JP2902413B2 - 車載用表示装置 - Google Patents

車載用表示装置

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JP2902413B2
JP2902413B2 JP1229622A JP22962289A JP2902413B2 JP 2902413 B2 JP2902413 B2 JP 2902413B2 JP 1229622 A JP1229622 A JP 1229622A JP 22962289 A JP22962289 A JP 22962289A JP 2902413 B2 JP2902413 B2 JP 2902413B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両に関する所定の情報表示、例えば地図表
示を行う車載用表示装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の表示装置においては、車載コンピュー
タのROMに表示用のプログラムなど所定のデータが内蔵
されており、これらに従った一定の情報表示が行われる
のみであった。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って、後から別の表示用プログラムなど所望のデー
タを使用することができず、上記一定の情報表示と異な
る表示の新たな拡張的機能を図ることができなかった。
本発明は上記問題に鑑みたもので、拡張的表示を行う
ためのデータを内蔵した外設記憶媒体と接続可能とし
て、車載コンピュータの既存の情報表示機能を全て残し
たまま、この情報表示機能における情報表示と異なる新
たな拡張的表示を行えるようにした車載用表示装置を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するため、第11図に示すよ
うに、請求項1に記載された発明においては、 表示手段と、 この表示手段に所定の情報表示を行わせる情報表示機
能を有する車載コンピュータとを備えた車載用表示装置
において、 前記車載コンピュータは、前記表示手段に新たな拡張
的表示を行うために必要な複数の機能を更に有し、且つ
少なくともこの複数の機能の何れかを順に指定できるコ
マンドとこのコマンドに関連するパラメータとからなる
データを内蔵した外設記憶媒体と接続可能とされてお
り、 この外設記憶媒体が接続された状態で、前記車載コン
ピュータは、前記情報表示機能を全て残したまま、少な
くとも前記外設記憶媒体の前記データに基づきこのデー
タに対応する前記複数の機能に従って前記表示手段に前
記情報表示機能における前記所定の情報表示と異なる新
たな拡張的表示を行わせる拡張的表示機能を有する ことを特徴としている。
また、請求項2に記載された発明においては、上記請
求項の構成に加え、 前記車載用表示装置は車両に関する車両情報を前記車
載コンピュータに入力する車両情報入力手段を有し、 この車両情報入力手段から車両情報入力があるとき
に、前記車載コンピュータは、前記拡張的表示機能に対
し、少なくとも前記入力した車両情報を用いた新たな拡
張的表示を行わせるものである ことを特徴としている。
〔発明の効果〕
上記請求項1に記載の発明によれば、外設記憶媒体の
接続によって、車載コンピュータの既存の情報表示機能
を全て残したまま、この既存の情報表示機能における情
報表示と異なる新たな拡張的表示を表示手段に行うこと
ができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、上記請求項1
に加えて、表示手段に車両情報を用いた新たな拡張的表
示を行うことができる。
〔実施例〕
以下本発明を図に示す実施例について説明する。第1
図はその一実施例を示す全体構成図である。この第1図
において、地図データ用CD1は地図データを記憶したも
のであり、各地域毎の地図データ用CDがオートチェンジ
ャー2内に複数枚装着設定される。このオートチェンジ
ャー2にて地図用CDドライバ3からの選択により特定の
地図データ用CDから地図データが読み出される。どの地
図データ用CDから地図データを読み出すかはコンピュー
タ4からの指令に基づいて行われる。
コンピュータ4には、車両に設置されたナビECU5,A/C
ECU6,オーディオECU7,電話ECU8などから、後述するナビ
ゲーション表示,エアコン操作表示,オーディオ操作表
示,電話操作表示を行うに必要な情報(この情報の中に
は後述する車速情報も含まれている)が入力される。こ
こで、ナビECU5からの情報の中には車両の現在地を示す
データが含まれている。
また、コンピュータ4は、CRT9の画面に表示されるカ
ーソルを移動するためのカーソルキー10a等を備えたリ
モコンスイッチ10,CRT9の画面周辺に設置されたパネル
スイッチ9a〜9f、およびCRT9の画面上に設置されたタッ
チスイッチ11からのスイッチ情報に応じてCRT9の画面
に、ナビゲーション,エアコン操作,オーディオ操作,
電話操作などの表示を行なう演算処理を実行する。ま
た、スイッチ操作に応答してブザー12を駆動しビープ音
を発生させる。
なお、ナビゲーション表示においては、コンピュータ
4内に予め定めされたナビゲーション表示プログラムに
より地図表示上に現在位置を表示させる等の処理が行わ
れるが、その基本的なナビゲーション表示以外に、拡張
的に設けられたアプリケーションプログラムにより上記
地図データを用いた種々のナビゲーション応用表示が可
能となる。
アプリケーションCD13は、そのために用いられるもの
で、後述するゴルフ場案内プログラムを記憶したもの、
飲食店案内を行うためのグルメマッププログラムを記憶
したものなどがそれぞれ1枚毎のCDとして用意され、オ
ートチェンジャー14内に装着設定される。また、このオ
ートチェンジャー14内には通常の音楽用CDも装着され
る。音楽用CDドライバ15は,オートチェンジャー14内に
CDが入っているのか、またどこにどの種のCDが入ってい
るのかを判別するとともに、コンピュータ4からの指令
に応じ、音楽用CDを選択する場合にはその音楽用CDから
PCM出力としてスピーカ16に出力し車室内に音楽を流す
ようにする。また、音楽用CD以外のアプリケーションCD
が選択された場合にはそこに記憶されたプログラムをコ
ンピュータ4に送出する。
第2図はコンピュータ4とアプリケーションCDにおけ
るプログラムの関係を示す図である。オートチェンジャ
ー14内にはゴルフ場案内,グルメマップ,ホテルマッ
プ,ダイアリ等のアプリケーションプログラムをそれぞ
れ記憶した複数のアプリケーションCDが装着されてお
り、そのうちの特定のアプリケーションプログラムがコ
ンピュータ4内にダウンロードされる。このダウンロー
ドされたアプリケーションプログラムは、インタプリタ
により種々のチェックが行われて実行される。すなわ
ち、アプリケーションCDは車載のコンピュータ4におけ
るプログラムとは別に種々のユーザーにより作製される
ものであるため、そのアプリケーションCDがコンピュー
タ4におけるプログラムと適合する(コンピュータ4に
おけるプログラムを保護する)よう、またそのアプリケ
ーションCDの作製を許可したユーザーがその許可範囲内
でアプリケーションプログラムを作製しているかどうか
をチェックし、そのチェック後のプログラムがインタプ
リタにより実行される。そのチェックはアプリケーショ
ンプログラムのインストラクションコード単位で行われ
る。
また、コンピュータ4はシステムアプリケーションと
して種々の表示プログラム、すなわちナビゲーション表
示処理,オーディオ表示処理,エアコン表示処理,電話
操作表示処理,TV表示処理,地名検索操作処理,整備マ
ニュアル表示処理などの表示プログラムを備えており、
それらとインタプリタを介して実行されるアプリケーシ
ョンプログラムのうちの1つが実行されてそれに対応し
た表示がCRT9上に行われる。かかる表示プログラムにお
いてコンピュータ4の入出力機器、すなわち第1図のCR
T9,パネルスイッチ9a〜9f,CDドライバ3,15,各種ECU5〜
8などとの処理実行は、システム基本プログラム(OS)
を用いて行われる。
また、現在、表示実行しているプログラム(第3図の
表示アプリケーション)から他の表示を行う場合には、
CRT9に設けられたパネルスイッチ9a〜9fを操作して行
う。その切換の制御はシステムアプリケーションにおけ
るアプリケーション制御処理として行われる。
第4図はそのアプリケーション制御処理を示すもの
で、パネルスイッチ9a〜9fのいずれかのスイッチが操作
されることにより、スタートステップ100より処理を開
始し、ステップ101で操作されたパネルスイッチ9a〜9f
の種類を判別する。
ナビスイッチ9aが操作された場合には、ステップ102
により第2図のナビゲーション表示処理を実行させる。
このナビゲーション表示処理においては地図データ用CD
から所望の地区の地図データを読出してCRT9の画面に道
路地図を表示させるとともにナビECU5から現在地を示す
データを入力してその道路地図上に現在位置を演算させ
る等の通常のナビゲーションに必要な演算処理を実行す
る。
また、Audioスイッチ9bが操作された場合には、ステ
ップ103により第2図のオーディオ操作表示処理を実行
させる。このオーディオ操作表示処理においてはオーデ
ィECU7からの情報によりCRT9にオーディオ操作表示を行
う。
同様に、A/Cスイッチ9c,TELスイッチ9d,TVスイッチ9e
が操作された場合にも、ステップ104,105,106の処理に
より第2図のエアコン操作表示,電話操作表示,TV表示
の処理をそれぞれ実行させ、A/CECU6,電話ECU8,TVECU
(第1図に図示せず)からの情報によりそれに応じた表
示をCRT9に行う。
また、メニュースイッチ9fが操作された場合には、ス
テップ107により第4図に示すメニュー表示が行われ
る。このメニュー表示は、CDソフト,地名検索,整備マ
ニュアルからなるものであり、画面上でそれぞれの表示
位置をタッチ操作してタッチスイッチ11からその位置に
応じた信号を得るか、またはそれぞれの表示の左側に表
示した番号に設けられたカーソル(図では番号1の部分
に表示)をカーソルキー10aにより移動させセットキー1
0bが操作された時のカーソル位置を示す番号にて、次の
メニュー選択ステップ108の処理が行われる。ここで、
番号2の地名検索が選択された場合には、ステップ110
より第2図の地名検索操作処理を実行させる。この地名
検索操作処理においては、CRT9の画面上に地名表示を行
うとともにタッチスイッチ11,カーソルキー10aの操作等
により地名検索を行ってナビゲーションにおける目的地
の設定,自宅等の登録地の登録等の処理を行う。また、
番号3の整備マニュアルが選択された場合には、ステッ
プ111より第2図の整備マニュアル表示処理を実行さ
せ、整備マニュアルをCRT9の画面上に表示させる。
また、番号1のCDソフトがー選択された場合には、ス
テップ109より第5図以下に示すインタプリタプログラ
ムを起動させる。このインタプリタプログラムにおいて
は、ステップ200よりその処理を開始し、ステップ201に
進んで第5図に示すCDソフトのタイトル表示を行う。こ
のタイトル表示はオートチェンジャー14内に装着されて
いるアプリケーションCDの種類を読出してその種類を表
示させるもので、ゴルフ場案内,グルメマップ,ホテル
マップ,ダイアリのアプリケーションCDが装着されてい
れば、図に示すようにそれらが表示される。そして、ス
テップ202で上述したステップ108と同様、タッチスイッ
チ11,カーソルキー10a等の操作によりそれらのいずれか
が選択される。ここで、番号1のゴルフ場案内が選択さ
れると、ステップ203にてゴル場案内のアプリケーショ
ンCDの最初の部分に記憶されているシステムEDをリード
する。このシステムIDとは、そのアプリケーションCDを
作製したユーザーがその作製を許可されたものであるか
どうかをチェックするためのもので、全てのアプリケー
ションCDはこのシステムIDを有している。なお、このシ
ステムIDは後述するアクセスレベルを含んでいる。この
システムIDに基づき、次のステップ205ではそのシステ
ムIDが許可されたIDであるかどうかをチェックする。許
可されたIDでなければステップ206に進んでCRT9の画面
にエラーメッセージを表示させ、処理を終了する。従っ
て、この場合にはそのアプリケーションCDによる処理事
項は行われない。
他方、システムIDが許可されたIDであれば、ステップ
207に進み、システムIDとともに記憶されているアクセ
スレベルを記憶する。このアクセスレベルを記憶する。
このアクセスレベルとは、そのアプリケーションCDを作
製したユーザーに対し、使用可能なコマンドを制限する
もので、そのアクセスレベルは例えば以下に示す3のレ
ベルに分けられ、それぞれのアクセスレベルに応じて使
用可能なコマンドが設定されている。
ここで、アクセスレベル1において、基本コマンドと
は、四則演算,三角関数等の関数演算等のコマンドであ
る。サービスコマンドでは、直線,円,直方形等のグラ
フィック操作,タッチスイッチ11,カーソルキー10a等の
標準入力操作,ビープ音の音操作に対するコマンド等で
ある。このアクセスレベル1は最下位のアクセスレベル
である。アクセスレベル2は、アクセスレベル1での使
用可能コマンドに加えて、地図アクセス,車両現在地等
の車両情報取得のためのコマンド等を使用可能とするも
のである。アクセスレベル3は、アクセスレベル2での
使用可能コマンドに加えて、メモデータアクセスのコマ
ンドを使用可能とするものである。メモデータアクセス
のコマンドとは、ナビゲーションにおける目的地座標の
読出し,書込み,登録地座標の読出し,書込みを行うた
めのものである。
このステップ207の処理後、ステップ208にてアプリケ
ーションCDに記憶されているメインプログラムをコンピ
ュータ4のRAMにダウンロードする。そして、ステップ2
09にてインタプリティブポインタ(IP)を0に設定した
後、第6図の処理に進む。ここで、IPとは、アプリケー
ションプログラムにおけるインストラクションコードの
実行位置を示すもので、いわゆる通常のプログラムカウ
ンタに対応するものである。
第6図はアプリケーションプログラムの各インストラ
クションコードをチェックして実行するインタプリタの
核の部分を示すフローチャートである。この第6図にお
いて、ステップ210では、IPの示すインストラクション
コードをリードする。ここで、インストラクションコー
ドは、第7図に示すように、コマンド/パラメータ区分
とボディ部分とからなっている。コマンド/パラメータ
区分とは、ボディ部分の中味がコマンドかパラメータか
の区分を示すもので、例えばパラメータは0、コマンド
は1として表わされる。また、ボディ部分は、コマンド
の場合コマンドの種類を示すコマンドIDが、またパラメ
ータの場合はパラメータ値が入っている。このパラメー
タ値としては、数値そのものの直接値といずれかのメモ
リに入っている値を示す場合のそのメモリのアドレス
(間接値)とがある。
このインストラクションコードのリード後、ステップ
211にて先のコマンド/パラメータ区分の値によりその
いずれであるかが判定される。パラメータの場合は、ス
テップ212にてそのパラメータ値がユーザーに使用許可
されているパラメータ値のコード表現であるかどうかチ
ェックする。また、ステップ213ではパラメータ値が間
接値の場合そのアドレスがユーザー使用可能なアドレス
かチェックする。ユーザー使用可能なアドレスであれば
ステップ214にてそのアドレスによるパラメータ値リー
ドの実行が行われ、パラメータ値が直接値であればその
直接値自体がスタックに積まれ、間接値の場合は指定の
アドレスのデータ内容がスタックに積まれる。上記ステ
ップ212,213のいずれかにおいてユーザー使用可能なも
のでない旨判定された場合にはそのインストラクション
コードによる実行は行われない。これはアプリケーショ
ンプログラムの実行に対するコンピュータ4側のシステ
ム保護を図るためである。
他方、インストラクションコードがコマンドであれ
ば、ステップ215にてそのコマンドの種類を示すIDがチ
ェックされ、それぞれのコマンド毎にアクセスレベルが
チェックされる(ステップ216,219,222)。このアクセ
スレベルのチェックとは、上述したアクセスレベルと使
用可能コマンドの関係に基づき、そのコマンドがユーザ
ーに与えられたアクセスレベルに対して使用可能なコマ
ンドであるか否かをチェックするものである。このアク
セスレベルのチェックにてOKとされた場合には、コマン
ドに対するパラメータチェックが行われる(ステップ21
7,220,223)。このパラメータチェックとは、使用可能
なパラメータであるか否かをチェックするもので、例え
ば地図表示を行う場合の地図表示コマンドである時にそ
の地図のサイズがシステム側で用意しているサイズにあ
るかどうかをチェックし、現在地リードコマンドであれ
ば現在地を示す座標データの格納先がユーザー使用可能
なところであるかどうかチェックし、またキー入力コマ
ンドであれば、タッチスイッチ11,リモコンスイッチ10
等における複数のスイッチ,キーに対して番号を付した
場合の使用可能なキー番号を示しているかどうかのチェ
ックを行う。これらのステップ217,220,223においても
アプリケーションプログラムの実行に対するコンピュー
タ4側のシステム保護を図るために設けられている。こ
れらのチェックにてOKと判断されたものについてそのコ
マンドの実行が行われる(ステップ218,221,224)。
そして、ステップ225にてIPを更新する。この第6図
の処理は繰り返し実行されるため、IPの更新によりステ
ップ210に到来した時には、次のIPのインストラクショ
ンコードがリードされ、そのインストラクションコード
により上述した処理が行われる。
なお、ステップ226〜230は、この種の表示システムを
車両に搭載するに当たって規制される条件(動作禁止条
件)が発生した場合には、このアプリケーションプログ
ラムによる実行いおいてもその規制が行えるようにする
ために設けられている。なお、図で示されていないがシ
ステムアプリケーションにおいてもその規制が行われて
いる。かかる動作禁止としては、例えば走行中にタッチ
スイッチ11,リモコンスイッチ10によるキー入力操作禁
止がある。従って、この場合にはステップ226にて車速
が0でないか否かが判定される。車速が0である場合、
すなわち停車中の場合には条件不成立としてステップ22
7に進み、動作禁止フラグをオフにする。他方、車両が
走行中で車速が0でない時には条件成立としてステップ
228に進み、動作禁止フラグがオンしているか否かを判
定する。これは動作禁止フラグがオフからオンに変わる
時にのみ後述する割込処理を実行開始させるためであ
る。従って、ステップ228にてそれまで動作禁止フラグ
がオフであったことが判定された場合には、ステップ22
9にて動作禁止フラグをオンにし、ステップ230では動作
禁止割込処理を開始させるためにIPを変更する。ここ
で、動作禁止割込処理とは、後述するようにアプリケー
ションプログラムを実行するに当たって最初にアプリケ
ーションCDから動作禁止割込処理プログラムを読出して
コンピュータ4内のRAM内の所定の領域に登録しておく
ものであり、この動作禁止割込処理プログラムの実行に
より、例えば第10図に示すように、キー入力不可のメッ
セージをCRT9の画面の一部に表示する。
また、かかる場合において、動作禁止フラグのオンに
より、キー入力の禁止処理が行われる。すなわち、キー
入力コマンドの実行(ステップ224)において、第8図
にその詳細を示すように、ステップ250にて動作禁止フ
ラグのチェックが行われ、動作禁止フラグがオフの場合
にはステップ251,252により通常のキー入力処理による
キーコードの設定が行われ、このキーコードによりアプ
リケーションプログラムによるキー入力処理が行われる
るが、動作禁止フラグがオンの場合にはステップ253に
てキーコードにキー入力なしとされるため、キー入力操
作処理は行われない。
次に、上記インタプリタにより事項されるアプリケー
ションプログラムをゴルフ場案内を例にとって説明す
る。
最初に、メニュースイッチ9fが操作されると、第4図
のステップ107にて図に示すメニュー表示が行われ、CD
ソフトを選択することにより第5図のインタプリタプロ
グラムが起動される。このインタプリタにおいては、ま
ずステップ201にて図に示すCDソフトのタイトルを表示
する。この表示の中でゴルフ場案内が選択されると、ス
テップ203にてシステムIDをリードするとともにステッ
プ205にてそのシステムIDをチェックする。そのチェッ
ク結果がOKになると、アクセスレベルを記録するととも
にメインプログラムをダウンロードし、IPを0にする。
なお、もしメインプログラムが大きくて、全部を一度に
ダウンロードできない場合には、その都度必要な部分の
みダウンロードする。この後、インタプリタの核となる
第6図の処理を実行する。
従って、アプリケーションプログラムはIP=0のイン
ストラクションコードに従い第6図の演算処理を実行す
る。アプリケーションプログラムはIP=0から続く最初
の部分に先に説明したような割込処理プログラムの登録
動作が記録されている。すなわち、第9図のステップ30
1ではゴルフ場案内のアプリケーションCDのIP=0から
記憶されている割込処理プログラム読み出し指示および
その登録指示がIPで示されるインストラクションコード
毎に読出され第6図の処理を経て割込処理が登録され
る。かかる場合、第6図の種々のチェックを経たものと
なるため、システム側への保護を図りつつその割込処理
プログラムが登録される。
この割込処理プログラムの登録後、先にRAMにダウン
ロードしておいたメインプログラムをIPで示されるイン
ストラクションコード単位で読出し、それを第6図のイ
ンタプリタで処理することにより、ゴルフ場案内プログ
ラムが以下に示されるように実行される。
まず、ステップ302で図に示すゴルフ場ガイドのタイ
トル画面を表示させ、その後タイトル画面の左下に示さ
れるタッチエリアのタッチスイッチが操作されたか否か
の待機状態となる(ステップ303)。そしてゴルフ場案
内を行うべくタッチスイッチが操作されると、ステップ
304に進んでその操作受付を示すためブザー12よりビー
プ音を発生させ、さらにCRT9に複数の県名をメニュー表
示させる。ここで、そのメニュー表示において例えば愛
知県が指定されると、ステップ306にてブザー12により
ビープ音を発生させるとともに、愛知県内にあるゴルフ
場の一覧表をメニュー表示させる。そして、このメニュ
ー表示に基づき、所望のゴルフ場が指定されると、以下
に示す処理を実行する。
まず、ステップ308にてゴルフ場指定の受付を示すブ
ザー12よりビープ音を発生させ、その指定されたゴルフ
場の位置データ(x,y)をリードする。かかる場合、ゴ
ルフ場案内のアプリケーションCDからダウンロードした
メインプログラムの中には各ゴルフ場に対する位置デー
タがそれぞれ含まれてRAMに記憶されており、そのRAMの
中から指定されたゴルフ場の位置テータ(x,y)をリー
ドする。
次にステップ309では、その位置データ(x,y)に対す
る縮尺を決定する処理を実行する。具体的にはインスト
ラクションコード単位で以下に示されるものとなる。
配列S〔1〕の先頭アドレス: P nのアドレス : P xの内容 : P yの内容 : P GET MAP SIZE : C ここで、Pはパラメータ、Cはコマンドを表す。これ
らの処理は、地図の縮尺データの格納領域を示す5つの
要素からなる一次元配列S〔1〕,S〔2〕,S〔3〕,S
〔4〕,S〔5〕の先頭アドレスS〔1〕を指定し、地図
データ用CDが用意している縮尺データの数nの読出し結
果を格納する領域を指定し、その上で先にリードした位
置データx,yをそれぞれ設定し、これらのパラメータを
もとにGET MAP SIZEのコマンドを実行する。このコマン
ドは、位置データ(x,y)で示される地域に対し地図デ
ータ用CDが用意している縮尺データの数を読出してそれ
を上記nのアドレス先に格納し、さらにそれらの縮尺デ
ータをS〔1〕,S〔2〕,S〔3〕……と格納していく処
理を実行するものである。このコマンド及び以下に示さ
れるコマンド等のこのシステムで用いるコマンドの実行
プログラムはこのシステムにおけるシステム基本プログ
ラムにおいて辞書として予めROMに記憶されているもの
である。なお、上記の縮尺データおよびその数は使用さ
れる地図データ用CDの種類によって異なっている場合も
ある。
次のステップ310では、位置データ(x,y)を中心とし
た縮尺S〔n〕の地図をCRT9に表示させる処理を実行す
る。具体的には以下に示されるインストラクションコー
ドで示される。
xの内容 : P yの内容 : P S〔n〕の内容 : P DISP MAP : C このインストラクションコードの意味するところは、
位置データx,yの内容を設定するとともに、縮尺データ
の数nで示される縮尺データ(最も詳細な地図の尺度を
示すデータ)S〔n〕で設定し、これらのパラメータを
もとにDISP MAPのコマンドを実行する。このコマンド
は、地図データ用CDから地図データを読出し、位置デー
タ(x,y)を中心とし、縮尺S〔n〕の地図をCRT9に表
示させる処理を実行するものである。
次のステップ311では、表示された地図の中心にゴル
フ場のマークを表示させる処理を実行する。具体的には
以下に示されるインストラクションコードで実行され
る。
パレット番号 : P xの内容 : P yの内容 : P ゴルフ場のフォント番号 : P DISP FONT : C このインストラクションコードの意味するところは、
パレット番号(表示色を示すもの),位置データx,yの
内容,ゴルフ場のマークを示すフォント番号を設定し、
これらのパラメータをもとにDISP FONTのコマンドを実
行する。このコマンドは、CRT9の画面上に位置データ
(x,y)の位置にゴルフ場のマークを表示させる処理を
実行するものである。
従って、上記した処理を実行することにより、CRT9の
画面上には第10図に示すように選択されたゴルフ場を中
心とした地図が表示されるとともにその中心位置にゴル
フ場のマークが表示される。
このステップ311以降においては、その詳細処理が示
されていないが、ゴルフ場案内に関する種々の処理が実
行される。例えば、そのゴルフ場までの交通情報,その
選択したゴルフ場に関する詳細説明,料金、または縮小
図への展開等の処理が実行される。
なお、ステップ309〜311で示したインストラクション
コード単位で他のステップ301〜308もプログラムされて
おり、そのインストラクション単位で第6図に示すイン
タプリタプログラムにてその処理が実行される。
また、このゴルフ場案内プログラムの実行において
も、車両走行中のキー入力禁止条件が成立した場合に
は、第6図のステップ230にて上記ステップ301にて登録
した割込処理プログラムが実行され、CRT7の画面下部に
“キー入力はできません”のメッセージを表示させると
ともに、動作禁止フラグがオンされステップ224による
キー入力コマンドの実行にてキー入力操作処理が禁止さ
れる。具体的には、第10図の右下に表示されている“詳
細",“戻り”なるタッチキー入力が禁止される。
なお、アプリケーションプログラムは上記したゴルフ
場案内以外にグルメマップ,ホテルマップ,ダイアリな
ど種々のものがあり、それらのアプリケーションプログ
ラムも上記したのと同様にそれらのプログラムに応じて
処理が実行される。
以上述べた実施例によれば、予め設定された車載コン
ピュータ4に、そのコンピュータ4にて使用している情
報を利用して種々のアプリケーション表示を可能とする
アプリケーションプログラムの外設を可能にし、そのア
プリケーションプログラムの実行について車載コンピュ
ータのシステム保護を図るべくインタプリタのチェック
機能を介して実行させるようにし、さらに車両における
表示について規制の対象となる条件、例えば車両走行中
のキー入力操作処理禁止いついてもアプリケーションプ
ログラムによる表示に対して対処するべくインタプリタ
にてキー入力操作処理禁止の処理実行が行えるようにし
ている。
また、この種のアプリケーションプログラムの作製に
ついてはユーザー側で行われるが、そのユーザー側の作
製技術等に相違があるため、そのアプリケーション表示
を適正に行なうべくそのアプリケーションプログラム作
製ユーザーに対してコンピュータ4にて使用している情
報のアクセス可能なレベルを設定し、そのアクセスレベ
ルに応じたアプリケーション表示を行えるようにしてい
る。
また、ナビゲーションにおいて、アプリケーションプ
ログラム側からすれば、車載側にて用意している地図デ
ータが使用可能となり、また結果として地図表示が行え
ばよいため、地図データ用CD1のデータ構成に係わりな
くアプリケーション表示を行うことができる。従って、
地図データ用CD1は特定のメーカ作製のものに限らず種
々のメーカにて作製した地図データを用いることも可能
になる。
なお、上記実施例ではアプリケーションプログラム,
地図データを記憶するものとして、CDを用いるものを示
したが、ICカード等の他の記憶媒体を用いようにしても
よい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体構成図、第2図は
車載コンピュータとアプリケーションCDにおけるプログ
ラムの関係を示す図、第3図はアプリケーション制御処
理を示す説明図、第4図はシステムアプリケーションの
処理を示すフローチャート、第5図,第6図,第8図は
インタプリタの処理を示すフローチャート、第7図はイ
ンストラクションコードを示す説明図、第9図はゴルフ
場案内アプリケーションプログラムを示すフローチャー
ト、第10図は第9図の処理によってCRTに表示される表
示例を示す表示説明図、第11図は本発明の構成を示す構
成図である。 1……地図データ用CD,4……コンピュータ,9……CRT,9a
〜9f……パネルスイッチ,10……リモコンスイッチ,11…
…タッチスイッチ,13……アプリケーションCD。
フロントページの続き (72)発明者 安井 利夫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−214317(JP,A) 特開 昭61−16302(JP,A) 特開 昭61−64556(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示手段と、 この表示手段に所定の情報表示を行わせる情報表示機能
    を有する車載コンピュータとを備えた車載用表示装置に
    おいて、 前記車載コンピュータは、前記表示手段に新たな拡張的
    表示を行うために必要な複数の機能を更に有し、且つ少
    なくともこの複数の機能の何れかを順に指定できるコマ
    ンドとこのコマンドに関連するパラメータとからなるデ
    ータを内蔵した外設記憶媒体と接続可能とされており、 この外設記憶媒体が接続された状態で、前記車載コンピ
    ュータは、前記情報表示機能を全て残したまま、少なく
    とも前記外設記憶媒体の前記データに基づきこのデータ
    に対応する前記複数の機能に従って前記表示手段に前記
    情報表示機能における前記所定の情報表示と異なる新た
    な拡張的表示を行わせる拡張的表示機能を有する ことを特徴とする車載用表示装置。
  2. 【請求項2】前記車載用表示装置は車両に関する車両情
    報を前記車載コンピュータに入力する車両情報入力手段
    を有し、 この車両情報入力手段から車両情報入力があるときに、
    前記車載コンピュータは、前記拡張的表示機能に対し、
    少なくとも前記入力した車両情報を用いた新たな拡張的
    表示を行わせるものである ことを特徴とする請求項(1)に記載の車載用表示装
    置。
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