JPH10231983A - 分水栓取付工具及び分水栓取付方法 - Google Patents

分水栓取付工具及び分水栓取付方法

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JPH10231983A
JPH10231983A JP94897A JP94897A JPH10231983A JP H10231983 A JPH10231983 A JP H10231983A JP 94897 A JP94897 A JP 94897A JP 94897 A JP94897 A JP 94897A JP H10231983 A JPH10231983 A JP H10231983A
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JP
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tool
water
faucet
plug
water faucet
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Application number
JP94897A
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English (en)
Inventor
Yasushige Otani
泰重 大谷
Hisashi Noguchi
久志 野口
Yasuo Toyoda
康雄 豊田
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TOYOTA SEIKI KOGYO KK
Tabuchi Co Ltd
Toyota Seiki Kogyo KK
Original Assignee
TOYOTA SEIKI KOGYO KK
Tabuchi Co Ltd
Toyota Seiki Kogyo KK
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Publication date
Application filed by TOYOTA SEIKI KOGYO KK, Tabuchi Co Ltd, Toyota Seiki Kogyo KK filed Critical TOYOTA SEIKI KOGYO KK
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L41/00Branching pipes; Joining pipes to walls
    • F16L41/04Tapping pipe walls, i.e. making connections through the walls of pipes while they are carrying fluids; Fittings therefor

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Valve Housings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、プラグ等の止水具を残存さ
せることなく該止水具により止水されていた孔部を利用
してサドル分水栓等の他の分水栓を取付けることがで
き、しかも止水具の離脱及び分水栓の取付を円滑且つ確
実に行うことができる分水栓取付工具及び取付方法を提
供することにある。 【解決手段】 本発明に係る分水栓取付工具は、分水栓
70の開口部73に着脱自在に取付可能な工具本体10と、該
工具本体10に進退自在に内挿され且つ管体90の止水具84
を保持可能な保持体30とから構成されてなる。これによ
り、止水具84を流入口72によって覆うべく分水栓70を管
体90に固定して、分水栓70に工具本体10を取付け、止水
具84を保持体30により保持した状態で、保持体30を開口
部73側へ退出せしめて管体90に止水具84を離脱した状態
で分水栓70を取付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分水栓取付工具及
び分水栓取付方法に関するものであり、例えば既に管体
に取付けられた甲形分水栓等の分水栓からサドル分水栓
に取り替えるに際して特に有用な取付工具及び方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、甲形分水栓80は、図4に示すよ
うに、内部に止めこま89を有するプラグ84を管体に螺着
入して、該プラグ84に甲形分水栓本体81を取付けること
によって、管体90に取付けられてなる。かかる甲形分水
栓80が不要になった場合には、プラグ84から甲形分水栓
本体81を離脱せしめて、管体90にプラグ84を残存させた
まま甲形分水栓80を離脱せしめることが広く一般になさ
れていた。
【0003】また、プラグが残存した管体に、サドル分
水栓を取付けるにあっては、プラグが存在しない部分を
穿孔して、プラグは残存させたまま管体にサドル分水栓
を取付ける工法が一般になされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、かかる工法
にあっては、管体にはプラグが残存したままであるの
で、他の作業中等に該プラグを不用意にバックホウバケ
ット等で引っ掛ける等によってプラグが破損して、管体
内部の流体が漏洩するおそれがあった。しかも、長年の
使用により該プラグ自体が腐食等している場合が存在し
た。
【0005】かかる問題は、プラグを離脱せしめて、プ
ラグが取付けられていた孔部を利用して、該孔部にサド
ル分水栓を取付けることにより解消でき、例えば、プラ
グを離脱せしめた孔部を長めの棒栓等によって密閉し
て、該棒栓の上部より外挿せしめたサドル分水栓を管体
に取付けて、その後に棒を孔部より離脱せしめる工法も
考えられる。
【0006】しかるに、かかる工法にあっては、プラグ
を離脱してから棒を挿入するまでの間に管体内部の流体
が噴出してしまい、棒が円滑に挿入できず、また、管体
内部の流圧により挿入されている棒が離脱し、飛び出す
おそれも存在する。
【0007】そこで、本発明はこのような問題を解決す
べくなされたものであり、本発明の第一の課題は、プラ
グ等の止水具を残存させることなく該止水具により止水
されていた孔部を利用してサドル分水栓等の他の分水栓
を取付けることができ、しかも止水具の離脱及び分水栓
の取付を円滑且つ確実に行うことができる分水栓取付工
具及び分水栓取付方法を提供することにある。また、第
二の課題は、止水具の離脱及び分水栓の取付けに際し
て、管体内部の流体の漏洩を防止することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第一の課題
を解決すべくなされたものであり、本発明に係る分水栓
取付工具としての特徴は、分水栓70の流入口72に対向す
る開口部73に着脱自在に取付けられる工具本体10と、該
工具本体10に進退自在に内挿され且つ管体90の孔部に取
付けられてなるプラグ等の止水具84を保持可能な保持体
30とから構成されてなる点にある。
【0009】該構成からなる取付工具にあっては、管体
90の孔部に取付けられてなる止水具84を流入口72によっ
て覆うべく分水栓70を管体90に固定し、止水具84を保持
体30により保持し、且つ、分水栓70に工具本体10を取付
けた状態で、保持体30を開口部73側へ退出せしめて管体
90より止水具84を離脱することにより、止水具84が取付
けられていた孔部を利用して分水栓70を管体90に取付け
ることができる。
【0010】また、本発明に係る分水栓取付工具は、前
記第二の課題を解決すべく請求項2記載の如き構成を採
用することもできる。つまり、本発明に係る分水栓取付
工具にあっては工具本体10が分水栓70に気密に取付可能
に設けられ、且つ保持体30が該工具本体10に気密状態で
進退可能に内挿されてなる構成を採用することもでき
る。
【0011】該構成からなる請求項2記載の取付工具
は、分水栓70を管体90に密接して固定し、分水栓70に工
具本体10を気密に取付けた状態で止水具84を離脱するこ
とにより、止水具84離脱時に管体90内部の流体は分水栓
70内部には流出するものの、分水栓70の開口部73には工
具本体10が気密に取付けられているので、該開口部73よ
り管体90内部の流体が流出することがなく、また保持体
30は該工具本体10に気密状態で進退するものゆえ、保持
体30と工具本体10との間からも流出することがない。
【0012】また、請求項3記載の如く工具本体10には
分水栓70の開口部73に嵌着されるアタッチメント部材20
が着脱自在に取付けられた構成を採用することもでき
る。
【0013】該構成からなる請求項3記載の取付工具に
あっては、開口部73の径が異なる分水栓70であっても、
工具本体10に取付けられたアタッチメント部材20を交換
することによって用いることができる。
【0014】また、本発明に係る分水栓取付方法として
の特徴は、請求項4記載の如く、プラグ等の止水具84に
よって孔部が止水されてなる管体90に、流入口72に対向
して開口部73を有する分水栓70を取付ける分水栓取付方
法であって、止水具84を流入口72によって覆うべく分水
栓70を管体90に固定した後、止水具84を保持しつつ管体
90より離脱せしめる点にある。
【0015】該構成からなる請求項4記載の分水栓取付
方法にあっては、止水具84を離脱することにより、止水
具84が取付けられていた孔部を利用して分水栓70を管体
90に取付けることができる。
【0016】さらに、本発明に係る分水栓取付方法は、
前記第二の課題を解決すべく請求項5記載の如き構成を
採用することもできる。つまり、請求項5記載の如く、
開口部73に取付工具1 により気密に密閉しつつ、該取付
工具1 により止水具84を保持して止水具84を離脱する構
成を採用することもできる。
【0017】該構成からなる請求項5記載の分水栓取付
方法にあっては、止水具84を離脱する際に管体90内部の
流体は分水栓70内部には流出するものの、分水栓70の開
口部73には取付工具1 が気密に取付けられているので、
該開口部73より管体90内部の流体が流出することがな
い。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明するが、管体90に取付けられた甲形分水栓80をサド
ル分水栓70に取り替える例について説明しつつ、本実施
形態の分水栓取付工具並びに分水栓取付方法を説明す
る。
【0019】まず説明するにあたり、本実施形態に用い
られる公知の甲形分水栓80、サドル分水栓70について説
明する。甲形分水栓80は、図4に示すように流路81a,81
b が二股に分岐した甲形分水栓本体81と、該甲形分水栓
本体81の下端の上胴82が外嵌着されたプラグ84とから構
成されてなる。また、該プラグ84は上部側で管体90より
突出し前記上胴82が螺着される上部雄ネジ部85と、中間
部で該雄ネジ部85より外径の大きいナット部86と、該ナ
ット部86の下方で管体90の孔部に螺着入されてなる埋込
部87とからなるプラグ本体88と、該プラグ本体88内部の
流路に螺着入された止めこま89とから構成されてなる。
【0020】さらに、サドル分水栓70は、図5に示すよ
うに、下面に流入口72、該流入口72に対向して上部に開
放した開口部73、流入口72と開口部73との中間部74より
側方に分岐した分岐口75、及び、該中間部74に出退自在
で流入口72よりの流路を開閉自在に弁体76からサドル分
水栓本体77が構成されている。該サドル分水栓本体77に
は下端部に上部サドル部78a が螺着されている。ここ
で、サドル分水栓本体77と上部サドル部78a との螺着部
分には接着剤等が介在されてなり、両者は一体不可分に
連結されてなる。また、該上部サドル部78a は、下部サ
ドル部78b とボルト79を介して連結され、管体90を挟持
するよう構成されている。
【0021】次に、本実施形態において用いられる取付
工具1 について説明する。該取付工具1 は、サドル分水
栓70の上方の開口部73に着脱自在に取付けられ内部にシ
リンダ室11を有する工具本体10と、該工具本体10に進退
自在に内挿された保持体30とから構成されている。
【0022】前記工具本体10は、サドル分水栓70の開口
部73にアタッチメント部材20を介して取付けられるもの
であるが、該アタッチメント部材20は図3に示すように
サドル分水栓70の開口部73に外嵌着され、開口部73の外
面の雄ネジと螺合可能な雌ネジ21a が内面に形成された
開口取付部21を有する。また、該アタッチメント部材20
は上部に前記工具本体10の下端部と螺合するための雄ネ
ジ22a が外周に形成された本体取付部22を有し、工具本
体10は該本体取付部22と螺合可能な雌ネジ12aが内面に
形成されたアタッチメント取付部12を有してなる。尚、
アタッチメント部材20とサドル分水栓70の開口部73とが
当接する位置に、及び、アタッチメント部材20と工具本
体10とが当接する位置に、パッキン13,13が夫々介在さ
れてなり、工具本体10は、サドル分水栓70に気密に取付
可能に設けられてなる。
【0023】また、前記保持体30は、前記工具本体10に
摺動自在且つ回転自在に内挿された外筒32と、該外筒32
に摺動自在且つ回転自在に内挿された内軸40と、該外筒
32及び内軸40の下方に着脱自在に取付けられる保持部材
50とから構成されている。
【0024】前記外筒32は、工具本体10の内面に形成さ
れるシリンダ室11内部を摺動する外鍔部33を有してな
り、該外鍔部33の外周面にはパッキン34が介在されてい
る。また、該外筒32には、外鍔部33よりも下方のシリン
ダ室11と連絡する下部連結孔35a と、外鍔部33よりも上
方のシリンダ室11と連絡する上部連結孔35b とが穿孔さ
れてなり、外筒32の摺動によってシリンダ室11内部の空
気を逃すことのできるよう設けられている。なお、工具
本体10の内面には、前記上部連結孔35b よりも上方及び
下部連結孔35a よりも下方に当接する内鍔部14,14 が形
成されており、該内鍔部14にもパッキン15,15 が介在さ
れている。上記の三つのパッキン34,15,15により外筒32
は、工具本体10に気密に内挿されてなる。
【0025】さらに、外筒32には、図3に示すように下
端に内向きに凹んだ第一段部36、及び、該第一段部36よ
りも下端でさらに内向きに凹んだ第二段部37が形成され
てなる。ここで、第一段部36には、外周面に雄ネジが形
成されてなり、また第二段部37には、外周面にスプライ
ンが形成されてなる。
【0026】また、外筒32には、図2に示すように工具
本体10の上方から突出した部位に外ハンドル部38が形成
されてなり、作業者が外筒32を回転しやすいように形成
されている。
【0027】前記内軸40も、外筒32の上方から突出した
部位に内ハンドル部41が形成されており、該内軸40は外
筒32と上下方向に摺動自在で且つ回転自在に設けられて
いるので、該内ハンドル部41は外ハンドル部38と別途回
転可能に形成されている。
【0028】さらに、内軸40には、図2に示すように外
筒32の内部上端面と当接可能なストッパー42が形成され
てなり、内軸40は該ストッパー42が外筒32の内部上端面
と当接する位置まで、外筒32に対して上下方向に摺動可
能に設けられてなる。
【0029】また、内軸40は、図3に示すように外筒32
の下端から突出した下端部43が、外面六角形状に形成さ
れてなる。該下端部43は、下方にかけて先細りのテーパ
ー面43a が形成されてなる。
【0030】前記保持部材50は、上端に内軸40の下端部
43が内嵌着可能な六角形の孔部53を有し且つ下端にプラ
グ84の上部雄ネジ部85と螺着可能な雌ネジ孔54を有する
ネジ部材52と、該ネジ部材52を内部に収容し且つ下端に
プラグ84のナット部86と外嵌着可能な嵌着部材56とから
構成されている。
【0031】該嵌着部材56は、その上端部で外筒32の第
二段部37のスプラインと係脱自在なスプライン溝が形成
され且つ外径が外筒32の第一段部36と同一のスプライン
連結部57と、該スプライン連結部57よりも下方で内向き
に凹んだ段部58と、該段部58より下方で外径が外筒32の
外径と同一で且つ内径が前記ネジ部材52の外径と同一
で、内部にネジ部材52を収容してなる収容部59と、該収
容部59より内向きに突設してネジ部材52の下端部と当接
可能な突設部60と、該突設部60より下方でプラグ84のナ
ット部86と外嵌着可能な嵌合部61とを有する。なお、ネ
ジ部材52は、収容部59に上下動自在且つ回転自在に収容
されてなり、下端の突設部60により落下が防止されてな
る。
【0032】また、該嵌着部材56は、その上端部外周に
脱落防止具63により外嵌着されてなり、嵌着部材56の段
部58は該脱落防止具63の下端内周面に形成された内向突
片64により係止されてなる。ここで、該脱落防止具63の
上端部内周には、外筒32の第一段部36の外周の雄ネジと
螺合可能な雌ネジが形成されてなる。これにより、保持
部材50の上方より外筒32を挿入するととともに、脱落防
止具63の上端内周の雌ネジと外筒32の第一段部36の外周
の雄ネジとを螺合せしめることにより、嵌着部材56と外
筒32とがスプラインにより相互回転不能に連結され且つ
脱落防止具63により両者のスプライン連結が不用意に離
脱しないように構成されてなる。また、保持部材50の上
方より内軸40を挿入することにより、ネジ部材52の上端
の孔部と内軸40の下端部43とが嵌着され、内軸40とネジ
部材52とが相互回転不能に連結されるよう構成されてな
る。
【0033】次に、上記構造の工具本体1 を用いて、管
体90に取付けられた甲形分水栓80をサドル分水栓70に取
り替える方法について説明する。
【0034】まず、管体90に取付けられた甲形分水栓本
体81をプラグ84を残存したまま、管体90より離脱する。
この際、プラグ84の流路は、止めこま89によって閉塞さ
れてなるので、管体90内部の流体が流出することがな
い。そして、該管体90に残存するプラグ84を流入口72に
よって覆うべくサドル分水栓70を上下部のサドル部78a,
78b 及びボルト79によって管体90に固定する。
【0035】また、サドル分水栓70に応じたアタッチメ
ント部材20を用意し、アタッチメント部材20をサドル分
水栓70の開口部73に外嵌着する。一方、離脱するプラグ
84に応じた保持部材50を用意し、保持部材50を外筒32及
び内軸40の下方に取付ける。ここで、プラグ84に応じた
保持部材50とは、具体的には、プラグ84の上部雄ネジ部
85と螺着可能な雌ネジ孔54を有するネジ部材52と、プラ
グ84のナット部86と外嵌着可能な嵌合部61を有する嵌着
部材56とからなるものが採用される。また、保持部材50
の取付けは、保持部材50を外筒32及び内軸40に対して上
方にスライドさせることにより行われ、これにより嵌着
部材56と外筒32とがスプラインにより相互回転不能に連
結され且つ内軸40とネジ部材52とが相互回転不能に連結
される。さらに、嵌着部材56と外筒32とは、一定範囲上
下方向に相対移動できるものの、脱落防止具63と外筒32
とを螺着せしめておくことにより、嵌着部材56(保持部
材50)は外筒32より不用意に離脱しない。
【0036】そして、サドル分水栓70の開口部73に外嵌
着されたアタッチメント部材20に、工具本体10を螺着せ
しめて、工具本体10をサドル分水栓70に気密に取付けら
れる。
【0037】このサドル分水栓70に取付けられた工具本
体10から保持体30(外筒32、内軸40及び保持部材50)を
下方にスライドせしめる。なお、このスライドは、保持
体30の自重により行われる。
【0038】このスライドにより、まずプラグ84のナッ
ト部86と嵌着部材56の嵌合部61が外嵌着する。
【0039】そして、この状態で内ハンドル部41のみを
右回転させて、内軸40、ネジ部材52を回転せしめて、ネ
ジ部材52をプラグ84の上部雄ネジ部85と螺着せしめるこ
とにより、保持体30によりプラグ84を保持する。
【0040】保持体30によりプラグ84を保持した状態
で、外ハンドル部38を左回転させて、、外筒32、嵌着部
材56、プラグ84を回転せしめることにより、プラグ84の
埋込部87を管体90より離脱せしめる。
【0041】管体90からプラグ84を離脱すると、管体90
内部の流圧によって保持体30が上昇せしめられ、管体90
内部の流体はサドル分水栓70内部に流出する。
【0042】保持体30が十分に上昇した後に、サドル分
水栓70の弁体76を閉塞する。そして、アタッチメント部
材20をサドル分水栓70より離脱することにより、サドル
分水栓70への取替作業が完了する。
【0043】以上のように、本実施形態においては上記
方法により甲形分水栓80をサドル分水栓70に取替えるこ
とができるので、甲形分水栓80が取付けられていた孔部
を利用してサドル分水栓70を取付けることができ、サド
ル分水栓70が取付けられた管体90にプラグ84を残存させ
ることがない。これにより管体90に残存したプラグ84を
不用意にバックホウバケット等で引っ掛ける、或いはプ
ラグ84の腐食等によって、管体90内部の流体が漏洩する
問題を生じない。
【0044】また、工具本体10のサドル分水栓70に取付
作業にあっては、工具本体10がアタッチメント部材20を
介してサドル分水栓70に取付けられるものゆえ、開口取
付部21の異なるアタッチメント部材20を用いることによ
りサドル分水栓70の開口部72の口径等が異なった場合で
あっても、同一の工具本体10等を用いることができる。
しかも、工具本体10とアタッチメント部材20と、及び、
アタッチメント部材20とサドル分水栓70とは、夫々螺着
により取付けられるので、容易に着脱できるとともに、
工具本体10の取付け後のプラグ84の離脱作業時において
工具本体10等が不用意に離脱することがない。
【0045】さらに、保持体30を構成する部材のうち保
持部材50は着脱自在に設けられているので、プラグ84に
応じて適宜保持部材50を変更することにより、残存する
プラグ84の種類が異なった場合であっても同一の工具本
体10等を用いることができる。しかも、保持部材50は脱
落防止具63によって下方への離脱が防止されてなるの
で、作業時に於ける保持部材50の離脱を防止することが
できる。
【0046】また、プラグ84の離脱作業に際して、嵌着
部材56とネジ部材52とが別体で設けられてなるので、ネ
ジ部材52によりプラグ84を保持した状態で嵌着部材56を
回転することにより、プラグ84を離脱せしめることがで
きるとともに、この管体90からのプラグ84の離脱後にあ
ってもネジ部材52によりプラグ84は保持されてなり、プ
ラグ84をサドル分水栓70の開口部72より確実に取り出す
ことができ、プラグ84がサドル分水栓70内部に残存等す
ることがない。しかも、ネジ部材52と嵌着部材56とは相
対的に上下動自在で且つ回転可能であるので、嵌着部材
56を下降せしめることによりプラグ84を回転不能に保持
し、ネジ部材52を回転させつつ下降せしめることにより
プラグ84を上下方向に移動不能に保持し、嵌着部材56を
回転せしめることによりプラグ84を管体90より離脱せし
めことができ、この管体90からのプラグ84の離脱作業が
極めて円滑且つ確実に行いうる。
【0047】さらに、ネジ部材52は嵌着部材56の内部に
収容保持されてなるので、一方の部材を紛失する等のお
それがないとともに、外筒32及び内軸40とを上方より挿
入することにより、夫々を外筒32並びに内軸40に連結す
ることができるよう構成されてなるので、その連結作業
も極めて簡便である。
【0048】また、内軸40の下端部43は、下方にかけて
先細りのテーパー面43a が形成されてなるので、ネジ部
材52と内軸40との連結がスムーズに行いうる。
【0049】さらに、プラグ84を管体90より離脱せしめ
た際には、管体90内部の流体はサドル分水栓70内部に流
出するが、サドル分水栓70には工具本体10が気密に取付
けられてなるので外部に流体が漏洩しない。また、工具
本体10と外筒32との間も気密ゆえに、工具本体10と外筒
32との間からも流体は漏洩しない。
【0050】なお、本実施形態は上記構成からなり上述
の利点を有したが、本発明はこれに限定されるものでな
く、本発明の意図する範囲において適宜設計変更可能で
ある。
【0051】すなわち、本発明に係る取付工具にあっ
て、保持体30の構造は上記実施形態のものに限定される
ものでなく、例えば、プラグ等の止水具84を保持する部
位(ネジ部材52)と止水具84を離脱させるために回転等
させる部位(嵌着部材56)とが同一部材からなるもので
あってもよい。ただし、上記実施形態の如く、止水具84
を螺着して保持する場合にあっては、上記の如く同一部
材により止水具84を保持して回転させるならば、止水具
84が保持体30に噛込ませる必要があるので、保持体30か
らの離脱が困難となるため、上記実施形態の如く別体で
設けることが好ましい。また、別体で設ける場合であっ
ても、上記実施形態のものに限定されるものではなく、
例えばネジ部材52としてプラグ84の内部の雌ネジに螺着
入可能な雄ネジを有するものを採用することも可能であ
る。ただし、雄ネジを有するネジ部材52を採用した場合
には、内部に止めこまを有するプラグ84は表出する内面
の雌ネジの幅が狭いので、確実にプラグ84を保持できな
いおそれがあるので、上記実施形態の如く、プラグ84の
上部雄ネジ部85を螺着するネジ部材52を採用することが
好ましい。
【0052】さらに、保持体30を構成する部材のうち保
持部材50を着脱自在に設けたことにより上述の利点を有
したが、本発明はかかる構成に限定されるものではな
く、また保持部材50を着脱自在に設けた場合であっても
上記実施形態の如き脱落防止具63を設けるものに限定さ
れるものではない。ただし、保持体30を構成する部材の
うち保持部材50を着脱自在に設けた場合にあっては、外
筒32等の保持体30の本体側から、保持部材50が不用意に
離脱しないよう脱落防止手段を設けることが好ましい。
なお、この場合にあっても脱落防止手段は上記実施形態
の該脱落防止具63に限定されるものではなく、外筒32等
の保持体30の本体側に上下動自在且つ回転に取付けら
れ、下端内周面に雌ネジが形成された脱落防止部材、或
いは、弾性を有し、保持部材50又は外筒32等の保持体30
の本体側を挿入することにより拡径する脱落防止部材等
の構成をも採用することもできる。
【0053】
【発明の効果】上述の様に、本発明に係る分水栓取付工
具及び分水栓取付方法は、止水具が取付けられていた孔
部を利用して分水栓を管体に取付けることができるもの
ゆえに、プラグ等の止水具を管体に残存させることなく
該止水具により止水されていた孔部を利用して他の分水
栓を取付けることができ、しかも止水具の離脱及び分水
栓の取付を円滑且つ確実に行うことができるという効果
を有する。
【0054】また、本発明に係る請求項2記載の分水栓
取付工具及び請求項5記載の分水栓取付方法は、開口部
より管体内部の流体が流出することがなく、止水具の離
脱及び分水栓の取付けに際して、管体内部の流体の漏洩
を防止することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分水栓取付工具を示す正面断面
図。
【図2】同実施形態の要部拡大断面図。
【図3】同実施形態の要部拡大断面図。
【図4】同実施形態に用いられる甲形分水栓を示す一部
断面を含む正面図。
【図5】同実施形態に用いられるサドル分水栓を示す正
面断面図。
【符号の説明】
1…取付工具、10…工具本体、20…アタッチメント部
材、30…保持体、32…外筒、40…内軸、50…保持部材、
52…ネジ部材、56…嵌着部材、70…分水栓(サドル分水
栓)、72…流入口、73…開口部、80…甲形分水栓、84…
止水具(プラグ)、90…管体
フロントページの続き (72)発明者 豊田 康雄 兵庫県神戸市兵庫区今出在家町2丁目2番 24号 株式会社トヨタセイキ工業内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分水栓(70)の流入口(72)に対向する開口
    部(73)に着脱自在に取付けられる工具本体(10)と、該工
    具本体(10)に進退自在に内挿され且つ管体(90)の孔部に
    取付けられてなるプラグ等の止水具(84)を保持可能な保
    持体(30)とからなることを特徴とする分水栓取付工具。
  2. 【請求項2】 前記工具本体(10)は分水栓(70)に気密に
    取付可能に設けられてなり、且つ前記保持体(30)は該工
    具本体(10)に気密状態で進退可能に内挿されてなる請求
    項1記載の分水栓取付工具。
  3. 【請求項3】 前記工具本体(10)には分水栓(70)の開口
    部(73)に嵌着されるアタッチメント部材(20)が着脱自在
    に取付けられてなる請求項1又は2記載の分水栓取付工
    具。
  4. 【請求項4】 プラグ等の止水具(84)によって孔部が止
    水されてなる管体(90)に、流入口(72)に対向して開口部
    (73)を有する分水栓(70)を取付ける分水栓取付方法であ
    って、前記止水具(84)を流入口(72)によって覆うべく分
    水栓(70)を管体(90)に固定した後、止水具(84)を保持し
    つつ管体(90)より離脱せしめることを特徴とする分水栓
    取付方法。
  5. 【請求項5】 前記開口部(73)に取付工具(1) により気
    密に密閉しつつ、該取付工具(1) により前記止水具(84)
    を保持して止水具(84)を離脱する請求項4記載の分水栓
    取付方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005180477A (ja) * 2003-12-16 2005-07-07 Osaka Gas Co Ltd バイパス管接続用アダプタとその使用方法
JP2017190783A (ja) * 2016-04-11 2017-10-19 有限会社齋藤設備工業所 サドル付分水栓交換器用アタッチメント

Cited By (3)

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JP2005180477A (ja) * 2003-12-16 2005-07-07 Osaka Gas Co Ltd バイパス管接続用アダプタとその使用方法
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