JP2906962B2 - 高透明性ゴム変性スチレン系樹脂組成物及び透明容器 - Google Patents

高透明性ゴム変性スチレン系樹脂組成物及び透明容器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高透明性ゴム変性スチ
レン系樹脂組成物及び透明容器に関するものである。更
に詳しくは、本発明は、剛性及び耐衝撃性を高水準に維
持し、かつ透明性(コンタクトクリア性)に優れ、よっ
て特に食品などの包装容器とするのに最適な高透明性ス
チレン系樹脂組成物及び該樹脂組成物を用いた透明容器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スチレン系樹脂とゴム状弾性体から成る
ゴム変性スチレン系樹脂組成物は、いわゆる耐衝撃性ポ
リスチレン(High Impact Polysty
rene:HIPS)として知られている。かかる耐衝
撃性ポリスチレンは、通常のポリスチレンのもつ剛性を
維持しつつ耐衝撃強度をも高めた樹脂として有用なもの
である。
【0003】ところで、各種飲料をはじめとする食品用
容器には、容器として十分な剛性と耐衝撃性を備えると
いう要求以外に、その内容物がよく見えるという、いわ
ゆるコンタクトクリア性に優れることが求められる。こ
れは、店頭商品としてのディスプレイ効果上の観点以外
に、安全衛生上の観点からも重要な要求項目である。
【0004】従来、ゴム変性スチレン系樹脂組成物にお
いて、そのゴム成分粒子を0.2μm程度の粒径を有す
るいわゆるカプセルタイプ(単一オクルージョン構造又
はコア−シェル構造とも呼ばれる。)とすることによ
り、コンタクトクリア性を高める方法が知られている。
しかしながらこの方法においては、耐衝撃性を高水準に
維持するためには多量のゴム成分粒子を含有させなけれ
ばならず、この場合コンタクトクリア性が低下してくる
という問題を有していた。また、マトリクスとしてスチ
レンとビニルモノマーとの共重合体を用いることによ
り、コンタクトクリア性を高める方法も公知である。し
かしながら、この方法では、比較的高価な該共重合体を
使用する関係上、得られるゴム変性スチレン系樹脂組成
物のコストが上昇し、産業的観点からは好ましい方法と
はいえなかった。また、特公昭47−1374号にはス
チレン−ブタジエンランダム共重合体(スチレン含量1
5〜30重量%)をゴム成分として用いると樹脂の透明
性が高くなることが示唆されているが、剛性及び耐衝撃
性を高水準に維持し、かつ透明性に優れ、よって、特に
食品などの包装容器とするのに最適な高透明性樹脂を得
る方法は開示されていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の現状に鑑み、本
発明が解決しようとする課題は、剛性及び耐衝撃性を高
水準に維持し、かつ透明性(コンタクトクリア性)に優
れ、よって特に食品などの包装容器とするのに最適な高
透明性ゴム変性スチレン系樹脂組成物及び該樹脂組成物
を用いた透明容器を提供する点に存する。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明のう
ち、一の発明は、スチレン含量が15〜40重量%であ
るスチレン−ブタジエンランダム共重合体の存在下、ス
チレン系単量体を重合して得られるゴム変性スチレン系
樹脂組成物であって、下記(a)〜(d)の特徴を有す
る高透明性ゴム変性スチレン系樹脂組成物に係るもので
ある。 (a)樹脂組成物中の軟質成分粒子の中位粒径が2.0
〜10μmであること。 (b)樹脂組成物中の軟質成分粒子の粒度分布におい
て、D75/D25の値が2.0以下であること(ただし、
25とは粒径の重量分布において粒径の小さな方からの
累積重量が25%となるときの粒径であり、D75とは該
累積重量が75%となるときの粒径である。) (c)樹脂組成物中の軟質成分粒子の膨潤度が8〜20
であること。 (d)樹脂組成物中の軟質成分粒子の重量割合が10〜
20重量%であること。
【0007】また、本発明のうち、他の発明は、上記の
高透明性ゴム変性スチレン系樹脂組成物を用いた透明容
器に係るものである。
【0008】以下、詳細に説明する。本発明で用いられ
るスチレン−ブタジエンランダム共重合体は、スチレン
含量が15〜40重量%であることが必要である。この
ことにより、マトリクスであるスチレン系樹脂組成物と
軟質成分粒子との屈折率の差が小さくなり、高透明性を
得ることができる。一方、スチレン含量が過少である
と、マトリクスのスチレン系樹脂との屈折率の差が大き
く、十分なコンタクトクリア性が得らない。また、スチ
レン含量が過多であると、耐衝撃強度を高水準に維持す
るためには多量のゴム成分粒子を含有させなければなら
ず、コンタクトクリア性が低下する。本発明で用いられ
るスチレン系単量体としては、スチレンが一般的ではあ
るが、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、m−
メチルスチレン、p−メチルスチレンなどのアルキル置
換スチレン類も使用できる。
【0009】本発明の高透明性ゴム変性スチレン系樹脂
組成物は、上記のスチレン−ブタジエンランダム共重合
体の存在下、上記のスチレン系単量体を重合して得られ
るものであり、スチレン系樹脂からなるマトリクス中に
軟質成分粒子が分散したものである。ここで、軟質成分
粒子の構造としては、特に制限はなく、いわゆるカプセ
ルタイプのもの、サラミタイプのものをはじめ、各種の
ものであってもよい。
【0010】本発明の高透明性ゴム変性スチレン系樹脂
組成物の製造方法は、塊状重合法又は塊状・懸濁二段重
合法が用いられる。そして、重合反応時の撹拌速度、温
度などを調整することにより、本発明の条件を充足する
高透明性ゴム変性スチレン系樹脂組成物とすることがで
きる。更に、二種以上のゴム変性スチレン系樹脂組成物
又はスチレン系樹脂組成物を混合することにより、本発
明の条件を充足する高透明性ゴム変性スチレン系樹脂組
成物とすることもできる。
【0011】本発明の高透明性ゴム変性スチレン系樹脂
組成物は、マトリクスであるスチレン系樹脂とその中に
粒子分散している軟質成分により構成される。該軟質成
分の中位粒径は、2.0〜10μmであることが必要で
ある。中位粒径が過小であると透明性及び耐衝撃強度に
劣り、一方該径が過大であると表面外観特性に劣る。な
お、該中位粒径は次の方法により求められる。すなわ
ち、樹脂組成物をチオシアン酸アンモニウム(4重量
%)のジメチルフォルム溶液に溶解させ、得られた試料
について、粒径分布測定装置(たとえば、日科機社製
コールターマルチサイザー)により求めた重量基準の粒
径分布曲線における中位粒径をもって本発明の中位粒径
とする。
【0012】樹脂組成物中の軟質成分粒子の粒度分布に
おいて、D75/D25の値は2.0以下であることが必要
である。ここでD25とは粒径の重量分布において粒径の
小さな方からの累積重量が25重量%となるときの粒径
であり、D75とは該累積重量が75重量%となるときの
粒径である。D75/D25の値が過大であると透明性に劣
る。なお、D75及びD25の値は、上記の粒径分布から求
められる。
【0013】本発明の高透明性ゴム変性スチレン系樹脂
組成物中の軟質成分粒子の膨潤度は8〜20であること
が必要である。膨潤度が過小であると耐衝撃性に劣り、
一方膨潤度が過大であると透明性、剛性又は弾性率が低
くなり、実用上好ましくない。なお、膨潤度は次の方法
により求められる。すなわち、樹脂組成物約1.0gを
50mlのトルエンに室温で溶かし、一昼夜放置する。
得られたトルエン溶液を遠心分離機(10000rpm
×30分間)にかけ、不溶分を分離する。上澄み液を捨
て、不溶分を秤量し、その重量をaとする。次に、該不
溶分を真空乾燥機にて乾燥(70℃×3時間)し、乾燥
後の重量をbとする。膨潤度は(a−b)/bにより求
められる。
【0014】本発明の高透明性ゴム変性スチレン系樹脂
組成物の軟質成分粒子の重量割合は10〜20重量%で
あることが必要である。軟質成分粒子の重量割合が過小
であると耐衝撃性に劣り、一方軟質成分粒子の重量割合
が過大であると透明性、剛性又は弾性率が低くなり、実
用上好ましくない。なお、軟質成分粒子の重量割合は次
の方法により求められる。すなわち、樹脂組成物0.5
gを、室温のメチルエチルケトン/メタノール混合溶媒
(体積比=10/1)50mlに溶解させ、その時の不
溶分の乾燥重量をaとすると、(a/0.5)×100
により求められる。
【0015】本発明の高透明性ゴム変性スチレン系樹脂
組成物は、必要に応じて、衝撃強度改良効果を付与する
シリコンオイルや、ミネラルオイル等の可塑剤、潤滑
剤、帯電防止剤等、酸化防止剤、紫外線吸収剤、熱安定
剤、顔料、染料などを添加してもよい。
【0016】本発明の高透明性ゴム変性スチレン系樹脂
組成物は、一般に使用されている成形機を用いて成形す
ることができる。たとえば、射出成形、押し出し成形、
ブロー成形機のほか、特に最適なものとしてインジェク
ションブロー成形があげられる。
【0017】かくして得られる、本発明の高透明性ゴム
変性スチレン系樹脂組成物は、剛性及び耐衝撃性を高水
準に維持し、かつ透明性(コンタクトクリア性)に優れ
るものであり、その優れた特徴を生かした広範な分野、
たとえば乳酸菌飲料その他の各種飲料及び食品用容器、
化粧用容器、医薬品用容器などに好適に使用される。
【0018】
【実施例】以下に実施例を示すが、本発明はこれらの実
施例に限定されるものではない。なお、実施例に示され
たデータは次の方法に基づいて測定されたものである。 (1)アイゾット衝撃強度(耐衝撃性):JIS K7
110に準拠して測定した。なお、3.0mm(厚
さ)、ノッチつき、測定温度23℃とした。 (2)曲げ弾性率(剛性):JIS K7203に準拠
して測定した。なお、測定温度23℃とした。 (3)透明性(全光線透過率、平行光線透過率):0.
7mmの厚さの射出成形シートを用い、JIS K67
14に準拠して測定した。
【0019】実施例1 内容積20リッターの完全混合タイプの撹拌機付オート
クレーブで、スチレン100重量部に、スチレン−ブタ
ジエンランダム共重合体(旭化成製 アサプレン660
A)6.0重量部を溶解し、塊状重合開始時にn−ドデ
シルメルカプタン0.014重量部を加え、220rp
mで撹拌しながら120℃で2時間30分、塊状重合
し、スチレンの重合率を20重量%とした。この重合液
に水100重量部、第三燐酸カルシウム1.2重量部、
ドデシルスルホン酸ナトリウム20重量ppm、ベンゾ
イルパーオキサイド0.3重量部、t−ブチルパーオキ
シベンゾエート0.075重量部を加えて、90℃で3
時間、140℃で1時間、220rpmで撹拌しながら
懸濁重合した。得られた懸濁重合液に塩酸を加え、濾
別、水洗、乾燥し、押出機によりペレット化することに
より高透明性ゴム変性スチレン系樹脂組成物を得た。樹
脂組成物中の軟質成分粒子はゴム状重合体からなる連続
相に複数のスチレン系樹脂の小粒子が分散して存在す
る、いわゆるサラミ構造であった。測定結果及び評価結
果を表1に示した。
【0020】実施例2 攪拌型の重合槽で、スチレン−ブタジエンランダム共重
合体(旭化成製 タフデン2100AS)を5.3重量
%、スチレン89.2重量%、エチルベンゼン4.5重
量%、ミネラルオイル1.0重量%、t−ドデシルメル
カプタン250重量ppmからなる混合液を温度135
℃、攪拌速度30rpmの条件にて、転化率25重量%
まで重合させた。続いて、得られた重合混合物を満液型
重合槽を用いて転化率70重量%まで重合させ、その後
250℃の脱気槽で揮発分を除去し、ペレット状のゴム
変性スチレン系樹脂組成物を得た。樹脂組成物中の軟質
成分粒子はゴム状重合体からなる連続相に複数のスチレ
ン系樹脂の小粒子が分散して存在する、いわゆるサラミ
構造であった。測定結果及び評価結果を表1に示した。
【0021】比較例1 攪拌型の重合槽で、ポリブタジエン(旭化成製 ジエン
70)を3.6重量%、スチレン90.9重量%、エチ
ルベンゼン4.5重量%、ミネラルオイル1.0重量
%、t−ドデシルメルカプタン140重量ppmからな
る混合液を温度125℃、攪拌速度100rpmの条件
にて、転化率20重量%まで重合させた。続いて、得ら
れた重合混合物を満液型重合槽を用いて転化率70重量
%まで重合させ、その後250℃の脱気槽で揮発分を除
去し、ペレット状のゴム変性スチレン系樹脂組成物を得
た。樹脂組成物中の軟質成分粒子はゴム状重合体からな
る連続相に複数のスチレン系樹脂の小粒子が分散して存
在する、いわゆるサラミ構造であった。測定結果及び評
価結果を表1に示した。
【0022】比較例2 t−ドデシルメルカプタンを140重量ppmとし、攪
拌速度60rpmとしたこと以外は実施例2と同様の方
法で重合し、ペレット状のゴム変性スチレン系樹脂組成
物を得た。樹脂組成物中の軟質成分粒子はゴム状重合体
からなる連続相に複数のスチレン系樹脂の小粒子が分散
して存在する、いわゆるサラミ構造であった。測定結果
及び評価結果を表1に示した。
【0023】比較例3 攪拌型の重合槽で、スチレン−ブタジエンランダム共重
合体(旭化成製 アサプレン660A)を4.0重量
%、スチレン90.5重量%、エチルベンゼン4.5重
量%、ミネラルオイル1.0重量%、t−ドデシルメル
カプタン150重量ppmからなる混合液を温度135
℃、攪拌速度60rpmの条件にて、転化率25重量%
まで重合させた。続いて、得られた重合混合物を満液型
重合槽を用いて転化率70重量%まで重合させ、その後
250℃の脱気槽で揮発分を除去し、ペレット状のゴム
変性スチレン系樹脂組成物を得た。樹脂組成物中の軟質
成分粒子はゴム状重合体からなる連続相に複数のスチレ
ン系樹脂の小粒子が分散して存在する、いわゆるサラミ
構造であった。測定結果及び評価結果を表1に示した。
【0024】これらの結果から、次のことがわかる。本
発明による実施例は、すべての評価項目において満足す
べき結果を示している。一方、ゴムとしてポリブタジエ
ンを用いた比較例1は透明性に劣る。中位粒径の小さい
比較例2は透明性に劣る。D 75/D25が大きい比較例3
は透明性に劣り、またゲル当たり反射率が高いので透明
性とアイゾット衝撃強度のバランスが低い。
【0025】
【表1】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実 施 例 比 較 例 1 2 1 2 3 重合時に用いた共重合体 種類 *1 SBR SBR PBd SBR SBR スチレン量 wt% 25 25 0 25 25 樹脂組成物中の軟質成分粒子特性 中位粒径 μm 5.1 3.1 3.2 1.7 3.7 D75/D25 1.8 1.7 1.8 1.5 2.6 膨潤度 15.8 17.9 15.1 12.5 15.8 軟質成分粒子含量 wt% 16.5 15.7 13.0 15.9 10.6 評価 全光線透過率 % 81.8 72.5 66.6 67.7 69.6 平行光線透過率 % 22.5 7.6 4.7 7.6 18.0 ゲル当たり反射率 *2 1.1 1.8 2.6 2.0 2.9 アイゾット衝撃強度 kg・cm/cm 5.5 7.4 7.7 5.5 2.9 曲げ弾性率 kg/cm2 21000 21800 21400 23700 26500 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0026】*1 SBR:スチレン−ブタジエンラン
ダム共重合体 PBd:ブタジエン重合体(ポリブタジエン) *2 (100−全光線透過率)/軟質成分粒子含量
【0027】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明により、剛
性及び耐衝撃性を高水準に維持し、かつ透明性(コンタ
クトクリア性)に優れ、よって特に食品などの包装容器
とするのに最適な高透明性ゴム変性スチレン系樹脂組成
物及び該樹脂組成物を用いた透明容器を提供することが
できた。
フロントページの続き (72)発明者 石井 隆博 千葉県市原市姉崎海岸5の1 住友化学 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−30714(JP,A) 特開 昭58−109517(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08F 279/02 C08L 51/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチレン含量が15〜40重量%である
    スチレン−ブタジエンランダム共重合体の存在下、スチ
    レン系単量体を重合して得られるゴム変性スチレン系樹
    脂組成物であって、下記(a)〜(d)の特徴を有する
    高透明性ゴム変性スチレン系樹脂組成物。 (a)樹脂組成物中の軟質成分粒子の中位粒径が2.0
    〜10μmであること。 (b)樹脂組成物中の軟質成分粒子の粒度分布におい
    て、D75/D25の値が2.0以下であること(ただし、
    25とは粒径の重量分布において粒径の小さな方からの
    累積重量が25%となるときの粒径であり、D75とは該
    累積重量が75%となるときの粒径である。) (c)樹脂組成物中の軟質成分粒子の膨潤度が8〜20
    であること。 (d)樹脂組成物中の軟質成分粒子の重量割合が10〜
    20重量%であること。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高透明性ゴム変性スチレ
    ン系樹脂組成物を用いた透明容器。
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