JPH1153677A - 車載用電子制御装置 - Google Patents
車載用電子制御装置Info
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- JPH1153677A JPH1153677A JP9210951A JP21095197A JPH1153677A JP H1153677 A JPH1153677 A JP H1153677A JP 9210951 A JP9210951 A JP 9210951A JP 21095197 A JP21095197 A JP 21095197A JP H1153677 A JPH1153677 A JP H1153677A
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- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
- Dc Digital Transmission (AREA)
- Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
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Abstract
ト装置との間を2線式で接続し、電源の供給と通信とを
可能にする。 【解決手段】 エアバック装置20は、センタ装置21
でエアバック43を膨張させる制御を行うため、離れた
位置のサテライト装置22からの通信を受信する。サテ
ライト装置22は、センタ装置21から供給される電力
のための電源供給線23を用い、出力素子44を断続さ
せて、消費電流に重畳させて電流通信を行う。サテライ
ト装置22に供給される電源電圧は、センタ電源29に
よって安定化される。電流通信は、電流検出抵抗25の
両端の電位差を差動増幅器35で増幅することによって
受信され、コンパレータ37で弁別され、マイクロコン
ピュータ31に入力される。電流カット回路40を作動
させれば、サテライト装置22に供給する電流を遮断す
ることもできる。
Description
1または複数のサテライト装置でデータの収集と処理と
を行い、センタ装置で総合的な制御を行う車載用電子制
御装置に関する。
のシステムなどでは、車体に加わる衝撃力を検出する部
分と、車両の乗員保護のためにエアバックを膨張させる
部分とが離れていることが多く、センタ装置とサテライ
ト装置とに分けられる分散型の電子制御システムが使用
されている。エアバックに関連して、たとえば特開平8
−48209には、自動車の操縦ハンドル側および車体
側間でデータおよびエネルギを送るために、環状のコア
を利用して相対的な回転を許容する先行技術が開示され
ている。しかしながら、環状のコアを利用する場合は、
自動車の操縦ハンドル内部にエアバックユニットを設
け、外部から動作用の電力を供給するような、距離的に
は近い場合に限られる。
席や助手席の前方にエアバック装置を設けるような場合
には、たとえば図5に示すようなセンタ装置1とサテラ
イト装置2とに分散し、電源供給線3、信号線4および
接地線5の3線式配線を行う方式が従来から知られてい
る。センタ装置1側では、マイクロコンピュータ6がコ
ンパレータ7によって受信されるサテライト装置2から
の信号に従って制御を行う。コンパレータ7の入力側に
は、プルアップ抵抗8が接続されている。センタ電源9
は、電源供給線3および接地線5を介してサテライト装
置2に対する電源供給を行う。コンパレータ7に入力さ
れるサテライト装置2からの通信信号は、接地線5の電
圧を基準として信号線4に送出される。
給される電源電圧を、サテライト電源10でたとえば5
Vに安定化して、サテライト装置2内のマイクロコンピ
ュータ11などに供給する。サテライト装置2内には、
サテライト装置2が設けられている場所への衝撃力を加
速度として検出するGセンサ12が設けられ、Gセンサ
12の検出出力はマイクロコンピュータ11に与えられ
る。マイクロコンピュータ11は、トランジスタなどの
出力素子13を介して、信号線4にセンタ装置1への通
信内容を電圧信号として送出する。出力素子13と信号
線4との間には、保護抵抗14が設けられる。
式の車載用電子制御装置では、センタ装置1とサテライ
ト装置2との間を接続する接続配線の本数が3本必要に
なるので、ワイヤハーネスの数の点で不利になる。また
信号線4は、線路インピーダンスが高くなるので、外来
のノイズを受けやすくなる。サテライト装置2から送出
される電圧信号にノイズが混入すると、コンパレータ7
では電圧信号を誤検出しやすくなり、耐ノイズ性の面で
も不利になる。電源供給線3にたとえば高周波の信号を
重畳させ、信号線4を用いない2線式も考えられるけれ
ども、高周波信号の送信と受信とのための専用の回路な
どの複雑な構成を必要とし、また電源供給線3から車両
に搭載される他の電子制御装置などへのノイズが発生し
やすくなる。
装置との間を2線式で接続し、簡単な構成でサテライト
装置からセンタ装置への通信が可能な車載用電子制御装
置を提供することである。
位置に搭載され、センタ装置と、センタ装置から電力が
供給されて動作するサテライト装置とから成る車載用電
子制御装置において、センタ装置に設けられ、サテライ
ト装置に供給する電源電圧を安定化する電力供給手段
と、サテライト装置に設けられ、センタ装置から供給さ
れる電源電圧を安定化してサテライト装置内に供給する
電圧安定手段と、サテライト装置に設けられ、サテライ
ト装置内で消費する電流に、サテライト装置からセンタ
装置へ伝達する情報に対応して変化する通信電流を重畳
させる電流通信手段と、センタ装置に設けられ、サテラ
イト装置に供給する電流の変化を検出し、サテライト装
置から伝達される通信を受信する通信受信手段とを含む
ことを特徴とする車載用電子制御装置である。
イト装置に電力供給手段によって電源電圧を安定化して
電力が供給される。サテライト装置は、センタ装置から
供給される電源電圧を電圧安定手段でさらに安定化して
サテライト装置内に供給するとともに、電流通信手段で
サテライト装置からセンタ装置へ伝達する情報に対応し
て変化する通信電流を、サテライト装置内で消費する電
流に重畳する。センタ装置の通信受信手段は、サテライ
ト装置に供給する電流の変化を検出し、サテライト装置
から伝達される通信を受信する。センタ装置からサテラ
イト装置には電力を供給するだけで、サテライト装置か
らの信号電流を受信することができるので、センタ装置
とサテライト装置との間は専用の信号線を用いずに、電
力供給線で信号線を兼ね、接地線との2線式で電力供給
および信号の受信を行うことができる。センタ装置から
サテライト装置に供給する電源電圧は電力供給手段で安
定化されているので、サテライト装置の電源電圧の変動
をほとんど生じることはなく、電流通信機能が阻害され
ずに有効に利用することができる。
ライト装置に供給する電流を遮断する機能を備えること
を特徴とする。
ト装置に供給する電流を遮断することができるので、サ
テライト装置に異常が生じていると判定されるようなと
きには電流を遮断して、動作を停止させることができ
る。
タ装置がリセット状態となるとき、サテライト装置に供
給する電流を遮断することを特徴とする。
態となると、サテライト装置からの通信を正常に受信す
ることができなくなるので、サテライト装置に供給する
電流を遮断してサテライト装置も停止させることができ
る。センタ装置のリセット状態が終了すると、サテライ
ト装置へ供給する電源電圧の供給を再開し、正常に通信
を再開させることができる。
に供給される電源電圧を監視し、電源電圧の低下時に、
サテライト装置への供給電流を遮断する電源監視手段を
含むことを特徴とする。
タ装置に供給される電源電圧を監視して、電源電圧の低
下時にサテライト装置へ供給する電流を遮断するので、
電力供給手段によってサテライト装置に供給する電源電
圧が不安定になるような状態での通信を停止し、確実な
状態でのみ通信を行うことができる。
昇圧する内部昇圧手段を備えることを特徴とする。
を昇圧する内部昇圧手段が備えられているので、センタ
装置に供給される電源電圧の低下を電源監視手段によっ
て監視し、電源電圧の低下時にサテライト装置への供給
電流を遮断することによって、内部昇圧手段の負荷を低
下させることができる。これによって内部昇圧手段の負
担を減らし、内部昇圧手段の低電流での設計を可能とし
て、小型化や低消費電流化を測ることができる。
に供給される電源電圧を監視し、電源電圧の低下時に、
前記通信制御手段を制御して、サテライト装置からの通
信を受付けなくする電源監視手段を含むことを特徴とす
る。
低下したときに、サテライト装置からの通信を受付けな
いようにするので、サテライト装置からの電流通信を受
信する通信受信手段が動作補償領域外で通信することを
防ぎ、確実に通信を受信することができるときのみ動作
させることができる。
装置から供給される電源電圧を監視し、電源電圧が予め
定める基準範囲から外れるとき、電源電圧異常として検
知する異常検知手段を備えることを特徴とする。
タ装置から供給される電源電圧を監視して、予め定める
基準範囲から外れるときには、センタ装置またはサテラ
イト装置での電源関係の故障の可能性が大きく、通信を
正常に行うことができないおそれがあるので、サテライ
ト装置側からセンタ装置側に通信で伝達し、センタ装置
側で電流遮断などの処置を取るようにすることができ
る。
体への衝撃を検出する衝撃センサを備え、前記電源通信
手段は、衝撃センサの検出値をセンタ装置に伝達し、セ
ンタ装置は、前記通信受信手段によって受信される衝撃
センサの検出値に基づいて、エアバックを膨張させて車
両の乗員の保護を行うエアバック保護手段を備えること
を特徴とする。
乗員の保護をエアバック保護手段によって行う際に、離
れた位置のサテライト装置から、衝撃力の検出結果を信
頼性の高い状態でセンタ装置に通信し、センタ装置で適
切に通信を利用して制御を行うことができる。
よる車載用電子制御装置としてのエアバック装置20の
概略的な電気的構成を示す。エアバック装置20は、セ
ンタ装置21と1または複数のサテライト装置22とに
よって構成され、電源供給線23および接地線24の2
線式で電気的に接続される。サテライト装置22からセ
ンタ装置21への通信は、電源供給線23からサテライ
ト装置22へ供給される電流値の変化で行われ、センタ
装置21側には電流値の変化を検出するための電流検出
抵抗25が設けられる。センタ装置21のマイクロコン
ピュータ26は、通信受信手段27によって電流検出抵
抗25で検出される電流の変化に基づく信号を受信し、
受信結果に従ってエアバック装置28を作動させ、エア
バックを膨張させて乗員の保護を行う。センタ装置21
には、サテライト装置22に電源供給線23を介して動
作用の電力を供給するセンタ電源29が設けられる。電
流検出抵抗25は、センタ電源29の出力側と電源供給
線23との間に挿入される。
0が設けられ、センタ装置21のセンタ電源29から電
源供給線23を介して送られる電源電圧をたとえば5V
に低下させて安定化する。サテライト電源30によって
安定化された電源電圧は、マイクロコンピュータ31お
よびGセンサ32などに供給される。Gセンサ32は、
サテライト装置22に与えられる衝撃力に基づく加速度
を検出する。マイクロコンピュータ31は、Gセンサ3
2の出力に基づいて加速度の大きさを判定し、判定結果
をトランジスタなどの出力素子33を用いて、電源供給
線23を介してセンタ装置21に伝達させる。出力素子
33は、電源供給線23を介してセンタ装置21から供
給される電力の入力部を、出力素子33のスイッチング
動作によって断続的に短絡させ、サテライト装置22内
で消費する電流の変化に重畳させる。過大な電流から保
護するために、出力素子33には直列に保護抵抗34も
設けられている。電源供給線23を介してセンタ装置2
1からサテライト装置22に供給される電源電流は、出
力素子33が導通状態になるとサテライト装置22の通
常に消費する電流よりも増大したり、出力素子33が遮
断するときには通常の消費電流値に戻ったりする変化を
行う。センタ装置21ではセンタ電源29が出力電圧を
安定化しているので、電源供給線23を介して供給され
る電源電圧が安定化されているのでほとんど変動を生じ
ることはなく、正確に電流通信を行うことができる。
27は、電流検出抵抗25の両端に発生する電圧を増幅
する差動増幅器35、差動増幅器35の出力電圧を基準
電圧36を基準として、コンパレータ37でハイレベル
またはローレベルの論理値が判定され、マイクロコンピ
ュータ26に安定結果が入力される。基準電圧36は、
マイクロコンピュータ26から変化させることもでき
る。またマイクロコンピュータ26には、差動増幅器3
5の出力も入力され、マイクロコンピュータ26に内蔵
するアナログ/デジタル(以下「A/D」と略称する)
変換回路を介して、差動増幅器35の出力電圧を直接デ
ジタルデータとして読込むこともできる。
8、DC/DC昇圧回路39および電流カット回路40
などが含まれる。レギュレート回路38は、DC/DC
昇圧回路39からの昇圧された電源電圧、たとえば12
V程度が安定化して供給される。DC/DC昇圧回路3
9は、車両のバッテリや発電機から供給される電源電圧
を必要に応じて昇圧させる。レギュレート回路38は、
電源供給線23を介してサテライト装置22に供給する
電源電圧、たとえば10Vを安定化すると同時に、電流
カット回路40によって、供給する電流を遮断すること
もできる。
するGセンサ41、エアバックを膨張させるための点火
を行う点火回路42および保護用のエアバック43を含
む。マイクロコンピュータ31がエアバックの膨張を指
令すると、点火回路42によってエアバック43の膨張
が開始される。
定電圧素子45、平滑コンデンサ46、制御素子47、
プルアップ抵抗49およびバイアス抵抗49を含む。出
力素子44であるNPNトランジスタのベースと接地と
の間には、ツエナダイオードなどの定電圧素子45が接
続され、ベースの電圧を一定に保つ。出力素子44であ
るNPNトランジスタではベース電圧が一定に保たれる
ので、エミッタ電圧、すなわち出力電圧は、ベース電圧
と一定の差である順方向ベース・エミッタ間電圧Vbe
だけ低い電圧となる。マイクロコンピュータ26は、制
御素子47であるNPNトランジスタがON状態となる
ように制御すれば、出力素子44であるNPNトランジ
スタのベース電圧を定電圧素子45のツエナ電圧よりも
低く下げ、サテライト装置22に供給する電流を遮断す
る電源カット機能が実現される。
回路38との間には、コンデンサ51が設けられ、車両
のバッテリ52や発電機などから電流が供給されなくな
っても、一定時間センタ装置21やサテライト装置22
が動作可能なように電荷を蓄えておく。たとえば車両の
衝突時などでは、エンジンが停止して発電機からの電力
が停止し、さらにバッテリ52が外れて、センタ装置2
1への電源の供給が完全に停止する場合もあり得る。こ
のような場合には、コンデンサ51に蓄えられている電
荷で、エアバック43を膨張させ、車両の乗員を保護す
る必要がある。なお、DC/DC昇圧回路39の動作停
止時などでも、バッテリ52からレギュレート回路38
に電力が供給されるように、ダイオード53がDC/D
C昇圧回路39に並列に挿入されている。
源30の出力電圧を、抵抗55を介して出力素子である
NPNトランジスタのベースに与えている。サテライト
装置22のマイクロコンピュータ31は、サテライト電
源30の出力電圧が一定値以下に停止すると、リセット
状態となり、サテライト電源30の出力電圧が所定値以
上に上昇してから、改めて設定されるプログラムに従う
動作を開始する。マイクロコンピュータ31は、サテラ
イト電源30に電源供給線23を介して供給される電源
電圧を監視する機能も有する。
グ動作によって流れる通信電流が、電源電流に重畳され
てセンタ装置21に伝達される状態を示す。出力素子3
3がOFF状態のときには、通常の消費電流Ioが流れ
る。出力素子33がON状態となると、通常の消費電流
Ioの2倍の通信電流2Ioが流れる。このように通信
電流は通常の電源電流に比較して大きく変化するので、
センタ装置21に設けられる電流検出抵抗25の値が小
さくても、充分に検出することができる。さらに差動増
幅器35によって電流検出抵抗25の両端の電圧は増幅
されるので、通信電流の変化による電源電圧の変動を充
分に抑制することができる。
す。ステップa1から動作を開始し、ステップa2では
センタ装置の電源がONとなるように投入される。ステ
ップa3では、センタ装置21のマイクロコンピュータ
26がリセットされる。マイクロコンピュータ26は、
パワーONリセット機能を備え、電源電圧が供給されて
も一定時間はリセット状態となり、リセット解除後に改
めて所定のプログラムの実行を開始する。ステップa4
では、ステップa3のリセットに伴って、ハードウエア
的にサテライト装置22に供給する電流を遮断する。マ
イクロコンピュータ26から制御装置47のNPNトラ
ンジスタのベースへの出力がリセット状態でハイインピ
ーダンス状態またはハイレベルとなるようにしておけ
ば、制御装置47がON状態となり、出力素子44を遮
断状態として電源カットを行うことができる。
ト電源カットは、一定時間にわたって行われ、一定時間
が経過すると、ステップa5で通信の受信を行う。ステ
ップa6では、電源監視手段として、センタ装置21に
供給される電源電圧を監視し、電源電圧が所定値よりも
低下しているか否かを判断する。低下していると判断さ
れるときには、ステップa7でサテライト装置22に供
給する電源のカットを行い、一定時間後にステップa5
に戻る。ステップa6で、センタ装置21に供給される
電源電圧の低下が検出されないときには、ステップa8
で、センタ内の電源電圧が低下しているか否かを判断す
る。DC/DC昇圧回路29などの異常で電源電圧が停
止する可能性があり、そのような場合には、ステップa
9で通信受信を停止する。一定時間経過後、再びステッ
プa8に戻り、電源電圧低下状態が解消しているか否か
を判断する。ステップa8で、電源電圧低下が検出され
ないときには、ステップa10で、たとえばサテライト
装置22から伝達される通信内容で、サテライト装置へ
供給する電源のカットを行う条件が成立しているか否か
を判断する。成立していると判断されるときには、ステ
ップa11で、サテライト装置へ供給する電源のカット
を行い、一定時間経過を待って再びステップa10に戻
る。電源カットの条件が成立していないと判断されると
きには、ステップa12で、センタ装置21に供給され
る電源電圧がOFFになっているか否かを判断する。O
FFになっていないと判断されるときにはステップa5
に戻り、電源OFFと判断されるときには、ステップa
13で動作を終了する。なお、ステップa6からステッ
プa7によるサテライト電源カットや、ステップa8か
らステップa9による通信受信停止、あるいはステップ
a10からステップa11によるサテライト電源カット
の処理は、必ずしも全部行う必要はなく、いずれか1つ
であっても、あるいは2つを組合わせて行ってもよい。
を示す。ステップb1から動作を開始し、ステップb2
ではセンタ装置21から電源供給線23を介するサテラ
イト電源の供給が開始される。ステップb3ではマイク
ロコンピュータ31が備えるパワーONリセット機能に
よって、リセット状態となる。一定時間経過後、ステッ
プb4ではサテライト電源30の出力電圧のモニタを行
う。ステップb5で出力電圧が遮断状態であるか否かを
判断する。遮断状態であると判断されるときには、ステ
ップb3に戻り、リセット状態となる。ステップb5で
遮断状態でないと判断されるときには、ステップb6
で、設定数よりハイ側にずれているか否かを判断する。
ハイ側にずれていると判断されるときには、ステップb
7で電流通信機能を利用してセンタ装置側に伝達する。
ステップb6で、サテライト電源30の出力電圧がハイ
側にはずれていないと判断されるときには、ステップb
8でロー側にずれているか否かを判断する。ずれている
と判断されるときには、ステップb9で、センタ装置に
電流通信機能を利用して伝達を行う。ステップb6およ
びステップb7またはステップb8およびステップb9
で、サテライト電源30の出力電圧が設定数よりもハイ
側またはロー側に外れている原因としては、センタ装置
21側のセンタ電源29の故障か、サテライト電源30
の故障かが考えられる。このような場合には通信が正常
に行われないおそれがあるので、サテライト装置22側
で検出し、センタ装置側に伝達で、サテライト装置22
に対して電源カットなどを行わせる。サテライト装置2
2としては、ステップb7またはステップb9の後、ま
たはステップb8で設定値よりもロー側でないと判断さ
れるときには、ステップb10でGセンサ32の検出の
データ処理などを行い、ステップb11でデータについ
ての電流通信を行い、ステップb4に戻る。ステップb
4からステップb9まででは、サテライト電源30の出
力電圧の監視が行われるので、センタ装置21側で電源
カットが行われていれば、ステップb5で検出して、ス
テップb3のリセット状態に移行することができる。
装置20としてのセンタ装置21に対し、サテライト装
置22は1:1の比率で設けられているけれども、サテ
ライト装置22を複数設け、電流検出抵抗25および通
信受信手段27をサテライト装置22にそれぞれ対応し
て設ければ、同様に電力を供給しながら電流通信を行う
ことができる。また、車両に必要となる他の制御もエア
バック装置20と同様に行うこともできる。
置とサテライト装置との間を2線式で接続し、電源電圧
の安定した供給と、確実な電流通信とを行うことができ
る。
れてサテライト装置に電力を供給する電力供給手段は、
電圧を安定化して供給するとともに、必要に応じて電流
の遮断を行うこともできる。
ト状態となると、電力供給手段はサテライト装置に供給
する電流を遮断するので、サテライト装置からの電流信
号を正常に受信することができない状態でサテライト装
置から通信が行われるのを防ぐことができる。
れる電源電圧が低下した状態で、サテライト装置に供給
される電源電圧も低下し、サテライト装置内での電源電
圧が不安定な状態で行われる電流通信を停止して、確実
な通信を行うことができる。
昇圧手段が設けられ、電源電圧の低下時にはサテライト
装置に供給する電流を遮断するので、内部昇圧手段の負
担が低減されて、低電流での設計が可能となり、内部昇
圧手段の小型化や低価格化を図ることができる。
電圧が低下したときには、通信受信手段がサテライト装
置からの通信を受付けないように制御するので、通信受
信手段の動作補償領域外での受信を停止し、誤動作を防
ぐことができる。
センタ装置からサテライト装置に供給される電源電圧の
異常を検出することができるので、電流通信機能を用い
てセンタ装置に異常検出結果を伝達し、供給電流遮断な
どの対策を取らせることができる。
撃力を検出するサテライト装置と、エアバックを展開さ
せて車両の乗員を保護するエアバック装置を備えるセン
タ装置とで、車体に受ける衝撃の方向や場所に応じた適
切な乗員の保護を行うことができる。
示すブロック図である。
ートである。
チャートである。
的な電気的構成を示すブロック図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 車両の離れた位置に搭載され、センタ装
置と、センタ装置から電力が供給されて動作するサテラ
イト装置とから成る車載用電子制御装置において、 センタ装置に設けられ、サテライト装置に供給する電源
電圧を安定化する電力供給手段と、 サテライト装置に設けられ、センタ装置から供給される
電源電圧を安定化してサテライト装置内に供給する電圧
安定手段と、 サテライト装置に設けられ、サテライト装置内で消費す
る電流に、サテライト装置からセンタ装置へ伝達する情
報に対応して変化する通信電流を重畳させる電流通信手
段と、 センタ装置に設けられ、サテライト装置に供給する電流
の変化を検出し、サテライト装置から伝達される通信を
受信する通信受信手段とを含むことを特徴とする車載用
電子制御装置。 - 【請求項2】 前記電力供給手段は、サテライト装置に
供給する電流を遮断する機能を備えることを特徴とする
請求項1記載の車載用電子制御装置。 - 【請求項3】 前記電力供給手段は、センタ装置がリセ
ット状態となるとき、サテライト装置に供給する電流を
遮断することを特徴とする請求項2記載の車載用電子制
御装置。 - 【請求項4】 センタ装置は、センタ装置に供給される
電源電圧を監視し、電源電圧の低下時に、サテライト装
置への供給電流を遮断する電源監視手段を含むことを特
徴とする請求項2または3記載の車載用電子制御装置。 - 【請求項5】 センタ装置は、電源電圧を昇圧する内部
昇圧手段を備えることを特徴とする請求項4記載の車載
用電子制御装置。 - 【請求項6】 センタ装置は、センタ装置に供給される
電源電圧を監視し、電源電圧の低下時に、前記通信制御
手段を制御して、サテライト装置からの通信を受付けな
くする電源監視手段を含むことを特徴とする請求項2ま
たは3記載の車載用電子制御装置。 - 【請求項7】 サテライト装置は、センタ装置から供給
される電源電圧を監視し、電源電圧が予め定める基準範
囲から外れるとき、電源電圧異常として検知する異常検
知手段を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれ
かに記載の車載用電子制御装置。 - 【請求項8】 前記サテライト装置は、車体への衝撃を
検出する衝撃センサを備え、 前記電源通信手段は、衝撃センサの検出値をセンタ装置
に伝達し、 センタ装置は、前記通信受信手段によって受信される衝
撃センサの検出値に基づいて、エアバックを膨張させて
車両の乗員の保護を行うエアバック保護手段を備えるこ
とを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の車載用
電子制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9210951A JPH1153677A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 車載用電子制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9210951A JPH1153677A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 車載用電子制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1153677A true JPH1153677A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16597812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9210951A Pending JPH1153677A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 車載用電子制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1153677A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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1997
- 1997-08-05 JP JP9210951A patent/JPH1153677A/ja active Pending
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