JP2904342B2 - ガスコック - Google Patents
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Description
るものである。
出通路とを有するガスコック本体に栓が回動自在に収容
されていて、ハンドルによってこの栓を回動して、ガス
流入通路とガス流出通路とを連通したり遮断したりする
構造のものがある。この種のガスコックでは、ガス流入
通路及びガス流出通路に対し種々の配管部品接続構造が
採用されている。例えば、各通路の端部がねじ孔にな
っているもの、各通路の端部に対応するガスコック本
体の外周面が雄ねじになっているもの、ガス流出通路
の端部に対応するガスコック本体の外周面がホースエン
ドになっているもの、等である。
来のガスコックの場合には、ガスコックに直接ガスコン
ロ等のガス器具を接続することができないという欠点が
あった。何故ならば、通常、ガスコックはガス流入側を
ガス管等に接続して固定する。したがって、その後にガ
スコックを回して、ガス器具をガスコックの上記ねじ
孔や雄ねじに螺合させることはできない。一方、ガス
流出側が上記ホースエンドになっているガスコックの
場合は、ガスホースを介さなければ接続不可能であるこ
とは言うまでもない。したがって、従来の配管接続構造
の場合には、ガス器具を直接ガスコックに接続すること
ができなかった。又、上記問題とは別に、ガスホース等
を介してガスコックにつないでいたガス器具をガスホー
スから外す場合に、あるいはこのガスコックからガスホ
ース等を外す場合に、過ってガスコックを開状態のまま
取り外し作業をしてしまい、ガスを放出させる危険があ
るという問題もあった。この発明は上述従来の技術の問
題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、ガス器具を直接に接続可能なガスコックと、それ
に加えて安全性により優れたガスコックを提供しようと
するところにある。
めに、請求項1に係る発明は、ガスコック本体に栓が回
動自在に収容され、ハンドルを介して上記栓を回動する
ことにより、フレキシブルホースが接続されるガス流入
通路とガス器具が接続されるガス流出通路が連通及び遮
断されるガスコックにおいて、上記ガスコック本体に筒
状をなす連結部材の一端部を、シール状態に、かつ内部
が上記ガス流出通路に連通した状態で回動自在に設け、
この連結部材の外周面にスパナ等の工具に対する工具掛
け部を形成し、上記連結部材の他端部にねじ部を形成
し、このねじ部を上記ガス器具に螺合固定することによ
り、上記ガス器具と上記ガス流出通路とを上記連結部材
の内部を介して接続することを特徴としている。請求項
2に係る発明は、上記請求項1記載のガスコックにおい
て、以下の(イ)誤操作防止用カバーと(ロ)ロック部とを
具備することを特徴としている。 (イ)上記ガスコック本体における上記連結部材に対する
支持部に突没自在に取り付けられており、外方へ突出し
た時に連結部材の工具掛け部を覆って工具掛け不能と
し、内方へ没した時に工具掛け部を露出させて工具掛け
可能とする誤操作防止カバー。 (ロ)上記ガスコック本体のガス流入通路とガス流出通路
とが連通された時に、外方へ突出した上記誤操作防止カ
バーと係合して誤操作防止カバーの内方への移動を阻止
し、上記ガス流入通路とガス流出通路が遮断されている
時には、誤操作防止カバーに対し非係合状態となる、上
記ハンドルに設けられたロック部。請求項3に係る発明
は、上記ガスコック本体と連結部材との間に円筒状の摺
動面が形成され、両摺動面間に潤滑油が注油されてこの
両摺動面間が潤滑油の油膜によりシールされていること
を特徴としている。請求項4に係る発明は、上記両摺動
面の直径差が50μm以下にされていて、上記潤滑油に
シリコーンオイルが用いられていることを特徴としてい
る。請求項5に係る発明は、上記両摺動面の直径差が1
00μm以下にされていて上記潤滑油にグリースが用い
られていることを特徴としている。
の実施の形態を図1から図9までの図面に基づいて説明
する。初めに、図1から図5の図面に基づいてこの発明
によるガスコックの第1の実施の形態について説明す
る。尚、図1から図3はガスコックが閉じられた状態を
示し、図4、図5は開かれた状態を示している。
見ると略L字形をなしている。ガスコック1は、内部に
ガス流入通路11とガス流出通路12が設けられたガス
コック本体10を有している。ガス流入通路11とガス
流出通路12は直交するように配されており、ガス流入
通路11を下方に向けてガスコック1を設置した場合、
ガスは下から流入して水平横向きに流出するようになっ
ている。尚、以下の説明では特に断りがない限り、ガス
コック1は上述姿勢を採っているものとする。
入通路11とガス流出通路12が交差する部位にはテー
パ孔状の栓収容部13が設けられており、この栓収容部
13にガス流入通路11とガス流出通路12を連通ある
いは遮断せしめる栓20が回動自在に収容されている。
栓20の外周面21は栓収容部13に対応したテーパ面
となっており、栓20はその外周面21を栓収容部13
の内壁に密接させている。又、栓20の内部には略L字
形をなすガス通路22が設けられている。このガス通路
22の一端側は常にガスコック本体10のガス流入通路
11につながっており、ガス通路22の他端側がガスコ
ック本体10のガス流出通路12につながった時にガス
流入通路11とガス流出通路12は接続されてガスが流
通可能となり、それ以外の時には上記ガス通路22の他
端側は栓収容部13の壁面によって塞がれ、ガス流入通
路11とガス流出通路12は栓20によって遮断される
こととなる。
コック本体10の上方に配置されたハンドル30に連結
されており、栓20はこのハンドル30によって回動せ
しめられるようになっている。ただし、ハンドル30は
図示しない規制機構により回動角度を90°に規制され
ており、ガスコック1が閉状態の時にハンドル30の円
筒部31の上面に設けられたつまみ部32が平面視的に
ガスコック本体10のガス流出通路12の軸心に対して
直交するように位置し(図2参照)、この状態からハンド
ル30を図2において反時計回り方向に90°回転させ
ると、栓20も同調回転してガスコック1が開状態にな
るとともに、ハンドル30のつまみ部32がガスコック
本体10のガス流出通路12の軸心に沿って位置するよ
うになっている(図5参照)。
出通路12の外方端部に対応する部位は後述する連結部
材40に対する支持部14となっている。この支持部1
4は一種の二重管構造をなしており、小径管部15と大
径管部16を有している。そして、小径管部15の内部
がガス流出通路12となっている。大径管部16は小径
管部15よりも外方へ突出しており、小径管部15の外
側に位置する厚肉部16aと、厚肉部16aから更に外
方へ突出する薄肉部16bとから構成されている。
と、小径部41から延びる断面円形の大径部42と、大
径部42から延び、スパナ等の工具が掛けられるように
断面略六角形にされた工具掛け部43とから構成されて
いる。又、連結部材40には、工具掛け部43側の端面
に開口するねじ孔44が設けられており、このねじ孔4
4は小径部41の端面に開口する貫通孔45に連なって
いる。
スコック本体10の小径管部15を挿入させるととも
に、小径部41をガスコック本体10の大径管部16の
厚肉部16aに挿入させ、大径部42を大径管部16の
薄肉部16bに挿入させて、ガスコック本体10に対し
て回動自在に支持されており、工具掛け部43は大径管
部16よりも外方に突出している。更に、連結部材40
は、小径部41の外周面の溝に嵌め込まれた掛止リング
50の外周部を、ガスコック本体10の大径管部16の
厚肉部16aに設けられた溝に挿入させることによっ
て、ガスコック本体10に対してガス流出通路12の軸
線方向へ移動不能に支持されている。
外周面と連結部材40の貫通孔45との間にはガスが漏
れないようにシールリング51が装着されている。
おける薄肉部16bの内周面と連結部材40の大径部4
2の外周面は互いに摺動面となっている。これらガスコ
ック本体10の上記薄肉部16bの内周面と連結部材4
0の大径部42の外周面の直径差を所定に設定し、更
に、これら摺動面間に潤滑油を注油することによって、
この摺動部において極めて高い気密性を確保し、万一、
上記シールリング51が破損した場合の安全装置として
機能し、ガス漏れを確実に防ぐようになっている。尚、
上記摺動面における気密性については後で詳述する。
ける大径管部16の外側には、円筒状の誤操作防止カバ
ー60がその軸線方向へ移動可能に取り付けられてい
る。誤操作防止カバー60は図1、図2に示すように、
ガスコック本体10の内方へ最も接近して位置している
時に、その先端面をガスコック本体10の大径管部16
の先端面とほぼ面一にさせている。誤操作防止カバー6
0はその内周面の途中に段差部61を有しており、この
段差部61よりも基端側の内径が大径管部16の外径よ
り若干大きく、段差部61よりも先端側の内径が上記基
端側の内径より大径で、且つ前記連結部材40の工具掛
け部43の外接円径よりも若干大きくなっている。した
がって、誤操作防止カバー60は外方へ引き出すことが
できるようになっており、誤操作防止カバー60を外方
へ引き出すと、段差部61が連結部材40の工具掛け部
43の基端側端面に掛止して止まり、誤操作防止カバー
60の段差部61よりも先端側の部分が工具掛け部43
をほぼ覆うようになっている。
30に設けられた鍔部(ロック部)33によって内方への
移動を阻止されるようになっている。鍔部33は円筒部
31から外側へ張り出して設けられており、平面視的に
は図2に示す栓20が閉状態の時に、円筒部31の左上
1/4円弧を中心として扇形に形成されている。鍔部3
3の外縁部は下延しており、その下端は誤操作防止カバ
ー60の外周面の上端よりも下方に位置している。ただ
し、栓20が閉状態でハンドル30が図2に示す状態に
ある時に、誤操作防止カバー60がガスコック本体10
の内方へ最接近することができるように、図3に示すよ
うに、鍔部33の外縁部において誤操作防止カバー60
と干渉する部分は円弧状に削られ、凹部34となってい
る。
設けられていることにより、栓20が閉状態にあってハ
ンドル30が図2に示すようになっている場合に、栓2
0を開状態にするためには、誤操作防止カバー60を外
方へ引っ張り出さなければハンドル30の鍔部33の凹
部34が誤操作防止カバー60の外周面にぶつかって回
動することはできない。又、誤操作防止カバー60を外
方へ引っ張り出してハンドル30を回動し、ハンドル3
0を図5に示すように位置させた場合には、図4に示す
ように、誤操作防止カバー60の基部側端面がハンドル
30の鍔部33の外周面に係合するため、誤操作防止カ
バー60はそれ以上に内方へ移動することができない。
したがって、連結部材40の工具掛け部43はその殆ど
が誤操作防止カバー60に覆われ、工具掛け部43にス
パナ等の工具を掛けることができなくなり、連結部材4
0を回動することはできない。
1にはフレキシブルホース70を接続できるようになっ
ている。即ち、ガスコック本体10のガス流入通路11
側の端部には、ガス流入通路11に連なる接続口17が
設けられており、この接続口17に図3に示すように、
シールリング71及び先端に中間部材72を装着したフ
レキシブルホース70を挿入し、ガスコック本体10の
端部外面に設けられた雄ねじ部18にナット73を螺合
させ、締め付けることによってフレキシブルホース70
をガスコック本体10に接続するようになっている。
ガスコック本体10の大径管部16における薄肉部16
bの内周面と、連結部材40の大径部42の外周面との
直径差を所定に設定して、両摺動面間に潤滑油を注油し
たことにより、この摺動面における気密性を高めている
ことは前述した通りであるが、これは実験によって裏付
けられている。以下にその実験結果について述べる。
上記実施の形態のガスコック1と同一構造のものを使用
しており、上記摺動面の一方の直径が15mmで、連結
部材40の軸線方向に沿った摺動面の長さが6mmのも
のを使用した。そして、連結部材40のねじ孔44には
適宜の栓をし、ガスコック1の栓20を開状態にして、
接続口17に適宜の加圧空気供給装置を接続して、大気
圧よりも420mmH2O高い圧力の空気をガスコック
1に供給した。尚、実験時における実験室温度は20°
であった。
して信越シリコーン株式会社のシリコーンオイルKF96H
(商品名)を注油し、摺動面間の全長に亙って油膜を形成
した。その結果、粘度が30000センチストークスの
シリコーンオイルを使用した場合では、摺動面の直径差
が3〜50μmにおいてこの摺動面からの空気漏れは全
くなく(即ち、空気漏れ量はゼロ)、直径差が61μmで
空気漏れ量が2562cc/Hr、直径差が80μmで
空気漏れ量が2090cc/Hr、直径差が100μm
で空気漏れ量7508cc/Hrを測定した。
シリコーンオイルを使用した場合では、やはり摺動面の
直径差が3〜50μmにおいて摺動面からの空気漏れは
全くなく(即ち、空気漏れ量ゼロ)、直径差が61μmで
空気漏れ量が273cc/Hr、直径差が80μmで空
気漏れ量が546cc/Hr、直径差が100μmで空
気漏れ量が5818cc/Hrを測定した。
用いた場合には、上記摺動面の直径差を50μm以下に
すると空気漏れが全くみられず、摺動面における気密性
の高さが確認された。
油として日本グリース株式会社のコックグリースT-2(商
品名)を注油し、摺動面間の全長に亙って油膜を形成し
た。この場合には、上記摺動面の直径差が100μm以
下において摺動面からの空気漏れは全くなく、シリコー
ンオイルの時と同様に高い気密性が確認された。
1をガスの元管に接続した後、このガスコック1をガス
コンロ等のガス器具に直接に接続することができる。次
にその手順を説明する。
接続されたフレキシブルホースを前述の要領でガスコッ
ク本体10の接続口17に接続する。次に、誤操作防止
カバー60を内方へ移動させ、連結部材40の工具掛け
部43を充分に露出させる。そして、連結部材43のね
じ孔44に、接続すべきガス器具から延びる雄ねじ部
(図示せず)を螺合させ、連結部材40を締め込んでい
く。その際に、連結部材40の工具掛け部43にスパナ
等の工具を掛けて充分に締め付ける。これで、ガスコッ
ク1自体が回転不能であっても、ガスコック1をガス器
具に直接接続することができる。ガスコック1は、ガス
器具に接続されることにより、ガス器具に支持される。
したがって、ガスコック1を床面または壁面等に固定す
る必要はない。また、ガスコック1とガス器具とが直接
に接続されるから、それらの間にガス管を介在させる必
要もない。
操作防止カバー60を外方へ引っ張り出して、ハンドル
30を反時計回り方向へ回転させる。
と、誤操作防止カバー60が連結部材40の工具掛け部
43を殆ど覆っている。しかも、前述したように、この
状態ではハンドル30の鍔部33が誤操作防止カバー6
0の端面に掛止して、誤操作防止カバー30の内方への
移動を阻止する。したがって、連結部材40の工具掛け
部43にスパナ等の工具を掛けることができず、連結部
材40を緩めることはできない。このガスコック1の場
合、ガス器具を取り外すためには、ハンドル30を回動
して閉状態にし、誤操作防止カバー60を内方へ移動さ
せて連結部材40の工具掛け部43を露出させなけれ
ば、工具を使用して連結部材40を緩めることができな
い。したがって、誤ってガスコック1を開状態にしたま
まガス器具をガスコック1から外して、ガスを漏らすと
いう事故を防止することができる。
の形態を示すものである。図6、図7はガスコック1が
閉状態を示し、図8、図9は開状態を示している。この
ガスコック1において前述した第1の実施の形態のガス
コック1と同一態様部分については同一符号を付して説
明を省略し、異なる点についてのみ以下に説明する。
のと大きく相違する点は二つある。一つは、誤操作防止
カバー60が常に外方へ弾性付勢されている点である。
誤操作防止カバー60の内周面の途中にはリング状の突
起が設けられており、この突起とガスコック本体10の
間にスプリング65が収められていて、このスプリング
65が誤操作防止カバー60を外方へ付勢している。
又、上記突起は連結部材40の工具掛け部43の基部側
端面に掛止して、誤操作防止カバー60が飛び出してガ
スコック本体10から離脱するのを防止している。
にある。第1実施の形態におけるガスコック1のハンド
ル30では、つまみ32の下部は略円筒状の円筒部31
になっていたが、この第2実施の形態におけるガスコッ
ク1のつまみ32の下部35は、図7、図9に示すよう
に、つまみ32の長手方向の一方側に膨出する平面視略
卵形をなしており、この下部35の膨出部35aが第1
実施の形態における鍔部33に相当するロック部となっ
ている。
は、スプリング65によって誤操作防止カバー60が外
方へ付勢されているので、ガスコック1が開状態の時も
閉状態の時も通常は連結部材40の工具掛け部43は誤
操作防止カバー60によって覆われている。したがっ
て、連結部材40の工具掛け部43にスパナ等を掛ける
ことはできない。
7に示すように誤操作防止カバー60にスプリング65
の弾性に抗する力を加えて内方へ移動させると、連結部
材40の工具掛け部43を露出させることができ、ここ
にスパナ等の工具を掛けることができるようになる。
尚、ガスコック1を閉じた時に、内方へ移動させた誤操
作防止カバー60とハンドル35の下部35とが互いに
干渉し合わないように、図7でハンドル30の下部35
と誤操作防止カバー60が重複する部分においては、第
1の実施の形態における鍔部33に設けた凹部と同様
に、ハンドル30の下部35の底面の一部が凹んでい
る。
8、図9に示すように、ハンドル30の膨出部35aが
誤操作防止カバー60の端面を掛止して、誤操作防止カ
バー60の内方への移動を阻止するので、連結部材40
の工具掛け部43を露出させることはできない。
誤操作防止カバー60をハンドル30と平面視的に重複
しない位置まで外方へ引き出した後は、誤操作防止カバ
ー60から手を離しても、ハンドル30を回転すること
により、誤操作防止カバー60はハンドル30の下部3
5の外周面に押されて外方へ移動することになる。
40がガスコック本体10に回動自在に支持されている
ので、第1の実施の形態と同様にガスコック1にガス器
具を直接接続することができる。
ク1には、ガスコック本体10の支持部14に小径管
部15がない、シールリング51はガスコック本体1
0の大径管部16における厚肉部16aの内周面と連結
部材40の小径部41の外周面との間に設けられてい
る、掛止リング50はガスコック本体10の大径管部
16における薄肉部16bの内周面と連結部材40の大
径部42の外周面の間に配置されている、連結部材4
0の工具掛け部43は断面略矩形をなしている、等の細
かな構成上の相違点があるが、上述のように第1の実施
の形態のガスコック1と同一の作用効果を奏する。
ず種々の態様が採用可能である。例えば、ハンドルのロ
ック部は実施の形態の形状に限るものではなく、他の種
々の形状が採用可能であることは勿論である。又、ガス
コック本体と連結部材との間の摺動面にフッ化樹脂のよ
うな摩擦係数の極めて小さい樹脂をコーティングして滑
りをよくするようにしてもよい。又、この実施の形態の
ガスコックでは、ガスコック本体に設けられたガス流入
通路とガス流出通路が交差するように配置されている
が、これらの通路が略一直線上に位置するガスコックで
あってもよい。更に、栓の形状も上述の実施の形態の形
状に限るものではなく、球状等他の形状でもよいことは
勿論である。
明は、ガスコック本体に連結部材の一端部がガス流出通
路に連通した状態で回動可能に設けられ、連結部材の外
周面に工具掛け部が設けられ、連結部材の他端部にガス
器具に螺合されるねじ部が設けてられているので、ガス
コックをガス器具に直接接続することができる。それに
より、ガスコックを床面等に固定する必要がなくなると
ともに、ガスコックとガス器具を接続するガス管を省略
することができ、ガスコックの取付、配管のための手間
および費用を大幅に軽減することができ、しかも接続後
においてもガスコックをガス器具に対して回動させるこ
とができるという優れた効果を奏する。請求項2に係る
発明は、ガスコック本体における連結部材に対する支持
部に、連結部材の工具掛け部を覆うことが可能な誤操作
防止カバーが突没自在に取り付けられ、ハンドルにロッ
ク部が設けられていて、このロック部が、ガスコックが
開状態の時に外方に位置して工具掛け部を覆う上記誤操
作防止カバーに係合し、誤操作防止カバーの内方への移
動を阻止するようになっていることにより、ガスコック
が開状態では誤操作防止カバーを内方へ移動せしめて連
結部材の工具掛け部を露出させることができず、連結部
材を緩めることができないので、ガスコックを開けたま
まガス器具から取り外してガスを漏らすといった事故を
防止することができるという優れた効果を奏する。請求
項3から5に係る発明は、ガスコック本体と連結部材と
の間に設けられた円筒状の摺動面の気密性が高まるの
で、安全性が格段に向上する。
クを閉状態で示す縦断面図である。
面図である。
クを閉状態で示す要部縦断面図である。
面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ガスコック本体に栓が回動自在に収容さ
れ、ハンドルを介して上記栓を回動することにより、フ
レキシブルホースが接続されるガス流入通路とガス器具
が接続されるガス流出通路が連通及び遮断されるガスコ
ックにおいて、上記ガスコック本体に筒状をなす連結部材の一端部を、
シール状態に、かつ内部が上記ガス流出通路に連通した
状態で回動自在に設け、この連結部材の外周面にスパナ
等の工具に対する工具掛け部を形成し、上記連結部材の
他端部にねじ部を形成し、このねじ部を上記ガス器具に
螺合固定することにより、上記ガス器具と上記ガス流出
通路とを上記連結部材の内部を介して接続する ことを特
徴とするガスコック。 - 【請求項2】 上記請求項1記載のガスコックにおい
て、以下の(イ)誤操作防止用カバーと(ロ)ロック部とを
具備することを特徴とするガスコック。 (イ)上記ガスコック本体における上記連結部材に対する
支持部に突没自在に取り付けられており、外方へ突出し
た時に連結部材の工具掛け部を覆って工具掛け不能と
し、内方へ没した時に工具掛け部を露出させて工具掛け
可能とする誤操作防止カバー。 (ロ)上記ガスコック本体のガス流入通路とガス流出通路
とが連通された時に、外方へ突出した上記誤操作防止カ
バーと係合して誤操作防止カバーの内方への移動を阻止
し、上記ガス流入通路とガス流出通路が遮断されている
時には、誤操作防止カバーに対し非係合状態となる、上
記ハンドルに設けられたロック部。 - 【請求項3】 上記ガスコック本体と連結部材との間に
円筒状の摺動面が形成され、両摺動面間に潤滑油が注油
されてこの両摺動面間が潤滑油の油膜によりシールされ
ていることを特徴とする上記請求項1又は2記載のガス
コック。 - 【請求項4】 上記両摺動面の直径差が50μm以下に
されていて、上記潤滑油にシリコーンオイルが用いられ
ていることを特徴とする上記請求項3記載のガスコッ
ク。 - 【請求項5】 上記両摺動面の直径差が100μm以下
にされていて、上記潤滑油にグリースが用いられている
ことを特徴とする上記請求項3記載のガスコック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP8116960A JP2904342B2 (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | ガスコック |
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