JP2909245B2 - 超電導線の接続方法 - Google Patents

超電導線の接続方法

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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

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  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、超電導線の接続方
法、例えば超電導マグネット等に用いられる超電導線の
接続方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば特開昭59−177878
号公報に示された従来の超電導線の接続方法を工程順
(a)〜(f)に示す構成図である。図において、1は
第1超電導線であり、銅材からなる第1安定化材2に第
1超電導フィラメント3が多数本埋め込まれている。4
は第1超電導線1に接続される第2超電導線であり、こ
の第2超電導線4は、第1超電導線1と同様に、銅材か
らなる第2安定化材5に第2超電導フィラメント6が多
数本埋め込まれている。
【0003】また、7は第1及び第2超電導フィラメン
ト3,6の重ね合わせ部分にかぶせられている銅製のス
リーブ、8はフィラメント6の外周を覆うインジウム、
9はインジウム8の外周に巻き付けられたアルミニウム
等からなる補助部材である。
【0003】次に、第1及び第2超電導線1,4の従来
の接続方法について説明する。まず、第1及び第2超電
導線1,4のそれぞれ接続予定部である端部《図5
(a)》から、第1及び第2安定化材2,5を、薬品等
によって除去して、第1及び第2超電導フィラメント
3,6を露出させるとともに、第2超電導線4をスリー
ブ7に通しておく《図5(b)》。
【0004】次に、第1及び第2超電導フィラメント
3,6を互いに絡み付けるように交差させる《図5
(c)》。そして、この交差させた部分の外周を、イン
ジウム8で被い、さらにこの部分に補助部材を設ける
《図5(d)》。
【0005】この後、第1及び第2超電導線1,4の接
続部外周にスリーブ7を被せ《図5(e)》、このスリ
ーブ7を圧縮変形させることにより、接続部を機械的に
一体とする《図5(f)》。この後、接続部を加熱して
インジウム8を溶融凝固させ、フィラメント3,6を固
定して接続を完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の超
電導線の接続方法においては、圧着のための圧力を上げ
ると、スリーブ7が変形してフィラメント3,6が断線
してしまうため、十分な圧着力を加えられず、従ってフ
ィラメント3,6間の接合が十分でなく、接続部の臨界
電流が低くなってしまうという問題点があった。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、十分な圧力で
加圧することができ、これによりフィラメント間を十分
に接合させることができ、接続部の臨界電流を高くする
ことができる超電導線の接続方法を得ることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る超電導線
の接続方法は、超電導線の接続予定部で超電導フィラメ
ントを露出させる工程、露出した複数の超電導フィラメ
ントを互いに重ね合わせる工程、スリーブ本体と、この
スリーブ本体の外周面に内周面が接触した状態でスリー
ブ本体の外周に設けられスリーブ本体よりも機械的強度
の高い筒状の高強度部材とを有する高強度スリーブを、
超電導フィラメントの重ね合わせ部分にかぶせる工程、
及び高強度スリーブを加圧することにより、超電導フィ
ラメント相互を圧着する工程を含むものである。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の第1実施例による超電導線の接続
方法を工程順(a)〜(f)に示す構成図であり、図5
と同一又は相当部分には同一符号を付し、その説明を省
略する。
【0010】図において、11は第1及び第2超電導フ
ィラメント3,6の重ね合わせ部分にかぶせられている
高強度スリーブであり、この高強度スリーブは、銅製の
スリーブ本体12と、このスリーブ本体12の外周面に
内周面が接触した状態でスリーブ本体12の外周に設け
られている円筒状の高強度部材13とを有している。ま
た、高強度部材13は、スリーブ本体12よりも機械的
強度の高い材料、例えばステンレス鋼により構成されて
いる。
【0011】この実施例の第1及び第2超電導線1,4
の接続方法は、従来とほぼ同様であるが、従来のスリー
ブ7と同様のスリーブ本体12の外周に高強度部材13
を設けた高強度スリーブ11が使用されているので、圧
着治具によりプレスする際のスリーブ本体12の伸び変
形が、スリーブ本体12の外周面と高強度部材13の内
周面との間にプレス時に発生する摩擦力により防止され
る。
【0012】即ち、プレス時のスリーブ本体12の伸び
変形は、同じ圧力であれば従来例のスリーブ7の伸び
りも小さくなる。言い換えれば、従来と同じ伸び変形量
を許容するならば、この実施例の場合、従来よりも高い
圧力でプレスを行うことができ、従って各超電導フィラ
メント3,6を十分に圧着・接合することができ、接続
部の臨界電流が高くなる。
【0013】なお、上記実施例では超電導線1,4を
強度スリーブ11の両側から引き出すようにして接続し
た場合を示したが、例えば図2に示すように、両者を
強度スリーブ11の片側から引き出すようにして接続し
てもよい。
【0014】また、上記実施例では高強度部材13とし
て単なる円筒状のものを示したが、スリーブ本体12
高強度部材との間の滑りによるスリーブ本体12の変形
を防止するために、例えば図3及び図4に示すように、
高強度部材14,15に突起状の変形防止部14a,1
5aを設けてもよい。
【0015】即ち、図3の高強度スリーブ16には、図
2と同様に、図の左側から超電導フィラメント3,6が
挿入される。従って、スリーブ本体12が図の右方へ伸
びると超電導フィラメント3,6が引っ張られて切れる
恐れがある。これに対して、高強度部材14の図の右端
には、変形防止部14aが設けられているため、図の右
方へのスリーブ本体12の伸びが防止される。なお、図
の左方へのスリーブ本体12の伸びは、右方への伸びに
比べて許容度が高く問題とはならない。
【0016】また、図4の高強度スリーブ17では、プ
レス時に、まず高強度部材15の変形防止部15aが力
を受けるため、高強度部材15の軸方向(図の左右方
向)両端部がスリーブ本体12に食い込む。この後、高
強度スリーブ17の全体がプレスされるが、そのときに
は高強度部材15のスリーブ本体12に食い込んだ部分
により、スリーブ本体12の軸方向への伸びが抑制され
る。
【0017】さらに、高強度部材の材料は、ステンレス
鋼に限定されるものではなく、銅製のスリーブ本体12
よりも機械的強度の高いものであれば、例えば銅クロム
合金などであってもよい。
【0018】さらにまた、インジウム8及び補助部材9
は省略してもよい。また、上記実施例のフィラメント
3,6はNbTiフィラメントであるが、フィラメント
の材料はこれに限定されるものではない。さらに、この
発明は超電導マグネットに用いられる超電導線以外の超
電導線の接続にも適用できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の超電導
線の接続方法は、スリーブ本体と高強度部材とを有する
高強度スリーブを用い、スリーブ本体よりも機械的強度
の高い高強度部材を介してスリーブ本体を加圧するよう
にしたので、加圧によるスリーブ本体の伸び変形は防止
され、従って十分な圧力で加圧を行うことができ、これ
によりフィラメント間を十分に接合することができ、接
続部の臨界電流を高くすることができるという効果を奏
する。また、高強度スリーブを用いることにより、圧縮
治具側は通常の治具でよく、プレスも一度でよい。さら
に、接続後も高強度スリーブは接続部に残るため、接続
部の径方向への伸びについても防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施例による超電導線の接続
方法を工程順に示す構成図である。
【図2】 この発明の第2実施例による超電導線の接続
途中の状態を一部断面で示す構成図である。
【図3】 この発明の第3実施例による高強度スリーブ
断面図である。
【図4】 この発明の第4実施例による高強度スリーブ
断面図である。
【図5】 従来の超電導線の接続方法を工程順に示す構
成図である。
【符号の説明】1 第1超電導線、3 第1超電導フィラメント、4
第2超電導線、6 第2超電導フィラメント、11,1
6,17 高強度スリーブ、12 スリーブ本体、1
3,14,15 高強度部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01B 12/00 - 12/16 H01B 13/00 561 - 565 H01F 5/08 H01R 4/20 H01R 4/68 H01R 43/00 - 43/055

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超電導線の接続予定部で超電導フィラメ
    ントを露出させる工程 出した複数の超電導フィラメントを互いに重ね合わせ
    る工程 リーブ本体と、このスリーブ本体の外周面に内周面が
    接触した状態で前記スリーブ本体の外周に設けられ前記
    スリーブ本体よりも機械的強度の高い筒状の高強度部材
    とを有する高強度スリーブを、前記超電導フィラメント
    の重ね合わせ部分にかぶせる工程及び前記高強度スリ
    ーブを加圧することにより、前記超電導フィラメント相
    互を圧着する工程 を含むことを特徴とする超電導線の接
    続方法。
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JP5276542B2 (ja) 2009-07-29 2013-08-28 株式会社日立製作所 超電導回路、超電導接続部の作製方法、超電導マグネット、及び、超電導マグネットの製造方法
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