JP2906034B2 - 電子写真用トナーバインダー - Google Patents

電子写真用トナーバインダー

Info

Publication number
JP2906034B2
JP2906034B2 JP8069286A JP6928696A JP2906034B2 JP 2906034 B2 JP2906034 B2 JP 2906034B2 JP 8069286 A JP8069286 A JP 8069286A JP 6928696 A JP6928696 A JP 6928696A JP 2906034 B2 JP2906034 B2 JP 2906034B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
toner
acid
molecular weight
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8069286A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08305081A (ja
Inventor
隆 新苗
信也 笹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority to JP8069286A priority Critical patent/JP2906034B2/ja
Publication of JPH08305081A publication Critical patent/JPH08305081A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2906034B2 publication Critical patent/JP2906034B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真用トナーバ
インダーに関する。
【0002】
【従来の技術】粉体の乾式トナーによる電子写真用プロ
セスでは紙等の上に転写されたトナーを定着するため
に、接触加熱型定着器(ヒートロールを用いる方法、加
熱体と紙等の間にフィルムまたはベルトを介する方法
(例えば特開平4−70688号公報および特開平4−
12558号公報)が広く採用されている。この方法で
は、定着下限温度(以下MFTと略す)は低いことが望
ましく(低温定着性)、また、ヒートロール表面、フィ
ルムまたはベルトへのホットオフセットが発生する温度
(以下HOTと略す)は高いことが望ましい(耐ホット
オフセット性)。また、電子写真プロセスの機械内で
は、定着器等から熱が発生するため、トナーが熱によっ
て凝集し流動性が悪化したりすることのない様、耐熱保
存性も満たさなければならない。
【0003】従来、この乾式トナーのバインダー成分と
して、ポリスチレン樹脂、スチレン−アクリル共重合
体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等が一般に使用さ
れ、中でも粉砕性、帯電性等の性能と、コストの点から
ポリスチレン系樹脂が、また複写機の処理速度の高速化
の伴い、定着性の良いポリエステル樹脂が広く使用され
ている。低温定着性、耐ホットオフセット性、耐熱保存
性を満足させるためには、樹脂の分子量分布を広くする
ことにより改良する方法が多く提案されている。分子量
分布を広げる方法としては、ビニル系樹脂では、ビニル
系架橋剤を使用する方法(特開昭61ー215558号
公報)や、分子量分布において、高分子部分と低分子部
分に2つのピークを有するバインダー(特公昭63ー3
2180号、特公昭63ー32382号公報)を用いる
方法などが提唱されている。また、ポリエステル樹脂で
は、ノボラック型フェノール樹脂のオキシアルキレンエ
ーテルを用いたポリエステル樹脂(特開平5ー2747
8号公報)や、水酸基を有するビニル共重合体樹脂と非
結晶性ポリエステル樹脂の加熱反応生成物を用いる方法
(例えば特開平2−277074号公報)が提唱されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、架橋構造にしたバインダーや、単に高分子量体と低
分子量体からなるバインダーでは、耐ホットオフセット
性を維持するために、架橋成分や高分子量体成分を多く
使用することになる。そのため、樹脂は固くなり、トナ
ー製造時の粉砕性は低下する。また樹脂の溶融粘度も上
がり、トナーの低温定着性も不充分となる。以上のよう
に従来の技術では、近年のコピー機やファクシミリの高
速化による、より低温定着性を求める動向や、プリンタ
ーの小型化による、より耐熱保存性、耐ホットオフセッ
ト性を求める動向、コスト面からトナー製造時の粉砕性
を上げる動向に充分に対応できているとは言いがたい。
本発明は上記の問題を解決するものであって、トナー製
造時の粉砕性が良好で、トナー化した際に、耐熱保存性
および電気特性に問題が無く、ホットオフセット発生温
度が高く、かつ低温定着性に優れるトナーバインダーを
得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、トナー製
造時の粉砕性が良好で、トナー化した際に、耐熱保存性
および電気特性に問題が無く、ホットオフセット発生温
度が高く、かつ低温定着性に優れるトナーバインダーを
得ることを目的に鋭意検討した結果本発明に到達した。
すなわち、本発明は170℃での貯蔵弾性率が50万d
yn/cm2以上である樹脂(A)と170℃での貯蔵
弾性率が10万dyn/cm2以下である樹脂(B)か
らなる電子写真用トナーバインダーにおいて、(A)が
ニトリル基を含有する樹脂であり、(A)を3〜50重
量%含有する電子写真用トナーバインダーである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳述する。本発明
のトナーバインダーにおいて、樹脂(A)の170℃で
の貯蔵弾性率は50万dyn/cm2以上である。好ま
しくは100万dyn/cm2以上であり、更に好まし
くは、200万dyn/cm2以上である。50万dy
n/cm2より小さいとHOTが低くなる。樹脂(B)
の170℃での貯蔵弾性率は10万dyn/cm2以下
である。好ましくは、1万dyn/cm2以下であり、
更に好ましくは1000dyn/cm2以下である。1
0万dyn/cm2より大きいとMFTが高くなる。本
発明のトナーバインダーにおいて、樹脂(A)はニトリ
ル基を含有する樹脂である。通常トナーバインダーは、
貯蔵弾性率の大きい成分(通常、高分子量成分や架橋成
分)と貯蔵弾性率の小さい成分(通常、低分子量成分)
からなり、HOTを高くするためには、バインダーの貯
蔵弾性率を大きくする必要がある。このため、通常、貯
蔵弾性率の大きい成分の割合を多く使用する方法が取ら
れている。しかし、貯蔵弾性率の大きい成分をあまり多
くすると、MFTは高くなり、また樹脂が固くなるた
め、トナー製造時の粉砕性も悪くなる。しかし、本発明
のように、ニトリル基を樹脂に導入することによって、
樹脂(A)はニトリル基の無い樹脂に比べて高温での貯
蔵弾性率が非常に大きくなり、通常のトナーバインダー
で使用される貯蔵弾性率の大きい成分の使用量より、少
ない量で、バインダーの貯蔵弾性率を維持することがで
きる。すなわち、トナーにした時のHOTが高く、MF
Tが低く、トナー製造時の粉砕性の良好なバインダーに
することができる。
【0007】ニトリル基を含有する樹脂としては、特に
限定されないが、アクリロニトリル、メタアクリロニト
リル、メタアクリロニトリルのメチル基がエチル基、プ
ロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基な
どの低級アルキル基で置換されたビニルモノマー、α−
シアノ−3−ヒドロキシけい皮酸、α−シアノ−4−ヒ
ドロキシけい皮酸などのニトリル基を含むビニルモノマ
ーと、他のビニルモノマーとの共重合体や、α−シアノ
−3−ヒドロキシけい皮酸、α−シアノ−4−ヒドロキ
シけい皮酸などのニトリル基と水酸基、カルボキシル基
を含む成分をポリエステル樹脂を重縮合する際に反応さ
せニトリル基を導入したポリエステル樹脂などが挙げら
れる。これらの中で、好ましいのは(メタ)アクリロニ
トリルと他のビニルモノマーとの共重合体である。(メ
タ)アクリロニトリルと他のビニル系単量体の共重合体
(A)に使用する他のビニル系単量体としては、特に限
定されないが、スチレン、α−メチルスチレン、p−メ
トキシスチレン、p−ヒドロキシスチレン、p−アセト
キシスチレン等のスチレン系モノマー;(メタ)アクリ
ル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アク
リル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2ーエチルヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸
ステアリルなどの、アルキル基の炭素数が1〜18のア
ルキル(メタ)アクリレート;ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレートなどのヒドロキシル基含有(メタ)ア
クリレート;ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレートなどの
アミノ基含有(メタ)アクリレート;酢酸ビニルなどの
ビニルエステル類;ビニルエチルエーテルなどのビニル
エーテル類;α−オレフィン、イソプレンなどの脂肪族
炭化水素系ビニル;(メタ)アクリル酸、無水マレイン
酸、無水イタコン酸、無水マレイン酸のモノエステルな
どの不飽和カルボン酸もしくはその無水物などが挙げら
れる。これらのうちスチレン系モノマー、アルキル基の
炭素数が1〜18のアルキル(メタ)アクリレート、不
飽和カルボン酸が好ましく、スチレン、(メタ)アクリ
ル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アク
リル酸ブチル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸
が更に好ましい。(A)のうち(メタ)アクリロニトリ
ルの比率は、通常3〜60重量%(ニトリル基として5
6〜1132ミリモル/100g重合体)である。好ま
しくは、5〜40重量%(ニトリル基として94〜75
5ミリモル/100g重合体)である。更に好ましく
は、10〜20重量%(ニトリル基として188〜37
7ミリモル/100g重合体)である。
【0008】(A)の重合方法としては、溶液重合、塊
状重合、懸濁重合などの任意の方法を選択できる。重合
開始剤としては、特に限定されないが、例えば、アゾビ
スイソブチロニトリル、アゾビスイソバレロニトリルな
どのアゾ系開始剤;ベンゾイルパーオキサイド、ジ−t
−ブチルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、
ジクミルパーオキサイドなどの過酸化物系開始剤;2,
2ービス(4,4−ジ−t−ブチルパーオキシシクロヘ
キシル)プロパン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、ジ−t−
ブチルパーオキシヘキサヒドロテレフタレートなどの1
分子内に2つ以上のパーオキシド基を有する多官能性重
合開始剤;ジアリルパーオキシジカーボネート、t−ブ
チルパーオキシアリルカーボネートなどの1分子内に1
つ以上のパーオキシド基と1つ以上の重合性不飽和基を
有する多官能性重合開始剤などが挙げられる。これらの
うち好ましいものは、1分子内に2つ以上のパーオキシ
ド基を有する多官能性重合開始剤である。
【0009】(A)を溶液重合によって得る場合の溶剤
としては、特に限定されないが、トルエン、キシレン、
エチルベンゼンなどの芳香族系溶剤、酢酸エチル、酢酸
ブチルなどのエステル系溶剤、ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド、メチルエチルケトンなどが挙げ
られる。好ましくは、ジメチルホルムアミド、キシレ
ン、トルエンである。
【0010】また(A)を懸濁重合によって得る場合、
炭酸カルシウム、リン酸カルシウムなどの無機塩系分散
剤、ポリビニルアルコール、メチル化セルロースなどの
有機系分散剤を用いて水中で重合することができる。
(A)の重合温度は通常50〜160℃、好ましくは6
0〜140℃である。(共)重合中の雰囲気は窒素のよ
うな不活性ガスの存在下で行うことが好ましい。
【0011】(A)の重合時に分子量をより高くするた
めに、少なくとも2個の重合性二重結合を有する多官能
モノマーをゲル化を発生させない程度の量(通常0.1
重量%以下)加えてもよい。多官能性モノマーとして
は、ジまたはポリビニル化合物(例えばジビニルベンゼ
ン、エチレングリコールジアクリレート、1,6−ヘキ
サンジオールジアクリレート、ジビニルトルエン)など
が挙げられる。これらの内好ましくはジビニルベンゼ
ン、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ジビニ
ルトルエン)などが挙げられる。
【0012】(A)の重量平均分子量は通常10万〜1
000万、好ましくは15万〜500万、更に好ましく
は20万〜300万である。(A)の重量平均分子量が
10万以下であると(A)の170℃での貯蔵弾性率が
小さくなり、トナーにした時のHOTが低くなりやす
い。1000万以上であると、トナー製造時の粉砕性が
悪化する可能性があり、またトナーにした時のMFTが
高くなりやすい。(A)の数平均分子量は通常3万〜3
00万、好ましくは5万〜150万、更に好ましくは7
万〜100万である。(A)のガラス転移点(Tg)は
通常30〜100℃、好ましくは35〜90℃、更に好
ましくは、40〜85℃である。Tgが30℃未満では
トナーにした時の耐熱保存性が悪くなる可能性があり、
Tgが100℃を越えるとトナーにした時のMFTは高
くなる可能性がある。
【0013】本発明のトナーバインダーにおいて、
(A)の含有量は通常3〜50重量%、好ましくは、5
〜40重量%、更に好ましくは、7〜30重量%であ
る。(A)の含有量が3重量%未満では、トナーバイン
ダーの高温での貯蔵弾性率が小さくなり、トナーにした
時のHOTが低くなる可能性がある。50重量%を越え
るとトナー製造時の粉砕性が悪化する可能性があり、ま
たトナーにした時のMFTが高くなる可能性がある。
【0014】本発明のトナーバインダーにおいて、
(B)は特に限定されないが、例えばビニル系樹脂、ポ
リエステル(B2)、ポリウレタン(B3)、エポキシ
樹脂(B4)、ポリアミド(B5)、クマロン樹脂、ケ
トン樹脂、キシレン樹脂、テルペン樹脂、フェノール樹
脂などが挙げられる。これらのうち、好ましいのはビニ
ル系樹脂、ポリエステル(B2)、ポリウレタン(B
3)、エポキシ樹脂(B4)、ポリアミド(B5)であ
る。
【0015】ビニル系樹脂の具体例としては、前記記載
のビニル系単量体から選ばれる少なくとも1種以上を
(共)重合してなるビニル系樹脂、(メタ)アクリロニ
トリルと前記記載のビニル系単量体の共重合体(B1)
などが挙げられる。これらのうち、(メタ)アクリロニ
トリルと前記記載のビニル系単量体との共重合体(B
1)が好ましい。前記記載のビニル系単量体のうち、ス
チレン系モノマー、アルキル基の炭素数が1〜18のア
ルキル(メタ)アクリレート、不飽和カルボン酸が好ま
しく、スチレン、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)
アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メ
タ)アクリル酸−2−エチルヘキシル、(メタ)アクリ
ル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸が更に好ましい。
(B1)のうち(メタ)アクリロニトリルの比率は、通
常3〜60重量%(ニトリル基として56〜1132ミ
リモル/100g重合体)である。好ましくは、5〜4
0重量%(ニトリル基として94〜755ミリモル/1
00g重合体)である。更に好ましくは、10〜20重
量%(ニトリル基として188〜377ミリモル/10
0g重合体)である。
【0016】(B1)の重合方法としては、溶液重合、
塊状重合、懸濁重合などの任意の方法を選択できが、分
子量を低くする点から溶液重合が好ましい。重合開始剤
としては、特に限定されないが、前記記載の重合開始剤
が挙げられる。これらのうち、好ましいのは、アゾ系開
始剤(アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスイソバレ
ロニトリルなど)や過酸化物系開始剤(ベンゾイルパー
オキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ラウロイ
ルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイドなど)など
が挙げられる。(B1)を溶液重合によって得る場合の
溶剤としては、特に限定されないが、前記記載の溶剤が
挙げられる。これらのうち好ましいのは、ジメチルホル
ムアミド、キシレン、トルエンである。(B1)の重合
温度は通常80〜210℃、好ましくは140〜205
℃である。(共)重合中の雰囲気は窒素のような不活性
ガスの存在下で行うことが好ましい。
【0017】(B1)の重量平均分子量は通常1000
〜5万、好ましくは2000〜3万、更に好ましくは3
000〜2万である。重量平均分子量が1000未満で
あると (B1)のTgが低くなり、トナーにした時の
耐熱保存性が悪くなる可能性がある。5万を越えると、
トナー製造時の粉砕性が悪くなる可能性があり、またト
ナーにした時のMFTが高くなる可能性がある。(B
1)のTgは通常20〜85℃、好ましくは35〜80
℃、更に好ましくは、45〜75℃である。Tgが20
℃未満ではトナーにした時の耐熱保存性が悪くなる可能
性があり、Tgが85℃を越えるとトナーにした時のM
FTは高くなる可能性がある。(A)と(B1)の重合
法の違いを再度明記すると、(B1)は(A)の重合温
度より比較的高温で行うのが好ましい。また(A)は多
官能開始剤を用いるのが好ましいのに対して、(B1)
は単官能開始剤を用いるのが好ましい。
【0018】本発明に用いるポリエステル(B2)は、
例えば2価アルコールと2塩基酸類(2塩基酸、無水
物、低級エステル化物)と必要により3価以上のポリカ
ルボン酸類および/または3価以上のアルコール類を重
縮合することにより得られる。末端カルボン酸、末端水
酸基を封止するため、あるいは分子量の調整や反応の制
御を目的として、モノアルコールまたはモノカルボン酸
を併用することもできる。2価アルコ−ルとしてはエ
チレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,4
−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−
ヘキサンジオールなどの脂肪族グリコール類およびこれ
らのアルキレンオキサイド付加物;ハイドロキノン、
カテコール、レゾルシン、ピロガロール、ビスフェノー
ル類(ビスフェノールA、ビスフェノールAD、ビスフ
ェノールF、ビスフェノールスルホンなど)および水素
添加ビスフェノール類およびこれらにアルキレンオキサ
イドを付加させたフェノール系グリコール類;およびこ
れらの2種以上の混合物が挙げられる。アルキレンオキ
サイドとしてはエチレンオキサイド、プロピレンオキサ
イドなどがあげられ、これら混合物を付加する場合、ブ
ロック付加でもランダム付加でも良い。これらの中で好
ましいものは、エチレングリコール、ネオペンチルグリ
コールおよびビスフェノール類(とくにビスフェノール
A)にアルキレンオキサイドを2〜3モル付加させたも
の、およびこれらの混合物であり、特に好ましくはネオ
ペンチルグリコール、ビスフェノールAのアルキレンオ
キサイドを2〜3モル付加させたもの、およびこれらの
2種以上の混合物である。
【0019】2塩基酸としてはコハク酸、マレイン酸、
フマール酸、イタコン酸、アゼライン酸、メサコン酸、
シトラコン酸、セバチン酸、グルタコン酸、アジピン
酸、マロン酸、フタール酸、イソフタール酸、テレフタ
ール酸、シクロヘキサンジカルボン酸、ナジック酸、メ
チルナジック酸、オクチルコハク酸、ドデセニルコハク
酸など、およびこれらの酸の無水物、低級アルキル(メ
チル、エチル)エステルなどが挙げられる。その他リノ
レイン酸の二量体、三量体などの重合脂肪酸も使用でき
る。2塩基酸は単独でも2種以上の混合物としても使用
できる。これらの中では、コハク酸、マレイン酸、フマ
ール酸、フタール酸、イソフタール酸、テレフタール
酸、オクチルコハク酸およびドデセニルコハク酸に代表
されるアルキルまたはアルケニル(炭素数4〜18)コ
ハク酸が好ましい。
【0020】3価以上のポリカルボン酸類の具体例とし
ては、(1)炭素数7〜20の脂肪族ポリカルボン酸
(1,2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,5−ヘ
キサントリカルボン酸など);(2)炭素数9〜20の
脂環式ポリカルボン酸(1,2,4−シクロヘキサント
リカルボン酸など);(3)炭素数9〜20の芳香族ポ
リカルボン酸(1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、
1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、ピロメリット酸
など);並びにこれらの無水物や低級アルキル(メチ
ル、ブチルなど)エステルが挙げられる。これらの中で
は、(3)およびその無水物や低級アルキルエステルが
好ましい。3価以上のアルコール類の具体例としては、
(1)炭素数3〜20の脂肪族多価アルコール(ソルビ
トール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、
トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、グリ
セロールなど);(2)炭素数6〜20の芳香族多価ア
ルコール(1,3,5−トリヒドロキシルメチルベンゼ
ンなど);並びにこれらのアルキレンオキサイド付加
物;(3)ノボラック型フェノール樹脂のオキシアルキ
レンエーテル;(4)イソシアヌル酸などの分子中に2
個以上の活性水素を有する複素環式化合物のオキシアル
キレンエーテルなどが挙げられる。これらの中では、
(1)、(3)および(4)の化合物が好ましく、
(3)および(4)が更に好ましい。モノアルコール、
モノカルボン酸の具体例としては、安息香酸、パラオキ
シ安息香酸、トルエンカルボン酸、サリチル酸、酢酸、
プロピオン酸、およびステアリン酸などのモノカルボン
酸;ベンジルアルコール、トルエン−4−メタンノール
およびシクロヘキサンメタノールなどのモノアルコール
が挙げられる。本発明のポリエステル樹脂を構成するカ
ルボン酸類とアルコール類との比率はアルコール性水酸
基当量/カルボキシル基当量が、通常0.5〜2.0、
好ましくは0.6〜1.6、更に好ましくは0.7〜
1.4となるような比率であればよい。また、必要によ
り3価以上のカルボン酸類および/または3価以上のア
ルコール類を用いる場合は、通常35重量%以下、好ま
しくは25重量%以下である。3価以上のカルボン酸類
および/または3価以上のアルコール類が35重量%を
越えるとトナーの低温定着性が不充分である。
【0021】重縮合反応は、必要により触媒(例えばジ
ブチル錫オキサイド、酸化第一錫およびテトラブチルチ
タネート)を使用することができ、通常150℃〜30
0℃の任意の温度で行うことができる。また、この反応
は、常圧または減圧下、さらに不活性ガスや溶媒の存在
下または不存在下で行うことができる。
【0022】(B2)は通常0.2〜200、好ましく
は、0.5〜150mgKOH/gの酸価と通常0.2
〜200、好ましくは、0.5〜150mgKOH/g
の水酸基価を有している。(B2)の重量平均分子量は
通常1000〜10万、好ましくは1500〜5万であ
り、更に好ましくは2000〜3万である。(B2)の
Tgは通常20〜85℃、好ましくは35〜80℃、更
に好ましくは、45〜75℃である。Tgが20℃未満
ではトナーにした時の耐熱保存性が悪くなる可能性があ
り、Tgが85℃を越えるとトナーにした時のMFTが
高くなる可能性がある。
【0023】 本発明に用いるポリウレタン(B3)
は、ポリイソシアネートおよびポリオールとから得られ
る。末端イソシアネート、末端OHを封止するために、
モノアルコール、モノイソシアネートを併用することも
できる。ポリイソシアネートの具体例としては、(1)
芳香族ポリイソシアネート{トリレンジイソシアネート
(TDI)、ジメチルジフェニルメタンジイソシアネー
ト(MDI)、変性MDI、ナフチレンジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネートなど};(2)芳香族
ポリイソシアネートの多量体(TDI,MDIなどの二
量体、三量体など);(3)NCO末端ウレタンプレポ
リマー{低分子ポリオール(トリメチロールプロパンな
ど)と過剰の芳香族イソシアネート(TDI)など};
(4)脂肪族ポリイソシアネート{テトラメチレンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソ
ホロンジイソシアネート(IPDI)、ジシクロヘキシ
ルメタンジイソシアネートなど};(5)脂肪族ポリイ
ソシアネートの多量体(IPDIの三量体など)が挙げ
られる。これらのうちTDI、MDI、およびIPDI
が好ましい。ポリオールの具体例としては前記記載の2
価アルコール、3価以上のアルコール類が挙げられる。
その他のポリオール成分としては、(1)分子量500
〜3000のポリエーテルジオール(ポリテトラメチレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコールなど);(2)分子量500〜3000の
ポリエステルジオール{ジカルボン酸(アジピン酸、マ
レイン酸、フタル酸など)と低分子ジオール(エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、1、4−ブタンジ
オール、1,6−ヘキサンジオールなど)との末端水酸
基含有縮合物}が挙げられる。これらのうちビスフェノ
ールAのEOおよび/またはPO2〜4モル付加物が好
ましい。
【0024】ポリイソシアネートとポリオールの比率
は、モル比で通常、0.5〜1.5、好ましくは0.6
〜1.4、更に好ましくは0.7〜1.3となるような
比率であればよい。反応温度は通常40〜130℃、反
応においては、ウレタン化反応に用いられる触媒(ジブ
チルチンルレート、スタナスオクトエートなど)を使用
することもできる。
【0025】(B3)の重量平均分子量は通常1000
〜10万、好ましくは1500〜5万であり、更に好ま
しくは2000〜3万である。(B3)のTgは通常2
0〜85℃、好ましくは35〜80℃、更に好ましく
は、45〜75℃である。Tgが20℃未満ではトナー
にした時の耐熱保存性が悪くなる可能性があり、Tgが
85℃を越えるとトナーにした時のMFTが高くなる可
能性がある。
【0026】 本発明に用いるエポキシ樹脂(B4)の
具体例としては、ビスフェノールA型、ビスフェノール
F型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、ポリフ
ェノール型エポキシ、ポリグリシジル型エポキシ樹脂お
よびこれらエポキシ樹脂と前記記載のジカルボン酸およ
び/またはモノカルボン酸との反応物が挙げられる。
(B4)の重量平均分子量は通常1000〜10万、好
ましくは1500〜5万であり、更に好ましくは200
0〜3万である。(B4)のTgは通常20〜85℃、
好ましくは35〜80℃、更に好ましくは、45〜75
℃である。Tgが20℃未満ではトナーにした時の耐熱
保存性が悪くなる可能性があり、Tgが85℃を越える
とトナーにした時のMFTが高くなる可能性がある。
【0027】 本発明に用いるポリアミド(B5)は、
特に限定されないが、2価以上のカルボン酸類と2価以
上のアミン類と必要によりモノカルボン酸および/また
はモノアミンとから得ることができる。2価以上のカル
ボン酸類の具体例としては、一般にダイマー酸と呼ばれ
るオレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸を重合し
た重合脂肪酸および前記記載の2価カルボン酸類が挙げ
られる。2価以上のアミン類の具体例としては、(1)
脂肪族ポリアミン(エチレンジアミン、ジエチレントリ
アミン、トリエチレンテトラミン、1,2−ジアミノプ
ロパン、1,3−ジアミノプロパン、ヘキサメチレンジ
アミンなど);(2)脂環式ポリアミン(イソポロンジ
アミン、シクロヘキシレンジアミンなど);(3)芳香
族ポリアミン(キシリレンジアミン、ジアミノジフェニ
ルメタンなど)が挙げられる。このうち(1)が好まし
い。モノカルボン酸の具体例としては、前記記載のモノ
カルボン酸、その他の例としては、混合脂肪酸(パーム
油脂肪酸、トール油脂肪酸、大豆油脂肪酸、牛脂脂肪酸
など)が挙げられる。モノアミンの具体例としては、n
−プロピルアミン、ステアリルアミン、オレイルアミ
ン、モノエタノールアミンなどが挙げられる。
【0028】カルボン酸類とポリアミン類の比率は、カ
ルボキシル基当量/アミノ基当量が、通常0.5〜1.
5、好ましくは0.6〜1.4、更に好ましくは0.7
〜1.3となるような比率であればよい。反応は通常、
140〜250℃、好ましくは180〜230℃程度の
温度条件下で行われる。反応は着色を防止するために窒
素ガスなどの不活性ガス中で行うことが好ましい。(B
5)の融点は通常20〜150℃、好ましくは40〜1
40℃であり、更に好ましくは60〜120℃である。
融点が20℃未満ではトナーにした時の耐熱保存性が悪
くなる可能性があり、融点が150℃を越えるとトナー
にした時のMFTが高くなる可能性がある。
【0029】(B)は1種でもよいし、2種以上の樹脂
から構成されていてもよい。ただし、耐ホットオフセッ
ト性の点から(A)はトナーバインダーの連続相に実質
的に相溶しているのが好ましい。これら(B)のうち好
ましいものは、(B1)、(B2)〜(B5)の群
から選ばれる少なくとも1種、(B1)と[(B2)
〜(B5)の群から選ばれる少なくとも1種]である。
更に好ましくは(B1)と(B2)の併用である。(B
1)と(B2)の比率は、低温定着性を重視した場合は
(B2)が(B1)より多い方が好ましい。耐ホットオ
フセット性を重視した場合は(B1)が(B2)より多
い方が好ましい。(B)が2種以上の場合(B)のいず
れかがトナーバインダーの連続相に分散していてもよ
い。
【0030】(A)と(B)をブレンドする方法は特に
限定されないが、加熱溶融状態で両者を混練する方法、
溶剤の存在下でブレンド後脱揮する方法、一方の存在下
で他方を重合する方法などが挙げられる。(A)がトナ
ーバインダーの連続相に実質的に相溶しているかどうか
は一般的にはトナーバインダーの外観が透明か否かで判
断できる。2種類以上の(B)を使用し(B)が分散し
ている場合はトナーバインダーが濁っている場合もあ
る。外観だけでは判断が困難な場合、トナーバインダー
の断面を走査型電子顕微鏡(例えば、日立製作所製 S
−800)や透過型電子顕微鏡(例えば、日立製作所製
H−7100)で倍率1000〜30000倍程度で
写真撮影し、分散状態を確認することができる。また、
分散している樹脂の種類の判定はトナーバインダーを構
成する樹脂の比率を変えたサンプルの顕微鏡写真を比較
することによって推定できる。
【0031】本発明のトナーバインダーの重量平均分子
量Mwは通常1万〜100万であり、数平均分子量Mn
は1千〜5万であり、Mw/Mnは10〜1000であ
る。好ましくは、Mwは5万〜80万であり、Mnは2
千〜4万であり、Mw/Mnは15〜500である。更
に好ましくは、Mwは10万〜50万であり、Mnは2
500〜3万であり、Mw/Mnは20〜100であ
る。通常、トナーの製造時に耐ホットオフセット性を向
上させるために添加する低分子量ポリオレフィン(ポリ
エチレン、ポリプロピレンなど)を本発明のトナーバイ
ンダーにあらかじめ添加してもよい。トナーバインダー
中にあらかじめ添加することで、より均一に低分子量ポ
リオレフィンがトナー中に分散し、トナーの耐熱保存性
が向上する。低分子量ポリオレフィンの添加量は、通
常、トナーバインダー全体に対し0.1〜10重量%で
ある。好ましくは0.5〜8重量%、更に好ましくは1
〜6重量%である。添加の方法は(A)と(B)をブ
レンドする際に添加する方法、(B)を重合する際、
低分子量オレフィンを添加しその存在下で(B)を製造
する方法、の方法で製造した(B)と(A)をブレ
ンドする際に更に低分子量ポリオレフィンを添加する方
法がある。低分子量ポリオレフィンの数平均分子量は通
常1000〜10000であり、重量平均分子量は通常
3000〜50000である。ただし、低分子量ポリオ
レフィンを添加したトナーバインダーの外観は、透明で
はないため、あらかじめ、添加しない状態で(A)や
(B)の相溶状態を前記記載の方法で確認しておくのが
好ましい。また、トナーバインダーの分子量測定は、低
分子量ポリオレフィンを含まない状態で行う。
【0032】本発明のトナーバインダーの用途となる電
子写真用トナーの製法の一例を示すと、トナー重量に基
づいてトナーバインダーが通常45〜95重量%、公知
の着色剤(カーボンブラック、鉄黒、ベンジジンイエロ
ー、キナクドリン、ローダミンB、フタロシアニン等)
が通常5〜10重量%および磁性粉(鉄、コバルト、ニ
ッケル、ヘマタイト、フェライトなどの化合物)が通常
0〜50重量%の割合で用い、さらに種々の添加剤[荷
電調整剤(金属錯体、ニグロシンなど)、滑剤(ポリテ
トラフルオロエチレン、低分子量ポリオレフィン、脂肪
酸、もしくはその金属塩またはアミドなど)など]を加
えることができる。これらの添加剤の量はトナー重量に
基づいて通常0〜10重量%である。電子写真用トナー
は上記成分を乾式ブレンドした後、溶融混練され、その
後粗粉砕され、最終的にジェット粉砕機などを用いて微
粉砕され粒径5〜20μmの微粒子として得る。前記電
子写真用トナーは、必要に応じて鉄粉、ガラスビーズ、
ニッケル粉、フェライトなどのキャリア粒子と混合され
て電気的潜像の現像剤として用いられる。また粉体の流
動性改良のために疎水性コロイダルシリカ微粉末を用い
ることもできる。前記電子写真用トナーは支持体(紙、
ポリエステルフィルムなど)に定着され使用される。定
着方法については前述の通りである。
【0033】
【実施例】以下実施例により本発明を更に説明するが本
発明はこれに限定されるものではない。 以下、部は重
量部を示す。また、合成例、実施例および比較例で得ら
れた樹脂の性質の測定法を次に示す。
【0034】分子量測定 装置 :昭和電工株式会社製 SYSTEM−11 条件 :カラム 東ソー株式会社製 TSK ge
l GMHXL2本 測定温度 :40℃ 試料溶液 :0.25重量%のテトラヒドロフラン溶液 溶液注入量:100μl 検出機 :屈折率検出機 なお分子量校正曲線は標準ポリスチレンを用いて作成。
【0035】ガラス転移点(Tg)測定 装置:セイコー電子工業株式会社製 DSC20、SS
C/580 条件:ASTM(D3418−2)法
【0036】貯蔵弾性率測定 装置 :レオメトリックス社(Rheometrics Inc.
U.S.A.)製RDS−IIダイナミックススペクトロメー
タ テストフィックスチェアー:25mmφコーンプレート
使用 測定周波数:20Hz(125.6rad/sec) 歪率 :5%固定
【0037】製造例1 温度計、攪拌機、冷却器および窒素導入管の付いた反応
槽中に水1425部、ポリビニルアルコール9部をい
れ、充分溶解したのち、アクリロニトリル200部、ス
チレン516部、アクリル酸−2エチルヘキシル284
部の混合モノマーとジ−t−ブチルパーオキシヘキサヒ
ドロテレフタレート2.3部を反応槽に入れ、窒素気流
中で、85℃で10時間、その後98℃で3時間懸濁重
合させた。冷却後、反応物を濾過、水洗し、55℃で乾
燥して、本発明の樹脂(A−1)を得た。(A−1)の
重量平均分子量は90万、数平均分子量は30万、ガラ
ス転移点は60℃、170℃での貯蔵弾性率は、3.2
×106dyn/cm2であった。
【0038】製造例2 混合モノマーをスチレン815部、アクリル酸−2エチ
ルヘキシル185部とし、製造例1と同様にして樹脂
(C−1)を得た。(C−1)の重量平均分子量は70
万、数平均分子量は26万、ガラス転移点は62℃、1
70℃での貯蔵弾性率は、1.1×106dyn/cm2
であった。
【0039】製造例3 温度計、攪拌機、冷却器および窒素導入管の付いた反応
槽中に水2033部、ポリビニルアルコール2.6部を
いれ、充分溶解したのち、アクリロニトリル140部、
スチレン677部、メタクリル酸ラウリル183部の混
合モノマーとジ−t−ブチルパーオキシヘキサヒドロテ
レフタレート2.8部、ベンゾイルパーオキサイド0.
6部を反応槽に入れ、窒素気流中で、77℃で10時
間、その後98℃で3時間懸濁重合させた。冷却後、反
応物を濾過、水洗し、55℃で乾燥して、本発明の樹脂
(A−2)を得た。(A−2)の重量平均分子量は10
3万、数平均分子量は38万、ガラス転移点は70℃、
170℃での貯蔵弾性率は、4.0×106dyn/c
2であった。 製造例4 温度計、攪拌機、窒素導入管の付いたオートクレーブ反
応槽中にキシレン400部、アクリロニトリル140
部、スチレン677部、メタクリル酸ラウリル183
部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート0.2
部、2、2−ビス(4、4−ジーt−ブチルパーオキシ
シクロヘキシル)プロパン2部をいれ、窒素置換後、9
0℃で2時間重合し、更に110℃で3時間重合させ
た。更に150℃でジ−t−ブチルパーオキサイド1
部、キシレン30部を30分で滴下し、脱溶剤すること
により、本発明の樹脂(A−3)を得た。(A−3)の
重量平均分子量は55万、数平均分子量は7万、ガラス
転移点は64℃、170℃での貯蔵弾性率は、1.0×
106dyn/cm2であった。 製造例5 温度計、攪機、窒素導入管の付いたオートクレーブ反応
槽中にキシレン646部をいれ、窒素置換後、アクリロ
ニトリル200部、スチレン686部、アクリル酸−2
エチルヘキシル114部の混合モノマーと、キシレン1
18部、ジ−t−ブチルパーオキサイド52部の開始剤
溶液を170℃で、3時間で滴下し、脱溶剤することに
より、本発明の熱可塑性樹脂(B1−1)を得た。(B
1−1)の重量平均分子量は4700、数平均分子量は
2300、ガラス転移点は55℃、170℃での貯蔵弾
性率は1000dyn/cm2以下であった。
【0040】製造例6 混合モノマーを、スチレン720部、メタクリル酸ラウ
リル110部、アクリロニトリル160部、アクリル酸
10部とし、開始剤をジ−t−ブチルパーオキサイド3
6部とし、製造例5と同様にして、熱可塑性樹脂(B1
−2)を得た。(B1−2)の重量平均分子量は630
0、数平均分子量は2800、ガラス転移点は58℃、
酸価は8mgKOH/g、170℃での貯蔵弾性率は1
000dyn/cm2以下であった。
【0041】製造例7 混合モノマーを、スチレン730部、メタクリル酸ラウ
リル110部、アクリロニトリル160部とし、開始剤
をジ−t−ブチルパーオキサイド36部とし、製造例5
と同様にして、熱可塑性樹脂(B1−3)を得た。(B
1−3)の重量平均分子量は6800、数平均分子量は
2870、ガラス転移点は57℃、170℃での貯蔵弾
性率は1000dyn/cm2以下であった。 製造例8 混合モノマーを、スチレン960部、アクリル酸−2−
エチルヘキシル40部とし、製造例5と同様にして、熱
可塑性樹脂(B6)を得た。(B6)の重量平均分子量
は4600、数平均分子量は2260、ガラス転移点は
56℃、170℃での貯蔵弾性率は1000dyn/c
2以下であった。 製造例9 イソフタル酸367部とビスフェノールAのプロピレン
オキサイド2モル付加物1,000部を230℃で重縮
合し、ポリエステル樹脂(B2−1)を得た。(B2−
1)の重量平均分子量は5400、数平均分子量は26
00、ガラス転移点は57℃、170℃での貯蔵弾性率
は1000dyn/cm2以下であった。
【0042】製造例10 テレフタル酸386部とビスフェノールAのエチレンオ
キサイド2モル付加物1,000部を230℃で重縮合
し、ポリエステル樹脂(B2−2)を得た。(B2−
2)の重量平均分子量は4000、数平均分子量は22
00、ガラス転移点は49℃、170℃での貯蔵弾性率
は1000dyn/cm2以下であった。
【0043】製造例11 テレフタル酸236部とビスフェノールAのプロピレン
オキサイド2モル付加物697部とドデセニルコハク酸
67部を230℃で重縮合し、ポリエステル樹脂(B2
−3)を得た。(B2−3)の重量平均分子量は730
0、数平均分子量は3800、ガラス転移点は61℃、
170℃での貯蔵弾性率は1000dyn/cm2以下
であった。
【0044】製造例12 4、4’ジフェニルメタンジイソシアネート406部と
ビスフェノールAのエチレンオキサイド2モル付加物
1,000部を150℃で反応させ、ポリウレタン樹脂
(B3)を得た。(B3)の重量平均分子量2700、
数平均分子量1300、ガラス転移点49℃、170℃
での貯蔵弾性率は、1000dyn/cm2以下であっ
た。 製造例13 エポキシ樹脂としてエピコート1002(油化シェルエ
ポキシ社製)831部と、安息香酸169部と、テトラ
ブチルアンモニウムブロマイド2部とキシレン120部
を150℃で4時間反応させた後、脱溶剤し、エポキシ
樹脂(B4)を得た。(B4)の重量平均分子量350
0、数平均分子量2040、ガラス転移点52℃、17
0℃での貯蔵弾性率は、1000dyn/cm2以下で
あった。 製造例14 ダイマー酸246部、酢酸9部、安息香酸18部および
エチレンジアミン60部を230で重縮合し、ポリアミ
ド樹脂(B5)を得た。(B5)の融点は110℃であ
った。170℃での貯蔵弾性率は、1000dyn/c
2以下であった。
【0045】実施例1〜10 冷却管、攪拌機付コルベンにDMF120部を仕込み、
表1に記載した成分を加え、窒素置換後、攪拌しながら
150℃で2時間攪拌し、DMFに溶解させた。その後
180℃で脱揮し、本発明のトナーバインダー(TB−
1)〜(TB−10)を得た。
【0046】
【表1】 樹脂 (A) (B) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 1 TB-1 A-1 15部 B1-1 85部 実 2 TB-2 A-2 10部 B1-2 90部 3 TB-3 A-2 15部 B1-3 55部, B2-1 30部 施 4 TB-4 A-2 15部 B1-3 25部, B2-3 60部 5 TB-5 A-3 35部 B2-3 65部, 例 6 TB-6 A-2 25部 B1-2 45部, B2-3 30部 7 TB-7 A-2 15部 B1-2 55部, B3 30部 8 TB-8 A-2 15部 B1-2 55部, B4 30部 9 TB-9 A-2 15部 B1-2 55部, B5 30部 10 TB-10 A-2 10部 B1-2 90部,低分子ホ゜リオレフィン3.4部 注)低分子ホ゜リオレフィンはヒ゛スコール550P(三洋化成工業(株)製)を使用。
【0047】比較例1〜6 表2の成分を実施例1と同様にして、比較のトナーバイ
ンダー(TB−11〜TB−16)を得た。
【0048】
【表2】 樹脂 (A) (B) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比 1 TB-11 C-1 15部 B6 85部 較 2 TB-12 C-1 35部 B6 65部 3 TB-13 C-1 15部 B1-1 85部 例 4 TB-14 C-1 15部 B1-3 55部,B2-1 30部 5 TB-15 C-1 35部 B2-3 65部 6 TB-16 C-1 15部 B1-2 55部,B-3 30部 得られたトナーバインダー(TB−1〜TB−16)の
分析値を表3に示した。
【0049】
【表3】 トナーバインダー Mw Mn Mw/Mn Tg (℃) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− TB-1 143000 2770 51.6 56 TB-2 100000 2500 40.0 59 TB-3 146000 2980 49.0 59 TB-4 150000 3000 50.0 61 TB-5 185000 3440 53.8 62 TB-6 270000 3700 73.0 61 TB-7 141000 2590 54.4 57 TB-8 140000 2610 53.6 58 TB-9 143000 2600 55.0 60 TB-10 178000 2950 60.3 59 TB-11 105000 2600 40.4 57 TB-12 245000 3500 70.0 58 TB-13 103000 2620 39.3 56 TB-14 110000 2560 43.0 57 TB-15 250000 4240 59.0 61 TB-16 104000 2680 38.8 56
【0050】使用例および比較使用例 実施例1〜9の本発明のトナーバインダーおよび比較例
1〜6のトナーバインダーの各々88部にカーボンブラ
ック(三菱化成(株)製 MA100)7部、低分子量
ポリプロピレン(三洋化成工業(株)製 ビスコール5
50P)3部、及び荷電調整剤(保土ヶ谷化学工業
(株)製スピロンブラックTRH)2部を均一混合した
後、内温150℃の二軸押出機で混練、冷却物をジェッ
トミルで微粉砕し、ディスパージョンセパレータで分級
し平均粒径12μmのトナーa〜oを得た。また、実施
例10の本発明のトナーバインダー91部にカーボンブ
ラック(三菱化成(株)製 MA100)7部、及び荷
電調整剤(保土ヶ谷化学工業(株)製スピロンブラック
TRH)2部を均一に混合した後、同様にして平均粒径
12μmのトナーpを得た。
【0051】試験例1 二軸押出機で混練、冷却したトナー粗粉砕物(8.6me
sh pass〜30mesh onのもの)を、一定条件下でジェッ
トミルで微粉砕し、分級せずに平均粒径をコールターカ
ウンターにより測定し、粉砕性のテストとした。結果を
表4に示す。
【0052】試験例2 トナーa〜pの各々3部にフェライトキャリア(パウダ
ーテック(株)製 F−100)97部を均一混合し、
市販複写機((株)東芝製BD−7720)を用いて紙
上にトナー像を転写し、転写された紙上のトナーを市販
複写機(シャープ(株)製 SF8400A)の定着部
を改造して、A4紙35枚/分のスピードで定着テスト
を行った。テスト結果は表4に示した通りである。
【0053】試験例3 トナーa〜pのそれぞれをポリエチレン製の瓶に入れ、
45℃の恒温水槽に8時間保持した後、42メッシュの
ふるいに移し、ホソカワミクロン(株)製パウダーテス
ターを用いて10秒間振とうし、ふるいのうえに残った
トナーの重量%を測定し、耐熱保存性のテストとした。
数字の小さいもの程、耐熱保存性が良い。 結果を表4
に示す。
【0054】試験例4 トナーa〜pの各々3部にフェライトキャリア(パウダ
ーテック(株)製 F−100)97部を50CCのガ
ラス瓶に入れ、25℃、50%RHの温湿度調整室に1
2時間放置した後、25℃、50%RHの条件でターブ
ラーシェーカーミキサーで100rpmで30分間、攪
拌し、摩擦帯電させた。その後、(株)東芝製ブローオ
フ帯電量測定機で測定した結果を表4に示す。
【0055】
【表4】 トナー トナー MFT HOT 耐熱 摩擦 粉砕性 ハ゛インタ゛ー (℃) (℃) 保存性 帯電量 平均粒径 *1 *2 (%) (μc/g) (μm) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実 a TB-1 140 >220 31 -21 11 b TB-2 138 >220 28 -21 9 施 c TB-3 136 >220 28 -20 11 d TB-4 135 >220 27 -20 11 例 e TB-5 140 >220 26 -22 12 f TB-6 138 >220 27 -22 11 g TB-7 136 >220 30 -22 11 h TB-8 137 >220 29 -21 11 i TB-9 138 >220 27 -22 11 p TB-10 137 >220 27 -22 12 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比 j TB-11 140 180 30 -21 11 k TB-12 147 >220 30 -21 15 較 l TB-13 140 150 31 -20 11 m TB-14 140 160 30 -20 11 例 n TB-15 140 150 27 -20 11 o TB-16 138 160 32 -20 11 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− *1 画像濃度1.2の黒ベタ部を学振式堅牢度試験機(摩擦部=紙)により 5回の往復回数で摩擦し、摩擦後のベタ部の画像濃度が70%以上残存していた コピーを得た時のヒートロール温度。 *2 トナーがホットオフセットした時のヒートロール温度
【0056】本発明のバインダーを使用したトナーa〜
iおよびpはいずれも比較バインダーを使用したトナー
j〜oに比べ、低温定着性、耐ホットオフセット性、粉
砕性のバランスに優れる。また、a〜iおよびpはいず
れも良好な耐熱保存性、帯電特性を示した。
【0057】
【発明の効果】本発明のトナーバインダーは、高分子量
の樹脂にニトリル基を入れることにより高温での貯蔵弾
性率を従来の高分子量の樹脂以上に大きくでき、従来よ
り少量の高分子量樹脂の使用で、トナーのホットオフセ
ットの発生を防ぐことができる。同時に、低分子量樹脂
の割合が増えるため、低温定着性、トナー製造時の粉砕
性も従来以上に向上する。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 170℃での貯蔵弾性率が50万dyn
    /cm2以上である樹脂(A)と170℃での貯蔵弾性
    率が10万dyn/cm2以下である樹脂(B)からな
    る電子写真用トナーバインダーにおいて、(A)がニト
    リル基を含有する樹脂であり、(A)を3〜50重量%
    含有する電子写真用トナーバインダー。
  2. 【請求項2】 該トナーバインダーの重量平均分子量M
    wが1万〜100万であり、数平均分子量Mnが1千〜
    5万であり、Mw/Mnが10〜1000である請求項
    1記載のトナーバインダー。
  3. 【請求項3】 (A)が(メタ)アクリロニトリルと他
    のビニル系単量体の共重合体である請求項1または2記
    載のトナーバインダー。
  4. 【請求項4】 (B)が(メタ)アクリロニトリルと他
    のビニル系単量体の共重合体(B1)である請求項1〜
    3のいずれか記載のトナーバインダー。
  5. 【請求項5】 (B)がポリエステル(B2)、ポリウ
    レタン(B3)、エポキシ樹脂(B4)、ポリアミド
    (B5)の群から選ばれる少なくとも1種である請求項
    1〜3のいずれか記載のトナーバインダー。
  6. 【請求項6】 (B)が(メタ)アクリロニトリルと他
    のビニル系単量体の共重合体(B1)と、ポリエステル
    (B2)、ポリウレタン(B3)、エポキシ樹脂(B
    4)、ポリアミド(B5)の群から選ばれる少なくとも
    1種である請求項1〜3のいずれか記載のトナーバイン
    ダー。
  7. 【請求項7】 (B1)がカルボキシル基を含有する請
    求項5および/または請求項6記載のトナーバインダ
    ー。
  8. 【請求項8】 該トナーバインダー中に低分子ポリオレ
    フィンを0.1〜10重量%含有する請求項1〜7のい
    ずれか記載のトナーバインダー。
JP8069286A 1995-03-06 1996-02-28 電子写真用トナーバインダー Expired - Fee Related JP2906034B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8069286A JP2906034B2 (ja) 1995-03-06 1996-02-28 電子写真用トナーバインダー

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-74565 1995-03-06
JP7456595 1995-03-06
JP8069286A JP2906034B2 (ja) 1995-03-06 1996-02-28 電子写真用トナーバインダー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08305081A JPH08305081A (ja) 1996-11-22
JP2906034B2 true JP2906034B2 (ja) 1999-06-14

Family

ID=26410485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8069286A Expired - Fee Related JP2906034B2 (ja) 1995-03-06 1996-02-28 電子写真用トナーバインダー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2906034B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101236366B (zh) * 2007-01-22 2012-09-05 三星电子株式会社 电子照相用调色剂、图像形成方法和成像装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002148856A (ja) * 2000-08-31 2002-05-22 Sanyo Chem Ind Ltd 電子写真用トナーバインダー
JP5761559B2 (ja) * 2011-04-04 2015-08-12 株式会社リコー トナー用樹脂、該トナー用樹脂を使用したトナー、及び該トナーを用いた現像剤
US9127118B2 (en) 2011-03-10 2015-09-08 Ricoh Company, Ltd. Resin for toner, toner using the resin, and development agent using the toner
JP2019090971A (ja) * 2017-11-16 2019-06-13 花王株式会社 液体現像剤
JP2019132926A (ja) * 2018-01-30 2019-08-08 コニカミノルタ株式会社 静電荷像現像用トナー

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101236366B (zh) * 2007-01-22 2012-09-05 三星电子株式会社 电子照相用调色剂、图像形成方法和成像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08305081A (ja) 1996-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2931899B1 (ja) 電子写真用トナーバインダー
US7387863B2 (en) Crystalline polyester for toner
CN112166385B (zh) 色调剂粘结剂
US20050227157A1 (en) Resin binder for toner
WO2019004095A1 (ja) トナー用結着樹脂組成物
JP2005308995A (ja) トナーの製造方法
EP0749048B1 (en) Toner binder composition and toner composition
JP2850093B2 (ja) 電子写真用トナーバインダー
JP2906034B2 (ja) 電子写真用トナーバインダー
US5714542A (en) Resin composition for electrophotographic toner
JP3916970B2 (ja) 電子写真用トナーバインダー、トナー用樹脂組成物および乾式トナー
JP3212860B2 (ja) 電子写真用トナーバインダー
JP3066020B2 (ja) 電子写真用トナ―バインダ―
JP4323013B2 (ja) 電子写真用トナーバインダー組成物及びトナー組成物
JPH07301951A (ja) トナーバインダー組成物およびトナー組成物
JP2887434B2 (ja) 電子写真用トナーバインダーおよびその製造方法
JP6829276B2 (ja) トナーバインダー
JP2017151431A (ja) 電子写真用トナーの製造方法
JP3517078B2 (ja) 電子写真用トナーバインダー
JP2887435B2 (ja) トナーバインダー
JPH1195482A (ja) 電子写真用トナーバインダー
JP2019215526A (ja) トナーバインダー
JPH07199534A (ja) トナーバインダー組成物およびトナー組成物
JP2018194705A (ja) トナーの製造方法
JP2020076801A (ja) 電子写真用トナー

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080402

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees