JP2900305B2 - 食品の乾燥方法とその装置 - Google Patents
食品の乾燥方法とその装置Info
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Description
の装置に関し、詳しくは海産物、農産物等の食品を効率
的に乾燥させることのできる食品の乾燥方法とその装置
に関する。
各種の海産物から長期間、保存がきき、しかも独特の風
味を兼ね備えた干物が製造され、市場に提供されてい
る。
図8に示したように、被乾燥体1が収納された乾燥室2
の側方にボイラー等の加熱手段3を配置し、この加熱手
段3から発生させた熱風あるいは温風を乾燥室2内に送
出させる一方、この乾燥室2内の空気を冷却室4内に導
入し、この冷却室4内で乾燥室2から導いた空気を冷却
および除湿し、この除湿処理された空気を、再度加熱手
段3に通して乾燥室2内に送出している。また、前記冷
却室4内で除湿処理された一部の空気はそのまま乾燥室
2内に送出している。すなわち、従来の乾燥方法では、
空気を循環させて干物を製造するようにしていた。
従来の被乾燥体の乾燥方法では、加熱手段3から供給さ
れる温風等で乾燥室2内の温度を上昇させ、この熱で被
乾燥体1の表面から水分を乾燥させるので、乾燥の始め
から製品を得るまでの間に多数の日数がかかっていた。
したがって、たとえ新鮮な海産物から干物を製造した場
合であっても、干物を製造する過程で被乾燥体が酸化し
てしまい、鮮度が落ちてしまうという問題もあった。ま
た、加熱に際しても多量のエネルギーが必要になり、結
果的に、被乾燥体がコスト高になる要因になっていた。
さらに、従来の乾燥方法では、被乾燥体の水分の調整が
困難であるとともに、内部の水分を充分に蒸発させるこ
とができず、被乾燥体を食した場合のうまみにも限界が
あった。しかも、従来の乾燥体には雑菌が普通程度、含
まれるため、例えば、サケの乾燥物では賞味期間が1カ
月程度であり、素早く流通機関から食卓にまで届けるこ
とが必要であった。
体を製造することができ、しかも乾燥するにあたり安価
で製造することができ、さらには新鮮な風味を損なうこ
となく被乾燥体を製造することができ、雑菌を少なくし
て賞味期間を長くすることのできる食品の乾燥方法とそ
の装置を提供することを目的としている。
ための本発明に係る食品の乾燥方法は、断熱構造の大型
箱体からなる乾燥室の少なくとも天井部に沿って第2の
部屋を形成すると共に、この天井部に遠赤外線ヒータを
配置し、この遠赤外線ヒータの背面によって前記第2の
部屋に流入した前記乾燥室内の空気を加熱殺菌しながら
前記遠赤外線ヒータの前面よりこの乾燥室内に遠赤外線
を放射し、前記乾燥室の対向する両側壁に面して多数の
開口を分散した隔壁板を設けてそれぞれ空間を形成し、
一方の空間内に供給された空気を乾燥室内に噴出し、対
面する他方の空間内に流入させることによってこの乾燥
室内に略水平方向に空気が流れる循環経路を形成し、前
記乾燥室に給気手段と排気手段を設け、この給気手段の
給気量より排気手段の排気量を大幅に多くすることによ
って、この乾燥室内を被乾燥体の内部より水分が蒸発し
易い減圧状態に保持し、台車に水平方向に設けた多数の
棚の上に被乾燥体を載置してこの台車を前記乾燥室内に
収容し、前記台車上の被乾燥体に対して前記遠赤外線ヒ
ータより多量の遠赤外線を放射しながら、前記対向する
二つの空間を形成する隔壁板の間を略水平方向に流れる
空気に接触させると共に、前記乾燥室内を0〜50℃の
被乾燥体が変質しない温度に保ちながら前記被乾燥体を
乾燥することを特徴としている。
る食品の乾燥方法は、乾燥室内は0〜50℃の被乾燥体
が変質しない温度に保持すると共に、3mb以上の減圧
状態に維持し、更に被乾燥体に遠赤外線を放射してその
内部まで加熱しながら、対向する二つの隔壁板の間を略
水平方向に流れて前記乾燥室全体を循環する空気に接触
させながら乾燥するように構成したことを特徴としてい
る。 3)更に、上記目的を達成する本発明に係る食品の乾燥
装置は、断熱構造の大型箱体からなる乾燥室51の少な
くとも天井部51aに沿って第2の部屋52を形成する
と共に、この第2の部屋52の下面である前記天井部5
1aに遠赤外線ヒータ73を配置し、この遠赤外線ヒー
タ73の背面で前記第2の部屋52内に前記乾燥室51
より供給される空気を加熱殺菌すると共に、前面より前
記乾燥室51内に遠赤外線を放射し、前記乾燥室51の
対向する両側壁との間に、間隙を持って多数の開口91
を分散して設けた隔壁板85と、多数の開口92を分散
して設けた隔壁板86をそれぞれ有する空間を対面して
形成し、一方の空間内に前記第2の部屋52を通過して
加熱殺菌された空気を強制的に導入して隔壁板85の開
口91より噴出し、他方の空間を形成する前記隔壁板8
6の開口92より流入させることによって前記乾燥室5
1内を略水平方向の空気の流れを持つ循環経路を形成
し、前記乾燥室51に給気手段56と排気手段57とを
設け、この給気手段56の給気量より排気手段57の排
気量を大幅に多くしてこの乾燥室51内を被乾燥体55
の水分が蒸発し易い減圧状態に保持し、多数の水平方向
に棚を有する台車54の棚の上に多数の被乾燥体55を
載置した台車54を前記乾燥室51内に収容し、この被
乾燥体55に対して前記遠赤外線ヒータ73より多量の
遠赤外線を放射しながら、前記両隔壁板85,86の間
を略水平方向に流れて乾燥室51内を循環する空気に接
触させ、更にこの乾燥室51内を0〜50℃の被乾燥体
が変質しない温度に保ちながら前記被乾燥体55を乾燥
するように構成したことを特徴としている。
本発明に係る食品の乾燥装置は、断熱構造の大型箱体か
らなる乾燥室51の少なくとも天井部51aに沿って所
定間隔で複数の遠赤外線ヒータ73を配置し、これらの
遠赤外線ヒータ73の背面に 第2の部屋52を形成し、
この第2の部屋52の一方より前記乾燥室51内の空気
を流入させ、前記遠赤外線ヒータ73の背面で加熱殺菌
して他方より排出すると共に、この遠赤外線ヒータ73
の表面より乾燥室51内に遠赤外線を放射するように構
成し、前記乾燥室51の対向する両側壁との間に間隙を
持って多数の開口91を分散して設けた隔壁板85と、
多数の開口92を分散して設けた隔壁板86をそれぞれ
設けて対向する両側壁に対向する二つの空間を形成し、
一方の空間に空気を導入して前記開口91より噴出し、
前記開口92より他方の空間内に流入させることによっ
て乾燥室51内を略水平方向の流れを持つ0〜50℃の
被乾燥体が変質しない温度の空気の循環経路を形成して
おり、前記空気の循環経路は、隣接する遠赤外線ヒータ
73毎に反対向きの空気の流れを形成するように構成し
たことを特徴としている。
赤外線ヒータにより乾燥室内を遠赤外線で加熱しなが
ら、この遠赤外線ヒータの背面で加熱室内より供給され
る空気を加熱殺菌して送風し、更に乾燥室内の両壁面に
沿って形成した空間内に乾燥室内の空気を強制的に送り
込み、この空間を有する室の前面を形成している、多数
の開口を分散した隔壁板の前記開口より乾燥室内に分散
して噴出し、しかもこの乾燥室内に略水平方向の流れを
形成しながら他方の空間の前面を形成している隔壁板の
多数の開口より他方の空間内に流入させて乾燥室内を循
環するように構成し、更にこの乾燥室内を被乾燥体の内
部より水分が蒸発し易い減圧状態に保持し、多数の棚を
持つ台車上の被乾燥体に対して前記遠赤外線ヒータより
放射される多量の遠赤外線を吸収させながら、略水平方
向に流れる空気に接触させながら、50℃以下の空気で
加熱するので、極めて短時間のうちに効率的に食品を乾
燥させることができる。
遠赤外線ヒータの背面で加熱され、そして殺菌された後
に乾燥室内を水平方向に流れて循環する50℃以下の低
温の温風と、更に乾燥室内に直接に放射される大量の遠
赤外線の放射を利用して食品を表面のみからではなく、
多くは内部から水分を蒸発させて乾燥するものである か
ら、鮮度とうま味があり、鮮度が良いことから色や形態
の変化が少なく、更に保存期間の長い食品の乾燥物を製
造することができるのである。
とが、外観や色や味を損なわず、更に保存性に優れた乾
燥食品を得ることの要件であるが、前記のように構成さ
れた本発明によって簡単に達成することが可能である。
に係る食品の乾燥方法とその装置の実施例について説明
する。
装置の概略を示したもので、図2はその概略を斜視図で
示したものである。この乾燥装置50は、長さが7m、
幅が2.4m、高さが2.6m程の断熱構造の大型な箱
体の中に構成されており、この箱体は屋外に設置するこ
とも可能である。この乾燥装置50では、周囲を断熱材
で囲繞した乾燥室51の上方部に第2の部屋52が画成
されている。また、乾燥室51内には出入口53を介し
て出入りできるようになっている。
層された多数の被乾燥体55が台車54により収納され
る。一方、乾燥室51内には、給気手段56と排気手段
57とが別々に設けられており、給気手段56の給気口
56aは乾燥室51の上部に、排気手段57の排気口5
7aは乾燥室51との下部にそれぞれ配置されている。
新鮮な空気を乾燥室51内に導入し、乾燥室51内の気
流を循環させるもので、屋外の空気はファン59で矢印
のように吸引される。そして、吸引された空気は、図示
しないエアフィルタを介して一旦、この第2の部屋52
内に導入され、乾燥室51の天井51aに形成された図
示しない開口を介して乾燥室51内に供給される。
湿空気を配管63を介して屋外に排出するもので、ブロ
アを有している。さらに、上記給気手段56および上記
排気手段57の配管58、63には、それぞれバルブが
配設され、自動あるいは手動により管路の開度を調整で
きるようになっている。
タ87で吸引風量を調整するもので、風量設定器88に
より吸引風量が指定される。一方、排気手段57は、レ
ギュレータ89で排気風量を調整するもので、風量設定
器90により排気風量が設定される。なお、この排気風
量は、上記吸気風量に比べて大幅に多くする。例えばこ
の排気能力は最大1500m3/H〜最小500m3/
Hの範囲である。
7は、共に100V電源62により稼働される。他方、
乾燥室51の天井51aには、図2および図4に示した
ような遠赤外線ヒータ73が4台略直線状に並べられて
いる。
ように、天井51aを構成する母材34にセラミック溶
射層35が溶射されている。そして、母材34の背面に
は、加熱手段36が配置され、外側がケーシング37で
覆われている。
であり、セラミック溶射層35の厚さは20ミクロン程
度である。ただし、母材34を構成する部材には、特に
限定はなくセラミック溶射の母材として使用することの
できる材料であればステンレスなど他の材料を用いても
良い。また、パンチングプレート等の多孔板を用いて、
この孔を空気通路としても良い。
要はなく、種々の原料を混合した組成物であってよい。
使用しうる原料には特に限定はないが、遠赤外線を多く
放射するセラミックとしては、例えばジルコニア、マグ
ネタイト、アルミナ、ジルコン、鉄、クロム、マンガン
などの複合酸化物などが挙げられる。
ンによって行なう。このプラズマ溶射ガンは、1万℃以
上の超高温プラズマアーク炎を作り、これに粉末とした
原料を送り込み、マッハ1〜2などの高速ジェット噴流
中で融解させながら対象母材表面に原料を叩きつけてセ
ラミック層を形成するものである。
ように形成され、乾燥室51の天井51aに所定間隔お
きに並べられているが、これらは200V電源43によ
り稼働される。
設置されるとともに、インバータ44を有している。こ
のような遠赤外線ヒータ73の強弱は連続的な調整が可
能になっている。
と、床面からの高さが2.5メートルで、この高さでの
温度が例えば37℃であるとき、ヒータ73の稼働から
10分程で所定の37℃に到達する。また、床付近の温
度は、これより高く、41℃付近にある。したがって、
乾燥室51内では、床付近にある食品からなる被乾燥体
55も効率的に乾燥することができる。このような遠赤
外線ヒータ73を使用することにより、高い遠赤外線放
射効率により少ない投入エネルギーで被乾燥体の表面の
みならず中心部からも水分を放出させることができる。
したがって、コスト的にも安価で内部まで効果的に乾燥
させることができる。
乾燥させた場合に比べて2倍もの水分を内部から放出さ
せることができた。一方、本実施例では、図1および図
4に示したように、相対向する一対の長側壁に対向し
て、それぞれ隔壁板85、86が立設され、長側壁の近
傍に狭い間隙が画成されている。また、これら間隙は、
複数の仕切り板95によりそれぞれ空間a、b、c、d
および空間a’、b’、c’、d’に区画されている。
すなわち、略1つ分の遠赤外線ヒータ73の幅で、上記
間隙が4つの小空間に区画されている。また、隔壁板8
5、86には、床より若干高い位置から高さ方向に向か
って開口91、92が多数形成されている。このような
開口91、92を多数形成することにより、例えば、空
間a内の空気を開口91から略水平方向に噴出させるこ
とができ、逆に、これに対向する空間a’では、この開
口91から噴出してくる空気を開口92を介して吸入で
きるようになっている。さらに、図1および図4に示し
たように、直線状に並べられた遠赤外線ヒータ73の側
方には、空気を強制的に導入しその空気を循環させる循
環送風手段としてシロッコファン81が互い違いとなる
位置に設置されている。これらシロッコファン81は、
1つの遠赤外線ヒータ73に対し1つ具備されている。
このシロッコファン81の設置する位置としては、図4
に示したように、空間a、cの上部と空間b’、d’の
上部である。すなわち、シロッコファン81は、図4の
平面図に示したように、1台目は出入口53から見て左
に、2台目は出入口53から見て右に、3台目は出入口
53から見て左のように、左右交互に配置されている。
なお、このような位置に配置されるシロッコファン81
は、空間a、cおよび空間b’、d’内に風を送るよう
に、各々送風口が下方に向けられている。
上記のように構成されているが、以下にその作用につい
て説明する。今、乾燥室51内には、複数台例えば、4
台の台車54に被乾燥体55が多段にして多数収容され
ている。また、給気手段56および排気手段57および
遠赤外線ヒータ73は、制御盤70で調整されてそれぞ
れ稼働されており、これにより全体の空調がなされてい
る。
6を介して外部の新鮮な空気が第2の部屋52を介して
供給され、さらに乾燥室51内に供給され、乾燥室51
では全体として気流が循環されている。また、排気手段
57を介して乾燥室51内の空気が外部に排出されてい
る。さらに、乾燥室51内では、給気能力に比べて排気
能力を大幅に増やすことにより、圧力が例えば、大気圧
より3mb以上、好ましくは10mb以上低い圧力に維
持されている。
線ヒータ73の稼働により、天井51aから被乾燥体5
5が吸収しやすい遠赤外線が放射されている。一方、第
2の部屋52内の空気は、各シロッコファン81によ
り、所定の空間a、c、b’、d’内に供給される。こ
れにより、出入口53に近い1台目の遠赤外線ヒータ7
3の下方では、左側の空間a内に空気が導入され、この
導入された空気は、開口91から矢印Aで示すように略
水平方向に噴出する。これにより、この近傍にある被乾
燥体55は、特にこのA方向の空気流の流れを受けて水
分の蒸発が促進される。
外線ヒータ73では、シロッコファン81を右側に設置
したので、この右側の空間b’内に空気が導入され、そ
の導入された空気は開口92から矢印Bで示すように略
水平方向に噴出される。
台目では矢印B方向に導入空気が噴出される。すなわ
ち、乾燥室51内では、全体として空気が循環されると
ともに、各遠赤外線ヒータ73の下方では、水平方向の
空気の流れが交互に生じている。
1内が遠赤外線により略均一に加熱され、しかも室内が
排気手段57により常に減圧され、さらには被乾燥体5
5が収容されている付近に水平方向の空気流の流れが生
じ、室内空気が循環されているので、どの位置にある被
乾燥体55であっても速やかにかつ略均一に乾燥するこ
とができる。
たら、遠赤外線ヒータ73の稼働を停止するとともに、
以後、1ないし複数のシロッコファン81を連続駆動さ
せ、自然換気のみで被乾燥体55を一定時間、養生する
ことが好ましい。
天気に影響を受ける心配がなく、一年を通じていつでも
乾燥物を製造することができる。さらに、製造日数も少
なくて良いので、月当りの処理能力を大幅に増大させる
ことができる。例えば、7mの長さを有する乾燥室51
内でサケを乾燥すると、月に5tもの乾燥したサケを得
ることができる。
は、例えば、アジ、サバ、サケ、片口鰯、畳鰯、鰈など
の魚類の他、タコ、ホタテ、アサクサノリ、コンブ、桜
貝、海鼠などの他の海産物が挙げられる。
米などの穀類、柿などの果物、およびピーマン、ニンジ
ン、キャベツ、塊茎(ジャガイモ)または地下茎(サツ
マイモ)、タケノコおよびきのこ類などの野菜を挙げる
ことができる。さらに獣骨などを乾燥させることもでき
る。特に獣骨を乾燥すると、肉片が殺菌されて骨に付着
し、また美味でもあるので、ペットフードとして良好な
ものを市場に提供することができる。
ば、例えば、海産物の畳鰯などを乾燥させる場合に、従
来は天火に干して干物としていたため、天候に左右され
る場合もあったが、本実施例によれば天候を全く気にし
なくても畳鰯等を製造することができる。したがって、
計画的に畳鰯等を製造することができる。また、畳鰯な
どの乾燥に際しては、乾燥が余りに進んでしまうと、じ
ゃこになってしまうものもあったが、乾燥の度合いを室
温、乾燥時間、圧力などを制御盤70から適宜に調整す
ることができるので、所望とする畳鰯等を製造すること
ができる。
するのではなく、その加湿空気を外部に放出してしまう
ので、従来のように冷却するためのエネルギーが必要で
ない。しかも遠赤外線で短時間で乾燥させるので、製造
コストが安くなる。例えば、電気料金で換算すれば、従
来の10分の1、人件費は5分の1に節減できた。ま
た、遠赤外線ヒータを使用していることから、例えば、
サケを乾燥させた場合、製造された乾燥体の色も赤身が
かかっており、見た目にも食をそそぐものであった。さ
らに、乾燥されたサケには、雑菌が少ないため、賞味期
間を従来の1カ月に比べて、6カ月以上と長くすること
ができ、大幅に延長することができた。
化が進むことがなく、これにより鮮度の良い干物がで
き、食した場合に美味である。以下に、魚介類等の被乾
燥体を上記方法を用いて、被乾燥体として好ましい味覚
を出すことのできる条件等について説明する。
過とともに変化する。すなわち、筋肉中のATP(アデ
ノシン三燐酸)は以下のように分解する。ATP→AD
P(アデノシン二燐酸)→AMP(アデニル酸)→IM
P(イノシン酸)→HxR(イノシン)→Hx(ヒボキ
サンチン)このような分解速度は、魚種によって著しく
異なることか、実験により知られているが、イノシン酸
の量とうまみとの間には密接な関係があり、一般にイノ
シン酸の量が多いと味覚も良いことが知られている。
ン三燐酸)が急速に減少し、これに変ってIMP(イノ
シン酸)が増加する。したがって、被乾燥体のIMPが
最大値となるときに、乾燥を終了すれば、被乾燥体は美
味しくなる。
が従来に比べて極めて短くて済み、しかも、乾燥する際
の温度や圧力は遠赤外線ヒータ、給気手段および排気手
段で自由に調整することができるので、最もイノシン酸
が多いときに乾燥を終了するように調整することが可能
である。したがって、いかなる被乾燥体を乾燥する場合
にも、最もイノシン酸の量を多く含む乾燥物を得ること
ができる。本乾燥方法において、たとえば生の魚を乾燥
する場合、乾燥温度としては、例えば0〜50℃好まし
くは10〜40℃の範囲であり、初期の乾燥には30℃
で20時間、次いで10℃で30時間をかけ、その後3
8℃にするなど適宜温度を調整してイノシン酸を多く含
む乾燥物を得ることができる。要するに、本発明の乾燥
方法においては0〜50℃の魚介類や穀物等の被乾燥体
が変質しない温度の低温に保持し、しかも減圧状態で、
多量の遠赤外線放射による加熱によって被乾燥体の内部
からも積極的に水分を蒸発させることが重要である。
すると、タンパク質が熱により変質してしまい、魚肉等
のタンパク質の味覚が損なわれていたが、本発明によれ
ば低い温度、例えば38℃付近で全体を均一に乾燥させ
ることができるので、タンパク質の変質が発生せず、食
したときに美味しい乾燥物を得ることができる。
程度減少すると、硬直が起こる。またATPが消費され
ると硬直が完了する。もし、硬直前の魚を凍結すると、
凍結期間中には顕著な変化を生じないが、融解すると魚
体は硬直し、肉片は収縮し、同時に多量の肉汁(ドリッ
プ)を流出する傾向がある。本発明の乾燥方法を用いて
このように一旦、凍結された魚介類を乾燥させる場合
は、温度、圧力等を調整することにより、死後硬直した
ものを乾燥する場合と同じように被乾燥体に含まれるイ
ノシン酸を最大値になるように調整することが可能にな
る。
ど普通死後徐々に起こる変化が短時間のうちに進行する
と、筋肉の縮みが大きいが、本発明の乾燥方法を用いて
乾燥させた場合には、乾燥された魚介類等の肉に縮みや
割れが生じにくく、最初の大きさに近い乾燥体が得られ
ることが確認された。
3を天井に設置しているが、この遠赤外線ヒータ73は
天井に限らず、左右の壁面あるいは四壁面に設置しても
良い。また、上記実施例では、給気手段56を上部に、
排気手段57を下部に設けているが、これに代え、給気
手段56を下部に排気手段57を上部に設けても良い。
また、給気口56a、および排気口57aの数などは実
施例に何ら限定されない。また、このような装置は、大
型なものから小型なものまで、種々実施することができ
る。
は、水平方向の空気の流れを交互に生じるようにしてい
るが、これに代え、シロッコファン81を設置する位置
を全て同じ側にするなどして、全て同一の水平方向に空
気を送るようにしても良い。あるいは、1つおきに交互
になるようにした空気の流れを一定時間毎に逆向きにな
るように設定することもできる。このように、空気流の
流れを、例えば、一定時間毎に逆向きになるようにすれ
ば、空気の循環をより均一化することができ、また多数
の被乾燥体をより均一に乾燥することができる。
明の第2実施例による被乾燥体の乾燥方法について説明
する。図5は本発明の第2実施例による被乾燥体の乾燥
方法の概略を示したもので、図6はその概略を斜視図で
示したものであり、図7はその概略を平面図で示したも
のである。
箱体の中に構成されており、この箱体は屋外に設置する
ことも可能である。この乾燥装置100では、周囲を断
熱材で囲繞した乾燥室101の上方部に、2つの部屋1
02、102が画成されている。また、乾燥室101内
には出入口103を介して出入りできるようになってい
る。
た多数の被乾燥体105が台車104により収納され
る。乾燥室101の部屋102は、出入口103から内
側に向かって2つ配置されており、図5および図7に示
したような赤外線ヒータ123が配設されている。この
赤外線ヒータ123の構造は、図3に示した遠赤外線ヒ
ータ73と同様に形成されている。
ることにより、乾燥温度を自由に調整することができ、
また高い遠赤外線放射効率により少ない投入エネルギー
で被乾燥体の表面のみならず中心部からも水分を放出さ
せることができる。したがって、コスト的にも安価で内
部まで効果的に乾燥させることができる。
それぞれ設けられている。このファン102aは、乾燥
室101内の空気を循環させるもので、ファン102a
の下部に開口する吸入口102bから、屋内の空気を第
2の部屋102内に導入する。第2の部屋102内に導
入れされた空気は、図5および図7中の矢印CおよびD
で示される方向に流れ、乾燥室101の天井の一部を構
成する室102の底壁に形成された開口102cを介し
て乾燥室101内に戻される。
て、乾燥室101内には、各々の室102の下で、上記
矢印CおよびDとは逆の方向の空気の循環が生じてい
る。また、図7では、矢印Cは、Dと反対の方向を向い
ている。
6と排気手段107とが別々に設けられており、給気手
段106の給気口106aは、乾燥室101の一方の側
部に設けられた第1側部室101aに、換気手段107
の排気口107aは乾燥室101の他方の側部に設けら
れた第2側部室101bに連結されている。
ィルタ109a、配管108a、ブロア109および配
管108bを備え、ブロア109によって、配管108
aおよび108bを介して屋外の新鮮な空気を乾燥室1
01内に導入し、乾燥室101内に気流を発生させる。
即ち、屋外の空気は、エアフィルタ109aから、配管
108aおよび108bの中間に設けられるブロア10
9で矢印のように吸引される。そして、吸引された空気
は、第1側部室101aに導入され、後述するように、
第1側部室101aの隔壁135に設けられた開口14
1を介して乾燥室101内に供給される。
エアフィルタ110a、配管113a、ブロア110お
よび配管113bを備える。乾燥室101内の加湿空気
は、ブロア110によって、乾燥室101内の第2側部
室101bの隔壁136に設けられた開口142、およ
び配管113a、113bを介して屋外に排出される。
に、相対向する一対の側壁に対向して、それぞれ隔壁板
135、136が立設され、これら側壁の近傍に狭い第
1側部室101aおよび第2側部室101bが画成され
ている。また、隔壁板135、136には、床より若干
高い位置から高さ方向に向かって開口141、142が
多数形成されている。このような開口141、142を
多数形成することにより、例えば、室外から吸引された
第1側部室101a内の空気を開口141から略水平方
向に噴出させることができ、逆に、これに対向する第2
側部室101bでは、この開口141から噴出してくる
空気を開口142を介して吸入する。乾燥室101内か
ら吸引された第2側部室101bの空気は、乾燥室外に
排出される。
段107の配管108、113には、それぞれバルブが
配設され、自動あるいは手動により管路の開度を調整で
きるようになっている。
前記実施例と同様の流量調節手段を有しており、吸引能
力および排出能力は、乾燥室101の減圧状態が維持さ
れるように、適宜設定される。なお、本実施例では、乾
燥室101の気圧を調整する補助手段として、図5およ
び図7に示すように、給気手段106の配管108a
と、排気手段107の配管113aとを、バルブを設け
た接続管151で接続している。この接続管151のバ
ルブの開度を調節することにより、図中ハッチングされ
た矢印で示されるように、ブロア109による吸気量の
低下に対応することが可能となる他、排出される乾燥室
内の加熱された空気を循環させることができる。
は上記のように構成されているが、以下にその作用につ
いて説明する。今、乾燥室101内には、台車104に
被乾燥体105が多段にして多数収容されている。ま
た、給気手段106および排気手段107および遠赤外
線ヒータ123は、上述したように、不図示の制御盤で
調整されてそれぞれ稼働されており、これにより全体の
空調がなされている。
106によって吸引された外部の新鮮な空気が第1側部
室101aを介して乾燥室101内に供給され、この際
隔壁135に多数形成された開口141から略水平方向
に流れる。この導入された空気は、開口141から矢印
で示すように略水平方向に噴出する。これにより、この
近傍にある被乾燥体105は、特にこの方向の空気流の
流れを受けて水分の蒸発が促進される。
手段107によって、側部室101bを画成する隔壁1
36に多数形成された開口142を介して吸入された第
2側部室101bに導入され、次いで乾燥室101外に
排出される。この際、乾燥室101内は、減圧状態、例
えば、大気圧より3mb以上、好ましくは10mb以上
低い気圧に維持されている。
ータ123の稼働により、天井から被乾燥体105が吸
収しやすい遠赤外線が放射されている。このように、本
実施例によれば、乾燥室101内が遠赤外線により略均
一に加熱され、しかも室内が排気手段107により常に
減圧され、さらには被乾燥体105が収容されている付
近に水平方向の空気流の流れが生じているので、どの位
置にある被乾燥体であっても速やかにかつ略均一に乾燥
することができる。
内に設けたファン102a、102aによって、各々の
部屋102の下で、上記矢印CおよびDとは逆の方向の
空気の循環が生じている。また、図7では、矢印Cは、
Dと反対の方向を向いており、このような構成によっ
て、乾燥室内の空気を均一状態を保つように循環させて
いる。
に、1年を通じていつでも多量の食品の乾燥物を製造す
ることができる。また、被乾燥体105としては、前記
実施例と同様のものを挙げることができ、かつ前記実施
例と同様な作用効果を期待できる。
たが、本発明は上記実施例に何ら限定されず、第1の実
施例と同様に、本発明の範囲内において、様々な変更が
可能である。
の乾燥方法とその装置によれば、遠赤外線ヒータにより
乾燥室内を遠赤外線で加熱しながら、この遠赤外線ヒー
タの背面で加熱室内より供給される空気を加熱殺菌して
送風し、更に乾燥室内の両壁面 に沿って形成した二つの
空間を利用して、この一方の空間の前面を形成している
多数の開口を分散した隔壁板の開口より乾燥室内に分散
して空気を噴出し、しかもこの乾燥室内に略水平方向の
流れを形成しながら他方の空間の前面の隔壁板の多数の
開口より流入させて乾燥室内を循環するように構成し、
更にこの乾燥室内を被乾燥体の内部より水分が蒸発し易
い減圧状態に保持し、そして多数の棚を持つ台車上の被
乾燥体に対して前記遠赤外線ヒータより放射される多量
の遠赤外線を吸収させながら、略水平方向に流れる空気
に接触させながら、0〜50℃であって、被乾燥体が変
質しない温度に保持された大量の空気に接触させて加熱
するので、極めて短時間のうちに効率的に食品を乾燥さ
せることができる。
内において、遠赤外線ヒータの背面で加熱されながら殺
菌された後に乾燥室内に噴出され、そして水平方向に流
れて循環する0〜50℃の低温の温風と、更に乾燥室内
に直接に放射される大量の遠赤外線の放射からなる複合
的な加熱と、減圧による蒸発を併用することによって食
品を表面のみからではなく、多くは内部から水分を蒸発
させて乾燥させでおり、その結果、乾燥食品には鮮度の
落ちが少ない上にま味があり、また、鮮度が良いことか
ら色の変化や外観的な変化が少なく、更に保存期間の長
い食品の乾燥物を製造することができるのである。
とが、外観や色や味を損なわず、更に保存性に優れた乾
燥食品を得ることの要件であるが、前記のように構成さ
れた本発明によって簡単に達成することが可能である。
ることができるので、計画的に乾燥食品を製造すること
もできる。
置を示す断面図である。
す斜視図である。
示す断面図である。
ある。
置を示す断面図である。
す斜視図である。
す平面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 断熱構造の大型箱体からなる乾燥室の少
なくとも天井部に沿って第2の部屋を形成すると共に、
この天井部に遠赤外線ヒータを配置し、この遠赤外線ヒ
ータの背面によって前記第2の部屋に流入した前記乾燥
室内の空気を加熱殺菌しながら前記遠赤外線ヒータの前
面よりこの乾燥室内に遠赤外線を放射し、 前記乾燥室の対向する両側壁に面して多数の開口を分散
した隔壁板を設けてそれぞれ空間を形成し、一方の空間
内に供給された空気を乾燥室内に噴出し、対面する他方
の空間内に流入させることによってこの乾燥室内に略水
平方向に空気が流れる循環経路を形成し、 前記乾燥室に給気手段と排気手段を設け、この給気手段
の給気量より排気手段の排気量を大幅に多くすることに
よって、この乾燥室内を被乾燥体の内部より水分が蒸発
し易い減圧状態に保持し、 台車に水平方向に設けた多数の棚の上に被乾燥体を載置
してこの台車を前記乾燥室内に収容し、前記台車上の被
乾燥体に対して前記遠赤外線ヒータより多量の遠赤外線
を放射しながら、前記対向する二つの空間を形成する隔
壁板の間を略水平方向に流れる空気に接触させると共
に、前記乾燥室内を0〜50℃の被乾燥体が変質しない
温度に保ちながら前記被乾燥体を乾燥することを特徴と
する食品の乾燥方法。 - 【請求項2】 乾燥室内は0〜50℃の被乾燥体が変質
しない温度に保持すると共に、3mb以上の減圧状態に
維持し、更に被乾燥体に遠赤外線を放射してその内部ま
で加熱しながら、対向する二つの隔壁板の間を略水平方
向に流れて前記乾燥室全体を循環する空気に接触させな
がら乾燥するように構成したことを特徴とする請求項1
記載の食品の乾燥方法。 - 【請求項3】 断熱構造の大型箱体からなる乾燥室51
の少なくとも天井部51aに沿って第2の部屋52を形
成すると共に、この第2の部屋52の下面である前記天
井部51aに遠赤外線ヒータ73を配置し、この遠赤外
線ヒータ73 の背面で前記第2の部屋52内に前記乾燥
室51より供給される空気を加熱殺菌すると共に、前面
より前記乾燥室51内に遠赤外線を放射し、 前記乾燥室51の対向する両側壁との間に、間隙を持っ
て多数の開口91を分散して設けた隔壁板85と、多数
の開口92を分散して設けた隔壁板86をそれぞれ有す
る空間を対面して形成し、一方の空間内に前記第2の部
屋52を通過して加熱殺菌された空気を強制的に導入し
て隔壁板85の開口91より噴出し、他方の空間を形成
する前記隔壁板86の開口92より流入させることによ
って前記乾燥室51内を略水平方向の空気の流れを持つ
循環経路を形成し、 前記乾燥室51に給気手段56と排気手段57とを設
け、この給気手段56の給気量より排気手段57の排気
量を大幅に多くしてこの乾燥室51内を被乾燥体55の
水分が蒸発し易い減圧状態に保持し、 多数の水平方向に棚を有する台車54の棚の上に多数の
被乾燥体55を載置した台車54を前記乾燥室51内に
収容し、 この被乾燥体55に対して前記遠赤外線ヒータ73より
多量の遠赤外線を放射しながら、前記両隔壁板85,8
6の間を略水平方向に流れて乾燥室51内を循環する空
気に接触させ、更にこの乾燥室51内を0〜50℃の被
乾燥体が変質しない温度に保持しながら前記被乾燥体5
5を乾燥するように構成した食品の乾燥装置。 - 【請求項4】 断熱構造の大型箱体からなる乾燥室51
の少なくとも天井部51aに沿って所定間隔で複数の遠
赤外線ヒータ73を配置し、これらの遠赤外線ヒータ7
3の背面に第2の部屋52を形成し、この第2の部屋5
2の一方より前記乾燥室51内の空気を流入させ、前記
遠赤外線ヒータ73の背面で加熱殺菌して他方より排出
すると共に、この遠赤外線ヒータ73の表面より乾燥室
51内に遠赤外線を放射するように構成し、 前記乾燥室51の対向する両側壁との間に間隙を持って
多数の開口91を分散して設けた隔壁板85と、多数の
開口92を分散して設けた隔壁板86をそれぞれ設けて
対向する両側壁に対向する二つの空間を形成し、一方の
空間に空気を導入して前記開口91より噴出し、前記開
口92より他方の空間内に流入させることによって乾燥
室51内を略水平方向の流れを持つ0〜50℃の被乾燥
体が変質 しない温度の空気の循環経路を形成しており、 前記空気の循環経路は、隣接する遠赤外線ヒータ73毎
に反対向きの空気の流れを形成するように構成したこと
を特徴とする食品の乾燥装置。
Priority Applications (1)
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-
1995
- 1995-10-26 JP JP27894895A patent/JP2900305B2/ja not_active Expired - Fee Related
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