JP2900510B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2900510B2
JP2900510B2 JP2112542A JP11254290A JP2900510B2 JP 2900510 B2 JP2900510 B2 JP 2900510B2 JP 2112542 A JP2112542 A JP 2112542A JP 11254290 A JP11254290 A JP 11254290A JP 2900510 B2 JP2900510 B2 JP 2900510B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば、電子写真装置(複写機・光プリン
タなど)・静電記録装置等の画像形成装置のように、被
帯電体としての像担持体(電子写真感光体・静電記録誘
電体など)の面を帯電処理する工程を含む転写式(間接
式)或いは直接式の作像プロセスを適用して画像形成を
実行する画像形成装置に関する。
より詳しくは、被帯電体の帯電処理手段として、電圧
を印加した帯電部材を被帯電体に当接させて被帯電体面
を帯電する接触式帯電装置を利用した画像形成装置に関
する。
(従来の技術) 前記のような画像形成装置において、被帯電体として
の像担持体面を帯電処理する手段機器としては従来より
コロナ放電装置が広く利用されている。
コロナ放電装置は像担持体等の被帯電体面を所定の電
位に均一に帯電処理する手段として有効である。しか
し、高圧電源を必要とし、コロナ放電のため好ましくな
いオゾンが発生するなどの問題点を有している。
このようなコロナ放電装置に対して、前記のように電
圧を印加した帯電部材を被帯電体面に接触させて被帯電
体面を帯電処理する接触式帯電装置は、電源の低圧化が
図れ、オゾンの発生量が少ない等の長所を有しているこ
とから、例えば画像形成装置に於いてコロナ放電装置に
かえて感光体・誘電体等の像担持体、その他の被帯電体
面の帯電処理手段装置として注目され、その実用化研究
が進められている。
例えば、本出願人が先に提案(特願昭62−51492号・
同62−230334号など)したように、接触式帯電装置に於
いて直流電圧を帯電部材に印加したときの被帯電体の帯
電開始電圧の2倍以上のピーク間電圧を有する振動電界
(交互電界、時間とともに電圧値が周期的に変化する電
界(電圧))を帯電部材と被帯電体との間に形成するこ
と、更には表層に高抵抗層を設けた帯電部材を用いるこ
とにより、被帯電体の帯電均一性、感光体等の被帯電体
表面のピンホール・傷等によるリーク防止等を図ること
ができる。
第9図は接触式帯電装置の一例の概略構成の横断面で
ある。
1は被帯電体である。本例では回転ドラム型の電子写
真感光体である。本例の該感光体1はアルミニウム等の
導電性基層1bと、その外面に形成した光導電層1aとを基
本層とする構成のものである。
102は帯電部材である。本例はローラタイプである
(以下帯電ローラと記す)。該帯電ローラは中心の芯金
102cと、その外周に形成した導電層102bと、更にその外
周に形成した抵抗層102aとからなる。
帯電ローラ102は芯金102cの両端部を不図示の軸受部
材に回転自由に軸受させて、ドラム型の感光体1に並行
に配置して不図示の押圧手段で感光体1面に対して所定
の押圧力をもって圧接され、感光体1の回転駆動に伴い
従動回転する。
3は帯電ローラ102に対するバイアス印加電源であ
る。この電源3と帯電ローラ102の芯金102cとが電気的
に接続されていて電源3により帯電ローラ102に対して
所定のバイアスが印加される。
而して、被帯電体たる感光体1が回転駆動されると、
該感光体1に圧接され且つバイアス電圧が印加された帯
電部材としての帯電ローラ102により感光体の外周面が
所定の極性・電位に帯電処理される。
(発明が解決しようとする問題点) 帯電部材102の抵抗層102aの抵抗層は、環境湿度、製
造ロットばらつき、耐久の進行等の要因により変動しや
すい。そのために感光体1の帯電電位が変動して画像濃
度やライン幅が変動することになり、高品位の画像を安
定に出力させることを阻害する因子の一つとして挙げら
れている。
これを解決する手段として帯電部材を直流定電流制御
して帯電部材の抵抗に応じたバイアス値を変えることで
帯電電位を安定化させるという考案がなされている。
しかしこの場合、第9図例のように、感光体1上に存
在する可能性があるピンホール1cと帯電部材102が接触
した際に帯電部材102からの電流がピンホール1cへ流
れ、定電流制御により帯電部材102に印加される電圧が
低下してピンホール1c近傍の感光体面部分の帯電電位が
低下し、帯電むらを生じる。そしてこれが画像濃度むら
やライン幅むら(以下、ピンホール接触時濃度むらと呼
ぶ)となって現われてしまう。
本発明は上述のような問題点を解決することを目的と
している。
(問題点を解決するための手段) 本発明は下記のような構成を特徴としている画像形成
装置である。
(1)被帯電体に該被帯電体面を帯電処理する工程を含
む作像プロセスを適用して画像形成を実行する画像形成
装置であり、 該被帯電体の帯電処理手段は、電圧を印加した帯電部
材を被帯電体に当接させて被帯電体面を帯電する接触式
帯電装置であり、 該帯電部材が被帯電体の被画像形成領域に対応してい
るときに該帯電部材を直流定電流制御し、このときの直
流電圧を検知し、該帯電部材が被帯電体の画像形成領域
に対応しているときは上記検知した直流電圧で該帯電部
材を定電圧制御するようにした、 ことを特徴とする画像形成装置。
(2)前記帯電部材には直流電圧と振動電圧を重畳した
バイアスが印加される、ことを特徴とする前記(1)項
に記載の画像形成装置。
(3)被帯電体はエンドレスの被作像面を有するもので
あり、該被帯電体面を帯電部材で除電させた後、被帯電
体面の一周範囲以下において帯電部材の直流定電流制御
を実行させてその直流電圧を検知するようにした、こと
を特徴とする前記(1)又は(2)項に記載の画像形成
装置。
(4)帯電部材の直流定電流制御期間内において直流電
圧検知を複数回実行させ、その複数回の検知電圧をもと
に直流電圧の異常値を除去する手段を有する、ことを特
徴とする前記(1)乃至(3)項の何れかに記載の画像
形成装置。
(5)直流電圧の異常値を除去する手段は複数回の検知
電圧値を加算あるいは積分して平均値を算出する手段で
ある、ことを特徴とする前記(4)項に記載の画像形成
装置。
(作 用) 上記の構成において、接触帯電部材の抵抗が環境湿度
等の影響で変動したとしても、抵抗が高くなった場合に
は帯電部材が被帯電体の非画像形成領域面に対応してい
るときになされている直流定電流制御期間の検知直流電
圧が高くなり、その検知直流電圧による直流定電圧制御
のもとで、被帯電体の画像形成領域面に対する帯電処理
が帯電部材によりなされて画像形成が実行される。
逆に、帯電部材の抵抗が下がれば、上記直流定電流制
御期間における直流定電流制御の検知直流電圧が低くな
り、その検知直流電圧による直流定電圧制御のもとで被
帯電体の画像形成領域面に対する帯電処理が帯電部材に
よりなされて画像形成が実行されるので、帯電部材の抵
抗変動にかかわらず被帯電体の帯電電位は一定化され
る。
また画像形成時に帯電部材と被帯電体面のピンホール
が接触しても、帯電部材に対する直流電圧は定電流制御
ではないため変化することがなく、ピンホール接触時濃
度むらを発生しない。
(実 施 例) <実施例1> (1)画像形成装置例 第1図は本発明に従う画像形成装置の一例の概略構成
を示している。
1は被帯電体としての像担持体であり、本例のものは
アルミニウム等の導電性基体層1bと、その外周面に形成
した光導電層1aを基本構成層とするドラム型の電子写真
感光体である。支軸1dを中心に図面上時計方向に所定の
周速度をもって回転駆動される。
2はこの感光体1面に接して感光体面を所定の極性・
電位に一様に一次帯電処理する帯電部材であり、本例は
ローラタイプのものである(以下帯電ローラと記す)。
帯電ローラ2は中心芯金2cと、その外周に形成した導電
層2bと、更にその外周に形成した抵抗層2aとから成り、
芯金2cの両端部を不図示の軸受部材に回転自由に軸受さ
せてドラム型の感光体1に並行に配置して不図示の押圧
手段で感光体1面に対して所定の押圧力をもって圧接さ
れ、感光体1の回転駆動に伴い従動回転する。而して電
源3で芯金2cに所定の直流+交流(DC→AC)バイアスが
印加されることで回転感光体1の周面が所定の極性・電
位に接触帯電される。
帯電部材2で均一に帯電処理を受けた感光体1面は次
いで露光手段10により目的画像情報の露光(レーザービ
ーム走査露光、原稿画像のスリット露光など、本実施例
ではレーザービーム走査露光とする)を受けることで、
その周面に目的の画像情報に対応した静電潜像が形成さ
れる。その潜像は次いで現像手段11によりトナー画像と
して順次に可視像化されていく。
このトナー画像は、次いで、転写手段12により不図示
の給紙手段部から感光体1の回転と同期どりされて適正
なタイミングをもって感光体1と転写手段12との間の転
写部へ搬送された転写材14の面に順次に転写されてい
く。本例の転写手段12は転写ローラであり、転写材14の
裏からトナーと逆極性の帯電を行なうことで感光体1面
側のトナー画像が転写材14の表面側に転写されていく。
トナー画像の転写を受けた転写材14は感光体1面から
分離されて不図示の像定着手段へ搬送されて像定着を受
け、画像形成物として出力される。或いは裏面にも像形
成するものでは転写部への再搬送手段へ搬送される。
像転写後の感光体1面はクリーニング手段13で転写残
りトナー等の付着汚染物の除去を受けて清浄面化され、
更に除電露光装置15により除電されて、繰り返して作像
に供される。
(2)帯電部材2の各種形態例 ローラタイプの帯電部材2は面移動駆動される被帯電
体としての感光体1に従動回転させてもよいし、非回転
のものとさせてもよいし、感光体1の面移動方向に順方
向又は逆方向に所定の周速度をもって積極的に回転駆動
させるようにしてもよい。
帯電部材2はローラタイプ以外にも、ブレード状タイ
プ・ブロック状タイプ・ロッド状タイプ・ベルト状タイ
プなどの形態に構成できる。
第2図(a)はブレード状タイプとしたものの一例の
横断面図を示している。この場合、被帯電体1面に当接
されるブレード状帯電部材2の向きは被帯電体1面の面
移動方向に順方向又は逆方向のどちらでもよい。第2図
(b)はブロック状もしくはロッド状としたものの一例
の横断面図を示している。各タイプの帯電部材2におい
て、2cは導電性の芯金部材、2bは導電層、2aは抵抗層を
示している。
ブロック状もしくはロッド状としたものは、回転可能
としたローラタイプのものにおいては芯金部材2cに対し
てバイアス電圧を印加するために必要とする給電用摺動
接点3aなしに芯金部材2cに対して電源3に通じるリード
線を直接に接続することができ、給電用摺動接点3aから
発生する可能性のある電気ノイズがなくなるという利点
とともに、省スペース化、さらには被帯電体面のクリー
ニングブレードを兼用させる構成のものとすることも可
能である。
(3)シーケンス 第3図は第1図例の装置の動作シーケンス例である。
本例は2枚連続プリントの場合を示している。
.プリント開始信号にもとずき、それまでスタンバイ
状態にある装置の感光体1(以下、ドラムと記す)の回
転駆動が開始されて前回転期間が開始される。このドラ
ム1の回転開始と同時に除電露光15がONとなり、区間A1
においてドラム1の一周面以上が除電される。
.次に接触帯電部材である帯電ローラ2に対する1次
帯電バイアスであるAC+DCバイアスがONとなる。
.この1次帯電バイアスは始めに区間B1で定電流制御
され、その間にDC電圧の検知がなされ、次に該検知した
DC電圧でDC定電圧制御がなされる。
その後に画像形成が始まるまでがドラム1の前回転期
間であり、その間のドラム1面は非画像形成領域面であ
り、従って帯電ローラ2はドラム1の非画像形成領域面
に対応している前回転期間の区間B1においてDC定電流制
御がなされ、このときのDC電圧の検知がなされる。
.DC定電圧制御が始まったらレーザー書き込み(レー
ザー走査露光)による1枚目の画像形成が行なわれる。
帯電ローラ2はドラム1の画像形成領域面に対応してお
り、該ドラム1面をDC定電圧制御状態にて帯電処理して
いる。
.1枚目のプリントについての画像形成が終了し、次の
2枚目のプリントについての画像形成が開始されるまで
の間の所謂紙間のドラム面は非画像形成領域面であり、
本実施例ではこの紙間でも再び帯電ローラ2のDC定電流
制御・DC電圧検知・DC定電圧制御を実行させている。
即ち、1枚目のプリントが終了したら1次帯電バイア
スを紙間の区間B2において再びDC定電流制御となし、DC
電圧検知を実行させ、次いでその検知DC電圧での定電圧
制御を実行させて2枚目のプリントについての画像形成
を実行させている。
3枚以上の連続プリントのときも各紙間において同様
にDC定電流制御・DC電圧検知・DC定電圧制御のシーケン
スを行なう。
.最終枚目のプリントの画像形成が終了したらドラム
1は後回転期間に入り、この後回転期間の区間A2におい
てドラム1の一周面以上の除電露光15がなされて除電さ
れ、ドラム1の回転と除電露光がOFFとなり、装置は次
のプリント開始信号の入力までスタンバイ状態に入る。
上記の構成において接触帯電部材としての帯電ローラ
2の抵抗が環境湿度等の影響で変動したとしても、抵抗
が高くなった場合には帯電ローラ2がドラム1の非画像
形成領域面に対応しているときになされているDC定電流
制御期間B1やB2の検知DC電圧が高くなり、その検知DC電
圧によるDC定電圧制御のもとでドラム1の画像形成領域
面に対する帯電処理が帯電ローラによりなされて画像形
成が実行され、逆に、帯電ローラ2の抵抗が下がれば、
上記期間B1やB2のDC定電流制御の検知DC電圧が低くな
り、その検知DC電圧によるDC定電圧制御のもとでドラム
1の画像形成領域面に対する帯電処理が帯電ローラによ
りなされて画像形成が実行されるので、帯電ローラの抵
抗変動にかかわらずドラム1の帯電電位は一定化され
る。
また画像形成時に帯電ローラ2とドラム1面のピンホ
ール1cが接触しても、帯電ローラ2に対するDC電圧は定
電流制御ではないため変化することがなく、ピンホール
接触時濃度むらを発生しない。
なお1次帯電バイアスのAC電圧(ACバイアス)は定電
圧制御でも定電流制御でもよいし、帯電ローラ2がドラ
ム1の非画像形成領域面に対応しているときには定電流
制御をし、そのときのAC電圧を検知し、その電圧で帯電
ローラ2がドラム1の画像形成領域面に対応していると
きに定電圧制御するようにしてもよい。又1次帯電バイ
アスAC電圧を加えなくともよい。
(4)実施例 レーザービームプリンターLBP−8(キヤノン(株)
製)の1次帯電手段として接触帯電ローラを装着して第
1図例装置と同様のプリンタを構成し画像形成を実行さ
せる。
帯電ローラ2として体積抵抗103Ω・cmの外径12mmの
導電性ゴムローラ上にエピクロルヒドリンゴムを100μ
m塗布したものを用いた。
このローラ2の抵抗値を第4図のようにローラ2の周
面に幅1cmの金属箔201を巻き付け、芯金2cと金属箔201
の間に電源202によりDC250Vの電圧を印加して抵抗測定
した。
A.気温15℃・湿度10%RH下では40MΩ B.気温35℃・湿度80%RH下では0.5MΩ であった。
前述第3図のシーケンスにおいて非画像形成時の区間
B1・B2では帯電ローラ2についてDC10μAの定電流制御
を行なってDC電圧を検知し、画像形成時にはその検知電
圧で定電圧制御を行なう。AC電圧はピーク間2KV定電圧
制御を行なう。
(5)比較列1 帯電ローラ2に1次帯電バイアスとして、DC電圧−70
0VとACピーク間電圧2KVの重畳電圧を印加してドラム1
の1次帯電を行なわせて画像形成を実行させる。
(6)比較例2 帯電ローラ2に対する1次帯電バイアスとして、DC10
μAの定電流、ACピーク間2KVの定電圧制御を行なって
画像形成を実行させる。
上記の実施例・比較例1・比較例2のものについて、
夫々前記A・Bの両環境における、ドラム1の帯電電位
と、ピンホール接触時濃度むらの有無を調べた。その結
果を表−1に示す。
本発明に従う実施例では、比較例1で見られる環境A
での帯電電位の低下はなく、かつ比較例2で見られる環
境Bでのピンホール接触時濃度むらも生じていない。
<実施例2> 第5図のシーケンスは前述第3図のシーケンスとの対
比において、ドラム1の前回転期間の区間B1だけにおい
てDC定電流制御・DC電圧検知を実行させ、連続プリント
における紙間でのDC定電流制御・DC電圧検知は行なわな
いようにした例である。
区間B1で検知したDC電圧での定電圧制御が連続プリン
トでの各画像形成時になされる。
ただしその検知DC電圧は次のプリント開始時のドラム
前回転期間の区間B1で更新される。
<実施例3> 第6図のシーケンスは、プリンタに電源を投入したと
き実行される、定着器昇温等のためのドラム前多回転期
間(装置ウォーミング期間)に帯電ローラ2のDC定電流
制御・DC電圧検知を行なわせている。
装置はウォーミング終了後、ドラムの回転・除電露光
がOFFとなり、プリント開始信号が入力されるまでスタ
ンバイ状態となる。
プリント開始信号が入力された後の各画像形成サイク
ルにおける帯電ローラの1次帯電バイアスは上記ドラム
前多回転期間のDC定電流制御で検知されたDC電圧でDC定
電圧制御されて画像形成が実行される。
上記検知されたDC電圧はプリンタの電源が切られるま
で保持される。
<実施例4> 第7図のシーケンスは第1図の装置において除電露光
装置15を不用とすることができるシーケンスである。
即ちプリント開始信号入力後のドラム前回転期間の区
間E1においてDC電圧がOV定電圧、AC電圧−ONの状態にて
ドラム1を一周面以上回転させることによりドラム表面
を除電する。
次いで、DC定電流制御・DC電圧検知をドラム一周内に
終了してその検知DC電圧で定電圧制御を行なうことで1
枚目プリントについての画像形成を実行させる。
1枚目プリントの画像形成終了後、2枚目プリントの
画像形成開始までの紙間の区間E2においてDC0V定電圧、
AC電圧−ONの状態でドラム1を一周以上回転させること
でドラム表面を除電する。
その後、再びDC定電流制御・DC電圧検知を行ない、そ
の検知DC電圧で定電圧制御を行なうことで2枚目プリン
トについての画像形成を実行させる。
3枚以上の連続プリントのときも各紙間において同様
の除電・DC定電流制御・DC定電圧検知・DC定電圧制御の
シーケンスを行なう。
最終枚目プリントの画像形成が終了したらドラム1は
後回転期間(区間E3)に入り、DC電圧が0V定電圧、AC電
圧−ONの状態にてドラム1を一周面以上回転させること
によりドラム表面が除電され、ドラム1の回転がOFFと
なり、装置はスタンバイ状態に入る。
前述した各実施例1〜3の装置のシーケンス(第3・
5・6図)において除電露光15なしとすると、除電消去
されないドラム面においてDC定電流制御が行なわれる。
このとき検知されたDC電圧は実際に必要なDC電圧よりも
高くなり、画像形成時の帯電電位は高くなってしまう。
これに対して、本実施例のようにDC定電流制御の前に
DC0V定電流、AC電圧−ONの状態でドラム全周を除電した
後、DC定電流制御、DC電圧検知をドラム一周内に終了さ
せれば除電露光(15)は不要となる。
<実施例5> DC電圧検知を1回しか行なわない場合は、DC電圧を検
知する瞬間に帯電部材たる帯電ローラ2が被帯電体たる
ドラム1上のピンホール1cにたまたま接触していたよう
なときはDC電圧が下がった状態で電圧を検知してその検
知低電圧値でのDC定電圧制御により画像形成時の帯電電
位が低下することになり、反転現象であれば画像濃度が
濃くなり、正規現象であれば画像濃度が濃くなる事態を
生じるおそれがある。
このページ間での濃度むらを解決するため本実施例の
第8図に示すシーケンスではDC定電流制御時間内にDC電
圧検知を複数回行ない、その複数回の検知DC電圧値を加
算あるいは積分し、その平均値を算出し、画像形成時は
その平均値のDC電圧値で定電圧制御を行なっている。
こうすることで、帯電ローラ2がドラム1のピンホー
ル1cと接触したときのような異常DC電圧にもとづくDC定
電圧制御を生じる事態を除くことができ、ページ間での
画像濃度むらを防ぐことができる。
異常DC電圧の除去手段としては上記のような平均値算
出方式の他に、複数回の検知DC電圧値から最大値・最小
値を除く方式でもよい。
(発明の効果) 以上述べたように、非画像形成時に帯電部材を直流定
電流制御し、この時の直流電圧を検知し、画像形成時に
は、上記検知した直流電圧で定電圧制御する事で、帯電
部材の、環境湿度、ロットばらつき、耐久時間等による
抵抗変動の影響をうける事なく、常に安定した画像濃
度、ライン幅を得る事ができ、かつ被帯電体上にピンホ
ールがあっても画像上に画像濃度むら、ライン幅むらを
生じる事もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従う画像形成装置の一例の概略構成
図。 第2図(a)はブレード状タイプの接触帯電部材の例、
同図(b)はブロック状もしくはロッド状タイプの接触
帯電部材の例の横断面図。 第3図は動作シーケンス図。 第4図は帯電ローラの抵抗値測定要領図。 第5図乃至第8図は夫々第2乃至第5の実施例装置につ
いての動作シーケンス図。 第9図は接触式帯電装置の一例の概略構成の横断面図。 1は被帯電体としての感光体ドラム、2は接触帯電部材
としての帯電ローラ、3はバイアス印加電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒矢 順治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 友行 洋二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 石山 竜典 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 宮本 敏男 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 西村 克彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 早川 亮 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 佐藤 康志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 中畑 公生 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−123385(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被帯電体に該被帯電体面を帯電処理する工
    程を含む作像プロセスを適用して画像形成を実行する画
    像形成装置であり、 該被帯電体の帯電処理手段は、電圧を印加した帯電部材
    を被帯電体に当接させて被帯電体面を帯電する接触式帯
    電装置であり、 該帯電部材が被帯電体の非画像形成領域に対応している
    ときに該帯電部材を直流定電流制御し、このときの直流
    電圧を検知し、該帯電部材が被帯電体の画像形成領域に
    対応しているときは上記検知した直流電圧で該帯電部材
    を定電圧制御するようにした、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記帯電部材には直流電圧と振動電圧を重
    畳したバイアスが印加される、ことを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】被帯電体はエンドレスの被作像面を有する
    ものであり、該被帯電体面を帯電部材で除電させた後、
    被帯電体面の一周範囲以下において帯電部材の直流定電
    流制御を実行させてその直流電圧を検知するようにし
    た、ことを特徴とする請求項1又は同2記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】帯電部材の直流定電流制御期間内において
    直流電圧検知を複数回実行させ、その複数回の検知電圧
    をもとに直流電圧の異常値を除去する手段を有する、こ
    とを特徴とする請求項1乃至同3の何れかに記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】直流電圧の異常値を除去する手段は複数回
    の検知電圧値を加算あるいは積分して平均値を算出する
    手段である、ことを特徴とする請求項4記載の画像形成
    装置。
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