JP3060684B2 - ソレノイド - Google Patents
ソレノイドInfo
- Publication number
- JP3060684B2 JP3060684B2 JP3347018A JP34701891A JP3060684B2 JP 3060684 B2 JP3060684 B2 JP 3060684B2 JP 3347018 A JP3347018 A JP 3347018A JP 34701891 A JP34701891 A JP 34701891A JP 3060684 B2 JP3060684 B2 JP 3060684B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- fusing
- bobbin
- terminal
- solenoid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソレノイドに関するも
のである。
のである。
【0002】
【従来の技術】本発明に関する従来技術としては図3に
示されるものが知られている。同図に示すように、これ
は、銅線からなるワイヤー2をヨーク6の外周に形成さ
れた樹脂からなるボビン1に巻き付け、ワイヤー2の両
端部とターミナル3とを電圧により圧着すること即ちヒ
ュージングにより接合し、最後にその外周を樹脂成形す
るものである。
示されるものが知られている。同図に示すように、これ
は、銅線からなるワイヤー2をヨーク6の外周に形成さ
れた樹脂からなるボビン1に巻き付け、ワイヤー2の両
端部とターミナル3とを電圧により圧着すること即ちヒ
ュージングにより接合し、最後にその外周を樹脂成形す
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ヒュージン
グ時における加圧と加熱により、ヒュージング部5近傍
に存在するワイヤー2が偏平し、他の部分に比べて強度
が低下している。この状態で繰り返し熱衝撃が加わる
と、ボビン1aとワイヤー2との熱膨張差によってワイ
ヤー2が繰り返し応力を受け、ヒュージング部5近傍の
ワイヤー2が断線する危険性がある。
グ時における加圧と加熱により、ヒュージング部5近傍
に存在するワイヤー2が偏平し、他の部分に比べて強度
が低下している。この状態で繰り返し熱衝撃が加わる
と、ボビン1aとワイヤー2との熱膨張差によってワイ
ヤー2が繰り返し応力を受け、ヒュージング部5近傍の
ワイヤー2が断線する危険性がある。
【0004】更に、ワイヤー2を巻き付けた後の樹脂成
形時において、成形圧力がワイヤーに加わる為、ヒュー
ジング部5近傍のワイヤー2が断線する危険性がある。
形時において、成形圧力がワイヤーに加わる為、ヒュー
ジング部5近傍のワイヤー2が断線する危険性がある。
【0005】故に、本発明は、上記の問題点を解決する
ことをその技術的課題とするものである。
ことをその技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するための技術的手段は、ワイヤーをヨークの外周に樹
脂成形されたボビンの内径部に巻き付け、ワイヤーの両
端部とターミナルとをヒュージングにより接合してなる
ソレノイドにおいて、ヒュージング部近傍にてワイヤー
をターミナルに巻き付けてなる捨て巻き部を設けること
である。
するための技術的手段は、ワイヤーをヨークの外周に樹
脂成形されたボビンの内径部に巻き付け、ワイヤーの両
端部とターミナルとをヒュージングにより接合してなる
ソレノイドにおいて、ヒュージング部近傍にてワイヤー
をターミナルに巻き付けてなる捨て巻き部を設けること
である。
【0007】
【作用】ヒュージング部近傍にて捨て巻き部を設けるこ
とにより、熱衝撃による応力やワイヤーを巻き付けた後
の樹脂成形時における成形圧力が分散及び吸収され、直
接ヒュージング部近傍のワイヤーに加えられるのを妨げ
る為、ヒュージング部近傍のワイヤーの断線を低減す
る。
とにより、熱衝撃による応力やワイヤーを巻き付けた後
の樹脂成形時における成形圧力が分散及び吸収され、直
接ヒュージング部近傍のワイヤーに加えられるのを妨げ
る為、ヒュージング部近傍のワイヤーの断線を低減す
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明における実施例を図面を用いて
説明する。
説明する。
【0009】図1は本発明に係るソレノイドの正面図を
示し、図2は図1のX−X線断面図を示している。
示し、図2は図1のX−X線断面図を示している。
【0010】図1及び図2に示されるように、本発明に
よるソレノイドは、ヨーク6と、樹脂からなるボビン1
と、ワイヤー2と、ボビン1に固定された1組のターミ
ナル3,4と、ターミナル3,4とワイヤー2とをヒュ
ージング即ち電圧を印加して圧着させることにより接合
する為に、ターミナル3,4にそれぞれ設けられたヒュ
ージング部5とから構成されている。
よるソレノイドは、ヨーク6と、樹脂からなるボビン1
と、ワイヤー2と、ボビン1に固定された1組のターミ
ナル3,4と、ターミナル3,4とワイヤー2とをヒュ
ージング即ち電圧を印加して圧着させることにより接合
する為に、ターミナル3,4にそれぞれ設けられたヒュ
ージング部5とから構成されている。
【0011】ボビン1は、ヨーク6の外周上に樹脂成形
された内径部1aと、ヨーク6の一端に円筒状に形成さ
れた側壁部1bと、ワイヤー2の外周及びターミナル
3,4周囲に樹脂成形された外径部1cとを有してい
る。
された内径部1aと、ヨーク6の一端に円筒状に形成さ
れた側壁部1bと、ワイヤー2の外周及びターミナル
3,4周囲に樹脂成形された外径部1cとを有してい
る。
【0012】ワイヤー2は、ヒュージング部5にてター
ミナル3と接合された両端部2aと、ヒュージング部5
近傍にて数回ターミナル3に巻き付けられた捨て巻き部
2bと、ボビン1の内径部1aの外周に巻き付けられた
巻付け部2cとに区分される。
ミナル3と接合された両端部2aと、ヒュージング部5
近傍にて数回ターミナル3に巻き付けられた捨て巻き部
2bと、ボビン1の内径部1aの外周に巻き付けられた
巻付け部2cとに区分される。
【0013】本発明において、ヒュージング部5近傍に
て数回ターミナル3に巻き付けられた捨て巻き部2bを
設けることにより、熱衝撃による応力やボビン1の外径
部1cを樹脂成形する際に生じる成形圧力が吸収及び分
散され、ヒュージング部5にて接合されたワイヤー2の
両端部2aに集中して加わることを防ぐ為、ワイヤー2
の断線を低減できる。
て数回ターミナル3に巻き付けられた捨て巻き部2bを
設けることにより、熱衝撃による応力やボビン1の外径
部1cを樹脂成形する際に生じる成形圧力が吸収及び分
散され、ヒュージング部5にて接合されたワイヤー2の
両端部2aに集中して加わることを防ぐ為、ワイヤー2
の断線を低減できる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以下の如く効果を有する。
【0015】ヒュージング部近傍にて捨て巻き部を設け
ることにより、強度の低下しているヒュージング部近傍
に存在するワイヤーに直接応力がかからない為、ワイヤ
ーの断線を低減できる。
ることにより、強度の低下しているヒュージング部近傍
に存在するワイヤーに直接応力がかからない為、ワイヤ
ーの断線を低減できる。
【図1】本発明に係るソレノイドの正面図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】従来技術に係るソレノイドの正面図である。
1 ボビン 1a 内径部 2 ワイヤー 2a 両端部 2b 捨て巻き部 3,4 ターミナル 5 ヒュージング部 6 ヨーク
Claims (1)
- 【請求項1】 ワイヤーをヨークの外周に樹脂成形され
たボビンの内径部に巻き付け、前記ワイヤーの両端部と
ターミナルとをヒュージングにより接合してなるソレノ
イドにおいて、ヒュージング部近傍にて前記ワイヤーを
前記ターミナルに巻き付けてなる捨て巻き部を設けるこ
とを特徴とするソレノイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3347018A JP3060684B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | ソレノイド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3347018A JP3060684B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | ソレノイド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05182825A JPH05182825A (ja) | 1993-07-23 |
JP3060684B2 true JP3060684B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=18387366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3347018A Expired - Fee Related JP3060684B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | ソレノイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3060684B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3406685B2 (ja) * | 1994-06-03 | 2003-05-12 | 株式会社東海理化電機製作所 | 電磁ソレノイド |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP3347018A patent/JP3060684B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05182825A (ja) | 1993-07-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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