JP3065922B2 - アクリル系感圧接着剤組成物 - Google Patents

アクリル系感圧接着剤組成物

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JP3065922B2
JP3065922B2 JP7346722A JP34672295A JP3065922B2 JP 3065922 B2 JP3065922 B2 JP 3065922B2 JP 7346722 A JP7346722 A JP 7346722A JP 34672295 A JP34672295 A JP 34672295A JP 3065922 B2 JP3065922 B2 JP 3065922B2
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良成 辻井
和之 平井
寿郎 島田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクリル系感圧接
着剤組成物に関するものである。さらに詳しくは、軽包
装用の粘着ラベル、ステッカー、粘着テープおよび、電
気機器内の配線固定用テープ、塗料焼き付け時のマスキ
ングテープ、電解コンデンサー封止用テープなどに好適
なアクリル系感圧接着剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アクリル系感圧接着剤の架橋剤と
して、多官能ポリイソシアネート化合物を用いる方法が
知られている(例えば特開昭56−62865号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ものは、基材等に塗工後架橋を完遂させるために45℃
の雰囲気下でも少なくとも3日間程度の養生時間が必要
であり、養生後でなければスリット加工、ダイカット等
の後加工工程に移行できないため、粘着加工製品の生産
スピードや出荷時期が制限されるという問題点を有して
いた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意検討した結果、ブロック化ポリイソ
シアネートからなる架橋剤と第4級アンモニウム有機酸
塩からなる触媒とを組み合わせて用いることにより、一
液性で比較的低温の処理で架橋させることができ、しか
も優れた粘着特性を有するアクリル系感圧接着剤が得ら
れることを見いだし、本発明に到達した。すなわち本発
明は、アルキル基の炭素数が4〜12の(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステル(a1)50〜99.5重量%、
下記(1)の不飽和カルボン酸または酸無水物(a2)
0.5〜10重量%および必要によりその他の重合性単
量体(a3)0〜40重量%を構成単位としてなる重量
平均分子量が200,000〜1,000,000の共
重合体(A)と、ポリイソシアネート化合物からなる架
橋剤(B)と、下記(2)の有機酸から得られる第4級
アンモニウム有機酸塩(C)からなる触媒とからなるこ
とを特徴とするアクリル系感圧接着剤組成物である。 (1)(メタ)アクリル酸、クロトン酸、(無水)マレ
イン酸、(無水)イタコン酸及び(無水)フマル酸から
選ばれる不飽和カルボン酸または酸無水物 (2)脂肪族モノカルボン酸、脂肪族ポリカルボン酸、
芳香族モノカルボン酸、芳香族ポリカルボン酸、フェノ
ール化合物、スルホン酸化合物およびリン酸化合物から
なる群から選ばれる少なくとも1種の有機酸
【0005】
【発明の実施の形態】本発明における共重合体(A)を
構成するアルキル基の炭素数4〜12の(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステル(a1)としては、例えば、炭素
数4〜12の脂肪族アルコールからの(メタ)アクリレ
ート[n−ブチル(メタ)アクリレート、2−ブチル
(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレー
ト、ペンチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)
アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アク
リレート、ラウリル(メタ)アクリレートなど]、脂環
式アルコールからの(メタ)アクリレート[シクロヘキ
シル(メタ)アクリレートなど]、芳香族アルコールか
らの(メタ)アクリレート[ベンジル(メタ)アクリレ
ートなど]およびこれらの2種以上の混合物が挙げられ
る。これらのうち、特に好ましいものはn−ブチルアク
リレート、2−エチルヘキシルアクリレートおよびこれ
らの混合物である。
【0006】不飽和カルボン酸または酸無水物(a2)
としては、(メタ)アクリル酸、クロトン酸などの1塩
基酸、マレイン酸、イタコン酸、フマル酸などの多塩基
酸またはその酸無水物もしくはモノアルキルエステルな
どが挙げられる。これらのうち好ましいものは(メタ)
アクリル酸、(無水)マレイン酸およびイタコン酸であ
り、特に好ましいものはアクリル酸である。
【0007】(a1)および(a2)と共に必要により
用いられるその他の重合性単量体(a3)としては、反
応性の官能基を有する重合性単量体(a3−1)および
反応性の官能基を有しない重合性単量体(a3−2)が
挙げられる。該(a3−1)としては、例えばヒドロキ
シル基を有する重合性単量体[2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アク
リレートなど]、アミド基を有する重合性単量体[(メ
タ)アクリルアミドなど]、エポキシ基を有する重合性
単量体[グリシジル(メタ)アクリレートなど]、アミ
ノ基を有する重合性単量体[N,N−ジメチルアミノエ
チル(メタ)アクリレートなど]、メチロール基を有す
る重合性単量体[N−メチロールアクリルアミドな
ど]、スルホン酸基を有する重合性単量体[アルキルア
リルスルホコハク酸ナトリウムなど]、リン酸基を有す
る重合性単量体[2−ヒドロキシエチルアクリレートの
リン酸エステルなど]などが挙げられる。
【0008】また、上記(a3−2)としては、例えば
アルキル基の炭素数が1〜3のアルコールの(メタ)ア
クリル酸エステル[メチル(メタ)アクリレート、エチ
ル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリ
レートなど]、アルキル基の炭素数が13〜18のアル
コールの(メタ)アクリル酸エステル[トリデシル(メ
タ)アクリレート、ミリスチル(メタ)アクリレート、
セチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アク
リレートなど]、芳香族系重合性単量体[スチレン、ビ
ニルトルエンなど]、アリル基を有する重合性単量体
[酢酸アリルなど]、ニトリル基を有する重合性単量体
[(メタ)アクリロニトリル、(メタ)α−クロロアク
リロニトリルなど]、ハロゲン含有のビニルまたはビニ
リデン系重合性単量体[塩化ビニル、塩化ビニリデンな
ど]、ビニルエステル系重合性単量体[酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、バーサテイク酸ビニル
など]、ビニルエーテル系重合性単量体[ビニルエチル
エーテル、ビニルプロピルエーテル、ビニルイソブチル
エーテルなど]などが挙げられる。
【0009】上記のその他の重合性単量体(a3)とし
て例示したもののうち好ましいものは、(a3−1)の
うちではヒドロキシル基を有する重合性単量体であり、
特に好ましいものはヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ートである。また、(a3−2)のうちでは芳香族系重
合性単量体およびビニルエステル系重合性単量体であ
り、とくに好ましいものはスチレンおよび酢酸ビニルで
ある。
【0010】上記(a3)は、2種以上を混合して使用
することができる。
【0011】重合体(A)を構成する(a1)の量は通
常50〜99.5重量%、好ましくは60〜99.5重
量%、特に好ましくは70〜99重量%である。(a
1)の量が50重量%未満では、タックおよび粘着力が
低下し、99.5重量%を越えると凝集力が低下して感
圧接着剤としての機能を果たさなくなる。
【0012】(a2)の量は通常0.5〜10重量%、
好ましくは1〜8重量%、特に好ましくは2〜6重量%
である。(a2)の量が0.5重量%未満では凝集力が
低下し、10重量%を越えると常温でのタックおよび粘
着力が低下する。
【0013】(a3)の量は、(a3−1)の場合は通
常5重量%以下、好ましくは2重量%以下であり、(a
3−2)の場合は通常40重量%以下、好ましくは30
重量%以下である。(a3)の量が上記範囲を超えると
常温でのタックおよび粘着力が低下する。
【0014】(a1)、(a2)および必要により(a
3)からなる共重合体(A)の製造は、公知の重合方法
(塊重合、溶液重合、乳化重合、懸濁重合など)によ
り、公知の重合開始剤(アゾビスイソブチロニトリル、
アゾビスイソバレロニトリルなどのアゾ系重合開始剤;
ベンゾイルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサ
イド、ラウリルパーオキサイドなどのパーオキサイド系
重合開始剤など)を使用して行なうことができる。
【0015】本発明における共重合体(A)のゲルパー
ミエーションクロマトグラフィー(GPC)法による重
量平均分子量(ポリスチレン換算)は、通常5,000
〜1,000,000、好ましくは50,000〜1,00
0,000、さらに好ましくは200,000〜1,00
0,000である。重量平均分子量が5,000未満で
は凝集力が不足し、1,000,000を越えると溶液
粘度が高くなり、取り扱いが困難となる。
【0016】本発明におけるポリイソシアネート化合物
からなる架橋剤(B)を構成する有機ポリイソシアネー
トとしては、低分子ポリイソシアネート類(b1)、ポ
リオール類と(b1)とからの遊離イソシアネート(N
CO)基を有するウレタンプレポリマー(b2)および
これらの混合物が挙げられる。低分子ポリイソシアネー
ト類(b1)としては、脂肪族ポリイソシアネート[例
えばヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、リジ
ンジイソシアネートなど];脂環式ポリイソシアネート
[ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(水添MD
I)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、シク
ロヘキサンジイソシアネート(CHDI)、水素化トリ
レンジイソシアネート、水素化キシリレンジイソシアネ
ートなど];芳香族ポリイソシアネート[例えばトリレ
ンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイ
ソシアネート(MDI)、 ナフチレンジイソシアネー
ト(NDI)、キシリレンジイソシアネート(XD
I)、α,α,α,α´−テトラメチルキシリレンジイ
ソシアネート(TMXDI)など];イソシアネート変
性体(イソシアヌレート、ビューレット、ウレトジオ
ン、カーボジイミドなどの変性体];およびこれらの2
種以上の混合物が挙げられる。また、遊離NCO基を有
するウレタンプレポリマー(b2)を構成するポリオー
ル類としては、低分子ポリオール(エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブタンジオール、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、ヒマシ油など)、ポリエ
ーテルポリオール[上記低分子ポリオール、アミン類
(アルカノールアミン、エチレンジアミン、ジエチレン
トリアミン、アミノエチルピペラジンなど)のアルキレ
ンオキシド(エチレンオキシド、プロピレンオキシドな
ど)付加物など]、ポリエステルポリオール[低分子ポ
リオールまたはポリエーテルポリオールとポリカルボン
酸(アジピン酸、テレフタル酸など)との反応により得
られる縮合ポリエステルポリオールなど]およびこれら
の2種以上の混合物が挙げられる。
【0017】該ウレタンプレポリマー(b2)におい
て、(b1)とポルオール類とのNCO/OH反応当量
比は通常1.2〜3.0、好ましくは1.5〜2.2で
ある。
【0018】プレポリマー化反応は、通常、溶剤の存在
下で行われる。該溶剤としては、たとえば芳香族炭化水
素系(トルエン、キシレン、トリメチルベンゼンな
ど);エステル系[酢酸エチル、酢酸ブチル、DBE
(コハク酸ジメチル、グルタル酸ジメチルおよびアジピ
ン酸ジメチルの混合物)など];エーテル系(セロソル
ブアセテート、カルビトールアセテートなど);ケトン
系(メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなど);お
よびこれらの2種以上の混合溶剤を挙げることができ
る。
【0019】反応温度は通常50〜120℃、好ましく
は70〜100℃である。反応時間は通常2〜10時
間、好ましくは5〜8時間である。
【0020】(b2)の数平均分子量は特に限定されな
いが、通常500〜10000、好ましくは700〜8
000である。また、(b2)中の遊離NCO基の含有
量は通常1〜20重量%、好ましくは2〜15重量%で
ある。
【0021】(b1)または(b2)は、可使時間を長
くするためにその遊離イソシアネート(NCO)基の一
部(通常50当量%以下)がブロック化剤(オキシム化
合物、ラクタム化合物、フェノール化合物等)でブロッ
クされていてもよい。
【0022】本発明における第4級アンモニウム有機酸
塩(C)は、下記一般式(1)で示される化合物であ
る。
【0023】
【化2】
【0024】[式中、R1〜R3はそれぞれ独立に炭素数
1〜11の直鎖もしくは分岐の、飽和もしくは不飽和炭
化水素基(ただし、R1〜R3の内のいずれか2個がC、
OまたはN原子を介して複素環を形成していてもよ
い。)を表し、R4は炭素数1〜8のアルキル基または
芳香族炭化水素基を表す。X-は有機酸アニオン基を表
す。]上記一般式(1)におけるR1〜R3の炭素数はそ
れぞれ独立に通常1〜11、好ましくは1〜8である。
炭素数が11を越えるものでは触媒活性が不十分とな
る。また、R4の炭素数は通常1〜8、好ましくは1〜
4である。炭素数が8を越えると工業的に製造すること
が困難となる。また、一般式(1)において、R1〜R4
がすべて同一の場合は、得られる(C)の結晶性が高い
ため、樹脂成分や溶剤への溶解性が低下し、作業時取り
扱いにくい問題が生じる。従ってR1〜R4の少なくとも
いずれか1個は、炭素数が異なることが望ましい。
【0025】(C)の製造方法としては、例えば第4
級アンモニウム・ハイドロオキサイドと有機酸とを反応
させる方法、第3級アミンを炭酸ジエステルと反応さ
せて得た第4級アンモニウム炭酸塩と有機酸とをアニオ
ン交換反応させる方法などが挙げられるが、反応工程で
混入するハロゲン元素やアルカリ(土類)金属が無い点
で、の製造方法が好ましい。
【0026】前記製造法において使用する炭酸ジエス
テルとしては、炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、炭酸エチ
ルメチル、炭酸ジプロピル等が挙げられ、特に好ましい
ものは炭酸ジメチルである。
【0027】該製造法における第3級アミンと炭酸ジ
エステルとのモル比は、通常1:(0.3〜4)であ
る。必要により反応溶媒(メタノール、エタノールな
ど)を使用してもよい。反応温度は通常30〜150
℃、好ましくは50〜100℃である。
【0028】第4級アンモニウム炭酸塩(イ)と有機酸
(ロ)とのアニオン交換反応は、溶媒の存在下または非
存在下で行えばよく、副生する炭酸ガスおよび必要によ
りアルコールを反応系から適宜除くことにより、第4級
アンモニウム有機酸塩(C)を定量的に得ることが出来
る。反応後、必要により反応溶媒を留去してそのまま用
いるか、あるいは水溶液や有機溶媒[メタノール、エタ
ノール、アセトン、(ポリ)エチレングリコール、(ポ
リ)プロピレングリコール、γ−ブチロラクトン、N−
メチルピロリドン等]溶液として用いることができる。
【0029】上記(イ)と(ロ)とのアニオン交換反応
において、(ロ)の量は、(イ)1モルに対して0.5
〜4.0モルが好ましく、得られた(C)のpH(水溶
液または有機溶媒溶液)が6.5〜7.5になるような
配合比でアニオン交換反応を行うことが特に好ましい。
【0030】(C)を構成する第3級アミンとしては、
脂肪族アミン類(トリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリ−n−プロピルアミン、トリ−n−ブチルアミ
ン、トリ−n−オクチルアミン、ジエチル−1−プロピ
ルアミン等);脂環式アミン類[N−メチルピロリジ
ン、N−エチルピロリジン、N−メチルピペリジン、N
−エチルピペリジン、N−メチルヘキサメチレンイミ
ン、N−エチルヘキサメチレンイミン、N−メチルモル
ホリン、N−ブチルモルホリン、N,N’−ジメチルピ
ペラジン、N,N’−ジエチルピペラジン、1,5−ジ
アザビシクロ(4,3,0)−5−ノネン、1,8−ジ
アザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン、ピリジ
ン、4−ジメチルアミノピリジン、ピコリン類、1−メ
チルイミダゾール、1,2−ジメチルイミダゾール、
1,4−ジメチル−2−エチルイミダゾール、1,2−
ジメチルイミダゾリン、1,2,4−トリメチルイミダ
ゾリン、1,4−ジメチル−2−エチルイミダゾリン
等];およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
これらのうちで好ましいものは、脂肪族アミンのうちの
トリメチルアミンおよびトリエチルアミン;ならびに脂
環式アミン類のうちの1,5−ジアザビシクロ[4,
3,0]−5−ノネン、1,8−ジアザビシクロ[5,
4,0]−7−ウンデセンおよび1,2,4−トリメチ
ルイミダゾリンである。
【0031】(C)を構成する有機酸としては、脂肪族
モノカルボン酸[蟻酸、酢酸、オクチル酸、2−エチル
ヘキサン酸など);脂肪族ポリカルボン酸(蓚酸、マロ
ン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸など);芳香
族モノカルボン酸(安息香酸、トルイル酸、エチル安息
香酸など);芳香族ポリカルボン酸(フタル酸、イソフ
タル酸、テレフタル酸、ニトロフタル酸、トリメリット
酸など);フェノール化合物(フェノール、レゾルシン
等);スルホン酸化合物(アルキルベンゼンスルホン
酸、トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸など);
リン酸化合物等である。該有機酸は1種または2種以上
の混合物として用いることができる。 これらのうち好
ましいものは脂肪族カルボン酸化合物および芳香族カル
ボン酸化合物であり、特に好ましいものはオクチル酸お
よび蟻酸である。
【0032】本発明に用いられる(C)として特に好ま
しいものは、メチルトリエチルアンモニウム・オクチル
酸塩、N−8−メチル−1,8−ジアザビシクロ[5,
4,0]−7−ウンデセン・オクチル酸塩および、1,
2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・オクチル
酸塩である。
【0033】本発明のアクリル系感圧接着剤における架
橋剤(B)とアクリル共重合体(A)の配合割合は、N
CO基/活性水素基の当量比が通常(0.001〜2.
5)/1、好ましくは(0.001〜2.0)/1とな
る量である。NCO基/活性水素基の当量比が0.00
1未満の場合は、凝集力が不十分であり、2.5を越え
るとタックおよび粘着力を低下させる。また、(C)の
添加量は、上記(A)および(B)の合計重量に対して
通常0.01〜3.0重量%、好ましくは0.05〜2
重量%である。(C)の添加量が0.01重量%未満で
は、触媒活性が弱くイソシアネート基の反応を促進させ
る効果が不十分となり、3.0重量%を越えると低温で
の不必要な架橋反応が進行するため、(A)、(B)お
よび(C)の塗工液配合時または塗工時に組成物の粘度
が上昇し、混合または、塗工が困難となることがある。
【0034】本発明のアクリル系感圧接着剤組成物に
は、必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で、
公知の各種添加剤を含有させることができる。各種添加
剤としては、粘着性付与樹脂(ロジン、ロジン誘導体も
しくはその水素添加体、ポリテルペン樹脂、テルペンフ
ェノール樹脂、キシレン樹脂、スチレン系樹脂、クマロ
ン・インデン樹脂、C5系石油樹脂、C9系石油樹脂、
脂環族系水添石油樹脂など)、可塑剤(フタル酸系エス
テルに代表されるカルボン酸エステル、塩化パラフィン
など)、着色剤(酸化チタン、炭酸カルシウムなど)、
紫外線防止剤(ベンゾフェノン系紫外線防止剤など)、
帯電防止剤(スルホン化ポリスチレンの中和物など)、
防カビ剤(亜酸化銅、フェノール系化合物など)、消泡
剤(アルコール、シリコーン化合物など)などが挙げら
れる。
【0035】本発明の感圧接着剤組成物は、通常の塗工
法(溶液塗工、エマルジョン塗工などの方法)で基材に
直接または転写法で塗布することができる。また、その
ままシート状にしても使用できる。塗布量は塗工物の使
用目的に応じて任意に選択できるが、通常1〜500g
/m2である。使用しうる基材としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、軟
質ポリ塩化ビニルなどの各種プラスチックフィルムまた
はシート、樹脂板、フォーム、紙、不織布、金属板およ
び箔、木材などを挙げることができる。これらのうち熱
的に敏感なプラスチックフィルム、不織布などを用いる
場合には、転写方式が好ましい。塗工された塗工物は、
熱風または(近)赤外線、高周波などのエネルギーによ
り加熱して架橋反応を進行させ、さらに養生を行い架橋
を完遂させることにより、十分な粘着特性を発揮する粘
着加工製品となる。養生の条件は、たとえば室温で3〜
7日間程度、45℃での加熱下で12〜24時間程度で
ある。
【0036】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
以下において、「部」は重量部、「%」は重量%を示
す。
【0037】なお、本実施例において用いた試験方法は
以下の通りである。 常温保持力(凝集力)試験:ステンレス板(SUS30
4)に接着面積が25mm×25mmとなるように試料
片を貼り付け、2Kgローラーにて1往復圧着し、23
℃×65%RHの雰囲気下で30分放置した後、試験片
の下端に1kgの静加重をかけ、1時間後のずれ距離
(単位:mm)または試験片が落下するまでの時間(単
位:分)を測定した。ずれ距離の値が小さい程および試
験片が落下するまでの時間が長い程、凝集力が高い(架
橋が進んでいる)ことを示す。
【0038】糊残り試験:ステンレス板(SUS30
4)に25mm幅の試料片を貼り付け、23℃×65%
RHの条件下でJIS Z2307に規定される180
゜剥離試験を行い、剥離面の糊残りの状態を評価した。
糊残りが多いほど架橋が不十分であることを示してい
る。 180°剥離面の糊残り状態の判定基準 剥離面全面に糊残りなし−−−−−−−−1 剥離端に糊残りあり−−−−−−−−−−2 剥離面にまばらに糊残りあり−−−−−−3 剥離面全面に糊残りあり−−−−−−−−4
【0039】製造例1[第4級アンモニウム・有機酸塩
の製造]攪拌式オートクレーブにトリエチルアミン(1
モル)、炭酸ジメチル(1.5モル)および溶媒として
メタノール(2.0モル)を仕込み、反応温度110℃
にて12時間反応させメチルトリエチルアンモニウムメ
チルカーボネートのメタノール溶液を得た。このものに
オクチル酸(1モル)を仕込み、副生する炭酸ガスおよ
びメタノールを除くことによってメチルトリエチルアン
モニウム・オクチル酸塩(第4級アンモニウム有機酸
塩)(C−1)を得た。
【0040】実施例1 攪拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロートおよび窒素ガ
ス導入管を付した4つ口コルベンに、ブチルアクリレー
ト5.5部、2−エチルヘキシルアクリレート3.9
部、酢酸エチル18.9部およびシクロヘキサン32.
4部を仕込み75℃に昇温した。ブチルアクリレート4
9.5部、2−エチルヘキシルアクリレート36.1
部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート1部、アクリ
ル酸4部、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレ
ロニトリル)0.06部および2,2’−アゾビスイソ
ブチロニトリル0.06部を混合した。得られた単量体
混合液をコルベン内に窒素を吹き込みながら、滴下ロー
トで4時間かけて連続的に滴下してラジカル重合を行っ
た。滴下終了後、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチ
ルバレロニトリル)0.21部を酢酸エチル7.9部に
溶解した溶液を滴下ロートを用いて、重合を開始してか
ら6〜8時間目にかけて連続的に追加した。さらに、沸
点で重合を2時間継続した後、トルエン103.9部を
加えて均一にした。得られたアクリル共重合体の溶液
(A−1)の粘度は、30℃で4,250cP、固形分
濃度は38.0%、共重合体のGPC法による重量平均
分子量(ポリスチレン換算)は約33万であった。得ら
れたアクリル共重合体の溶液(A−1)100部に、架
橋剤として「コロネートL」〔トリメチロールプロパン
・TDI3モル付加体、日本ポリウレタン工業製〕を
0.3部、触媒として製造例1で作成した(C−1)を
0.19部、希釈溶剤としてトルエン26.7部を配合
し均一に混合して本発明の感圧接着剤組成物を調製し
た。このものをポリエチレンテレフタレートフィルムに
膜厚が25μmになるように塗工して100℃×2分で
加熱し、さらに45℃で3日間養生した。この塗工シー
トを養生1日毎に所定の幅に裁断して試験片とし、これ
を用いて前述の試験法に従って、粘着特性試験[常温保
持力(凝集力)試験、糊残り試験]を行った。その結果
を表1に示す。
【0041】実施例2 攪拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロートおよび窒素ガ
ス導入管を付した4つ口コルベンに、ブチルアクリレー
ト3.8部、酢酸ビニル12部、酢酸エチル28.6部
およびシクロヘキサン23.6部を仕込み75℃に昇温
した。ブチルアクリレート72.7部、2−エチルヘキ
シルアクリレート8.5部、アクリル酸3部、2,2’
−アゾビスイソブチロニトリル0.125部を混合し
た。得られた単量体混合液をコルベン内に窒素を吹き込
みながら、滴下ロートで4時間かけて連続的に滴下して
ラジカル重合を行った。滴下終了後、2,2’−アゾビ
スイソブチロニトリル0.175部を酢酸エチル7.5
部に溶解した溶液を滴下ロートを用いて、重合を開始し
てから6時間目、7時間目、9時間目に3回に分けて追
加し、さらに、沸点で重合を2時間継続した後、酢酸エ
チル8.3部および、トルエン99.8部を加えて均一
にした。得られたアクリル共重合体の溶液(A−2)の
粘度は、30℃で5,100cP、固形分濃度は37.
0%、共重合体のGPC法による重量平均分子量(ポリ
スチレン換算)は約41万であった。得られたアクリル
系共重合体の溶液(A−2)100部に、架橋剤として
「コロネートL」を1.0部、触媒として製造例1で作
成した(C−1)を0.19部、希釈溶剤としてトルエ
ンを23.3部配合して本発明の感圧接着剤組成物を調
製した。以下実施例1と同様にして試験片を作成し、粘
着特性試験を行った。その結果を表1に示す。
【0042】比較例1 実施例1において、触媒(C−1)を配合しない以外は
実施例1と同様にして試験片を作成し、粘着特性試験を
行った。その結果を表1に併記する。
【0043】比較例2 実施例2において、触媒(C−1)を配合しない以外は
実施例2と同様にして試験片を作成し、粘着特性試験を
行った。その結果を表1に併記する。
【0044】
【表1】
【0045】
【発明の効果】本発明のアクリル系感圧接着剤組成物
は、第4級アンモニウム有機酸塩を触媒として併用する
ことにより、養生時間が従来の1/2〜1/3でも架橋
を完遂させることが可能であり、粘着特性の点でも優れ
た粘着加工製品を得ることができる。上記効果を奏する
ことから本発明のアクリル系感圧接着剤組成物は、特に
軽包装用の粘着ラベル、ステッカー、粘着テープおよ
び、電気機器内の配線固定用テープ、塗料焼き付け時の
マスキングテープ、電解コンデンサー封止用テープなど
に好適に使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−109527(JP,A) 特開 平5−17555(JP,A) 特開 平9−137149(JP,A) 特開 平9−157624(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09J 1/00 - 201/10 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルキル基の炭素数が4〜12の(メ
    タ)アクリル酸アルキルエステル(a1)50〜99.
    5重量%、下記(1)の不飽和カルボン酸または酸無水
    物(a2)0.5〜10重量%および必要によりその他
    の重合性単量体(a3)0〜40重量%を構成単位とし
    てなる重量平均分子量が200,000〜1,000,
    000の共重合体(A)と、ポリイソシアネート化合物
    からなる架橋剤(B)と、下記(2)の有機酸から得ら
    れる第4級アンモニウム有機酸塩(C)からなる触媒と
    からなることを特徴とするアクリル系感圧接着剤組成
    物。 (1)(メタ)アクリル酸、クロトン酸、(無水)マレ
    イン酸、(無水)イタコン酸及び(無水)フマル酸から
    選ばれる不飽和カルボン酸または酸無水物 (2)脂肪族モノカルボン酸、脂肪族ポリカルボン酸、
    芳香族モノカルボン酸、芳香族ポリカルボン酸、フェノ
    ール化合物、スルホン酸化合物およびリン酸化合物から
    なる群から選ばれる少なくとも1種の有機酸
  2. 【請求項2】 (C)が、下記一般式 【化1】 [式中、R1〜R3はそれぞれ独立に炭素数1〜11の直
    鎖もしくは分岐の、飽和もしくは不飽和炭化水素基(た
    だし、R1〜R3の内のいずれか2個がC、OまたはN原
    子を介して複素環を形成していてもよい。)を表し、R
    4は炭素数1〜8のアルキル基または芳香族炭化水素基
    を表す。X-は有機酸アニオン基を表す。]で示される
    第4級アンモニウム有機酸塩である請求項1記載の組成
    物。
  3. 【請求項3】 (C)が、第3級アミンと炭酸ジエステ
    ルとを反応させてなる第4級アンモニウム炭酸塩と有機
    酸とのアニオン交換反応によって得られる第4級アンモ
    ニウム有機酸塩である請求項1または2記載の組成物。
  4. 【請求項4】 第3級アミンが、トリメチルアミン、
    トリエチルアミン、1,5−ジアザビシクロ[4,3,
    0]−5−ノネン、1,8−ジアザビシクロ[5,4,
    0]−7−ウンデセンおよび1,2,4−トリメチルイ
    ミダゾリンからなる群から選ばれる少なくとも1種であ
    る請求項3記載の組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れか記載の組成物を基
    材に溶液塗工またはエマルション塗工してなる塗工物を
    架橋させることにより粘着加工製品を形成する感圧接着
    剤組成物の使用方法。
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