JP2906029B2 - 熱溶融型アクリル系感圧接着剤組成物 - Google Patents

熱溶融型アクリル系感圧接着剤組成物

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JP2906029B2
JP2906029B2 JP7319511A JP31951195A JP2906029B2 JP 2906029 B2 JP2906029 B2 JP 2906029B2 JP 7319511 A JP7319511 A JP 7319511A JP 31951195 A JP31951195 A JP 31951195A JP 2906029 B2 JP2906029 B2 JP 2906029B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱溶融型感圧接着
剤組成物に関するものである。さらに詳しくは、軽包装
用の粘着ラベル、ステッカー、粘着テープなどに好適な
熱溶融型アクリル系感圧接着剤組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、熱溶融型アクリル系感圧性接着剤
の架橋剤として使用されるブロック化ポリイソシアネー
ト化合物の解離温度を下げ、低温硬化性を付与するため
に用いられる触媒としては、有機金属(重金属)触媒
(例えばオクチル酸亜鉛、オクチル酸鉛、オクチル酸錫
など)、シクロアミジン類(1,8−ジアザビシクロ
[5,4,0]−7−ウンデセン等)などの第3級アミ
ンまたはその有機酸塩等の触媒が知られている(例えば
特開昭58−34878号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、上記
の有機金属(重金属)触媒を用いたものは、その触媒
から生じる重金属による水質汚濁等の公害源となる;
の第3級アミンまたはその塩の触媒を用いたものは、ブ
ロック化ポリイソシアネート化合物の低温解離性付与効
果が不十分である;などの問題点を有していた。
【0004】
【問題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決するため鋭意検討した結果、ブロック化ポリイ
ソシアネート化合物の低温解離性付与効果に優れ、しか
も公害源とならない触媒を見いだし、本発明に到達し
た。すなわち本発明は、構成単位として、アルキル基の
炭素数が4〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル(a1)50〜99.5重量%、α,β−不飽和カル
ボン酸(a2)0.5〜10重量部およびその他の重合
性単量体(a3)0〜40重量%を共重合してなる共重
合体(A)と、ブロック化ポリイソシアネート化合物
(B)と、第4級アンモニウム有機酸塩(C)からなる
触媒とからなることを特徴とする熱溶融型アクリル系感
圧接着剤組成物に関するものである。
【0005】本発明における共重合体(A)を構成する
アルキル基の炭素数4〜12の(メタ)アクリル酸アル
キルエステル(a1)としては、例えば、炭素数4〜1
2の脂肪族アルコールからの(メタ)アクリレート[n
−ブチル(メタ)アクリレート、2−ブチル(メタ)ア
クリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、ペンチ
ル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレー
ト、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ノニル
(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、
ラウリル(メタ)アクリレートなど]、脂環式アルコー
ルからの(メタ)アクリレート[シクロヘキシル(メ
タ)アクリレートなど]、芳香族アルコールからの(メ
タ)アクリレート[ベンジル(メタ)アクリレートな
ど]およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。こ
れらのうち、特に好ましいものはn−ブチルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレートおよびこれらの混
合物である。
【0006】α,β−不飽和カルボン酸(a2)として
は、(メタ)アクリル酸、クロトン酸などの1塩基酸、
マレイン酸、イタコン酸、フマル酸などの多塩基酸もし
くはその酸無水物、これらの多塩基酸のモノアルキルエ
ステルなどが挙げられる。これらのうち好ましいものは
アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸およびイタ
コン酸であり、特に好ましいものはアクリル酸である。
【0007】(a1)および(a2)と共重合可能なそ
の他の重合性単量体(a3)としては、反応性の官能基
を有する重合性単量体(a3−1)および反応性の官能
基を有しない重合性単量体(a3−2)が挙げられる。
該(a3−1)としては、例えばヒドロキシル基を有す
る重合性単量体[2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートな
ど]、アミド基を有する重合性単量体[(メタ)アクリ
ルアミドなど]、エポキシ基を有する重合性単量体[グ
リシジル(メタ)アクリレートなど]、アミノ基を有す
る重合性単量体[N,N−ジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレートなど]、メチロール基を有する重合性
単量体[N−メチロールアクリルアミドなど]、スルホ
ン酸基を有する重合性単量体[アルキルアリルスルホコ
ハク酸ナトリウムなど]、リン酸基を有する重合性単量
体[2−ヒドロキシエチルアクリレートのリン酸エステ
ルなど]などが挙げられる。
【0008】また、上記(a3−2)としては、例えば
アルキル基の炭素数が1〜3のアルコールの(メタ)ア
クリル酸エステル[メチル(メタ)アクリレート、エチ
ル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリ
レートなど]、アルキル基の炭素数が13〜18のアル
コールの(メタ)アクリル酸エステル[トリデシル(メ
タ)アクリレート、ミリスチル(メタ)アクリレート、
セチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アク
リレートなど]、芳香族系重合性単量体[スチレン、ビ
ニルトルエンなど]、アリル基を有する重合性単量体
[酢酸アリルなど]、ニトリル基を有する重合性単量体
[(メタ)アクリロニトリル、(メタ)α−クロロアク
リロニトリルなど]、ハロゲン含有のビニルまたはビニ
リデン系重合性単量体[塩化ビニル、塩化ビニリデンな
ど]、ビニルエステル系重合性単量体[酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、バーサテイク酸ビニル
など]、ビニルエーテル系重合性単量体[ビニルエチル
エーテル、ビニルプロピルエーテル、ビニルイソブチル
エーテルなど]などが挙げられる。
【0009】上記のその他の重合性単量体(a3)とし
て例示したもののうち好ましいものは、(a3−1)で
は、ヒドロキシル基を有する重合性単量体であり、特に
好ましいものはヒドロキシエチル(メタ)アクリレート
である。また、(a3−2)では、芳香族系重合性単量
体であり、とくに好ましいものはスチレンである。
【0010】上記のその他の重合性単量体(a3)は、
2種以上を混合して使用することができる。
【0011】重合体(A)を構成する(a1)の量は通
常50〜99.5重量%、好ましくは60〜99.5重
量%、とくに好ましくは70〜99重量%である。(a
1)の量が50重量%未満では、タックおよび粘着力が
低下し、99.5重量%を越えると凝集力が低下して感
圧接着剤としての機能を果たさなくなる。
【0012】(a2)の量は通常0.5〜10重量%、
好ましくは1〜8重量%、とくに好ましくは2〜6重量
%である。(a2)の量が0.5重量%未満では凝集力
が低下し、10重量%を越えると常温での粘着力および
タックが低下する。
【0013】(a3)の量は、(a3−1)の場合は通
常5重量%以下、好ましくは2重量%以下であり、(a
3−2)の場合は通常40重量%以下、好ましくは30
重量%以下である。(a3)の量が上記範囲を超えると
常温でのタックおよび粘着力が低下する。
【0014】(a1)、(a2)および必要により(a
3)からなる共重合体の製造は、公知の重合方法(塊重
合、溶液重合、乳化重合、懸濁重合など)により、公知
の重合開始剤(アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス
イソバレロニトリルなどのアゾ系重合開始剤、ベンゾイ
ルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ラ
ウリルパーオキサイドなどのパーオキサイド系重合開始
剤など)を使用して行なうことができる。
【0015】本発明における(a1)、(a2)および
必要により(a3)からなる共重合体の分子量は、ゲル
パーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法によ
る重量平均分子量(ポリスチレン換算)が通常5,00
0〜1,000,000、好ましくは50,000〜1,0
00,000、さらに好ましくは200,000〜1,0
00,000である。重量平均分子量が5,000未満
では凝集力が不足し、1,000,000を越えると溶
融粘度が高くなり、取り扱いが困難となる。
【0016】本発明におけるブロック化ポリイソシアネ
ート化合物(B)を構成する有機ポリイソシアネートと
しては、低分子ポリイソシアネート類(b1)、ポリオ
ール類と(b1)とからの遊離イソシアネート(NC
O)基を有するウレタンプレポリマー(b2)およびこ
れらの混合物が挙げられる。低分子ポリイソシアネート
類(b1)としては、脂肪族ポリイソシアネ−ト[例え
ばヘキサメチレンジイソシアネ−ト(HDI)、リジン
ジイソシアネ−トなど];脂環式ポリイソシアネ−ト
[ジシクロヘキシルメタンジイソシアネ−ト(水添MD
I)、イソホロンジイソシアネ−ト(IPDI)、シク
ロヘキサンジイソシアネ−ト(CHDI)、水素化トリ
レンジイソシアネ−ト、水素化キシリレンジイソシアネ
−トなど];芳香族ポリイソシアネ−ト[例えばトリレ
ンジイソシアネ−ト(TDI)、ジフェニルメタンジイ
ソシアネ−ト(MDI)、 ナフチレンジイソシアネ−
ト(NDI)、キシリレンジイソシアネ−ト(XD
I)、α,α,α,α´-テトラメチルキシリレンジイ
ソシアネ−ト(TMXDI)など];イソシアネート変
性体(イソシアヌレート、ビューレット、ウレトジオ
ン、カーボジイミドなどの変性体];およびこれらの2
種以上の混合物が挙げられる。また、遊離NCO基を有
するウレタンプレポリマー(b2)を構成するポリオー
ル類としては、低分子ポリオール(エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブタンジオール、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、ヒマシ油など)、ポリエ
ーテルポリオール[上記低分子ポリオール、アミン類
(アルカノールアミン、エチレンジアミン、ジエチレン
トリアミン、アミノエチルピペラジンなど)のアルキレ
ンオキシド(エチレンオキシド、プロピレンオキシドな
ど)付加物]、ポリエステルポリオール[低分子ポリオ
ールまたはポリエーテルポリオールとポリカルボン酸
(アジピン酸、テレフタル酸など)との反応により得ら
れる縮合ポリエステルポリオールなど]およびこれらの
2種以上の混合物が挙げられる。
【0017】該ウレタンプレポリマ−(b2)におい
て、(b1)とポルオ−ル類とのNCO/OH反応当量
比は通常1.2〜3.0、好ましくは1.5〜2.2で
ある。
【0018】プレポリマー化反応は、通常、溶剤の存在
下で行われる。該溶剤としては、たとえば芳香族炭化水
素系(トルエン、キシレン、トリメチルベンゼンな
ど);エステル系[酢酸エチル、酢酸ブチル、DBE
(コハク酸ジメチル、グルタル酸ジメチルおよびアジピ
ン酸ジメチルの混合物)など];エ−テル系(セロソル
ブアセテ−ト、カルビトールアセテートなど);ケトン
系(メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなど);お
よびこれらの2種以上の混合溶剤を挙げることができ
る。
【0019】反応温度は通常50〜120℃、好ましく
は70〜100℃である。反応時間は通常2〜10時
間、好ましくは5〜8時間である。
【0020】(b2)の数平均分子量は特に限定されな
いが、通常500〜10000、好ましくは700〜8
000である。また、(b2)中の遊離NCO基の含有
量は通常1〜20重量%、好ましくは2〜15重量%で
ある。
【0021】ブロック化ポリイソシアネート化合物
(B)を構成するブロック化剤としては、オキシム化合
物[たとえばアセトオキシム、メチルエチルケトオキシ
ム(MEKオキシム)、メチルイソブチルケトオキシム
(MIBKオキシム)などのケトオキシム];ラクタム
化合物(ε−カプロラクタム、δ−バレロラクタム、γ
−ブチロラクタムなど);フェノ−ル化合物(例えばフ
ェノ−ル、m−クレゾ−ル、キシレノールなど);活性
メチレン化合物[例えばマロン酸ジエステル(マロン酸
ジエチルなど)、アセチルアセトン、アセト酢酸エステ
ル(アセト酢酸エチルなど)など];アルコ−ル化合物
(例えばメタノ−ル、エタノ−ル、n−ブタノ−ルな
ど);水酸基含有エ−テル化合物(メチルセロソルブ、
ブチルセロソルブ、エチルカービトールなど);水酸基
含有エステル化合物(例えば乳酸エチル、乳酸アミルな
ど);メルカプタン化合物(例えばブチルメルカプタ
ン、ヘキシルメルカプタンなど);酸アミド化合物(例
えばアセトアニリド、アクリルアマイド、ダイマ−酸ア
ミドなど);イミダゾ−ル化合物(例えばイミダゾ−
ル、2-エチルイミダゾ−ルなど);酸イミド化合物(例
えばコハク酸イミド、フタル酸イミドなど);およびこ
れらの2種以上の混合物が挙げられる。
【0022】これらのうち好ましいものは、オキシム化
合物、ラクタム化合物およびフェノール化合物であり、
特に好ましいものは、MEKオキシム、ε−カプロラク
タムおよびキシレノールである。
【0023】(B)を構成するブロック化剤の量は、前
記(b1)および/または(b2)の遊離NCO基に対
して通常1〜2当量、好ましくは1.05〜1.5当量
である。また、ブロック化の反応温度は、通常50〜1
50℃ である。
【0024】本発明における第4級アンモニウム有機酸
塩(C)は、下記一般式(1)で示される化合物であ
る。
【0025】
【化2】
【0026】[式中、R〜Rは炭素数1〜11の直
鎖もしくは分岐の、飽和もしくは不飽和炭化水素基(た
だし、R〜Rの内のいずれか2個が結合して、Oま
たはNを介してまたは介さずにヘテロ環を形成していて
も良い。)を表し、Rは炭素数1〜8のアルキル基ま
たは芳香族炭化水素基を表す。Xは有機酸基を表す。]
一般式(1)において、R〜Rがすべて同一の場合
は、得られる(C)の結晶性が高いため、樹脂成分や溶
剤への溶解性が低下し、作業時取り扱いにくい問題が生
じる。従ってR〜Rの少なくともいずれか1個は、
炭素数が異なることが望ましい。
【0027】(C)の製造方法としては、例えば第4
級アンモニウム・ハイドロオキサイドと有機酸とを反応
させる方法、第3級アミンを炭酸ジエステルと反応さ
せて得た第4級アンモニウム炭酸塩と有機酸とをアニオ
ン交換反応させる方法などが挙げられるが、反応工程で
混入するハロゲン元素やアルカリ(土類)金属が無い点
で、の製造方法が好ましい。
【0028】前記製造法において使用する炭酸ジエス
テルとしては、炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、炭酸エチ
ルメチル、炭酸ジプロピル等が挙げられ、特に好ましい
ものはアルキル基の炭素数の少ない炭酸ジメチルであ
る。
【0029】該製造法における第3級アミンと炭酸ジ
エステルとのモル比は、通常1:(0.3〜4)であ
る。必要により反応溶媒(メタノール、エタノールな
ど)を使用しても良い。反応温度は通常30〜150
℃、好ましくは50〜100℃である。
【0030】第4級アンモニウム炭酸塩(イ)と有機酸
(ロ)とのアニオン交換反応は、溶媒の存在下または非
存在下で行えばよく、副生する炭酸ガスおよび必要によ
りアルコールを反応系から適宜除くことにより、第4級
アンモニウム有機酸塩(C)を得ることが出来る。反応
後、必要により反応溶媒を留去してそのまま用いるか、
あるいは水溶液や有機溶媒[メタノール、エタノール、
アセトン、(ポリ)エチレングリコール、(ポリ)プロ
ピレングリコール、γ−ブチロラクトン、N−メチルピ
ロリドン等]溶液として用いることができる。
【0031】上記(イ)と(ロ)とのアニオン交換反応
において、(ロ)の量は、(イ)1モルに対して0.5
〜4.0モルが好ましく、得られた(C)のpH(水溶
液または有機溶媒溶液)が6.5〜7.5になるような
配合比でアニオン交換反応を行うことが特に好ましい。
【0032】(C)を構成する第3級アミンとしては、
脂肪族アミン類(トリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリ−n−プロピルアミン、トリ−n−ブチルアミ
ン、トリ−n−オクチルアミン、ジエチル−1−プロピ
ルアミン等);脂環式アミン類[N−メチルピロリジ
ン、N−エチルピロリジン、N−メチルピペリジン、N
−エチルピペリジン、N−メチルヘキサメチレンイミ
ン、N−エチルヘキサメチレンイミン、N−メチルモル
ホリン、N−ブチルモルホリン、N,N’−ジメチルピ
ペラジン、N,N’−ジエチルピペラジン、1,5−ジ
アザビシクロ(4,3,0)−5−ノネン、1,8−ジ
アザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン、ピリジ
ン、4−ジメチルアミノピリジン、ピコリン類、1−メ
チルイミダゾール、1,2−ジメチルイミダゾール、
1,4−ジメチル−2−エチルイミダゾール、1,2−
ジメチルイミダゾリン、1,2,4−トリメチルイミダ
ゾリン、1,4−ジメチル−2−エチルイミダゾリン
等];およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
これらのうちで好ましいものは、脂肪族アミンのうちの
トリメチルアミンおよびトリエチルアミン;ならびに脂
環式アミン類のうちの1,5−ジアザビシクロ[4,
3,0]−5−ノネン、1,8−ジアザビシクロ[5,
4,0]−7−ウンデセンおよび1,2,4−トリメチ
ルイミダゾリンである。
【0033】(C)を構成する有機酸としては、脂肪族
モノカルボン酸[蟻酸、酢酸、オクチル酸、2−エチル
ヘキサン酸など);脂肪族ポリカルボン酸(蓚酸、マロ
ン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸など);芳香
族モノカルボン酸(安息香酸、トルイル酸、エチル安息
香酸など);芳香族ポリカルボン酸(フタル酸、イソフ
タル酸、テレフタル酸、ニトロフタル酸、トリメリット
酸など);フェノール化合物(フェノール、レゾルシン
等);スルホン酸化合物(アルキルベンゼンスルホン
酸、トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸など);
リン酸化合物等が挙げられる。該有機酸は1種または2
種以上の混合物として用いることができる。これらのう
ち好ましいものは脂肪族カルボン酸化合物および芳香族
カルボン酸化合物であり、特に好ましいものはオクチル
酸および蟻酸である。
【0034】本発明に用いられる(C)として特に好ま
しいものは、メチルトリエチルアンモニウム・オクチル
酸塩、N−8−メチル−1,8−ジアザビシクロ[5,
4,0]−7−ウンデセン・オクチル酸塩および、1,
2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・オクチル
酸塩である。
【0035】本発明の熱溶融型アクリル系感圧接着剤に
おけるブロック化ポリイソシアネート(B)とアクリル
共重合体(A)の配合割合は、NCO基/活性水素基の
当量比が通常(0.01〜2.5)/1、好ましくは
(0.05〜2.0)/1となる量である。NCO基/
活性水素基の当量比が0.01未満の場合は、凝集力が
不十分であり、2.5を越えると粘着性を低下させる。
また、(C)の添加量は、上記(A)および(B)の合
計重量に対して通常0.01〜3.0重量%、好ましく
は0.05〜2重量%である。(C)の添加量が0.0
1重量%未満では、触媒活性が弱く(B)の解離による
イソシアネート基の再生が不十分となり、3.0重量%
を越えるとさらに低温での不必要な架橋反応が進行する
ため、(A)、(B)および(C)の溶融混合時または
塗工時に組成物の粘度が上昇し、混合または、塗工が困
難となることがある。
【0036】本発明の熱溶融型アクリル系感圧接着剤組
成物には、必要に応じて、本発明の効果を損なわない範
囲で、公知の各種添加剤を含有させることができる。各
種添加剤としては、粘着性付与樹脂(ロジン、ロジン誘
導体もしくはその水素添加体、ポリテルペン樹脂、テル
ペンフェノール樹脂、キシレン樹脂、スチレン系樹脂、
クマロン・インデン樹脂、C5系石油樹脂、C9系石油
樹脂、脂環族系水添石油樹脂など)、可塑剤(フタル酸
系エステルに代表されるカルボン酸エステル、塩化パラ
フィンなど)、着色剤(酸化チタン、炭酸カルシウムな
ど)、紫外線防止剤(ベンゾフェノン系紫外線防止剤な
ど)、帯電防止剤(スルホン化ポリスチレンの中和物な
ど)、防カビ剤(亜酸化銅、フェノール系化合物な
ど)、消泡剤(アルコール、シリコーン化合物など)な
どが挙げられる。
【0037】本発明の感圧接着剤組成物は、通常の塗工
法すなわち、ホットメルト塗工などの方法で基材に直接
または転写法で塗布することができる。また、そのまま
シート状にしても使用できる。塗布量は塗工物の使用目
的に応じて任意に選択できるが、通常1〜500g/m
2である。使用しうる基材としては、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、軟質ポリ
塩化ビニルなどの各種プラスチックフィルムまたはシー
ト、樹脂板、フォーム、紙、不織布、金属板および箔、
木材などを挙げることができる。これらのうち熱的に敏
感なプラスチックフィルム、不織布などを用いる場合に
は、転写方式が好ましい。溶融塗工された塗工物は、熱
風または(近)赤外線、高周波などのエネルギーによ
り、ブロック化イソシアネート化合物(B)の解離温度
以上に加熱して架橋反応を進行させ、さらにエージング
を行い完全架橋させることにより、十分な粘着特性を発
揮する粘着加工製品となる。エージングの条件は、たと
えば室温で3〜7日間程度、70℃での加熱下で12〜
24時間程度である。本発明の熱溶融型アクリル系感圧
接着剤組成物を塗布した上記材料は、粘着ラベル、ステ
ッカー、各種粘着テープなどとして好適に使用すること
ができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明をさら
に具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。以下において、「部」は重量部、「%」は重
量%を示す。
【0039】なお、本実施例において用いた試験方法は
以下の通りである。 常温保持力(凝集力)試験:ステンレス板(SUS30
4)に接着面積が25mm×25mmとなるように試料
片を貼り付け、2Kgローラーにて1往復圧着し、23
℃×65%RHの雰囲気下で30分放置した後、試験片
の下端に1kgの静加重をかけ、1時間後のずれ距離
(単位:mm)または試験片が落下するまでの時間(単
位:分)を測定した。ずれ距離の値が小さい程および試
験片が落下するまでの時間が長い程、凝集力が高い(架
橋が進んでいる)ことを示す。
【0040】粘着力試験:ステンレス板(SUS30
4)に25mm幅の試料片を貼り付け、23℃×65%
RHの条件下でJIS Z2307に規定される180
゜剥離試験(単位:g)を行い、粘着力(単位:kg/
cm2)および剥離面の糊残りの状態を評価した。糊残
りが多いほど架橋が不十分であることを示している。 180°剥離面の糊残り状態の判定基準 剥離面全面に糊残りなし−−−−−−−−1 剥離端に糊残りあり−−−−−−−−−−2 剥離面にまばらに糊残りあり−−−−−−3 剥離面全面に糊残りあり−−−−−−−−4
【0041】タックの測定:23℃×65%RHの雰囲
気下でJ.Dow法でタックを測定した。値が小さいほ
ど架橋が進んでいることを示す。
【0042】
【実施例】
合成例1[アクリル共重合体の製造] 攪拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロートおよび窒素ガ
ス導入管を付した4つ口コルベンに、酢酸エチル47部
を仕込み75℃に昇温した。ブチルアクリレート40
部、2−エチルヘキシルアクリレート57部、アクリル
酸3部および2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバ
レロニトリル)0.07部を混合した。得られた単量体
混合液をコルベン内に窒素を吹き込みながら、滴下ロー
トで4時間かけて連続的に滴下してラジカル重合を行っ
た。滴下終了後、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチ
ルバレロニトリル)0.3部を酢酸エチル5.9部に溶
解した溶液を滴下ロートを用いて、重合を開始してから
5〜9時間目にかけて連続的に追加した。さらに、沸点
で重合を2時間継続した後、脱溶剤を行った。得られた
アクリル共重合体(A−1)の溶融粘度は、130℃で
366,000cP、固形分濃度は99.7%、共重合
体のGPC法による重量平均分子量(ポリスチレン換
算)は約51万であった。
【0043】合成例2[第4級アンモニウム・有機酸塩
の製造] 攪拌式オートクレーブにトリエチルアミン(1モル)、
炭酸ジメチル(1.5モル)および溶媒としてメタノー
ル(2.0モル)を仕込み、反応温度110℃にて12
時間反応させメチルトリエチルアンモニウムメチルカー
ボネートのメタノール溶液を得た。このものにオクチル
酸(1モル)を仕込み、副生する炭酸ガスおよびメタノ
ールを除くことによってメチルトリエチルアンモニウム
・オクチル酸塩(第4級アンモニウム有機酸塩)(C−
1)を得た。
【0044】合成例3[ブロック化ポリイソシアネート
化合物の製造] ジイソデシルフタレート161部に「ポリイソシアネー
トIPDI−T1890/100」[イソホロンジイソ
シアネート三量体、ヒュルス・ジャパン(株)製]61
1部を、窒素気流下、105〜130℃で溶解し、次い
でメチルエチルケトオキシム228部を添加し、さらに
100〜135℃で2時間反応させた後、赤外吸収スペ
クトルによりイソシアネート基が消失していることを確
認した。かくしてブロック化ポリイソシアネート化合物
(B−1)を得た。
【0045】実施例1〜4 表1に記載の配合割合(重量)で、合成例1で作成した
共重合体(A−1)、架橋剤として合成例3で作成した
ブロック化ポリイソシアネート化合物(B−1)、触媒
として合成例2で作成したメチルトリエチルアンモニウ
ム・オクチル酸塩(C−1)を100〜110℃の熱溶
融下で配合を行い、均一に混合した後にポリエチレンテ
レフタレートフィルムに膜厚が25μmになるように塗
工して表2記載の各条件で加熱し、さらに45℃で3日
間養生した。この塗工シートを所定の幅に裁断して試験
片とし、これを用いて前述の試験法に従って、粘着特性
試験[常温保持力(凝集力)試験、粘着力試験、タック
の測定]を行った。その結果を表3に示す。
【0046】比較例1〜4 表1に記載の触媒(C−1)に代えて、1,8−ジアザ
ビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン・オクチル酸
塩(第3級アミンの塩)[商品名:「U−CAT SA
109」、サンアプロ(株)製](D−1)を使用し、
実施例1〜4と同様にして試験片を作成し、粘着特性試
験を行った。その結果を表3に併記する。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
【表3】
【0050】
【発明の効果】本発明の熱溶融型アクリル系感圧接着剤
組成物は、第4級アンモニウム有機酸塩をブロック化ポ
リイソシアネート化合物の解離触媒として用いることに
より、従来のクロアミジン類(1,8−ジアザ−ビシク
ロ[5,4,0]−7−ウンデセン等)などの第3級ア
ミンまたはその塩等を触媒に用いたものと比較して、硬
化開始温度(解離温度)を下げることができ、かつ短時
間での架橋が可能である。さらに、粘着特性の点でも優
れた粘着加工製品を得ることができる。また、有機金属
触媒を用いた場合ののように、該触媒に由来する重金属
による水質汚濁などの環境汚染の心配もなく安全性が高
い。上記効果を奏することから本発明の熱溶融型アクリ
ル系感圧接着剤組成物は、特に軽包装用の粘着ラベル、
ステッカー、各種粘着テープなどの工業用途にに好適に
使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 佐藤 健史 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09J 175/04 C08G 18/18 C08G 18/80

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構成単位として、アルキル基の炭素数が
    4〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a
    1)50〜99.5重量%、α,β−不飽和カルボン酸
    (a2)0.5〜10重量部およびその他の重合性単量
    体(a3)0〜40重量%を共重合してなる共重合体
    (A)と、ブロック化ポリイソシアネート化合物(B)
    と、第4級アンモニウム有機酸塩(C)からなる触媒と
    からなることを特徴とする熱溶融型アクリル系感圧接着
    剤組成物。
  2. 【請求項2】 (C)が、下記一般式 【化1】 [式中、R〜Rは炭素数1〜11の直鎖もしくは分
    岐の、飽和もしくは不飽和炭化水素基(ただし、R
    の内のいずれか2個が結合して、OまたはNを介し
    てまたは介さずにヘテロ環を形成していても良い。)を
    表し、Rは炭素数1〜8のアルキル基または芳香族炭
    化水素基を表す。Xは有機酸基を表す。]で示される第
    4級アンモニウム有機酸塩である請求項1記載の組成
    物。
  3. 【請求項3】 (C)が、第3級アミンと炭酸ジエステ
    ルとを反応させてなる第4級アンモニウム炭酸塩と有機
    酸とのアニオン交換反応によって得られる第4級アンモ
    ニウム有機酸塩である請求項1または2記載の組成物。
  4. 【請求項4】 第3級アミンが、トリメチルアミン、
    トリエチルアミン、1,5−ジアザビシクロ[4,3,
    0]−5−ノネン、1,8−ジアザビシクロ[5,4,
    0]−7−ウンデセンおよび1,2,4−トリメチルイ
    ミダゾリンからなる群から選ばれる少なくとも1種であ
    る請求項3記載の組成物。
  5. 【請求項5】 (C)を構成する有機酸が、脂肪族モノ
    カルボン酸、脂肪族ポリカルボン酸、芳香族モノカルボ
    ン酸および芳香族ポリカルボン酸からなる群から選ばれ
    る少なくとも1種である請求項1〜4いずれか記載の組
    成物。
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