JP2903635B2 - 水田作業機 - Google Patents
水田作業機Info
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- 239000003337 fertilizer Substances 0.000 description 8
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 7
- 241000209094 Oryza Species 0.000 description 6
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Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、苗が植付けられた後の水田で施肥等の作
業を行う水田作業機に関する。
業を行う水田作業機に関する。
田植機の機体底部側に設けたフロートは、植付苗条間
より幅広の整地部を有する厚板状で偏平形のものとなっ
ている。
より幅広の整地部を有する厚板状で偏平形のものとなっ
ている。
一方、苗が植付けられた後の水田で作業を行う水田作
業機において、フロートを設けると、田植機同様の安定
した走行が期待できるが、上記の田植機用フロートでは
幅が広すぎて植付けられた苗を倒してしまう恐れがあ
り、しかも、植付けられた苗の背丈が高くなった水田内
を走行するときには、上記の田植機用フロートでは上下
に薄すぎて、既植付苗の作物の良好な分草作用が得られ
ない問題がある。
業機において、フロートを設けると、田植機同様の安定
した走行が期待できるが、上記の田植機用フロートでは
幅が広すぎて植付けられた苗を倒してしまう恐れがあ
り、しかも、植付けられた苗の背丈が高くなった水田内
を走行するときには、上記の田植機用フロートでは上下
に薄すぎて、既植付苗の作物の良好な分草作用が得られ
ない問題がある。
この発明は、上記課題を解決するために、苗が植付け
られた後の水田で作業を行う水田作業機において、既植
付苗の条間内を通過できる左右幅のフロート１を設け、
該フロート１の進行方向前端部２を先端側ほど断面外形
が円形状になっていく尖った形状に形成したことを特徴
とする水田作業機としたものである。
られた後の水田で作業を行う水田作業機において、既植
付苗の条間内を通過できる左右幅のフロート１を設け、
該フロート１の進行方向前端部２を先端側ほど断面外形
が円形状になっていく尖った形状に形成したことを特徴
とする水田作業機としたものである。
〔発明の作用及び効果〕 この発明は、苗が植付けられた後の水田で作業を行う
水田作業機において、既植付苗の条間内を通過できる左
右幅のフロート１を設けたものであるから、植付けられ
た苗を倒さないで田植機同様の安定した走行が得られ、
しかも、フロート１の進行方向前端部２を、先端側ほど
断面外形が円形状になっていく尖った形状に形成したも
のであるから、植付けられた苗の背丈が高くなった水田
内を走行するときでも、既植付苗の良好な分草作用が得
られ、良好な作業が行える。
水田作業機において、既植付苗の条間内を通過できる左
右幅のフロート１を設けたものであるから、植付けられ
た苗を倒さないで田植機同様の安定した走行が得られ、
しかも、フロート１の進行方向前端部２を、先端側ほど
断面外形が円形状になっていく尖った形状に形成したも
のであるから、植付けられた苗の背丈が高くなった水田
内を走行するときでも、既植付苗の良好な分草作用が得
られ、良好な作業が行える。
なお、図例第１図〜第３図においては、稲作条間を推
進しながら施肥する施肥機を例示するもので、フレーム
３の前端部には、ミッションケース４を設けると共に、
エンジン５を搭載し、後部には施肥装置６を設け、後方
へ操縦ハンドル７を設けている。該ミッションケース４
の左右両側から後方へ車輪伝動ケース８を設け、回動軸
９部回りに先端の車輪10の車軸11部が上下方向へ回動し
うる構成とし、各車輪10を伝動して走行する。フロート
１は、この左右の車輪10間をフレーム３の下側に沿うよ
うに前後に長く形成している。
進しながら施肥する施肥機を例示するもので、フレーム
３の前端部には、ミッションケース４を設けると共に、
エンジン５を搭載し、後部には施肥装置６を設け、後方
へ操縦ハンドル７を設けている。該ミッションケース４
の左右両側から後方へ車輪伝動ケース８を設け、回動軸
９部回りに先端の車輪10の車軸11部が上下方向へ回動し
うる構成とし、各車輪10を伝動して走行する。フロート
１は、この左右の車輪10間をフレーム３の下側に沿うよ
うに前後に長く形成している。
このフロート１は、合成樹脂製で、クラムシェルやブ
ロー等によって、割型を中空状に成形するもので、作物
条間の作業推進間隔部に適合する幅に形成され、先端部
２は円錐形状に形成してほゞ砲弾形態とする。このフロ
ート１の前端部２の断面形状を第２図のＡ−Ａ断面図の
ようにすると共に、後部側へＢ−Ｂ断面図、Ｃ−Ｃ断面
図、Ｄ−Ｄ断面図のように順次移行する形態で、Ｂ−Ｂ
断面図〜Ｄ−Ｄ断面図では、底部12が土壌面に接地する
ようにほゞ平坦状で、上部13を円弧状から順次平坦状に
移行させる形態としている。これらフロート１の左右両
側面には、補強リブ14を前後に亘って形成している。
ロー等によって、割型を中空状に成形するもので、作物
条間の作業推進間隔部に適合する幅に形成され、先端部
２は円錐形状に形成してほゞ砲弾形態とする。このフロ
ート１の前端部２の断面形状を第２図のＡ−Ａ断面図の
ようにすると共に、後部側へＢ−Ｂ断面図、Ｃ−Ｃ断面
図、Ｄ−Ｄ断面図のように順次移行する形態で、Ｂ−Ｂ
断面図〜Ｄ−Ｄ断面図では、底部12が土壌面に接地する
ようにほゞ平坦状で、上部13を円弧状から順次平坦状に
移行させる形態としている。これらフロート１の左右両
側面には、補強リブ14を前後に亘って形成している。
このようなフロート１の後端部は、フレーム３の後部
にハンドル15によって上下位置調節自在にして、しかも
上下回動自在に枢支16している。又、前端部２は、リン
ク17を介して油圧制御弁18に連動し、前記車輪伝動ケー
ス８の基部に一体のアーム19を作動させる油圧シリンダ
20を、油圧伸縮させて、土壌が深くなってフロート１が
沈下すると、油圧シリンダ20を伸長させて、車輪10を下
降させ、又、土壌が浅くなると、逆に作動して車輪10を
上昇させて、車輪10とフロート１とによる支持力の平衡
を維持するように制御構成している。21は、左右のアー
ム19間を自在継手等を介して連結するシーソアームで、
このシーソアーム21の中間部を油圧シリンダ20のピスト
ン22に枢着23している。油圧シリンダ20は伝動ケース４
の前側に支持されている。
にハンドル15によって上下位置調節自在にして、しかも
上下回動自在に枢支16している。又、前端部２は、リン
ク17を介して油圧制御弁18に連動し、前記車輪伝動ケー
ス８の基部に一体のアーム19を作動させる油圧シリンダ
20を、油圧伸縮させて、土壌が深くなってフロート１が
沈下すると、油圧シリンダ20を伸長させて、車輪10を下
降させ、又、土壌が浅くなると、逆に作動して車輪10を
上昇させて、車輪10とフロート１とによる支持力の平衡
を維持するように制御構成している。21は、左右のアー
ム19間を自在継手等を介して連結するシーソアームで、
このシーソアーム21の中間部を油圧シリンダ20のピスト
ン22に枢着23している。油圧シリンダ20は伝動ケース４
の前側に支持されている。
このような、フロート１と左右の車輪10との間は、作
物24条を左右にまたぎうる間隔に設定している。
物24条を左右にまたぎうる間隔に設定している。
施肥装置６は、上部のタンク25に収容せる肥料を繰出
ロール26で繰出しながら、施肥パイプ27で流下案内させ
て、フロート１後部の左右両側方に設置した作溝器28の
後側部へ施肥する構成としている。この作溝器28は、車
輪10の後側を作溝する位置に設けられている。
ロール26で繰出しながら、施肥パイプ27で流下案内させ
て、フロート１後部の左右両側方に設置した作溝器28の
後側部へ施肥する構成としている。この作溝器28は、車
輪10の後側を作溝する位置に設けられている。
なお、第３図のように、施肥後の履土を行う場合は、
フレーム３に対して履土器29を取付けて、作溝器28で作
溝されて施肥された直後の溝を、左右両側から培土させ
て埋戻すことにより履土する構成とするもよい。
フレーム３に対して履土器29を取付けて、作溝器28で作
溝されて施肥された直後の溝を、左右両側から培土させ
て埋戻すことにより履土する構成とするもよい。
又、フロート１の後端部30を、前端部２と同様に形成
するもよく（第１図）、この場合、後進する場合にも分
草効果によって、作物を押倒すことが少い。
するもよく（第１図）、この場合、後進する場合にも分
草効果によって、作物を押倒すことが少い。
第４図、第５図の実施例において、上例と異なる点
は、フロート１の前端部２をフロート１の高さの中心よ
りも下位に位置させたもので、補強リブ14も中心高さか
ら下位に形成している。このように構成することによっ
て、分草時の作物の掬上げ効果を良くする。
は、フロート１の前端部２をフロート１の高さの中心よ
りも下位に位置させたもので、補強リブ14も中心高さか
ら下位に形成している。このように構成することによっ
て、分草時の作物の掬上げ効果を良くする。
第６図〜第８図の実施例において、前記各実施例と異
なる点は、フロート１の割型を左右方向にして、補強リ
ブ14を底部12面と上部13面とに亘って縦方向に形成した
ものである。これによって、フロート１の左右両側面が
より滑面に形成されて、分草時乃至案内時に作物と摩擦
抵抗を小さくして、作物の損傷や押倒し等をより少くす
ることができる。底面に沿う補強リブ14が土壌面に切り
込まれるため直進性が良い。又、リンク17や、ハンドル
15等の取付部であるブラケット31、32は、該補強リブ14
の突出高さを高くして取付リブ33を形成し、この取付リ
ブ33の外側にブラケット31、32を挾みつけるようにし
て、これら取付リブ33とブラケット31、32との間に亘っ
て、締付具34を挿通して締付固定する。
なる点は、フロート１の割型を左右方向にして、補強リ
ブ14を底部12面と上部13面とに亘って縦方向に形成した
ものである。これによって、フロート１の左右両側面が
より滑面に形成されて、分草時乃至案内時に作物と摩擦
抵抗を小さくして、作物の損傷や押倒し等をより少くす
ることができる。底面に沿う補強リブ14が土壌面に切り
込まれるため直進性が良い。又、リンク17や、ハンドル
15等の取付部であるブラケット31、32は、該補強リブ14
の突出高さを高くして取付リブ33を形成し、この取付リ
ブ33の外側にブラケット31、32を挾みつけるようにし
て、これら取付リブ33とブラケット31、32との間に亘っ
て、締付具34を挿通して締付固定する。
第９図、第10図において、上例と異なる点は、フロー
ト１の底部12の補強リブ14部分に沿って、前後方向に亘
り、中間部分が下方へ適宜の幅で膨出するＶ状断面の作
溝部35を形成し、フロート１が滑走する土壌面に排水用
の溝を形成するものである。
ト１の底部12の補強リブ14部分に沿って、前後方向に亘
り、中間部分が下方へ適宜の幅で膨出するＶ状断面の作
溝部35を形成し、フロート１が滑走する土壌面に排水用
の溝を形成するものである。
第11図〜第13図において、前記各実施例と異なる点
は、フロート１のフレーム３に対する取付部35の断面形
態を窪ませて、この取付部35に取付バンド36で挾付け
て、締付具37で締付固定する。この取付バンド36、及び
締付具37は、該取付部35から外周に突出しない状態とす
る。締付具37を挿通するボルト孔は、この取付部35にお
いて補強リブ14の延長線上に沿って形成する取付リブ38
に設けている。ハンドル15の基部は該取付バンド36に枢
着16している。
は、フロート１のフレーム３に対する取付部35の断面形
態を窪ませて、この取付部35に取付バンド36で挾付け
て、締付具37で締付固定する。この取付バンド36、及び
締付具37は、該取付部35から外周に突出しない状態とす
る。締付具37を挿通するボルト孔は、この取付部35にお
いて補強リブ14の延長線上に沿って形成する取付リブ38
に設けている。ハンドル15の基部は該取付バンド36に枢
着16している。
なおこの底部12における取付バンド36は、締付具37で
固定しないで、単に一本の連続させた取付ハンド形態と
して、巻付ける形態とするもよい。
固定しないで、単に一本の連続させた取付ハンド形態と
して、巻付ける形態とするもよい。
又、フロート１は、横幅よりも高さ方向に長くした長
方形断面形態として、狭幅作物条間を推進できる構成と
している。
方形断面形態として、狭幅作物条間を推進できる構成と
している。
図はこの発明の実施例を示すもので、第１図は側面図、
第２図はそのＡ−Ａ線、Ｂ−Ｂ線、Ｃ−Ｃ線、Ｄ−Ｄ線
の各断面図、第３図は平面図、第４図は一部別実施例を
示すフロート部の側面図、第５図はそのＡ−Ａ線、Ｂ−
Ｂ線の断面図、第６図は一部別実施例を示す側面図、第
７図はそのＡ−Ａ線、Ｂ−Ｂ線、Ｃ−Ｃ線、Ｄ−Ｄ線の
各断面図、第８図は一部の後面図、第９図は一部別実施
例を示す側面図、第10図はそのＡ−Ａ線、Ｂ−Ｂ線、Ｃ
−Ｃ線、Ｄ−Ｄ線の各断面図、第11図は一部別実施例を
示す斜面図、第12図はそのＥ−Ｅ線断面図、第13図は同
取付状態を示す断面図である。 （符号の説明） １フロート、２前端部
第２図はそのＡ−Ａ線、Ｂ−Ｂ線、Ｃ−Ｃ線、Ｄ−Ｄ線
の各断面図、第３図は平面図、第４図は一部別実施例を
示すフロート部の側面図、第５図はそのＡ−Ａ線、Ｂ−
Ｂ線の断面図、第６図は一部別実施例を示す側面図、第
７図はそのＡ−Ａ線、Ｂ−Ｂ線、Ｃ−Ｃ線、Ｄ−Ｄ線の
各断面図、第８図は一部の後面図、第９図は一部別実施
例を示す側面図、第10図はそのＡ−Ａ線、Ｂ−Ｂ線、Ｃ
−Ｃ線、Ｄ−Ｄ線の各断面図、第11図は一部別実施例を
示す斜面図、第12図はそのＥ−Ｅ線断面図、第13図は同
取付状態を示す断面図である。 （符号の説明） １フロート、２前端部
Claims (1)
- 【請求項１】苗が植付けられた後の水田で作業を行う水
田作業機において、既植付苗の条間内を通過できる左右
幅のフロート１を設け、該フロート１の進行方向前端部
２を先端側ほど断面外形が円形状になっていく尖った形
状に形成したことを特徴とする水田作業機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13194290A JP2903635B2 (ja) | 1990-05-21 | 1990-05-21 | 水田作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13194290A JP2903635B2 (ja) | 1990-05-21 | 1990-05-21 | 水田作業機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0427305A JPH0427305A (ja) | 1992-01-30 |
| JP2903635B2 true JP2903635B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=15069812
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13194290A Expired - Fee Related JP2903635B2 (ja) | 1990-05-21 | 1990-05-21 | 水田作業機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2903635B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4528154B2 (ja) * | 2005-02-25 | 2010-08-18 | 株式会社クボタ | 田植機用の苗植付け機構 |
-
1990
- 1990-05-21 JP JP13194290A patent/JP2903635B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0427305A (ja) | 1992-01-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |