JP3451954B2 - 電圧比較回路 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリ電圧を基
準にモニタ電圧と基準電圧との比較を行ない、モニタ電
圧と基準電圧との電位差が、あらかじめ設定された電圧
以上になったことを検知可能な電圧比較回路に関するも
のである。 【0002】 【従来の技術】車載電子システムにおいて、コントロー
ルユニットが駆動する負荷の電源は一般的にバッテリで
あることが多い。従って、負荷の診断を行なう時に、負
荷に発生する電圧をモニタし、モニタ電圧とバッテリ電
圧との差電圧から負荷の状態を判断するという手法も多
く用いられている。例えば、コントロールユニットが負
荷の上流を制御するハイサイド駆動方式における、負荷
短絡時に発生する過電流状態からコントロールユニット
を保護する為の過電流検知方式も前記手法の一例として
挙げられる。 【0003】以下に説明する過電流検知方式は、コント
ロールユニットとバッテリとの間に挿入された電流検出
用シャント抵抗の上流電圧(=バッテリ電圧)およびシ
ャント抵抗の下流電圧をモニタし、シャント抵抗両端の
電位差は負荷に流れる電流に比例する為、シャント抵抗
両端の電位差が増大したことから負荷の過電流状態を検
知し、コントロールユニットから負荷への通電を停止さ
せるものである。過電流検知は過電流状態からコントロ
ールユニットを保護することが目的であるので、短絡検
知の即時性が重要である。従って、短時間で過電流を検
知することが可能なハードウェアにて検知回路を構成す
るのが一般的である。以下に説明する過電流検知方式で
は、シャント抵抗の上流電圧(=バッテリ電圧)とシャ
ント抵抗の下流電圧の電位差が、過電流に相当する設定
電圧以上になったことを検知する為のハードウェアとし
て電圧比較回路が用いられている。 【0004】従来の電圧比較回路としては、例えば図4
に示すようなものがある。図4は全体として過電流検知
回路を示しており、負荷に流れる電流をシャント抵抗で
電圧に置き換え、シャント抵抗両端の電位差を電圧比較
回路によって検知する回路となっている。01は負荷、
02は負荷駆動用のパワーMOS、03はパワーMOS
を駆動するドライバ、04は電流検出用のシャント抵抗
である。05は電圧比較回路であり、抵抗Ra06、抵
抗Rb07、抵抗Rc08、抵抗Rd09、およびコン
パレータ010を有する。負荷01に接続される電源は
バッテリ[VB]であり、パワーMOS02がONする
とバッテリから負荷01に電流が供給される。この時、
負荷01に流れる電流値[IL]は、負荷01の抵抗値
をRL、パワーMOS02のオン抵抗をRon、シャン
ト抵抗04の抵抗値をRSとすると、 IL=VB/(RL+RS+Ron)≒VB/RL …式1 (RL≫RS、Ron) となる。よって短絡等の負荷異常により抵抗RLが減少
した場合、電流[IL]が増大する。そこで、電圧比較
回路05にて電流[IL]の増大を検知し、パワーMO
S02をOFFさせることにより、過電流状態からの保
護を行なうことが本回路の目的となる。 【0005】まず、従来の電圧比較回路05の特性を計
算式によって説明する。シャント抵抗04の上流電圧は
[VB]であるので、シャント抵抗04の下流電圧は
[VB−RS・IL]となり、電圧比較回路05は電流
[IL]の増大をシャント抵抗04両端の電位差、すな
わち[RS・IL]から検知する。電圧比較回路05は
抵抗Ra06〜Rd09およびコンパレータ010から
構成される。シャント抵抗04の上流電圧[VB]を抵
抗Rc08と抵抗Rd09とによって分圧した電圧[V
ref]がコンパレータ010の+側に入力される。ま
た、シャント抵抗04の下流電圧[VB−RS・IL]
を抵抗Ra06と抵抗Rb07とによって分圧した電圧
[Vsns]がコンパレータ010の−側に入力され
る。ここで説明する従来の電圧比較回路05では、抵抗
Ra06〜Rd09には次の関係が成立している。 Rb/(Ra+Rb)> Rd/(Rc+Rd) …式2 【0006】ドライバ03は、コンパレータ010がH
レベルを出力した時には過電流状態とみなし、パワーM
OS02を強制的にOFFさせるものとする。過電流と
みなす状態、すなわちコンパレータ010がHレベルを
出力している時には、下記の式3〜式5の条件が成立し
ている。但し、ここではコンパレータ010はオフセッ
ト電圧や入力バイアス電流が無視できる理想的なコンパ
レータと仮定している。 Vref > Vsns …式3 Vref={Rd/(Rc+Rd)}・VB …式4 Vsns={Rb/(Ra+Rb)}・(VB−RS・IL) …式5 ここで、シャント抵抗04両端の電位差[Voc=RS
・IL]を定義すると、式2〜式5から過電流とみなす
状態におけるシャント抵抗04両端の電位差[Voc]
は次の通りとなる。 Voc > VB・(1−RC) …式6 但し、RC={Rd・(Ra+Rb)/Rb・(Rc+Rd)}<1 【0007】次に従来の電圧比較回路05における過電
流状態の検知電圧[Voc]とバッテリ電圧[VB]と
の関係を図5を用いて説明する。図5におけるx軸はV
B電圧を示し、y軸はVsns電圧を示している。Vs
ns電圧は負荷に電流が流れていない[IL=0]の時
は実線020となり、電流[IL]に応じて実線020
以下の電圧をとりうる。一方Vref電圧は 式4より
破線021で示され、Vsns電圧が破線021を下回
った時に過電流とみなす。過電流の検知電圧[Voc]
は、式6に示されるようにVBの一次の項を含むため、
検知電圧[Voc]は当然VB電圧に比例することにな
る。また、コントロールユニットのバッテリ電圧範囲は
通常VB=9〜16Vのような幅を持っている。従来の
電圧比較回路05では、VB=9Vの時の検知電圧02
2と、VB=16Vの時の検知電圧023とが明らかに
異なることが図5からもわかる。すなわち、従来の電圧
比較回路05では、検知電圧の幅をVB=9Vの時とV
B=16Vの時で16/9≒1.8倍、設計的に持って
いるということである。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】以上述べてきたよう
に、従来の電圧比較回路05では、検知する電圧をバッ
テリ電圧[VB]に対する抵抗分圧比のみで生成してい
る為、VB変動に対する依存性を持つことが設計的に避
けられない構成となっている。また、回路トータルとし
ての検知電圧ばらつきには従来の電圧比較回路05が持
っている電圧VB依存性のように設計的に起因するもの
に加え、分圧する抵抗の精度やコンパレータ010のオ
フセット電圧のように部品単体の性能に起因するものも
考えられる。故に、従来の電圧比較回路05では、回路
トータルのばらつきを考慮して設計をした場合、設計起
因のばらつきすなわちバッテリ電圧VB依存性が、回路
トータルとして要求されているばらつき範囲を占める割
合が大きい時は、反対に部品単体の精度の方が要求され
る為、コストアップにつながりやすいという可能性を含
んでいる。 【0009】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたもので、バッテリ電圧を基準にモニタ電圧と
基準電圧との比較を行なう時、前記モニタ電圧と基準電
圧とをそれぞれ同じ分圧比を持つ抵抗器で分圧して検知
電圧のバッテリ電圧依存性をキャンセルし、検知電圧自
体は安定した電圧源と抵抗器からなる電流源により基準
電圧側における分圧後の電位をレベルシフトして発生さ
せることによって、バッテリ電圧範囲の広い自動車用と
してもバッテリ電圧変動の影響を受けず、安定した検知
電圧を持つ電圧比較回路を提供することを目的としてい
る。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の電圧比較回路は、第一の入力電圧を
分圧した電圧を出力する第一の抵抗分圧器と、この第一
の抵抗分圧器と等しい分圧比を有し、第二の入力電圧を
分圧した電圧を出力する第二の抵抗分圧器と、定電圧が
印加される抵抗器を有し、この抵抗器の抵抗値に反比例
した定電流を出力する電流源と、一方の入力が前記第一
の分圧手段の出力および前記電流源に接続され、他方の
入力が前記第二の分圧手段に接続され、前記第一の入力
電圧と第二の入力電圧とを比較するコンパレータと、を
有する構成とした。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は実施の形態1の構成を示す
図である。この図1は、全体として過電流検知回路を示
しており、負荷に流れる電流をシャント抵抗で電圧に置
き換え、シャント抵抗両端の電位差を電圧比較回路によ
って検知する回路となっている。図において、1は負
荷、2は負荷駆動用のパワーMOS、3はパワーMOS
を駆動するドライバ、4は電流検出用のシャント抵抗で
ある。5は電圧比較回路であり、抵抗Ra6、抵抗Rb
7、抵抗Rc8、抵抗Rd9、コンパレータ10、およ
び電流源11を有する。 【0012】ここで説明する過電流検知回路も、図4で
説明した回路と同様に、負荷1に流れる電流[IL]と
シャント抵抗4両端の電位差が比例することから、電圧
比較回路5にてシャント抵抗4両端の電位差が増大した
ことを検知し、ドライバ3にてパワーMOS2をOFF
させることにより、過電流状態から回路の保護を行なう
ことが目的である。 【0013】まず本実施の形態における電圧比較回路5
の特性を計算式によって説明する。電圧比較回路5は抵
抗Ra6〜Rd9、コンパレータ10および抵抗Rre
f12、トランジスタQa13、トランジスタQb14
とからなる電流源11によって構成される。シャント抵
抗4の上流電圧[VB]を抵抗Rc8と抵抗Rd9とに
よって分圧し、さらに電流源11に流れ込む定電流[I
ref]によって分圧後の電圧を検知電圧分だけレベル
シフトさせた電圧[Vref]がコンパレータ10の+
側に入力される。一方、シャント抵抗4の下流電圧[V
B−RS・IL]を抵抗Ra6と抵抗Rb7とによって
分圧した電圧[Vsns]がコンパレータ10の−側に
入力される。本実施の形態における電圧比較回路5では
抵抗Ra6〜Rd9には次の関係が成立している。 Rb/(Ra+Rb)= Rd/(Rc+Rd) …式7 ここでドライバ3は、コンパレータ10がHレベルを出
力した時に過電流とみなし、パワーMOS2を強制的に
OFFさせるものとする。 【0014】過電流とみなす状態、すなわちコンパレー
タ10がHレベルを出力している時には、下記の条件が
成立している。但し、ここではコンパレータ10はオフ
セット電圧や入力バイアス電流が無視できる理想的なコ
ンパレータと仮定している。 Vref > Vsns …式8 Vref={Rd/(Rc+Rd)}・VB −{Rc・Rd/(Rc+Rd)}・Iref …式9 Vsns={Rb/(Ra+Rb)}・(VB−RS・IL)…式10 ここで、シャント抵抗4両端の電位差[Voc=RS・
IL]を定義すると、式7〜式10から過電流とみなす
状態におけるシャント抵抗4両端の電位差[Voc]は
次の通りとなる。 Voc > Rc・Iref …式11 【0015】ここで電流[Iref]を生成する電流源
11の構成について説明する。電流源11はカレントミ
ラー回路であり、12は抵抗[Rref]、13,14
はそれぞれnpn型トランジスタQa、Qbである。定
電圧源Vccからは抵抗Rref12を介してトランジ
スタQb14のコレクタが接続される。また、トランジ
スタQb14のコレクタとベースおよびトランジスタQ
a13のベースは接続されている。一方、トランジスタ
Qa13,Qb14のエミッタは接地される。トランジ
スタQa13のコレクタに流れる電流が定電流[Ire
f]となる。ここで、Qa13とQb14が同じエミッ
タ面積を持つトランジスタであるとすれば、電流[Ir
ef]は次のように表される。 Iref=(Vcc−VBE)/Rref …式12 (VBE:トランジスタのベース・エミッタ間電圧) 【0016】従って、図1における、過電流とみなす状
態におけるシャント抵抗4両端の電位差[Voc]は
、式11、式12より次の通りとなる。 Voc >(Rc/Rref)・(Vcc−VBE) …式13 【0017】次に本実施の形態による電圧比較回路5に
おける過電流の検知電圧[Voc]とバッテリ電圧[V
B]との関係を図2を用いて説明する。図2におけるx
軸はVB電圧を示し、y軸はVsns電圧を示してい
る。Vsns電圧は負荷1に電流が流れていない[IL
=0]の時は実線20となり、電流[IL]に応じて実
線20以下の電圧をとりうる。一方Vref電圧は 式
より破線21で示されることから、Vsns電圧が破線
21を下回った時に過電流とみなす。 【0018】過電流の検知電圧[Voc]は、式13に
示されるようにVBの項を含まないため、検知電圧[V
oc]は当然VB電圧の影響を受けない。このことは、
図2における、VB=9Vの時の検知電圧22と、VB
=16Vの時の検知電圧23とが等しくなっているとい
うことからもわかる。 【0019】以上説明してきたように、本実施の形態に
よる電圧比較回路5は、コンパレータ10に入力される
基準電圧とモニタ電圧との分圧比を等しくし、安定した
電源と抵抗とによる定電流によって検知電圧を生成する
構成とした為、バッテリ電圧依存性の無い、検知電圧の
設定を可能としている。 【0020】一般的に半導体集積回路内に抵抗を作り込
む場合は、絶対精度としては〜±30%程度となってし
まうが、同一チップの近接した抵抗間における相対精度
は±2%程度が実現可能である。 【0021】本実施の形態における電圧比較回路5で
は、検知電圧はVcc電源と抵抗の比によって設定でき
る為、半導体集積回路によって実現する場合でも、精度
の良い安定した検知電圧を得ることができる。 【0022】次に実施の形態2を説明する。図3に実施
の形態2の構成を示す。図1に示した実施の形態1とは
電流源31の構成が異なる以外は同じ構成であるため、
同一の構成部分には同一の符号を付してその説明を省略
する。図1に示した実施の形態1における電流源11は
VB依存性は無いが、温度係数が約−2mV/℃という
トランジスタのベース・エミッタ間電圧VBEの項を含
む為、定電流[Iref]は温度依存性を持つ。従っ
て、図1に示した実施の形態1では、検知電圧が温度変
動によってばらついてしまうという欠点を持っている。 【0023】図3における電流源31は、図1における
電流源11の欠点であった温度特性のキャンセルについ
て着目したものであり、電源Vccから抵抗Re37と
抵抗Rf38とで分圧して電圧[Vop]を生成し、オ
ペアンプ36によって抵抗Rref32下流の電圧を負
帰還により常に[Vop]となるようにコントロールす
る為、電流[Iref]はトランジスタQb34,Qc
35のVBEに因らず、 Iref=(Vcc−Vop)/Rref …式14 となる。従って、図3に示す電流源31では、VBEの
温度特性の影響を無くし、VB変動に対しても温度変動
に対しても安定な電流を生成することが可能である。 【0024】 【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の電圧
比較回路においては、バッテリ電圧範囲の広い自動車用
としてもバッテリ電圧変動の影響を受けず、精度の良い
安定した検知電圧を得ることができるという効果が得ら
れる。
準にモニタ電圧と基準電圧との比較を行ない、モニタ電
圧と基準電圧との電位差が、あらかじめ設定された電圧
以上になったことを検知可能な電圧比較回路に関するも
のである。 【0002】 【従来の技術】車載電子システムにおいて、コントロー
ルユニットが駆動する負荷の電源は一般的にバッテリで
あることが多い。従って、負荷の診断を行なう時に、負
荷に発生する電圧をモニタし、モニタ電圧とバッテリ電
圧との差電圧から負荷の状態を判断するという手法も多
く用いられている。例えば、コントロールユニットが負
荷の上流を制御するハイサイド駆動方式における、負荷
短絡時に発生する過電流状態からコントロールユニット
を保護する為の過電流検知方式も前記手法の一例として
挙げられる。 【0003】以下に説明する過電流検知方式は、コント
ロールユニットとバッテリとの間に挿入された電流検出
用シャント抵抗の上流電圧(=バッテリ電圧)およびシ
ャント抵抗の下流電圧をモニタし、シャント抵抗両端の
電位差は負荷に流れる電流に比例する為、シャント抵抗
両端の電位差が増大したことから負荷の過電流状態を検
知し、コントロールユニットから負荷への通電を停止さ
せるものである。過電流検知は過電流状態からコントロ
ールユニットを保護することが目的であるので、短絡検
知の即時性が重要である。従って、短時間で過電流を検
知することが可能なハードウェアにて検知回路を構成す
るのが一般的である。以下に説明する過電流検知方式で
は、シャント抵抗の上流電圧(=バッテリ電圧)とシャ
ント抵抗の下流電圧の電位差が、過電流に相当する設定
電圧以上になったことを検知する為のハードウェアとし
て電圧比較回路が用いられている。 【0004】従来の電圧比較回路としては、例えば図4
に示すようなものがある。図4は全体として過電流検知
回路を示しており、負荷に流れる電流をシャント抵抗で
電圧に置き換え、シャント抵抗両端の電位差を電圧比較
回路によって検知する回路となっている。01は負荷、
02は負荷駆動用のパワーMOS、03はパワーMOS
を駆動するドライバ、04は電流検出用のシャント抵抗
である。05は電圧比較回路であり、抵抗Ra06、抵
抗Rb07、抵抗Rc08、抵抗Rd09、およびコン
パレータ010を有する。負荷01に接続される電源は
バッテリ[VB]であり、パワーMOS02がONする
とバッテリから負荷01に電流が供給される。この時、
負荷01に流れる電流値[IL]は、負荷01の抵抗値
をRL、パワーMOS02のオン抵抗をRon、シャン
ト抵抗04の抵抗値をRSとすると、 IL=VB/(RL+RS+Ron)≒VB/RL …式1 (RL≫RS、Ron) となる。よって短絡等の負荷異常により抵抗RLが減少
した場合、電流[IL]が増大する。そこで、電圧比較
回路05にて電流[IL]の増大を検知し、パワーMO
S02をOFFさせることにより、過電流状態からの保
護を行なうことが本回路の目的となる。 【0005】まず、従来の電圧比較回路05の特性を計
算式によって説明する。シャント抵抗04の上流電圧は
[VB]であるので、シャント抵抗04の下流電圧は
[VB−RS・IL]となり、電圧比較回路05は電流
[IL]の増大をシャント抵抗04両端の電位差、すな
わち[RS・IL]から検知する。電圧比較回路05は
抵抗Ra06〜Rd09およびコンパレータ010から
構成される。シャント抵抗04の上流電圧[VB]を抵
抗Rc08と抵抗Rd09とによって分圧した電圧[V
ref]がコンパレータ010の+側に入力される。ま
た、シャント抵抗04の下流電圧[VB−RS・IL]
を抵抗Ra06と抵抗Rb07とによって分圧した電圧
[Vsns]がコンパレータ010の−側に入力され
る。ここで説明する従来の電圧比較回路05では、抵抗
Ra06〜Rd09には次の関係が成立している。 Rb/(Ra+Rb)> Rd/(Rc+Rd) …式2 【0006】ドライバ03は、コンパレータ010がH
レベルを出力した時には過電流状態とみなし、パワーM
OS02を強制的にOFFさせるものとする。過電流と
みなす状態、すなわちコンパレータ010がHレベルを
出力している時には、下記の式3〜式5の条件が成立し
ている。但し、ここではコンパレータ010はオフセッ
ト電圧や入力バイアス電流が無視できる理想的なコンパ
レータと仮定している。 Vref > Vsns …式3 Vref={Rd/(Rc+Rd)}・VB …式4 Vsns={Rb/(Ra+Rb)}・(VB−RS・IL) …式5 ここで、シャント抵抗04両端の電位差[Voc=RS
・IL]を定義すると、式2〜式5から過電流とみなす
状態におけるシャント抵抗04両端の電位差[Voc]
は次の通りとなる。 Voc > VB・(1−RC) …式6 但し、RC={Rd・(Ra+Rb)/Rb・(Rc+Rd)}<1 【0007】次に従来の電圧比較回路05における過電
流状態の検知電圧[Voc]とバッテリ電圧[VB]と
の関係を図5を用いて説明する。図5におけるx軸はV
B電圧を示し、y軸はVsns電圧を示している。Vs
ns電圧は負荷に電流が流れていない[IL=0]の時
は実線020となり、電流[IL]に応じて実線020
以下の電圧をとりうる。一方Vref電圧は 式4より
破線021で示され、Vsns電圧が破線021を下回
った時に過電流とみなす。過電流の検知電圧[Voc]
は、式6に示されるようにVBの一次の項を含むため、
検知電圧[Voc]は当然VB電圧に比例することにな
る。また、コントロールユニットのバッテリ電圧範囲は
通常VB=9〜16Vのような幅を持っている。従来の
電圧比較回路05では、VB=9Vの時の検知電圧02
2と、VB=16Vの時の検知電圧023とが明らかに
異なることが図5からもわかる。すなわち、従来の電圧
比較回路05では、検知電圧の幅をVB=9Vの時とV
B=16Vの時で16/9≒1.8倍、設計的に持って
いるということである。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】以上述べてきたよう
に、従来の電圧比較回路05では、検知する電圧をバッ
テリ電圧[VB]に対する抵抗分圧比のみで生成してい
る為、VB変動に対する依存性を持つことが設計的に避
けられない構成となっている。また、回路トータルとし
ての検知電圧ばらつきには従来の電圧比較回路05が持
っている電圧VB依存性のように設計的に起因するもの
に加え、分圧する抵抗の精度やコンパレータ010のオ
フセット電圧のように部品単体の性能に起因するものも
考えられる。故に、従来の電圧比較回路05では、回路
トータルのばらつきを考慮して設計をした場合、設計起
因のばらつきすなわちバッテリ電圧VB依存性が、回路
トータルとして要求されているばらつき範囲を占める割
合が大きい時は、反対に部品単体の精度の方が要求され
る為、コストアップにつながりやすいという可能性を含
んでいる。 【0009】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたもので、バッテリ電圧を基準にモニタ電圧と
基準電圧との比較を行なう時、前記モニタ電圧と基準電
圧とをそれぞれ同じ分圧比を持つ抵抗器で分圧して検知
電圧のバッテリ電圧依存性をキャンセルし、検知電圧自
体は安定した電圧源と抵抗器からなる電流源により基準
電圧側における分圧後の電位をレベルシフトして発生さ
せることによって、バッテリ電圧範囲の広い自動車用と
してもバッテリ電圧変動の影響を受けず、安定した検知
電圧を持つ電圧比較回路を提供することを目的としてい
る。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の電圧比較回路は、第一の入力電圧を
分圧した電圧を出力する第一の抵抗分圧器と、この第一
の抵抗分圧器と等しい分圧比を有し、第二の入力電圧を
分圧した電圧を出力する第二の抵抗分圧器と、定電圧が
印加される抵抗器を有し、この抵抗器の抵抗値に反比例
した定電流を出力する電流源と、一方の入力が前記第一
の分圧手段の出力および前記電流源に接続され、他方の
入力が前記第二の分圧手段に接続され、前記第一の入力
電圧と第二の入力電圧とを比較するコンパレータと、を
有する構成とした。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は実施の形態1の構成を示す
図である。この図1は、全体として過電流検知回路を示
しており、負荷に流れる電流をシャント抵抗で電圧に置
き換え、シャント抵抗両端の電位差を電圧比較回路によ
って検知する回路となっている。図において、1は負
荷、2は負荷駆動用のパワーMOS、3はパワーMOS
を駆動するドライバ、4は電流検出用のシャント抵抗で
ある。5は電圧比較回路であり、抵抗Ra6、抵抗Rb
7、抵抗Rc8、抵抗Rd9、コンパレータ10、およ
び電流源11を有する。 【0012】ここで説明する過電流検知回路も、図4で
説明した回路と同様に、負荷1に流れる電流[IL]と
シャント抵抗4両端の電位差が比例することから、電圧
比較回路5にてシャント抵抗4両端の電位差が増大した
ことを検知し、ドライバ3にてパワーMOS2をOFF
させることにより、過電流状態から回路の保護を行なう
ことが目的である。 【0013】まず本実施の形態における電圧比較回路5
の特性を計算式によって説明する。電圧比較回路5は抵
抗Ra6〜Rd9、コンパレータ10および抵抗Rre
f12、トランジスタQa13、トランジスタQb14
とからなる電流源11によって構成される。シャント抵
抗4の上流電圧[VB]を抵抗Rc8と抵抗Rd9とに
よって分圧し、さらに電流源11に流れ込む定電流[I
ref]によって分圧後の電圧を検知電圧分だけレベル
シフトさせた電圧[Vref]がコンパレータ10の+
側に入力される。一方、シャント抵抗4の下流電圧[V
B−RS・IL]を抵抗Ra6と抵抗Rb7とによって
分圧した電圧[Vsns]がコンパレータ10の−側に
入力される。本実施の形態における電圧比較回路5では
抵抗Ra6〜Rd9には次の関係が成立している。 Rb/(Ra+Rb)= Rd/(Rc+Rd) …式7 ここでドライバ3は、コンパレータ10がHレベルを出
力した時に過電流とみなし、パワーMOS2を強制的に
OFFさせるものとする。 【0014】過電流とみなす状態、すなわちコンパレー
タ10がHレベルを出力している時には、下記の条件が
成立している。但し、ここではコンパレータ10はオフ
セット電圧や入力バイアス電流が無視できる理想的なコ
ンパレータと仮定している。 Vref > Vsns …式8 Vref={Rd/(Rc+Rd)}・VB −{Rc・Rd/(Rc+Rd)}・Iref …式9 Vsns={Rb/(Ra+Rb)}・(VB−RS・IL)…式10 ここで、シャント抵抗4両端の電位差[Voc=RS・
IL]を定義すると、式7〜式10から過電流とみなす
状態におけるシャント抵抗4両端の電位差[Voc]は
次の通りとなる。 Voc > Rc・Iref …式11 【0015】ここで電流[Iref]を生成する電流源
11の構成について説明する。電流源11はカレントミ
ラー回路であり、12は抵抗[Rref]、13,14
はそれぞれnpn型トランジスタQa、Qbである。定
電圧源Vccからは抵抗Rref12を介してトランジ
スタQb14のコレクタが接続される。また、トランジ
スタQb14のコレクタとベースおよびトランジスタQ
a13のベースは接続されている。一方、トランジスタ
Qa13,Qb14のエミッタは接地される。トランジ
スタQa13のコレクタに流れる電流が定電流[Ire
f]となる。ここで、Qa13とQb14が同じエミッ
タ面積を持つトランジスタであるとすれば、電流[Ir
ef]は次のように表される。 Iref=(Vcc−VBE)/Rref …式12 (VBE:トランジスタのベース・エミッタ間電圧) 【0016】従って、図1における、過電流とみなす状
態におけるシャント抵抗4両端の電位差[Voc]は
、式11、式12より次の通りとなる。 Voc >(Rc/Rref)・(Vcc−VBE) …式13 【0017】次に本実施の形態による電圧比較回路5に
おける過電流の検知電圧[Voc]とバッテリ電圧[V
B]との関係を図2を用いて説明する。図2におけるx
軸はVB電圧を示し、y軸はVsns電圧を示してい
る。Vsns電圧は負荷1に電流が流れていない[IL
=0]の時は実線20となり、電流[IL]に応じて実
線20以下の電圧をとりうる。一方Vref電圧は 式
より破線21で示されることから、Vsns電圧が破線
21を下回った時に過電流とみなす。 【0018】過電流の検知電圧[Voc]は、式13に
示されるようにVBの項を含まないため、検知電圧[V
oc]は当然VB電圧の影響を受けない。このことは、
図2における、VB=9Vの時の検知電圧22と、VB
=16Vの時の検知電圧23とが等しくなっているとい
うことからもわかる。 【0019】以上説明してきたように、本実施の形態に
よる電圧比較回路5は、コンパレータ10に入力される
基準電圧とモニタ電圧との分圧比を等しくし、安定した
電源と抵抗とによる定電流によって検知電圧を生成する
構成とした為、バッテリ電圧依存性の無い、検知電圧の
設定を可能としている。 【0020】一般的に半導体集積回路内に抵抗を作り込
む場合は、絶対精度としては〜±30%程度となってし
まうが、同一チップの近接した抵抗間における相対精度
は±2%程度が実現可能である。 【0021】本実施の形態における電圧比較回路5で
は、検知電圧はVcc電源と抵抗の比によって設定でき
る為、半導体集積回路によって実現する場合でも、精度
の良い安定した検知電圧を得ることができる。 【0022】次に実施の形態2を説明する。図3に実施
の形態2の構成を示す。図1に示した実施の形態1とは
電流源31の構成が異なる以外は同じ構成であるため、
同一の構成部分には同一の符号を付してその説明を省略
する。図1に示した実施の形態1における電流源11は
VB依存性は無いが、温度係数が約−2mV/℃という
トランジスタのベース・エミッタ間電圧VBEの項を含
む為、定電流[Iref]は温度依存性を持つ。従っ
て、図1に示した実施の形態1では、検知電圧が温度変
動によってばらついてしまうという欠点を持っている。 【0023】図3における電流源31は、図1における
電流源11の欠点であった温度特性のキャンセルについ
て着目したものであり、電源Vccから抵抗Re37と
抵抗Rf38とで分圧して電圧[Vop]を生成し、オ
ペアンプ36によって抵抗Rref32下流の電圧を負
帰還により常に[Vop]となるようにコントロールす
る為、電流[Iref]はトランジスタQb34,Qc
35のVBEに因らず、 Iref=(Vcc−Vop)/Rref …式14 となる。従って、図3に示す電流源31では、VBEの
温度特性の影響を無くし、VB変動に対しても温度変動
に対しても安定な電流を生成することが可能である。 【0024】 【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の電圧
比較回路においては、バッテリ電圧範囲の広い自動車用
としてもバッテリ電圧変動の影響を受けず、精度の良い
安定した検知電圧を得ることができるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態1の構成を示す図である。
【図2】実施の形態1のVB電圧依存性を示す説明図で
ある。 【図3】実施の形態2の構成を示す図である。 【図4】従来例の構成を示す図である。 【図5】従来例のVB電圧依存性を示す説明図である。 【符号の説明】 1 負荷 2 パワーMOS 3 ドライバ 4 シャント抵抗 5 電圧比較回路 6 抵抗Ra 7 抵抗Rb 8 抵抗Rc 9 抵抗Rd 10 コンパレータ 11 電流源 12 抵抗Rref 13 トランジスタQa 14 トランジスタQb 20 Vsns電圧 21 Vref電圧 22 VB=9Vの時の検知電圧 23 VB=16Vの時の検知電圧 31 電流源 32 抵抗Rref 33 トランジスタQa 34 トランジスタQb 35 トランジスタQc 36 オペアンプ 37 抵抗Re 38 抵抗Rf
ある。 【図3】実施の形態2の構成を示す図である。 【図4】従来例の構成を示す図である。 【図5】従来例のVB電圧依存性を示す説明図である。 【符号の説明】 1 負荷 2 パワーMOS 3 ドライバ 4 シャント抵抗 5 電圧比較回路 6 抵抗Ra 7 抵抗Rb 8 抵抗Rc 9 抵抗Rd 10 コンパレータ 11 電流源 12 抵抗Rref 13 トランジスタQa 14 トランジスタQb 20 Vsns電圧 21 Vref電圧 22 VB=9Vの時の検知電圧 23 VB=16Vの時の検知電圧 31 電流源 32 抵抗Rref 33 トランジスタQa 34 トランジスタQb 35 トランジスタQc 36 オペアンプ 37 抵抗Re 38 抵抗Rf
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(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G01R 19/165
G01R 31/36
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 第一の入力電圧を分圧した電圧を出力す
る第一の抵抗分圧器と、 この第一の抵抗分圧器と等しい分圧比を有し、第二の入
力電圧を分圧した電圧を出力する第二の抵抗分圧器と、 定電圧が印加される抵抗器を有し、この抵抗器の抵抗値
に反比例した定電流を出力する電流源と、 一方の入力が前記第一の分圧手段の出力および前記電流
源に接続され、他方の入力が前記第二の分圧手段に接続
され、前記第一の入力電圧と第二の入力電圧とを比較す
るコンパレータと、を有することを特徴とする電圧比較
回路。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP23938098A JP3451954B2 (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 電圧比較回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23938098A JP3451954B2 (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 電圧比較回路 |
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| JP2000065870A JP2000065870A (ja) | 2000-03-03 |
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ID=17043931
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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1998
- 1998-08-26 JP JP23938098A patent/JP3451954B2/ja not_active Expired - Fee Related
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