動源として蓋体を自動的に開閉駆動するよう
にしたカセットデッキが知られている。
ところで、カセットデッキにおいて、カセット挿入口
に挿入されたカセットテープを演奏位置にローディング
するローディング機構としては、カセット挿入時のユー
ザによる押圧力を動力源として演奏位置にローディング
するいわゆるメカニカル式ローディング機構と、プラン
ジャー等を駆動源としてローディング指令等に応答して
自動的に演奏位置にローディングするいわゆるパワーロ
ーディング機構とがある。
ここで、カセットデッキにおける自動開閉式の蓋体の
閉駆動のタイミングを考えるに、従来は、メカニカル式
ローディング機構を備えたものにあっては、カセットテ
ープのローディングと同時に蓋体の閉駆動を開始し、パ
ワーローディング機構を備えたものにあっては、ローデ
ィングが完了した時点で蓋体の閉駆動を開始するように
構成されていた。
このように、メカニカル式ローディング機構を備えた
カセットデッキにおいて、カセットテープを挿入して直
ぐに蓋体の閉動作を開始させると、ユーザの指が蓋体に
触れる上に、ユーザに不安感を与えるという不具合があ
る。特に、カセットテープを奥まで押し込む必要のある
ローディング機構の場合には、ユーザに与える不安感は
大である。一方、パワーローディング機構を備えたカセ
ットデッキにおいて、ローディング完了後に蓋体の閉動
作を開始させたのでは、ローディング指令を発してから
蓋体が全閉位置に達する動作完了まで時間がかかるとい
う不具合がある。
発明の概要 [発明の目的] そこで、本発明は、メカニカル式ローディング機構を
備えたものにあっては、ユーザに対して蓋体に指が触れ
ることによる不安感を与えることがなく、又パワーロー
ディング機構を備えたものにあっては、蓋体が全閉位置
に達するまでの一連の動作を早く完了し得るようにした
蓋体の開閉駆動装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] 本発明による蓋体の開閉駆動装置は、装置本体前面に
開口する記録媒体挿入口に挿入された記録媒体を再生位
置にローディングするローディング機構を備えた記録媒
体再生装置において、記録媒体挿入口を開閉すべく開閉
自在に設けられた蓋体を開閉駆動し、前記ローディング
機構とは独立して設けられたものであって、正転若しく
は逆転動作によって前記蓋体を開若しくは閉方向に駆動
するモータと、記録媒体挿入口に記録媒体が挿入された
ことを検知して検知出力を発生する検知手段と、記録媒
体の排出指令をなす排出指令手段と、検知出力の発生時
点から所定時間が経過した時点で蓋体を閉方向に駆動す
べくモータを駆動制御するとともに、所定時間内に記録
媒体の排出指令がなされた場合には蓋体を開方向に駆動
すべくモータを駆動制御する制御手段とを備えた構成と
なっている。
本発明による他の蓋体の開閉駆動機構は、装置本体前
面に開口する記録媒体挿入口に挿入された記録媒体をロ
ーディング指令に応答して自動的に再生位置にローディ
ングするローディング機構を備えた記録媒体再生装置に
おいて、記録媒体挿入口を開閉すべく開閉自在に設けら
れた蓋体を開閉駆動し、前記ローディング機構とは独立
して設けられたものであって、正転若しくは逆転動作に
よって蓋体を開若しくは閉方向に駆動するモータと、蓋
体の閉指令をなす閉指令手段と、記録媒体の排出指令を
なす排出指令手段と、閉指令に応答して前記ローディン
グ指令を発すると同時に蓋体を閉方向に駆動すべくモー
タを駆動制御するとともに、蓋体の閉方向への駆動中に
排出指令がなされた場合には蓋体の閉方向への駆動から
開方向への駆動に切換えるべくモータを駆動制御する制
御手段とを備えた構成となっている。
[発明の作用] 本発明による蓋体の開閉駆動機構においては、メカニ
カル式ローディング機構によるローディングの際に、記
録媒体挿入口に記録媒体が挿入された時点から所定時間
が経過した時点で蓋体の閉駆動を開始するとともに、所
定時間内に記録媒体を排出する指令がなされた場合に
は、蓋体を開駆動すべくモータを駆動制御する。本発明
による他の蓋体の開閉駆動装置においては、蓋体の閉指
令に応答してパワーローディング機構によるパワーロー
ディングを開始すると同時に蓋体の閉駆動を開始すると
ともに、その閉駆動中に記録媒体の排出指令がなされた
場合には開駆動に切換える。
実 施 例 以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明す
る。
第1図において、蓋体1は例えばカセットデッキの本
体前面に例えばその全面覆うように開閉自在に設けら
れ、デッキ本体の前面に開口するカセット挿入口(図示
せず)を開閉すると共に、カセットテープのイジェクト
を指令するイジェクトボタンを含む操作ボタン群2が配
設されて操作パネルとしての作用もなす。操作ボタン群
2中には蓋体1の閉指令をなすクローズボタンも含まれ
ており、このクローズボタンは蓋体1の開状態で用いら
れることからデッキ本体側に配置されている。蓋体1の
開閉駆動源としてモータ3が設けられており、このモー
タ3は正転若しくは逆転動作によって歯車の組合わせ等
からなる減速機構(図示せず)を介して蓋体1を開若し
くは閉方向に駆動する。蓋体1が全開位置に達すると全
開検知スイッチ4が作動して全開検知信号を発生し、蓋
体1が全閉位置に達すると全閉検知スイッチ5が作動し
て全閉検知信号を発生する。これら検知信号はコントロ
ーラ6に供給される。
コントローラ6はマイクロコンピュータによって構成
されており、操作ボタン群2のボタン操作によるイジェ
クト指令等の各種指令及び全開,全閉検知スイッチ4,5
の各検知信号に基づいてモータ駆動回路7を介しての蓋
体1の開閉駆動及び停止制御を行なうと共に、演奏位
置、即ち再生位置に装着されているカセットテープをイ
ジェクトするためのイジェクト機構8を適宜駆動制御す
る。また、コントローラ6は蓋体1の動作状態をステー
タス0〜9によって管理している。
ここに、ステータス0は蓋体1の全閉状態を、ステー
タス1はイジェクトボタン2aが押圧された状態を、ステ
ータス2は蓋体1の開方向への駆動中を、ステータス3
は全開検知スイッチ4の作動後の一定期間におけるモー
タ3の起動中を、ステータス4は蓋体1の全開状態を、
ステータス5は蓋体1の閉方向への駆動開始後の一定期
間の待機状態を、ステータス6は蓋体1の閉方向への駆
動中を、ステータス7は全閉検知スイッチ5の作動後の
一定期間におけるモータ3の起動中を、ステータス8は
所定時間のタイマーのタイムオーバーエラーの状態を、
ステータス9はタイムオーバーエラーを起した後の蓋体
1の全開状態をそれぞれ示している。
次に、コントローラ6のプロセッサによって実行され
る蓋体1の開閉駆動処理の手順を第2A図及び第2B図のフ
ローチャートにしたがって説明する。なお、本サブルー
チンは、メインルーチンの実行中に所定周期(例えば、
7.8msec)で呼び出されて実行されるものとする。
プロセッサは先ず、ステータスが「0」であるか否
か、即ちデッキの動作状態が蓋体1の全閉状態であるか
否かを判断し(ステップS1)、ステータス=0であれ
ば、全閉検知スイッチ5がオフになったか否かを判断し
(ステップS2)、全閉検知スイッチ5がオフであれば、
ステータスを「8」にし(ステップS3)、しかる後メイ
ンルーチンに戻る。全閉検知スイッチ5がオンのままで
あれば、プロセッサは、イジェクトボタンが押圧された
か否かを判断し(ステップS4)、イジェクトボタンが押
圧された場合にはステータスを「1」にし(ステップS
5)、しかる後メインルーチンに戻り、イジェクトボタ
ンが押圧されない場合にはそのままメインルーチンに戻
る。ステータス≠0であれば、続いてプロセッサは、ス
テータスが「1」であるか否かを判断し(ステップS
6)、ステータス=1であれば、ステータスを「2」に
セット(ステップS7)すると同時にモータ駆動回路7に
対して蓋体1の開方向への駆動指令を発し、続いて例え
ば4secタイマーをセットし(ステップS8)、しかる後メ
インルーチンに戻る。
ステップS6においてステータス≠1と判定した場合に
は、プロセッサは次に、ステータスが「2」であるか否
か、即ち蓋体1の開方向への駆動中であるか否かを判断
する(ステップS9)。ステータス=2であれば、プロセ
ッサは、全開検知スイッチ4が作動(オン)して全開検
知信号を出力したか否かを判断し(ステップS10)、全
開検知スイッチ4がオンであれば、ステータスを「3」
にし(ステップS11)、続いて例えば125msecタイマーを
セットし(ステップS12)、しかる後メインルーチンに
戻る。全開検知スイッチ4がオフのままであれば、プロ
セッサは、ステップS8でセットした4secタイマーがタイ
ムオーバーであるか否かを判断し(ステップS13)、タ
イムオーバーでなければそのままメインルーチンに戻
り、タイムオーバーであれば、障害が発生した回数をカ
ウントするエラー・カウンタのカウント値NがN=0で
あるか否かを判断し(ステップS14)、N=0であれ
ば、エラー・カウンタをインクリメントし(ステップS1
5)、ステータスを「6」にセット(ステップS16)する
と同時にモータ駆動回路7に対して蓋体1の閉方向への
駆動指令を発し、さらに4secタイマーをセット(ステッ
プS17)した後メインルーチンに戻り、N≠0であれば
ステータスを「8」にセット(ステップS18)した後メ
インルーチンに戻る。
ステップS9においてステータス≠2と判定した場合に
は、プロセッサは次に、ステータスが「3」であるか否
か、即ち全開検知スイッチ4のオン後所定時間(本例で
は、125msec)の間モータ3を起動中であるか否かを判
断する(ステップS19)。ステータス=3であれば、プ
ロセッサは、ステップS12でセットした125msecタイマー
がタイムオーバーであるか否かを判断し(ステップS2
0)、タイムオーバーであれば、エラー・カウンタのカ
ウント値NがN=0であるか否かを判断する(ステップ
S21)。N=0であれば、プロセッサは、ステータスを
「4」にし(ステップS22)、続いてカセットテープを
イジェクトすべくイジェクト機構9に対してイジェクト
指令を発し(ステップS23)、しかる後メインルーチン
に戻る。N≠0であれば、プロセッサは、演奏位置にカ
セットテープが装着されているか否かを判断し(ステッ
プS24)、未装着であればステップS22に移行し、装着さ
れていればステータスを「9」にし(ステップS25)、
しかる後メインルーチンに戻る。ステップS20において
タイムオーバーでないと判定した場合にも、ステップS2
5を経てメインルーチンに戻る。
ステップS19においてステータス≠3と判定した場合
には、プロセッサは次に、ステータスが「4」であるか
否か、即ち蓋体1が全開状態にあるか否かを判断する
(ステップS26)。ステータス=4であれば、プロセッ
サは、エラー・カウンタをクリアし(ステップS27)、
続いて、全開検知スイッチ4がオフになったか否かを判
断し(ステップS28)、全開検知スイッチ4がオフであ
ればイジェクト中であるか否かを判断し(ステップS2
9)、オンのままであればカセットテープが挿入された
か否かを判断する(ステップS30)。カセットテープの
挿入検知は、カセット挿入部に設けられた図示せぬカセ
ット挿入検知スイッチによってなされる。全開検知スイ
ッチ4のオン状態でカセットテープが挿入されなかった
り、全開検知スイッチ4がオフになってもイジェクト中
であった場合にはそのままメインルーチンに戻る。ステ
ップS30においてカセットテープが挿入されたと判定し
た場合には、プロセッサは、500msecタイマーをセット
し(ステップS31)、続いてステータスを「5」にセッ
トし(ステップS32)、しかる後メインルーチンに戻
り、全開検知スイッチ4がオフになってもイジェクト中
でない場合には直接ステップS32に移行する。なお、本
実施例におけるカセットテープのローディング機構(図
示せず)は、カセット挿入口に挿入されたカセットテー
プを挿入時のユーザによる押圧力を動力源として演奏位
置にローディングするメカニカル式ローディング機構で
ある。
ステップS26においてステータス≠4と判定した場合
には、プロセッサは次に、ステータスが「5」であるか
否かを判断し(ステップS33)、ステータス=5であれ
ば、続いてイジェクトボタンが押圧されたか否かを判断
する(ステップS34)。イジェクトボタンが押圧された
場合には、プロセッサは、ステータスを「1」にセット
し(ステップS35)、しかる後メインルーチンに戻る。
一方、イジェクトボタンが押圧されない場合には、プロ
セッサは、ステップS31でセットした500msecタイマーが
タイムオーバーしたか否かを判断し(ステップS36)、
タイムオーバーであれば、ステータスを「6」にセット
(ステップS37)すると同時にモータ駆動回路7に対し
て蓋体1の閉方向への駆動指令を発し、さらに4secタイ
マーをセット(ステップS38)した後メインルーチンに
戻り、タイムオーバーでなければそのままメインルーチ
ンに戻る。
ステップS33においてステータス≠5と判定した場合
には、プロセッサは次に、ステータスが「6」であるか
否か、即ち蓋体1の閉方向への駆動中であるか否かを判
断する(ステップS39)。ステータス=6であれば、プ
ロセッサは、イジェクトボタンが押圧されたか否かを判
断し(ステップS40a)、押圧された場合にはステータス
を「1」にセットし(ステップS40b)、しかる後メイン
ルーチンに戻る。イジェクトボタンが押圧されない場合
には、プロセッサは、全閉検知スイッチ5が作動(オ
ン)して全閉検知信号を出力したか否かを判断し(ステ
ップS40c)、全閉検知スイッチ5がオンであれば、ステ
ータスを「7」にセットし(ステップS41)、続いて125
msecタイマーをセットし(ステップS42)、しかる後メ
インルーチンに戻る。全閉検知スイッチ5がオフのまま
であれば、プロセッサは、ステップS38でセットした4se
cタイマーがタイムオーバーか否かを判断し(ステップS
43)、タイムオーバーであれば、ステータスを「2」に
セット(ステップS44)すると同時にモータ駆動回路7
に対して蓋体1の開方向への駆動指令を発し、続いて4s
ecのタイマーをセットし(ステップS45)、さらにエラ
ー・カウンタをインクリメントし(ステップS46)、し
かる後メインルーチンに戻り、タイムオーバーでなけれ
ばそのままメインルーチンに戻る。
ステップS39においてステータス≠6と判定した場合
には、プロセッサは次に、ステータスが「7」であるか
否かを判断し(ステップS47)、ステータス=7であれ
ば、続いてイジェクトボタンが押圧されたか否かを判断
する(ステップS48)。イジェクトボタンが押圧された
場合には、プロセッサは、ステータスを「1」にセット
し(ステップS49)、しかる後メインルーチンに戻る。
一方、イジェクトボタンが押圧されない場合には、プロ
セッサは、ステップS42でセットした125msecタイマーが
タイムオーバーか否かを判断し(ステップS50)、タイ
ムオーバーであれば、ステータスを「0」にセット(ス
テップS51)した後メインルーチンに戻り、タイムオー
バーでなければそのままメインルーチンに戻る。
ステップS47においてステータス≠7と判定した場合
には、プロセッサは次に、ステータスが「8」であるか
否かを判断し(ステップS52)、ステータス=8であれ
ば、エラー・カウンタをクリアし(ステップS53)、続
いて全開検知スイッチ4がオンしたか否を判断する(ス
テップS54)。全開検知スイッチ4がオンであれば、プ
ロセッサは、ステータスを「2」にセットし(ステップ
S55)すると同時にモータ駆動回路7に対して蓋体1の
開方向への駆動指令を発し、さらに4secタイマーをセッ
トし(ステップS56)、しかる後メインルーチンに戻
る。全開検知スイッチ4がオフのままであれば、プロセ
ッサは、全閉検知スイッチ5がオンしたか否を判断し
(ステップS57)、全閉検知スイッチ5がオンであれ
ば、ステータスを「6」にセット(ステップS58)する
と同時にモータ駆動回路7に対して蓋体1の閉方向への
駆動指令を発し、さらに4secタイマーをセットし(ステ
ップS59)、しかる後メインルーチンに戻る。一方、全
閉検知スイッチ5がオフのままであれば、プロセッサ
は、イジェクトボタンが押圧されたか否を判断し(ステ
ップS60)、イジェクトボタンが押圧された場合には、
ステータスを「2」にセット(ステップS61)すると同
時にモータ駆動回路7に対して蓋体1の開方向への駆動
指令を発し、4secタイマーをセット(ステップS62)し
た後メインルーチンに戻り、イジェクトボタンが押圧さ
れない場合にはそのままメインルーチンに戻る。
ステップS52においてステータス≠8と判定した場合
には、プロセッサは次に、ステータスが「9」であるか
否かを判断し(ステップS63)、ステータス=9であれ
ば、エラー・カウンタをクリアし(ステップS64)、し
かる後全開検知スイッチ4がオフになったか否を判断す
る(ステップS65)。続いてプロセッサは、全開検知ス
イッチ4がオフであれば、ステータスを「5」にセット
(ステップS66)した後ステップS57に移行し、全開検知
スイッチ4がオンのままであればそのままステップS57
に移行する。
上述した一連の処理手順によれば、蓋体1の全開状態
(ステータス4)において、カセットテープがカセット
挿入口に挿入された場合に、先ず所定時間(本例では、
500msec)のタイマーをセットし(ステップS30)、この
タイマーがタイムオーバー(ステップS36)した後にス
テータス6に移行して蓋体1を閉方向に駆動すべくモー
タ3の駆動が開始されることになる。また、ステータス
5にて蓋体1の閉方向への駆動開始後の待機中、即ち所
定時間内にイジェクトボタンが押圧(ステップS34)さ
れると、ステータスを「1」にセットして、イジェクト
ボタンが押圧された状態とし、さらにステータスを
「2」にセットすると同時にモータ駆動回路7に対して
蓋体1の開方向への駆動指令を発する。つまり、蓋体1
は、モータ駆動回路7からの駆動指令により開状態とさ
れることになる。
このように、メカニカル式ローディング機構によるロ
ーディングの際に、カセット挿入口にカセットテープが
挿入された時点から所定時間が経過した時点で蓋体1の
閉駆動を開始することにより、カセットテープを挿入し
たユーザの指が蓋体1に触れることがないため、ユーザ
に指が蓋体1に触れる不安感を与えることがなくなり、
特にカセットテープを奥まで押し込む必要のあるローデ
ィング機構の場合に有効となる。さらに、所定時間内に
例えばユーザが間違って挿入したカセットテープを交換
しようとしてイジェクトボタンを押圧しても、蓋体1を
開状態とすべくモータ3が駆動制御されるために、その
交換中に蓋体1が閉まってしまって蓋体1に指が触れて
しまうという不安感を与えることがなくなる。
次に、ローディング指令等に応答してカセットテープ
を自動的に演奏位置にローディングするパワーローディ
ング機構を備えたカセットデッキにおける蓋体1の開閉
駆動の処理手順について第3図のフローチャートにした
がって説明する。なお、本実施例は、第2A図におけるス
テップS30〜S32に対応する部分が上記実施例と相違する
のみであり、その部分のみを第3図に示す。
プロセッサは、ステップS28の処理後、蓋体1の閉指
令をなすクローズボタンがオンされたか否かを判断し
(ステップS101)、クローズボタンがオンでなければ、
カセットテープが挿入された際にパワーローディング機
構(図示せず)に対してローディング指令を発し(ステ
ップS102)、続いて上記実施例の場合と同様に500msec
タイマーをセットし(ステップS31)、さらにステータ
スを「5」にセットし(ステップS32)、しかる後メイ
ンルーチンに戻る。一方、クローズボタンがオンであれ
ば、プロセッサは、直ちにパワーローディング機構に対
してローディング指令を発し(ステップS103)、続いて
ステータスを「6」にセットし(ステップS104)、さら
に4secタイマーをセットし(ステップS105)、しかる後
メインルーチンに戻る。また、ステータス6にて蓋体1
の閉方向への駆動中にイジェクトボタンが押圧(ステッ
プS39)されると、ステータスを「1」にセットして、
イジェクトボタンが押圧された状態とし、さらにステー
タスを「2」にセットすると同時にモータ駆動回路7に
対して蓋体1の開方向への駆動指令を発する。つまり、
蓋体1は、モータ駆動回路7からの駆動指令により開方
向への駆動に切換えられる。
この処理手順によれば、クローズボタンによる蓋体1
の閉指令に応答してパワーローディング機構によるロー
ディングが開始されると共に、ステータス6に移行して
蓋体1を閉方向に駆動すべくモータ3の駆動が開始され
ることになる。また、その閉方向への駆動中に例えばユ
ーザが間違って挿入したカセットテープを交換しようと
してイジェクトボタンを押圧すると、その閉方向への駆
動から開方向への駆動に切換えられ、蓋体1は開状態と
される。したがって、クローズボタンによる蓋体1の閉
指令から蓋体1が全閉位置に達するまでの一連の動作を
早く完了できることになるとともに、蓋体1が全閉位置
に達しないうちにイジェクトボタンが押圧された場合に
はその蓋体1が全閉位置に達っすることなく全開位置へ
の駆動に切換えているので、カセットデッキ交換に掛か
る時間を短縮させることができる。
発明の効果 以上説明したように、本発明による蓋体の開閉駆動装
置においては、メカニカル式ローディング機構によるロ
ーディングの際に、記録媒体挿入口に記録媒体が挿入さ
れた時点から所定時間を経過した時点で蓋体の閉駆動を
開始するとともに、所定時間中に記録媒体の排出指令が
なされた場合には前記蓋体を開方向に駆動すべく前記モ
ータを駆動制御する構成となっているので、記録媒体を
挿入したユーザの指が蓋体に触れる不安感をユーザに与
えることがなくなり、特に記録媒体を奥まで押し込む必
要のあるローディング機構の場合に有効になる。さら
に、所定時間内に例えばユーザが間違って挿入したカセ
ットテープを交換しようとしてイジェクトボタンを押圧
しても、蓋体1を開状態とすべくモータ3が駆動制御さ
れるために、その交換中に蓋体1が閉まってしまって蓋
体1に指が触れてしまうという不安感を与えることがな
くなる。
また、パワーローディング機構を備えたものにあって
は、蓋体の閉指令に応答してローディングを開始すると
同時に蓋体の閉駆動を開始し、その蓋体の閉駆動中に排
出指令がなされた場合には、その閉駆動を開駆動に切換
える構成となっているので、蓋体の閉指令から蓋体の全
閉位置に達するまでの一連の動作を早く完了できるとと
もに、間違って挿入した記録媒体の交換に掛かる時間を
短縮させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2A図及
び第2B図はプロセッサによって実行される蓋体の開閉駆
動の処理手順を示すフローチャート、第3図は蓋体の開
閉駆動の他の処理手順を示すフローチャートである。 主要部分の符号の説明 1……蓋体、3……モータ 4……全開検知スイッチ 5……全閉検知スイッチ 6……コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−102768(JP,A) 実開 昭64−52144(JP,U) 実開 昭60−31754(JP,U) 実開 昭64−52189(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体前面に開口する記録媒体挿入口に
    挿入された記録媒体を再生位置にローディングするロー
    ディング機構を備えた記録媒体再生装置において、 前記記録媒体挿入口を開閉すべく開閉自在に設けられた
    蓋体を開閉駆動し、前記ローディング機構とは独立して
    設けられた蓋体の開閉駆動装置であって、 正転若しくは逆転動作によって前記蓋体を開若しくは閉
    方向に駆動するモータと、 前記記録媒体挿入口に記録媒体が挿入されたことを検知
    して検知出力を発生する検知手段と、 前記記録媒体の排出指令をなす排出指令手段と、 前記検知出力の発生時点から所定時間が経過した時点で
    前記蓋体を閉方向に駆動すべく前記モータを駆動制御す
    るとともに、前記所定時間内に前記排出指令がなされた
    場合には前記蓋体を開方向に駆動すべく前記モータを駆
    動制御する制御手段とを備えたことを特徴とする蓋体の
    開閉駆動装置。
  2. 【請求項2】装置本体前面に開口する記録媒体挿入口に
    挿入された記録媒体をローディング指令に応答して自動
    的に再生位置にローディングするローディング機構を備
    えた記録媒体再生装置において、 前記記録媒体挿入口を開閉すべく開閉自在に設けられた
    蓋体を開閉駆動し、前記ローディング機構とは独立して
    設けられた蓋体の開閉駆動機構であって、 正転若しくは逆転動作によって前記蓋体を開若しくは閉
    方向に駆動するモータと、 前記蓋体の閉指令をなす閉指令手段と、 前記記録媒体の排出指令をなす排出指令手段と、 前記閉指令に応答して前記ローディング指令を発すると
    同時に前記蓋体を閉方向に駆動すべく前記モータを駆動
    制御するとともに、前記蓋体の閉方向への駆動中に前記
    排出指令がなされた場合には前記蓋体の閉方向への駆動
    から開方向への駆動に切換えるべく前記モータを駆動制
    御する制御手段とを備えたことを特徴とする蓋体の開閉
    駆動装置。
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