JP2906248B2 - 四輪駆動自動車 - Google Patents

四輪駆動自動車

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は四輪駆動自動車に係り、特にリヤエンジン
・リヤドライブ型の横置きエンジンを搭載し、このリヤ
エンジン・リヤドライブ型の横置きエンジンにより四輪
を駆動する四輪駆動自動車に関する。
[従来の技術] 近時、悪路走行や不整地走行のみならず、通常の走路
走行等あらゆる走行状態における走行性能や安定性を向
上するために、内燃機関の駆動力を前部駆動車軸と後部
駆動車軸とに伝達し、前車輪と後車輪とを駆動する四輪
駆動自動車が多種出現している。この四輪駆動自動車の
動力伝達方式には、フロントエンジン・フロントドライ
ブ(FF)やリヤエンジン・リヤドライブ(RR)、フロン
トエンジン・リヤドライブ(FR)がある。
このような四輪駆動自動車としては、特公昭62−4388
4号公報に開示されるものがある。この公報に開示され
る4輪駆動車の動力伝達装置は、横置きのトランスアク
スル方式を設けるとともに、動力取出軸の位置を上下、
前後方向において自由に変更可能とし、車室の拡大化を
図るとともに、シャーシフレーム設計の自由度を高めて
いる。
また、特公昭63−10011号公報に開示されるものがあ
る。この公報に開示される四輪駆動自動車は、第1差動
装置の他方の出力を後方または前方に伝達するための歯
車を減速歯車の軸線よりもエンジン寄りに配置し、車室
壁を第1差動装置側へ大きく拡張し、車室容積を拡大し
ている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、従来の四輪駆動自動車においては、リヤエ
ンジン・リヤドライブ(RR)型の横置きエンジンを配置
した際に、第6、7図に示す如く、横置きエンジン108
を四輪駆動自動車の後側方向に傾斜させている。
つまり、第6図に示す如く、四輪駆動自動車の横置き
エンジン108の水平線L1の前側から、クランク軸124を中
心として時計回りに約130度回転させた位置に前記横置
きエンジン108の縦中心線L2が合致している。
このため、第6図に示す如く、横置きエンジン108の
後車輪からの突出量S1が326mmとなり、ホイールベース
を短くする必要があり、車室が小さくなるとともに、動
力伝達経路が長くなって剛性が低下し、実用上不利であ
るという不都合がある。
また、横置きエンジンやトランスアクスルの重量バラ
ンスが悪く、四輪駆動自動車の走行性能に悪影響を与え
るという不都合がある。
[発明の目的] そこでこの発明の目的は、上述不都合を除去するため
に、リヤエンジン・リヤドライブ型の横置きエンジンに
より四輪を駆動する四輪駆動自動車の動力伝達系を、後
車輪間に搭載した横置きエンジンの駆動力をトランスア
クスルを介して伝達させ後車輪を駆動する後車輪側と、
トランスアクスルからの駆動力をプロペラシャフトを介
してフロントデフに伝達させ前車輪を駆動させる前車輪
側とにより構成するとともに、横置きエンジンに接続さ
れるトランスアクスルを、横置きエンジンからの駆動力
を入力すべく横置きエンジンクランク軸にクラッチを介
して連絡し且つ横置きエンジン側方に配設される入力軸
と、入力軸よりも前側に並設され且つ入力軸から駆動力
が伝達されるカウンタ軸と、カウンタ軸よりも前側に配
設され且つ後車輪を駆動するリヤデフと、プロペラシャ
フトを経てフロントデフに駆動力を伝達する四輪駆動用
トランスファとにより構成し、横置きエンジンを四輪駆
動自動車の前側方向に傾斜させたことにより、横置きエ
ンジンの後車輪からの突出量を小とし、ホイールベース
を長くすることができ、車室を大とし得るとともに、重
量バランスを向上し得る四輪駆動自動車を実現するにあ
る。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するためにこの発明は、リヤエンジン
・リヤドライブ型の横置きエンジンにより四輪を駆動す
る四輪駆動自動車において、この四輪駆動自動車の動力
伝達系を、後車輪間に搭載した前記横置きエンジンの駆
動力をトランスアクスルを介して伝達させ前記後車輪を
駆動する後車輪側と、トランスアクスルからの駆動力を
プロペラシャフトを介してフロントデフに伝達させ前車
輪を駆動させる前車輪側とにより構成するとともに、前
記横置きエンジンに接続されるトランスアクスルを、横
置きエンジンからの駆動力を入力すべく横置きエンジン
のクランク軸にクラッチを介して連絡し且つ横置きエン
ジン側方に配設される入力軸と、入力軸よりも前側に並
設され且つ入力軸から駆動力が伝達されるカウンタ軸
と、カウンタ軸よりも前側に配設され且つ前記後車輪を
駆動するリヤデフと、前記プロペラシャフトを経て前記
フロントデフに駆動力を伝達する四輪駆動用トランスフ
ァとにより構成し、前記横置きエンジンを前記四輪駆動
自動車の前側方向に傾斜させて設けたことを特徴とす
る。
[作用] 上述の如く構成したことにより、四輪駆動自動車にリ
ヤエンジン・リヤドライブ型の横置きエンジンを搭載し
た際には、横置きエンジンの後車輪からの突出量を小と
し、ホイールベースを長くし、車室を大とするととも
に、重量バランスを向上させている。
[実施例] 以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1〜5図はこの発明の実施例を示すものである。第
2図において、2は四輪駆動自動車、4は前車輪、6は
後車輪である。
この四輪駆動自動車2の動力伝達系は、後車輪6、6
間に搭載したリヤエンジン・リヤドライブ型の横置きエ
ンジン8の駆動力をトランスアクスル10を介して伝達さ
せ前記後車輪6、6を駆動する後車輪側と、トランスア
クスル10からの駆動力をプロペラシャフト12を介してフ
ロントデフ14に伝達させ、前記前車輪4、4を駆動させ
る前車輪側とからなる。
また、前記リヤエンジン・リヤドライブ型の横置きエ
ンジン8に接続されるトランスアクスル10は、第4、5
図に示す如く、前記横置きエンジン8からの駆動力を入
力すべく横置きエンジン8の後述するクランク軸24に図
示しないクラッチを介して連絡し且つ横置きエンジン8
側方に配設される入力軸16と、入力軸16よりも前側に並
設され且つ入力軸16から駆動力が図示しない歯車群によ
って伝達されるカウンタ軸18と、カウンタ軸18よりも前
側に配設され且つ前記後車輪6、6を駆動するリヤデフ
20と、前記プロペラシャフト12を経てフロントデフ14に
駆動力を伝達する四輪駆動用トランスファ22とを有して
いる。
前記四輪駆動自動車2の横置きエンジン8を、前記四
輪駆動自動車2の前側方向に傾斜させて設ける。
詳述すれば、前記横置きエンジン8は、第1図に示す
如く、四輪駆動自動車2の横置きエンジン8の水平線L1
の前側から、クランク軸24を中心として時計回りに約40
度回転させた位置に前記横置きエンジン8の縦中心線L2
を合致させるべく四輪駆動自動車2の前側方向に傾斜さ
せるものである。そして、横置きエンジン8の後車輪
6、6からの突出量Sを小とする。
なお符号26は前記横置きエンジン8の排気マニホル
ド、28は前記リヤデフ20のデフセンタ、30は前記クラン
ク軸24の中心、32はシリンダヘッド、34は気化器、36は
オイルパン、38はオイルフィルタである。
次に作用について説明する。
前記リヤエンジン・リヤドライブ型の横置きエンジン
8を前記四輪駆動自動車2の前側方向に傾斜させて搭載
した際には、第1図に示す如く、横置きエンジン8の後
車輪6、6からの突出量Sが193mmとなり、動力伝達経
路が従来に比し133mmだけ短くなる。
これにより、前記四輪駆動自動車2の横置きエンジン
8の後車輪6、6からの突出量Sを193mmとすることが
でき、動力伝達経路を短くして剛性を向上させ得るとと
もに、コンパクトとすることができ、実用上有利であ
る。
また、前記リヤエンジン・リヤドライブ型の横置きエ
ンジン8やトランスアクスル10の重量バランスが良好と
なることにより、四輪駆動自動車の走行性能に悪影響を
与えることがなく、良好な走行性能を得ることができ
る。
更に、前記リヤエンジン・リヤドライブ型の横置きエ
ンジン8の後車輪6、6からの突出量Sを小とすること
ができることにより、同一機種の従来の車両に比し、ホ
イールベースを長くすることができ、車室の拡大化を行
い得るものである。
なお、この発明は上述実施例に限定されるものではな
く、種々の応用改変が可能である。
例えば、この発明の実施例においては、四輪駆動自動
車の横置きエンジンの水平線の前側から、クランク軸を
中心として時計回りに約40度回転させた位置に横置きエ
ンジンの縦中心線を合致させるべく四輪駆動自動車2の
前側方向に傾斜させる構成としたが、前記横置きエンジ
ンをクランク軸を中心として時計回りに90度以内の40度
以外の数値だけ回転させた位置まで四輪駆動自動車2の
前側方向に傾斜させる構成とすることも可能である。
[発明の効果] 以上詳細に説明した如くこの発明によれば、リヤエン
ジン・リヤドライブ型の横置きエンジンにより四輪を駆
動する四輪駆動自動車の動力伝達系を、後車輪間に搭載
した横置きエンジンの駆動力をトランスアクスルを介し
て伝達させ後車輪を駆動する後車輪側と、トランスアク
スルからの駆動力をプロペラシャフトを介してフロント
デフに伝達させ前車輪を駆動させる前車輪側とにより構
成するとともに、横置きエンジンに接続されるトランス
アクスルを、横置きエンジンからの駆動力を入力すべく
横置きエンジンのクランク軸にクラッチを介して連絡し
且つ横置きエンジン側方に配設される入力軸と、入力軸
よりも前側に並設され且つ入力軸から駆動力が伝達され
るカウンタ軸と、カウンタ軸よりも前側に配設され且つ
後車輪を駆動するリヤデフと、プロペラシャフトを経て
フロントデフに駆動力を伝達する四輪駆動用トランスフ
ァとにより構成し、横置きエンジンを四輪駆動自動車の
前側方向に傾斜させて設けたので、前記四輪駆動自動車
の横置きエンジンの後車輪からの突出量を小とすること
ができ、動力伝達経路を短くして剛性を向上させ得ると
ともに、コンパクトとすることができ、実用上有利であ
る。また、前記横置きエンジンやトランスアクスルの重
量バランスが良好となることにより、四輪駆動自動車の
走行性能に悪影響を与えることがなく、良好な走行性能
を得ることができる。更に、前記横置きエンジンの後車
輪からの突出量を小とすることができることにより、同
一機種の従来の車両に比し、ホイールベースを長くする
ことができ、車室の拡大化を行い得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図はこの発明の実施例を示し、第1図は四輪駆
動自動車のリヤエンジン・リヤドライブ型の横置きエン
ジンの概略拡大図、第2図は四輪駆動自動車の概略平面
図、第3図はリヤエンジン・リヤドライブ型の横置きエ
ンジンの概略拡大平面図、第4図はトランスアクスルの
概略拡大断面正面図、第5図はトランスアクスルの概略
拡大断面右側図である。 第6、7図はこの発明の従来技術を示し、第6図は四輪
駆動自動車のリヤエンジン・リヤドライブ型の横置きエ
ンジンの概略拡大図、第7図はリヤエンジン・リヤドラ
イブ型の横置きエンジンの概略拡大平面図である。 図において、2は四輪駆動自動車、4は前車輪、6は後
車輪、8はリヤエンジン・リヤドライブ型の横置きエン
ジン、10はトランスアクスル、12はプロペラシャフト、
14はフロントデフ、16は入力軸、18はカウンタ軸、20は
リヤデフ、22は四輪駆動用トランスファ、24はクランク
軸、Sは横置きエンジンの後車輪からの突出量、26は排
気マニホルド、28はデフセンタ、30はクランク軸の中
心、32はシリンダヘッド、34は気化器、36はオイルパ
ン、38はオイルフィルタである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リヤエンジン・リヤドライブ型の横置きエ
    ンジンにより四輪を駆動する四輪駆動自動車において、
    この四輪駆動自動車の動力伝達系を、後車輪間に搭載し
    た前記横置きエンジンの駆動力をトランスアクスルを介
    して伝達させ前記後車輪を駆動する後車輪側と、トラン
    スアクスルからの駆動力をプロペラシャフトを介してフ
    ロントデフに伝達させ前車輪を駆動させる前車輪側とに
    より構成するとともに、前記横置きエンジンに接続され
    るトランスアクスルを、横置きエンジンからの駆動力を
    入力すべく横置きエンジンのクランク軸にクラッチを介
    して連絡し且つ横置きエンジン側方に配設される入力軸
    と、入力軸よりも前側に並設され且つ入力軸から駆動力
    が伝達されるカウンタ軸と、カウンタ軸よりも前側に配
    設され且つ前記後車輪を駆動するリヤデフと、前記プロ
    ペラシャフトを経て前記フロントデフに駆動力を伝達す
    る四輪駆動用トランスファとにより構成し、前記横置き
    エンジンを前記四輪駆動自動車の前側方向に傾斜させて
    設けたことを特徴とする四輪駆動自動車。
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