JP2904695B2 - 車両のエアバッグシステムにおけるスクイブ検査回路 - Google Patents

車両のエアバッグシステムにおけるスクイブ検査回路

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JP2904695B2 JP5301707A JP30170793A JP2904695B2 JP 2904695 B2 JP2904695 B2 JP 2904695B2 JP 5301707 A JP5301707 A JP 5301707A JP 30170793 A JP30170793 A JP 30170793A JP 2904695 B2 JP2904695 B2 JP 2904695B2
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隆司 田畑
紀文 伊豫田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のエアバッグシス
テムに係り、より詳細には、かかるエアバッグシステム
におけるスクイブ検査回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の衝突時における乗員保護を目的と
して、エアバッグシステムが採用されている。該エアバ
ッグシステムは、例えば、車両のヘッドライトの後部等
に衝突検出のためのセンサを有し、そして、ハンドル内
部に運転者を衝突時の衝撃から保護するためのエアバッ
グを装着する。該センサが衝突を検出すると、エアバッ
グ内に配置されたスクイブ(squib,雷管)に大電
流が流れ、その発熱によって隣接する起爆剤が点火され
る。そして、その爆発熱を使った化学物質反応によって
瞬時に該エアバッグ内に窒素ガスを大量発生させてエア
バッグを膨張させるものである。エアバッグシステムを
使用する際には、そのシステムの正常性及び安全性を常
に監視する必要がある。さもなければ、その誤動作によ
って重大事故を誘発する恐れがある。
【0003】図2は、そのようなエアバッグシステムに
おける従来のスクイブ検査回路の一例を示す回路図であ
る。図2において、符号1はA/D(アナログ/ディジ
タル)変換回路を内蔵したマイクロコンピュータ(マイ
コン)、符号10a,10b,10c,10dはマイコ
ン1のA/D変換入力端子、符号11はマイコン1の出
力端子、符号2はDC/DCコンバータ、符号3は5V
電源回路、符号4a,4b,4cはマイコン1のための
保護回路、符号BATはバッテリ、符号SQはスクイ
ブ、符号D+,D−は検査回路とスクイブとの接続エッ
ジ、符号DAMPは差動アンプ、符号TR1,TR2は
トランジスタ、符号R3,R4は抵抗、符号Iはスクイ
ブ抵抗を測定するための試験電流、をそれぞれ示す。以
下、スクイブ検査の処理動作について説明する。
【0004】まず、マイコン1は、出力端子11を介し
てトランジスタTR2をオン、したがってトランジスタ
TR1をオンさせる。すると、DC/DCコンバータ2
から、抵抗R4、トランジスタTR1、スクイブSQ、
抵抗R3へと試験電流Iが流れる。次いで、マイコン1
は、A/D入力端子10dを介して抵抗R3の上端の電
位を求め、その値と抵抗R3の抵抗値とから試験電流I
の電流値を算出する。次いで、マイコン1は、差動アン
プDAMP、A/D入力端子10bを介してスクイブS
Qの両端電圧を求める。そして、その両端電圧と先に求
めた試験電流とに基づいてスクイブ抵抗を求め、正常か
否かを判断している。
【0005】このとき、試験電流Iの増加は、別途、エ
ッジD+の電位を、A/D入力端子10cを介して検出
している。この電位は、最大、DC/DCコンバータの
出力値(約24V)まで達する可能性があるため、その
検出ラインには、図2に示すように保護回路4cが必要
である。このように、従来のスクイブ検査回路は、複雑
なものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる実情に鑑み、本
発明の目的は、回路を簡素化することにより、コストダ
ウンを図った、車両のエアバッグシステムにおけるスク
イブ検査回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明によれば、バッテリ電源を所定の定電圧まで昇圧
するDC/DCコンバータと、一端が前記DC/DCコ
ンバータの出力に接続され、他端がスクイブの一端に接
続される第1の抵抗と、コレクタが前記スクイブの他端
に接続される第1のトランジスタと、一端が前記第1の
トランジスタのエミッタに接続され、他端が接地される
第2の抵抗と、前記DC/DCコンバータの出力を分圧
して前記第1のトランジスタのベースに与える第3の抵
抗及び第4の抵抗と、コレクタが前記第3の抵抗と前記
第4の抵抗との接続点に接続され、エミッタが接地され
る第2のトランジスタと、前記スクイブの両端に発生す
るスクイブ電圧を測定するための差動アンプと、前記第
2のトランジスタのベースを介して前記第2のトランジ
スタをオフにすることにより、前記第1のトランジスタ
をオンにし、前記DC/DCコンバータから前記第1の
抵抗、前記スクイブ、前記第1のトランジスタ及び前記
第2の抵抗を介してグランドへと試験電流を流し、前記
差動アンプを介して測定されるスクイブ電圧値と、前記
第2の抵抗の両端電圧及び抵抗値から得られる試験電流
値とに基づいて、スクイブ抵抗を算出するマイクロコン
ピュータと、を具備し、該試験電流が過大となるときに
は、前記第2の抵抗の両端電圧が増大し、前記第1のト
ランジスタのベース・エミッタ間電圧が小さくなる結
果、前記第1のトランジスタがオフになるようにされて
いる、車両のエアバッグシステムにおけるスクイブ検査
回路が提供される。
【0008】
【0009】
【作用】上述の如く構成されたスクイブ検査回路におい
ては、試験電流が過大となったときには、試験電流を測
定するための第2の抵抗の両端電圧が増大し、第1のト
ランジスタのベース・エミッタ間電圧が小さくなる結
果、第1のトランジスタがオフになるため、電流が遮断
される。すなわち、電流が一定電流以下に制限される。
したがって、その検出ラインに対するマイコン保護回路
は不要である。かくして、従来のスクイブ検査回路にお
ける試験電流測定回路と過電流検出回路とが兼用されて
いることとなり、回路が簡素化される。
【0010】
【実施例】以下、添付図面の図1を参照して本発明の実
施例を説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例に係るスクイブ
検査回路を示す回路図である。図2と同様、図1におい
て、符号1はA/D変換回路を内蔵したマイクロコンピ
ュータ(マイコン)、符号10a,10b,10cはマ
イコン1のA/D変換入力端子、符号11はマイコン1
の出力端子、符号2はDC/DCコンバータ、符号3は
5V電源回路、符号4a,4bはマイコン1のための保
護回路、符号BATはバッテリ、符号SQはスクイブ、
符号D+,D−は検査回路とスクイブとの接続エッジ、
符号DAMPは差動アンプ、符号TR1,TR2はトラ
ンジスタ、符号R1,R2,R3,R4は抵抗、符号I
はスクイブ抵抗を測定するための試験電流、をそれぞれ
示す。以下、そのスクイブ検査回路の動作について説明
する。
【0012】まず、マイコン1は、DC/DCコンバー
タ2の出力電圧を、A/D入力端子10aを介して読み
取り、その正常性を確認する。次いで、出力端子11を
介してトランジスタTR2をオフ、したがってトランジ
スタTR1をオンさせる。すると、DC/DCコンバー
タ2から、抵抗R4、スクイブSQ、トランジスタTR
1、抵抗R3へと試験電流Iが流れる。次いで、マイコ
ン1は、A/D入力端子10cを介して抵抗R3の上端
の電位V2を求める。そのV2が所定の値よりも大きけ
れば、試験電流が過大であるとして所定のエラー処理を
する。そして、V2の値と抵抗R3の抵抗値とから試験
電流Iの電流値を算出する。次いで、マイコン1は、差
動アンプDAMP、A/D入力端子10bを介してスク
イブSQの両端電圧を求める。そして、その両端電圧と
先に求めた試験電流とに基づいてスクイブ抵抗を求め、
正常か否かを判断する。
【0013】このように、抵抗R3の上端で試験電流を
検出するとともに、同じポイントで試験電流の増加を検
出することで、従来のスクイブ検査回路と比較して回路
の簡素化が図られている。
【0014】また、抵抗R4のショートやスクイブD+
ラインのバッテリラインとのショートを要因として、試
験電流Iが増加する可能性がある。そのため、トランジ
スタTR1の駆動電圧V1を抵抗R1,R2により調整
し、抵抗R3に流れる電流Iによる発生電圧V2が大き
くなるとトランジスタTR1がオフするように、すなわ
ち、電圧V2が5V以下になるように電流制限されてい
る。そうすることによって、抵抗R3の上端電位V2
を、図1における4cのような保護回路なしで、マイコ
ン1のA/D入力10cに取り込むことが可能となる。
【0015】以上、本発明の一実施例について述べてき
たが、もちろん本発明はこれに限定されるものではな
く、様々な実施例を案出することは当業者にとって容易
なことであろう。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スクイブ抵抗検出用電流の測定回路と、その過電流検出
回路とが兼用されるので、スクイブ検査回路が簡素化さ
れ、コストダウンを達成できる、という効果がある。
【0017】また、そのスクイブ抵抗検出用試験電流が
過大となったときには、電流制限がされるので、マイク
ロコンピュータ保護回路が省略可能となる、という効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る、車両のエアバッグシ
ステムにおけるスクイブ検査回路を示す回路図である。
【図2】車両のエアバッグシステムにおける従来のスク
イブ検査回路の一例を示す回路図である。
【符号の説明】
1…マイクロコンピュータ(マイコン) 10a,10b,10c…マイコン1のA/D変換入力
端子 11…マイコン1の出力端子 2…DC/DCコンバータ 3…5V電源回路 4a,4b…マイコン1のための保護回路 BAT…バッテリ SQ…スクイブ D+,D−…接続エッジ DAMP…差動アンプ TR1,TR2…トランジスタ R1,R2,R3,R4…抵抗 I…試験電流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−262202(JP,A) 特開 昭59−72933(JP,A) 実開 平2−18755(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 21/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリ電源を所定の定電圧まで昇圧す
    るDC/DCコンバータ(2)と、 一端が前記DC/DCコンバータ(2)の出力に接続さ
    れ、他端がスクイブ(SQ)の一端に接続される第1の
    抵抗(R4)と、 コレクタが前記スクイブ(SQ)の他端に接続される第
    1のトランジスタ(TR1)と、 一端が前記第1のトランジスタ(TR1)のエミッタに
    接続され、他端が接地される第2の抵抗(R3)と、 前記DC/DCコンバータ(2)の出力を分圧して前記
    第1のトランジスタ(TR1)のベースに与える第3の
    抵抗(R1)及び第4の抵抗(R2)と、 コレクタが前記第3の抵抗(R1)と前記第4の抵抗
    (R2)との接続点に接続され、エミッタが接地される
    第2のトランジスタ(TR2)と、 前記スクイブ(SQ)の両端に発生するスクイブ電圧を
    測定するための差動アンプ(DAMP)と、 前記第2のトランジスタ(TR2)のベースを介して前
    記第2のトランジスタ(TR2)をオフにすることによ
    り、前記第1のトランジスタ(TR1)をオンにし、前
    記DC/DCコンバータ(2)から前記第1の抵抗(R
    4)、前記スクイブ(SQ)、前記第1のトランジスタ
    (TR1)及び前記第2の抵抗(R3)を介してグラン
    ドへと試験電流を流し、前記差動アンプ(DAMP)を
    介して測定されるスクイブ電圧値と、前記第2の抵抗
    (R3)の両端電圧及び抵抗値から得られる試験電流値
    とに基づいて、スクイブ抵抗を算出するマイクロコンピ
    ュータと、 を具備し、該試験電流が過大となるときには、前記第2
    の抵抗(R3)の両端電圧が増大し、前記第1のトラン
    ジスタ(TR1)のベース・エミッタ間電圧が小さくな
    る結果、前記第1のトランジスタ(TR1)がオフにな
    るようにされている、車両のエアバッグシステムにおけ
    るスクイブ検査回路。
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