JPH0749784Y2 - 電磁装置 - Google Patents

電磁装置

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JPH0749784Y2
JPH0749784Y2 JP1988154151U JP15415188U JPH0749784Y2 JP H0749784 Y2 JPH0749784 Y2 JP H0749784Y2 JP 1988154151 U JP1988154151 U JP 1988154151U JP 15415188 U JP15415188 U JP 15415188U JP H0749784 Y2 JPH0749784 Y2 JP H0749784Y2
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JP
Japan
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lead wire
metal terminal
coil
hole
cut
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JP1988154151U
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JPH0273718U (ja
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正敏 中島
守一 石井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、コイルを保護する保護素子を備えた放電灯
安定器等の電磁装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の保護素子を備えた放電灯安定器の一例を第3図お
よび第4図に基づいて説明する。
この放電灯安定器は、第3図および第4図に示すよう
に、金属端子2を突出して設けたボビン1と、ボビン1
に巻回されたコイル3と、鉄心4と、コイルの温度過昇
を防止するための保護素子5と、鉄心4を固定する金属
キャップ7とを備えている。金属端子2には、切り起こ
し片2aと、保護素子リード線挿入孔2dと、外部接続線を
挿通し接続するための接続線用孔2cとが設けられてい
る。2bは切り起こし片2a形成跡の透孔を示している。
この放電灯安定器は、コイル3の引き出し線3aを金属端
子2の切り起こし片2aと金属端子2とで挟み、電気溶接
して電気的および機械的に接続している。また、保護素
子リード線挿入孔2dに保護素子5のリード線5aを挿通
し、半田6により電気的および機械的に接続している。
また、保護素子5は、コイル3の異常温度を迅速に検出
するために、金属キャップ7に密着して取り付けられて
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の放電灯安定器は、ボビン1にコイル3を巻回する
工程において、第5図に示すように、矢印Aの方向にボ
ビン1を高速回転させて巻線3bをボビン1に巻回してい
る。このとき、ボビン1の金属端子2に保護素子リード
線挿入孔2dおよび切り起こし片2a形成跡の透孔2bがある
ことにより、端子強度が弱くなり、ボビン1の高速回転
による遠心力により金属端子2にストレスが加わり、金
属端子2が変形するという問題があった。また、このと
き金属端子2の端子強度低下を防止するために、材料補
強を行う必要があり、コストが高くなるという問題があ
った。
また、コイル3の巻回後においても、外部からの力によ
り、切り起こし片2a形成跡の透孔2bの部分で、金属端子
2が変形することがある。これにより、切り起こし片2a
に挟着接続されたコイル3の引き出し線3aが引っ張ら
れ、引き出し線3aがのび、断線するという問題があっ
た。
したがって、この考案の目的は、金属端子の変形を防止
し、コイルの引き出し線の断線を防止することができ、
しかもコストの低減を図ることのできる電磁装置を提供
することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の電磁装置は、ボビンに突出して設けられ、コ
イル引き出し線を接続した切り起こし片を有するととも
に外部接続用の接続線用孔を先端に有する3個以上の金
属端子を備えた電磁装置において、3個以上の金属端子
のうちの一対の金属端子の切り起こし片形成跡の透孔に
コイルを保護するための保護素子のリード線を挿通し半
田付け固定したことを特徴とするものである。
〔作用〕
この考案の構成によれば、コイル引き出し線を接続した
切り起こし片および外部接続用の接続線用孔を設けた3
個以上の金属端子のうち、一対の金属端子の切り起こし
片の形成跡の透孔に保護素子のリード線を挿通し半田付
けしたため、切り起こし片、保護素子接続用孔および接
続線用孔を別々に設ける従来例と比較して、金属端子お
よび保護素子のリード線を短くでき、強度を増大できる
とともにコストの低減を図ることができる。また保護素
子のリード線を短くできるため、保護素子の検出感度を
向上することができる。また切り起こし片の形成跡の透
孔を半田により塞ぐことができるので、金属端子の端子
強度を増大し金属端子の変形を防止でき、コイルの引き
出し線ののびおよび断線を防止することができ、さらに
半田により引き出し線の接続を確実にすることが可能と
なる。また3個以上の金属端子は全て従来の保護素子を
接続しない短い金属端子を用いることができる。すなわ
ち、保護素子を接続する一対の金属端子および保護素子
を接続しない他の金属端子に同形状の短い金属端子を共
用でき、コストメリットがある。
〔実施例〕
この考案の一実施例の放電灯安定器等からなる電磁装置
を第1図および第2図に基づいて説明する。
この電磁装置は、第1図および第2図に示すように、金
属端子2の切り起こし片2a形成跡の透孔2bに、コイル3
を保護するための例えばサーマルプロテクタ等からなる
保護素子5のリード線5aを挿通し、半田6により接続固
定している。その他の構成は、第3図および第4図に示
す従来の放電灯安定器と同様であり、同一部分に同一符
号を付している。
この電磁装置は、保護素子5のリード線5aを金属端子2
の切り起こし片2a形成跡の透孔2bを用いて接続固定した
ので、第3図および第4図に示す従来の放電灯安定器の
ように、保護素子5のリード線5aを接続するための保護
素子リード線挿入孔2dを別個に設ける必要がない。した
がって、金属端子2に設けられた接続用の孔を少なくす
ることができ、金属端子2の端子強度を高めることがで
きる。したがって、ボビン1を高速回転してコイル3を
ボビン1に巻回するときに、補強材を用いずに金属端子
2の変形を防止することができ、コストの低減を図るこ
とができる。また、保護素子5のリード線5aを透孔2bに
接続固定したときに、透孔2bを半田6により塞ぐことが
でき、さらに金属端子2の端子強度を増すことができ
る。したがって、コイル3の巻回後に外部からの力が加
わった場合でも、金属端子2の変形を防止することがで
き、コイル3の引き出し線3aののびおよび断線を防止す
ることができる。
また、従来の放電灯安定器は、保護素子5を設けた場合
に、金属端子2に保護素子リード線挿入孔2dを設けてい
たため金属端子2が長くなり、保護素子5を設けない放
電灯安定器に使用される短い金属端子を使用できず、コ
ストが高くなるという問題があった。しかし、この実施
例の電磁装置においては、金属端子2に保護素子リード
線挿入孔2dを設ける必要がないため、金属端子2を短く
することができる。したがって、保護素子5を設けない
電磁装置に使用される短い金属端子を共用することがで
き、さらにコストの低減を図ることができる。しかも、
金属端子2が短くなるため、金属端子2の端子強度をさ
らに高めることができる。
また、従来の放電灯安定器においては、コイル3の引き
出し線3aを切り起こし片2aと金属端子2とで挟み電気溶
接で接続していたが、溶接不良があった場合に引き出し
線3aと金属端子2とが接続不良となるという問題があっ
た。しかし、この実施例の電磁装置においては、切り起
こし片2a形成跡の透孔2bに保護素子5のリード線5aを半
田6により接続固定するようにしたので、リード線5aを
金属端子2へ半田付けするときに、コイル3の引き出し
線3aを挟着接続した切り起こし片2aへ半田6を流すこと
ができ、引き出し線3aと金属端子2とを半田6により接
続することができる。したがって、コイル3の引き出し
線3aと金属端子2との接続をより確実にでき、接続不良
をなくし、信頼性の向上を図ることができる。
さらに、この実施例の電磁装置においては、保護素子5
とリード線5aを接続固定した透孔2bとの間隔が短いた
め、保護素子5のリード線5aを短くすることができる。
この結果、保護素子5の検出感度を向上することができ
る。また、保護素子5のリード線5aを短くできるので、
リード線5aの強度が高くなり、さらに保護素子5をボビ
ン1に密着固定したときに、金属端子2を保護素子5に
より固定することができる。この結果、金属端子2のガ
タつきを防止することができ、コイル3の引き出し線3a
ののびおよび断線をさらに防止することができる。ま
た、金属端子2の切り起こし片2aには、引き出し線3aが
接続されているが、渡り線が接続されている場合にも同
様の効果が得られる。
なお、この実施例においては、放電灯安定器からなる電
磁装置について説明したが、放電灯安定器に限らず、1
次電圧(入力電圧)と2次電圧(出力電圧)を変える,
例えば200V/100Vや100V/200Vの変圧器等の電磁装置にも
同様に適用することができる。
〔考案の効果〕
この考案の電磁装置によれば、コイル引き出し線を接続
した切り起こし片および外部接続用の接続線用孔を設け
た3個以上の金属端子のうち、一対の金属端子の切り起
こし片の形成跡の透孔に保護素子のリード線を挿通し半
田付けしたため、切り起こし片、保護素子接続用孔およ
び接続線用孔を別々に設ける従来例と比較して、金属端
子および保護素子のリード線を短くでき、強度を増大で
きるとともにコストの低減を図ることができる。また保
護素子のリード線を短くできるため、保護素子の検出感
度を向上することができる。また切り起こし片の形成跡
の透孔を半田により塞ぐことができるので、金属端子の
端子強度を増大し金属端子の変形を防止でき、コイルの
引き出し線ののびおよび断線を防止することができ、さ
らに半田により引き出し線の接続を確実にすることが可
能となる。また3個以上の金属端子は全て従来の保護素
子を接続しない短い金属端子を用いることができる。す
なわち、保護素子を接続する一対の金属端子および保護
素子を接続しない他の金属端子に同形状の短い金属端子
を共用でき、コストメリットがあるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の斜視図、第2図は第1図
の側面図、第3図は従来の放電等安定器の斜視図、第4
図は第3図の側面図、第5図はボビンにコイルを巻回す
る動作を説明する斜視図である。 1……ボビン、2……金属端子、2a……切り起こし片、
2b……透孔、2c……接続線用孔、3……コイル、3a……
引き出し線、5……保護素子、5a……リード線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボビンに突出して設けられ、コイル引き出
    し線を接続した切り起こし片を有するとともに外部接続
    用の接続線用孔を先端に有する3個以上の金属端子を備
    えた電磁装置において、前記3個以上の金属端子のうち
    の一対の金属端子の前記切り起こし片形成跡の透孔にコ
    イルを保護するための保護素子のリード線を挿通し半田
    付け固定したことを特徴とする電磁装置。
JP1988154151U 1988-11-25 1988-11-25 電磁装置 Expired - Lifetime JPH0749784Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988154151U JPH0749784Y2 (ja) 1988-11-25 1988-11-25 電磁装置

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JP1988154151U JPH0749784Y2 (ja) 1988-11-25 1988-11-25 電磁装置

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Publication Number Publication Date
JPH0273718U JPH0273718U (ja) 1990-06-05
JPH0749784Y2 true JPH0749784Y2 (ja) 1995-11-13

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ID=31430629

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JP1988154151U Expired - Lifetime JPH0749784Y2 (ja) 1988-11-25 1988-11-25 電磁装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5820515U (ja) * 1981-07-30 1983-02-08 日本アビオニクス株式会社 線輪または変成器

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JPH0273718U (ja) 1990-06-05

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