JP2002312044A - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JP2002312044A
JP2002312044A JP2001116778A JP2001116778A JP2002312044A JP 2002312044 A JP2002312044 A JP 2002312044A JP 2001116778 A JP2001116778 A JP 2001116778A JP 2001116778 A JP2001116778 A JP 2001116778A JP 2002312044 A JP2002312044 A JP 2002312044A
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Takahisa Koyasu
貴久 子安
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F1/00Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
    • G05F1/10Regulating voltage or current
    • G05F1/46Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc
    • G05F1/56Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices
    • G05F1/565Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices sensing a condition of the system or its load in addition to means responsive to deviations in the output of the system, e.g. current, voltage, power factor

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電流を低減すること。 【解決手段】 出力トランジスタQ11とともにマルチ
コレクタ構造をなすトランジスタQ12には出力電流I
oの1/Nの検出電流Idが流れる。Ioが小さくしき
い値電流(VF×N/R14)未満の場合には、出力ト
ランジスタQ11のコレクタ損失によるICの過熱が発
生する虞がない。この場合、トランジスタQ14がオフ
となり定電流回路23および過熱検出回路24へのバイ
アス電流の供給が停止する。Ioが大きくICの過熱が
発生する虞のある場合には、トランジスタQ14がオン
となり定電流回路23および過熱検出回路24が動作す
るのでICを過熱保護できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷に対し電流を
流し出す出力トランジスタを備えた電源回路に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、車両(例えば自
動車)の電子制御システムの高度化に伴って、車両には
多くの電子制御ユニット(以下、ECUと称す)が搭載
されるようになっている。ECUはマイクロコンピュー
タを主体として構成されており、動作用の主電源の他に
RAMをバックアップするためのバックアップ用の電源
を備えている。その結果、イグニッションスイッチがオ
ンの場合におけるECU全体の消費電流の増大に加え、
イグニッションスイッチがオフの場合における上記バッ
クアップ用の電源などの動作電流(スタンバイ電流)の
増大が問題となっている。スタンバイ電流の増大は、バ
ッテリ上がりを引き起こす原因となるからである。
【0003】図3は、従来から用いられているバックア
ップ用の電源回路の電気的構成を示している。この電源
回路1はシリーズレギュレータの回路形態を有してお
り、ICとして構成されている。入力端子2とグランド
端子3との間に入力されたバッテリ電圧VBが出力トラ
ンジスタQ1を介して定電圧化され、その出力電圧Vo
が出力端子4とグランド端子3との間から図示しないE
CUのRAMに供給されるようになっている。
【0004】出力トランジスタQ1の制御回路は、基準
電圧Vrを生成するバンドギャップ基準電圧回路5、出
力電圧Voを検出する分圧回路6、基準電圧Vrと検出
電圧Vdとの誤差増幅電圧を出力するオペアンプ7、オ
ペアンプ7の出力に応じて出力トランジスタQ1のベー
ス電流を制御する出力制御トランジスタQ2、過熱検出
回路8、および上記各回路にバイアス電流を供給する定
電流回路9から構成されている。ここで、過熱検出回路
8は、出力トランジスタQ1の発熱によるICの過熱状
態を検出するもので、図示しない過電流検出回路などと
ともに保護回路として一般的に用いられるものである。
【0005】イグニッションスイッチがオンの時、EC
Uは主電源(図示せず)から電源供給を受けるので、電
源回路1の出力電流は非常に小さくなる。また、イグニ
ッションスイッチがオフの時にも、電源回路1の出力電
流はRAMをバックアップするのに必要な比較的小さい
値となる。しかしながら、たとえ電源回路1の出力電流
が小さくても電源回路1の各回路は常に動作状態にある
ため、イグニッションスイッチのオフ時において、電源
回路1の動作電流がECU全体のスタンバイ電流を増加
させる一因となっていた。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、消費電流を低減した電源回路を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した手段
によれば、電流検出回路により検出された電流が所定の
しきい値電流以上となる電流条件である場合に限り異常
検出回路が動作するようになる。この異常検出回路は、
出力トランジスタに流れる電流が増大した場合に生じる
ことのある異常状態の発生を検出するものなので、出力
トランジスタに流れる電流が小さく異常状態が発生し得
ない場合には動作させる必要のない回路である。この制
御によれば、異常検出回路の動作が停止している期間、
異常検出回路の消費電流が低減するので、その分だけ電
源回路全体としての消費電流を低減することができる。
【0008】請求項2に記載した手段によれば、上記電
流条件の下でバイアス回路が動作し、バイアス回路から
異常検出回路にバイアス電流が供給されて異常検出回路
が動作する。従って、電流検出回路により検出された電
流が所定のしきい値電流未満の場合においては、異常検
出回路もその動作用のバイアス回路も動作を停止して消
費電流が抑制される。
【0009】請求項3に記載した手段によれば、出力ト
ランジスタに電流が流れると、出力トランジスタととも
にマルチコレクタ構造をなす検出用トランジスタに、両
トランジスタのエミッタ面積比で定まる検出電流が流れ
る。出力トランジスタに流れる電流と検出電流とは比例
するので、特に低負荷時(例えば負荷の動作停止時)に
おける電源回路の動作電流(スタンバイ電流)を低減で
きる。
【0010】請求項4に記載した手段によれば、出力ト
ランジスタに電流が流れると、出力トランジスタと直列
に接続された検出用抵抗の両端子間に電圧降下が発生
し、その電圧降下が検出用トランジスタのしきい値電圧
以上になると検出用トランジスタがオン動作する。上記
電圧降下がしきい値電圧以上になるまでの間は検出用ト
ランジスタがオフしているので、特に低負荷時(例えば
負荷の動作停止時)における電源回路の動作電流(スタ
ンバイ電流)を低減できる。
【0011】請求項5に記載した手段によれば、過熱検
出回路は、出力トランジスタのコレクタ損失による過熱
異常を検出する。コレクタ損失はコレクタ電流が大きい
程増大し、出力トランジスタに流れる電流が所定のしき
い値電流未満の場合には過熱異常は発生せずまたは極め
て発生しにくくなる。
【0012】請求項6に記載した手段によれば、本電源
回路は、車両に搭載された電子制御回路に対するバック
アップ用電源であるので、通常時において出力電流は小
さく、電流検出回路により検出された電流が所定のしき
い値電流未満となっている。従って、通常時において異
常検出回路の動作は停止し、その分だけ消費電流が低減
する。これにより、車載バッテリの消費を抑えることが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態について図1を参照しながら説明す
る。図1は、自動車に搭載されるエンジン制御、ABS
制御、エアバッグ制御、エアコン制御、ボディ系制御、
パワーステアリング制御などを実行する電子制御ユニッ
ト(ECU)に用いられる電源回路の電気的構成を示し
ている。この電源回路11は、ECUのマイクロコンピ
ュータに用いられているRAMをバックアップするため
のものである。図示しないが、ECUは、イグニッショ
ンスイッチがオンの場合において別の主電源回路から電
源供給を受けるようになっており、イグニッションスイ
ッチがオフの場合に限り電源回路11から電源供給を受
けて上記RAMの記憶内容を保持するようになってい
る。
【0014】図1において、電源回路11は、シリーズ
レギュレータの回路形態を有する定電圧電源回路であっ
てモノリシックICとして構成されている。このICの
入力端子12とグランド端子13との間には常時バッテ
リ電圧VBが入力されており、当該ICの出力端子14
とグランド端子13との間から負荷であるRAMに対し
常時出力電圧Voが出力されるようになっている。当該
IC内部において、入力端子12および出力端子14は
それぞれ入力電源線15および出力電源線16に接続さ
れており、入力端子13はグランド線17に接続されて
いる。
【0015】入力電源線15と出力電源線16との間に
は、PNP形のトランジスタQ11(出力トランジスタ
に相当)のエミッタ・コレクタ間が接続されている。こ
のトランジスタQ11はトランジスタQ12(電流検出
回路、検出用トランジスタに相当)とともにマルチコレ
クタ構造をなしており、両トランジスタQ11、Q12
のエミッタ面積比はN:1(N>1)となっている。こ
れにより、トランジスタQ12には、トランジスタQ1
1のコレクタ電流すなわち電源回路11の出力電流Io
の1/Nの大きさを持つ検出電流Idが流れる。上記エ
ミッタ面積比は、後述するバイアス制御を行うのに十分
な検出電流Idを得られ、且つ検出電流Idが流れるこ
とによる損失が極力小さくなるように決められている。
【0016】入力電源線15とグランド線17との間に
は、基準電圧Vrを生成するバンドギャップ基準電圧回
路18、誤差増幅器として機能するオペアンプ19、お
よびこれらバンドギャップ基準電圧回路18とオペアン
プ19にバイアス電流を供給する定電流回路20が接続
されている。また、出力電源線16とグランド線17と
の間には、抵抗R11とR12との直列回路からなる分
圧回路21が接続されている。この分圧回路21は、出
力電圧Voの分圧電圧を検出電圧Vdとして出力する出
力電圧検出回路である。上記基準電圧Vrおよび検出電
圧Vdは、それぞれオペアンプ19の非反転入力端子お
よび反転入力端子に与えられている。
【0017】NPN形のトランジスタQ13は、トラン
ジスタQ11、Q12を駆動する出力制御トランジスタ
で、そのコレクタはトランジスタQ11、Q12のベー
スに接続され、そのエミッタは抵抗R13を介してグラ
ンド線17に接続され、そのベースはオペアンプ19の
出力端子に接続されている。オペアンプ19にはその出
力電圧を制限するためのクランプ回路が内蔵されてお
り、このクランプ電圧と抵抗R13の抵抗値とに基づい
て、トランジスタQ11、Q12の最大ベース電流が決
定されるようになっている。
【0018】トランジスタQ12のコレクタは抵抗R1
4を介してグランド線17に接続されており、その抵抗
R14の両端子間にはNPN形のトランジスタQ14の
ベース・エミッタ間が接続されている。これら抵抗R1
4とトランジスタQ14とは、後述する定電流回路23
の動作を制御するバイアス制御回路22(制御回路に相
当)を構成している。
【0019】入力電源線15と上記トランジスタQ14
のコレクタとの間には、トランジスタQ15〜Q20と
抵抗R15〜R18とからなる周知構成の定電流回路2
3(バイアス回路に相当)が接続されている。PNP形
のトランジスタQ15、Q16、Q17は、そのエミッ
タが入力電源線15に接続され、そのベースが共通に接
続されている。このうちトランジスタQ17のコレクタ
とグランド線17との間には過熱検出回路24が接続さ
れている。この過熱検出回路24(異常検出回路に相
当)は、上記定電流回路23からバイアス電流を得るこ
とにより動作し、図示しないダイオードの順方向電圧に
基づいてICの過熱状態を検出するようになっている。
このIC過熱の原因は、出力トランジスタQ11のコレ
クタ損失による発熱である。
【0020】次に、上記構成を持つ電源回路11の動作
について説明する。バンドギャップ基準電圧回路18、
オペアンプ19および定電流回路20は、バッテリ電圧
VBの供給を受けて常時動作状態となっている。誤差増
幅器として機能するオペアンプ19は、基準電圧Vrと
検出電圧Vdとが一致するようにトランジスタQ13を
介してトランジスタQ11のベース電流を制御する。こ
れにより、過熱検出回路24による過熱保護動作が実行
されない限り、出力電圧Voは基準電圧Vrにより指令
される一定電圧に制御される。
【0021】トランジスタQ11を介して出力電流Io
が流れると、その1/Nの大きさを持つ検出電流Idが
トランジスタQ12のコレクタからバイアス制御回路2
2の抵抗R14に流れ、抵抗R14の両端子間に電圧降
下が生じる。トランジスタQ14は、そのオン状態にお
けるベース・エミッタ間電圧をVF、抵抗R14の抵抗
値を符号と同じR14で表すと、次の(1)式が成立す
る条件の下でオン状態となる。 Io≧VF×N/R14 …(1)
【0022】出力電流Ioが増加してしきい値電流(V
F×N/R14)以上になると、トランジスタQ11の
コレクタ損失が増えてICが過熱する虞が出てくる。こ
の場合には、トランジスタQ14がオンとなり、定電流
回路23にバイアス電流が流れ、定電流回路23は定電
流動作を行う。これに伴って、入力電源線15からトラ
ンジスタQ17を介して過熱検出回路24に対し一定の
バイアス電流が流れ、過熱検出回路24は過熱検出動作
を行う。この過熱検出回路24は、ICが過熱状態にあ
ることを検出すると、トランジスタQ13のベース電圧
を低下させ出力トランジスタQ11をオフするとともに
図示しないCPUに対し過熱信号を出力する過熱保護動
作を実行する。
【0023】これに対し、出力電流Ioが減少してしき
い値電流(VF×N/R14)未満になると、トランジ
スタQ11のコレクタ損失が減少してICが過熱する虞
がなくなる。この場合には、トランジスタQ14がオフ
となり、定電流回路23へのバイアス電流が遮断され、
定電流回路23は定電流動作を停止する。これに伴っ
て、トランジスタQ17がオフして過熱検出回路24へ
のバイアス電流が遮断され、過熱検出回路24は過熱検
出動作を停止する。
【0024】このように本実施形態によれば、バイアス
制御回路22は、出力電流Ioが小さくICの過熱が発
生する虞のない場合に、定電流回路23へのバイアス電
流の供給を停止することにより過熱検出回路24へのバ
イアス電流の供給を停止させる。これにより、ICの消
費電流は、これら定電流回路23および過熱検出回路2
4のバイアス電流だけ低減し、その分だけ車載バッテリ
の消費を抑えることができる。また、バイアス制御回路
22は、出力電流Ioが大きくICの過熱が発生する虞
のある場合に、定電流回路23および過熱検出回路24
を動作させるので、ICを過熱状態から保護することが
できる。
【0025】検出電流Idは出力電流Ioに比例するの
で、出力電流Ioが小さいほど検出電流Idが低下し消
費電流が低減する。また、バイアス制御回路22は、ト
ランジスタQ14と抵抗R14とからなる簡単な構成で
あって、出力電流Ioがしきい値電流(VF×N/R1
4)未満である限りトランジスタQ14には電流が流れ
ないので、バイアス制御回路22を付加したことによる
消費電流の増加を極力抑えることができる。
【0026】本実施形態では、イグニッションスイッチ
がオンの時、ECUは主電源回路から電源供給を受ける
ので、電源回路11の出力電流Ioは非常に小さくな
る。また、イグニッションスイッチがオフの時にも、電
源回路11の出力電流IoはRAMをバックアップする
のに必要な比較的小さい値となる。従って、イグニッシ
ョンスイッチのオンオフ状態にかかわらず、出力電流I
oはしきい値電流(VF×N/R14)以下となり、消
費電流は定電流回路23および過熱検出回路24のバイ
アス電流だけ定常的に低減する。このように、本発明を
出力電流Ioの小さいバックアップ電源などに適用する
ことにより、消費電流の低減効果が一層大きくなる。
【0027】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について、電源回路の電気的構成を示す図2を
参照しながら説明する。この図2に示す電源回路25
は、図1に示した電源回路11に対し電流検出回路の構
成が異なっている。すなわち、ICの入力端子12とト
ランジスタQ11のエミッタとの間の入力電源線15に
は抵抗R19(検出用抵抗に相当)が介在しており、そ
の抵抗R19の両端子間にはPNP形のトランジスタQ
21(検出用トランジスタに相当)のエミッタ・ベース
間が接続されている。トランジスタQ21のコレクタ
は、抵抗R20を介してトランジスタQ14のベースに
接続されている。この抵抗R19、R20とトランジス
タQ21とにより電流検出回路26が構成されている。
【0028】この構成において、トランジスタQ11が
流し出す出力電流Ioは、検出用の抵抗R19にも流れ
るので、抵抗R19の両端子間には出力電流Ioに比例
した電圧降下が生じる。抵抗R19の抵抗値を符号と同
じR19で表すと、トランジスタQ21は、次の(2)
式が成立する条件の下でオン状態となる。 Io≧VF/R19 …(2)
【0029】トランジスタQ21がオンすると、そのコ
レクタから抵抗R20とR14とを介して電流が流れ、
抵抗R14の両端子間の電圧がVF以上になるとトラン
ジスタQ14がオンとなる。抵抗R14、R19、R2
0の各抵抗値は、トランジスタQ11のコレクタ損失に
よりICの過熱状態が生じ得る条件の下でトランジスタ
Q14がオンとなるように設定されている。
【0030】本実施形態によれば、出力電流Ioが小さ
くICの過熱が発生する虞のない場合に、Q14がオフ
となり定電流回路23および過熱検出回路24へのバイ
アス電流の供給が停止するので、第1の実施形態と同様
に消費電流の低減が図られる。また、出力電流Ioが大
きくICの過熱が発生する虞のある場合には、トランジ
スタQ21、Q14がオンとなり定電流回路23ひいて
は過熱検出回路24が動作するので、ICを過熱から保
護することができる。
【0031】また、出力電流Ioが小さく(VF/R1
9)未満である場合には、トランジスタQ21がオフと
なってバイアス制御回路22に対する入力電流も遮断さ
れるので、消費電流を一層低減することができる。従っ
て、第1の実施形態と同様に、本発明を出力電流Ioの
小さいバックアップ電源などに適用することにより、消
費電流の低減効果がより大きくなる。
【0032】(その他の実施形態)なお、本発明は上記
し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではな
く、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
異常検出回路は過熱検出回路24に限らず、例えば過電
流検出回路など出力トランジスタQ11に流れる電流が
増大した場合に生じ得る種々の異常状態の発生を検出す
る回路であっても良い。バイアス制御回路22に替え
て、検出電流Idと所定の基準電流とを比較するコンパ
レータであって消費電流の小さいものを用いても良い。
これにより、過熱検出回路24が動作を開始する出力電
流Ioのしきい値の精度が高まる。
【0033】トランジスタQ14をMOSトランジスタ
により構成しても良い。この場合には、当該MOSトラ
ンジスタのゲート・ソース間にツェナーダイオードなど
のゲート保護回路を付加することが好ましい。その他の
トランジスタについてもMOSトランジスタにより構成
しても良い。電源回路の回路形態はシリーズレギュレー
タ(リニアレギュレータ)の形態に限定されず、スイッ
チングレギュレータの形態であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す電源回路の電気
的構成図
【図2】本発明の第2の実施形態を示す図1相当図
【図3】従来技術を示す図1相当図
【符号の説明】
11、25は電源回路、22はバイアス制御回路(制御
回路)、23は定電流回路(バイアス回路)、24は過
熱検出回路(異常検出回路)、26は電流検出回路、Q
11はトランジスタ(出力トランジスタ)、Q12はト
ランジスタ(電流検出回路、検出用トランジスタ)、Q
21はトランジスタ(検出用トランジスタ)、R19は
抵抗(検出用抵抗)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G053 AA01 AA14 BA01 CA02 EB04 EC03 FA05 5H430 BB01 BB05 BB09 BB11 EE02 FF02 FF07 FF08 FF13 HH03 LA07 LA10 LA15 LA26 LB06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷に対し電流を流し出す出力トランジ
    スタを備えた電源回路において、 前記出力トランジスタに流れる電流を検出する電流検出
    回路と、 前記出力トランジスタに流れる電流が増大した場合に生
    じ得る異常状態の発生を検出する異常検出回路と、 前記電流検出回路により検出された電流が所定のしきい
    値電流以上となる電流条件の下で前記異常検出回路を動
    作させる制御回路とを備えて構成されていることを特徴
    とする電源回路。
  2. 【請求項2】 前記異常検出回路に対して動作用のバイ
    アス電流を与えるバイアス回路を備え、 前記制御回路は、前記電流条件の下で前記バイアス回路
    を動作させることを特徴とする請求項1記載の電源回
    路。
  3. 【請求項3】 前記電流検出回路は、前記出力トランジ
    スタとともにマルチコレクタ構造をなす検出用トランジ
    スタであることを特徴とする請求項1または2記載の電
    源回路。
  4. 【請求項4】 前記電流検出回路は、前記出力トランジ
    スタと直列に接続された検出用抵抗と、この検出用抵抗
    の両端電圧に基づいてオンオフ動作する検出用トランジ
    スタとから構成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の電源回路。
  5. 【請求項5】 前記異常検出回路は、過熱検出回路であ
    ることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の
    電源回路。
  6. 【請求項6】 車両に搭載された電子制御回路に対する
    バックアップ用電源であることを特徴とする請求項1な
    いし5の何れかに記載の電源回路。
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