JPH09244353A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09244353A
JPH09244353A JP8057721A JP5772196A JPH09244353A JP H09244353 A JPH09244353 A JP H09244353A JP 8057721 A JP8057721 A JP 8057721A JP 5772196 A JP5772196 A JP 5772196A JP H09244353 A JPH09244353 A JP H09244353A
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JP
Japan
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voltage
charging
potential
forming apparatus
charging potential
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Application number
JP8057721A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Saito
洋 斉藤
Shigeru Watanabe
滋 渡邊
Masumi Sato
眞澄 佐藤
Takaya Muraishi
貴也 村石
Masahito Yokoyama
雅人 横山
Toshiyuki Uchida
俊之 内田
Yoshiaki Miyashita
義明 宮下
Masaki Tokuhashi
正樹 徳橋
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な直流高圧電源を用い、使用環境及び経
時変化に係わらず、安定した帯電電位が得られるように
する。 【解決手段】 制御装置11が、電位センサ3によって
検出される感光体1表面の帯電電位に基づいて直流高圧
電源12によって帯電ローラ2に印加する直流電圧を制
御する。この場合、直流高圧電源12が帯電ローラ2に
直流電圧を印加している間、常に電位センサ3によって
検出される帯電電位によって直流高圧電源12にフィー
ドバックをかけて帯電ローラ2への印加電圧を制御す
る。あるいは、帯電ローラ2が1回転する間に電位セン
サ3によって検出される感光体1表面の2点以上の帯電
電位の平均値によって直流高圧電源12にフィードバッ
クをかけて帯電ローラ2への印加電圧を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザプリン
タ,複写機,ファクシミリ装置等の電子写真方式の画像
形成装置に関し、特に回動する感光体に接触帯電部材を
接触させてその表面を帯電させるようにした画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の電子写真方式の画像形成装置
においては、ドラム状あるいはベルト状の感光体(像担
持体)の表面を帯電手段によって一様に帯電させた後、
露光手段によって露光して静電潜像を形成し、その潜像
を現像手段内の現像ローラによってトナーを付着させて
顕像化した後、転写手段により給紙部から給紙される転
写紙に転写し、それを定着手段内の定着ローラによって
熱定着して排出すると共に、感光体の表面の残留トナー
をクリーニング装置によって除去するようにしている。
【0003】ところで、従来の電子写真方式の画像形成
装置では、感光体を一様に帯電させるために非接触方式
であるコロナ放電方式が用いられてきたが、これは放電
空間をイオン化して感光体を帯電させるため多量のオゾ
ンが発生していた。このオゾンはマイナス放電を行なっ
た場合により多く発生するが、近年感光体がマイナス帯
電用の有機感光体になってきたことや発生ガスに対する
環境基準が厳しくなってきたことと併せて深刻な問題と
なっている。また、オゾンによって2次的に生成される
窒素酸化物(NOx)等の帯電器への付着により、帯電
ムラを引き起こす等の問題もある。
【0004】そこで、これらの問題を解消するため、例
えば特開昭63−149668号公報に見られるよう
に、感光体の表面に電圧を印加した帯電ローラ等の帯電
部材を接触させて、感光体の表面を帯電する接触帯電方
式の画像形成装置が提案されている。この画像形成装置
では、感光体の表面を接触帯電部材との間に存在する空
隙を通した放電によって帯電させるため、コロナ放電と
比較して印加電圧を低くでき、オゾン発生量が減少する
という利点がある。
【0005】ところが、このような画像形成装置におい
ては、使用環境(温度,湿度)により接触帯電部材の抵
抗値や誘電率等の電気特性が変化したり、画像形成回数
の増大に伴って感光体の膜厚が変化(経時変化)するた
め、必要な帯電電位が得られず、帯電ムラの原因になっ
ていた。そこで、接触帯電部材の温度を検出し、この温
度によって接触帯電部材に印加する電圧を可変(制御)
することにより、温度変化に伴う帯電ムラを防止するよ
うにした帯電装置が提案されている(例えば特開平4−
186381号公報参照)。
【0006】また、接触帯電部材の抵抗値(湿度によっ
て変動する)を検出し、この検出抵抗値によって接触帯
電部材に印加する電圧を制御することにより、湿度変化
に伴う帯電ムラを防止するようにした帯電装置も提案さ
れている(例えば特開平6−208282号公報参
照)。しかし、上述のような各帯電装置では、接触帯電
部材の温度又は抵抗のいずれか一方だけしか検出できな
いため、使用環境による帯電電位の変動を確実に抑える
ことができない。
【0007】さらに、感光体の膜減り量に対応する膜厚
変化信号に基づいて接触帯電部材に印加すべき電圧を制
御することにより、感光体の経時変化に伴う帯電ムラを
防止するようにした帯電装置も提案されている(例えば
特開平5−27557号公報参照)が、使用環境が変化
すれば、やはり帯電電位も変化してしまう。このよう
に、上記各帯電装置はそれぞれ単独では十分といえず、
環境変化及び経時変化に影響せずに安定した帯電電位を
得るためには、これらの各制御方式を組み合わせて使用
する必要があるが、そうすると制御が複雑になり、コス
トアップにもつながる。
【0008】一方、以下の(1)〜(3)に示すような
制御をそれぞれ行なう画像形成装置も提案されている。 (1)接触帯電部材に微小定電流を流し、これによって
掛かる電圧を測定することにより放電開始電圧を決定
し、これに基づいて接触帯電部材に印加する電圧を決定
する(例えば特開平6−194933号公報参照)。
【0009】(2)接触帯電部材とは別に感光体に接触
可能な別部材を設け、接触帯電部材が感光体の非画像形
成領域に対応している時に接触帯電部材と別部材に直流
定電圧を印加し、その時の両部材による直流電流量の差
を検知し、接触帯電部材が感光体の画像形成領域に対応
している時に上記検知した差の直流電流量に応じた直流
電圧を接触帯電部材に印加する(例えば特開平6−34
8114号公報参照)。 (3)非画像形成時に、接触帯電部材に直流電圧をパル
ス状に繰り返し印加してこの時の実効電流値を検知し、
この結果に基づいて画像形成時に接触帯電部材に印加す
る直流電圧を決定する(例えば特開平6−202446
号公報参照)。
【0010】このように、接触帯電部材への印加電圧を
制御するようにした画像形成装置では、環境変化や経時
変化によって接触帯電部材の抵抗や容量等が変化して
も、常に安定した帯電電位を得ることができる。しか
し、感光体の経時変化を検知することができないため、
それによって帯電電位が変動してしまう。そこで、感光
体の帯電電位を検出し、その検出電位に基づいて接触帯
電部材に印加する電圧の交流成分を制御することによ
り、使用環境及び経時変化に係わらず、常に安定した帯
電電位を得られるようにした画像形成装置が提案されて
いる(例えば特開平4−181962号公報参照)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の画像形成装置においても、交流高圧電源を
使用しているため、コストアップになるうえ、リークの
危険性もある。この発明は上記の点に鑑みてなされたも
のであり、安価な直流高圧電源を用い、使用環境及び経
時変化に係わらず、安定した帯電電位が得られるように
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、回動する感
光体と、感光体に接触してその表面を一様に帯電させる
接触帯電部材と、該接触帯電部材によって帯電された感
光体の表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
その静電潜像をトナーを付着させて顕像化する現像手段
と、その顕像化されたトナー像を転写紙に転写する転写
手段とを備えた画像形成装置において、上記の目的を達
成するため、以下の各手段を設けたことを特徴とする。
【0013】請求項1の発明は、接触帯電部材に直流電
圧を印加する電圧印加手段と、感光体表面の帯電電位を
検出する帯電電位検出手段と、該手段によって検出され
る帯電電位に基づいて電圧印加手段によって接触帯電部
材に印加する直流電圧を制御する電圧制御手段とを設け
たものである。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、帯電電位検出手段を、接触帯電部材による
帯電位置と露光手段による露光位置との間で感光体表面
の帯電電位を検出する手段とし、電圧制御手段を、電圧
印加手段が接触帯電部材に直流電圧を印加している間、
常に帯電電位検出手段によって検出される帯電電位によ
って電圧印加手段にフィードバックをかけて印加電圧を
制御する手段としたものである。
【0015】請求項3の発明は、請求項1の画像形成装
置において、接触帯電部材を帯電ローラとし、電圧制御
手段を、帯電ローラが1回転する間に帯電電位検出手段
によって検出される感光体表面の2点以上の帯電電位の
平均値によって電圧印加手段にフィードバックをかけて
印加電圧を制御する手段としたものである。
【0016】請求項4の発明は、請求項1の画像形成装
置において、電圧制御手段に、非画像形成時に電圧印加
手段によって接触帯電部材に複数の異なる電位の直流電
圧を順次印加させ、その各電位の直流電圧の印加時にそ
れぞれ帯電電位検出手段によって検出される各帯電電位
とに基づいて接触帯電部材への印加電圧と感光体表面の
帯電電位との相関関係を求め、その関係に基づいて画像
形成時に電圧印加手段によって接触帯電部材に印加する
直流電圧の値を設定する印加電圧設定手段を備えたもの
である。
【0017】請求項5の発明は、請求項1の画像形成装
置において、電圧制御手段を、1枚目の転写紙に対する
画像形成の開始直前に、帯電電位検出手段によって検出
される帯電電位に基づいて電圧印加手段によって接触帯
電部材に印加する直流電圧を制御する手段としたもので
ある。
【0018】請求項6の発明は、請求項1記載の画像形
成装置において、電圧制御手段を、先行する転写紙に対
する画像形成が終了してから後行する転写紙に対する画
像形成の開始直前までに、帯電電位検出手段によって検
出される帯電電位に基づいて電圧印加手段によって接触
帯電部材に印加する直流電圧を制御する手段としたもの
である。
【0019】請求項7の発明は、請求項1の画像形成装
置において、電圧制御手段に、所定のタイミングで電圧
印加手段によって接触帯電部材に所定の直流電圧を印加
させて帯電電位検出手段によって検出される感光体表面
の帯電電位が収束した後、電圧印加手段によって接触帯
電部材に印加されている直流電圧を変更させて帯電電位
検出手段によって感光体表面の帯電電位を検出させ、そ
の変更前後の接触帯電部材への各印加電圧と各帯電電位
とに基づいて該印加電圧と帯電電位との相関関係を求
め、その関係に基づいて画像形成時に電圧印加手段によ
って接触帯電部材に印加する直流電圧の値を設定する印
加電圧設定手段を備えたものである。
【0020】請求項8の発明は、請求項7の画像形成装
置において、上記収束した帯電電位が適正範囲内にない
場合には、警告を発して画像形成を禁止する手段を設け
たものである。請求項9の発明は、請求項7の画像形成
装置において、接触帯電部材に所定の直流電圧が印加さ
れてから所定時間経過しても帯電電位検出手段によって
検出される帯電電位が収束しない場合には、警告を発し
て画像形成を禁止する手段を設けたものである。
【0021】請求項10の発明は、請求項1の画像形成
装置において、感光体から転写紙上に転写されたトナー
像を熱定着する定着ローラの表面温度を検出するローラ
温度検出手段を備え、電圧制御手段が、電源投入時に、
ローラ温度検出手段による検出温度が予め定められた温
度以下の場合に上記電圧制御を行なうようにしたもので
ある。
【0022】請求項11の発明は、請求項1の画像形成
装置において、電圧制御手段を、1枚目の転写紙に対す
る画像形成直前に、帯電電位検出手段によって検出され
る帯電電位が基準電圧と等しくなるように電圧印加手段
によって接触帯電部材に印加する直流電圧を制御する手
段としたものである。
【0023】請求項12の発明は、請求項1の画像形成
装置において、電圧制御手段を、複数の転写紙に対する
連続画像形成中に所定の間隔で帯電電位検出手段によっ
て検出される帯電電位が基準電圧と等しくなるように電
圧印加手段によって接触帯電部材に印加する直流電圧を
制御する手段としたものである。
【0024】請求項13の発明は、請求項1の画像形成
装置において、電圧制御手段を、電圧印加手段によって
接触帯電部材に直流電圧が印加されている間、常に帯電
電位検出手段によって検出される帯電電位が基準電圧と
等しくなるように電圧印加手段によって接触帯電部材に
印加する直流電圧を制御する手段としたものである。
【0025】請求項14の発明は、請求項1〜13のい
ずれかの画像形成装置において、接触帯電部材の表面を
クリーニングするクリーニング部材と、帯電電位検出手
段による検出結果に応じてクリーニング部材により接触
帯電部材をクリーニングする手段とを設けたものであ
る。
【0026】この発明による画像形成装置では、電圧制
御手段が、帯電電位検出手段によって検出される感光体
表面の帯電電位に基づいて電圧印加手段(安価な直流高
圧電源)によって接触帯電部材に印加する直流電圧を制
御するので、コストをアップせずに、使用環境及び経時
変化に係わらず、安定した帯電電位を得ることができ
る。
【0027】なお、帯電電位検出手段を、接触帯電部材
による帯電位置と露光手段による露光位置との間で感光
体表面の帯電電位を検出するものとし、電圧制御手段
が、電圧印加手段が接触帯電部材に直流電圧を印加して
いる間、常に帯電電位検出手段によって検出される帯電
電位によって電圧印加手段にフィードバックをかけて印
加電圧を制御するようにすれば、常に安定した帯電電位
を得ることができる。
【0028】電圧制御手段が、接触帯電部材である帯電
ローラが1回転する間に帯電電位検出手段によって検出
される感光体表面の2点以上の帯電電位の平均値によっ
て電圧印加手段にフィードバックをかけて印加電圧を制
御するようにすれば、帯電ローラの周方向でのバラツキ
を抑えて常に安定した帯電電位を得ることができる。
【0029】電圧制御手段が、非画像形成時に電圧印加
手段によって接触帯電部材に複数の異なる電位の直流電
圧を順次印加させ、その各電位の直流電圧の印加時にそ
れぞれ帯電電位検出手段によって検出される各帯電電位
とに基づいて接触帯電部材への印加電圧と感光体表面の
帯電電位との相関関係を求め、その関係に基づいて画像
形成時に電圧印加手段によって接触帯電部材に印加する
直流電圧の値を設定するようにすれば、安定した帯電電
位を容易に得ることができる。
【0030】電圧制御手段が、1枚目の転写紙に対する
画像形成の開始直前に、帯電電位検出手段によって検出
される帯電電位に基づいて電圧印加手段によって接触帯
電部材に印加する直流電圧を制御するようにすれば、1
枚目の転写紙に対する画像形成時より安定した帯電電位
を得ることができる。
【0031】電圧制御手段が、先行する転写紙に対する
画像形成が終了してから後行する転写紙に対する画像形
成の開始直前までに、帯電電位検出手段によって検出さ
れる帯電電位に基づいて電圧印加手段によって接触帯電
部材に印加する直流電圧を制御するようにすれば、1枚
の転写紙に対する画像形成中の帯電電位の変化を抑えて
安定した高品位の画像を得ることができる。
【0032】電圧制御手段が、所定のタイミングで電圧
印加手段によって接触帯電部材に所定の直流電圧を印加
させて帯電電位検出手段によって検出される感光体表面
の帯電電位が収束した後、電圧印加手段によって接触帯
電部材に印加されている直流電圧を変更させて帯電電位
検出手段によって感光体表面の帯電電位を検出させ、そ
の変更前後の接触帯電部材への各印加電圧と各帯電電位
とに基づいて該印加電圧と帯電電位との相関関係を求
め、その関係に基づいて画像形成時に電圧印加手段によ
って接触帯電部材に印加する直流電圧の値を設定するよ
うにすれば、より安定した帯電電位を容易に得ることが
できる。
【0033】この場合、上記収束した帯電電位が適正範
囲内にない場合、あるいは接触帯電部材に所定の直流電
圧が印加されてから所定時間経過しても帯電電位検出手
段によって検出される帯電電位が収束しない場合には、
警告を発して画像形成を禁止することにより、帯電電位
検出手段(例えば電位センサ)や電圧印加手段の故障等
の異常時における誤動作を防止することができる。
【0034】感光体から転写紙上に転写されたトナー像
を熱定着する定着ローラの表面温度を検出するローラ温
度検出手段を備え、電圧制御手段が、電源投入時に、ロ
ーラ温度検出手段による検出温度が予め定められた温度
以下の場合に上述した電圧制御を行なうようにすれば、
環境変動の大きい電源投入時、特に低温環境時における
帯電電位の変動を確実に抑えて、安定した画像を得るこ
とができる。
【0035】電圧制御手段が、1枚目の転写紙に対する
画像形成直前(複数の転写紙に対する連続画像形成時に
はその1枚目の転写紙に対する画像形成直前、1枚の転
写紙に対する画像形成時にはその転写紙に対する画像形
成直前)に、帯電電位検出手段によって検出される帯電
電位が基準電圧と等しくなるように電圧印加手段によっ
て接触帯電部材に印加する直流電圧を制御するようにす
れば、少なくとも1枚目の転写紙に対する画像形成開始
時には安定した帯電電位を得ることができるため、濃度
変動等の異常が少ない、安定した良質の画像を得ること
ができる。
【0036】電圧制御手段が、複数の転写紙に対する連
続画像形成中に所定の間隔で帯電電位検出手段によって
検出される帯電電位が基準電圧と等しくなるように電圧
印加手段によって接触帯電部材に印加する直流電圧を制
御するようにしたり、電圧印加手段によって接触帯電部
材に直流電圧が印加されている間、常に帯電電位検出手
段によって検出される帯電電位が基準電圧と等しくなる
ように電圧印加手段によって接触帯電部材に印加する直
流電圧を制御するようにすれば、連続画像形成中の環境
変動に係わらず、安定した帯電電位を得ることができ
る。したがって、濃度変動等の異常がない一層安定した
良質の画像を得ることができる。
【0037】接触帯電部材の表面をクリーニングするク
リーニング部材を設け、帯電電位検出手段による検出結
果に応じてクリーニング部材により接触帯電部材をクリ
ーニングするようにすれば、接触帯電部材及びクリーニ
ング部材の劣化を最小限に抑えることができるため、経
時においても帯電効率及び画像品質の低下を確実に防止
することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の第1
実施形態である複写機の主要部の一例を示す概略構成図
である。
【0039】この複写機は、像担持体であるドラム状の
回転(回動)する感光体1に接触帯電部材である帯電ロ
ーラ2を直接接触させた状態で、そこに直流電圧を印加
して感光体1の表面を所定の電位に一様に帯電する接触
帯電方式の複写機であり、感光体1が矢示方向に所定の
周速度で回転し、それに帯電ローラ2が接触しながら連
れ回りにより矢示方向に等速で従動回転する。
【0040】感光体1は、ドラム駆動タイミングベル
ト,ドラム駆動プーリ,それらを駆動するモータ(いず
れも図示を省略している)等からなる駆動装置によって
駆動され、その表面には常に帯電ローラ2が所定の圧力
で接触している。感光体1の回りには、帯電ローラ2の
他に、電位センサ(帯電電位検出手段)3,露光装置
(露光手段)4,現像器(現像手段)5,接触型の転写
装置(転写手段)6,クリーニングユニット7,除電ラ
ンプ8等が配設されている。
【0041】そして、通常のコピー動作(画像形成)時
には、帯電ローラ2によって感光体1の表面を所定の電
位(例えば−850V)に一様に帯電させた後、その帯
電面を露光装置4からの原稿画像に応じた光によって露
光して静電潜像を形成し、その静電潜像を現像器5の現
像ローラ(現像スリーブ)5aによってトナーを付着さ
せて顕像化する。
【0042】一方、給紙カセット(図示せず)内の転写
紙を、所定のタイミングで回転する給紙ローラにより1
枚ずつ送り出し、それを図示しないレジストローラによ
り一旦停止させてタイミング調整を行なった後、感光体
1上のトナー像と一致する正確なタイミングで転写装置
6が設けられている転写部に向けて給送する。
【0043】そして、その転写紙に転写装置6の無端ベ
ルト6aによって転写バイアスを印加して上面側にトナ
ー像を転写し、それを感光体1から分離させて図示しな
い定着装置へ搬送して、その定着ローラによってトナー
像を熱定着した後に装置外部の排紙トレイ等へ排出させ
る。
【0044】また、その転写終了後に感光体1上の残留
トナー及び紙粉等の異物を、クリーニングユニット7の
クリーニングブレード7a等によって取り除き、さらに
感光体1上の残留電位を除電ランプ8により取り除い
て、次の帯電ローラ2による帯電に備え、再び一連のコ
ピープロセスを繰り返す。
【0045】電位センサ3は、帯電ローラ2による帯電
直後の感光体1の表面電位(帯電電位)を検出して制御
装置11に知らせる。制御装置11は汎用のマイクロコ
ンピュータを用いており、この複写機内の各部を制御す
る。この制御装置11は、電位センサ3によって検出さ
れる帯電電位に基づいて直流高圧電源12によって帯電
ローラ2に印加する直流電圧を制御する電圧制御手段と
しての機能も果たす。
【0046】直流高圧電源12は電圧印加手段であり、
所定のタイミングで帯電ローラ2の導電性芯金2aに直
流電圧を印加し、感光体1の表面を一様に帯電させる。
13はクリーニング部材(クリーニング手段)であり、
通常は帯電ローラ2から離間しており、所定のタイミン
グで帯電ローラ2に接触してその表面をクリーニングす
る。
【0047】図2は、制御装置11によるこの発明に係
わる処理動作の一例を示すフローチャートである。この
ルーチンは、図示しないスタートキーがONになり、コ
ピー開始信号が入力された時にスタートし、まず直流高
圧電源12により帯電ローラ2に予め設定(図示しない
メモリに記憶)されている直流電圧Va1 を印加させて
感光体1の表面を帯電させ、その帯電電位Vd1 を電位
センサ3により検出させる。
【0048】次いで、直流高圧電源12によって帯電ロ
ーラ2に予め設定された直流電圧Va2 (直流電圧Va
1 と電位が異なる)を印加させて感光体1の表面を帯電
させ、その帯電電位Vd2 を電位センサ3により検出さ
せた後、直流電圧Va1 ,Va2 と帯電電位Vd1 ,V
d2 とに基づいて帯電効率を求め、その帯電効率に基づ
いて1枚目の転写紙に対するコピー動作時に帯電ローラ
2に印加する直流電圧(初期印加電圧)Vaを求めて設
定する。
【0049】その後、直流高圧電源12により帯電ロー
ラ2に直流電圧Vaを印加させて1枚目の転写紙に対す
るコピー動作を行ない、そのコピー動作が終了した時に
コピージョブが終了したか(操作部のテンキーによって
入力されたリピート枚数に達したか)否かを判断し、ま
だであれば再び直流高圧電源12により帯電ローラ2に
直流電圧Vaを印加させて2枚目以降の転写紙に対する
コピー動作を行ない、コピージョブが終了した時に図2
の処理動作を終了する。
【0050】このように、この実施形態の複写機では、
制御装置11が、電位センサ3によって検出される感光
体1表面の帯電電位に基づいて直流高圧電源12によっ
て帯電ローラ2に印加する直流電圧を制御するので、コ
ストをアップせずに、使用環境及び経時変化に係わら
ず、安定した帯電電位を得ることができる。
【0051】なお、電位センサ3は、帯電ローラ2によ
る帯電位置と露光装置4による露光位置との間で感光体
1表面の帯電電位を検出するものであるため、コピー動
作時における露光装置4内の露光ランプのON/OFF
に関係なく、感光体1表面の帯電電位を検出することが
できる。したがって、制御装置11は以下に示すような
制御を行なうこともできる。
【0052】すなわち、1枚目の転写紙に対するコピー
動作を開始させる前に、上述したようにそのコピー動作
時に帯電ローラ2に印加する直流電圧(初期印加電圧)
の値を設定し、コピー動作を開始した後、直流高圧電源
12が帯電ローラ2に直流電圧(最初は初期印加電圧)
を印加している間、感光体1の表面の帯電電位が任意に
設定された範囲内になるように、常に電位センサ3によ
って検出される帯電電位によって直流高圧電源12にフ
ィードバックをかけて帯電ローラ2への印加電圧を制御
する。それによって、常に安定した帯電電位を得ること
ができる。
【0053】また、帯電ローラ2が1回転する間に電位
センサ3によって検出される感光体1表面の2点以上の
帯電電位の平均値によって直流高圧電源12にフィード
バックをかけて帯電ローラ2への印加電圧を制御するこ
ともできる。この場合、電位センサ3による検出間隔を
帯電ローラ2が1回転する間に感光体1表面の帯電電位
を2点以上検出できる間隔にする。それによって、帯電
ローラ2の周方向でのバラツキを抑え、常に安定した帯
電電位を得ることができる。
【0054】図3は、この発明の第2実施形態である複
写機の主要部の一例を示す概略構成図である。この複写
機は、像担持体であるドラム状の回転(回動)する感光
体21に接触帯電部材である帯電ローラ22を直接接触
させた状態で、そこに直流電圧を印加して感光体21の
表面を所定の電位に一様に帯電する接触帯電方式の複写
機であり、感光体21が矢示方向に所定の周速度で回転
し、それに帯電ローラ22が接触しながら連れ回りによ
り矢示方向に等速で従動回転する。
【0055】感光体21は、ドラム駆動タイミングベル
ト,ドラム駆動プーリ,それらを駆動するモータ(いず
れも図示を省略している)等からなる駆動装置によって
駆動され、その表面には常に帯電ローラ22が所定の圧
力で接触している。感光体21の回りには、帯電ローラ
22の他に、電位センサ(帯電電位検出手段)23,露
光装置(露光手段)24,現像器(現像手段)25,接
触型の転写装置(転写手段)26,クリーニングユニッ
ト27,及び除電ランプ28等が配設されている。
【0056】そして、通常のコピー動作(画像形成)時
には、帯電ローラ22によって感光体21の表面を所定
の電位に一様に帯電させた後、その帯電面を露光装置2
4からの原稿画像に応じた光によって露光して静電潜像
を形成し、その静電潜像を現像器25内の現像ローラ
(現像スリーブ)25aによってトナーを付着させて顕
像化する。
【0057】一方、給紙カセット(図示せず)内の転写
紙を、所定のタイミングで回転する給紙ローラにより1
枚ずつ送り出し、それをレジストローラ29により一旦
停止させてタイミング調整を行なった後、感光体21上
のトナー像と一致する正確なタイミングで転写装置26
が設けられている転写部に向けて給送する。
【0058】そして、その転写紙に転写装置26のバイ
アス印加ローラ26aにより無端ベルト26bを介して
トナーと逆極性の転写バイアスを印加して上面側にトナ
ー像を転写し、それを感光体21から分離させて定着装
置30へ搬送して、その定着ローラ30aによってトナ
ー像を熱定着した後に装置外部の排紙トレイ等へ排出さ
せる。
【0059】また、その転写終了後に感光体21上の残
留トナー及び紙粉等の異物を、クリーニングユニット2
7のクリーニングブレード27a等によって取り除き、
さらに感光体21上の残留電位を除電ランプ28により
取り除いて、次の帯電ローラ22による帯電に備え、再
び一連のコピープロセスを繰り返す。
【0060】ここで、帯電ローラ22としては、例えば
図4に示すように、鉄等からなる導電性芯金22a(φ
8)の外側に、エピクロロヒドリンゴムよりなる抵抗層
22b(厚さ3mm)を装着し、その抵抗層22b上にエ
ピクロロヒドリンゴム,ルミフロン,シリカよりなる表
面層22c(厚さ10μm)を塗工した構成のものを用
いている。
【0061】電位センサ23は、帯電ローラ22による
帯電直後の感光体21の表面電位(帯電電位)を検出し
て制御装置31に知らせる。30bは定着装置30内に
設けられたサーミスタ等の温度検出部(ローラ温度検出
手段)であり、ヒータが内蔵されている定着ローラ30
aの表面温度を検出して制御装置31に知らせる。
【0062】制御装置31は汎用のマイクロコンピュー
タを用いており、この複写機内の各部を制御する。この
制御装置31は、電位センサ23によって検出される帯
電電位に基づいて直流高圧電源32によって帯電ローラ
22に印加する直流電圧を制御する電圧制御手段として
の機能も果たす。
【0063】直流高圧電源32は電圧印加手段であり、
所定のタイミングで帯電ローラ22の導電性芯金22a
に直流電圧を印加し、感光体21の表面を一様に帯電さ
せる。33はクリーニング部材(クリーニング手段)で
あり、通常は帯電ローラ22から離間しており、所定の
タイミングで帯電ローラ22に接触してその表面をクリ
ーニングする。
【0064】図5は、温度別の帯電ローラ22への印加
電圧と感光体21表面の帯電電位との関係の一例を示す
線図である。但し、この場合の感光体21の外径は10
0mm、線速は220mm/sec である。図4に示したよう
な帯電ローラ22の抵抗は使用環境(温度,湿度)によ
って変化(105〜107Ω程度)するため、その帯電特性
も図5に示すように使用環境によって大きく変動する。
【0065】例えば、感光体21表面の帯電電位を−8
50(V)にする場合は、10℃,15%〜30℃,9
0%の環境変動で帯電ローラ22への印加電圧を約−2
000(V)〜−1500(V)に変化させる必要があ
る。しかし、どの使用環境においても帯電ローラ22へ
の印加電圧と感光体21表面の帯電電位との相関関係は
直線的に示される。
【0066】したがって、非コピー動作(非画像形成)
時に直流高圧電源32により帯電ローラ22に複数の異
なる電位の直流電圧を順次印加させ、その各直流電圧の
印加時にそれぞれ電位センサ23により感光体21表面
の帯電電位を検出させることにより、上記相関関係(傾
き)を簡単に求めることができ、目標とする帯電電位を
得るために帯電ローラ22に印加すべき直流電圧の値を
一義的に求めることができる。
【0067】なお、例えば帯電ローラ22の抵抗が電圧
依存性を高く示す場合、上記相関関係が直線的に示され
ない場合も考えられるが、このような場合は上記相関関
係が求められる(近似できる)範囲内で、非コピー動作
時に直流高圧電源32によって帯電ローラ22に複数の
異なる電位の直流電圧を順次印加させ、その各直流電圧
の印加時にそれぞれ電位センサ23により感光体21表
面の帯電電位を検出させるようにすればよい。
【0068】図6は、制御装置31によるこの発明に係
わる処理動作の一例を示すフローチャートである。この
ルーチンは、図示しないスタートキーがONになり、コ
ピー開始信号が入力された時にスタートし、まずステッ
プ1でコピー動作を開始する前(非コピー動作時)に直
流高圧電源32によって帯電ローラ22に印加すべき2
つの異なる電位の直流電圧Va1 =Va+50,Va2
=Va−50を求める。なお、Vaは前回のコピー動作
時に帯電ローラ22に印加した直流電圧であり、図示し
ないメモリに記憶されている。
【0069】次に、ステップ2で直流高圧電源32によ
って帯電ローラ22に直流電圧Va1 を印加させて感光
体21の表面を帯電させ、ステップ3でその帯電電位V
d1を電位センサ23により検出させ、さらにステップ
4で直流高圧電源32によって帯電ローラ22に直流電
圧Va2 を印加させて感光体21の表面を帯電させ、ス
テップ5でその帯電電位Vd2 を電位センサ3により検
出させる。
【0070】その後、ステップ6で直流電圧Va1 とV
a2 ,帯電電位Vd1 とVd2 をそれぞれ比較し、その
いずれも一致した場合にはステップ8に進み、いずれか
一方でも一致しない場合にはステップ7に進むが、最初
はいずれも一致しないため、ステップ7で帯電ローラ2
2への印加電圧と感光体21表面の帯電電位との相関関
係(傾き)である帯電効率A=(Vd1 −Vd2 )/
(Va1 −Va2 )を求める。
【0071】次に、ステップ8でコピー動作時に直流高
圧電源32により帯電ローラ22に印加する直流電圧V
a=1/A(−850−Vd2 )+Va2 を求めて設定
(メモリに記憶)し、目標とする帯電電位が−850
(V)になるようにし、ステップ9で直流高圧電源32
により帯電ローラ22に直流電圧Vaを印加させて1枚
目の転写紙に対するコピー動作を行なう。
【0072】上記コピー動作が終了すると、ステップ1
0でコピージョブが終了したか(操作部のテンキーによ
って入力されたリピート枚数に達したか)否かを判断し
て、終了した場合は図6の処理動作を終了し、まだであ
ればステップ11で直流電圧Va2 をVa1 として、帯
電電位Vd2 をVd1 としてそれぞれ設定し直す(メモ
リに記憶する)と共に、ステップ12で直流電圧Vaを
Va2 として設定し直した後、ステップ4に戻って上述
と同様の処理を繰り返す。
【0073】このように、この実施形態の複写機におい
ても、制御装置31が、電位センサ23によって検出さ
れる感光体21表面の帯電電位に基づいて直流高圧電源
32によって帯電ローラ22に印加する直流電圧を制御
するので、前述の第1実施形態と同様にコストをアップ
せずに、使用環境及び経時変化に係わらず、安定した帯
電電位を得ることができる。
【0074】また、上記電圧制御を行なう場合、非コピ
ー動作(非画像形成)時に直流高圧電源32によって帯
電ローラ22に複数の異なる電位の直流電圧を順次印加
させ、その各電位の直流電圧の印加時にそれぞれ電位セ
ンサ23によって検出される各帯電電位とに基づいて帯
電ローラ22への印加電圧と感光体21表面の帯電電位
との相関関係(帯電効率)を求め、その関係に基づいて
コピー動作時に直流高圧電源32によって帯電ローラ2
2に印加する直流電圧を値を設定するため、安定した帯
電電位を容易に得ることができる。
【0075】さらに、1枚目の転写紙に対するコピー動
作を開始する直前と先行する転写紙に対するコピー動作
が終了してから後行する転写紙に対するコピー動作を開
始させる直前まで(紙間)に、電位センサ23によって
検出される帯電電位に基づいて直流高圧電源32によっ
て帯電ローラ22に印加する直流電圧を制御するので、
1枚目の転写紙に対するコピー動作時より安定した帯電
電位を得ることができ、且つ1枚の転写紙に対するコピ
ー動作中の帯電電位の変化を確実に抑えることができ、
安定した高品位な画像を得ることができる。
【0076】なお、1枚目の転写紙に対するコピー動作
を開始させる直前、あるいは先行する転写紙に対するコ
ピー動作が終了してから後行する転写紙に対するコピー
動作を開始させる直前までのいずれか一方の期間にの
み、電位センサ23によって検出される帯電電位に基づ
いて直流高圧電源32により帯電ローラ22に印加する
直流電圧を制御するようにすることもできる。
【0077】また、この複写機では、先行する転写紙に
対するコピー動作が終了してから後行する転写紙に対す
るコピー動作を開始させる直前までに、直流高圧電源3
2によって帯電ローラ22に直流電圧Va2 を印加させ
て電位センサ23により感光体21表面の帯電電位Vd
2 を検出させ、前回検出された帯電電位Vd1 とに基づ
いて帯電効率を求めるようにしたが、次のようにしても
よい。
【0078】すなわち、1枚目の転写紙に対するコピー
動作を開始させる直前と同様に、直流高圧電源32によ
って帯電ローラ22に直流電圧Va1 ,Va2 を順次印
加させ、その各電圧Va1 ,Va2 の印加時にそれぞれ
電位センサ23により各帯電電位Vd1 ,Vd2 を検出
させ、その各帯電電位Vd1 ,Vd2 に基づいて帯電効
率を求めるようにする。
【0079】次に、この発明の第3実施形態について説
明する。なお、ハード構成は第2実施形態の複写機と同
様なので、再び図3を使用する。図7及び図8は、第3
実施形態の複写機の制御装置31によるこの発明に係わ
る処理の一例を示すフローチャートである。
【0080】このルーチンはメインルーチンによりコー
ルされてスタートし、まずステップ21で図示しないコ
ピーカウンタ(他のルーチンでコピー枚数をカウントす
るカウンタ)による積算コピー枚数が予め設定された枚
数N(例えば500枚)に達しているか否かを判断し、
達していれば直ちにステップ24へ進み、達していなけ
ればステップ22で電源投入直後か否かを判断して、電
源投入直後でなければメインルーチンへリターンする。
【0081】また、電源投入直後であれば、ステップ2
3で温度検出部30bによって検出されている定着ロー
ラ30aの表面温度(定着ローラ温度)が予め定められ
た温度t℃(例えば15℃)以下か否かを判断して、温
度t℃以下でなければそのままメインルーチンへリター
ンし、温度t℃以下であればステップ24で直流高圧電
源32により帯電ローラ22への直流電圧Va0 の印加
を開始して感光体21の表面を帯電させる。
【0082】ここで、帯電ローラ22による帯電効率
は、低温環境時、つまりこの複写機が長時間放置された
後の電源投入時には図5に示したように低下するが、機
械動作時には機内温度(定着ローラ温度に比例する)に
左右される。したがって、上記電源投入時に直流高圧電
源32による帯電ローラ22への印加電圧を補正する必
要がある。また、Va0 は前回のコピー動作時に帯電ロ
ーラ22に印加した直流電圧であり、図示しないメモリ
に記憶されている。
【0083】続いて、ステップ25で感光体21表面の
帯電電位Vd0 を電位センサ23により検出させて設定
(メモリに記憶)し、さらにステップ26で帯電ローラ
22が1回転するのに要する時間が経過した後に再度感
光体21表面の帯電電位Vd0´ を電位センサ23によ
り検出させて設定した後、ステップ27で帯電電位Vd
0´ とVd0 との差(|Vd0´−Vd0|)が50
(V)以下か否かを判断する。
【0084】そして、帯電電位Vd0´ とVd0 との差
が50(V)以下でなければ、ステップ36で帯電ロー
ラ22への直流電圧Va0 の印加開始時(電位センサ2
3による帯電電位の検出開始時)より所定時間(例えば
1分)が経過したか否かを判断し、経過していなければ
ステップ37で帯電電位Vd0´ をVd0 として設定し
直した後、ステップ26に戻って上述と同様の処理を繰
り返す。
【0085】また、帯電ローラ22への直流電圧Va0
の印加開始時より所定時間が経過しても、帯電電位Vd
0´ とVd0 との差が50(V)以下にならない場合に
は、帯電電位Vd0´ がまだ収束していないものとみな
し、ステップ38で図示しない操作部上の表示器に警告
表示を行なわせ(警告を発し)、ステップ39で機械を
停止(コピー動作を禁止)させ、メインルーチンへリタ
ーンする。
【0086】一方、帯電ローラ22への直流電圧Va0
の印加開始時より所定時間が経過する前に、帯電電位V
d0´ とVd0 との差が50(V)以下になった場合に
は、帯電電位Vd0´ が収束したものとみなし、ステッ
プ28に進む。ここで、帯電電位Vd0´ が収束したか
否かを判断する理由は、例えばこの複写機を長時間放置
後動作させると、温度変動等による帯電ローラ22の抵
抗の変化によって急激に帯電特性が変化する場合がある
からである。
【0087】また、この例では電位センサ23による帯
電電位Vd0´ の検出を、帯電ローラ22が1回転する
のに要する時間が経過した後に行なわせるようにした
が、例えば感光体21が1回転するのに要する時間等の
他の時間が経過した後に行なわせるようにしても構わな
い。
【0088】ステップ28では、収束した帯電電位Vd
0´ が適正範囲(例えば−700V〜−1000V)内
にあるか否かの判断を行ない、適内範囲内にない場合に
もステップ38で操作部上の表示器に警告表示を行なわ
せた後、ステップ39で機械を停止させてメインルーチ
ンへリターンし、適正範囲内にある場合には図8のステ
ップ29でコピー動作時に直流高圧電源32により帯電
ローラ22に印加する直流電圧Va=Va0 +1/A
(Vd0´ −Vs)を求めて設定(メモリに記憶)す
る。
【0089】次に、ステップ30で直流高圧電源32に
よって帯電ローラ22に印加されている直流電圧Va0
をVaに変更させ、ステップ31で電位センサ23によ
り感光体21表面の帯電電位Vdを検出させて設定し、
ステップ32で帯電電位VdとVsとの差(|Vd−V
s|)が30(V)以下か否かを判断する。なお、Vs
は目標とする(狙いの)帯電電位であり、メモリに記憶
されている。
【0090】そして、帯電電位VdとVsとの差が30
(V)以下でない場合には、ステップ40で帯電ローラ
22への印加電圧と感光体21表面の帯電電位との相関
関係(傾き)である帯電効率A=(Vd0´−Vd)/
(Va0−Va)を求め、ステップ41で直流電圧Va
をVa0 として、帯電電位VdをVd0´ としてそれぞ
れ設定し直した後、ステップ29に戻って上述と同様の
処理を行なう。
【0091】また、帯電電位VdとVsとの差が30
(V)以下の場合には、ステップ33で直流高圧電源3
2による帯電ローラ22への直流電圧Vaの印加を停止
させ、ステップ34で直流電圧VaをVa0 として設定
し直した後、ステップ35で上述したコピーカウンタを
「0」にリセットし、メインルーチンへリターンする。
【0092】このように、この実施形態の複写機におい
ても、制御装置31が、電位センサ23によって検出さ
れる感光体21表面の帯電電位に基づいて直流高圧電源
32によって帯電ローラ22に印加する直流電圧を制御
するので、前述の第1,第2実施形態と同様にコストを
アップせずに、使用環境及び経時変化に係わらず、安定
した帯電電位を得ることができる。
【0093】また、上記電圧制御を行なう場合、所定の
タイミングで直流高圧電源32によって帯電ローラ22
に所定の直流電圧を印加させて電位センサ23によって
検出される感光体21表面の帯電電位が収束した後、直
流高圧電源32によって帯電ローラ22に印加されてい
る直流電圧を変更させて電位センサ23によって感光体
21表面の帯電電位を検出させ、その変更前後の帯電ロ
ーラ22への各印加電圧と各帯電電位とに基づいてその
印加電圧と帯電電位との相関関係(帯電効率)を求め、
その関係に基づいてコピー動作時に直流高圧電源32に
よって帯電ローラ22に印加する直流電圧の値を設定す
るため、安定した帯電電位を容易に得ることができる。
【0094】さらに、上記収束した帯電電位が適正範囲
内にない場合と、帯電ローラ22に所定の直流電圧が印
加されてから所定時間経過しても電位センサ23によっ
て検出される帯電電位が収束しない場合に、警告を発し
てコピー動作を禁止するので、電位センサ23や直流高
圧電源32の故障等の異常時における誤動作を防止する
ことができる。
【0095】さらにまた、電源投入時に、温度検出部3
0bによる検出温度が予め定められた温度以下の場合に
上述した電圧制御を行なうため、環境変動の大きい電源
投入時、特に低温環境時における帯電電位の変動を確実
に抑えて安定した画像を得ることができる。
【0096】なお、上記収束した帯電電位が適正範囲内
にない場合、あるいは帯電ローラ22に所定の直流電圧
が印加されてから所定時間経過しても帯電電位検出手段
によって検出される帯電電位が収束しない場合のいずれ
かにのみ、警告を発して作像を禁止することもできる。
【0097】また、前述した第2及び第3実施形態の複
写機では、電位センサ23により感光体21の露光前の
表面電位(帯電電位)のみを検出するようにしたが、露
光後の表面電位も検出し、現像ローラ25aに現像バイ
アスを印加する電源あるいはバイアス印加ローラ26a
に転写バイアスを印加する電源等にもフィードバックを
かけ、現像バイアスあるいは転写バイアスを制御するよ
うにしてもよい。
【0098】図9は、この発明の第4実施形態である複
写機の主要部の一例を示す概略構成図である。この複写
機は、像担持体であるドラム状の回転する感光体41に
接触帯電部材である帯電ローラ42を直接接触させた状
態で、そこに直流電圧を印加して感光体41の表面を所
定の電位に一様に帯電する接触帯電方式の複写機であ
り、感光体41が矢示方向に所定の周速度で回転し、そ
れに帯電ローラ42が接触しながら連れ回りにより矢示
方向に等速で従動回転する。
【0099】感光体41は、ドラム駆動タイミングベル
ト,ドラム駆動プーリ,それらを駆動するモータ等から
なる感光体駆動装置43によって駆動され、その表面に
は常に帯電ローラ42が導電性加圧バネ51の付勢力に
より、例えば10g/cmの圧力で接触している。感光体
41の回りには、帯電ローラ42の他に、電位センサ
(帯電電位検出手段)44,露光装置(露光手段)4
5,現像器(現像手段)46,転写分離装置(転写手
段)47,クリーニングユニット48等が配設されてい
る。
【0100】そして、通常のコピー動作(画像形成)時
には、帯電ローラ42によって感光体41の表面を所定
の電位に一様に帯電させた後、その帯電面を露光装置4
5からの原稿画像に応じた光によって露光して静電潜像
を形成し、その静電潜像を現像器46内の現像ローラ
(現像スリーブ)46aによってトナーを付着させて顕
像化する。
【0101】一方、給紙カセット(図示せず)内の転写
紙Pを、所定のタイミングで回転する給紙ローラにより
1枚ずつ送り出し、それをレジストローラ49とそれに
圧接回転する加圧ローラ50との間で一旦停止させてタ
イミング調整を行なった後、感光体41上のトナー像と
一致する正確なタイミングで転写分離装置47が設けら
れている転写部に向けて給送する。
【0102】そして、その転写紙Pに転写分離装置47
によって転写バイアスを印加して上面側にトナー像を転
写し、それを感光体41から分離させて図示しない定着
装置へ搬送して、その定着ローラによってトナー像を熱
定着した後に装置外部の排紙トレイ等へ排出させる。
【0103】また、その転写終了後に感光体41上の残
留トナー及び紙粉等の異物を、クリーニングユニット4
8のクリーニングブレード48a等によって取り除き、
さらに感光体41上の残留電位を図示しない除電ランプ
により取り除いて、次の帯電ローラ42による帯電に備
え、再び一連のコピープロセスを繰り返す。
【0104】帯電ローラ42は、鉄等からなる導電性芯
金52の外側に、例えばEPDM(エチレンプロピレン
ジェンの3元共重合対)による導電性ゴムローラ部53
を一体に装着したものであり、その導電性芯金52の両
端が導電性軸受54でそれぞれ回転自在に支持され、そ
の導電性軸受54が導電性加圧バネ51によって感光体
41の方向に付勢されて、その帯電ローラ42の軸線が
感光体41の軸線に平行する状態で感光体41の表面に
接している。
【0105】電位センサ44は、帯電ローラ42による
帯電直後の感光体41の表面電位(帯電電位)を検出し
て制御装置60に知らせる。制御装置60は、各種判断
及び処理を行なうCPU(中央処理装置),それを動作
させるための制御プログラムを含む各種固定データを格
納したROM,各種データを一時的に記憶するRAM,
データの入出力を司る入出力ポート等からなる汎用のマ
イクロコンピュータを用いている。
【0106】この制御装置60は、図示しない操作部上
のスタートキー61が押下された時に、感光体ドライバ
62を介して感光体駆動装置43を駆動制御し、感光体
41及びレジストローラ49を含む各ローラの回転を所
定のタイミングで開始又は停止させるなど、この複写機
全体を統括的に制御する。したがって、この制御装置6
0は、電位センサ44によって検出される帯電電位に基
づいて直流高圧電源63によって帯電ローラ42に印加
する直流電圧を制御する電圧制御手段としての機能も果
たす。
【0107】直流高圧電源63は電圧印加手段であり、
所定のタイミングで導電性加圧バネ51及び導電性軸受
54を介して帯電ローラ42の導電性芯金52に帯電バ
イアス(直流電圧)を印加し、感光体41の表面を一様
に帯電させる。64はクリーニング部材(クリーニング
手段)であり、通常は帯電ローラ42から離間してお
り、所定のタイミングで帯電ローラ42に接触してその
表面をクリーニングする。
【0108】図10は、帯電ローラ42の表面温度と感
光体41の表面を−900Vに帯電させるための帯電ロ
ーラ42への印加電圧との関係の一例を示す線図であ
る。帯電ローラ42は導電性ゴムを使用しているため、
温度によって抵抗値が大きく変化し、低温では抵抗値が
大きくなるため、帯電ローラ42に印加する直流電圧を
大きくする必要がある。
【0109】特に、20℃以下では温度に対する帯電ロ
ーラ42への印加電圧の変化が大きく(傾きが急であ
る)、1℃の変化に対して帯電電位が50V以上変化す
る。一般に、帯電電位が50Vも変動すると、画像濃度
が変化してしまい、安定した画像は得られなくなる。
【0110】そこで、この複写機の制御装置60は、電
位センサ44によって検出される帯電電位に基づいて直
流高圧電源63によって帯電ローラ42に印加する直流
電圧を制御し、安定した帯電電位を得られるようにす
る。なお、帯電ローラ42の表面温度を検知するための
手段(センサ等)を搭載し、その検知温度に応じて帯電
ローラ42への印加電圧を制御することが考えられる
が、その検知温度誤差を1℃以内にすることは非常に難
しい。
【0111】図11は、この複写機におけるリピート
(連続)コピー動作の一例を示すタイミングチャートで
ある。スタートキー61が押下(スタートキーON)さ
れると、制御装置60は直流高圧電源63によって帯電
ローラ42に所定の直流電圧の印加を開始させて感光体
41表面を帯電(帯電ON)させると同時に、電位セン
サ44をON状態にして感光体41表面の帯電電位を検
出可能にする。
【0112】その後、1枚目の転写紙に対するコピー動
作を開始させる直前、すなわち露光装置45内の露光ラ
ンプをON状態にする(感光体41表面を原稿画像に応
じて露光する)前に、電位センサ44によって感光体4
1表面の帯電電位を検出させ、その電位が基準電位(目
標電位)と等しくなるように直流高圧電源63によって
帯電ローラ42に印加する直流電圧を制御する。
【0113】その後、所定のタイミングで1枚目の転写
紙に対するコピー動作を開始させる。すなわち、まず露
光装置45内の露光ランプをON状態にし、続いてキャ
リッジモータをONにして露光ランプ及びミラーを搭載
したキャリッジを移動させて原稿の画像面全体を照明
し、その画像面からの反射光によって感光体41の帯電
面を露光してそこに原稿画像に応じた静電潜像を形成さ
せ、以後前述した現像,転写,定着のコピープロセスを
行なわせる。
【0114】そして、1枚目の転写紙に対するコピー動
作が終了すると、2枚目以降の転写紙に対しても上述と
同様のコピー動作を行なわせる。また、そのコピー動作
中に所定の間隔で電位センサ44によって感光体41表
面の帯電電位を検出させ、その電位が基準電位と等しく
なるように直流高圧電源63によって帯電ローラ42に
印加する直流電圧を制御する。
【0115】図12は、表面温度が35℃の帯電ローラ
42への印加電圧と感光体41表面の帯電電位との関係
の一例を示す線図である。この図を見て分かるように、
直流高圧電源63による帯電ローラ42への直流電圧の
印加開始(感光体41表面の帯電開始)以降は、その印
加電圧の増加に比例して感光体41表面の帯電電位も増
加していく。ところが、帯電ローラ42の使用回数(コ
ピー枚数)が増え、その表面がトナー等によって汚れる
と、新品時に比べて帯電効率(帯電電位/印加電圧×1
00)が低下する。つまり、同じ印加電圧に対して帯電
電位が低下する。
【0116】例えば、感光体41表面の帯電電位を−9
00Vにするのに必要な帯電ローラ42への印加電圧
は、その帯電ローラ22が新品の時点で約1530V
(帯電効率58.8%) であるが、10万枚のコピーに
使用された時点では約1580V(帯電効率56.9
%) となる。なお、帯電ローラ22の表面温度を35
℃としているが、これは30℃以上あれば帯電ローラ2
2への印加電圧が略安定するためである(図10参
照)。
【0117】したがって、帯電効率の低下量から帯電ロ
ーラ42のクリーニング時期を判断することができる。
但し、帯電効率は、機械が安定して機内温度が上昇した
後、帯電ローラ42の表面温度が30℃以上になった時
に算出しなければ、正しい値は得られない。
【0118】図13は、制御装置60によるこの発明に
係わる処理動作の一例を示すフローチャートである。こ
のルーチンは図示しないメインルーチンによりコールさ
れてスタートし、まずステップ51で帯電ローラ42の
表面温度(帯電ローラ温度)が30℃以上か否かを判断
する。
【0119】ここで、帯電ローラ42の近傍に温度検出
部(サーミスタ等)を設置することにより帯電ローラ温
度を直接検出したり、あるいは定着ローラの近傍に設置
されている温度検出部によって検出される定着ローラの
表面温度に基づいて帯電ローラ温度を推測することによ
り、帯電ローラ温度が30℃以上か否かを判断すること
ができる。
【0120】そして、帯電ローラ温度が30℃以上ない
場合には、そのままメインルーチンへリターンするが、
30℃以上あればステップ52で交換フラグが“0”か
否かを判断し、“0”でなければやはりそのままメイン
ルーチンへリターンする。ここで、交換フラグは、帯電
ローラ42が新たなものに交換された場合、その後の電
源投入により図示しない他のルーチンによって“0”に
リセットされる。
【0121】交換フラグが“0”の場合には、ステップ
53で直流高圧電源63により帯電ローラ42への所定
の直流電圧の印加を開始させて感光体41の表面を帯電
させ、ステップ54で感光体41表面の帯電電位を電位
センサ44により検出させ、ステップ55で上記印加電
圧及び帯電電位に基づいて帯電効率を求めて図示しない
メモリに記憶する。
【0122】次に、ステップ56で図示しない算出回数
カウンタ(帯電効率の算出回数をカウントするカウン
タ)をインクリメント(+1)し、ステップ57で算出
回数カウンタによる帯電効率算出回数が10回に達した
か否かを判断して、10回に達していなければステップ
54に戻って上述の処理を繰り返し、10回に達した時
にステップ58で直流高圧電源63による帯電ローラ4
2への直流電圧の印加を停止させる。
【0123】その後、ステップ59で算出回数カウンタ
を「0」にリセットし、ステップ60でメモリ内の各帯
電効率の平均値(初期平均値)を算出してメモリに記憶
した後、ステップ61で交換フラグを“1”にセット
し、メインルーチンへリターンする。
【0124】図14は、制御装置60によるこの発明に
係わる処理動作の他の例を示すフローチャートである。
このルーチンもメインルーチンによりコールされてスタ
ートし、まずステップ71で直流高圧電源63による帯
電ローラ42への直流電圧の印加により感光体41の表
面が帯電中(コピー動作中)か否かを判断する。
【0125】そして、感光体41の表面が帯電中でない
場合には、そのままメインルーチンへリターンするが、
帯電中あればステップ72で交換フラグが“1”か否か
を判断して、“1”でなければやはりそのままメインル
ーチンへリターンし、“1”であればステップ73で図
示しないコピーカウンタ(他のルーチンでコピー枚数を
カウントするカウンタ)による積算コピー枚数が予め設
定された枚数N(例えば500枚)に達しているか否か
を判断する。
【0126】そして、コピーカウンタによる積算コピー
枚数が枚数Nに達していない場合には、そのままメイン
ルーチンへリターンし、達した場合にはステップ74で
感光体41表面の帯電電位を電位センサ44により検出
させ、ステップ75で上記印加電圧及び帯電電位に基づ
いて帯電効率を求めた後、ステップ76でその値が初期
平均値より1%以上低いか(減少したか)どうかを判断
し、1%以上も低くなければステップ80へ進む。
【0127】また、上記帯電効率が初期平均値より1%
以上低い場合には、ステップ77で図示しない帯電効率
減少カウンタ(ステップ75で算出される帯電効率が初
期平均値より1%以上減少する回数をカウントする)に
よる帯電効率減少回数が10回に達したか否かを判断し
て、10回に達していなければステップ74に戻って上
述の処理を繰り返し、10回に達した時にステップ79
でクリーニングフラグを“1”にセットした後、ステッ
プ80で帯電効率減少カウンタをリセットし、メインル
ーチンへリターンする。
【0128】図15は、制御装置60によるこの発明に
係わる処理動作のさらに他の例を示すフローチャートで
ある。このルーチンもメインルーチンによりコールされ
てスタートし、まず直流高圧電源63による帯電ローラ
42への直流電圧の印加により感光体41の表面が帯電
中(コピー動作中)か否かを判断する。
【0129】そして、感光体41の表面が帯電中の場合
には、そのままメインルーチンへリターンするが、帯電
中でない場合にはクリーニングフラグが“1”か否かを
判断して、“1”でない場合にはやはりそのままメイン
ルーチンへリターンし、“1”であればクリーニング部
材64を帯電ローラ42の表面に接触させてその表面を
クリーニングした後、クリーニングフラグを“0”にリ
セットし、メインルーチンへリターンする。
【0130】このように、この実施形態の複写機におい
ても、制御装置60が、電位センサ44によって検出さ
れる感光体41表面の帯電電位に基づいて直流高圧電源
63によって帯電ローラ42に印加する直流電圧を制御
するので、前述の第1〜第3実施形態と同様にコストを
アップせずに、使用環境及び経時変化に係わらず、安定
した帯電電位を得ることができる。
【0131】特に、複数枚の転写紙に対する連続(リピ
ート)コピー動作を行なう場合、制御装置60は、1枚
目の転写紙に対するコピー動作を開始させる直前に、電
位センサ44によって検出される帯電電位が基準電圧と
等しくなるように直流高圧電源63によって帯電ローラ
42に印加する直流電圧を制御し、その後所定の間隔で
電位センサ44によって検出される帯電電位が基準電圧
と等しくなるように直流高圧電源63によって帯電ロー
ラ42に印加する直流電圧を制御するので、連続コピー
中も常に安定した帯電電位を得ることができ、濃度変動
等の異常がない安定した良質の画像を得ることができ
る。
【0132】また、電位センサ44による検出結果(帯
電ローラ42の汚れ具合に対応する)に応じてクリーニ
ング部材64により帯電ローラ42をクリーニングする
(そのクリーニングを最小且つ最適に行なう)ので、帯
電ローラ42及びクリーニング部材64の双方の劣化を
最小限に抑えることができ、経時においても帯電効率及
び画像品質の低下を確実に防止することができる。
【0133】ここで、クリーニング部材としては、一般
にフェルト材やスポンジ材を用いたものが主流であり、
このクリーニング部材を帯電ローラの表面に接触させた
状態のまま、あるいは一定間隔で接触及び離間させるこ
とにより、帯電ローラの表面をクリーニングするように
している。しかし、そのようにすると、クリーニング部
材と帯電ローラの双方の耐久性に問題があり、かえって
黒スジやムラの原因となってしまう。
【0134】なお、この複写機の制御装置60は、所定
の間隔で電位センサ44によって検出される帯電電位が
基準電圧と等しくなるように直流高圧電源63によって
帯電ローラ42に印加する直流電圧を制御するようにし
たが、直流高圧電源63によって帯電ローラ42に直流
電圧が印加されている間、常に電位センサ44によって
検出される帯電電位が基準電位と等しくなるように直流
高圧電源63によって帯電ローラ42に印加する直流電
圧を制御するようにすることもできる。
【0135】また、図15の最初のステップで感光体4
1の表面が帯電中か否かの判断を行なうようにしたが、
その判断を電源投入直後か否かの判断に代え、例えば図
14のステップ79でクリーニングフラグが“1”にな
った日以降の日の電源投入直後(複写機を使用する前)
に帯電ローラ42をクリーニングするようにしてもよ
い。
【0136】さらに、第1〜第3実施形態の複写機で
は、帯電ローラのクリーニングについては殆ど説明して
いないが、第4実施形態の複写機と同様に、電位センサ
による検出結果に応じてクリーニング部材により帯電ロ
ーラをクリーニングするようにすればよい。
【0137】さらにまた、第1〜第4実施形態の複写機
では、電位センサを感光体の表面に対向して設置した
が、帯電ローラの表面に対向して設置するようにしても
よい。帯電ローラの表面電位を電位センサによって直接
検出することにより、一層安定した帯電電位を得ること
ができ、帯電電位の制御及び帯電効率による制御に有効
である。
【0138】以上、この発明を帯電ローラを用いた複写
機に適用した実施形態について説明したが、この発明は
これに限らず、帯電ローラ以外の接触帯電部材を用いた
複写機には勿論、帯電ローラ等の接触帯電部材を用いた
レーザプリンタ,LEDプリンタ等のプリンタやファク
シミリ装置等の各種画像形成装置に適用し得るものであ
る。
【0139】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の画
像形成装置によれば、安価な直流高圧電源を用い、使用
環境及び経時変化に係わらず、安定した帯電電位を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態である複写機の主要部
の一例を示す概略構成図である。
【図2】図1に示した制御装置11によるこの発明に係
わる処理動作の一例を示すフロー図である。
【図3】この発明の第2実施形態である複写機の主要部
の一例を示す概略構成図である。
【図4】図3に示した帯電ローラ22の構成例を示す断
面図である。
【図5】同じく温度別の帯電ローラ22への印加電圧と
感光体21表面の帯電電位との関係の一例を示す線図で
ある。
【図6】同じく制御装置31によるこの発明に係わる処
理動作の一例を示すフロー図である。
【図7】この発明の第3実施形態の複写機におけるこの
発明に係わる処理の一例を示すフロー図である。
【図8】その続きの処理を示すフロー図である。
【図9】この発明の第4実施形態である複写機の主要部
の一例を示す概略構成図である。
【図10】図9に示した帯電ローラ42の表面温度と感
光体41の表面を−900Vに帯電させるための帯電ロ
ーラ42への印加電圧との関係の一例を示す線図であ
る。
【図11】同じく複写機におけるリピーコピー動作の一
例を示すタイミング図である。
【図12】同じく表面温度が35℃の帯電ローラ42へ
の印加電圧と感光体41表面の帯電電位との関係の一例
を示す線図である。
【図13】同じく制御装置60によるこの発明に係わる
処理動作の一例を示すフロー図である。
【図14】同じく制御装置60によるこの発明に係わる
処理動作の他の例を示すフロー図である。
【図15】同じく制御装置60によるこの発明に係わる
処理動作のさらに他の例を示すフロー図である。
【符号の説明】
1,21,41:感光体 2,22,42:帯電ローラ 2a,22a,52:導電性芯金 3,23,44:電位センサ 4,24,45:露光装置 11,31,60:制御装置 12,32,63:直流高圧電源 30a:定着ローラ 30b:温度検出部 13,33,64:クリーニング部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村石 貴也 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 横山 雅人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 内田 俊之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 宮下 義明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 徳橋 正樹 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動する感光体と、該感光体に接触して
    その表面を一様に帯電させる接触帯電部材と、該接触帯
    電部材によって帯電された前記感光体の表面を露光して
    静電潜像を形成する露光手段と、その静電潜像をトナー
    を付着させて顕像化する現像手段と、その顕像化された
    トナー像を転写紙に転写する転写手段とを備えた画像形
    成装置において、 前記接触帯電部材に直流電圧を印加する電圧印加手段
    と、前記感光体表面の帯電電位を検出する帯電電位検出
    手段と、該手段によって検出される帯電電位に基づいて
    前記電圧印加手段によって前記接触帯電部材に印加する
    直流電圧を制御する電圧制御手段とを設けたことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、 前記帯電電位検出手段が、前記接触帯電部材による帯電
    位置と前記露光手段による露光位置との間で前記感光体
    表面の帯電電位を検出する手段であり、 前記電圧制御手段が、前記電圧印加手段が前記接触帯電
    部材に直流電圧を印加している間、常に前記帯電電位検
    出手段によって検出される帯電電位によって前記電圧印
    加手段にフィードバックをかけて印加電圧を制御する手
    段であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置において、 前記接触帯電部材が帯電ローラであり、 前記電圧制御手段が、前記帯電ローラが1回転する間に
    前記帯電電位検出手段によって検出される前記感光体表
    面の2点以上の帯電電位の平均値によって前記電圧印加
    手段にフィードバックをかけて印加電圧を制御する手段
    であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像形成装置において、 前記電圧制御手段が、非画像形成時に前記電圧印加手段
    によって前記接触帯電部材に複数の異なる電位の直流電
    圧を順次印加させ、その各電位の直流電圧の印加時にそ
    れぞれ前記帯電電位検出手段によって検出される各帯電
    電位とに基づいて前記接触帯電部材への印加電圧と前記
    感光体表面の帯電電位との相関関係を求め、その関係に
    基づいて画像形成時に前記電圧印加手段によって前記接
    触帯電部材に印加する直流電圧の値を設定する印加電圧
    設定手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の画像形成装置において、 前記電圧制御手段が、1枚目の転写紙に対する画像形成
    の開始直前に、前記帯電電位検出手段によって検出され
    る帯電電位に基づいて前記電圧印加手段によって前記接
    触帯電部材に印加する直流電圧を制御する手段であるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の画像形成装置において、 前記電圧制御手段が、先行する転写紙に対する画像形成
    が終了してから後行する転写紙に対する画像形成の開始
    直前までに、前記帯電電位検出手段によって検出される
    帯電電位に基づいて前記電圧印加手段によって前記接触
    帯電部材に印加する直流電圧を制御する手段であること
    を特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の画像形成装置において、 前記電圧制御手段が、所定のタイミングで前記電圧印加
    手段によって前記接触帯電部材に所定の直流電圧を印加
    させて前記帯電電位検出手段によって検出される前記感
    光体表面の帯電電位が収束した後、前記電圧印加手段に
    よって前記接触帯電部材に印加されている直流電圧を変
    更させて前記帯電電位検出手段によって前記感光体表面
    の帯電電位を検出させ、その変更前後の前記接触帯電部
    材への各印加電圧と各帯電電位とに基づいて該印加電圧
    と帯電電位との相関関係を求め、その関係に基づいて画
    像形成時に前記電圧印加手段によって前記接触帯電部材
    に印加する直流電圧の値を設定する印加電圧設定手段を
    有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の画像形成装置において、 前記収束した帯電電位が適正範囲内にない場合には、警
    告を発して画像形成を禁止する手段を設けたことを特徴
    とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の画像形成装置において、 前記接触帯電部材に所定の直流電圧が印加されてから所
    定時間経過しても前記帯電電位検出手段によって検出さ
    れる帯電電位が収束しない場合には、警告を発して画像
    形成を禁止する手段を設けたことを特徴とする画像形成
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の画像形成装置におい
    て、 前記感光体から転写紙上に転写されたトナー像を熱定着
    する定着ローラの表面温度を検出するローラ温度検出手
    段を備え、 前記電圧制御手段が、電源投入時に、前記ローラ温度検
    出手段による検出温度が予め定められた温度以下の場合
    に前記電圧制御を行なうようにしたことを特徴とする画
    像形成装置。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の画像形成装置におい
    て、 前記電圧制御手段が、1枚目の転写紙に対する画像形成
    直前に、前記帯電電位検出手段によって検出される帯電
    電位が基準電圧と等しくなるように前記電圧印加手段に
    よって前記接触帯電部材に印加する直流電圧を制御する
    手段であることを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の画像形成装置におい
    て、 前記電圧制御手段が、複数の転写紙に対する連続画像形
    成中に所定の間隔で前記帯電電位検出手段によって検出
    される帯電電位が基準電圧と等しくなるように前記電圧
    印加手段によって前記接触帯電部材に印加する直流電圧
    を制御する手段であることを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の画像形成装置におい
    て、 前記電圧制御手段が、前記電圧印加手段によって前記接
    触帯電部材に直流電圧が印加されている間、常に前記帯
    電電位検出手段によって検出される帯電電位が基準電圧
    と等しくなるように前記電圧印加手段によって前記接触
    帯電部材に印加する直流電圧を制御する手段であること
    を特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至13のいずれか一項に記
    載の画像形成装置において、 前記接触帯電部材の表面をクリーニングするクリーニン
    グ部材と、前記帯電電位検出手段による検出結果に応じ
    て前記クリーニング部材により前記接触帯電部材をクリ
    ーニングする手段とを設けたことを特徴とする画像形成
    装置。
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